JP2003064827A - 採光用ガラス屋根 - Google Patents
採光用ガラス屋根Info
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Abstract
き、しかも雨漏りがしないし、各部材を著しく強固に固
定できるので強風に耐えることができるばかりでなく、
長期間の使用に耐えることができるようにした。 【解決手段】 棟側の水上受枠部材1と軒先側の水下受
枠部材2との間に複数本の垂木枠部材3を平行に配設
し、隣り合う垂木枠部材3間に敷設するガラスパネルg
の棟側上縁部を前記水上受枠部材1に設けた水上ガラス
押え枠部材4で支持し、前記ガラスパネルgの側縁部を
垂木枠部材3の上面に設けた下側のガラス受枠部材5と
上側のガラス押え枠部材6とで挟持して支持し、前記ガ
ラス受枠部材5には、左右のガラスパネルgの側縁部か
ら流入する水を受け止めるガイド溝部52を左右に形成
し、前記ガラス受枠部材5とガラス押え枠部材6との軒
先側先端部を、前記水下受枠部材2に設けた水下処理枠
材8で被着してなる。
Description
どの構造物の採光用庇、採光用天窓として、若しくは温
室等の屋根として、等多目的に利用することができて、
長年の経過によってシーリング材が劣化しても漏水しな
くて雨仕舞いが著しく良好な採光用ガラス屋根に関する
ものである。
ネルの端縁接合部から漏れる雨水を排出する提案は、例
えば特開平6−229074号公報に記載されている。
前記従来技術は、熱溶着性の合成樹脂製で、上方が開口
した断面形状を有する樋部材を、ガラスパネルの接合部
の下方に設け、接合部の交差部分において各樋部材の端
部同士を隙間なく突き合わせ、この突き合わせ部を溶着
してなる構成である。
の従来技術では、建築現場で合成樹脂製の樋部材を突き
合わせて溶着する手間が必要であり、また構造が複雑で
現場での組み立て作業が著しく面倒である。したがっ
て、本発明は現場での作業をきわめて簡単にすることが
でき、しかも雨漏りがしないし、各部材を著しく強固に
固定できるので強風に耐えることができるばかりでな
く、長期間の使用に耐えることができるガラス屋根を提
供することを目的とする。
め、本発明の請求項1に記載した発明は、棟側の水上受
枠部材と軒先側の水下受枠部材との間に複数本の垂木枠
部材を平行に配設し、隣り合う垂木枠部材間に敷設する
ガラスパネルの棟側上縁部を前記水上受枠部材に設けた
水上ガラス押え枠部材で支持するとともに、ガラスパネ
ルの軒先側下縁部を前記水下受枠部材より軒先側に延在
させ、前記ガラスパネルの側縁部を垂木枠部材の上面に
設けた下側のガラス受枠部材と上側のガラス押え枠部材
とで挟持して支持し、前記ガラス受枠部材には、左右の
ガラスパネルの側縁部から流入する水を受け止める第1
ガイド溝部を左右に形成し、前記ガラス受枠部材とガラ
ス押え枠部材との軒先側先端部を、前記水下受枠部材に
設けた水下処理枠材で被着してなることを特徴とする。
棟側の水上受枠部材と軒先側の水下受枠部材との間に複
数本の垂木枠部材を平行に配設し、隣り合う垂木枠部材
間に複数枚のガラスパネルを敷設して、棟側に位置する
ガラスパネルの棟側上縁部を前記水上受枠部材に設けた
水上ガラス押え枠部材で支持するとともに、軒先側に位
置するガラスパネルの軒先側下縁部を前記水下受枠部材
より軒先側に延在させ、前記ガラスパネルの側縁部を垂
木枠部材の上面に設けた下側のガラス受枠部材と上側の
ガラス押え枠部材とで挟持して支持し、前記ガラス受枠
部材には、左右のガラスパネルの側縁部から流入する水
を受け止める第1ガイド溝部を左右に形成し、前記ガラ
ス受枠部材とガラス押え枠部材との軒先側先端部を、前
記水下受枠部材に設けた水下処理枠材で被着し、水の流
れ方向に隣り合うガラスパネルの接続部下側に受枠材を
設け、前記受枠材の上面に設けた接続部ガラス受枠部材
と上側の接続部ガラス押え枠部材とで前記ガラスパネル
の接続部を止水処理し、前記接続部ガラス押え枠部材を
ガラスパネルの横幅より短くして左右に水の通過路を形
成するとともに、前記接続部ガラス受枠部材に形成した
水の受け溝部の端部を前記ガラス受枠部材の第1ガイド
溝部に臨ませてなることを特徴とする。
