JPH09170551A - 電磁ポンプの消臭装置 - Google Patents

電磁ポンプの消臭装置

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JPH09170551A
JPH09170551A JP32851195A JP32851195A JPH09170551A JP H09170551 A JPH09170551 A JP H09170551A JP 32851195 A JP32851195 A JP 32851195A JP 32851195 A JP32851195 A JP 32851195A JP H09170551 A JPH09170551 A JP H09170551A
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JP
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plunger
current
holding
pulse
electromagnetic pump
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Application number
JP32851195A
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English (en)
Inventor
Hisaya Kuribayashi
久也 栗林
Kunio Miyaoka
邦夫 宮岡
Hiroshige Masuoka
宏重 増岡
Shuichi Hiramatsu
秀一 平松
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Silver Co Ltd
Original Assignee
Silver Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化および低コスト化に適し、かつ、動作
停止時には逆止弁が閉止されることによって燃料漏れが
確実に阻止されるようにする。 【解決手段】 プランジャ3と吐出用逆止弁8との間に
突上部材11が介設され、この突上部材11は、プラン
ジャ3が上死点を越えて下流側に移動したときに吐出用
逆止弁8を開成するように構成され、液体燃料Fの吐出
を停止するに際しては、駆動手段からの電磁コイル4へ
の間欠的パルス信号の供給を所定時間継続するととも
に、継続されたパルス信号の休止時間に、電流レベルよ
り低レベルの励磁電流を電磁コイル4に所定時間供給す
るように構成された駆動回路が形成され、低レベル励磁
電流は、プランジャ3が上死点を越え、かつ、吐出用逆
止弁8を開成し得る位置に留まり得るレベルに設定され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石油ストーブ等の
燃焼装置に液体燃料を送り込むための電磁ポンプの消臭
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】石油ストーブ等の燃焼装置のバーナー室
に灯油等の液体燃料を送り込むポンプとして、通常、電
磁ポンプが用いられる。この電磁ポンプは、シリンダ内
に内装され、かつ、上下に配置されたコイルバネの押圧
力との拮抗で平衡位置にあるプランジャを、上記コイル
バネの付勢力に抗して電磁力で往復動させるようになっ
ている。そして、プランジャは、その往動時に加圧され
た液体の圧力で吐出用逆止弁を押し開いて液体燃料を吐
出するとともに燃料タンク内の液体燃料を吸引し、復動
時に上記吐出用逆止弁を閉じて一旦吐出した液体燃料の
逆流を阻止するとともにプランジャ内の液体燃料をつぎ
の往動で吐出する体勢になるように構成されている。
【0003】このようなプランジャの連続的往復動によ
って吐出された液体燃料は、送油管を通ってバーナー室
に供給されて燃焼する。ところで、この種の電磁ポンプ
においては、駆動停止後、送油管のバーナー室に臨んだ
先端部にある液体燃料は、高温状態の燃焼室からの熱を
得て膨張し、バーナー室の壁面や床面に滴下して気化す
るため、この気化によって異臭を放つ未燃ガスが発生す
るとともに、液体燃料の気化残渣であるタール分が生成
し、燃焼室内を汚染するという問題点を有していた。
【0004】かかる問題点を解決するために、実開昭6
1−147375号公報には、シリンダ内に内装された
吐出用逆止弁を可撓性を有する弾性体で形成し、その一
部に漏洩孔を穿設し、駆動停止時に上記漏洩孔を通して
送油管内に残留している液体燃料を逆流させ、燃料タン
クに戻すようにしたものが提案されている。
【0005】また、実開平2−85236号公報には、
送出ポンプの下流側に吸引ポンプを連設し、駆動停止後
に吸引ポンプを作動させて送油管内に残留している液体
燃料を強制的に引き戻すようにしたものが提案されてい
る。
【0006】また、特開平5−18531号公報には、
吐出弁を磁性体で形成するとともに、プランジャの駆動
ソレノイドを2段に分割し、駆動停止後あるいは駆動開
始前に吐出弁を磁力で開弁し、かつ、両駆動ソレノイド
を交互に駆動させてプランジャのストロークを大きくし
て送油管内の残留燃料をシリンダ内に引き戻すようにし
たものが提案されている。
【0007】さらに、特開昭60−93184号公報に
は、プランジャの頂部に押上桿を延設し、この押上桿が
駆動停止時に逆止弁を押し上げて開成するようにプラン
ジャの上下に設けられるコイルバネの付勢力をバランス
設定し、通常の駆動時にはソレノイドへのパルス電流の
供給によって押上桿が逆止弁を押し上げるレベルよりも
下方のレベルでプランジャに往復動させるようにし、駆
動停止時には上記押上桿による逆止弁開成によって送油
管内の残留燃料を引き戻すようにしたものが提案されて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
61−147375号公報に記載された電磁ポンプにお
いては、通常の駆動中も吐出用逆止弁に穿設された漏洩
孔を通して送油管側の液体燃料がシリンダ内に漏れるた
め、吐出用逆止弁が逆止機能を完全に果たしているとは
いい難く、燃料供給能力の低下が生じるとともに、燃料
供給量の調整が困難になるという問題点を有している。
【0009】また、実開平2−85236号公報に記載
された電磁ポンプにおいては、送出ポンプの下流側に吸
引ポンプを連設するなど複雑な構造になっているため、
電磁ポンプが大型化し、小型化および低コスト化の要請
に合致しない。
【0010】また、特開平5−18531号公報に記載
された電磁ポンプは、プランジャの駆動ソレノイドが2
段に分割されていることによって、励磁用の回路構成が
3個も必要となるとともに、コイルの巻成構造および磁
気回路構造も複雑化し、大型化とコストアップ化は避け
