JP2003065221A - 液体燃料供給用電磁プランジャポンプ - Google Patents

液体燃料供給用電磁プランジャポンプ

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JP2003065221A JP2001261789A JP2001261789A JP2003065221A JP 2003065221 A JP2003065221 A JP 2003065221A JP 2001261789 A JP2001261789 A JP 2001261789A JP 2001261789 A JP2001261789 A JP 2001261789A JP 2003065221 A JP2003065221 A JP 2003065221A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】簡単な構造で燃焼作用前後の消臭動作が可能に
すること。 【解決手段】 ポンプの電磁コイル7内に摺動往復自在
に嵌装された電磁プランジャ10が吸入逆止弁を内蔵しか
つその端部にカット弁15を有する。電磁プランジャがカ
ット弁によりポンプの吸入側要部に備えたカット弁シー
ト16を押圧閉塞可能に他端部から戻し用のばね8の反発
力で付勢され、さらに電磁プランジャがポンプの作用時
と燃焼器の燃焼停止後の所定時間に、ばねの反発力に抗
してカット弁を僅かに開成し続けるために電磁コイルに
一定電圧を印加し、ポンプ作用中は、この電圧電流に重
畳する断続パルス電流の付勢により行われ、燃焼停止時
に下流側から上流の吸入側へ未燃燃料油を漏洩逆流させ
るための、下流の吐出側要部に配設された吐出逆止弁3
と、これと係合する吐出弁シート4との少なくともこの
組み合わせの間に僅小の隙間を有する漏洩手段を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼装置、特に石
油ファンヒータなどの石油温風暖房機、石油給湯機など
の燃焼器へ液体燃料供給用の電磁プランジャポンプに関
し、これらの燃焼装置における消火時の未燃燃料による
臭気発生やタール焦げつき防止をはかるために、その消
化時に燃料油供給用電磁プランジャポンプの吐出側から
ノズルまでの燃料通路に残存する燃料を吸入側に戻して
回収する消臭作用および燃焼再開時にポンプの吐出弁の
上流および吸入側配管内に燃料油と置換された空気の混
入による所謂エア咬み現象による燃料吐出乱調、空燃比
の変動による不完全燃焼ガスの発生や燃焼器のルーバー
から火を吐く立焔現象などの危険災害防止のために、前
記消化時に未燃燃料を燃料槽側へ逆流回収させる戻り量
を制限し、ほぼポンプ本体内に残留させるように吐出弁
からの漏洩逆流量を制御する方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】上記した家庭および業務用の小型暖房機
のファンヒータや給湯機に用いられる石油気化式燃焼装
置には、従来公知の特開昭60-93184号公報、および特許
第2601592 号公報に開示されているように、ポンプで送
った燃料油を、電熱ヒータを備えた気化室内にノズルか
ら吐出させ、同時にこのノズルを囲繞する給気ノズルか
ら空気を噴出させて燃料油を霧化し、さらに気化させ
て、これに着火燃焼させる所謂エアジェット式バーナや
ブンゼン式バーナ或いはロータリー式バーナ、およびポ
ット式バーナ等が知られている。 【0003】このような石油気化式バーナにおいては、
その消化時にポンプの吐出弁から吐出側配管を経てノズ
ルまでの未燃油の一部が膨張し、このノズルから吐出し
て前記臭気等を発生することを防止するために、従来か
ら各種の先行技術が提案されている。 【0004】すなわち、特許第2698018 号公報に記載の
従来技術では、電磁ポンプのプランジャの上部に突上部
材を設けて消火時に吐出用逆止弁を突き上げて吐出側配
管を含む吐出側下流の未燃燃料を逆流させる開成期間を