態様に基づいて説明する。図1は本発明の採光用ガラス
屋根の第1実施例の平面図、図2は拡大して一部を断面
とした斜視図、図3は棟側の縦断面図、図4は軒先側の
縦断面図、図5は垂木枠部材の部分の縦断面図、図6は
補強枠部の一部を断面とした斜視図、図7は第2実施例
の軒先側の縦断面図、図8は本発明の第3実施例の縦断
面図、図9は本発明の第4実施例の平面図、図10は図
9のA−A線の断面図、図11は図10のB−B線の断
面図、図12は図10のC−C線の断面図、図13は図
9のD−D断面図である。
側に設ける水上受枠部材1と、軒先側に設ける水下受枠
部材2との間に、複数本の垂木枠部材3を平行に配設
し、隣り合う垂木枠部材3、3の間にガラスパネルgを
敷設し、前記ガラスパネルgの棟側上縁部を前記水上受
枠部材1に設ける水上ガラス押え枠部材4で支持すると
ともに、ガラスパネルgの軒先側下縁部を前記水下受枠
部材2より軒先側に延在させ、前記ガラスパネルgの側
縁部を垂木枠部材3の上面に設ける下側のガラス受枠部
材5と上側のガラス押え枠部材6とで挟持して支持した
構成である。
うに、例えばアルミニウムの押し出し成形による長尺な
縦長矩形状の中空枠体で、正面中央部と下面中央部に断
面C字状に窪む第1受け溝部11を設けるとともに、前
後の表面上方に僅かに窪む第1嵌合凹部12を長さ方向
に沿って形成した構成である。
うに、前記水上受枠部材1と同様にアルミニウムの押し
出し成形による長尺な縦長矩形状の中空枠体で、下面に
前記第1受け溝部11と同様の構成の第2受け溝部21
を設けるとともに、前記第1嵌合凹部12と同一構成の
第2嵌合凹部22を前後の表面上方に長さ方向に沿って
設け、さらに棟側の表面中央部分に位置するように排水
溝部23を設けてなる構成である。
に、前記水上受枠部材1と同様にアルミニウムの押し出
し成形による長尺な縦長矩形状の中空枠体で、左右の側
面上方に前記第1嵌合凹部12と同一構成の第3嵌合凹
部31を設けるとともに、上面の左右に、逆L字状の係
止片32を突設した構成である。
ネルgの棟側上縁部を支持する水上ガラス押え枠部材4
は、図2、3で示すように縦部分41の上縁に軒先側に
延びる横向きの押え片42を延在させ、前記縦部分41
の下方にクランク状に屈曲する嵌合部43を設けてなる
構成である。
スパネルgの側縁部を支持する前記ガラス受枠部材5
は、図2、5で示すように、前記垂木枠部材3の左右の
係止片32間に装着される底面部51の左右に、上面が
開放する第1ガイド溝部52を延在させ、前記底面部5
1の上面左右に上端が鉤状となった係止フック片53を
直立状に設けるとともに、両係止フック片53の間に茸
状の直立部54を設けてなる構成である。
固定する前記ガラス押え枠部材6は、図2、5で示すよ
うに、平板状の押え片61の下面に、前記ガラス受枠部
材5の係止フック片53に係合する左右の係合フック片
62を下向きに延在させた構成である。
部材2,垂木枠部材3,水上ガラス押え枠部材4、ガラ
ス受枠部材5及びガラス押え枠部材6を使用してガラス
屋根aを葺くのは以下のような工程である。
水上受枠部材1の第1嵌合凹部12に水上ガラス押え枠
部材4の嵌合部43を嵌め込み、タッピングねじnによ
り固定して水上受枠部材1と水上ガラス押え枠部材とを
一体化する。
にアンカーボルト71によって止着具72を固着し、前
記水上受枠部材1の第1受け溝部11に頭部を装着して
保持した固定ボルト73を前記止着具72に固定するこ
とによって、水上受枠部材1を支持する。
1によって躯体kの表面に固定される第1止着具74
と、前記第1止着具74に回動可能に連結されて水上受
枠部材1の下面に固定される第2止着具75とからなる
ので、第1止着具74と第2止着具75との回動状態に
より水上受枠部材1の角度(即ち屋根勾配)を自由に調
節することができ、所望の角度に設定したら両端部を躯
体に固定する。そして、第1止着具74及び第2止着具
75の表面に鋸歯状のローレット部76を形成し、また
各ボルト71、73のワッシャーに前記ローレット部7
6に噛合するローレット部を設けると、水上受枠部材1
の上下位置、前後位置を正確に設定することができる
し、経年の経過によってナットなどが仮に微小だけ緩ん