得ない。
【0011】さらに、特開昭60−93184号公報に
記載された電磁ポンプにおいては、電磁ポンプの駆動が
停止された状態では、常に逆止弁が押し上げられた開成
状態になっているため、燃料タンク内は、電磁ポンプの
内部および送油管を介して燃焼装置と連通路が形成され
た状態になっており、燃料タンク内の液体燃料の気化し
た蒸気が上記連通路を通り、燃焼装置を介して外部に漏
洩することにより異臭が発生するとともに、地震等によ
って石油ストーブが転倒したときには、液体燃料が上記
連通路から外部に漏れ出るという問題点を有している。
しかも、一旦電磁ポンプが停止されると、電磁ポンプか
ら燃焼装置に到る送油管には燃料が存在しない状態にな
っているため、石油ストーブの再稼動時に電磁ポンプの
駆動によってまず送油管に燃料を充満させなければなら
ないが、これに多大の時間を要することから、石油スト
ーブの再稼動時に迅速に点火することができない。
【0012】本発明は、上記問題点を解決するもので、
通常の駆動時には液体燃料が送油管から逆流せず、小型
化および低コスト化に適し、かつ、動作停止時には逆止
弁が閉止されることによって燃料漏れが確実に阻止され
る電磁ポンプの消臭装置を提供することを目的としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
シリンダに往復動可能に内装され、上下流側の両方から
付勢手段で平衡支持されるプランジャを、電磁コイルへ
供給されるパルス状励磁電流によって下流側の上死点ま
で往動させるとともに、上記付勢手段によって上流側の
下死点まで復動させ、その往動時に吐出用逆止弁を開成
して内部に吸引した流体をさらに下流側に吐出する電磁
ポンプにおいて、上記プランジャと上記吐出用逆止弁と
の間に介設され、上記プランジャが上記上死点より僅か
に下流の開閉点を越えることにより上記吐出用逆止弁に
当接して開放する長さを有する突上部材と、駆動停止指
示後に、上記プランジャが段階的に変位して上記開閉点
を越えるように、押上用のパルス状励磁電流を所定周期
分だけ供給する押上用電流供給手段と、上記押上用のパ
ルス状励磁電流の立ち下がった時点から、その休止期間
に、直前の押上用のパルス状励磁電流で押し上げられた
プランジャ位置を保持させる保持用の励磁電流を供給す
る保持用電流供給手段とからなることを特徴とするもの
である。
【0014】この発明によれば、通常の電磁ポンプの駆
動時には、パルス状励磁電流による電磁コイルの間欠的
励磁によってプランジャが上死点と下死点との間で上下
動し、上動時に吐出用逆止弁が開成され、これによって
電磁ポンプは液体燃料を吐出する。そして、電磁ポンプ
の駆動停止指示後には、押上用電流供給手段と保持用電
流供給手段によって励磁電流が電磁コイルに供給される
ことにより、プランジャは段階的に上死点を越えて開閉
点まで上昇し、吐出用逆止弁は突上部材によって突き上
げられて開成される。この吐出用逆止弁の開成によって
一旦吐出された液体はサイフォン効果によって逆流し、
燃料が送油管の先端から引き戻される。
【0015】また、保持用の励磁電流の供給を停止する
と、プランジャは、付勢手段により下死点側に向かって
下降するが、このとき開閉点に達するまでは突き上げ部
材が吐出用逆止弁を開成しているため、送油管内の燃料
は吐出用逆止弁の上流側へ引き戻される。
【0016】そして、突上部材によって吐出用逆止弁を
開成する位置に上昇したプランジャは、保持用電流供給
手段からの保持用の励磁電流によってその上昇位置が保
持される。ここで、保持用の励磁電流は、押上用のパル
ス状励磁電流が立ち下がった時点から出力されるため、
段階的な移動距離を駆動時と同じ距離にすることがで
き、またプランジャの上昇位置は変動することなく安定
した状態で維持される。従って、上昇段階における吐出
量は駆動時と同量になり、空気不足による不完全燃焼が
なくなる。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記保持用電流供給手段は、パルス状の電
流を出力するものであることを特徴とするものである。
【0018】この発明によれば、保持用電流供給手段か
らの保持用の励磁電流がパルス状であるため、そのレベ
ルやパルス幅を調節することにより、押上用のパルス状
励磁電流の休止期間中におけるプランジャの高さ位置の
保持の設定が行える。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、上記保持用の励磁電流は、上記押上用の励
磁電流に比して周期が短いことを特徴とするものであ
る。
【0020】この発明によれば、パルス状励磁電流の休
止期間中に複数サイクルの保持用の励磁電流を供給する
ことができ、これでプランジャの変動が小さく抑制さ
れ、その位置の安定性が向上する。
【0021】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、上記保持用の励磁電流は、上記休止期間毎
に、パルス周期が短くなるものであることを特徴とする
ものである。
【0022】この発明によれば、パルス状励磁電流の休
止期間毎に保持用の励磁電流のパルス周期が短くなるた
め、上記休止期間毎に電磁コイルへの電力供給量が増加
し、これによってプランジャがより上昇した位置に保持
される。
【0023】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記保持用電流供給手段は、平滑電流を出
力するものであることを特徴とするものである。
【0024】この発明によれば、平滑電流の電流レベル
を適切に設定することにより、プランジャの位置を安定
保持させ得るようになる。
【0025】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、上記保持用電流供給手段は、上記休止期間
毎に、電流レベルが高くなるものであることを特徴とす
るものである。
【0026】この発明によれば、パルス状励磁電流の休
止期間のたびにプランジャがより上昇した位置に保持さ
れる。
【0027】請求項7記載の発明では、請求項1〜5の
いずれかに記載の電磁ポンプの消臭装置において、上記
保持用電流供給手段は、最終の押上用の励磁電流の立ち
下がり時点以後、所定時間だけ継続させるようにしたの
で、プランジャが開閉点を越えて突上部材が吐出用逆止
弁を開成し、この逆止弁の開成状態が所定時間継続され
るため、この間に所定量の液体燃料は電磁ポンプにサイ
フォンの原理で引き戻される。なお、上記最終の押上用
の励磁電流の立ち下がり時点は、電磁ポンプの駆動停止
からの経過時間で設定してもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る電磁ポンプ
の第1実施形態を示す断面図である。電磁ポンプ1は、
