JP2003062718A - プレスボード面の溝加工方法 - Google Patents

プレスボード面の溝加工方法

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JP2003062718A JP2001254712A JP2001254712A JP2003062718A JP 2003062718 A JP2003062718 A JP 2003062718A JP 2001254712 A JP2001254712 A JP 2001254712A JP 2001254712 A JP2001254712 A JP 2001254712A JP 2003062718 A JP2003062718 A JP 2003062718A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】第一に、各種用途のプレスボードに対する溝加
工を迅速かつ経済的に行うことができるプレスボード面
への溝加工方法を提供すること、第二に、絶縁材等の機
能部材として使用されるプレスボードカルタについて
も、その複数に溝加工を迅速にかつ経済的に施すことが
できるプレスボード面への溝加工方法を提供することで
ある。 【解決手段】プレスボードを、切込み刃と溝切り刃とを
順に配設した溝加工装置内に供給し、この溝加工装置の
切込み刃と対面する位置にまでプレスボードを送り込ん
で、このプレスボードの面上に切込み線を形成し、さら
に、この切込み線に沿って、溝切り刃によってプレスボ
ードの面上に溝削り加工を施すことを特徴とするプレス
ボード面の溝加工方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,プレスボードの面
上に溝削り加工を迅速にかつ良好に行うことができる溝
加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プレスボードは、クラフトパルプの繊維
や、クラフトパルプと木綿との混合繊維をすいた湿紙を
重ね合わせ、これを加圧して製造した平板材である。こ
のようにプレスボードは、平板形状のものとして成形さ
れたものであるから、現在、多様な用途に利用されてい
る。例えば、建築材料、家庭用の家具類やボックス類の
形成材として使用されている他、電気機器の絶縁材等の
機能部材としても使用されている。特に、電気機器類の
絶縁材等の機能部材として使用する場合、プレスボード
をそのまま使用することもできるが、プレスボードを一
定大きさの小片に寸断したプレスボードカルタとし、こ
れを絶縁材等として使用することができる。
【0003】このようなプレスボードについては、その
面上に溝加工を施しておくことが必要となることがあ
る。例えば、建築材料、家庭用の家具類やボックス類の
場合、加工したプレスボード面に溝を設けて結合部と
し、その結合部で数個の部材を組み立てるようにした組
み立て部材の場合である。また、電気機器類の絶縁材等
の機能部材として使用する場合、電気的な絶縁性、冷却
等の性能を高めるために、プレスボード面に溝加工を施
すことが必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プレス
ボードが前記したようにパルプ繊維を加圧して形成され
ているという材質の特性から、単純にプレスボード面に
溝加工を施す場合、木材に対する溝加工の場合と比べ
て、溝加工部分に多くのバリが生じることが多く、その
生じたバリのために溝加工が不十分となったり、さら
に、その後に、バリ取りのための面取り加工が特別に必
要となるという欠点がある。
【0005】特に、プレスボードを電気機器の絶縁材等
の機能部材として使用する場合、溝加工部分に生じたバ
リは、その絶縁性等の性能を低下させる原因となること
が知られている。また、前記した寸断片であるプレスボ
ードカルタを絶縁材として使用する場合には、溝加工能
率の点から、一時に多数のプレスボードカルタを取り扱
うことが必要となる。
【0006】従来、このようなプレスボードカルタ面の
溝加工方法としては、図14及び図15に示すように、
先ず、1枚のプレスボード基板30の面上に複数のプレ
スボードカルタ片31を貼り付けた貼着ボード33を得
る。この場合、各プレスボードカルタ片31は、形成し
ようとする溝の間隔31だけそれぞれ離間させておく。
次いで、この貼着ボード33をプレスボードカルタの寸
法に順に切断する方法によっていた。
【0007】即ち、従来の方法は、図16に示すよう
に、先ず、貼着ボード33をプレスボードカルタの幅a
に沿って短冊状の切断片33aを得る。次いで、切断片
33aからプレスボードカルタ34の平面形状に合致す
