JP2003064934A - 建具への横付け式調整戸車 - Google Patents

建具への横付け式調整戸車

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JP2003064934A JP2001257268A JP2001257268A JP2003064934A JP 2003064934 A JP2003064934 A JP 2003064934A JP 2001257268 A JP2001257268 A JP 2001257268A JP 2001257268 A JP2001257268 A JP 2001257268A JP 2003064934 A JP2003064934 A JP 2003064934A
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利典 大谷
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康之 西崎
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Yamaguchi Yasushi Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吊り戸式の建具に有用な横付け式調整戸車を提
供する。 【解決手段】戸や襖などの建具(M)又はその付属支持
物(F)の垂直な側面(36)へ、横方向から取り付け
使用される断面ほぼ倒立U字型の固定枠フレーム(A)
と、その固定枠フレーム(A)の枠内へ可動操作可能な
昇降調整ハンガー(25)を介して、昇降作用のみを行
なえるように吊持された相似な断面ほぼ倒立U字型の昇
降枠フレーム(B)と、その昇降枠フレーム(B)の枠
内へ水平なシーソー支点軸(35)を介して、常時シー
ソー運動のみを行なえるように枢着された相似な断面ほ
ぼ倒立U字型又は別個な向かい合う一対のシーソーフレ
ーム(C)と、そのシーソーフレーム(C)の内部へ上
記シーソー支点軸(35)と平行な車軸(33)(3
3)を介して、各々遊転自在に軸支された左右一対の走
行車輪(10)(10)とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建具への横付け式調
整戸車に係り、殊更吊り戸式の建具に有用なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】二輪式の調整戸車としては、実開昭56
−171966号と実開昭57−2966号並びに実公
昭5−1583号が提案されており、そのうちの実開昭
56−171966号が本発明に最も近似する公知例で
あると考えられる。
【0003】そして、この公知考案は大型ガラス引戸の
下框へ前後一対として、埋め込み状態に取り付け使用さ
れる調整戸車であり、その構成上水平な調整ねじ(9)
を回動操作すれば、これにより押圧される中ケース
(2)が、外ケース(3)との取付軸(6)を回動支点
として円弧運動し、その中ケース(2)に別な連結軸
(5)を介して枢着されている内ケース(1)が、昇降
作用し得るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公知考
案の構成では前後一対の車輪(4)(4)を備えた内ケ
ース(1)が、その中ケース(2)との水平な連結軸
(5)を中心として、或る程度シーソー運動できる回動
自由度を有すると雖も、未だ次の諸問題がある。
【0005】即ち、調整ねじ(9)が水平な設置状態に
あり、その直線的な進退操作が取付軸(6)を回動支点
とする中ケース(2)の円弧運動に変換されている構成
のため、大型ガラス戸の重量はこれと直交する方向から
の調整ねじ(9)に受け持たれることとなり、その結果
調整ねじ(9)の先端部が中ケース(2)の背壁(8)
へ当接されているに過ぎないこととも相俟って、ロスが
大きく非常に不安定であって、調整戸車の耐久強度に劣
る。
【0006】又、調整ねじ(9)の回動操作により押圧
される中ケース(2)が、外ケース(3)との取付軸
(6)を回動支点として円弧運動し、その中ケース
(2)の自由先端部に連結軸(5)を介して枢着されて
いる内ケース(1)が、昇降作用するようになっている
ため、上記取付軸(6)を内ケース(1)やその一方の
車輪(4)と干渉しないように、併せて他方の車輪
(4)も外ケース(3)と干渉しないように配置する必
要があることとの関係上、その外ケース(3)がいたづ
らに長大化することとなり、大型ガラス戸でなければ適
用することができない。
【0007】しかも、中ケース(2)の両側面には内ケ
ース(1)の両側面から張り出す水平な車軸(13)の
逃し入れ切欠がなく、外ケース(3)の両側面にも中ケ
ース(2)の両側面から張り出す水平な連結軸(5)の
逃し入れ切欠が付与されていないため、これらの干渉を
防止する意味からも、上記外ケース(3)を広幅に開口
形成する必要がある。
【0008】そして、このような調整戸車の外ケース
(3)を大型ガラス戸へ取り付け使用するに当っても、
そのガラス戸の下框へいたづらに大型の埋め込み収納溝
と、同じく縦框に上記調整ねじ(9)の回動工具挿入孔
とを切り欠き加工しなければならず、簡単に便利良く後
付け使用することができない。
【0009】何れにしても、上記公知考案の調整戸車は
大型ガラス戸の重量に耐えるため、その二輪式として並
列設置された形態であるに過ぎず、例えば吊り戸に取り
付け使用して、その吊り戸を下方から強力に突っ張り支