筒状のシリンダ2と、このシリンダ2内を往復動する筒
状の磁性体からなるプランジャ3と、電磁コイル4とを
備えた基本構成を有している。シリンダー2の上流側
(下方)に吸入管5が設けられているとともに、プラン
ジャ3には吸入用逆止弁6が設けられている。この吸入
用逆止弁6は、吸入管5からシリンダ2内のプランジャ
3の下流側(上方)に向けて液体燃料(液体)Fが送液
されるときは開成され、液体燃料Fが逆流しようとする
ときは閉止されるものである。シリンダ2の下流側には
吐出継手7が接続され、この吐出継手7には吐出用逆止
弁8が設けられている。この吐出用逆止弁8は、液体燃
料Fが吐出側に向けて送液されるときは開成され、液体
燃料Fが逆流しようとするときは閉止されるものであ
る。また、電磁ポンプ1の内部には、プランジャ3を上
下両端面から付勢し、平衡位置でプランジャ3を静止さ
せる下バネ(付勢手段)9と上バネ(付勢手段)10と
が備えられている。
【0029】上記プランジャ3は、下プランジャ3a
と、この下プランジャ3aの頂部に延設された上プラン
ジャ3bとから構成されている。下プランジャ3aは、
シリンダ2内での円滑な往復動を可能にするべく、シリ
ンダ2の内径に比べて僅かに小さい外径に設定されてお
り、内部には流路103aが形成されている。
【0030】一方、上プランジャ3bは、下プランジャ
3aの流路103aから汲み上げた液体燃料Fを上バネ
10の配置位置であるポンプ室2aまで案内すべく、下
プランジャ3aの外径に比べて小径に設定され、シリン
ダ2の内周面との間で環状の流路103bが形成されて
いる。なお、上記流路103bを環状に形成する代わり
に、上プランジャ3bの外径を下プランジャ3aと同径
にしたうえで、上プランジャ3bの外周面に所定本数の
縦溝を設けるようにしてもよい。
【0031】そして、下プランジャ3aの流路103a
の下端には、中心に上下に延びる流路161の穿設され
た弁座61が設けられ、この弁座61の上部に流路16
1を塞ぐように球状の吸入用逆止弁6が配置されてい
る。また、シリンダ2内の上端部にも中心に上下に延び
る流路181の穿設された弁座81が内嵌固定されてい
る。
【0032】上記下バネ9は弁座61とシリンダ2の下
端間に介設され、上記上バネ10は弁座81と上プラン
ジャ3bの頂部間に介設されている。そして、プランジ
ャ3は、下バネ9と上バネ10との付勢力が拮抗する平
衡位置で静止するようにしている。また、吸入用逆止弁
6と下プランジャ3a内の上部との間には下弁バネ62
が設けられているとともに、吐出用逆止弁8と吐出継手
7内の上部との間には上弁バネ82が設けられている。
これらの弁バネ62,82は、上記各上下バネ10,9
に比べて弱い付勢力のものが採用され、これらによって
各逆止弁6,8が下方に向けて押圧され、逆止機能を果
たすようになっている。
【0033】上記吸入管5の下端部には、液体燃料F中
の異物を除去するフィルタの付設された吸入口105が
形成されており、ここから燃料タンク50に貯留された
液体燃料Fが導入されるようになっている。また、吐出
継手7には、吐出用逆止弁8を介してシリンダ2内に連
通する細径の吐出孔71およびその下流側に吐出孔71
より大径の吐出口72が穿設されている。
【0034】また、上プランジャ3bの頂部には、吐出
用逆止弁8の底部に向けて突上部材11が突設されてい
る。この突上部材11の先端部は弁座81の流路181
内に嵌入されている。この突上部材11は、流路181
よりも断面積が小さく設定されており、これにより突上
部材11の影響をほとんど受けることなく流路181内
の液体燃料Fの通過を確保している。
【0035】上記シリンダ2の軸方向の略中心位置に
は、電磁コイル4の巻成されたボビン12が外嵌されて
いる。このボビン12の上側鍔部の適所には端子台が径
方向に延設され、この端子台に2本の端子17が設けら
れている。この端子17には電磁コイル4の両端のリー
ド線が接続されている。これらのリード線は、駆動回路
(弁開成制御手段)20(図2)からの励磁電流により
プランジャ3が上方に吸引される磁力が発生するように
それぞれ所定の端子17に接続されている。
【0036】上記ボビン12とシリンダ2との間には、
短寸法の上環状磁路13と長寸法の下環状磁路14とが
所定の空隙15を有するように介設されている。一方、
ボビン12の外方には、上記上環状磁路13と下環状磁
路14とに跨るようにして断面視コ字形状のヨーク16
が配設されており、これらにより磁路が形成されてい
る。上記空隙15は、プランジャ3の平衡位置に対して
上方側に設けられているので、電磁コイル4の励磁時
に、この空隙15に向けてプランジャ3が吸引されるよ
うになっている。
【0037】つぎに、上記電磁ポンプ1が、液体燃料F
をポンプアップするために実際に適用された場合につい
て、図2を基に説明する。図2は、本発明に係る電磁ポ
ンプが石油ストーブの燃料タンクに付設された状態を示
す説明図である。
【0038】石油ストーブの燃料供給系統は、液体燃料
Fを貯留する燃料タンク50、燃料補給用のカートリッ
ジ51、バーナー室52に液体燃料Fを供給する上記電
磁ポンプ1、およびこの電磁ポンプ1を駆動して液体燃
料Fを定量供給する駆動回路20とから構成されてい
る。
【0039】上記カートリッジ51の下端には流出口5
11が開口されている。この流出口511は通常は閉止
状態とされ、燃料タンク50に装着された状態で突起5
01で開成されるようになっている。そして、燃料タン
ク50内の油面502は、常に一定レベルが維持される
ようになっている。電磁ポンプ1は、燃料タンク50の
上面に穿設された取付け孔503に吸入管5が嵌入さ
れ、ヨーク16がその下端面を燃料タンク50の上面に
当接固定された状態で燃料タンク50に取り付けられて
いる。
【0040】また、吐出継手7の上端には、連結具41
により送油管44が連設され、送油管44の先端に形成
された先端ノズル144がバーナー室52内に導入され
ている。このバーナー室52内に供給された液体燃料F
は、供給初期にイグナイタで着火され、その後バーナー
室52内の高温雰囲気で気化し、燃焼するようになって
いる。
【0041】なお、吸入管5の下端の吸入口105の位
置は、送油管44の先端ノズル144の位置に比べて低
位置に設定されている。また、電磁ポンプ1は端子17
を有し、この端子17には駆動回路20からのケーブル
が接続されている。
【0042】ここで、プランジャ3の位置を表す上死
点、下死点、開閉点および上限点について説明する。図
4に示す経時的な位置関係を参照して説明すると、上死
点および下死点は、後述する駆動回路20の駆動中にお
けるプランジャ3のストロークの下流端位置(上方位
置)および上流端位置(下方位置)である。特に下死点
は、下バネ9および上バネ10の付勢力によるプランジ
ャ3の平衡位置である。また、開閉点は電磁コイル4へ
