JP2003063270A - 作業用走行車 - Google Patents

作業用走行車

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JP2003063270A
JP2003063270A JP2001261621A JP2001261621A JP2003063270A JP 2003063270 A JP2003063270 A JP 2003063270A JP 2001261621 A JP2001261621 A JP 2001261621A JP 2001261621 A JP2001261621 A JP 2001261621A JP 2003063270 A JP2003063270 A JP 2003063270A
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restraint
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建治 伊藤
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豊和 宇都宮
Naoki Kamata
直樹 鎌田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後進時のクラッチ操作方式をデッドマンクラ
ッチ方式に切換えることを可能にすると共に、後進牽制
の有無を選択的に切換えることにより、後進時でもクラ
ッチレバーを入位置に保つことができるようにする。 【解決手段】 エンジン3の動力を主変速機構を介して
車輪5に伝動する走行動力伝動経路と、該走行動力伝動
経路中に介設される走行クラッチ機構15と、該走行ク
ラッチ機構15を入・切操作するクラッチレバー20と
を備える歩行型耕耘機1において、主変速機構が後進操
作されたとき、クラッチレバー20の入操作を牽制する
後進牽制機構22と、該後進牽制機構22による牽制の
有無を選択的に切換える連結ピン29とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩行型耕耘機等の
作業用走行車の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種歩行型耕耘機等の作業用
走行車は、エンジン動力を走行変速機構を介して走行部
に伝動する走行動力伝動経路と、該走行動力伝動経路中
に介設される走行クラッチ機構と、該走行クラッチ機構
を入・切操作するクラッチレバーとを備えており、該ク
ラッチレバーの入・切操作に基づいて機体の発進操作や
走行停止操作が行われる。このような作業用走行車にお
いては、走行時の操作性を考慮し、クラッチレバーが入
位置で保持されるようになっており、例えばバネの支点
越え作用を利用してクラッチレバーを入位置に保持する
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の作業用走行車では、走行変速機構が後進操作された
ときであっても、クラッチレバーを入操作すると、前進
操作時と同様にクラッチレバーが入位置に保持されるた
め、直ちに走行を停止させたい状況であっても、クラッ
チレバーから手を離すだけでは停止せず、クラッチレバ
ーを意識的に切操作する必要があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、エンジン動力を走行変速機構を介
して走行部に伝動する走行動力伝動経路と、該走行動力
伝動経路中に介設される走行クラッチ機構と、該走行ク
ラッチ機構を入・切操作するクラッチレバーとを備える
作業用走行車であって、該作業用走行車に、前記走行変
速機構が後進操作されたとき、クラッチレバーの入操作
を牽制する後進牽制手段と、該後進牽制手段による牽制
の有無を選択的に切換える牽制切換手段とを設けたこと
を特徴とする。つまり、走行変速機構が後進操作された
とき、クラッチレバーの入操作を牽制することができる
ため、例えばクラッチレバーの支点越えを牽制すること
によって、後進時のクラッチ操作方式をデッドマンクラ
ッチ方式に切換えることが可能になり、その結果、直ち