持することは、到底不可能である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような諸問
題の解決を企図しており、そのためにあくまでも建具へ
の横付け式調整戸車として、戸や襖などの建具又はその
付属支持物の垂直な側面へ、横方向から取り付け使用さ
れる断面ほぼ倒立U字型の固定枠フレームと、
【0011】その固定枠フレームの枠内へ昇降調整ハン
ガーを介して、昇降作用のみを行なえるように吊持され
た相似な断面ほぼ倒立U字型の昇降枠フレームと、
【0012】その昇降枠フレームの枠内へ水平なシーソ
ー支点軸を介して、常時シーソー運動のみを行なえるよ
うに枢着された相似な断面ほぼ倒立U字型又は別個な向
かい合う一対のシーソーフレームと、
【0013】そのシーソーフレームの内部へ上記シーソ
ー支点軸と平行な車軸を介して、各々遊転自在に軸支さ
れた左右一対の走行車輪とから成り、
【0014】上記昇降調整ハンガーを固定枠フレームの
外方から回動操作することにより、その固定枠フレーム
に対して上記昇降枠フレームを昇降調整できるように定
めたことを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の具体
的構成を詳述すると、図1〜15はその基本実施形態に
係る横付け式調整戸車の分解状態と組立状態を示してお
り、これは図1のような固定枠フレーム(A)と昇降枠
フレーム(B)並びにシーソーフレーム(C)を備え、
そのシーソーフレーム(C)に前後一対の走行車輪(1
0)(10)が軸支されている。
【0016】先ず、固定枠フレーム(A)はステンレス
鋼板やその他の金属板から、少なくとも向かい合う一対
の左右側面(11f)(11r)と頂面(12)とを有
する底無しの断面ほぼ倒立U字型に造形されており、し
かもその固定枠フレーム(A)からは後述の建具(M)
又はその付属支持物(F)へ横付け使用される垂直な取
付座(13)(13)が張り出されている。(14)
(14)はその取付座(13)(13)に開口分布され
た複数の固定ビス受け入れ孔である。
【0017】この点、図示実施形態の固定枠フレーム
(A)は1枚の金属板からプレス加工を経て、断面ほぼ
倒立U字型に枠組み一体化されている。つまり、図2か
ら明白なように、前後一対のリップ(15)(15)が
曲げ出された前後両面(16)(16)と、その両リッ
プ(15)(15)と平行な一方の左側面(11f)と
を平面視のチャンネル型に折り曲げている。
【0018】しかも、その左側面(11f)の水平な上
端縁部から連続して、頂面(12)と他方の右側面(1
1r)とを前後方向から見てほぼ倒立L字型に折り曲げ
ると共に、その右側面(11r)の前後両端部に位置す
る一対の延長耳片(17)(17)を、上記前後両面
(16)(16)の曲げ出しリップ(15)(15)と
重合させた上、スポット溶接することにより、厚肉・高
強度の取付座(13)(13)として仕上げている。
【0019】但し、上記固定枠フレーム(A)は複数枚
の金属板から断面ほぼ倒立U字型に組立一体化しても良
く、又図示のような固定枠フレーム(A)の前後両面
(16)(16)から垂直な取付座(13)(13)の
一対を曲げ出す代りに、その頂面(12)から前後一対
の取付座(13)(13)又は大きな1個の取付座(1
3)を上向き垂立状態に曲げ出してもさしつかえない。
何れにしても、上記固定枠フレーム(A)は水平方向に
細長く、比較的扁平な直方体を呈している。
【0020】(18)は後述の昇降調整ハンガーを受け
入れるため、上記固定枠フレーム(A)における頂面
(12)の中央部に開口形成されたネジ孔であり、その
昇降調整ハンガーとの螺合締結状態に保たれる。その場
合、図示の実施形態では固定枠フレーム(A)の頂面
(12)をバーリング加工して、その下向きに曲げ起し
た口筒部(19)へ、上記ネジ孔(18)を直接タッピ
ング加工しているが、これに代る別個なナット(図示省
略)を上記頂面(12)への付属的に溶接一体化しても
良い。
【0021】又、(20)は上記固定枠フレーム(A)
における左側面(11f)の就中下半部に開口形成され
た昇降ガイド長孔であって、昇降調整ハンガー受け入れ
用ネジ孔(18)と同じく、その固定枠フレーム(A)
の前後対称軸線となる垂直二等分線(O−O)上に位置
しており、シーソーフレーム(C)の後述するシーソー
支点軸を受け入れることになる。
【0022】そのシーソー支点軸受け入れ用昇降ガイド
長孔(20)が一定の開口幅(x)と開口長さ(y)を
備えた楕円形として、上記固定枠フレーム(A)の垂直
二等分線(O─O)上に沿い延在していることは言うま
でもない。
【0023】(21)は上記固定枠フレーム(A)にお
ける右側面(11r)の下端中央部に付与されたシーソ
ー支点軸差し込みガイド切欠であり、上記左側面(11
f)の昇降ガイド長孔(20)と向かい合っているが、
特にその昇降ガイド長孔(20)のほぼ開口下半部に対
応する一定の深さ(d)と、同じく昇降ガイド長孔(2
0)の開口幅(x)よりも広い一定の開口幅(w)とを
備えた下向き開放の倒立U字型に切り欠かれており、こ
こから後述の水平なシーソー支点軸を支障なく差し込み
貫通させることができるようになっている。
【0024】但し、上記昇降ガイド長孔(20)とシー
ソー支点軸差し込みガイド切欠(21)は図示実施形態
との逆に、その昇降ガイド長孔(20)を固定枠フレー
ム(A)の右側面(11r)へ、シーソー支点軸差し込
みガイド切欠(21)を固定枠フレーム(A)の左側面