規制している。 【0005】図2はこの突上部材、つまりプッシュロッ
ド式の従来技術の電磁プランジャポンプの一部断面を表
す縦断説明図である。 【0006】これによると、電磁プランジャ111の上
端に突上部材(プッシュロッド)109が固定されてお
り、電磁コイル107に、燃焼停止時にポンプ作用させ
るための断続パルス電流を切電すると共に、前記突上部
材109を前記断続パルス電流のパルス幅以上の所定期
だけ電磁プランジャ111を上記死点を越えて移動させ
る吐出弁104の開放手段を備えたもので、つまり本件
特許技術の場合は、開放手段は電磁コイル107に電磁
プランジャ111を上死点を越えて上方に移動させ得る
電流を付勢して、それによって電磁プランジャ111を
ゆっくりと上方に引き上げ、突上部材109が吐出弁1
04を押し開き、下流の未燃燃料を上流へ前記所定期間
だけ逆流させて消臭作用に寄与させるものである。 【0007】図4は、この方式の電磁プランジャ111
の動作を示すものであり、その行程長は、その往復運動
により、燃料を吸入し吐出する通常のポンプ作用時は0
点からP2点までである。電磁プランジャ111が消臭
作用のために吐出弁104を押し上げ始める位置は、凡
そP1とP2の中間点P3である。 【0008】消臭作用の動作を行うためには、電磁プラ
ンジャ111の上端が吐出弁104を押し開ける位置P
3を超えてP1の位置まで上昇させてその位置で保持さ
せ、所定の未燃燃料が逆流した後、電磁コイル107へ
の前記付勢電流を切電する。ここにおいて付言すると、
電磁プランジャ111の吐出衝程時には、液体の流動圧
力抵抗と吸入側の負圧および断続パルス電流の周期によ
っては、電磁プランジャ111の吐出衝程長を充分伸長
させる時間的余裕がなく、したがって衝程の上死点が吸
入側に偏位して往復動を繰り返すことが、この種のフリ
ーピストン形電磁ポンプの通例であり、このことは前記
公知の従来技術文献に記載されている通りである。この
理由により、電磁コイル107に断続パルス電流を付勢
するポンプ作用時は、突上部材が吐出弁を押し上げて叩
くことは無く、したがってこれらの損傷や騒音発生のお
それが全くないのである。 【0009】しかして、消臭動作を行う場合には、プラ
ンジャが0点の位置から通常のポンプ動作を行う最大の
位置P2を超えてP1まで引き上げる必要があり、その
際にプランジャを急激に引き上げると、プランジャが燃
料を押し出し、一旦消化した後に燃料がバーナの気化部
に滴下して多量の未燃ガスが発生する。 【0010】そのため、TからSまでゆっくりとプラン
ジャを引き上げる必要がある。 【0011】つぎに、特許第2601592 号公報および特許
第2995983 号公報に開示の従来技術は、吐出弁を磁性材
料をもって作り、消化時に電磁力で吐出弁を開成して未
燃燃料を吸入側へ逆流回収させるものである。 【0012】図3は、この従来技術によるマグネット弁
式の消臭電磁プランジャポンプの一部断面を表す縦断説
明図で、吐出弁であるマグネット弁207が磁性材で構
成されでおり、マグネット弁207の外郭に電磁弁用の
SV上磁路203、SVコア204、SV下磁路208
と専用のサブコイル206とが設けられている。 【0013】消化時の消臭動作の際には、ポンプ動作用
の前記断続パルス電流を切電後、サブコイル206に電
圧を印加すると、マグネット弁207が上方に引き上げ
られてこの弁が開かれ、下流の未燃燃料は上流に逆流し
て戻される。 【0014】この方式は、前記電流の制御が簡単であ
り、消臭動作用に電磁プランジャの偏位移動による吐出
しも無いが、ポンプの構成および回路構成が複雑にな
り、コスト高となる欠点がある。 【0015】以上、図2、図3に示す従来技術の構成、
作用等については、前記それぞれの特許公報における説
明の通りであるから、その説明は省略する。 【0016】一方、着火時においては、着火時の白煙や
異臭を無くすため、ポンプ始動から着火までの時間を短
くする必要がある。 【0017】従来方式のポンプは.吐出側にある弁機構