の後述する所定のパルス電流の供給によって突上部材1
1の頂部が吐出用逆止弁8の底面に当接するプランジャ
3の位置である。なお、上限点は、開閉点のさらに下流
側の位置であって、機構上の上限位置である。
【0043】ついで、突上部材11の長さ寸法について
説明する。突上部材11は、プランジャ3が開閉点に到
達した位置で、吐出用逆止弁8に当接する長さ寸法に設
定されている。
【0044】そして、図2に示すようなバーナー室52
への液体燃料Fの供給系統において、突上部材11の内
装された電磁ポンプ1が適用されているため、この電磁
ポンプ1の駆動停止後に、プランジャ3を上死点を越え
てさらに上方の開閉点に移動させることで、突上部材1
1による吐出用逆止弁8の開成を行わせ、送油管44内
の残存燃料をシリンダ2内に逆流させることを可能にす
る。
【0045】但し、プランジャ3の上死点を越えてから
の上限点へ向けての移動を、駆動期間中と同様の速度で
行うと、シリンダ2内の液体燃料Fが送油管44側に送
出されるため、これによって駆動停止時に送油管44の
先端ノズル144から一時的に通常の吐出量よりも多い
液体燃料Fが吐出され、バーナー室52内で空気不足に
よる不完全燃焼の生じることがあり、異臭が顕著になる
ので、本発明においては、プランジャ3の上限点への移
動を緩やかに行うようにすることで、プランジャ3の上
記上限点へ向かう移動を緩やかに行い、同移動による液
体燃料Fの吐出作用よりもサイフォン作用の方を優勢に
し、送油管44内の液体燃料Fをシリンダ2内に引き戻
し、これによってバーナー室52内への液体燃料Fの吐
出を防止している。
【0046】図3は、駆動回路の回路構成の第1実施形
態を示す回路図であり、図4は、その駆動動作の一例を
説明するためのタイムチャートである。電源部21は、
商用交流電源を所要レベルV(v)の直流電圧に変換し
て出力するものである。この電源部21には、電磁コイ
ル4とトランジスタQとの直列回路が接続されている。
なお、図略の着火装置へも起動電源(着火用)が供給さ
れるようになっている。上記マイコン22は、駆動回路
20の動作を制御するもので、内部に制御プログラムや
タイマを有し、制御プログラムおよび入力端に接続され
た駆動・停止指示用のスイッチSW1のON・OFFに
基づいてトランジスタQのベースへ周期的な制御を出力
するものである。
【0047】上記電磁コイル4の両端に接続されたダイ
オードDは、逆電流を規制する保護用であり、ベース抵
抗Rはベース電流制限用である。トランジスタQは、コ
レクタが電磁コイル4の一方の端子17に接続され、エ
ミッタがアースに接続され、ベースがベース抵抗Rを介
してマイコン22の出力端Pに接続されている。出力端
Pからの制御パルスの出力時間中に、トランジスタQは
ONして電磁コイル4に電源部21からの電流を流し、
OFF(休止期間)で電磁コイル4への電流供給を停止
するものである。スイッチSW1をONすると(図4の
t1時点)、出力端Pから一定幅(T1)のパルスがT
1+T2周期で出力される。
【0048】また、マイコン22は、電磁ポンプ1の駆
動を停止して石油ストーブを消火するためにスイッチS
W1をOFFにしたt4時点から、タイマを用いて予め
設定された複数周期分だけ駆動パルスaの出力が継続す
るようにしている。
【0049】なお、本実施形態においては上記複数周期
は、図示の都合上図4では3周期にしたものが示されて
いるが、この周期は3周期(駆動パルスaの3個)に限
定されるものではなく、少なくとも2周期以上に設定さ
れておればよい。
【0050】つぎに、上記のような駆動回路20を用い
た電磁ポンプ1の動作について、図1〜図4を参照しつ
つ説明する。電源投入後、t1時点でスイッチSW1を
ONすると、出力端Pから駆動パルスaが出力される
る。この駆動パルスaはベース抵抗Rを介してトランジ
スタQに入力され、トランジスタQをONさせ、このO
N期間中に、電源部21から電磁コイル4およびトラン
ジスタQを介して所定レベルの電磁コイル励磁用の励磁
電流eが流れ、電磁コイル4が励磁される。その結果、
平衡位置すなわち下死点にあるプランジャ3は、発生磁
束による吸引力を受け、上バネ10の付勢力に抗してt
3時点には上死点まで移動される。なお、電源部21か
らの電圧レベルV(v)およびパルス幅T1は、励磁さ
れたプランジャ3が、上死点を越えることがないように
設定されている。
【0051】ついでt3時点で、励磁電流eによる電磁
コイル4の励磁が終了すると、プランジャ3は上バネ1
0の付勢力によって励磁休止期間T2中に上死点から下
死点に向けて下降し、下死点に到達した後の次の駆動パ
ルスaで次周期の励磁が行われる。従って、電磁ポンプ
1の通常の駆動期間中は、図4に示すように、プランジ
ャ3は経時的に鋸刃形の上下変位f(図4)を示すこと
になる。
【0052】そして、駆動パルスaにより供給される励
磁電流eによる電磁コイル4の励磁と、その間の励磁休
止とによって、プランジャ3は上死点と下死点との間の
往復動を繰り返すことになる。プランジャ3が上死点に
移動するときは、ポンプ室2a内の液体燃料Fは上方に
押し上げられ、このときの液体圧力によって吐出用逆止
弁8が開成され、液体燃料Fは吐出孔71を通って送油
管44に導出される。一方、プランジャ3が下死点に移
動するときは、吐出用逆止弁8が弁座81に当止し、ポ
ンプ室2a内の空間が拡大されて負圧になるため、吸入
用逆止弁6が下弁バネ62の付勢力に抗して開成され、
燃料タンク50内の液体燃料Fが吸入口105および流
路103aを通ってポンプ室2a内に吸入される。
【0053】そして、プランジャ3が下死点に到達する
と、下弁バネ62の付勢力によって吸入用逆止弁6は下
降し、吸入用逆止弁6は閉止される。このような通常の
プランジャ3の上下駆動においては、上プランジャ3b
の頂部に突設された突上部材11は吐出用逆止弁8に当
接することがない。
【0054】ところで、マイコン22の出力端Pからパ
ルス幅T1の駆動パルスaがトランジスタQのベースに
印加されると、トランジスタQは期間T1だけONする
が、電磁コイル4のインダクタンスによって電磁コイル
4に流れる電流は過渡的に上昇し、また下降する。従っ
て、実際には、図4に示すように、励磁電流eはt1時
点から立上り、パルス幅T1に相当する時間が経過した
時点(t2)で最大レベル(ハイレベルH)に達し、制
御駆動パルスaのパルスの立ち下がり時点(t2)から
低下し、t3時点で立ち下がる(低レベルL)ことにな
る。
【0055】そして、この励磁電流eの電磁コイル4へ
の供給によって下死点にあるプランジャ3は、図4に示
すように、まずt1時点から上昇を開始し、励磁電流e
が最大となるt2時点で略下死点と上死点の中間部分ま
で上昇し、さらに励磁電流eが低レベルLになるt3時
点まで上昇して上死点に到達した後、下死点への復帰を