(11f)へ、各々同様に開口形成しても勿論良い。
【0025】次に、昇降枠フレーム(B)を説明する
と、これは上記固定枠フレーム(A)の枠内へ納まる大
きさの相似な断面ほぼ倒立U字型として、1枚のステン
レス鋼板やその他の金属板から連続的に折り曲げられて
おり、やはり向かい合う一対の左右側面(22)(2
2)と頂面(23)とを備えている。
【0026】(24)はその昇降枠フレーム(B)にお
ける頂面(23)の中央部に形成された昇降調整ハンガ
ー受け入れ孔であり、固定枠フレーム(A)側の上記ネ
ジ孔(18)と合致連通するが、昇降調整ハンガーを自
由に回動操作できるバカ孔として開口されている。
【0027】そして、昇降枠フレーム(B)は上方から
固定枠フレーム(A)の上記ネジ孔(18)を通じ、そ
の頂面(23)の昇降調整ハンガー受け入れ孔(23)
へ差し込み垂立された昇降調整ハンガー(25)によ
り、上記固定枠フレーム(A)の枠内へ昇降作用のみを
行なえるように吊持されている。従って、その昇降調整
ハンガー(25)も固定枠フレーム(A)の垂直二等分
線(O−O)上に対応位置することとなる。
【0028】つまり、図示実施形態の昇降調整ハンガー
(25)は一定長さのビス(丸小ネジ)から成り、その
ビスが昇降枠フレーム(B)側の上記受け入れ孔(2
4)を貫通した先端部(25a)において、止め輪(2
6)により昇降枠フレーム(B)の頂面(23)へ抜け
止め状態にかしめ付けられていると共に、同じくビスの
ネジ軸部(25b)が固定枠フレーム(A)側の上記ネ
ジ孔(18)と螺合締結状態に維持されているのであ
る。
【0029】そのため、上記ビスの円形頭部(25c)
にドライバーなどの適当な回動工具(27)を係止させ
た上、これを上方から回動操作すれば、昇降枠フレーム
(B)が上記固定枠フレーム(A)に対して昇降作用す
ることになる。その際の昇降調整ストローク(s)は、
上記固定枠フレーム(A)における昇降ガイド長孔(2
0)の開口長さ(y)によって規定される。
【0030】又、(28)(28)は昇降枠フレーム
(B)における左右両側面(22)(22)の下端部付
近へ、向かい合う一対として開口分布されたシーソー支
点軸受け入れ孔であり、固定枠フレーム(A)側の上記
昇降ガイド長孔(20)と対応する位置にあるが、その
昇降ガイド長孔(20)の開口幅(x)よりも径大な円
形のバカ孔として開口している。そのバカ孔の口径は上
記シーソー支点軸差し込みガイド切欠(21)の開口幅
(w)とほぼ等しい。
【0031】(29)(29)はそのシーソー支点軸受
け入れ孔(28)(28)から等間隔を保つ前後一対づ
つの対称な振り分け状態として、同じく昇降枠フレーム
(B)における左右両側面(22)(22)の下半部に
付与された車軸逃し入れ切欠であり、その悉く下向き開
放する倒立U字型をなし、走行車輪(10)(10)の
後述する車軸を逃し入れることによって、その車軸の左
右両端部が上記固定枠フレーム(A)の左右両側面(1
1f)(11r)と干渉することを防ぐ。
【0032】更に、シーソーフレーム(C)を説明する
と、これは上記昇降枠フレーム(B)の枠内へ納まる大
きさの相似な断面ほぼ倒立U字型として、やはり1枚の
ステンレス鋼板やその他の金属板から連続的に折り曲げ
られることにより、向かい合う一対の左右側面(30)
(30)と頂面(31)とを備えている。(32)はそ
の頂面(31)の中央部に切り欠かれた抜き窓である。
【0033】その場合、図示の実施形態ではシーソーフ
レーム(C)を1枚の金属板から断面ほぼ倒立U字型に
造形しているが、左右両側面(30)(30)となる別
個な2枚の金属板を採用することにより、上記頂面(3
1)を省略してもさしつかえない。
【0034】前後一対の走行車輪(10)(10)が左
右両側面(30)(30)を貫通する水平な車軸(3
3)(33)によって、その相互間隙へ納まる状態に軸
支されれば、上記別個な2枚の金属板が平行するにとど
まるシーソーフレーム(C)であっても、これを剛性に
安定良く組立固定できるからである。
【0035】両走行車輪(10)(10)は各々車軸
(33)(33)へベアリングを介して、遊転自在に嵌
め付けられている。しかも、その走行車輪(10)(1
0)はゴムや合成樹脂などの弾性材から形成されて、こ
れが接地する床面や溝レールに傷付きを与えないように
なっている。但し、走行上の違和音を発しない限りで
は、硬質な合成樹脂やゴムなどから形成しても良い。
【0036】又、(34)(34)は昇降枠フレーム
(B)側の上記シーソー支点軸受け入れ孔(28)(2
8)と同じ口径の円形として、これと正しく合致連通す
る対応位置関係のもとに、シーソーフレーム(C)にお
ける左右両側面(30)(30)の下端部付近に開口分
布された向かい合う一対のシーソー支点軸受け入れ孔で
あり、これから等間隔を保つ位置に、上記走行車輪(1
0)(10)がその車軸(33)(33)を介して前後
対称となる振り分け状態に軸支されている。
【0037】そして、このようなシーソーフレーム
(C)は横方向から上記昇降枠フレーム(B)側のシー
ソー支点軸受け入れ孔(28)(28)を経て、その左
右両側面(30)(30)のシーソー支点軸受け入れ孔
(34)(34)へ差し込み貫通された水平なシーソー
支点軸(35)により、上記昇降枠フレーム(B)の枠
内へシーソー運動のみを行なえるように枢着されている
のである。
【0038】茲に、シーソー支点軸(35)はそのシー
ソーフレーム(C)側のシーソー支点軸受け入れ孔(3
4)(34)並びに上記昇降枠フレーム(B)側のシー
