JP2003062653A - 真空ダイカスト装置 - Google Patents

真空ダイカスト装置

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JP2003062653A
JP2003062653A JP2001257712A JP2001257712A JP2003062653A JP 2003062653 A JP2003062653 A JP 2003062653A JP 2001257712 A JP2001257712 A JP 2001257712A JP 2001257712 A JP2001257712 A JP 2001257712A JP 2003062653 A JP2003062653 A JP 2003062653A
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秀悟 植林
Hirohiko Endo
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Takeshi Ko
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Abstract

(57)【要約】 【課題】溶湯を射出する際に溶湯が充満している射出ス
リーブの内部空間を従来より真空にすることができる真
空ダイカスト装置を提供することにある。 【解決手段】真空に保持されるキャビティ11と連通す
る射出スリーブ20とプランジャチップ30とプランジ
ャチップ30と結合しプランジャチップ30を駆動する
プランジャロッド40とを有し、プランジャチップ30
の後端面側に位置し給湯口21を閉塞しかつ射出スリー
ブ20の後端開口部22に当接してシールする当接部材
50と当接部材50を駆動して給湯口21を閉塞しかつ
後端開口部22に当接してシールする駆動手段60と当
接部材50と共同してプランジャロッド40を被包して
外部空間と分ける被包部材70と当接部材50及び被包
部材70で区画された後部空間を減圧する減圧手段80
とを有する真空ダイカスト装置100である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真空ダイカスト装置
に関する。更に詳しくは射出スリーブの内周面を摺動す
るプランジャチップの外周面と射出スリーブの内周面と
の隙間からの空気の流入を防止することができる真空ダ
イカスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイカストによる鋳造は一般に射出スリ
ーブに溶湯を給湯し、この溶湯をプランジャチップで射
出して、金型内のキャビティに溶湯を高速で圧入して行
う。この場合高速で溶湯をキャビティに圧入するので空
気が溶湯に巻き込まれやすく、この空気は鋳造されたダ
イカスト製品に鋳巣を生じさせる原因となる。そこでキ
ャビティ内を真空にして、溶湯に空気が巻き込まれるこ
とを防ぐ真空ダイカスト法が開発されている。この真空
ダイカスト法においては一般に金型内のキャビティを真
空に保持した状態にして射出スリーブに給湯された溶湯
をプランジャチップで射出してキャビティ内に高速で溶
湯を圧入している。
【0003】しかしたとえキャビティを真空に保持した
状態にして射出スリーブに給湯された溶湯をプランジャ
チップで射出したとしても、溶湯を射出するときに射出
スリーブの内部空間に空気が存在していると、真空状態
のキャビティに射出スリーブの内部空間の空気が吸引さ
れ、射出される溶湯に巻き込まれることが生じうる。
【0004】そこで真空ダイカスト法においては、溶湯
を射出する際に射出スリーブの内部空間をも真空状態に
する手法が提案された。例えば実開昭59−77559
号公報及び実公平1−28940号公報には、射出スリ
ーブの給湯口を蓋体を用いて閉塞して、プランジャチッ
プで溶湯を射出する際に射出スリーブの給湯口から空気
が入り込むことを防止する手法が開示されている。また
実公平3−24275号公報及び実公平3−24276
号公報には、プランジャチップの外周面に溝を周設して
その溝に真空圧導入路を連通させて射出スリーブの内部
空間を真空にする手法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし本発明者は、真
空度を更に高めて高真空状態にキャビティを保持する真
空ダイカスト法においては、従来の手法、即ち蓋体を用
いて単に給湯口を閉塞する手法またプランジャチップの
外周面に溝を周設してその溝に連通した真空圧導入路を
通じて射出スリーブの内部空間を真空にする手法では、
射出スリーブの内部空間を十分に真空にすることができ
ないことに気づいた。つまりこれらの従来の手法では、
溶湯が充満している射出スリーブの内部空間に空気が流
