JP2003062913A - 基板ラミネート装置 - Google Patents

基板ラミネート装置

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JP2003062913A
JP2003062913A JP2001256382A JP2001256382A JP2003062913A JP 2003062913 A JP2003062913 A JP 2003062913A JP 2001256382 A JP2001256382 A JP 2001256382A JP 2001256382 A JP2001256382 A JP 2001256382A JP 2003062913 A JP2003062913 A JP 2003062913A
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laminating
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Tatsuto Kunihiro
立人 國弘
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Hitachi Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】基板表面のフィルムがラミネートされる部分の
清浄度を保ち細密な配線パターンを有する基板の製造に
好適な基板ラミネート装置を提供することである。 【解決手段】基板ラミネート装置は基板を搬送する搬送
路を形成する基板搬送手段と、前記基板搬送手段により
搬送された基板の姿勢を修正して保持する基板位置決め
手段と、保持された基板の表面にフィルムをラミネート
するラミネート手段を備えた基板ラミネート装置であ
り、基板搬送手段は基板23のフィルムがラミネートさ
れる面15を支持して搬送路の中心を挾みラミネートさ
れるフィルムの幅以上の間隔を開けて対向して設けたプ
ーリ9A,9Bよりなり、さらに基板位置決め手段は基
板23の搬送方向に対し直角な水平方向の基板両側面に
配置した位置決め凸起7A,7Bとラミネート部に対し
反対側の基板側面に配置した位置決め凸起1とよりな
り、前記3方向に設けた凸起を基板側面に接触して固定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板など
の基板(以下、基板と称する)を製造する装置に関し、
特に製造工程でコンベア上を搬送されてくる基板素材の
表面にフィルムをラミネート(貼付)する基板ラミネー
ト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の基板の製造方法は、銅張板の如き
基板素材の導体表面層にフオトレジスト層を形成し、フ
オトリソグラフイ技術を用いて配線パターンを形成する
方法が主流である。この場合のフオトレジスト層の形成
方法としては、基板表面にレジストフィルム(以下、フ
ィルムと称する)をラミネートして形成する方法が主に
用いられている。
【0003】従来はこのような基板へのフィルムのラミ
ネートは帯状のフィルムを基板の長さに切断したうえで
一枚ごとに行っていたが、この方法は非能率的であっ
た。このため、近年ではフィルムを切断せずに帯状のま
ま供給して基板表面に圧着ロールで連続的に熱圧着し、
圧着動作の終了前に所望する長さに切断する装置が使用
されている。このような装置としては特開平4−575
78号公報に記載された装置等が知られている。
【0004】以下、従来の基板ラミネート装置の例を図
4を用いて説明する。図4はフィルムのラミネート手段
と基板の搬送路の構造を示した斜視図である。以下、引
用符号における英字の添字は、それぞれ同一物であるこ
とを示す。例えば、フィルム18A、18Bを総称して
表すときはフィルム18と記し、特定のフィルムを表す
ときはフィルム18Aまたは18Bと記すものとする。
【0005】図4において、15はフィルム18を基板
23に貼付るラミネート手段となるラミネート部、6は
ラミネート部15に基板23を搬送するローラコンベア
より構成された搬送路、40は搬送された基板を固定す
るためのローラ、24は基板23の先端を検出するセン
サである。
【0006】基板23が、搬送路6の上流側(以下、矢