ソー支点軸受け入れ孔(28)(28)と適合する一定
の太さを有し、その昇降枠フレーム(B)の左右両側面
(22)(22)に開口するシーソー支点軸受け入れ孔
(28)(28)へ跨がり係合し得る一定の長さを備え
ているが、そのシーソー支点軸(35)の一端部からは
上記固定枠フレーム(A)の左側面(11f)に開口す
る昇降ガイド長孔(20)の開口幅(x)と適合する一
定太さの細いダボ(35a)も左向きに突設されてお
り、このダボ(35a)が固定枠フレーム(A)側の上
記昇降ガイド長孔(20)へ差し込み係合されるように
なっている。その結果、シーソー支点軸(35)も上記
昇降調整ハンガー(25)と同じく、固定枠フレーム
(A)の垂直二等分線(O−O)上に対応位置すること
となる。
【0039】つまり、上記基本実施形態の調整戸車では
図1の分解状態から明白なように、前後一対の走行車輪
(10)(10)が車軸(33)(33)を介して、シ
ーソーフレーム(C)へ予じめ軸支されており、その組
み立てに当っては先ず昇降調整ハンガー(25)を固定
枠フレーム(A)側のネジ孔(18)から、昇降枠フレ
ーム(B)側の昇降調整ハンガー受け入れ孔(24)へ
差し込み垂立させて、その先端部(25a)を昇降枠フ
レーム(B)の頂面(23)へ抜け止め状態にかしめ付
けることにより、その昇降枠フレーム(B)を上記固定
枠フレーム(A)の枠内に吊持させる。
【0040】次いで、上記シーソーフレーム(C)を昇
降枠フレーム(B)の枠内へ枢着するに当り、その昇降
枠フレーム(B)を上記昇降調整ハンガー(25)の回
動操作によって、一旦調整戸車の使用上限度を越える位
置まで下降させ、その昇降枠フレーム(B)側のシーソ
ー支点軸受け入れ孔(28)(28)を図12のよう
に、固定枠フレーム(A)側のシーソー支点軸差し込み
ガイド切欠(21)と合致連通する状態に保てば、その
シーソー支点軸受け入れ孔(28)(28)が上記固定
枠フレーム(A)における昇降ガイド長孔(20)の開
口下半部と連通することになる。
【0041】そこで、シーソー支点軸(35)を上記固
定枠フレーム(A)のシーソー支点軸差し込みガイド切
欠(21)から、昇降枠フレーム(B)とシーソーフレ
ーム(C)に各々開口分布する左右一対づつのシーソー
支点軸受け入れ孔(28)(28)(34)(34)へ
水平に貫通横断させて、そのシーソー支点軸(35)の
ダボ(35a)を上記固定枠フレーム(A)側の昇降ガ
イド長孔(20)へ差し込み係合させた後、上記昇降調
整ハンガー(25)の回動操作により、昇降枠フレーム
(B)とこれに枢着されたシーソーフレーム(C)と
を、上昇復帰させるのである。
【0042】そうすれば、図9〜11から明白なよう
に、上記シーソー支点軸(35)の右端部が固定枠フレ
ーム(A)の右側面(11r)によって拘束されるた
め、その差し込みガイド切欠(21)から抜け出すおそ
れはない。同じくシーソー支点軸(35)の左向きに突
出するダボ(35a)が、固定枠フレーム(A)の左側
面(11f)に受け止められて、その昇降ガイド長孔
(20)から抜け出さないことは言うまでもない。
【0043】その場合、固定枠フレーム(A)はその取
付座(13)(13)でのスポット溶接を予じめ行なう
ことにより、断面ほぼ倒立U字型に枠組み一体化してお
いてもさしつかえないが、上記シーソーフレーム(C)
を昇降枠フレーム(B)の枠内へ枢着状態に組み立て
後、その取付座(13)(13)でのスポット溶接を最
終的に行なうことの方が好ましい。上記シーソー支点軸
(35)を一層容易に差し込み横断させることができる
からである。
【0044】何れにしても、調整戸車はこのように組み
立てられているため、その使用上昇降調整ハンガー(2
5)の回動操作によって、昇降枠フレーム(B)が固定
枠フレーム(A)の枠内を昇降作用された場合、その昇
降枠フレーム(B)の枠内にシーソーフレーム(C)を
枢着しているシーソー支点軸(35)のダボ(35a)
も、図13と図14との対比から明白なように、固定枠
フレーム(A)の昇降ガイド長孔(20)に沿って昇降
作用することになる。
【0045】そして、上記昇降枠フレーム(B)が如何
なる設置高さに調整セットされた使用状態でも、これに
枢着されているシーソーフレーム(C)は図15のよう
に、そのシーソー支点軸(35)の廻りに常時シーソー
運動することとなり、前後一対の走行車輪(10)(1
0)が床面や溝レールに安定良く接地しつつ、円滑に走
行し得るのである。
【0046】尚、上記昇降ガイド長孔(20)が固定枠
フレーム(A)の右側面(11r)へ、シーソー支点軸
差し込みガイド切欠(21)が固定枠フレーム(A)の
左側面(11f)へ各々開口分布される場合には、同じ
シーソー支点軸(35)をそのダボ(35a)の右向き
として、逆方向から差し込み貫通させれば良い。
【0047】本発明の調整戸車はあくまでも建具への横
付け式として、上記のような構成を備えており、その固
定枠フレーム(A)から一体的に張り出す垂直な取付座
(13)(13)を、戸や障子、襖などの建具(M)自
身又はその付属支持物(F)の垂直な側面(36)へ、
横方向から複数の固定ビス(37)(37)によって取
り付け使用できるようになっている。
【0048】即ち、図16〜25は仏間(R)への吊り
戸式に施工された開閉襖(38)を建具(M)とし、そ
の縦框と平行に垂立する下側移動支柱(39)を建具
(M)の付属支持物(F)として、これの垂直な側面
(36)へ取り付けた本発明に係る調整戸車の典型的な
使用状態を例示しており、(40)は上記下側移動支柱