入してしまい、十分な真空状態にすることができないこ
とを認識した。
【0006】そこで本発明の目的は、従来の技術と比べ
て、溶湯を射出する際に溶湯が充満している射出スリー
ブの内部空間をより真空にすることができる真空ダイカ
スト装置を提供することにある。
【0007】
【発明を解決にするための手段】本発明者は、キャビテ
ィの内部を高真空状態に保持してプランジャチップで射
出スリーブに給湯された溶湯を射出する場合、摺動しな
がら射出スリーブの内部を移動するプランジャチップの
外周面と射出スリーブの内周面の間の隙間から射出スリ
ーブの外部の空気がプランジャチップの前端面と射出ス
リーブの内周面とによって区画される空間即ち溶湯が充
満している射出スリーブの内部空間に入り込むというこ
とが生じるということを認識した。そしてこのようにプ
ランジャチップの外周面と射出スリーブの内周面との隙
間から射出スリーブの内部空間に流れ込んだ空気は、射
出スリーブの内部空間に充満している溶湯に巻き込まれ
ることになる。そしてこの空気は、鋳造したダイスカス
製品に鋳巣を生じさせる原因となる。
【0008】そして本発明者は、真空ダイカストにおい
ては、高真空状態に保持されたキャビティと射出スリー
ブの内部空間とは連通しており、高真空状態に保持され
たキャビティの内部空間と射出スリーブの外部の空間と
の圧力差によって、射出スリーブの内周面とプランジャ
チップの外周面との隙間から射出スリーブの外部の空気
が溶湯が充満している射出スリーブの内部空間に流入し
易くなっていることを認識した。
【0009】そこで本発明者は、プランジャチップが溶
湯を射出するために射出スリーブの内周面を摺動しつつ
移動しているときに、外部の空気がプランジャチップの
外周面と射出スリーブの内周面との隙間から流入しない
すればよいと考えた。そしてそのために射出スリーブの
後端開口部の周辺の空間を一定範囲に区切って、この区
切られた空間を減圧して真空にすれば、溶湯が充満して
いる射出スリーブの内部空間にもはや空気が流入するこ
とはないと考えた。
【0010】そして本発明者は、更に鋭意研究の結果、
真空に保持されるキャビティを備える金型の該キャビテ
ィと連通し該キャビティに圧入される溶湯を給湯するた
めの給湯口を有する射出スリーブと、該射出スリーブの
内周面を摺動して該射出スリーブに給湯された溶湯を射
出して該キャビティ内に該溶湯を圧入するプランジャチ
ップと、該プランジャチップと結合し該プランジャチッ
プを駆動するプランジャロッドとを有する真空ダイカス
ト装置において、前記プランジャチップの後端面側に位
置し前記給湯口を閉塞しかつ前記射出スリーブの後端開
口部に当接してシールする当接部材と、前記当接部材を
前方に駆動して前記給湯口を閉塞しかつ前記後端開口部
に当接してシールする駆動手段と、前記当接部材と共同
して前記プランジャロッドを被包して外部空間と分ける
被包部材と、前記当接部材及び前記被包部材で区画され
た後部空間を減圧する減圧手段とを有することを特徴と
する真空ダイカスト装置を発明した。
【0011】
【作用】本発明の真空ダイカスト装置においては、プラ
ンジャチップを駆動して溶湯を射出する際に、駆動手段
によって給湯口を閉塞しかつ後端開口部に当接してシー
ルする当接部材を駆動してこの当接部材によって給湯口
を閉塞しかつ射出スリーブの後端開口部に当接してシー
ルする。そしてこの当接部材とプランジャロッドを被包
する被包部材とによって射出スリーブの内周面とプラン
ジャチップの外周面との隙間と連通している射出スリー
ブの後端開口部の周辺の一定の空間及びそれに繋がるプ
ランジャロッドの回りの空間即ち後部空間を区切ること
ができる。そしてこの区切られた後部空間を減圧手段に
よって減圧することによって、溶湯が充満している射出
スリーブの内部空間即ちプランジャチップの前端面と射
出スリーブの内周面とによって区画される空間にプラン
ジャチップの外周面と射出スリーブとの内周面との隙間
から射出スリーブの外部の空気が流入することを防止す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の真空ダイカスト装置
の実施の形態について説明する。本発明の真空ダイカス
ト装置は、真空に保持されるキャビティを備える金型の
キャビティと連通しキャビティに圧入される溶湯を給湯
するための給湯口を有する射出スリーブと、射出スリー
ブの内周面を摺動して射出スリーブに給湯された溶湯を
射出してキャビティ内に溶湯を圧入するプランジャチッ
プと、プランジャチップと結合しプランジャチップを駆
動するプランジャロッドとを有する真空ダイカスト装置
において、プランジャチップの後端面側に位置し給湯口
を閉塞しかつ射出スリーブの後端開口部に当接してシー
ルする当接部材と、当接部材を駆動して給湯口を閉塞し