で停止時の逆流を防ぐ機能を持たせているが、吐出弁の
押さえばねの荷重は流量の安定性を確保するためには、
できるだけ弱くする必要があり、その結果逆流を防止す
る機能が低下し、長時間放置すると、配管内の燃料が無
くなり、着火性が悪くなる問題があった。 【0018】 【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の問題点
欠点に鑑み、これらの問題を解決し、さらに進歩性、新
規性をそれぞれつぎの点に関して追求したものである。 【0019】1)吐出弁が静止状態、すなわちポンプ作
用休止の状態で弁シートの間に僅かの隙間を有して下流
から上流への流体の漏洩を許容させ、かつ燃焼停止後の
ポンプ作用終了後、所定の時間をおいて電磁プランジャ
の吸入側に備えたカット弁を閉塞させる構成として消火
時の消臭機能の制御を可能とする。 【0020】2)カット弁の駆動電圧を、あらかじめ電
磁プランジャ静止の位置より僅かに引き上げるような一
定の電圧を加えて、その電圧を基底として電磁プランジ
ャが往復作動する断続パルス電流を重畳させる。 【0021】3)前記消臭動作が一定の電圧V1と所定
の保持時間だけ制御可能のように簡単な構成とした。 【0022】4)電磁プランジャの往復運動でポンプ作
用して燃料を吐出することを停止する燃焼停止直後から
均一な燃料油の逆流戻り量を得る。 【0023】5)ポンプの電磁プランジャの作動停止後
は、カット弁により下流から上流への逆流漏洩を完全に
遮断する。 【0024】以上の要求事項を満足させて、 イ)突上部材や磁性体のマグネット弁を用いずに燃焼作
用前後の消臭動作が可能となる。 【0025】ロ)消臭動作の際に、プランジャを引き上
げる必要がないので、消臭動作初期の燃料の吐き出しが
ない。 【0026】ハ)電磁プランジャは、その停止時にカッ
ト弁が弁シートに押圧閉塞するので、その他端と磁性体
をもってなる吐出側接手の下端面との間の磁気空隙の寸
法が所定値に管理容易であり、ポンプ組付け時にそのバ
ラツキが少なく、したがって磁気空隙の自乗に反比例す
るという磁気吸引力、すなわちポンプの吐出能力をほぼ
均等に管理しやすい。 【0027】 【課題を解決するための手段】本発明における上記従来
技術の問題点を解決することを目的とする液体燃料供給
用電磁プランジャポンプを得る手段は、燃料槽から燃料
油を流路を介して燃焼器へ供給するポンプの電磁コイル
の軸心縦貫孔に挿嵌されたシリンダの管柱内に摺動往復
自在に嵌装され、吸入逆止弁を内蔵しかつその端部にカ
ット弁が形成された電磁プランジャが、カット弁により
ポンプの吸入側要部に備えたカット弁シートを押圧閉塞
可能に、他端部から戻し用のばねの反発力で付勢され、
前記電磁プランジャが、ポンプの作用時および燃焼器の
燃焼停止後の所定時間に、前記ばねの反発力に抗してカ
ット弁をわずかに開成し続けるために、前記電磁コイル
に一定電圧を印加し、ポンプ作用する燃焼継続中は、こ
の電圧電流に重畳する断続パルス電流の付勢により往復
動され、前記燃焼停止のポンプ作用停止時に、前記ポン
プの吐出側を含む下流側から上流の吸入側へ未燃燃料油
の漏洩逆流をなさしめるための、前記管柱の下流の吐出
側要部に配設された吐出逆止弁であるプレート弁と、こ
れに係合する吐出弁シートとの少なくともこの組み合わ
せの間に僅少の隙間を有する漏洩手段を設けたものであ
る。 【0028】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって詳細に説明する。 【0029】図1は、本発明の液体燃料供給用電磁プラ
ンジャポンプの一部断面を表す縦断説明図である。図示
しない燃料槽から燃料油を配管などの流路を介して燃焼
器へ供給する電磁プランジャポンプで、燃焼器の燃焼停
止の消火時の未燃ガス等燃料の発する悪臭の発生を阻止
するものである。電磁プランジャ10が、該ポンプの電
磁コイル7の軸心縦貫孔に挿嵌されたシリンダの管柱9