(39)へ昇降調整できるように套嵌された上側移動支
柱であって、その両移動支柱(39)(40)へ上下一
対の蝶番(41)(41)により、仏間(R)の開閉襖
(38)が回動自在に枢支連結されている。
【0049】しかも、上側移動支柱(40)の上端部に
はハンガーフレーム(42)が取り付け固定されてお
り、そのハンガーフレーム(42)に軸支された前後一
対の走行車輪(43)(43)が、仏間(R)の天井面
(44)に敷架されたハンガーレール(45)と係合し
つつ、前後方向へ転動するようになっている。(46)
は仏間(R)の床面(47)から陥没する溝レールであ
り、これに沿って上記開閉襖(38)とその下側移動支
柱(39)が前後方向へ移動する。(48)(49)は
上記ハンガーフレーム(42)と下側移動支柱(39)
を受け止める上下一対の戸当りである。
【0050】その結果、上記開閉襖(38)とその上下
一対の移動支柱(40)(39)は、図16や図20〜
23のような平面視の直列状態のもとで前後方向へ移動
し、仏間(R)の内部へ押し込み収納された状態とし
て、その仏間(R)を開放することができる一方、図2
2、23のように前方へ引き出した後、開閉襖(38)
を上記蝶番(41)(41)の枢支軸線廻りに回動操作
することにより、仏間(R)を図24、25のように閉
鎖することも可能である。
【0051】ところが、上記開閉襖(38)はその上側
移動支柱(40)の上端部において、天井面(44)の
ハンガーレール(45)から吊持された吊り戸式である
ため、特に仏間(R)から図22、23のように引き出
された場合、自重によって不正な前下がり傾斜姿勢に歪
みやすく、又その前方への引き出し操作や後方への押し
込み操作を軽快・円滑に行ない難い。
【0052】この点、本発明の調整戸車は上記開閉襖
(38)に付属する下側移動支柱(39)の下端部へ、
横方向から固定ビス(37)(37)により取り付け使
用されて、そのシーソーフレーム(C)に軸支された前
後一対の走行車輪(10)(10)が、仏間(R)の床
面(47)を転動するようになっているため、上記ハン
ガーレール(45)を転動する前後一対の走行車輪(4
3)(43)と相俟って、開閉襖(38)を不正な前下
がり傾斜姿勢とならないように、下方から効果的に突っ
張ることができる。
【0053】特に、本発明に係る調整戸車の構成によれ
ば、そのシーソーフレーム(C)が昇降枠フレーム
(B)の枠内へ水平なシーソー支点軸(35)を介し
て、常時シーソー運動し得るように枢着されており、し
かもその昇降枠フレーム(B)が固定枠フレーム(A)
に対して、昇降調整ハンガー(25)の回動操作によ
り、昇降調整されるようになっているため、上記走行車
輪(10)(10)の前後一対を仏間(R)の床面(4
7)へ押し付け状態に接地させることによって、上記開
閉襖(38)の不正な前下がり傾斜付勢力に対する強圧
な突っ張り対抗力を発揮させることができる。
【0054】又、仏間(R)の床面(47)が上記ハン
ガーレール(45)との正確な平行状態を保っていない
場合や、その接地面としての不陸があるような場合に
も、これらを上記昇降枠フレーム(B)の昇降調整作用
と、その昇降枠フレーム(B)に枢着されているシーソ
ーフレーム(C)のシーソー運動によって、自づと吸収
することができるため、上記仏間(R)の開閉襖(3
8)を本発明に係る調整戸車の使用により、極めて円滑
に安定良く引き出し又は押し込み操作し得ることにな
る。
【0055】更に、上記シーソーフレーム(C)の枢着
された昇降枠フレーム(B)は、固定枠フレーム(A)
に開口する昇降ガイド長孔(20)に沿って、その昇降
調整ハンガー(25)の回動操作により昇降作用のみを
行なうようになっているため、走行車輪(10)(1
0)が前後一対として並列していることとも相俟って、
上記開閉襖(38)やその両移動支柱(39)(40)
の重量を真下方向からロスなく受け持つ対抗強度に優
れ、走行性に支障を及ぼすことも無い。
【0056】上記走行車輪(10)(10)の前後一対
をゴムや合成樹脂などの弾性材から形成するならば、こ
れが床面(47)へ強く押し付け接地されたとしても、
走行上の違和音を発しないことは勿論、その床面(4
7)を傷付けるおそれもなく、ますます有効となる。
【0057】先の図16〜25では、仏間(R)の開閉
襖(38)を建具(M)とし、その下側移動支柱(3
9)を建具(M)の付属支持物(F)として、これの垂
直な側面(36)へ後付けした本発明の効果的な使用状
態を示したが、好ましくは吊り戸式として施工されるガ
ラス戸や障子、その他の各種建具に適用することがで
き、その建具自身の框に取り付け使用して、床面(4
7)から陥没する溝レール(46)に沿って移動させて
も良い。
【0058】本発明に係る調整戸車の基本実施形態を示
した図1〜15では、上記昇降調整ハンガー(25)と
してビス(丸小ネジ)を採用し、その円形な頭部(25
c)へ上方から係止させたドライバーなどの回動工具
(27)により、直接に昇降調整ハンガー(25)を回
動操作するようになっているが、上記ビスに代る六角ボ
ルト(図示省略)の頭部や六角穴付きボルト(図示省
略)の六角穴へ、これらと適合するスパナやレンチ、L
字型に屈曲する六角棒スパナなどの回動工具(27)を
係止させて、このような各種ネジ杆から成る昇降調整ハ
ンガー(25)を横方向から回動操作できるように定め
ても良い。
【0059】更には、上記昇降調整ハンガー(25)を
図26〜29の変形実施形態に示すようなウォームギヤ