かつ後端開口部に当接してシールする駆動手段と、当接
部材と共同してプランジャロッドを被包して外部空間と
分ける被包部材と、当接部材及び被包部材で区画された
後部空間を減圧する減圧手段とを有する。
【0013】なおここで、特に断らない限り、「発明の
実施の形態」の説明においても、射出スリーブにおいて
「前」とはプランジャチップが溶湯を射出するために移
動する側を意味し、「後」とはその反対側を意味する。
従って「前方」とはプランジャチップが溶湯を射出する
際に移動する方向を意味し、「後方」とはその反対方向
を意味する。
【0014】射出スリーブは金型に備わるキャビティと
一般に湯道、湯口等を介して連通している。そして金型
に備わるキャビティは、金型の可動型と固定型とによっ
て形成することができる。またキャビティ内を真空に保
持するには、一般的に行われている手法で行うことがで
きる。即ちバルブ、配管、真空ポンプ、真空タンク等を
用いて、キャビティ内に溶湯が圧入されるときにキャビ
ティ内を真空にするように設定することができる。
【0015】また射出スリーブは溶湯を給湯するための
給湯口を有する。給湯口は、通常設けられるように、射
出スリーブに設けることができる。即ち軸方向を水平に
して設置される円筒形状の射出スリーブの側面の上部に
開口を設けて、この開口を給湯口とすることができる。
【0016】本発明の真空ダイカスト装置においては、
給湯口として構成される射出スリーブの側面の上部に設
けられた開口が射出スリーブの後端のプランジャチップ
が挿入される挿入口にまで延びていることが好ましい。
このように射出スリーブの側面の上部に設けられる給湯
口を射出スリーブの後端の挿入口に向かって開くように
設けた場合には、給湯口は上から見て方形の一辺が挿入
口に開いた形状換言すれば門形の形状とすることができ
る。このように給湯口を挿入口に開いているように構成
すると、この給湯口の形状に嵌合するような形状を当接
部材に設けて、プランジャチップが溶湯を射出するため
に前方に移動する際にプランジャチップの後端面側に位
置する当接部材を軸方向を前方に移動させて給湯口に当
接部材を嵌合して、給湯口を閉塞することができる。
【0017】プランジャチップ及びプランジャロッド
は、通常用いられるプランジャチップ及びプランジャロ
ッドを用いることができ、プランジャチップとプランジ
ャロッドとの結合は通常の方法で結合することができ
る。また通常の方法でプランジャチップをプランジャロ
ッドで駆動することができる。即ち射出シリンダによっ
て射出ピストンロッド、プランジャロッドカップリング
等を介してプランジャロッドを駆動し、このプランジャ
ロッドと連結されたプランジャチップを駆動することが
できる。
【0018】本発明の真空ダイカスト装置は当接部材を
有する。この当接部材は、プランジャチップの後端面側
に位置する。ここで当接部材がプランジャチップの後端
面側に位置するとは、当接部材の一定の部分は必ずプラ
ンジャチップより後方に位置することを意味する。即ち
当接部材の特定の部分が前方に張り出すように延びて、
場合によってはその先端部分がプランジャチップの前端
面と概ね同じ軸方向の位置に達することがあってもよ
い。またその先端部分がプランジャチップの前端面より
前方に達することがあってもよい。
【0019】また当接部材は、射出スリーブの軸方向を
前方に移動することによって給湯口を閉塞し、また射出
スリーブの後端開口部に当接してシールすることができ
るように構成されている。従って当接部材は、プランジ
ャチップが溶湯を射出するために前方に移動する際に、
駆動手段によって前方に移動して給湯口を閉塞するとと
もに射出スリーブの後端開口部に当接してシールするこ
とができる。なおここで後端開口部とはプランジャチッ
プが挿入される挿入口を区画する射出スリーブの後端周
辺の壁面をいう。従って当接部で後端開口部に当接して
シールするとは当接部が当接した後端周辺の壁面と当接
部とを隙間なく密着させることをいう。
【0020】当接部材は、給湯口を閉塞することがで
き、また射出スリーブの後端開口部に当接してシールす
ることができるのに適した形状とすることができる。例
えば当接部材は、射出スリーブの給湯口及び後端開口部
の形状に対応させて、給湯口を閉じることができるよう
に前方に張り出した部分(以後適宜「蓋体部」という)
と前方の蓋体部の後方に射出スリーブの後端開口部に当
接する部分(以後適宜「当接部」という)とを有するこ
とができる。このように当接部材が蓋体部と当接部を有
することによって、前方の蓋体部で給湯口を閉塞するこ
とができ、後方の当接部で射出スリーブの後端開口部に
当接してシールすることができる。
【0021】上述したように、例えば給湯口を射出スリ
ーブの挿入口に開いている形状とした場合には、当接部
材の前方の蓋体部は、プランジャチップが前方に移動す