だとしても、風圧や積雪などの荷重により枠体全体が微
動したりがたつくことがない。
先側に固定するのであるが、水下受枠部材2は、構造物
の軒先側に設ける梁材、桁材に固定して支持してもよい
し、左右の端部を構造物の躯体に固定して支持するよう
にしてもよい。
枠部材1を、軒先側に水下受枠部材2を固定したら、第
4工程として、両受枠部材1、2間に、複数本の垂木枠
部材3を平行に設置する。垂木枠部材3の設置態様は、
棟側においては図3で示すように上端縁を水上受枠部材
1の表面上方に当接させ、当接部分における第1嵌合凹
部12と第3嵌合凹部31との上下位置を一致させ、両
嵌合凹部12、31の当接隅部にL字状の連結金具77
を嵌着し、連結金具77の表面から通すタッピングねじ
nを水上受枠部材1、垂木枠部材3の側面に打ち込んで
固定する。
2、嵌合凹部31の内部に強固に嵌着され、正確に位置
が設定されるので、水上受枠部材1に対して垂木枠部材
3が高精度の位置に、しかも強固に固定される。しか
も、連結金具77は、両嵌合凹部12、31に埋没状に
嵌着されるのでシャーコッターとしての機能を有するこ
とになるので、負担する荷重(特に剪断荷重)が著しく
軽減される。そのため、従来のように負担する荷重の大
きさに対応するねじ(例えばM8程度の貫通ボルト)を
選択して使用する必要がないし、小径のねじ(例えば4
ミリ程度のタッピングねじ)を1本若しくは2本程度を
連結金具から枠部材の側面に打ち込むだけで充分に耐え
ることができるので、使用するねじ等の材料の節約、作
業の単純化、及び作業時間の短縮化を図ることができ
る。
固定された垂木枠部材3の軒先側の端部を、図4で示す
ように水下受枠部材2の棟側表面に当接させ、前記水上
受枠部材1と同様にして、両枠部材の当接部の第2嵌合
凹部22と第3嵌合凹部31との上下位置を一致させ、
両嵌合凹部22、31の当接隅部にL字状の連結金具7
7を装着し、連結金具77の表面から通すタッピングね
じnを水下受枠部材2、垂木枠部材3に打ち込んで固定
する。
水下受枠部材2に高精度で強固に固定されるので、水上
受枠部材1と水下受枠部材2、及びその間の複数本の垂
木枠部材3により、梯子状になる。
上面にガラス受枠部材5を配置し、底面部51を左右の
係止片32間に挿通して軒先側から棟側に摺動し、垂木
受枠部材3の上面にガラス受枠部材5とセットする。こ
の場合、ガラス受枠部材5の棟側上端は、前記第1工程
における水上ガラス押え枠部材4の内部に挿着し、また
軒先側下端は、図2、4で示すように、水下受枠部材2
より軒先側の外部に延長させる。
上面、水下受枠部材2の上面、及びガラス受枠部材5の
第1ガイド溝部52にセットブロックbを載置し、隣り
合う垂木枠部材3、3間にガラスパネルgを敷設し、ガ
ラスパネルの棟側の上縁を水上受枠部材1のセットブロ
ックbに、軒先側の近傍を水下受枠部材2のセットブロ
ックbに、左右の側縁を第1ガイド溝部52のセットブ
ロックbに、それぞれ受け止めさせる。したがって、ガ
ラスパネルgは、棟側及び左右の側縁がセットブロック
bに支持されることになり、また左右の側縁が第1ガイ
ド溝部52までであるから、隣り合うガラスパネルgの
側縁に、左右の係止片32の間隔程度の隙間が形成され
る。
に沿ってガラス押え枠部材6を配置し、前記ガラスパネ
ルgの隙間内に左右の係合フック片62を装着してガラ
ス受枠部材5の係止フック片53に係合させる。この場
合、図5で示すように、ガラス押え枠部材6の上面から
止着ねじ63を係合フック片62に沿い打ち込み、下端
を直立部54と係合フック片62との間に嵌合させる
と、係合フック片62が固定されるので係止フック片5
3との係合が外れなくなる。
く3辺は、下面がセットブロックbで支持され、棟側の
上縁の上面は水上ガラス押え枠部材4の押え片42で被
われ、左右の側縁の上面がガラス押え枠部材6の押え片
61で被われることになる。
から軒先側の外部に延長するガラス受枠部材5とガラス
押え枠部材6とが重合する軒先側先端部に、水下処理枠
材8を取り付ける。
軒先枠81の下面部分を延長させ、その先端に下向きに
屈曲する固定片82を設けた構成で、前記固定片82の
上下長さは、前記水下受枠部材2の第2嵌合凹部22に