に走行を停止させたい状況においては、クラッチレバー
から手を離すだけで走行を停止させることができる。し
かも、後進牽制の有無を選択的に切換えることができる
ため、後進しながら作業を行う場合には、クラッチレバ
ーを入位置に保つことができる。また、前記クラッチレ
バーは、ベルトテンション方式の走行クラッチ機構をワ
イヤを介して入・切操作し、支点越え作用によって入・
切位置を保つように構成される一方、前記後進牽制手段
は、走行変速機構が後進操作されたとき、クラッチレバ
ーの支点越え操作を牽制するように構成されることを特
徴とする。この場合においては、後進時のクラッチ操作
方式をデッドマンクラッチ方式に切換えることが可能に
なり、その結果、直ちに走行を停止させたい状況におい
ては、クラッチレバーから手を離すだけでは走行を停止
させることができる。また、前記走行クラッチ機構と後
進牽制手段との間には、走行クラッチ機構のテンション
調整を行うためのテンション調整手段が設けられること
を特徴とする。この場合においては、伝動ベルトの伸び
変形等に起因するテンション不良に対応できる許りでな
く、適正なテンション調整によって後進牽制手段を有効
に機能させることができる。また、前記後進牽制手段
は、走行変速機構側の部材に接当してクラッチレバーの
入り操作を牽制するストッパと、該ストッパ位置を調整
するストッパ位置調整手段とを備えることを特徴とす
る。この場合においては、適正なストッパ位置調整によ
って後進牽制手段を有効に機能させることができる。ま
た、前記後進牽制手段は、走行変速機構を内装するトラ
ンスミッションケース内に設けられることを特徴とす
る。この場合においては、後進牽制手段と走行変速機構
との連繋が容易になり、構造を簡略化することができ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図面において、1は歩行型耕耘機
であって、該歩行型耕耘機1は、前後方向を向く機体フ
レーム2と、該機体フレーム2に搭載されるエンジン3
と、該エンジン3の動力を変速するトランスミッション
ケース4と、該トランスミッションケース4の下端部に
車軸(図示せず)を介して取付けられる左右一対の車輪
5と、機体フレーム2の後部に装着されるロータリ耕耘
装置6と、機体フレーム2の後部から延出するハンドル
フレーム7とを備えて構成される。
【0006】トランスミッションケース4には、走行動
力を変速する主変速機構(図示せず)が内装される。主
変速機構は、トランスミッションケース4に左右方向ス
ライド自在に組み込まれる主変速シフタ軸8のスライド
操作に応じて変速作動するように構成されており、該主
変速シフタ軸8は、その外周部に複数形成される位置決
め溝8aと、バネ9aで付勢された位置決めボール9と
の係合によって各変速位置に保持される。
【0007】トランスミッションケース4の上方には、
主変速機構を変速操作するための主変速レバー10が設
けられる。主変速レバー10は、レバー軸10aを支点
として左右回動自在に支持されており、その基端部はシ
フトアーム11に連繋される。シフトアーム11は、基
端部に連結ボス11aを備えるL字状のアーム部材であ
り、トランスミッションケース4の一側部から突出した
前記主変速シフタ軸8の一端部に一体的に連結される。
これにより、主変速レバー10の左右操作に応じて主変
速シフタ軸8が左右にスライドし、主変速機構が変速作
動される。因みに、本実施形態の主変速レバー10は、
さらに前後操作自在に支持されると共に、スライドプレ
ート12および連結ロッド13を介してロータリ正逆転
切換機構(図示せず)の切換アーム14に連繋されてお
り、主変速レバー10の前後操作に応じた切換アーム1
4の前後回動により、ロータリ正逆転切換機構が切換作
動される。
【0008】エンジン3とトランスミッションケース4
との間には、走行クラッチ機構15が介設される。走行
クラッチ機構15は、エンジン3の出力軸3aに設けら
れる出力プーリ16と、トランスミッションケース4の
入力軸4aに設けられる入力プーリ17と、両プーリ1
6、17間に懸回される伝動ベルト18と、該伝動ベル
ト18を緊張・弛緩させるテンションアーム19とを備