開始する。
【0056】そして、t4時点おいてスイッチSW1が
OFFにされた直後の制御駆動パルスaがt6時点で立
ち下がると、期間T31を経たt7時点で出力端Pから
制御駆動パルスaよりもパルス幅が短く、周期の短い第
1保持パルスa1が出力される。
【0057】ここに期間T31は、励磁電流eがハイレ
ベルHになるt6時点から低レベルLになるt7時点ま
での期間に一致するように設定されている。期間T31
をかかる値に設定することで、t7時点において上死点
に到達したプランジャ3の位置を、その後の第1保持パ
ルスa1によって維持させることができる。すなわち、
期間T31をt7時点よりも早くすると、t7時点に到
達するまでにプランジャ3が上死点を越えることにな
り、逆にt7時点より遅らせると、プランジャ3が上死
点よりも低位にまで降下してしまい、プランジャ3に位
置変動を生じさせることになる。
【0058】また、第1保持パルスa1のパルス幅τ1
1および周期τ12は、上バネ9の付勢力に抗してプラ
ンジャ3を直前の制御駆動パルスaにより押し上げられ
た位置、すなわち上死点に保持させ得るように設定され
ている。かかる第1保持パルスa1を出力端Pから出力
することにより、t7時点を起点としてパルス幅τ11
に相当する時間が経過したt8時点に励磁電流eのピー
クに比べて低レベルのピークを示すような電流が電磁コ
イル4に供給され、以後同様に周期τ12毎にかかる電
流が電磁コイル4に供給され、これによってプランジャ
3は上バネ9の付勢力に拮抗して上死点での静止状態が
維持される。
【0059】ついでt9時点になると、出力端Pからは
第1保持パルスa1に代えて制御パルスaが出力され、
プランジャ3は上死点からさらに上昇する。その後、パ
ルス幅T1に相当する時間が経過したt10時点になる
と、励磁電流eが最大になり、これによってプランジャ
3がさらに上昇を続け、励磁電流eが低レベルLになる
t11時点でプランジャ3は上死点と開閉点との間の略
中間位置まで上昇する。
【0060】そしてこの状態のプランジャ3の高さ位置
を維持させるために、t11時点から期間T31と同一
の期間T32が経過すると、マイコン22の出力端Pか
ら第2保持パルスa2が出力される。プランジャ3が上
死点と開閉点との中間位置にある状態では、上バネ9の
付勢力が大きくなっており、これに対抗してプランジャ
3の高さ位置を維持させるために、第2保持パルスa2
は、パルス幅τ21が第1保持パルスa1のパルス幅τ
11と同一に設定されている一方、第2保持パルスa2
の周期τ22は第1保持パルスa1の周期τ12よりも
短く設定されている。
【0061】これによってt11〜t13時点では周期
τ22で励磁電流e2が電磁コイル4に供給されるの
で、プランジャ3の高さ位置が維持されることになる。
【0062】ついでt13時点になると、出力端Pから
は第2保持パルスa2に代えて駆動パルスaが出力さ
れ、プランジャ3は現位置からさらに上昇する。その後
のパルス幅T1に相当する時間が経過したt14時点に
なると、励磁電流eが最大になり、これによってプラン
ジャ3は開閉点を通過してさらに上昇することとなる。
プランジャ3が、開閉点を通過することによって突上部
材11は吐出用逆止弁8を開成する。そして、励磁電流
eが低レベルLになるt15時点においてプランジャ3
は上限点に到達した状態になる。
【0063】そしてこの状態のプランジャ3の高さ位置
を維持させるために、あるいは、少なくとも開閉点まで
低下しないように、t14時点から期間T32と同一の
期間T33が経過すると、マイコン22の出力端Pから
第3保持パルスa3が出力される。この状態では、上バ
ネ9の付勢力はさらに大きくなっているため、これに対
抗すべく第3保持パルスa3は、パルス幅τ31が第2
保持パルスa2のパルス幅τ21と同一に設定されてい
る一方、周期τ32は第2保持パルスa2の周期τ22
よりも短く設定されている。
【0064】これによってt15時点以降で励磁電流e
3が電磁コイル4に供給されるので、上限点に到達した
プランジャ3の高さ位置が維持されるようになっている
(少なくとも開閉点までは戻らない)。この第3保持パ
ルスa3は予め設定されたt17時点まで出力端Pから
出力されるようにしている。
【0065】そして、t16時点からt17時点までの
間においては、励磁電流e3によりプランジャ3が上バ
ネ10および上弁バネ82の付勢力に抗して上限点であ
る位置F5に維持されるため、吐出用逆止弁8の開成状
態が継続される。その結果、送油管44と燃料タンク5
0内の液体燃料Fとは連通状態が維持されるため、サイ
フォンの原理によって送油管44内の液体燃料Fは電磁
ポンプ1内を通って燃料タンク50内に引き戻される。
【0066】最後にt17時点になると、電磁コイル4
への励磁電流e3の供給が停止され、磁束が消滅するた
め、上バネ10および上弁バネ82の付勢力によって急
激にプランジャ3は下降する。そしてこの下降によって
ポンプ室2aの空間容量が急激に増大し、これによって
送油管44内の液体燃料Fはポンプ室2a内に吸引さ
れ、先端ノズル144の開口部にあった液体燃料Fは、
そこから相当距離だけ上流側に引き戻される。
【0067】そして、バーナー室52が消火された状態
においては、先端ノズル144の開口部から上流側に向
かう相当距離には液体燃料Fが存在しないため、バーナ
ー室52の余熱によって先端ノズル144内の液体燃料
Fが加熱され、その結果起こる液体燃料Fの熱分解が確
実に阻止され、上記熱分解に起因した分解ガスの生成に
よる異臭の発生が抑制されるとともに、タールの生成に
よる先端ノズル144の詰まりが確実に防止される。
【0068】また、本実施形態においては、図4に示す
ように、t4時点でスイッチSW1がOFFにされ、駆
動パルスaの期間T31が経過した後のt7時点からマ
イコン22の出力端Pから第1保持パルスa1が出力さ
れるようにしており、しかも期間T31を設定して第1
保持パルスa1の最初のパルスの立ち上がり時点(t7
時点)と、励磁電流eが低レベルLに降下した時点とを
一致させるようにしているため、t7時点で上死点に一
旦到達したプランジャ3が、t7時点以降に上死点より
上昇したり下降したりすることなく上死点の位置を維持
し得るようになる。
【0069】また、期間T32および期間T33につい
ても、上記と同様に設定されているため、t11時点で
上死点と開閉点との略中間位置に上昇したプランジャ3
は以後t13時点までその位置を維持することができ、
t15時点で上限点に上昇したプランジャ3は以後t1
7時点までその位置を維持することができる。
【0070】従って、スイッチSW1をOFFにした
後、プランジャ3は、一の高さレベルから次の高さレベ
ルに常に安定した状態で段階的に上昇させるようにした
ので、レベルの切り換え毎に不安定なハンチングを生じ