る際に、この当接部材も前方に移動してこの給湯口に嵌
合するような形状とすることができる。この場合上述し
たように給湯口を門形の形状で構成した場合には、蓋体
部の形状は、門形の形状の給湯口に嵌合することができ
るように、上から見て方形の形状を有することができ
る。その他給湯口と蓋体部の形状を、蓋体部で給湯口を
嵌合しやすい形状とすることができる。
【0022】なおこのように当接部材の前方の蓋体部で
挿入口に開いた給湯口を閉塞する場合には、この蓋体部
の先端は、プランジャチップが溶湯を射出するために射
出スリーブの挿入口付近で待機しているときにプランジ
ャチップの前端面の位置にまで達するようにすることが
できる。即ち蓋体部の軸方向の長さをプランジャチップ
の軸方向の長さと概ね同一とすることができる。
【0023】また給湯口が挿入口に開いていない場合即
ち射出スリーブの軸方向の途中に給湯口を設けた場合に
は、当接部材の蓋体部の先端は、プランジャチップが溶
湯を射出するために射出スリーブの挿入口付近で待機し
ているときにプランジャチップの前端面の位置より前ま
で達するようにすることができる。この場合には当接部
材の蓋体部は射出スリーブの外周面側を移動することに
なる。この場合は、給湯口の回りの射出スリーブの外周
面上に蓋体部が移動している方向に開いた門形の突条を
設けて、当接部材の蓋体部がこの門形の突条によって区
画された空間に嵌合して給湯口を閉塞するように構成す
ることができる。この場合も蓋体部の形状をこの門形の
突条によって区画された空間に嵌合することができる方
形の形状とすることができる。
【0024】このように当接部材の蓋体の部分と給湯口
の形状とを適切な形状とすることによって給湯口を閉塞
することができる。
【0025】そして当接部材の後方の当接部で、円筒形
状の射出スリーブの後端開口部即ち挿入口を区画する側
壁に当接してシールすることができる。この当接部は、
プランジャチップと結合しているプランジャロッドを貫
通させる必要があることから中空とすることができる。
そして円筒形状の射出スリーブの後端開口部に当接する
ことから射出スリーブの形状に適合した円筒形状とする
ことができる。ただし当接部は後端開口部と当接する部
分を包含していればよいので、直接後端開口部に当接す
る部分以外の部分も含めた全体の形状を必ずしも円筒形
状とする必要はない。従って当接部全体の形状は特に円
筒形状に限定されるわけではない。
【0026】なお当接部は側壁の端面に当接してシール
することもできるし、側壁の端面及び外周面とに当接し
てシールすることもできる。更に側壁の外周面と端面と
内周面とに当接してシールすることもできる。要は射出
スリーブの後端開口部において隙間なく後端開口部と当
接できる形状を有していればよい。いずれにせよ当接部
材を後端開口部の形状に適する形状して、後端開口部に
当接しシールすることができる。
【0027】なお給湯口を構成する射出スリーブの壁面
及び後端開口部を構成する壁面に直接当接する当接部材
の箇所にはオーリングを取り付けておいて、給湯口の閉
塞及び後端開口部のシールを確実なものとすることがで
きる。
【0028】本発明の真空ダイカスト装置は、この当接
部材を駆動して給湯口を閉塞し後端開口部に当接してシ
ールする駆動手段を有する。この駆動手段によって、プ
ランジャチップが溶湯を射出するために軸方向を前方に
駆動される際に、プランジャチップの前方への移動に合
わせて当接部材を射出スリーブの軸方向を前方に移動さ
せて給湯口を閉塞して、後端開口部に当接しシールする
ことができる。
【0029】この駆動手段はプランジャチップが溶湯を
射出する時に当接部材を駆動して給湯口を閉塞しかつ後
端開口部を当接してシールすることができる手段であれ
ば特に限定はない。
【0030】この場合当接部を軸方向を前方に駆動する
駆動手段は、アクチュエータ、スプリング等その他適切
な駆動源を用いて構成することができる。
【0031】この場合当接部材を射出スリーブの軸芯と
平行に延びるガイド軸等の支持部材に射出スリーブの軸
方向に移動可能に支持することできる。このように当接
部材を支持部材で支持することによって、当接部材が駆
動される際にプランジャロッド等に接触することを防止
することができる。またプランジャチップの前方への移
動と共にスプリング、アクチュエータ等によって当接部
材を軸方向前方に駆動することができ、当接部材が給湯
口を閉塞し、後端開口部に当接してシールすることがで
きる。
【0032】この場合当接部材に軸方向に貫通孔を設け
て、この貫通孔にガイド軸を通して当接部材を軸方向に
移動自在に支持することができる。またこのガイド軸を
有する支持部材は射出スリーブの外周面上に取り付ける
ことができる。
【0033】なお射出スリーブの軸方向に延びるガイド
軸を複数設けて、当接部材を軸方向に移動可能に支持す
