JPH05177602A - 木材切削方法ならびに装置 - Google Patents

木材切削方法ならびに装置

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Publication number
JPH05177602A
JPH05177602A JP54992A JP54992A JPH05177602A JP H05177602 A JPH05177602 A JP H05177602A JP 54992 A JP54992 A JP 54992A JP 54992 A JP54992 A JP 54992A JP H05177602 A JPH05177602 A JP H05177602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wood
cutting
planer
groove
feed rollers
Prior art date
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Pending
Application number
JP54992A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Sakuma
正晃 佐久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taihei Machinery Works Ltd
Original Assignee
Taihei Machinery Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Taihei Machinery Works Ltd filed Critical Taihei Machinery Works Ltd
Priority to JP54992A priority Critical patent/JPH05177602A/ja
Publication of JPH05177602A publication Critical patent/JPH05177602A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 木材9を支持する回転自在の複数の支持ロー
ラ2と、この支持ローラ2上に木材9を押し付けて走行
させる複数の送りローラ3、24と、木材9上に一定の
間隔で溝12を加工するカッタローラ10と、溝加工後
の木材9を切削加工するかんな胴16からなっている。 【効果】 切削前の木材9の表面に一定の間隔で溝12
を設けておくことにより、切削時に溝12と溝12の間
の部分が割れて小さな破片として飛ばされる。このた
め、かんな胴16による切削量を少なくできるので切削
に要する動力が大幅に低減できるなどの効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、木材加工用かんな盤
すなわち、木材切削装置により木材を切削する方法およ
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のかんな盤は木材の下面を支える複
数の支持ローラ上に、木材の表面に圧着して回転するこ
とにより木材を一定の速度で走行させる複数の送りロー
ラと、外周に複数のかんな刃を設けたかんな胴からなる
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のか
んな盤は、かんな胴を回転させて、その外周に設けたか
んな刃を、走行中の木材の表面に切り込むことにより木
材の表面を一定の深さに削り取るものであるから、切り
込みが深すぎると切削抵抗が大きくなってかんな胴の駆
動に要する動力が大となり、切り込みを浅くするとかん
な胴の駆動に要する動力は小さくなるが切削能率が低下
するという問題がある。
【0004】この発明の課題は上記のような従来のかん
な盤の問題点を解決して、切削能率が高く、しかもかん
な胴の駆動に要する動力を小さくできる切削方法ならび
に装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は走行中の木材の表面を回転式のかんな
胴により切削する方法において、上記切削部分の手前に
おいて、上記木材の表面に、一定の間隔で走行方向と直
交する溝を設けて切削前の木材の繊維を一定間隔で一定
深さに分断することを特徴とする木材切削方法ならびに
走行する木材の表面を回転式のかんな胴により切削する
木材切削装置において、上記かんな胴の手前に、木材の
表面に一定の間隔で一定の深さの溝を切り込む溝切り手
段を設けたことを特徴とする木材切削装置を提供する。
【0006】
【作用】かんな胴を連続回転させるとともに溝切り手段
も作動させ、その下部に木材を送り込むと、最初に上記
溝切り手段のカッタが木材の表面に切り込んで一定の間
隔で木材の表面に溝を形成する。
【0007】こうして溝が形成された木材がかんな胴の
下方に進入していくと、かんな刃が木材に切り込むと同
時に溝と溝の間が割れてかんな屑とともに小さい破片と
なって飛ばされる。
【0008】従って、かんな刃は破片が飛ばされたあと
の部分を切削するだけとなり、従来の切削方法に比較し
て切削に要する動力が大幅に低減できる。
【0009】
【実施例】図1、図2に示す実施例において、1はベー
スフレームでその上に複数の支持ローラ2を回転自在に
装着する。3は木材の入口側の一対の送りローラ、4は
その駆動モータでこのモータ4と上記一方のローラ3を
伝動ベルト5で駆動し、他方のローラ3は伝動ベルト6
により連動している。
【0010】また、上記各送りローラ3はエアシリンダ
などの適宜の加圧手段7により、支持ローラ2上の被切
削物としての木材9の上面に押し付けられている。
【0011】10は溝切り手段の一例としてのカッタロ
ーラで、図2のように外周に軸方向の複数のカッタ11
が一定の間隔で放射状に固定してある。
【0012】上記各カッタ11のローラ外周からの突出
量は一定として木材9に切込む溝12の深さが一定とな
るようにしてある。
【0013】上記カッタローラ10も前記各送りローラ
2と同様にエアシリンダなどの加圧手段13により木材
9上に押し付ける。14はカッタローラ10の駆動モー
タで、伝動ベルト15によりカッタローラ10を駆動す
る。
【0014】16はかんな胴で外周に複数のかんな刃1
7を固定してある。上記かんな胴16は一定の位置で回
転するもので、木材9の厚みの変更時と、切削深さの変
更時にのみその軸受の取付位置を変更する。
【0015】20はかんな胴16の駆動用モータで、伝
動ベルト21によりかんな胴16を駆動する。また、上
記かんな胴16の入口側と出口側には木材9の上面を押
えて跳ね上りを防止する押え部材22、23を配置す
る。
【0016】24は出口側の一対の送りローラで、前記
送りローラ3と同様にエアシリンダなどの加圧手段25
によりそれぞれ木材9上に押し付けられている。
【0017】また、かんな胴16側の送りローラ24は
前記カッタローラ10側の送りローラ3と伝動ベルト2
6により連動し、両送りローラ24は伝動ベルト27に
より連動して、全ての送りローラ3、24を同一周速で
矢印方向に回転させる。
【0018】上記の実施例において、モータ4により各
送りローラ3、24を駆動し、モータ14によりカッタ
ローラ10を、その各カッタ11の刃先が送りローラ
3、24の周速と同期し、同方向に回転するように駆動
する。また、かんな胴16はモータ20により送りロー
ラ3、24と反対の方向に駆動する。
【0019】上記のように送りローラ3、24、カッタ
ローラ10、かんな胴16を駆動した状態で、図1の右
方からベースフレーム1上へ被切削木材9を送り込む
と、この木材9は送りローラ3により支持ローラ2上へ
押し付けられながら移動し、カッタローラ10のカッタ
11により木材9の走行方向と直交する方向の溝12を
木材9の表面に一定の間隔で形成する。上記のように溝
12を形成された木材9はつぎのかんな胴16のかんな
刃17により切削される。
【0020】図2のように、かんな刃17による切削深
さaを溝12の深さより若干深くしておくことによりか
んな刃17による切削面には溝12のあとは残らない。
また、切削に際しては、加工された溝12の効果によ
り、先の溝12とつぎの溝12の間の部分の木材9に溝
12をつなぐように割れが発生し、かんな屑とともに小
さい破片として飛ばされる。
【0021】すなわち、かんな刃17は溝12より上の
部分が飛ばされたあとの残った部分だけを切削すること
となる。なお、上記実施例は溝切り手段として、木材の
送りを兼ねたカッタローラ10を設けているが、このよ
うなカッタローラ10のかわりに刃物装置を往復運動さ
せて溝加工を行う機構とすることもできる。
【0022】また、かんな胴16に設ける各かんな刃1
7を図の反対の向きに取付け、かんな胴16をカッタロ
ーラ10などと同じ方向に高速回転させて木材9の移動
速度より相当速い速度でかんな刃17を回転させて木材
9を切削する場合もある。
【0023】
【効果】この発明は上記のように従来のかんな盤におけ
る木材の切削の際に、かんな胴による切削加工の手前に
おいて、一定の間隔で、木材の表面に、木材の移動方向
と直交する方向の溝を設けることにより、かんな胴によ
り切削加工される際に、溝と溝の間の部分の木材が割れ
て、かんな屑とともに小さな破片として飛ばされて排出
される。
【0024】従って、かんな胴による仕上げ面を溝の深
さより若干多いめに設定しておけば、溝と溝の間におい
て割れて飛ばされたあとの残った部分だけを切削すれば
よいため、切削に要する動力が従来の切削方法に比較し
て大幅に低減でき、歩むら材料による過負荷が軽減さ
れ、かんな刃の寿命が増大し、切削速度を増大させて切
削能率を向上させることができ、溝切り手段として送り
を兼ねたカッタローラを用いた場合は送りに滑りを生じ
ないので送り力が増大するなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の側面図
【図2】同上要部の拡大側面図
【符号の説明】
9 木材 10 カッタローラ 11 カッタ 12 溝 16 かんな胴 17 かんな刃