ることはなく、特に期間T31,T32,T33を設け
なかったことによる液体燃料F吐出量過剰によるバーナ
の赤化現象を防止することが可能になる。
【0071】また、プランジャ3の上昇位置保持用の各
保持パルスa1,a2,a3は、押上用の励磁電流eの
パルスが立ち下がった時点から出力されるため、段階的
なプランジャ3の移動距離を駆動時と同じ距離にするこ
とができるとともに、プランジャ3の上昇位置は変動す
ることなく安定した状態で維持される。従って、プラン
ジャ3の上昇の各段階における吐出量は通常のプランジ
ャ3の駆動時と同量になり、空気不足による不完全燃焼
を確実に防止し得るようになる。
【0072】図5は、駆動回路の回路構成の第2実施形
態を示す回路図である。この実施形態は、基本的には第
2実施形態と同様の構成を有しているが、電源部21と
電磁コイル4の一端側(ダイオードDのカソード側)と
の間に励磁電流eを検出し、この検出結果をマイコン2
2に出力する電流検出部23が設けられている点で第1
実施形態と異なっている。電流検出部23としては、例
えば低抵抗器を直列接続し、その両端電圧を検出するよ
うにしたものが使用されている。
【0073】一方、マイコン22は、電流検出部23か
ら入力された電流値が、図4に示す低レベルLに低下し
たタイミングを検出するとともに、検出結果に基づきを
出力端Pから各駆動パルスa1,a2,a3を順次切り
換えて出力するようにしている。
【0074】そして、マイコン22は、スイッチSW1
がOFF状態になっているか否かをまず判別し、OFF
状態になっている場合は、駆動パルスaが出力された直
後であって、かつ、電流検出部23の検出結果が低レベ
ルLに変化したとき、まず、第1保持パルスa1を出力
端Pから出力し、2周期目の駆動パルスaが出力された
直後であって、かつ、電流検出部23の検出結果が低レ
ベルLに変化したときは、第2保持パルスa2を出力端
Pから出力し、3周期目の駆動パルスaが出力された直
後の電流検出部23の検出結果が低レベルLに変化した
ときは第3保持パルスa3が出力されるようになってい
る。
【0075】第2実施形態のかかる構成によれば、期間
T31、期間T32、および期間T33を予め設定して
ある第1実施形態の回路構成に比較して、第1保持パル
スa1、第2保持パルスa2、および第3保持パルスa
3の出力タイミングを実際に励磁電流eが低レベルLま
で低下した時点に一致させることができ、プランジャ3
を所定の高さレベルに安定維持する上でより有効であ
る。
【0076】図6は、駆動回路の回路構成の第3実施形
態を示す回路図であり、図7はその駆動動作の一例を説
明するためのタイムチャートである。この実施形態にお
いては、電源部21、電磁コイル4、ダイオードD、マ
イコン22、およびスイッチSW1の配置は第1実施形
態と同様であるが、電源部21と電磁コイル4の一方端
(ダイオードDのカソード側)との間にIC(集積回
路)からなる可変出力型レギュレータ24が介設され、
この可変出力型レギュレータ24と、複数の抵抗および
複数のトランジスタを利用することによって電磁コイル
4への励磁電流eのレベルを制御するようにしている点
で第1,2実施形態とは異なっている。
【0077】上記可変出力型レギュレータ24は、入力
端子24a、出力端子24bおよび制御端子24cを有
し、出力端子24bと制御端子24cとの間には基礎抵
抗R0が接続されている。また、制御端子24cには、
第1抵抗R1と第1トランジスタQ1とからなる並列回
路がアースラインGNDとの間に接続されるとともに、
第1抵抗R1〜第4抵抗R4が並列に接続され、各抵抗
R2〜R4にはそれぞれトランジスタQ2〜Q4が直列
に接続されている。トランジスタQ1〜Q4のいずれか
を選択的にONすることによって電磁コイル4に印加さ
れる電圧レベルを制御し、これにより励磁電流eのレベ
ルを変更させるようにしている。
【0078】すなわち、基礎抵抗R0の両端の電圧をV
ref、出力電圧をVnoとすると、
【0079】
【数1】Vno=(1+(R1×Rn)/(R0×(R
1+Rn))×Vref (但し、Rn:R2,R3,R4) Rn=0(第1トランジスタQ1を選択)では、Vno
=Vrefで最小電圧で駆動休止に相当する。
【0080】また、マイコン22の第1出力端P1〜第
4出力端P4からは駆動パルスが対応した第1トランジ
スタQ1〜第4トランジスタQ4のベースに出力される
ようになっている。
【0081】電磁ポンプ1の通常の駆動期間では、マイ
コン22の各出力端P2〜P4からは駆動パルスが出力
されず、第1出力端P1から駆動パルスaが出力される
ようにしている。従って、第1トランジスタQ1のON
・OFFにより基礎抵抗R0および第1抵抗R1で決定
されるレベルの電圧が出力端子24bから電磁コイル4
に印加される。すなわち、第1トランジスタQ1がOF
Fでは、第1抵抗R1のみで決定され、最大電圧レベル
としての駆動パルスとされ、一方、第1トランジスタQ
1がONでは、最小電圧レベルとして駆動休止期間を生
成するための休止信号とされる。
【0082】一方、スイッチSW1がOFFになってか
らの駆動パルスa(図4)の第1回目のパルスの立ち下
がりを起点として期間T31が経過してから、すなわち
励磁電流eが低レベルLに降下した時点から第2出力端
P2より制御パルスが第2トランジスタQ2に出力さ
れ、これによって電磁コイル4には第1抵抗R1および
第2抵抗R2の合成抵抗(1/((1/R1)+(1/
R2))、以下R1//R2のように表現する)によって
決まるレベル電圧Vnoが供給されるようにしている。
この電圧は、プランジャ3を上死点に維持させ得るよう
に設定されている。
【0083】以後同様に駆動パルスaが休止される毎
に、期間T31,期間T32の経過後に順次各出力端P
3,P4からの駆動パルスが出力され、これによって電
磁コイル4には駆動パルスaの休止期間中に順次プラン
ジャ3を段階的に上死点と開閉点の中間位置、上限点に
順次安定上昇させるレベルの励磁電流が電力が電磁コイ
ル4に供給されるようにしている。抵抗R2,R3,R
4の抵抗値は、上記の励磁電流レベルが得られる値に設
定されている。
【0084】そして、この実施形態においても、駆動パ
ルスaの休止期間中におけるプランジャ3の高さレベル
を維持させるための電磁コイル4への電力は、駆動パル
スaに基づく励磁電流eが低レベルLに降下してから供
給されるようにしているため、一旦設定されたプランジ
ャ3の高さ位置は安定し、スイッチSW1をOFFにし
てからの電磁ポンプ1からの液体燃料Fの異常吐出は確
実に防止される。
【0085】図8は、図6に示す回路図の駆動動作の他
の例を示すタイムチャートである。この例では、スイッ
チSW1がOFF後の励磁電流eの休止期間中に、出力
端P2〜P4から上記レベル電圧の代わりに一定レベル