ることができる。ガイド軸を複数設けて当接部材を支持
することによってそれだけ当接部材を安定させることが
できる。
【0034】なお駆動手段をスプリングを用いて構成し
た場合には、射出するために後方に待機しているプラン
ジャチップの後端面に当接部材を当接してこの当接部材
をスプリングによって前方に付勢した状態にしておい
て、プランジャチップが溶湯を射出するために前方に移
動するとプランジャチップの前方への移動と共に当接部
材のスプリングの付勢力によって当接部材を前方に駆動
するという構成にすることができる。
【0035】また駆動手段をアクチュエータを用いて構
成した場合には、プランジャチップが前方に駆動される
のに同期して当接部材を前方に駆動するようにアクチュ
エータを設定しておくことができる。
【0036】なお当接部材を軸方向を後方に駆動するに
は、溶湯を射出し終わったプランジャチップがもとの待
機位置に戻るために後方に移動する際にプランジャチッ
プの後端面で給湯口を閉塞し後端開口部に当接してシー
ルしている当接部材を押動することによって、当接部材
を後方に駆動することができる。
【0037】この場合第2駆動手段を設けて、プランジ
ャチップをプランジャロッドで後方に移動させるに先立
って、この第2駆動手段によって給湯口を閉塞し後端開
口部を当接してシールしている当接部材を後方に駆動す
ることができる。この場合第2駆動手段としてアクチュ
エータを用いることができる。なお当接部材を前方へ駆
動する駆動手段としてアクチュエータを用いた場合に
は、同じアクチュエータを第2駆動手段として用いるこ
とができる。
【0038】このように第2駆動手段を用いて、プラン
ジャチップを後方に移動させるに先立って当接部材を予
め後方に駆動することによって、プランジャチップが後
方に移動する際にプランジャチップの後端面で射出スリ
ーブの内壁面に残った溶湯金属の残り滓や潤滑油の残り
滓等のゴミを擦り取って射出スリーブの外部へ押しだし
除去することができる。
【0039】また本発明の真空ダイカスト装置は、当接
部材と共同してプランジャロッドを被包して外部空間と
分ける被包部材を有する。即ちこの被包部材は当接部材
と共同して、プランジャチップの外周面と射出スリーブ
の内周面の隙間に連通する射出スリーブの後端開口部の
周辺の空間及びこの周辺の空間と繋がるプランジャロッ
ドの回りの空間とを包囲して外部の空間と区別すること
ができる。なお後述するように当接部材と被包部材とで
区画された空間を後部空間という。
【0040】この場合当接部材と被包部材によって包囲
される後部空間は被包部材の形状、構造に応じて適切な
大きさとすることができる。従って単にプランジャロッ
ドだけではなく、射出シリンダの前端面にまで達する空
間を被包することもできる。この場合被包部材は、軸方
向に伸縮自在で概ね筒状に形成されたカバーを用いて、
カバーの一端を当接部材の後端部に接合して他端を射出
シリンダの前端面の壁面に接合することによって、プラ
ンジャロッドをその回りの空間と共に包囲することがで
きる。この場合射出シリンダの前端面の壁面を後部空間
を区画するために利用することができる。
【0041】また射出ピストンロッドの途中までの空間
を包囲して後部空間として区画することもできる。この
場合には射出ピストンロッドの適切な地点に被覆カバー
の他端を当接させて後部空間を密封することができる。
またプランジャロッドの適切な位置に被覆カバーの他端
を当接させて後部空間を密封することができる。
【0042】この場合被包部材として用いられるカバー
は、鋼製ワイヤ及び化学合成繊維を強化材とするシリコ
ンゴムシート材等で作製することができる。
【0043】またその他適切な材料を用いて被包部材を
構成することができる。要は後端開口部の周辺の空間及
びこの周辺の空間に繋がるプランジャロッドの回りの空
間を包囲して分けることによって、外部空間と区別でき
るように構成されていればよい。
【0044】更に本発明の真空ダイカスト装置は、当接
部材及び被包部材で区画された後部空間を減圧する減圧
手段を有している。この減圧手段によって後部空間の内
部を真空にすることができる。その結果プランジャロッ
ドの外周面と射出スリーブの内周面との隙間から空気が
溶湯が存在している射出スリーブの内部空間に流入する
ことを防止することができる。
【0045】この減圧手段は、例えば、真空ポンプ、後
部空間の内部の空気を吸引するための真空圧導入孔等を
用いて適切に構成するができる。この場合真空圧導入孔
は当接部材或いは被包部材、或いは被包部材の一端が接
合している射出シリンダに設けることできる。即ち当接
部材、被包部材、射出シリンダ等の構造及び形状等を考
慮して適切な位置に設けることができる。そしてこの真
空圧導入孔から真空ポンプによって後部空間の内部の空
気を吸引することができる。これらの真空ポンプ、真空