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行中の木材の表面を回転式のかんな胴
    により切削する方法において、上記切削部分の手前にお
    いて、上記木材の表面に、一定の間隔で走行方向と直交
    する溝を設けて切削前の木材の繊維を一定間隔で一定深
    さに分断することを特徴とする木材切削方法。
  2. 【請求項2】 走行する木材の表面を回転式のかんな胴
    により切削する木材切削装置において、上記かんな胴の
    手前に、木材の表面に一定の間隔で一定の深さの溝を切
    り込む溝切り手段を設けたことを特徴とする木材切削装
    置。
JP54992A 1992-01-07 1992-01-07 木材切削方法ならびに装置 Pending JPH05177602A (ja)

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JP54992A JPH05177602A (ja) 1992-01-07 1992-01-07 木材切削方法ならびに装置

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JPH05177602A true JPH05177602A (ja) 1993-07-20

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JP54992A Pending JPH05177602A (ja) 1992-01-07 1992-01-07 木材切削方法ならびに装置

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JP (1) JPH05177602A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0983828A2 (en) * 1998-09-03 2000-03-08 Taihei Machinery Works, Ltd. Method and apparatus for cutting wooden plate
JP2007167991A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Heian Corp 被加工板の加工装置
KR20160001377A (ko) * 2014-06-27 2016-01-06 이충희 목재 성형 가공장치
KR101653941B1 (ko) * 2016-02-15 2016-09-02 김지영 목재 패널의 측면을 가공하기 위한 연마장치

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