印イが示す先方を下流側とし、矢印イと反対の方向を上
流側とする)より搬送されセンサ24により先端を検出
されると、図示を省略したロータリーエンコーダの信号
により基板23の先端をラミネート部15が必要とする
位置まで移動させて停止し、ローラ40で上下より挾み
込み位置決めを行う。
【0007】ローラ40はフィルム18のラミネート時
における基板23のずれを防止するものである。位置決
めされた基板23に対し、バキュームプレート20はエ
アシリンダ29により移動しフィルム18の先端を基板
23に強く押し付け仮圧着し、次に圧着ロール16が図
示を省略したエアシリンダにより基板23の表面に移動
して基板を上下より挟み込み、回転して基板23を送り
ながらフィルム18の圧着を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
基板ラミネート装置は以下に記すような問題点があり、
その対策が要望されていた。
【0009】従来の基板ラミネート装置においては、帯
状のフィルムを基板に連続的にラミネートすることは可
能ではあるが、ローラの接触により基板の表面にじん埃
が付着し清浄度が低下することについては考慮されてい
なかった。特に基板素材の表面の清浄度が要求される配
線パターンの細密な基板素材の搬送や固定については問
題があった。即ち、基板素材はローラ上を搬送され、上
下より挟み込まれるためローラ等の接触による発じんや
じん埃の付着等が発生して基板表面の清浄度が低下す
る。前記の基板表面の清浄度低下は配線パターン不良等
の原因となり、歩留りの低下を引き起こす原因となって
いた。
【0010】本発明の目的は、基板表面のフィルムがラ
ミネートされる部分の清浄度を保ち細密な配線パターン
を有する基板の製造に好適な基板ラミネート装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の基板ラミネート装置は、基板の搬送路を形成
する基板搬送手段と、前記基板搬送手段により搬送され
た基板を保持する基板位置決め手段と、前記基板位置決
め手段により位置決めされた基板表面にフィルムをラミ
ネートするラミネート手段を備えた基板ラミネート装置
において、基板搬送手段は前記フィルムの幅を超える間
隔を開けて平行に配置した回転体の列よりなり、前記各
回転体の回転軸を搬送路に対し直角な水平方向に向けて
設け、前記各回転体の駆動手段を基板の搬送される搬送
面より下方および回転体の列より外側の少なくとも一方
に設け、基板位置決め手段は搬送面の両側および後側よ
り基板方向に移動して位置決めを行う位置決め凸起より
なり、さらに前記位置決め凸起の移動手段を基板の搬送
される面より下方に設けたことを特徴とする。
【0012】本発明の基板ラミネート装置によれば、基
板は、基板ラミネート装置の入口から基板搬送手段によ
りラミネート部へ向かい移動する。基板は、前記基板搬
送手段によりフィルムがラミネートされる部分を避けた
搬送方向に対し直角な水平方向の端部を支持され装置内
を搬送される。搬送された基板に対し、基板位置決め手
段は水平方向から位置決凸起を基板に近づけて位置決め
を行う。基板搬送手段と位置決め手段は、基板表面のフ
ィルムがラミネートされる部分に接触せず、基板搬送手
段の駆動手段と基板位置決め手段の移動手段とは搬送路
の中央を中心として基板搬送路より外側もしくは基板が
搬送される面より下方に設けており、搬送手段や基板の
位置決め手段を駆動させているときに発じんするじん埃
の大部分は落下するため発じんの影響を受けにくく、基
板のフィルムがラミネートされる部分の清浄度の低下を
防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明基板ラミネート装置
の一実施形態を図1〜図3を用いて説明する。
【0014】図1は、本発明の基板ラミネート装置の一
実施例におけるラミネート部と基板搬送部の概略構造を
示す斜視図、図2は図1のA−A矢視断面図、図3は図
1のB−B矢視断面図である。以下の実施形態で、図4
に示した従来例と同じ部分は同符号としその反復を避け
ることにした。
【0015】図1において、1〜5は、搬送された基板
23の上流側端面を固定するための固定板(位置決め凸
起)とその移動手段である。すなわち、1は基板後端固
定板、2はエアシリンダ、3はモータ、4A、4Bはタ