圧導入孔の他、適宜真空タンク等を用いることもでき
る。いずれにせよ、減圧手段の構成には限定が無く、減
圧手段は適切に構成することができる。
【0046】上述した本発明の真空ダイカスト装置は、
プランジャロッドでプランジャチップを駆動して溶湯を
射出するときに、当接部材を駆動手段によって軸方向を
前方に駆動する。前方に移動した当接部材は給湯口を閉
塞しまた後端開口部に当接してシールして停止する。ま
たこの当接部材と被包部材とで射出スリーブの内周面と
プランジャチップの外周面との隙間に連通する後部空間
をプランジャロッドと共に被包して後部空間として密封
し、外部空間と分けることができる。そして減圧手段を
駆動してこの後部空間を真空状態にする。
【0047】後部空間が真空状態となるので、プランジ
ャチップが溶湯を射出するために前方に移動する際にプ
ランジャチップの外周面と射出スリーブの内周面との隙
間から溶湯が充満している射出スリーブの内部空間に空
気が流入することを防止することができる。
【0048】なお本発明の真空ダイカスト装置が第2駆
動手段を有する場合には、射出を終了したプランジャチ
ップを後方に移動するよりも前に、給湯口を閉塞しまた
後端開口部に当接してシールした当接部材を第2駆動手
段によって後方に駆動する。当接部材が後方に移動した
後にプランジャチップをプランジャロッドによって後方
に駆動すると、プランジャチップの後端面で射出スリー
ブの内部に残留している溶湯金属及び潤滑油の残り滓を
擦り取りながら後方に移動する。そしてプランジャチッ
プの後端面が射出スリーブの後端開口部よりも外にでる
と、プランジャチップの後端面で擦り取られた残り滓を
そのまま射出スリーブの外へ排出することができる。
【0049】
【実施例】以下本発明の真空ダイカスト装置の実施例を
図面を参照しつつ説明する。図1に本実施例の真空ダイ
カスト装置の要部の断面図を示す。
【0050】本実施例の真空ダイカスト装置100は、
金型10内に備えられた真空に保持されるキャビティ1
1と連通する射出スリーブ20と射出スリーブ20の内
周面23を摺動するプランジャチップ30とプランジャ
チップ30と結合しプランジャチップ30を駆動するプ
ランジャロッド40とを有している。
【0051】なお本実施例においては、キャビティ11
は真空バルブ(図示しない)、真空配管(図示しな
い)、真空ポンプ(図示しない)等を有する真空装置に
よって真空に保持されるように設定されている。
【0052】射出スリーブ20はこのキャビティ11と
連通しており、またキャビティ11に圧入される溶湯を
給湯する給湯口21を有している。
【0053】本実施例の真空ダイカスト装置100にお
いては、この給湯口21は、円筒形状の射出スリーブ2
0の後端開口部22の上面に設けられている。即ち射出
スリーブ20の後端開口部22の上面に当たる部分が門
形にきり取られたように開口しており、この開口した部
分が給湯口21として構成されている。
【0054】そして当接部材50の前方部分は給湯口2
1を閉塞する蓋体部51として構成されている。この蓋
体部51は、当接部材50が前方に移動することによっ
て給湯口21に嵌合して給湯口21を閉塞することがで
きる。従ってこの蓋体部51は、門形の給湯口21に嵌
合することができるように、上から見ると方形の形状を
有している。
【0055】また当接部材50の後方部分はプランジャ
ロッド40を通すことができるように概ね中空の円筒形
状を有する当接部52となっており、この当接部52が
後端開口部22に当接してシールすることができるよう
に構成されている。なお蓋体部51及び当接部52の射
出スリーブ20の壁面に直接当接する部分にはオーリン
グ53が取り付けられており、シールが確実にされるよ
うにしてある。
【0056】また図1に示すように当接部材50は上部
をガイド軸61によって貫通されており、当接部材50
は射出スリーブ20の軸方向を前後に移動自在に支持さ
れている。なおこのガイド軸61は、射出スリーブ20
に取り付けられた2つのガイド軸固定部材62によって
射出スリーブ20の軸芯と平行になるように固定されて
いる。
【0057】そして当接部材50を貫通しているガイド
軸61の当接部材50より後方部分にはスプリング60
が取り付けられており、当接部材50を後方からプラン
ジャチップ30の後端面に付勢している。即ち本実施例
の真空ダイカスト装置100においては、プランジャチ
ップ30が溶湯を射出するために前方に駆動されると、
スプリング60の付勢力によって当接部材50もガイド
軸61によって支持されながら前方に移動して、給湯口
21を閉塞しかつ後端開口部22に当接してシールする
ように構成されている。即ち本実施例では駆動手段はス
プリング60、ガイド軸61等を用いて構成されてい
る。
【0058】また本実施例の真空ダイカスト装置100