る区画線bに沿って切断cし、複数のプレスボードカル
タ34を得るという方法であった。得られたプレスボー
ドカルタ34では、溝加工に際するバリ等が発生するの
を回避するために、間隔31の部分が加工溝となってい
る。
【0008】しかし、上記した従来の溝加工方法では、
プレスボードカルタ片31を貼り付ける作業と、プレス
ボードカルタ34の平面形状に合わせて貼着ボード33
を裁断する作業が予め必要となり、加工に長時間が必要
となるから、加工効率が悪く、経済的な面でのマイナス
が大きいという欠点がある。また、貼着ボード33を裁
断する際にも、バリが発生するから、このバリを処理す
るための面取り加工が別に必要となる。この点でも経済
的にマイナスとなる。さらに、溝加工を施したプレスボ
ードカルタ34については、貼付したプレスボードカル
タ片31の部分が剥がれ易く、このプレスボードカルタ
34を絶縁材等の機能部材として利用する場合、この剥
がれ片の存在は、プレスボードカルタの絶縁性等の機能
を大きく損ねるという欠点もある。
【0009】そこで、本発明は、第一に、各種用途のプ
レスボードに対する溝加工を迅速かつ経済的に行うこと
ができるプレスボード面への溝加工方法を提供するこ
と、第二に、絶縁材等の機能部材として使用されるプレ
スボードカルタについても、その複数に溝加工を迅速に
かつ経済的に施すことができるプレスボード面への溝加
工方法を提供することを目的とした。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明のプレスボード面の溝加工方法は、プレス
ボードを、切込み刃と溝切り刃とを順に配設した溝加工
装置内に供給し、この溝加工装置の切込み刃と対面する
位置にまでプレスボードを送り込んで、このプレスボー
ドの面上に切込み線を形成し、さらに、この切込み線に
沿って、溝切り刃によってプレスボードの面上に溝削り
加工を施すことを特徴とする。
【0011】本発明のプレスボード面の溝加工方法で
は、切込み刃によりプレスボード面に切込み線を形成
し、この切込み線に沿って溝切り刃で溝加工するように
したので、加工溝の部分にバリ等の障害が発生すること
はない。従って、生じたバリに対する面取り等の困難な
後加工は一切必要でない。
【0012】本発明の方法で使用する切込み刃は、プレ
スボード面に切込み線を形成するものであり、例えば、
従来から使用されているチップソー等の回転刃を用いる
ことができる。また、溝切り刃としては、例えば、従
来、自在溝切りカッターと称され、木材用として使用さ
れている偏心のこ刃のように、加工溝の幅の範囲で刃部
が偏心して軸回転する回転刃を使用することができる。
【0013】これらの切込み刃及び溝切り刃は、溝加工
装置において、供給されたプレスボードの面と直面する
位置となるように順に設けられておれば足りる。これら
の切込み刃及び溝切り刃の配設位置は、プレスボード面
に対して上下のいずれの位置であってもよい。切込み刃
及び溝切り刃がプレスボードの下面に直面するように配
設されている場合には、プレスボードの下面に切込み線
及び加工溝が形成されることになり、また、切込み刃及
び溝切り刃がプレスボードの上面に直面するように配設
されている場合には、プレスボードの上面に切込み線及
び加工溝が形成されることになる。
【0014】本発明のプレスボード面の溝加工方法に
は、プレスボード面に凹溝を形成する場合のほか、プレ
スボードの端縁部に沿って切欠状の溝を形成する場合を
含む。従って、プレスボードの面上であって、その端縁
部に切欠状の溝を形成する場合には、切込み刃は1つで
あればよいが、プレスボード面に凹溝を形成する場合に
は、切込み刃は2つ必要である。
【0015】この場合、2つの切込み刃はプレスボード
面に切込み線を加工溝の幅だけ離間して形成できるよう
に、2つの切込み刃を離間して配設されていることが必
要である。2つの切込み刃による切込み線間に溝切り刃
により溝削り加工を施すことにより、加工溝をプレスボ
ード面に形成することができる。このように形成された
加工溝についても、前記同様にバリが生じることはな
い。
【0016】本発明の方法には、プレスボードが、一定
大きさに寸断されたプレスボードカルタとして形成さ
れ、このプレスボードカルタの複数を、専用カセットの
表裏面に通じる開孔縁に沿った凹部内に並列的に並べて
一体化したものである場合を含む。
【0017】上記した複数のプレスボードカルタを伴う
専用カセットは、1枚のプレスボードと同様に作用す
る。即ち、専用カセットにおいて、複数のプレスボード
カルタが並列的に並べられた状態で一体化されているか
ら、これらの各プレスボードカルタに順に切込み刃及び
溝切り刃が及んで、切込み線と加工溝とが順に形成され