えており、該テンションアーム19の操作に応じて両プ
ーリ16、17間の動力伝動を入・切するベルトテンシ
ョンクラッチ機構を構成する。
【0009】ハンドルフレーム7には、前後操作自在な
クラッチレバー20が設けられている。クラッチレバー
20は、クラッチワイヤ21等を介してテンションアー
ム19に連結されており、クラッチレバー20が後方位
置にあるときは、クラッチワイヤ21が緩み、走行クラ
ッチ機構15が切状態に保たれる。一方、クラッチレバ
ー20を前側に倒し操作すると、クラッチワイヤ21が
引かれ、走行クラッチ機構15が入状態に切り換えられ
る。このとき、クラッチワイヤ21を介してクラッチレ
バー20に作用する引張荷重は、クラッチレバー20の
支軸20aを支点越えし、クラッチレバー20を入位置
に保持する。
【0010】クラッチワイヤ21は、後進牽制機構2
2、連結プレート23およびテンションバネ24を介し
てテンションアーム19に連結される。後進牽制機構2
2は、トランスミッションケース4の側面部に設けられ
るブラケット25と、該ブラケット25から外側方に突
出するアーム支軸26と、該アーム支軸26に前後回動
自在に設けられる作動アーム27と、前記アーム支軸2
6に前後回動自在に設けられ、作動アーム27とブラケ
ット25との間に介在するストッパアーム28と、該ス
トッパアーム28に左右スライド自在に設けられる連結
ピン29とを備えて構成される。
【0011】作動アーム27は、クラッチワイヤ21を
介してクラッチレバー20に連結されると共に、連結プ
レート23およびテンションバネ24を介してテンショ
ンアーム19に連結されており、クラッチレバー20の
操作に応じて回動する。ストッパアーム28は、その先
端部に設けられるボス28aで連結ピン29を左右スラ
イド自在に支持する。ボス28aには、平面視凵字状の
ガイド孔28bが形成されており、連結ピン29に一体
的に設けられる切換レバー29aがガイド孔28bを介
して上方に突出する。連結ピン29は、切換レバー29
aのガイド孔28bに沿った左右操作に応じてスライド
し、右側スライド位置(後進牽制無し)では、ブラケッ
ト25に形成される係合孔25aに係合する一方、左側
スライド位置(後進牽制有り)では、作動アーム27に
形成される係合孔27aに係合する。これにより、スト
ッパアーム28を作動アーム27に選択的に連結するこ
とが可能になる。また、ガイド孔28bは、左右両端部
に係止溝(図示せず)を有し、該係止溝に切換レバー2
9aを弾圧状に係合させることにより、連結ピン29が
各スライド位置に保持される。
【0012】次に、後進牽制機構22の作用を図面に沿
って説明する。図9は、後進牽制無しでクラッチレバー
を入操作した状態を示す後進牽制機構の側面図、図10
は、同上要部平面図である。これらの図に示すように、
連結ピン29をブラケット25側に係合させた状態でク
ラッチレバー20を入操作すると、クラッチワイヤ21
に引かれて作動アーム27が単独で回動する。この状態
では、主変速シフタ軸8のスライド位置に拘わらず、作
動アーム27の自由な回動が許容され、クラッチレバー
20は、前記支点越えによって入位置に保持される。
【0013】図11は、後進牽制有りでクラッチレバー
を入操作した状態を示す後進牽制機構の側面図、図12
は、同上要部平面図である。これらの図に示すように、
連結ピン29を作動アーム27側に係合させた状態でク
ラッチレバー20を入操作すると、クラッチワイヤ21
に引かれて作動アーム27およびストッパアーム28が
一体的に回動する。ここで、主変速シフタ軸8が後進
(R)以外の位置にある場合は、作動アーム27の自由
な回動が許容され、クラッチレバー20は、前記支点越
えによって入位置に保持される。一方、主変速シフタ軸
8が後進位置にある場合は、シフトアーム11の連結ボ
ス11aに形成される牽制凸部11bの左右位置が、ス
トッパアーム28の左右位置に一致する。この状態でク
ラッチレバー20を入操作すると、ストッパアーム28
の後端部に形成される接当凹部28cが牽制凸部11b
に接当し、ストッパアーム28の回動が所定の位置で牽
制される。これにより、クラッチレバー20は、前記支