一致する。そして、前記軒先枠81の下面先端には、水
抜き孔83を開設する。
材2の外側に位置する第2嵌合凹部22に嵌着し、タッ
ピングねじnで固定すると、軒先枠81が前記ガラス受
枠部材5とガラス押え枠部材6とが重合する軒先側先端
部に被着する状態になる。
が組み立てられ、またガラスパネルgが左右に垂木枠部
材間に敷設されることになる。
間から雨水が浸入するのを防止するため、シール受け材
uとシーリング材sを設けて閉塞する。
gの棟側上面と水上ガラス押え枠部材4の押え片42と
の間の間隔部、軒先側においてはガラスパネルgの軒先
側下面と水下受枠部材2の上面との間隔部及びガラスパ
ネルgの軒先部分の上面、下面と水下処理枠材8の間隔
部、ガラスパネルgの側縁上面とガラス押え枠部材6の
押え片61の下面との間隔部に、開放部の奥側にシール
受け材uを設けてシーリング材sを充填する。
間隔から、雨水が浸入して屋根の下方に落下することが
ない。そして、長期間の経過により仮にシーリング材s
が劣化して雨水が浸入する状態になったとしても、ガラ
スパネルの側縁においてはガラス受枠部材5の第1ガイ
ド溝部52を流下して水抜き孔83から落下するので、
屋根の下側に垂れ落ちることがない。また、棟側におい
てシーリング材sが劣化した場合、シーリング材sが収
縮して押え片42の下面とシーリング材sとの間に隙間
が発生し、その部分から雨水が浸入する。しかしその雨
水は、縦部分41の表面から嵌合部43の上端の上面部
46に流れ、傾斜下方側の端部から妻側の躯体に沿って
流れ落ちるので特に悪影響をしない。また、軒先側にお
いてシーリング材sが劣化した場合、室外側であるから
特に悪影響を与えることがない。
部材4の押え片42上面に水受け片44を設けるととも
に、躯体kに水切り片45を設けて前記水受け片44の
上方に位置させると、棟側の雨仕舞いが良好になる。
8を、隣り合う垂木枠部材3の中央部に位置させて、水
下受枠部材2に固定した構成を示すものである。即ち、
ガラス屋根aの軒先側が開放していると、強風時に屋根
下側に吹き込む風の圧力が大きいので、垂木枠部材3の
間隔が捲り上がったり、破損することがある。そこで、
ガラスパネルgの軒先側を前記水下処理枠材8で補強す
ることにより、強風時に捲り上がったり破損するのを防
止するのである。
水下受枠部材2の外面側に適宜の間隔で雨樋受け金具7
8を設け、ガラス屋根aの軒先に沿って雨樋79を設け
た構成である。この第2実施例によれば、軒先部から垂
れ落ちる雨水は全て雨樋79で受け止められるので、軒
先部に壁面や開口部があって室内側と室外側とに仕切ら
れている場合に有効である。なお、図7において説明し
ていない符号は、前記第1実施例の同一符号と同一の構
成であるから具体的説明を省略する。
枠部材1をコンクリートの棟木である躯体kに、また水
下受枠部材2をコンクリートの梁材である躯体kに、そ
れぞれ前記止着具72を使用して固定した構成で、また
水下処理枠材8’のコ字状軒先枠81’を、下面より上
面を長くすることにより、軒先部を水下受枠部材2のほ
ぼ上方に位置させるようにした構成である。この第3実
施例によれば、棟木及び梁材の躯体kの下側に壁面を設
けてあって採光用天窓、温室などの建築物となり、雨仕
舞いが良好になるし、軒先部が延長しない体裁の良い建
築物を建築することができる。なお、図8において説明
していない符号は、前記第1実施例の同一符号と同一の
構成であるから具体的説明を省略する。
を示すもので、雨水の流れ方向に2枚のガラスパネルg
を接続した構成を示す。即ち、前記垂木枠部材3に直交
する方向のガラスパネルgの接続部9の下方には、受枠
部材91を左右の垂木枠部材3間に掛け渡すようにして
設け、前記受枠部材91の上面には中空な矩形枠状の基
台枠部材92を、その上面に接続部ガラス受枠部材93
を設置し、接続部ガラス受枠部材93の各端部を前記垂
木枠部材3上のガラス受枠部材5とガラス押え枠部材6
との間に挿着し、第1ガイド溝部52の上方に位置させ
る(図10)。
向に直交する方向の中央部分に受け部94を、その左右
に第2ガイド溝部95を有し、接続部9におけるガラス
パネルgの水下側の下縁部分、水上側の上縁部分をそれ