内に摺動往復自在に嵌装され、かつプレート弁をもって
なる吸入逆止弁14を内蔵している。電磁プランジャ1
0は、その端部に形成したカット弁15により、ポンプ
の吸入側要部の吸入接手17内に備えたカット弁シート
16を押圧閉塞可能に、その他端部から戻し用のばね8
の反発力で付勢されている。 【0030】電磁コイル7の上下両端部には、管柱9に
外嵌し、磁性材料をもってなる吐出接手1および磁気鉄
板12がそれぞれ配設され、前記管柱9の吐出側は吐出
接手1に接続し、その吸入側は吸入側接手17に接続さ
れている。吐出接手1および磁気鉄板12は、電磁コイ
ル7と共に外枠継鉄の外凾6を吸入接手17に螺締結す
ることで挟着固定されている。前記管柱9の下流の吐出
側要部に配設された、例えば柔軟性のある合成ゴムで作
られた板状のプレート弁状の吐出逆止弁3と、これに係
合する吐出弁シート4があり、管柱9の上部との間にパ
ッキング5を介設して水密を保っている。一方、管柱9
の吸入側接手17の接続部には、O−リング13により
気密水密を保持している。 【0031】前記両逆止弁3、14のプレート弁はその
端部を吐出弁シート4と吐出バルブ筒2、およびカット
弁15と吸入バルブ筒11とでそれぞれ固定されてお
り、ポンプの静止状態では、何れもそれぞれの間に僅小
の隙間を設けている。 【0032】これらプレート弁3、14はそれぞれ固定
された端部を支点としてヒンジ加工した蝶番的な作動を
可能としている。 【0033】前記プレート弁3、14は前述したように
柔軟性のある板状素材のリード弁状でそれぞれの弁シー
トと僅小のスキマを有して、ポンプ作用の停止時に特に
吐出側の圧力が低下して、このスキマを開き吐出側の未
燃燃料を吸入側に漏洩逆流させるのであるから、弁シー
ト側にこの僅小のスキマを備えることも差し支えない。 【0034】さらに、前記柔軟性のあるプレート弁を弾
性のある硬質の素材をもってするときは、弁シートを柔
軟性のある素材とすることもよい。 【0035】また、前記僅小のスキマは、弁シートに溝
を刻設することも、吐出およびもしくは吸入側逆止弁の
弁座との当接面の表面アラサを予め粗くして置く方法も
ある。これらは、従来技術の特開昭60-93184号公報、実
公平5-31272 号公報、実公平5-11351 号公報に開示され
ている。 【0036】前記カット弁は、下端が平滑な面でポンプ
の静止状態では、前記ばね8によりカット弁シート16
に押圧、吸入側流路を閉塞している。 【0037】前記管柱9とこれに嵌装された電磁プラン
ジャ10との間には、摺動ハメアイにてその間に極めて
僅小のスキマがあり、このスキマからポンプの静止時に
その吐出側の未燃燃料を吸入側に漏洩逆流させることが
できるから、吸入逆止弁14側の前記僅小のスキマはこ
れを設けなくてもよいことがある。但し、吐出逆止弁3
側の上記僅小なスキマは必要である。 【0038】前記磁性材料をもってなる吐出側接手1は
環状磁極を形成し、その下端面と電磁プランジャ10の
上端面との間に磁気空隙を有しており、前記外凾6、磁
気鉄板12とにより磁気回路を構成している。 【0039】電磁コイル7に電流を付勢すると、電磁プ
ランジャ10は磁気回路に発生した磁力により上方に移
動すると共に、カット弁15はカット弁シート16から
離れて、吸入側の流路を開成する。前記電流を切電する
と、ばね8の反発力で旧に復す。 【0040】電磁コイル7に断続パルス電流を前記一定
電圧を印加、すなわち定電流に重畳して付勢すると、電
磁プランジャ10は先ずカット弁を開き、ついで管柱内
を往復動して、前記吸入逆止弁14と吐出逆止弁3と協
同してポンプ作用を営み、吸入側接手17のストレーナ
18を通過した流体は、ポンプ内部を縦貫して吐出側接
手1から吐出される。上記電磁コイル7への付勢電流を
断つと、電磁プランジャ10はばね8の反発力で下方に
移動し、カット弁15がカット弁シート16を閉塞し、
吸入側の流路を再び遮断するのである。 【0041】消臭動作の際には、電磁プランジャ10が