点越え位置の手前で入操作が牽制され、入位置でのレバ
ー固定が禁止される。つまり、後進牽制機構22は、走
行変速機構が後進状態のとき、クラッチレバー20の入
操作における支点越えを牽制し、クラッチ操作方式をデ
ッドマンクラッチ方式に切換えることを可能にする。
【0014】ところで、本実施形態のストッパアーム2
8は、連結ピン29を支持する第1ストッパアーム28
dと、接当凹部28cが形成される第2ストッパアーム
28eとに分割されており、それぞれがアーム支軸26
に回動自在に支持されている。両ストッパアーム28
d、28eは、ボルト30によって一体的に連結される
が、第2ストッパアーム28eのボルト挿通孔(図示せ
ず)は、アーム支軸26を中心とする円弧状の長孔であ
り、第1ストッパアーム28dに対する第2ストッパア
ーム28eの位置調整が許容される。これにより、組立
誤差、加工誤差、ワイヤ変形等に拘わらず、クラッチレ
バー20の牽制位置を適正に保ち、後進牽制機構22を
有効に機能させることが可能になる。
【0015】また、本実施形態の連結プレート23は、
第1連結プレート23aと第2連結プレート23bとに
分割され、長さ調整ボルト23cを介して連結されてい
る。長さ調整ボルト23cは、第2連結プレート23b
に螺入し、その回し操作に応じて第2連結プレート23
bを進退移動させることにより、連結プレート23の長
さを調整する。これにより、走行クラッチ機構15のテ
ンション調整が可能になり、伝動ベルト18の伸び変形
等に起因するテンション不良に対応できる許りでなく、
適正なテンション調整によって後進牽制機構22を有効
に機能させることが可能になる。
【0016】叙述の如く構成されたものにおいて、エン
ジン3の動力を主変速機構(走行変速機構)を介して車
輪5(走行部)に伝動する走行動力伝動経路と、該走行
動力伝動経路中に介設される走行クラッチ機構15と、
該走行クラッチ機構15を入・切操作するクラッチレバ
ー20とを備える歩行型耕耘機1であって、該歩行型耕
耘機に、前記主変速機構が後進操作されたとき、クラッ
チレバー20の入操作を牽制する後進牽制機構22と、
該後進牽制機構22による牽制の有無を選択的に切換え
る連結ピン29とを設けたため、主変速機構が後進操作
されたとき、クラッチレバー20の入操作を牽制でき
る。連結ピン29の操作で後進牽制の有無を選択的に切
換えることができるため、後進しながら作業を行う場合
には、クラッチレバー20を入位置に保つことができ
る。
【0017】また、前記クラッチレバー20は、ベルト
テンション方式の走行クラッチ機構15をクラッチワイ
ヤ21を介して入・切操作し、支点越え作用によって入
・切位置を保つように構成される一方、前記後進牽制機
構22は、主変速機構が後進操作されたとき、クラッチ
レバー20の支点越え操作を牽制するように構成される
ため、後進時のクラッチ操作方式をデッドマンクラッチ
方式に切換えることが可能になり、その結果、直ちに走
行を停止させたい状況においては、クラッチレバー20
から手を離すだけでは走行を停止させることができる。
【0018】また、前記走行クラッチ機構15と後進牽
制機構22との間には、走行クラッチ機構15のテンシ
ョン調整機能を備えた連結プレート23が介設されてい
るため、伝動ベルト18の伸び変形等に起因するテンシ
ョン不良に対応できる許りでなく、適正なテンション調
整によって後進牽制機構22を有効に機能させることが
できる。
【0019】また、前記後進牽制機構22は、シフトア
ーム11の牽制凸部11bに接当してクラッチレバー2
0の入操作を牽制するストッパアーム18に、そのスト
ッパ位置を調整するストッパ位置調整機能を備えるた
め、適正なストッパ位置調整によって後進牽制機構22
を有効に機能させることができる。
【0020】尚、本発明は、前記実施形態に限定されな
いことは勿論であって、例えば図13〜図18に示す第
二実施形態のように、後進牽制機構50をトランスミッ
ションケース4内に設けてもよく、この場合には、後進
牽制機構50と主変速機構との連繋が容易になり、構造
を簡略化することができる。以下、第二実施形態を図面
に沿って詳細に説明する。但し、第一実施形態と構成が