る。切込み刃及び溝切り刃は、専用カセットの表裏面に
通じる開孔を介して、各プレスボードカルタ面に切込み
線と加工溝とが順に形成されることになる。この場合、
切込み線及び加工溝の形成面が、複数のプレスボードカ
ルタの上下面のいずれであってもよいのは、前記同様で
ある。
【0018】切込み刃及び溝切り刃による加工時におい
て、専用カセットにおける各プレスボードカルタの一体
化を維持すると共に、安定した状態で溝加工を実行する
ために、溝加工装置には、切込み刃及び溝切り刃の配設
位置と相対する側に押えロールが設けられていることが
好ましい。
【0019】プレスボードカルタの平面形状としては、
用途に応じて、多様な形状のものとすることができる
が、この長方形状やひし形状等のものであることが好ま
しい。プレスボードカルタの平面形状が長方形状やひし
形状であると、専用カセットの凹部形状として単純な形
状構成のもので済むと共に、プレスボード内に並列的に
並べて一体化させるための作業が容易であり、その一体
化状態も安定したものとして得られるからである。
【0020】
【発明の実施の形態】次に本発明に係るプレスボード面
の溝加工方法の実施の形態を図に基づいて説明する。図
1には、平面形がひし形の被加工用のプレスボードカル
タ1を示した。プレスボードカルタ1の先鋭な隅部には
バリ取り面1aを有している。
【0021】即ち、プレスボードカルタ1は、例えば、
カルタとして適当な厚さ(4.0〜8.0mm)を有す
る1枚のプレスボードを7cm×3cmの大きさに切断
して得られたものであり、そのプレスボードカルタ1の
形状に切断した直後には、その先鋭な隅部にバリが生じ
ることが多い。バリ取り面1aは、前処理工程で、その
生じたバリ部分を予め面取り加工を施したものである。
このプレスボードカルタ1に対して、2点鎖線で示す加
工溝21を形成することにより、プレスボード1Aが得
られる。
【0022】専用カセット2は、図2及び図3に示すよ
うに、その表裏面に通じる開孔2aを有している。開孔
2aの形状は、複数のプレスボードカルタ1を並列的に
並べることによって形成される平面形に対応している。
専用カセット2の表面側には、開孔2aの端縁に沿って
凹部2bが設けられている。従って、複数のプレスボー
ドカルタ1を凹部2b内に順に並列的に並べて、専用カ
セット2と一体化させることができる。この際、相隣接
する位置のプレスボードカルタ1の端縁が密接した状態
で凹部2b内で全体として安定して一体化されている。
【0023】2cは、開孔2aの隅部に設けられている
貫通された円孔であり、一旦、凹部2bに並べた複数の
プレスボードカルタ1を専用カセット2から取り除くた
めの間隙である。2dは、開孔2aに及ぶチップソー1
3及び偏心のこ刃16が専用カセット2の裏面上に衝突
するのを回避するための凹溝である。
【0024】図4〜図6には、溝加工装置10を示し
た。溝加工装置10は、上下2段の同じ機能を有する溝
加工ラインを備えている。溝加工装置10の各溝加工ラ
インには、専用カセット2が進行する方向にテーブル1
1がそれぞれ設けられており、テーブル11の中央に面
しては、2つのチップソー13と、偏心のこ刃16とが
順に配設されている。
【0025】即ち、溝加工装置10の上下に位置してい
る各溝加工ラインには、その端部位置に導入ローラ12
がそれぞれ設けられている。導入ローラ12は、上下一
対のものであり、それらの間隔がシリンダ12a及び1
2bが動作することによって、供給した専用カセット2
を挟持できるように機能する。なお、上下位置の各溝加
工ラインにおいて、導入ローラ12は互いに反対側に位
置している。導入ローラ12より導入された専用カセッ
ト2は、その長手方向に沿って取り込まれ、各プレスボ
ードカルタ1が専用カセット2に従い順にテーブル11
に沿って進行されるようになっている。
【0026】導入ローラ12の後方位置には、2つのチ
ップソー13が順に配設されている。これら2つのチッ
プソー13は、相互に前後方向に離間した状態で設けら
れている。従って、取り込まれた専用カセット2がチッ
プソー13と直面する位置に達した時に、各チップソー
13が開孔2aを介して複数のプレスボードカルタ1の
下面に順に及んで、図7及び図8に示す態様で、連続的
で平行な線状の切込み線20が形成される。専用カセッ
ト2の裏面には凹溝2dが設けられており、従って、各
チップソー13の刃部が専用カセット2の裏面と衝突す
ることが回避される。また、切込み線20は、専用カセ
ット2が移動する過程で形成されるので、その加工は迅
速に行われる。
【0027】チップソー13の後方位置には、専用カセ
ット2を後方に誘導するための送りローラ15が設けら