カット弁シート16から僅かに離れ得るように電磁コイ
ル7に電流を付勢し、カット弁15がカット弁シート1
6を開離した位置で保持することにより、前記吐出逆止
弁3、吸入逆止弁14の前記僅小の隙間および管柱9と
電磁プランジャ10との隙間を通り、下流側の未燃燃料
を上流側に漏洩逆流させて回収させ、そして所定の量を
逆流させる時間を経過後、前記電流を断つと、前記カッ
ト弁15がカット弁シート16を遮断して前記逆流を停
止させる。 【0042】なお、ここで前記電磁コイル7へ一定電圧
を印加、すなわち所定電流を付勢することは、あたかも
電磁プランジャ10が磁気吸引力によって、図において
上方の吐出接手1の環状磁極の方へ磁気空隙を埋めるよ
うに移動しようとする際には、同時に電磁コイルに発生
した所謂ソレノイド引力も加わっているのである。 【0043】このソレノイド引力については、本願出願
人らが先に提案した特公昭57-12863号公報にも詳細なそ
の記載があるので、その説明は省略する。 【0044】もちろん、この所定電流に重畳して付勢す
る断続パルス電流によっても同様前記空隙引力とソレノ
イド引力は働くのである。 【0045】しかして、前記所定電流を付勢すること
は、カット弁15をして流路を開成しつづけるだけでは
なく、電磁プランジャ10を前記吐出接手1の方へ押し
上げ保持しようとする通常一般のフリーピストン形電磁
プランジャポンプに備えた下ばね或いは補助ばねの働き
もなすもので、電磁プランジャ10の複行程時の慣性に
よる所謂オーバーシュートを緩衝阻止し、したがってカ
ット弁シート16への衝撃を防止し、騒音およびその損
傷を防ぐので、耐久性を増す効果もあるのである。 【0046】前記燃焼停止でポンプ作用の終了時には、
ポンプの吐出側のノズルまでを含む配管の管径や長さ等
により残存未燃燃料の量に若干の相違はあるが、数ミリ
リットルであり、燃焼停止による輻射熱など雰囲気温度
と電磁コイル7の温度上昇による熱を前記残存未燃燃料
が吸収して膨張したとしても、カット弁15から下流の
液量をも吸入側に漏洩逆流させて回収するように考えて
も、それに要する時間は凡そ数十秒であるから、この時
間を見込み電磁コイル7への前記一定電圧、すなわち基
底となる電流を断つように設定すればよい。もちろん、
この場合には、燃料槽の液面はポンプの据付位置より下
方にあることが条件である。 【0047】本発明の図1に示す一実施の形態の電磁ポ
ンプの電磁コイル7に付勢する電圧波形を図5、図6に
よって以下説明する。 【0048】図5において、V1の電圧が印加されたと
きに、ポンプの電磁プランジャ10が静止位置から僅か
に引き上げられるように、V1の電圧を調整する。 【0049】さらに、V1からV2までの電圧を発生す
る、連続したパルスの周期(1/f)と通電時間(ON
/T)を印加したときに、ポンプが所定の量を吐出する
ように調整する。このような電圧をポンプの電磁コイル
7に印加したとき、ポンプのプランジャは図6のような
動作をする。つまり、電圧がV1になったとき、プラン
ジャは0点からP1の位置まで引き上げられる。 【0050】その後、電圧がV1からV2に上昇する
と、プランジャはP1からP2まで引き上げられる。そ
して、電圧がV2からV1まで低下すると、プランジャ
はP1の位置に戻る。 【0051】このように、連続パルス電圧が印加されて
いるときは、プランジャはP1からP2までの上下運動
を繰り返し、先に説明したポンプの構造において燃料を
吸入し、吐出する。 【0052】消臭動作を行うときは、図6のTの時点
で、パルス電圧のみを停止する。すると、プランジャに
は、V1の電圧で発生する磁気力が加わり、P1の位置
に停止する。P1の位置は、プランジャが静止位置(流
路を塞いでいる位置)より僅かに離れているので、流路
は開放になっており、上流の燃料が下流に戻る。 【0053】次に、所定の時間が経過した後、V1の電
圧を切ると、プランジャは図4の0点に戻り、プランジ
ャは流路を塞ぎ、燃料の戻りが停止する。このようにし