共通する部分については、第一実施形態の説明で用いた
符号を図面に付し、詳細な説明は省略する。
【0021】図13は、第二実施形態におけるクラッチ
レバー切状態を示す走行クラッチ機構および後進牽制機
構の側面図、図14は、同上要部平面図である。これら
の図に示すように、第二実施形態の後進牽制機構50
は、トランスミッションケース4を左右に貫通するアー
ム支軸51と、該アーム支軸51の一端部に一体的に設
けられる作動アーム52と、前記アーム支軸51の他端
部に設けられる切換ハンドル53と、前記アーム支軸5
1の中間部に一体的に設けられるストッパアーム54
と、前記主変速シフタ軸8側に一体的に設けられる牽制
部材55とを備えて構成される。
【0022】アーム支軸51は、トランスミッションケ
ース4に左右スライド自在で、かつ、軸回り方向回動自
在に支持されると共に、切換ハンドル53の操作に応じ
て、後進牽制無しの右側スライド位置と、後進牽制有り
の左側スライド位置とに選択的に保持される。作動アー
ム52は、クラッチワイヤ21を介してクラッチレバー
20に連結されると共に、連結プレート23およびテン
ションバネ24を介してテンションアーム19に連結さ
れており、クラッチレバー20の操作に応じて回動す
る。ストッパアーム54は、アーム支軸51が左側スラ
イド位置(後進牽制有り)にあり、かつ、主変速シフタ
軸8が後進位置にあるときのみ、その左右位置が牽制部
材55に一致するようにアーム支軸51に設けられてい
る。
【0023】次に、後進牽制機構50の作用を図面に沿
って説明する。図15は、第二実施形態において後進牽
制無しでクラッチレバーを入操作した状態を示す後進牽
制機構の側面図、図16は、同上要部平面図である。こ
れらの図に示すように、アーム支軸51を右側スライド
位置(後進牽制無し)にセットした状態でクラッチレバ
ー20を入操作すると、クラッチワイヤ21に引かれて
作動アーム52、アーム支軸51およびストッパアーム
54が一体的に回動する。この状態では、主変速シフタ
軸8のスライド位置に拘わらず、作動アーム52の自由
な回動が許容され、クラッチレバー20は、前記支点越
えによって入位置に保持される。
【0024】図17は、第二実施形態において後進牽制
有りでクラッチレバーを入操作した状態を示す後進牽制
機構の側面図、図18は、同上要部平面図である。これ
らの図に示すように、アーム支軸51を左側スライド位
置(後進牽制有り)にセットした状態でクラッチレバー
20を入操作すると、クラッチワイヤ21に引かれて作
動アーム52、アーム支軸51およびストッパアーム5
4が一体的に回動する。ここで、主変速シフタ軸8が後
進(R)以外の位置にある場合は、作動アーム52の自
由な回動が許容され、クラッチレバー20は、前記支点
越えによって入位置に保持される。一方、主変速シフタ
軸8が後進位置にある場合は、主変速シフタ軸8に設け
られる牽制部材55の左右位置が、ストッパアーム54
の左右位置に一致する。この状態でクラッチレバー20
を入操作すると、ストッパアーム54が牽制部材55に
接当し、ストッパアーム54の回動が所定の位置で牽制
される。これにより、クラッチレバー20は、前記支点
越え位置の手前で入操作が牽制され、入位置でのレバー
固定が禁止される。つまり、後進牽制機構50は、走行
変速機構が後進状態のとき、クラッチレバー20の入操
作における支点越えを牽制し、クラッチ操作方式をデッ
ドマンクラッチ方式に切換えることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】歩行型耕耘機の斜視図である。
【図2】主変速レバーを示す要部側面図である。
【図3】図2のA矢視図である。
【図4】図2のB矢視図である。
【図5】主変速シフタ軸を示す平面図である。
【図6】クラッチレバー切状態を示す走行クラッチ機構
および後進牽制機構の側面図である。
【図7】同上要部平面図である。
【図8】(A)は後進牽制有りの状態を示す後進牽制機
構の断面図、(B)は後進牽制無しの状態を示す後進牽
制機構の断面図である。
【図9】後進牽制無しでクラッチレバーを入操作した状
態を示す後進牽制機構の側面図である。
【図10】同上要部平面図である。