として、これにより昇降枠フレーム(B)を固定枠フレ
ーム(A)の枠内へ、やはり昇降作用のみを行なえるよ
うに吊持すると共に、そのウォームギヤと噛合するウォ
ームホイール(50)の支軸(51)を、固定枠フレー
ム(A)の横方向からドライバーなどの適当な回動工具
(27)により回動操作して、上記昇降枠フレーム
(B)の設置高さを調整できるように定めてもさしつか
えない。(52)は上記基本実施形態のネジ孔(18)
に代る昇降調整ハンガー受け入れ孔(ウォームギヤ軸受
け入れ孔)であり、固定枠フレーム(A)の頂面(1
2)にバカ孔としてバーリング加工されている。
【0060】何れにしても、上記のような昇降調整ハン
ガー(25)が固定枠フレーム(A)の横方向から回動
操作される構成を採用するならば、本発明の調整戸車を
図16〜25に例示した建具(M)における付属支持物
(F)の垂直な側面(36)へ、横付け使用することの
ほかに、その付属支持物(F)を図29のように切り欠
いた内部の垂直な側面(36)へ、埋め込み収納状態に
横付け使用したとしても、その調整戸車の上記昇降枠フ
レーム(B)を横方向から支障なく昇降調整することが
でき、一層化粧効果に富む調整戸車の取付使用状態を得
られる利点がある。
【0061】尚、図26〜29の変形実施形態における
その他の構成は、図1〜15の上記基本実施形態と実質
的に同一であるため、その図26〜29に図1〜15と
の対応符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省
略する。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明は建具への横付け
式調整戸車として、戸や襖などの建具(M)又はその付
属支持物(F)の垂直な側面(36)へ、横方向から取
り付け使用される断面ほぼ倒立U字型の固定枠フレーム
(A)と、
【0063】その固定枠フレーム(A)の枠内へ昇降調
整ハンガー(25)を介して、昇降作用のみを行なえる
ように吊持された相似な断面ほぼ倒立U字型の昇降枠フ
レーム(B)と、
【0064】その昇降枠フレーム(B)の枠内へ水平な
シーソー支点軸(35)を介して、常時シーソー運動の
みを行なえるように枢着された相似な断面ほぼ倒立U字
型又は別個な向かい合う一対のシーソーフレーム(C)
と、
【0065】そのシーソーフレーム(C)の内部へ上記
シーソー支点軸(35)と平行な車軸(33)(33)
を介して、各々遊転自在に軸支された左右一対の走行車
輪(10)(10)とから成り、
【0066】上記昇降調整ハンガー(25)を固定枠フ
レーム(A)の外方から回動操作することにより、その
固定枠フレーム(A)に対して上記昇降枠フレーム
(B)を昇降調整できるように定めてあるため、冒頭に
述べた従来技術の諸問題を完全に解決できる効果があ
る。
【0067】即ち、本発明の上記構成によれば、その固
定枠フレーム(A)を戸や襖などの各種建具(M)自身
又はその付属支持物(F)の垂直な側面(36)へ、横
方向からの後付け式に便利良く取り付け使用することが
でき、冒頭に述べた公知考案のような調整戸車の埋め込
み収納溝や、昇降調整ハンガー(25)の回動工具挿入
孔を建具(M)自身に切り欠き加工する必要がなく、そ
の結果吊り戸式の建具(M)に著しく有効である。
【0068】又、上記固定枠フレーム(A)は断面ほぼ
倒立U字型をなし、その枠内には相似な断面ほほ倒立U
字型の昇降枠フレーム(B)が、外方から回動操作され
る昇降調整ハンガー(25)によって、昇降作用のみを
行なえるように吊持されており、更にその昇降枠フレー
ム(B)の枠内には前後一対の走行車輪(10)(1
0)を備えた相似な断面ほぼ倒立U字型のシーソーフレ
ーム(C)が、水平なシーソー支点軸(35)を介して
常時シーソー運動のみを行なえるように枢着されている
ため、そのシーソー運動と上記昇降調整作用によって、
前後一対の走行車輪(10)(10)が常時確実に安定
良く接地し、その接地面の傾斜や不陸などを自づと吸収
しつつ円滑に走行することとなり、しかも建具(M)の
重量をその真下方向からロスなく安定裡に受け持つこと
ができる。
【0069】その結果、図示実施形態のような仏間
(R)の開閉襖(38)を吊り戸式の建具(M)とし
て、その付属支持物(F)における下端部の垂直な側面
(36)へ横付け使用するならば、上記開閉襖(38)
が仏間(R)から引き出された場合にも、その自重での
不正な前下がり傾斜姿勢力を受ける開閉襖(38)に対
して、本発明の調整戸車により強圧な突っ張り対抗力を
発揮させることができ、特に有益であると言える。
【0070】請求項2の構成を採用するならば、上記昇
降調整ハンガー(25)としてありふれた丸ビスや六角
ボルト、六角穴付きボルトなどのネジ杆を採用しつつ、
固定枠フレーム(A)の枠内へ昇降枠フレーム(B)を
確実な抜け止め吊持状態に組み立てることができ、しか
もありふれた回動工具(27)を使って、その昇降調整
ハンガー(25)を上方のみならず、横方向からも回動
操作し得る結果、本発明の調整戸車を建具(M)の付属
支持物(F)へ埋め込み収納状態に取り付け使用するこ
とも可能となる。
【0071】更に、請求項3の構成を採用するならば、
上記固定枠フレーム(A)の左右何れか一方から差し込
み横断されるシーソー支点軸(35)によって、その枠
内へ昇降枠フレーム(B)とシーソーフレーム(C)と
を容易に便利良く、且つシーソー支点軸(35)の抜け
止め状態に嵌め付け収納することができる。
【0072】しかも、そのシーソー支点軸(35)のダ