て、V1の電圧で時間当たりの戻り量を制御し、V1の
保持時間CTで戻りの時間を制御することができる。 【0054】つぎに、本発明の一実施の形態における制
御回路について、図7によって説明する。図7におい
て、可変電源と、ドライブ用のトランジスタを用いた、
制御回路の実施の形態であり、可変電源は消臭動作時の
プランジャを、図6におけるP1の位置に保持する電圧
V1を発生させる回路である。 【0055】Trは、SGにパルス信号が入力されたと
きに、V1からV2までのパルス電圧を発生させ、ポン
プのプランジャを上下運動させる回路である。 【0056】D1とD2は、V1とV2の電圧を合成す
るための整流素子である。 【0057】D3は、ポンプのコイルから発生する逆起
電力により、電子部品が破損されるのを防止するフライ
ホイールダイオードである。 【0058】制御の方法としては、先ず可変電源を作動
させ、コイルにV1の電圧を印加する。次に、TrのS
Gに駆動パルスの信号を印加すると、ポンプは通常のポ
ンプ動作を行い、燃料を吸収し、吐出する。 【0059】消臭動作の際は、先ずTrのSGへの駆動
パルスの信号を停止する。信号を停止すると、コイルに
は可変電源より供給されるV1の電圧が印加されている
ので、プランジャは静止位置より僅かに離れた位置に停
止し、下流側の流路が開通された状態になり、上流の燃
料が下流に戻る。所定の量が戻ったら、可変電源の出力
を停止すると、プランジャは静止位置に戻り、流路が閉
塞される。 【0060】さらに、つぎに前記制御回路の他の実施の
形態について説明する。 【0061】これは、可変出力タイプの電圧安定化電源
ICを用いた制御回路である。 【0062】電源ICは3端子可変出力電圧安定化電源
回路であり、ADJ端子側とGND端子側およびADJ
端子側とOUTPUT端子側に接続される抵抗値の配分
により、出力電圧を可変できる。 【0063】実施の形態では、ADJ端子側とOUTP
UT端子側にR3の固定抵抗を接続し、ADJ端子側と
GND端子側に2個の可変抵抗器VR1とVR2を直列
接続し、一方の可変抵抗器VR2にTr2を並列に接続
し、Tr2をON/OFF制御してV1とV2の出力電
圧を発生させている。 【0064】出力電圧調整用抵抗である、R3およびV
R1,VR2と電源Icの出力電圧との関係は、下記の
ようになる。 【0065】 VR1+VR2 出力電圧(V)=(1+───────)×VREF VREF:基準電圧 R3 つまり、Tr2がONのときは、VR2が短絡されてV
R1で設定されたV1の出力電圧になり、Tr2がOF
Fのときは、VR2が開放されてVR1+VR2で設定
されたV2の出力電圧になる。 【0066】したがって、Tr2をパルス信号で断続的
にON/OFFすると、V1からV2まで変化する断続
電圧が出力される。そして電源Icへの入力電圧が停止
されたら、出力は0Vになるのである。 【0067】Tr1は信号入力が停止されたときに、T
r2をONにするためのトランジスタである。 【0068】D1 ,D2は電源Icの保護用ダイオー
ド、C1,C3は電源Ic発振防止用コンデンサ、C2
は設定電圧安定用のコンデンサ、D3は電磁コイルの逆
起電力から電源Icを保護するためのダイオード、R
1、R2はTr1,Tr2の電流制限抵抗である。 【0069】制御の方法としては、先ずVccに所定の
電圧を印加する。SGに駆動パルス信号が印加されてい
ない状態では、Tr2はONの状態であり、VR2が短
絡されるので、電源IcのADJ端子とGND端子間に
はVR1のみの抵抗が接続された状態になり、先に示し
た、出力電圧調整用抵抗と出力電圧の関係式の通り出力
電圧は低い電圧になる。その状態で、ポンプのプランジ
ャが静止位置より僅かに離れるように、VR1でV1を
調整する。 【0070】次に、SGに駆動パルス信号を印加する
と、信号がONのときには、Tr2がOFFになり、電
源IcのADJ端子とGND端子間には、VR1とVR