ぞれ第2ガイド溝部95に臨ませる(図12)。
の上面には、受け片96を、受け部94に載るようにし
て設置し、左右の両受け片96の間には、中空な矩形枠
状の支持枠部材97を、受け部94に載せてガラスパネ
ルgの上面より上方に突出するように設置する(図1
2)。
平板状の接続部ガラス押え枠部材98を、左右端部を前
記支持枠部材97より僅かに延長させて設け、左右の受
け片96の上面にはガラスパネルgの接続部間隔を閉塞
するようにしてシーリング材sを設けるとともに、接続
部ガラス押え枠部材98の四辺下面には、シール受け材
uを介してシーリング材sを設ける(図13)。
一部にガラスパネルgより突出する接続部ガラス押え枠
部材98がなくて、下面がシーリング材sで閉塞された
雨水の流路rが形成され、また中央部分に接続部ガラス
押え枠部材98とシーリング材sとにより雨水が堰き止
められる堰部tが形成される。
との接続は、前記実施例の嵌合凹部と連結金具と同一の
構成であり、受枠部材91、基台枠部材92、接続部ガ
ラス受枠部材93、受け片96、支持枠部材97、接続
部ガラス押え枠部材98などは、タッピングねじを使用
して接触する部材に固定するものである。
るから、屋根の表面の雨水は左右の流路rを伝わって水
下側に流れ、軒先から流下したり雨樋に流れ込む。そし
て、仮にシーリング材sが劣化してシール機能が低下
し、雨水が屋根下に漏れることがあったとしても、接続
部ガラス受枠部材93の第2ガイド溝部95から第1ガ
イド溝部52に流入するので、屋根下に垂れ落ちること
がない。なお、図9から図13において、説明していな
い符号は前記第1実施例の同一符号と同一の構成である
から詳細な説明を省略する。
説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものでは
なく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限
り、どのようにでも実施することができる。例えば、止
着具72により設計段階で屋根勾配を自由に設定するこ
とができるし、軒先枠部材を、軒先側の補強を兼ねて長
尺部材にすることもできる。
水上受枠部材と軒先側の水下受枠部材との間に複数本の
垂木枠部材を平行に配設し、隣り合う垂木枠部材間に敷
設するガラスパネルの棟側上縁部を前記水上受枠部材に
設けた水上ガラス押え枠部材で支持し、前記ガラスパネ
ルの側縁部を垂木枠部材の上面に設けた下側のガラス受
枠部材と上側のガラス押え枠部材とで挟持して支持し、
前記ガラス受枠部材には、左右のガラスパネルの側縁部
から流入する水を受け止めるガイド溝部を左右に形成
し、前記ガラス受枠部材とガラス押え枠部材との軒先側
先端部を、前記水下受枠部材に設けた水下処理枠材で被
着してなることを特徴とする。
に、短時間で屋根葺き作業をすることができるし、確実
に雨仕舞いをすることができる。そして、各パーツを機
能的に固定しているので強度が著しく高く、台風などの
強い自然条件に耐えることができるばかりでなく、長期
間の使用に耐えることができる。
の外部に延長させたり、軒先部分に雨樋を設けることに
より、軒先側がオープンであっても雨水の吹き込みが少
なくなり、特に建築物の庇としての機能を高めることが
できる。
設け、枠部材の当接部分における当接隅部に連結金具を
嵌着し、連結金具の表面から通すねじを枠部材の側面に
打ち込んで固定することにより、両枠部材が高精度の位
置に、強固に固定されるばかりでなく、連結金具は両嵌
合凹部に埋没状に嵌着されるのでシャーコッターとして
の機能を有することになり、負担する荷重(特に剪断荷
重)が著しく軽減されて従来のように負担する荷重の大
きさに対応するねじを選択して使用する必要がないし、
強度の少ないねじを1乃至数本を連結金具から枠部材の
側面に打ち込むだけで充分に耐えることができるので、
使用するねじ等の材料の節約、作業の単純化、及び作業
時間の短縮化を図ることができる。
図である。
た斜視図である。
断面とした斜視図である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 棟側の水上受枠部材と軒先側の水下受枠
部材との間に複数本の垂木枠部材を平行に配設し、隣り