ボ(35a)が固定枠フレーム(A)の昇降ガイド長孔
(20)へ差し込み係合されているため、昇降調整ハン
ガー(25)の回動操作力を受けた昇降枠フレーム
(B)は、その昇降ガイド長孔(20)に沿って正しく
昇降作用のみを行ない、不慮に振れ動くおそれがなく、
その安定な吊持状態に保たれた昇降枠フレーム(B)に
対して、シーソーフレーム(C)のみが上記シーソー支
点軸(35)の廻りにシーソー運動し得るのである。
【0073】請求項4の構成を採用するならば、昇降調
整ハンガー(25)の回動操作によって、昇降枠フレー
ム(B)とシーソーフレーム(C)とが何れも昇降作用
のみを行なうことになるため、固定枠フレーム(A)の
長さを短かく形成しつつも、その枠内へ昇降枠フレーム
(B)とシーソーフレーム(C)とを支障なく小型コン
パクトに収納することができる。
【0074】しかも、調整戸車として上記垂直二等分線
(O−O)からの前後対称形態をなすため、建具(M)
又はその付属支持物(F)に対する取り付け上の方向性
が限定されず、使用上も前後の区別なく均等な性能を発
揮し得ることとなり、著しく便利であり、汎用性に優れ
る。
【0075】請求項5の構成を採用するならば、固定枠
フレーム(A)を1枚の金属板から容易に、且つ高強度
に折り曲げ形成でき、量産効果の向上に役立つと共に、
建具(M)又はその付属支持物(F)への厚肉・強度な
取付座(13)(13)を得られる効果がある。
【0076】請求項6の構成を採用するならば、固定枠
フレーム(A)の開口幅を狭く扁平化することができ、
シーソーフレーム(C)としても前後の均等にシーソー
運動させ得る効果がある。
【0077】請求項7の構成を採用するならば、走行車
輪(10)(10)が走行上の違和音を発しないことは
勿論、これによる接地面の傷付きも防止できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る調整戸車の基本実施形態を示す分
解斜面図である。
【図2】固定枠フレームを1枚の金属板から折り曲げる
過程の斜面図である。
【図3】調整戸車の組立状態を示す左側面図である。
【図4】同じく右側面図である。
【図5】図3の平面図である。
【図6】図3の底面図である。
【図7】図3の前面図である。
【図8】図3の後面図である。
【図9】図3の9−9線に沿う拡大断面図である。
【図10】図3の10−10線に沿う拡大断面図であ
る。
【図11】図7の11−11線に沿う拡大断面図であ
る。
【図12】シーソー支点軸の差し込み過程を示す断面図
である。
【図13】昇降調整ハンガーの回動操作による昇降枠フ
レームの上昇状態を示す断面図である。
【図14】同じく昇降枠フレームの下降状態を示す図1
3に対応する断面図である。
【図15】シーソーフレームのシーソー運動を示す側断
面図である。
【図16】仏間の開閉襖に付属する下側移動支柱へ横付
け使用した調整戸車の施工例を示す斜面図である。
【図17】図16の一部を拡大して示す側面図である。
【図18】図17の平面図である。
【図19】図17の前面図である。
【図20】図16の開閉襖を仏間へ押し込み収納した状
態の側断面図である。
【図21】図20の平面図である。
【図22】同じく開閉襖を仏間から引き出した状態の側
断面図である。
【図23】図22の平面図である。
【図24】図22から開閉襖を回動操作して、仏間を閉
鎖した状態の側断面図である。
【図25】図24の平面図である。
【図26】調整戸車の変形実施形態を示す側面図であ
る。
【図27】図26の27−27線断面図である。
【図28】図27の28−28線断面図である。
【図29】図26の調整戸車を開閉襖に付属する下側移
動支柱の切り欠き内部へ横付け使用した断面図である。
【符号の説明】
(10)(10)・走行車輪 (11f)・左側面 (11r)・右側面 (12)・頂面 (13)(13)・取付座 (14)(14)・固定ビス受け入れ孔 (16)(16)・前後両面 (18)・ネジ孔 (20)・昇降ガイド長孔 (21)・シーソー支点軸差し込みガイド切欠 (22)(22)・左右両側面 (23)・頂面 (24)・昇降調整ハンガー受け入れ孔 (25)・昇降調整ハンガー (25a)・先端部 (25b)・ネジ軸部 (25c)・頭部 (26)・止め輪 (27)・回動工具 (28)(28)・シーソー支点軸受け入れ孔 (29)(29)・車軸逃し入れ切欠 (30)(30)・左右両側面 (31)・頂面 (33)(33)・車軸 (34)(34)・シーソー支点軸受け入れ孔 (35)・シーソー支点軸 (35a)・ダボ (36)・垂直な側面 (38)・開閉襖 (39)・下側移動支柱 (40)・上側移動支柱 (41)(41)・蝶番 (42)・ハンガーフレーム (43)(43)・走行車輪 (45)・ハンガーレール (46)・溝レール (47)・床面 (A)・固定枠フレーム (B)・昇降枠フレーム (C)・シーソーフレーム (F)・付属支持物 (M)・建具 (R)・仏間 (O−O)・垂直二等分線(前後対称軸線) (s)・昇降調整ストローク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西崎 康之 大阪府大阪市中央区島之内1丁目14番22号 株式会社山口安製作所内 (72)発明者 阿部 祥司 大阪府大阪市中央区島之内1丁目14番22号 株式会社山口安製作所内 Fターム(参考) 2E034 BA01 BB01 BD01 BD02 BD03 BD04 BE01 CA02 CB01 DA04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】戸や襖などの建具(M)又はその付属支持