2が直列に接続された状態になり、出力電圧は高い電圧
になる。その状態で、信号がONのときの電圧V2をポ
ンプの吐出量が、所定の量になるようにVR2で調整す
る。 【0071】SGに所定の周期と所定の通電時間をもつ
断続パルスを印加すると、ポンプのコイルには、V1か
らV2まで変化する駆動電圧が印加され、ポンプは通常
のポンプ動作を行い、燃料を吸入し、吐出する。 【0072】消臭動作を行う際には、先ずSGへの駆動
パルスの信号を停止する。信号を停止すると、Tr2が
ONになり、VR2が短絡され、電源Icの出力電圧は
V1になる。 【0073】コイルには、V1の電圧だけが印加され、
プランジャはあらかじめ設定された、静止位置より僅か
に離れた位置に保持されて、上流側の流路が開通され、
下流側の燃料が逆流する。その後、所定の量が逆流した
後、電源Icへの電圧供給を停止すると、プランジャは
静止位置に戻り、上流側の流路が閉塞される。 【0074】制御回路にD/Aコンバータを使用して、
マイコン制御する方法もある。 【0075】図5に示す電圧波形を出力できるものな
ら、どのような回路でもよい。 【0076】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明の液体燃料
供給用電磁プランジャポンプは、特に従来技術の問題点
を解決する課題の欄と実施の形態の欄において述べた理
由により、以下のような効果が得られる。 【0077】a)流路の閉止と開放を電磁プランジャで
直接行うので、制御が簡単である。 【0078】b)構造が簡単で組み立て易く、コストが
安くできる。 【0079】c)流路を閉止するカット弁の押さえばね
の荷重を大きくできるので、閉止能力を高めることがで
きる。 【0080】d)消臭動作時に、プランジャを引き上げ
る必要がなく(パルス信号が停止して、保持電圧になっ
た時点で流路が開放になる)、消臭動作初期の吐き出し
が無く、高い消臭効果が得られる。 【0081】e)ポンプ動作(プランジャの上下運動に
より、流体を吸入して吐出する)を終了した直後から均
一な戻り量が得られるので、高い消臭効果が得られる。 【0082】f)消臭動作が、一定の電圧V1と一定の
保持時間だけで制御できるので、制御回路が簡単で制御
シーケンスも簡単である。 【0083】g)ポンプが停止状態(コイルの印加電圧
が無い状態)のときは、カット弁で洩れを確実に止める
ことができるので、着火時の白煙や、異臭の発生がな
い。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の液体燃料供給用電磁プランジャポンプ
の一実施の形態の一部断面を表した縦断説明図である。 【図2】従来の電磁プランジャポンプの一部断面を表す
縦断説明図である。 【図3】さらに他の従来の電磁プランジャポンプの一部
断面を表す縦断説明図である。 【図4】図2に示す従来技術の電磁プランジャポンプの
電磁プランジャの作動を表した線図であり、横軸に時
間、縦軸に行程長を表している。 【図5】図1の本発明の実施の形態の電磁プランジャポ
ンプの電磁コイルに印加する電圧部付勢電流の波形図を
示すもので、横軸に時間、縦軸に電圧をとる。 【図6】図1の本発明の一実施の形態の電磁プランジャ
ポンプのポンプ作用時と燃焼停止の消火時の消臭作動時
の電磁プランジャの動作を示す線図(チャート図)で横
軸に時間を、そして縦軸に電磁プランジャの作動状態を
とる。 【図7】本発明の電磁プランジャポンプの制御回路図で
ある。 【図8】本発明の電磁プランジャポンプのさらに他の制
御回路図を示すものである。 【符号の説明】 1 吐出側接手 3 吐出逆止弁 4 吐出弁シート 7 電磁コイル 8 ばね 9 管柱 10 電磁プランジャ 14 吸入逆止弁 15 カット弁 16 カット弁シート 17 吸入側接手
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】 【提出日】平成13年10月22日(2001.10.
22) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0052 【補正方法】変更 【補正内容】 【0052】消臭動作を行うときは、図6のTの時点
で、パルス電圧のみを停止する。すると、プランジャに
は、V1の電圧で発生する磁気力が加わり、P1の位置
に停止する。P1の位置は、プランジャが静止位置(流
路を塞いでいる位置)より僅かに離れているので、流路
は開放になっており、流の燃料が流に戻る。 【手続補正2】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0059 【補正方法】変更 【補正内容】 【0059】消臭動作の際は、先ずTrのSGへの駆動
パルスの信号を停止する。信号を停止すると、コイルに
は可変電源より供給されるV1の電圧が印加されている
ので、プランジャは静止位置より僅かに離れた位置に停
止し、流側の流路が開通された状態になり、流の燃
料が流に戻る。所定の量が戻ったら、可変電源の出力
を停止すると、プランジャは静止位置に戻り、流路が閉
塞される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 浩一 東京都大田区池上5−23−13 太産工業株 式会社内 (72)発明者 千葉 泰常 東京都大田区池上5−23−13 太産工業株 式会社内 Fターム(参考) 3H069 AA06 BB02 CC04 DD48 EE12 3K068 AA11 CA16

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 燃料槽から燃料油を流路を介して燃焼器
    へ供給するポンプの電磁コイルの軸心縦貫孔に挿嵌され
    たシリンダの管柱内に摺動往復自在に嵌装され、吸入逆
    止弁を内蔵しかつその端部にカット弁が形成された電磁
    プランジャが、カット弁によりポンプの吸入側要部に備
    えたカット弁シートを押圧閉塞可能に、他端部から戻し
    用のばねの反発力で付勢され、前記電磁プランジャが、
    ポンプの作用時および燃焼器の燃焼停止後の所定時間
    に、前記ばねの反発力に抗してカット弁をわずかに開成
    し続けるために、前記電磁コイルに一定電圧を印加し、
    ポンプ作用する燃焼継続中は、この電圧電流に重畳する
    断続パルス電流の付勢により往復動され、前記燃焼停止
    のポンプ作用停止時に、前記ポンプの吐出側を含む下流
    側から上流の吸入側へ未燃燃料油の漏洩逆流をなさしめ
    るための、前記管柱の下流の吐出側要部に配設された吐
    出逆止弁と、これに係合する吐出弁シートとの少なくと
    もこの組み合わせの間に僅少の隙間を有する漏洩手段を
    設けたことを特徴とする液体燃料供給用電磁プランジャ
    ポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100748212B1 (ko) 2006-11-06 2007-08-09 린나이코리아 주식회사 오작동방지 솔레노이드펌프
CN103711671A (zh) * 2013-12-13 2014-04-09 四川盛堡机电科技有限责任公司 超高压轴向柱塞泵
WO2014102983A1 (ja) * 2012-12-27 2014-07-03 トヨタ自動車株式会社 車両用駆動装置の制御装置
CN104564585A (zh) * 2014-12-24 2015-04-29 湖北兴雨泵业有限公司 一种电磁动力水泵

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