の高周波パルスを供給するようにしている。この場合、
第2トランジスタQ2〜第4トランジスタQ4がパルス
休止中において、第1トランジスタQ1がONする毎に
第2出力端P2〜第4出力端P4からの駆動パルスの出
力が制御されるようにしている。
【0086】図9は、本発明に係る電磁ポンプの第2実
施形態を示す断面図である。この実施形態に係る電磁ポ
ンプ1aは、第1実施形態の電磁ポンプ1に対して、突
上部材11aの取り付け個所が異なっている。
【0087】すなわち、突上部材11aは、吐出用逆止
弁8の略中央に貫入固定され、その下端部が上部プラン
ジャ3bの上面と所定の距離を置いて対向するように位
置設定されている。そして、この突上部材11aは、プ
ランジャ3が開閉点に到達したときに、突上部材11a
と上部プランジャ3bとが互いに当接する有効長を備え
るように寸法設定されている。
【0088】従って、通常の駆動時には、電磁コイル4
への励磁電流eの供給によってプランジャ3は上死点と
下死点との間を上下動するが、上プランジャ3bの上面
部は突上部材11aの下端部には当接しない。そして、
電磁コイル4に上記所定のパルス信号が入力されること
によってプランジャ3が上死点よりも上方に上昇したと
きには、上プランジャ3bの頂部が突上部材11bの下
端部に当止してそれを上方に押し上げるため、突上部材
11bと一体の吐出用逆止弁8も上昇し、吐出用逆止弁
8は開成状態になる。
【0089】図10は、本発明に係る電磁ポンプの第3
実施形態を示す断面図である。この実施形態の電磁ポン
プ1bにおいては、上記第2実施形態の突上部材11a
に代えて、弁座81aに摺接状態で貫入された突上部材
11bが用いられている。そのため、弁座81aの中心
部には突上部材11aを貫入する上部の大径孔81dと
その下部に連通した小径孔81eとからなる貫入孔81
cが上下方向に亘って穿設されている。
【0090】上記弁座81aには、大径孔81dの下側
部と弁座81aの底部とに亘って小径孔81eに平行に
液体燃料Fを通過させる流路181aが穿設されてお
り、この流路181aと大径孔81dを通って液体燃料
Fはポンプ室2aから弁座81aの下流側に導出される
ようになっている。
【0091】上記突上部材11bは、小径孔81eに摺
接状態で貫入される外径に寸法設定されている。この突
上部材11bの頂部にはそれより大径であって、大径孔
81dの内径よりも若干小さい外径に寸法設定された円
柱状の頭部111aが固定されており、突上部材11b
が弁座81aの上部から小径孔81eに貫入された状態
で、上記頭部111aが小径孔81eの上縁部に当止
し、突上部材11bの下方への脱落が阻止されるように
なっている。
【0092】従って、突上部材11bが小径孔81eに
貫入された状態で、頭部111aの外周面と、大径孔8
1dの内周面との間の環状の隙間によって、液体燃料F
の流路が形成されている。そして、頭部111aの長さ
寸法は、大径孔81dの孔深さよりも若干短めに寸法設
定されており、頭部111aを僅かに上昇させることに
よって、頭部111aの頂部が吐出用逆止弁8の底面に
当止するようになっている。
【0093】また、上記突上部材11bは、それが貫入
孔81cに貫入された状態で、その下端部と上プランジ
ャ3bの上面部との間に所定寸法の間隔が形成され、プ
ランジャ3が上死点に到達した状態でも僅かな間隙を残
して上プランジャ3bの上面部が突上部材11bの下端
部に当接しないように寸法設定されている。
【0094】第3実施形態の上記構成によれば、通常の
駆動時には、電磁コイル4の励磁および励磁解除によっ
てプランジャ3が上下動を繰り返しても、上プランジャ
3bの上面部は突上部材11bの下端部に当接しない状
態でポンプ室2a内の液体燃料は流路181aおよび弁
座81aの大径孔81dを通して吐出される。
【0095】そして、消火時には電磁コイル4に供給さ
れる上記パルス電流によってプランジャ3は上死点を越
えて上昇し、上プランジャ3bの上面部が突上部材11
bの下端部に当止し、それを上方に押し上げるため、頭
部111aが吐出用逆止弁8を上方に突き上げ、吐出用
逆止弁8は開成状態になる。
【0096】本発明は、上記の実施形態にのみ限定され
るものではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0097】(1)上記の実施形態においては、電磁ポ
ンプ1は、石油ストーブ等に適用され、液体燃料Fの吸
引・吐出用として用いられているが、本発明は、電磁ポ
ンプ1が液体燃料F用に適用されることに限定されるも
のではなく、水、各種の水溶液、各種の有機溶剤、各種
の工業用の液状薬剤等、種々の液体にも適用可能であ
る。
【0098】(2)上記の実施形態においては、スイッ
チSW1をOFFにしてから、3段階に区分されたプラ
ンジャ3の上昇の後に消火が行われるようにしている
が、本発明は、プランジャ3の上昇が3段階で行われる
ことに限定されるものではなく、3段階以上であっても
よいし、3段階未満であってもよい。
【0099】(3)上記の実施形態においては、第1保
持パルスa1のパルス幅τ11、第2保持パルスa2の
パルス幅τ21、および第3保持パルスa3のパルス幅
τ31をすべて同一にしているが、それぞれ異なるよう
にしてもよい。ただし、異なるようにする場合は、それ
ぞれの周期τ12、周期τ22、および周期τ32をパ
ルス幅との関係で適切に設定し、プランジャ3の上死点
での位置、上死点と開閉点との中間位置、および上限点
での位置を確保し得るようにする必要がある。
【0100】
【発明の効果】上記請求項1記載の発明によれば、プラ
ンジャと吐出用逆止弁との間に介設され、プランジャが
上死点より僅かに下流の開閉点を越えることにより吐出
用逆止弁に当接して開放する長さを有する突上部材と、
駆動停止指示後に、プランジャが段階的に変位して開閉
点を越えるように、押上用のパルス状励磁電流を所定周
期分だけ供給する押上用電流供給手段と、押上用のパル
ス状励磁電流の立ち下がった時点から、その休止期間
に、直前の押上用のパルス状励磁電流で押し上げられた
プランジャ位置を保持させる保持用の励磁電流を供給す
る保持用電流供給手段とからなるものであるため、電磁
ポンプの通常の動作が停止された後には、押上用電流供
給手段によって押上用のパルス状励磁電流が電磁コイル
に供給されることにより、突上部材は上死点を越えて開
閉点まで上昇し、吐出用逆止弁は突上部材によって突き
上げられて開成され、これによって一旦吐出された液体
はサイフォン効果によって逆流して燃料が送油管の先端
から引き戻され、しかも一旦上昇したプランジャの位置
を保持する保持用の励磁電流は、パルス状励磁電流が立
ち下がった時点から出力されるため、プランジャの上昇
位置は変動することなく安定した状態で維持され、これ
によって送油管先端からの燃料漏れが起こらず、この燃