れている。また、送りローラ15の後方位置には、偏心
のこ刃16が配設されている。従って、送りローラ15
により、偏心のこ刃16と直面する位置にまで送り込ま
れてきた専用カセット2に対しては、偏心のこ刃16が
開孔2aを介して各プレスボードカルタ1の下面に及
ぶ。
【0028】偏心のこ刃16は、その回転軸に偏心状態
で設けられている刃部が、図9及び図10に示すような
状態で、予め形成されている2本の切込み線20の間に
渡る範囲で振動状態で偏心して、各プレスボードカルタ
1の下面に一連の加工溝21を切削するように機能す
る。加工溝21の切削加工についても、専用カセット2
が移動する過程で形成されるので、その切削加工は迅速
になされる。
【0029】このように加工溝21が形成された各プレ
スボードカルタ1を伴う専用カセット2は、さらに後方
位置に設けられている誘導ローラ17、18により送り
出しローラ19の位置にまで誘導される。誘導ローラ1
9では、図11に示すように、下側の誘導ローラ17の
周面の凸状部17aが、専用カセット2の裏面側に及ん
で、加工後の各プレスボードカルタ1Aの下面を支持す
る状態で誘導するように作用している。従って、各プレ
スボードカルタ1Aは、以後の送り出し過程において
も、シリンダ18a及び18bにより誘導ローラ18を
押圧する状態で、専用カセット2に安定した状態で保持
される。さらに、この専用カセット2は、送り出しロー
ラ19により溝加工装置10の外部にまで送り出され
る。この誘導及び送り出しに際して、シリンダ18a及
び19aは、前記したシリンダ12aと同様に押圧する
ように機能する。
【0030】この送り出されてきた専用カセット2につ
いては、円孔2cの間隙を介して、溝加工後の各プレス
ボードカルタ1を専用カセット2の凹部2bから取り出
すことができる。この溝加工後のプレスボードカルタ1
Aについては、図1に示すような態様で、その中央部に
渡って加工溝21が形成されている。
【0031】このように複数のプレスボードカルタ1に
対し、先ず、チップソー13により一連の切込み線20
が形成され、次いで、偏心のこ刃16により切込み線2
0に沿って加工溝21を一連に形成してプレスボードカ
ルタ1Aは得られるから、複数の伴うプレスボードカル
タ1に溝加工を一時に施すことが可能であると共に、そ
の形成した加工溝21の切削部分にはバリ等の障害が発
生することもない。従って、加工溝21が面上に形成さ
れたプレスボードカルタ1Aを迅速に得ることができ
る。
【0032】前記したように、上下の各溝加工ライン
は、その導入位置が互いに反対側に設けられているの
で、1つの溝加工ラインで溝加工が終わった専用カセッ
ト2を取り出し位置で再利用することにより、上記した
溝加工を連続して効率的に行わせることができる。
【0033】上記した本発明の実施の形態では、専用カ
セット2に複数のプレスボードカルタ1Aをセットとし
たものを対象としたが、1枚のプレスボードを対象とす
る場合も、上記と同様に溝加工を施すことができる。一
方、さらに効率化を図るためには、本発明の機能を自動
化させることも可能である。
【0034】上記したプレスボードカルタ1に対する溝
加工により形成される加工溝21は、プレスボードカル
タ1のひし形の短辺側の斜辺に沿った態様のものである
が、図12に示すように、そのひし形の長辺と直交する
加工溝23の形態で溝加工を施すことができる。また、
専用カセット2の開孔形状を自在に変えることによっ
て、溝切り角度も自由に変化させることができる。
【0035】即ち、この場合、図13及び図14に示す
ような形態で形成した専用カセット2Aを使用する。専
用カセット2Aでは、その凹部2Abが複数のプレスボ
ードカルタ1の両側の隅部形状に合致したジグザグ形状
で形成されている。2Aaは、専用カセット2Aの表裏
面に通じる開孔である。従って、凹部2Abに順に嵌め
入れた状態で、複数のプレスボードカルタ1を専用カセ
ット2Aの凹部2Aaにセットして一体化させることが
できる。
【0036】専用カセット2Aでは、複数のプレスボー
ドカルタ1の相隣接する長辺が、専用カセット2Aの長
手方向である進行方向と直交した向きとなっている。従
って、溝加工装置10に導入された専用カセット2Aの
複数のプレスボードカルタ1の下面には、そのひし形の
長辺に直交する加工溝23が一連に形成される。これに
よって、加工溝23を面上に形成したプレスボードカル
タの多数を、一時に得ることができる。
【0037】
【発明の効果】上述したように本発明のプレスボード面
の溝加工方法は構成されるから、次のような効果が発揮
される。本発明のプレスボード面の溝加工方法では、溝
加工装置に導入したプレスボード面に対し、先ず、切込