イミングプーリ、5はタイミングベルト、6は搬送路で
ある。また、7〜10は搬送された基板23の搬送方向
に対し直角な水平方向(以下、矢印ウの方向と記す)の
両端面を固定するための固定板(位置決め凸起)とその
移動手段である。すなわち、7A,7Bは基板側端固定
板、7aA、7aBは平板、7bAは下ベルトつかみ、
7bBは上ベルトつかみ、8はモータ、9A,9Bはタ
イミングプーリ、10はタイミングベルトである。
【0016】また、11〜14はラミネート部15に基
板を搬送する搬送路6の構成部品である。すなわち、1
1はモータ、12A〜12Hは搬送プーリ、13A〜1
3Fはタイミングベルト、14A〜14Jはタイミング
プーリである。16〜22はラミネート部15の構成部
品である。すなわち、16A,16Bは圧着ロール、1
8A、18Bはフィルム、20A、20Bはバキューム
プレート、21Aはフィルムロール、22Aは巻取ロー
ルである。尚、ラミネート部15は基板23の搬送され
る面(以下、搬送面と記す)を挟んで上下対称の構造と
なっているが、図1ではその下部の図示を省略してあ
る。
【0017】また、24〜26は基板の位置を検出する
基板検出手段となるセンサである。さらに、35Aは保
護シートである。
【0018】図1に示すように、搬送プーリ12(回転
体)は基板23の搬送路6を形成し下流側に基板23を
搬送する。搬送プーリ12は基板23との接触面積を抑
えた薄形円盤状のもので、その回転軸を矢印ウの方向に
向けて搬送路の中央を中心にして基板23表面にラミネ
ートされるフィルム18の矢印ウの方向の幅を超える間
隔を設けて平行に配置した搬送プーリ12の列より成
る。搬送プーリ12の駆動手段は、それぞれの搬送プー
リ12に接続されたタイミングプーリ14と、タイミン
グプーリ14に掛けられたタイミングベルト13と、タ
イミングプーリ14Gに接続されたモータ11などによ
り構成されている。搬送プーリ12A、搬送プーリ12
E、タイミングプーリ14Aおよびタイミングプーリ1
4Gは同一の回転軸に接続されモータ11により、タイ
ミングベルト13とタイミングプーリ14を介して搬送
プーリ12を同一回転速度で駆動する。搬送プーリ12
の駆動手段となるタイミングベルト13、タイミングプ
ーリ14などは搬送路6の中央に対し搬送プーリ12よ
り外側に設けてあり、また搬送面に対して下方に設けて
ある。
【0019】搬送路6の所望する点には基板23の先端
を検知するセンサ24が設けてある。またセンサ24の
近くには、センサ24により検出された基板23の移動
距離を測定する図示を省略したロータリーエンコーダが
設けてある。
【0020】搬送路6のセンサ24に対して上流に基板
後端固定板1が設けてある。図1、図2に示すように基
板後端固定板1は垂直方向の回転軸を持つ円筒形ピン形
状で、その下部に備えたエアシリンダ2により昇降可能
な構造となっている。また、基板後端固定板1はその下
部をタイミングプーリ4に掛けられたタイミングベルト
5に固定してあり、タイミングプーリ4Aにはモータ3
が接続され、モータ3を駆動することにより基板23搬
送方向に移動可能な構造となっている。基板後端固定板
1は基板23の搬送時には搬送面より下方に待機し、基
板23の位置決めを行うときはエアシリンダ2により搬
送面より上昇しモータ3により下流側に移動して基板2
3の上流側端面の位置決めを行う。
【0021】図1に示すように、基板後端固定板1を移
動させるエアシリンダ2、モータ3、タイミングプーリ
4、タイミングベルト5は搬送面より下方に設けてあ
る。基板後端固定板1の下流側で搬送面より下方には基
板23を検知するセンサ26が基板後端固定板1の基板
23に接触する部分とその検出位置をラミネート部15
が必要とする基板23の搬送方向の位置決め精度ΔYの
距離だけ離して設けてある。センサ26は基板後端固定
板1と共に搬送路6を移動し、搬送路6上を搬送されて
きた基板23を検出する。
【0022】図1、図3に示すように、搬送路6の矢印
ウの方向には基板側端固定板7A、7Bが設けてある。
基板側端固定板7A、7Bは基板23の位置決めを行う
部分を直方体状の平板7aA、7aBとしたものであ
る。前記平板7aA、7aBは搬送方向に対しその基板
23の位置決めを行う面を並行に配置され、タイミング
プーリ9に掛けられた一本のタイミングベルト10の上