料漏れに起因した悪臭の発生を防止することができる。
【0101】上記請求項2記載の発明によれば、保持用
電流供給手段からパルス状の電流が出力されるため、そ
のレベルやパルス幅を調節することにより、押上用のパ
ルス状励磁電流の休止期間中におけるプランジャの高さ
位置の保持の設定精度を向上させる上で有効である。
【0102】上記請求項3記載の発明によれば、保持用
の励磁電流は押上用の励磁電流に比して周期を短かくし
ているため、パルス状励磁電流の休止期間中に複数サイ
クルの保持用の励磁電流を供給することができる。
【0103】上記請求項4記載の発明によれば、保持用
の励磁電流から休止期間毎にパルス周期が短くなる励磁
電流が出力されるため、休止期間毎に電磁コイルへの電
力供給量が増加し、これによってプランジャの上昇位置
を順次高くすることが可能になる。
【0104】上記請求項5記載の発明によれば、保持用
電流供給手段から平滑電流が出力されるため、平滑電流
のレベルを適切に設定することにより、プランジャの位
置を確実に安定保持させることができる。
【0105】上記請求項6記載の発明によれば、保持用
電流供給手段から出力される電流レベルは、休止期間毎
に高くなるため、パルス状励磁電流の休止期間のたびに
プランジャをより上昇した位置に保持させることができ
る。
【0106】上記請求項7記載の発明によれば、最終の
押上用の励磁電流の立ち下がり時点以後、保持用電流供
給手段から保持用の励磁電流が所定時間だけ継続される
ため、この間に所定量の液体燃料は電磁ポンプにサイフ
ォンの原理で引き戻され、電磁ポンプの駆動が停止され
た後の液体燃料の燃焼装置への液垂れは確実に防止さ
れ、異臭の発生は確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁ポンプの第1実施形態を示す
断面図である。
【図2】本発明に係る電磁ポンプが石油ストーブの燃料
タンクに付設された状態を示す説明図である。
【図3】駆動回路の回路構成の第1実施形態を示す回路
図である。
【図4】図3の回路構成の駆動動作の一例を示すタイム
チャートである。
【図5】駆動回路の回路構成の第2実施形態を示す回路
図である。
【図6】駆動回路の回路構成の第3実施形態を示す回路
図である。
【図7】図6の回路構成の駆動動作の一例を示すタイム
チャートである。
【図8】図6の回路構成の駆動動作の他の例を示すタイ
ムチャートである。
【図9】本発明に係る電磁ポンプの第2実施形態を示す
断面図である。
【図10】本発明に係る電磁ポンプの第3実施形態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b 電磁ポンプ 2 シリンダ 2a ポンプ室 20,20a 駆動回路 21 電源部 22 マイコン 23 パルス発振回路 24 可変出力型レギュレータ 3 プランジャ 3a 下プランジャ 3b 上プランジャ 4 電磁コイル 5 吸入管 6 吸入用逆止弁 7 吐出継手 8 吐出用逆止弁 9 下バネ 10 上バネ 11,11a,11b 突上部材 Q1,Q2,Q3 トランジスタ R1,R3,R6 ベース抵抗 R4,R5 電流制限抵抗 SW1 スイッチ P1,P2,P3 出力端
フロントページの続き (72)発明者 平松 秀一 大阪府八尾市北亀井町2丁目7番15号 シ ルバー株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダに往復動可能に内装され、上下
    流側の両方から付勢手段で平衡支持されるプランジャ
    を、電磁コイルへ供給されるパルス状励磁電流によって
    下流側の上死点まで往動させるとともに、上記付勢手段
    によって上流側の下死点まで復動させ、その往動時に吐
    出用逆止弁を開成して内部に吸引した流体をさらに下流
    側に吐出する電磁ポンプにおいて、上記プランジャと上
    記吐出用逆止弁との間に介設され、上記プランジャが上
    記上死点より僅かに下流の開閉点を越えることにより上
    記吐出用逆止弁に当接して開放する長さを有する突上部
    材と、駆動停止指示後に、上記プランジャが段階的に変
    位して上記開閉点を越えるように、押上用のパルス状励
    磁電流を所定周期分だけ供給する押上用電流供給手段
    と、上記押上用のパルス状励磁電流が立ち下がった時点
    から、その休止期間に、直前の押上用のパルス状励磁電
    流で押し上げられたプランジャ位置を保持させる保持用
    の励磁電流を供給する保持用電流供給手段とからなるこ
    とを特徴とする電磁ポンプの消臭装置。
  2. 【請求項2】 上記保持用電流供給手段は、パルス状の
    電流を出力するものであることを特徴とする請求項1記
    載の電磁ポンプの消臭装置。
  3. 【請求項3】 上記保持用の励磁電流は、上記押上用の
    励磁電流に比して周期が短いことを特徴とする請求項2
    記載の電磁ポンプの消臭装置。
  4. 【請求項4】 上記保持用の励磁電流は、上記休止期間
    毎に、パルス周期が短くなるものであることを特徴とす
    る請求項3記載の電磁ポンプの消臭装置。
  5. 【請求項5】 上記保持用電流供給手段は、平滑電流を
    出力するものであることを特徴とする請求項1記載の電
    磁ポンプの消臭装置。
  6. 【請求項6】 上記保持用の励磁電流は、上記休止期間
    毎に、電流レベルが高くなるものであることを特徴とす
    る請求項5記載の電磁ポンプの消臭装置。
  7. 【請求項7】 上記保持用電流供給手段は、最終の押上
    用の励磁電流の立ち下がり時点以後、所定時間だけ継続
    させるものであることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れかに記載の電磁ポンプの消臭装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011169189A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Nippon Control Kogyo Co Ltd 定容積型電磁ポンプ
US10174655B2 (en) 2014-05-30 2019-01-08 Kobe Steel, Ltd. Silencer

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JP2011169189A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Nippon Control Kogyo Co Ltd 定容積型電磁ポンプ
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