は、前方に移動して給湯口21を閉塞しかつ後端開口部
22に当接してシールした当接部材50を後方に移動さ
せるためのアクチュエータ90を有する。即ち本実施例
では第2駆動手段はアクチュエータ90を有している。
従って本実施例の真空ダイカスト装置100は、アクチ
ュエータ90を用いることによってプランジャチップ3
0が後方に移動するまでに当接部材50を後方に移動さ
せておくことができるように構成されている。
【0059】なおこのアクチュエータ90を有しない構
成とした場合には、或いはアクチュエータ90を駆動さ
せない場合には、プランジャチップ30がプランジャロ
ッド40によって後方に駆動されるときにプランジャチ
ップ30の後端面によって当接部材50を押動して当接
部材50を後方に移動させるという構成とすることがで
きる。
【0060】本実施例の真空ダイカスト装置100は、
被包部材として被覆カバー70を有している。この被覆
カバー70は、被包部材として、当接部材50と共同し
てプランジャロッド40及びプランジャロッドカップリ
ング(図示しない)及び射出ピストンロッド41を被包
することができるように構成されている。即ちこの被覆
カバー70は、当接部材50と共同してプランジャチッ
プ30の外周面31と射出スリーブ20の内周面23と
の隙間に連通する後端開口部22の周辺の空間及びプラ
ンジャロッド40、プランジャロッドカップリング及び
射出ピストンロッド41の回りの空間を後部空間として
包囲して外部の空間と区別することができるように構成
されている。
【0061】なおこの被覆カバー70は鋼製ワイヤ及び
化学合成繊維を強化材とするシリコンゴムシート材で構
成されており、形状はプランジャロッド40の回りを覆
うことができるように概ね円筒形状を有している。そし
てこの被覆カバー70は、一端を当接部材側取り付け部
材71を介して当接部材50の後端に取り付けられてお
り、他端を射出シリンダ側取り付け部材72を介して射
出シリンダ42に取り付けられている。そしてこの被覆
カバー70と当接部材50との間及び被覆カバー70と
射出シリンダ42との間から空気が後部空間に流入しな
いように構成されている。即ち後部空間を密封できるよ
うに構成されている。またこの被覆カバー70は蛇腹に
なっており、当接部材50が前方に移動した場合は蛇腹
が延びるように構成されている。
【0062】本実施例の真空ダイカスト装置100は、
当接部材50と被覆カバー70とによって区画される後
部空間の内部を真空にする真空ポンプ80及び真空圧導
入孔81とを有してる。後部空間を真空を導入する真空
圧導入孔81は射出シリンダ側取り付け部材72に設け
られている。この真空圧導入孔81から後部空間の内部
の空気を吸引して後部空間を真空にすることができる。
即ち本実施例では、減圧手段は真空ポンプ80、真空圧
導入孔81を有している。
【0063】本実施例の真空ダイカスト装置100は、
以下のように作動する。
【0064】図1に示す真空ダイカスト装置100は、
プランジャチップ30を後方に移動させて溶湯を射出す
るために待機した状態を示す図である。この状態では当
接部材50はスプリング60によってプランジャチップ
30の後端面に付勢された状態にある。そして給湯口2
1から溶湯が射出スリーブ20の内部に給湯され、この
溶湯が射出スリーブ20の内部空間に予定する量に達す
るとキャビティ11の内部は真空ポンプ等によって真空
状態にされ、またプランジャチップ30は溶湯を射出す
るためにプランジャロッド40によって前方に駆動され
る。プランジャチップ30が前方に駆動すると、当接部
材50もスプリング60によって前方に駆動される。こ
の際当接部材50は当接部材50を貫通しているガイド
軸61によって案内されるので、射出スリーブ20の軸
方向を前方に移動する。プランジャチップ30は射出ス
リーブ20の内部を所定の位置まで移動するが、当接部
材50は射出スリーブ20の後端開口部22に当接して
当接部材50は停止する。スプリング60の付勢力は働
いているので、当接部材50は前方に付勢された状態で
停止している。この停止した状態において、当接部材5
0の蓋体部51は給湯口21を閉塞し、また後端開口部
22に当接してシールした状態となる。
【0065】また当接部材50が前方に移動して給湯口
21を閉塞し、後端開口部22に当接しシールすると共
に被覆カバー70の蛇腹は延びて被覆カバー70が当接
部材50の後端面から射出シリンダ42の前端面までの
プランジャロッド40、プランジャロッドカップリン
グ、射出ピストンロッド41と共にその回りの空間を被
包して、後部空間として外部空間と区分けする。そして
当接部材50と被覆カバー70とによって区画される後
部空間の内部を真空ポンプ80を駆動することによって
真空にする。
【0066】このように後部空間を真空とすることによ