流側は上ベルトつかみ7bBを介して基板側端固定板7
Bが、下流側に下ベルトつかみ7bAを介して基板側端
固定板7Aが接続されている。タイミングプーリ9Aに
はモータ8が接続してあり、モータ8の回転によりタイ
ミングプーリ9Aを介しタイミングベルト10を駆動す
る。
【0023】図1に示すように、基板側端固定板7を移
動させるモータ8、タイミングプーリ9、タイミングベ
ルト10は、搬送面より下方に設けてある。タイミング
ベルト10は上流側と下流側とでは、反対方向に移動す
るため搬送路6の中央を中心として基板側端固定板7
A、7Bは対称的に移動する。基板側端固定板7A、7
Bが搬送路の中央を中心として対称的に移動するので、
基板23の中央を搬送路の中央に一致させることができ
る。基板側端固定板7A、7Bにはそれぞれ矢印ウの方
向の基板23側端を検知するセンサ25A、25Bが搬
送路6の中央側に向けて設けてある。センサ25A、2
5Bはその検出位置を基板側端固定板7A、7Bの位置
決めを行う平板7aA、7aBに対しラミネート部15
が要求する基板23の矢印ウの方向の位置決め精度ΔX
の距離だけ離して設けてある。センサ25A、25Bは
基板側端固定板7A、7Bと共に移動して搬送路12上
の基板23を検出する。
【0024】搬送路6の基板先端検知センサ24に対し
て下流側にはフィルム18を基板32に貼り付けるラミ
ネート部15が設けてある。ラミネート部15にて基板
23にフィルム18を貼付を行うときに許容できる基板
23の位置ずれ量は、前述したように搬送方向ではΔ
Y、矢印ウの方向ではΔXとなっている。本実施形態の
ラミネート部15は従来例と同一であるのでその構造の
説明は省略する。
【0025】ラミネート部15へのフィルム18の供給
は、帯状のフィルム18を巻いたフィルムロール21よ
り行われる。フィルム18には保護シート35が貼られ
ており、巻取ロール22によりフィルム18をラミネー
ト部15へ供給する際に回収される。
【0026】また、本実施形態の基板ラミネート装置は
シーケンサやマイクロプロセッサ等を有する図示を省略
した制御部を有し、各センサ等の信号に基づき装置の各
部は駆動される。
【0027】以下、上記のように構成された基板ラミネ
ート装置の動作について説明する。
【0028】基板23は、搬送路6を図1における矢印
イで示すようにモータ11の駆動により搬送プーリ12
により矢印ウの方向の端部を支持されてラミネート部1
5へ向かい移動する。基板23の下流側端部がセンサ2
4により検出されると、図示を省略したロータリーエン
コーダの信号により基板23をラミネート部15が必要
とする位置まで移動させてモータ11を停止して基板2
3の搬送を停止する。
【0029】次ぎに、基板後端固定板1が、エアシリン
ダ2により搬送面より上に上昇し、モータ3によりセン
サ26と共に基板23の方向へ移動する。基板後端固定
板1が移動していく過程でセンサ26が基板23を検出
すると、さらに距離ΔYだけ基板後端固定板1を移動さ
せて基板23の上流側端面に基板後端固定板1を接触さ
せモータ3を停止して基板23の位置決めを行う。
【0030】前述した基板23の上流側端面の位置決め
と同時に矢印ウの方向の位置決めを行う。基板側端固定
板7A、7Bは基板側端検出センサ25A、25Bと共
に、搬送プーリ12上に停止している基板23に対しモ
ータ8により基板23に矢印ウの方向より搬送路6の中
央に向かって移動する。基板側端固定板7A、7Bが移
動していく過程でセンサ25A、25Bにより矢印ウの
方向の基板23側端が検出される。
【0031】センサ25A、25Bの両方が基板23側
端を検知すると、さらに距離ΔXだけ基板側端固定板7
A、7Bを移動させて基板23の側端面に基板側端固定
板7A、7Bを接触させモータ8を停止して移動を停止
し、基板23の中央を搬送路6の中央に一致させて位置
決めを終了する。
【0032】上記のように、位置決めを終了した基板2
3に対して、ラミネート部15でフィルム18の貼り付
けを行う。以下ラミネート部15の動作は従来例と同一
であるのでその説明は省略するが、圧着ロール16によ
り圧着を行う際に基板23は後端固定板1と基板側端固
定板7によりラミネート部15の必要とする位置で位置
決めされているので精度良くフィルム18をラミネート
できる。
【0033】基板後端固定板1と基板側端固定板7によ