    物(F)の垂直な側面(36)へ、横方向から取り付け
    使用される断面ほぼ倒立U字型の固定枠フレーム(A)
    と、 その固定枠フレーム(A)の枠内へ昇降調整ハンガー
    (25)を介して、昇降作用のみを行なえるように吊持
    された相似な断面ほぼ倒立U字型の昇降枠フレーム
    (B)と、 その昇降枠フレーム(B)の枠内へ水平なシーソー支点
    軸(35)を介して、常時シーソー運動のみを行なえる
    ように枢着された相似な断面ほぼ倒立U字型又は別個な
    向かい合う一対のシーソーフレーム(C)と、 そのシーソーフレーム(C)の内部へ上記シーソー支点
    軸(35)と平行な車軸(33)(33)を介して、各
    々遊転自在に軸支された左右一対の走行車輪(10)
    (10)とから成り、 上記昇降調整ハンガー(25)を固定枠フレーム(A)
    の外方から回動操作することにより、その固定枠フレー
    ム(A)に対して上記昇降枠フレーム(B)を昇降調整
    できるように定めたことを特徴とする建具への横付け式
    調整戸車。
  2. 【請求項2】昇降調整ハンガー(25)を丸ビスや六角
    ボルト、六角穴付きボルトなどのネジ杆として、そのネ
    ジ杆を固定枠フレーム(A)における頂面(12)の中
    央部に形成されたネジ孔(18)から、昇降枠フレーム
    (B)における頂面(23)の中央部に対応開口する昇
    降調整ハンガー受け入れ孔(24)へ差し込み垂立させ
    ると共に、 そのネジ杆の先端部(25a)を上記昇降枠フレーム
    (B)の頂面(23)へ抜け止め状態にかしめ付けて、
    同じくネジ杆の頭部(25c)を固定枠フレーム(A)
    の上方又は横方向から、ドライバーやスパナなどの回動
    工具(27)により回動操作できるように定めたことを
    特徴とする請求項1記載の建具への横付け式調整戸車。
  3. 【請求項3】固定枠フレーム(A)を形作る左右両側面
    (11f)(11r)の何れか一方に、一定な開口幅
    (x)と開口長さ(y)の楕円形昇降ガイド長孔(2
    0)を開口形成し、同じく他方の下端部にその昇降ガイ
    ド長孔(20)の開口幅(x)よりも広幅で、且つ昇降
    ガイド長孔(20)のほぼ開口下半部と対応する一定な
    深さ(d)のシーソー支点軸差し込みガイド切欠(2
    1)を下向き開放の倒立U字型に付与すると共に、 昇降枠フレーム(B)の左右両側面(22)(22)
    と、シーソーフレーム(C)の左右両側面(30)(3
    0)又はその左右両側面(30)(30)となる別個な
    向かい合う一対のシーソーフレーム(C)に、上記固定
    枠フレーム(A)のシーソー支点軸差し込みガイド切欠
    (21)と対応する大きさの円形なシーソー支点軸受け
    入れ孔(28)(28)(34)(34)を各々開口形
    成して、 一端部に細いダボ(35a)が突出するシーソー支点軸
    (35)を、上記固定枠フレーム(A)のシーソー支点
    軸差し込みガイド切欠(21)から昇降枠フレーム
    (B)並びにシーソーフレーム(C)のシーソー支点軸
    受け入れ孔(28)(28)(34)(34)を通じ
    て、固定枠フレーム(A)の昇降ガイド長孔(20)へ
    差し込み横断させたことを特徴とする請求項1記載の建
    具への横付け式調整戸車。
  4. 【請求項4】固定枠フレーム(A)を水平方向に細長い
    扁平な直方体に造形して、その固定枠フレーム(A)の
    枠内へ昇降枠フレーム(B)を吊持する昇降調整ハンガ
    ー(25)と、その昇降枠フレーム(B)の枠内へシー
    ソーフレーム(C)を枢着するシーソー支点軸(35)
    とを、何れも上記固定枠フレーム(A)の前後対称軸線
    となる垂直二等分線(O−O)上へ対応的に配置させた
    ことを特徴とする請求項1記載の建具への横付け式調整
    戸車。
  5. 【請求項5】固定枠フレーム(A)を1枚の金属板から
    水平方向に細長い扁平な直方体として折り曲げると共
    に、その金属板の一部を上方又は前後方向へ連続的に曲
    げ出して重合一体化することにより、建具(M)又はそ
    の付属支持物(F)への垂直な取付座(13)(13)
    に仕上げたことを特徴とする請求項1記載の建具への横
    付け式調整戸車。
  6. 【請求項6】前後一対の走行車輪(10)(10)をシ
    ーソーフレーム(C)へ、そのシーソー支点軸(35)
    からの対称な振り分け状態に軸支すると共に、 その車軸(33)(33)の逃し入れ切欠(29)(2
    9)を昇降枠フレーム(B)の左右両側面(22)(2
    2)へ、やはり前後対称となる振り分け状態に付与する
    ことにより、上記車軸(33)(33)の左右両端部が
    固定枠フレーム(A)の左右両側面(11f)(11
    r)と干渉しないように維持したことを特徴とする請求
    項1記載の建具への横付け式調整戸車。
  7. 【請求項7】前後一対の走行車輪(10)(10)をゴ
    ムや合成樹脂などの弾性材から形成したことを特徴とす
    る請求項1記載の建具への横付け式調整戸車。
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