【図11】後進牽制有りでクラッチレバーを入操作した
状態を示す後進牽制機構の側面図である。
【図12】同上要部平面図である。
【図13】第二実施形態におけるクラッチレバー切状態
を示す走行クラッチ機構および後進牽制機構の側面図で
ある。
【図14】同上要部平面図である。
【図15】第二実施形態において後進牽制無しでクラッ
チレバーを入操作した状態を示す後進牽制機構の側面図
である。
【図16】同上要部平面図である。
【図17】第二実施形態において後進牽制有りでクラッ
チレバーを入操作した状態を示す後進牽制機構の側面図
である。
【図18】同上要部平面図である。
【符号の説明】
1 歩行型耕耘機 4 トランスミッションケース 8 主変速シフタ軸 10 主変速レバー 11 シフトアーム 11b 牽制凸部 15 走行クラッチ機構 19 テンションアーム 20 クラッチレバー 21 クラッチワイヤ 22 後進牽制機構 23 連結プレート 23c 調整ボルト 25 ブラケット 26 アーム支軸 27 作動アーム 28 ストッパアーム 28c 接当凹部 29 連結ピン 50 後進牽制機構 51 アーム支軸 52 作動アーム 53 切換ハンドル 54 ストッパアーム 55 牽制部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // A01B 33/08 A01B 33/08 A (72)発明者 鎌田 直樹 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 Fターム(参考) 2B033 AA06 AB11 BA01 CA02 CA22 3D036 EB03 EB16 EC17 GA48 GD01 GD07 GH12 GH14 GJ14 3J049 AA01 BB05 BD04 CA07 3J070 AA03 AA23 BA01 CC23 CD22 DA24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン動力を走行変速機構を介して走
    行部に伝動する走行動力伝動経路と、該走行動力伝動経
    路中に介設される走行クラッチ機構と、該走行クラッチ
    機構を入・切操作するクラッチレバーとを備える作業用
    走行車であって、該作業用走行車に、前記走行変速機構
    が後進操作されたとき、クラッチレバーの入操作を牽制
    する後進牽制手段と、該後進牽制手段による牽制の有無
    を選択的に切換える牽制切換手段とを設けたことを特徴
    とする作業用走行車。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記クラッチレバー
    は、ベルトテンション方式の走行クラッチ機構をワイヤ
    を介して入・切操作し、支点越え作用によって入・切位
    置を保つように構成される一方、前記後進牽制手段は、
    走行変速機構が後進操作されたとき、クラッチレバーの
    支点越え操作を牽制するように構成されることを特徴と
    する作業用走行車。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記走行クラッチ機
    構と後進牽制手段との間には、走行クラッチ機構のテン
    ション調整を行うためのテンション調整手段が設けられ
    ることを特徴とする作業用走行車。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3において、前記後進牽制手
    段は、走行変速機構側の部材に接当してクラッチレバー
    の入り操作を牽制するストッパと、該ストッパ位置を調
    整するストッパ位置調整手段とを備えることを特徴とす
    る作業用走行車。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4において、前記後進牽制手
    段は、走行変速機構を内装するトランスミッションケー
    ス内に設けられることを特徴とする作業用走行車。
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