る基板23の固定は、基板23を後端固定板1と基板側
端固定板7とを基板23の側面に接触させるので基板2
3のフィルム18がラミネートされる面は発じんの影響
を受けにくい。
【0034】搬送プーリ12を駆動するモータ11、タ
イミングベルト13、タイミングプーリ14などは搬送
路6の中央に対して搬送プーリ12より外側もしくは搬
送面の下方に設けており、基板側端固定板7や基板後端
固定板1を駆動するエアシリンダ2、モータ3、タイミ
ングプーリ4、タイミングベルト5、モータ8、タイミ
ングプーリ9、タイミングベルト10は、搬送面より下
方に設けているので、基板23の位置決めや搬送中に生
じるじん埃の大部分は落下するので基板に付着しにく
い。
【0035】また、基板23はプーリ12上を移動する
が、搬送プーリ12はその接触している部分がフィルム
18のラミネートされる部分を避けており、搬送中に基
板23が大きくずれラミネートされる部分を支持される
ことが生じても搬送プーリ12は薄型であるので搬送プ
ーリ12と基板23との接触面は僅かであり発じん量も
少なく、フィルム18がラミネートされる部分の清浄度
に与える影響は少ない。
【0036】基板後端固定板1と基板側端固定板7は同
時に移動させているが、その接触するタイミングには基
板23の形状等により多少の誤差が生じる。例えば、基
板23の搬送方向より矢印ウの方向が長い基板23に対
しては、基板側端固定板7が始めに接触した後に基板後
端固定板1が接触する。このとき、基板後端固定板1の
移動している間は基板側端固定板7が基板23の側面と
擦れ発じんするが、基板後端固定板1はセンサ25によ
り基板23との接触地点で止まるように制御されている
ので、その移動距離は基板後端固定板1の停止位置制御
の誤差分となるので極僅かであり、従って発じん量も僅
かである。また、基板後端固定板1が始めに接触した場
合は、基板23の搬送路6の中央に対するずれ補正分の
み移動する。このとき、基板後端固定板1と基板23と
が擦れるが基板後端固定板1は垂直方向の回転軸を持つ
円筒形状であるので接触抵抗は僅かであり、従って発じ
ん量も僅かであるため、フィルム18がラミネートされ
る部分の清浄度に与える影響は少ない。
【0037】以上の説明からわかるように、本実施形態
の基板ラミネート装置によれば、基板23表面のフィル
ム18がラミネートされる部分の清浄度の低下を抑え
て、基板23を搬送できるので特に清浄度を要求される
基板23について有効である。
【0038】上記の実施形態では各センサが基板23を
検知してから一定距離、基板後端固定板1と基板側端固
定板7とを移動させて接触させていたが、ラミネート部
15が要求する精度に関係無い距離だけ基板23との距
離を開け停止させてもよい。例えば、前記の実施形態の
ように構成しておき、基板後端固定板1はセンサ26が
検知したときに直ちに停止し、基板側面固定板は7は両
方のセンサ25が検知した瞬間に移動を停止するように
制御してもよい。このとき基板23と各位値決め部分と
の距離は搬送方向ではΔY以内、矢印ウの方向ではΔX
以内となるためラミネート時にずれが生じてもずれ量は
搬送方向ではΔY以内、矢印ウの方向ではΔX以内の許
容誤差範囲内に抑えることができる。
【0039】本実施形態では、基板後端固定板1は基板
23と接触せず、基板側端固定板7は基板23がラミネ
ート部15の矢印ウの方向の許容誤差範囲ΔX内で搬送
されて来れば基板23と接触しない。また、基板23が
矢印ウの方向の許容誤差範囲ΔXを超えて搬送されたと
きでも、その修正量は最低限度に抑えられるため基板側
端固定板7による移動距離は前述した実施形態より少な
くなるので更に清浄度を要求される基板23について有
効である。
【0040】以上の実施形態では、基板23に対し矢印
ウの方向と上流側の端面の3ヶ所を位置決めしていた
が、位置決めする端面の数は基板の停止精度や搬送中の
ずれ量、ラミネート部15の要求する位置決め精度、ラ
ミネート時に基板に加わる力、必要とする清浄度など様
々な要因により決定される設計上の問題である。
【0041】例えば、特に基板23の位置決め精度が必
要な場合は周囲4面とも位置決めを行えばよく、基板停
止精度が高い場合は基板23の位置決めを矢印ウの方向
の2面のみ行うようにしてもよい。この場合は、搬送方
向の基板位置決め手段が無いので装置の構造が簡単にな