合う垂木枠部材間に敷設するガラスパネルの棟側上縁部
を前記水上受枠部材に設けた水上ガラス押え枠部材で支
持し、前記ガラスパネルの側縁部を垂木枠部材の上面に
設けた下側のガラス受枠部材と上側のガラス押え枠部材
とで挟持して支持し、前記ガラス受枠部材には、左右の
ガラスパネルの側縁部から流入する水を受け止めるガイ
ド溝部を左右に形成し、前記ガラス受枠部材とガラス押
え枠部材との軒先側先端部を、前記水下受枠部材に設け
た水下処理枠材で被着してなることを特徴とする採光用
ガラス屋根。 - 【請求項2】 棟側の水上受枠部材と軒先側の水下受枠
部材との間に複数本の垂木枠部材を平行に配設し、隣り
合う垂木枠部材間に複数枚のガラスパネルを敷設して、
棟側に位置するガラスパネルの棟側上縁部を前記水上受
枠部材に設けた水上ガラス押え枠部材で支持し、前記ガ
ラスパネルの側縁部を垂木枠部材の上面に設けた下側の
ガラス受枠部材と上側のガラス押え枠部材とで挟持して
支持し、前記ガラス受枠部材には、左右のガラスパネル
の側縁部から流入する水を受け止めるガイド溝部を左右
に形成し、前記ガラス受枠部材とガラス押え枠部材との
軒先側先端部を、前記水下受枠部材に設けた水下処理枠
材で被着し、水の流れ方向に隣り合うガラスパネルの接
続部下側に受枠材を設け、前記受枠材の上面に設けた接
続部ガラス受枠部材と接続部ガラス押え枠部材とで前記
ガラスパネルの接続部を止水処理し、前記接続部ガラス
押え枠部材をガラスパネルの横幅より短くして左右に水
の通過路を形成するとともに、前記接続部ガラス受枠部
材に形成した水のガイド溝部の端部を前記ガラス受枠部
材のガイド溝部に臨ませてなることを特徴とする採光用
ガラス屋根。 - 【請求項3】 軒先部分は、水下受枠部材より軒先側の
外部に延長している請求項1または2の何れか1項に記
載の採光用ガラス屋根。 - 【請求項4】 軒先部分に雨樋を設けてある請求項1ま
たは2の何れか1項に記載の採光用ガラス屋根。 - 【請求項5】 枠部材を躯体に固定する止着具を、第1
止着具と第2止着具とにより構成し、両止着具を回動可
能にするとともに、止着具の表面にローレット部を設
け、また止着具のワッシャーにも、止着具のローレット
部に噛合するローレット部を設けてなる請求項1または
2の何れか1項に記載の採光用ガラス屋根。 - 【請求項6】 枠部材に長さ方向に沿って嵌合凹部を形
成し、一方の枠部材と他方の枠部材とを当接させ、両嵌
合凹部の当接隅部に連結金具を嵌着し、連結金具の表面
から通すねじを両枠部材に打ち込んで固定してなる請求
項1または2の何れか1項に記載の採光用ガラス屋根。
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JP2001251146A JP3655855B2 (ja) | 2001-08-22 | 2001-08-22 | 採光用ガラス屋根 |
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JP2001251146A JP3655855B2 (ja) | 2001-08-22 | 2001-08-22 | 採光用ガラス屋根 |
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JP3655855B2 JP3655855B2 (ja) | 2005-06-02 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109707115A (zh) * | 2019-02-22 | 2019-05-03 | 河南工业大学 | 防水隔热一体式屋顶结构及其施工方法 |
CN115162631A (zh) * | 2022-07-06 | 2022-10-11 | 中国建筑第二工程局有限公司 | 一种钢结构天窗防水结构及其施工方法 |
-
2001
- 2001-08-22 JP JP2001251146A patent/JP3655855B2/ja not_active Expired - Lifetime
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