って、プランジャチップ30が前方に移動する際に、プ
ランジャチップ30の外周面31と射出スリーブ20の
内周面23との隙間から空気が溶湯が存在する射出スリ
ーブ20の内部空間に流入することを防止することがで
きる。
【0067】また当接部材50の蓋体部51で給湯口2
1を閉塞しているので給湯口21から空気が内部空間に
流入することを防止することができる。
【0068】このようにプランジャチップ30を前方に
駆動して溶湯を射出した後においては、当接部材50を
アクチュエータ90を用いて後方に移動させる。そして
その後プランジャチップ30を後方に移動させることに
よって、プランジャチップ30の後端面によって射出ス
リーブ20の壁面に残留しているアルミニウム等の溶湯
金属の残り滓また潤滑油の残り滓を射出スリーブ20の
外へ除去することができる。
【0069】なお本発明の真空ダイカスト装置は、実施
例に限定されるものでない。例えば当接部材50を前方
に駆動する駆動手段として実施例のスプリング60に代
えてアクチュエータを用いることもできる。請求項に記
載された発明の範囲内で種々の変形が可能である。
【0070】
【発明の効果】本発明の真空ダイカスト装置は、プラン
ジャチップが溶湯を射出するために射出スリーブ内を前
方に移動する際に、プランジャチップの外周面と射出ス
リーブの内周面との隙間から空気が流入して溶湯に巻き
込まれることを防止して、溶湯が充満している射出スリ
ーブの内部空間を真空状態とすることができる。
【0071】なお本発明の真空ダイカスト装置におい
て、第2駆動手段を有する場合には更に射出スリーブの
内部に残留した溶湯金属及び潤滑油等の残り滓を除去す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の真空ダイカスト装置を概略的に示す
図である。
【符号の説明】
10:金型 11:キャビティ 20:射出スリーブ 21:給湯口 22:後端開口部 23:射出スリーブの内周
面 30:プランジャチップ 31:プランジャチップの
外周面 40:プランジャロッド 41:射出ピストンロッド 42:射出シリンダ 50:当接部材 51:蓋体部 52:当接部 53:オーリング 60:スプリング 61:ガイド軸 62:ガイド軸固定部材 70:被覆カバー 71:当接部材側取り付け
部材 72:射出シリンダ側取り付け部材 80:真空ポンプ 81:真空圧導入孔 90:アクチュエータ
フロントページの続き (72)発明者 遠藤 弘彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 広 勇志 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空に保持されるキャビティを備える金
    型の該キャビティと連通し該キャビティに圧入される溶
    湯を給湯するための給湯口を有する射出スリーブと、該
    射出スリーブの内周面を摺動して該射出スリーブに給湯
    された溶湯を射出して該キャビティ内に該溶湯を圧入す
    るプランジャチップと、該プランジャチップと結合し該
    プランジャチップを駆動するプランジャロッドとを有す
    る真空ダイカスト装置において、 前記プランジャチップの後端面側に位置し前記給湯口を
    閉塞しかつ前記射出スリーブの後端開口部に当接してシ
    ールする当接部材と、 前記当接部材を駆動して前記給湯口を閉塞しかつ前記後
    端開口部に当接してシールする駆動手段と、 前記当接部材と共同して前記プランジャロッドを被包し
    て外部空間と分ける被包部材と、 前記当接部材及び前記被包部材で区画された後部空間を
    減圧する減圧手段とを有することを特徴とする真空ダイ
    カスト装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段はスプリングを有する請求
    項1記載の真空ダイカスト装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段はアクチュエータを有する
    請求項1記載の真空ダイカスト装置。
  4. 【請求項4】 前記当接部材を前記射出スリーブの軸方
    向に移動自在に支持する支持部材を有する請求項1、2
    又は3記載の真空ダイカスト装置。
  5. 【請求項5】 前記被包部材は、伸縮自在のカバーを有
    する請求項1、2、3又は4記載の真空ダイカスト装
    置。
  6. 【請求項6】 前記当接部材を前記射出スリーブの軸方
    向を後方に駆動する第2駆動手段を有する請求項1、
    2、3、4又は5記載の真空ダイカスト装置。
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