み刃により切込み線を形成し、次いで、この切込み線に
沿って、溝切り刃により溝加工を施すようにしたので、
バリ等の障害が生じることなく、プレスボート面に加工
溝を迅速に形成することが可能となった。
【0038】また、本発明のプレスボード面の溝加工方
法によれば、プレスボードを裁断した複数のプレスボー
ドカルタに対しても、専用カセットを使用することによ
り、一時に加工溝を迅速に形成することが可能である。
しかも、この加工溝については、その角度を違えて形成
することもできる。
【0039】このように、本発明のプレスボード面の溝
加工方法は、1枚のプレスボードあるいは複数のプレス
ボードカルタの面上に、切欠状の溝を含む凹溝を迅速に
施すことが可能であるから、より経済的な溝加工方法を
提供するものである。また、得られた加工溝を有するブ
レスボード又はプレスボードカルタは、貼着部分を有し
ていないプレスボードを被加工材とするものであり、加
工溝を形成している側壁部分が容易に剥がれたりするよ
うな障害は発生しない。
【0040】さらに、本発明のプレスボードの溝加工方
法に係る加工ラインを上下方向に沿って複数段設けるこ
とにより、その溝加工効率をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加工対象であるプレスボードカルタの
斜視図である。
【図2】本発明のプレスボードカルタの溝加工方法で使
用する専用カセットの平面図である。
【図3】本発明のプレスボードカルタ溝加工方法で使用
する専用カセットの縦断面図である。
【図4】本発明のプレスボードカルタ溝加工方法で使用
する溝加工装置の概略を説明する正面図である。
【図5】本発明のプレスボードカルタ溝加工方法で使用
する溝加工装置の概略を説明する平面図である。
【図6】本発明のプレスボードカルタ溝加工方法で使用
する溝加工装置の概略を説明する縦断面側面図である。
【図7】本発明のプレスボードカルタ溝加工方法におけ
る溝加工過程を説明する底面図である。
【図8】本発明のプレスボードカルタ溝加工方法におけ
る溝加工過程を説明する縦断面図である。
【図9】本発明のプレスボードカルタ溝加工方法におけ
る溝加工過程を説明する底面図である。
【図10】本発明のプレスボードカルタ溝加工方法にお
ける溝加工過程を説明する縦断面図である。
【図11】本発明のプレスボードカルタ溝加工方法にお
ける専用カセットの誘導動作を説明する縦断面図であ
る。
【図12】本発明の加工対象であるプレスボードカルタ
の斜視図である。
【図13】本発明のプレスボードカルタの溝加工方法で
使用する他の形態の専用カセットの平面図である。
【図14】本発明のプレスボードカルタの溝加工方法で
使用する他の形態の専用カセットの縦断面図である。
【図15】従来のプレスボードカルタ面の溝加工方法を
説明する平面図である。
【図16】従来のプレスボードカルタ面の溝加工方法を
説明する正面図である。
【図17】プレスボードカルタ面の溝加工方法における
溝加工過程を説明する平面図である。
【符号の説明】
1 プレスボードカルタ 1A 溝加工後のプレスボードカルタ 1B 溝加工後のプレスボードカルタ 2 専用カセット 2a 開孔 2b 凹部 2d 凹溝 10 溝加工装置 11 テーブル 13 チップソー 16 偏心のこ刃 17、18 誘導ローラ 20 切込み線 22 加工溝 23 加工溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレスボードを、切込み刃と溝切り刃とを
    順に配設した溝加工装置内に供給し、この溝加工装置の
    切込み刃と対面する位置にまでプレスボードを送り込ん
    で、このプレスボードの面上に切込み線を形成し、さら
    に、この切込み線に沿って、溝切り刃によってプレスボ
    ードの面上に溝削り加工を施すことを特徴とするプレス
    ボード面の溝加工方法。
  2. 【請求項2】プレスボードが、一定大きさに寸断したプ
    レスボードカルタとして形成され、このプレスボードカ
    ルタの複数を、専用カセットの表裏面に通じる開孔縁に
    沿った凹部内に並列的に並べて一体化したものである請
    求項1に記載されたプレスボード面の溝加工方法。
  3. 【請求項3】溝加工装置に2つの切込み刃を設け、これ
    らの切込み刃により、プレスボード又は一体化された各
    プレスボードカルタの面上に2本の切込み線を離間して
    平行に形成し、これらの切込み線間を溝切り刃によって
    溝削り加工する請求項1又は2に記載されたプレスボー
    ド面の溝加工方法。
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