り、さらには基板23との接触部分が少なくなるので清
浄度の面で有効である。
【0042】また、各位置決め手段にセンサを設けてい
たがこのセンサを外してもよい。例えば基板の位置決め
を矢印ウの方向の2面のみ行うときなどは、第3図のよ
うな基板位置決め手段において各センサ25A、25B
を外した構成にしてもよい。前記の構成においても、基
板側端固定板7は搬送路6の中心に基板23の中心を一
致させることができるので精度よく位置決めできる。こ
の場合は、装置が単純化するので信頼性が向上する効果
がある。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
基板表面のフィルムがラミネートされる部分の清浄度を
保ち、細密な配線パターンを有する基板の製造に好適な
基板ラミネート装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明基板ラミネート装置の要部の概略構成
を示す斜視図である。
【図2】 図1のA−A矢視断面図である。
【図3】 図1のB−B矢視断面図である。
【図4】 従来の基板ラミネート装置の要部の概略構成
を示した斜視図である。
【符号の説明】
1…基板後端固定板 2…エアシリンダ 3…モータ 4A、4B…タイミングプーリ 5…タイミングベルト 6…搬送路 7A,7B…基板側端固定板 7aA、7aB…平板 7bA…下ベルトつかみ 7bB…上ベルトつかみ 8…モータ 9A,9B…タイミングプーリ 10…タイミングベルト 11…モータ 12A〜12H…搬送プーリ 13A〜13F…タイミングベルト 14A〜14J…タイミングプーリ 15…ラミネート部 16A,16B…圧着ロール 18A、18B…フィルム 20A、20B…バキュームプレート 21A…フィルムロール 22A…巻取ロール 23…基板 24〜26…センサ 29A、29B…エアシリンダ 35A…保護シート 40A、40B…ローラ
フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AT00A AT00B BA02 EJ192 EJ421 EK06 EK11 4F211 AC03 AD08 AG03 AH36 AR07 TA01 TA13 TC01 TD11 TJ11 TJ15 TJ29 5E339 BD11 CD01 CE16 EE01 EE04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の搬送路を形成する基板搬送手段と、
    前記基板搬送手段により搬送された基板を保持する基板
    位置決め手段と、前記基板位置決め手段により位置決め
    された基板表面にフィルムをラミネートするラミネート
    手段を備えた基板ラミネート装置において、 前記基板搬送手段は、前記フィルムの幅を超える間隔を
    開けて平行に配置した回転体の列よりなり、前記各回転
    体の回転軸を搬送路に対し直角な水平方向に向けて設
    け、 前記各回転体の駆動手段を、基板の搬送される搬送面よ
    り下方および前記回転体の列より外側の少なくとも一方
    に設け、 前記基板位置決め手段は、前記搬送面の両側および後側
    より基板方向に移動して位置決めを行う位置決め凸起よ
    りなり、 前記位置決め凸起の移動手段を、基板の搬送される面よ
    り下方に設けたことを特徴とする基板ラミネート装置。
  2. 【請求項2】前記基板位置決め手段に、基板検出手段を
    設けたことを特徴とする請求項1項記載の基板ラミネー
    ト装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016050064A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 ブラザー工業株式会社 シート収容装置および画像形成装置

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JP2016050064A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 ブラザー工業株式会社 シート収容装置および画像形成装置

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