JP4600718B2 - 真空ダイカスト装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は真空ダイカスト装置に関する。更に詳しくは射出スリーブの内周面を摺動するプランジャチップの外周面と射出スリーブの内周面との隙間からの空気の流入を防止することができる真空ダイカスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダイカストによる鋳造は一般に射出スリーブに溶湯を給湯し、この溶湯をプランジャチップで射出して、金型内のキャビティに溶湯を高速で圧入して行う。この場合高速で溶湯をキャビティに圧入するので空気が溶湯に巻き込まれやすく、この空気は鋳造されたダイカスト製品に鋳巣を生じさせる原因となる。そこでキャビティ内を真空にして、溶湯に空気が巻き込まれることを防ぐ真空ダイカスト法が開発されている。この真空ダイカスト法においては一般に金型内のキャビティを真空に保持した状態にして射出スリーブに給湯された溶湯をプランジャチップで射出してキャビティ内に高速で溶湯を圧入している。
【0003】
しかしたとえキャビティを真空に保持した状態にして射出スリーブに給湯された溶湯をプランジャチップで射出したとしても、溶湯を射出するときに射出スリーブの内部空間に空気が存在していると、真空状態のキャビティに射出スリーブの内部空間の空気が吸引され、射出される溶湯に巻き込まれることが生じうる。
【0004】
そこで真空ダイカスト法においては、溶湯を射出する際に射出スリーブの内部空間をも真空状態にする手法が提案された。例えば実開昭59−77559号公報及び実公平1−28940号公報には、射出スリーブの給湯口を蓋体を用いて閉塞して、プランジャチップで溶湯を射出する際に射出スリーブの給湯口から空気が入り込むことを防止する手法が開示されている。また実公平3−24275号公報及び実公平3−24276号公報には、プランジャチップの外周面に溝を周設してその溝に真空圧導入路を連通させて射出スリーブの内部空間を真空にする手法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし本発明者は、真空度を更に高めて高真空状態にキャビティを保持する真空ダイカスト法においては、従来の手法、即ち蓋体を用いて単に給湯口を閉塞する手法またプランジャチップの外周面に溝を周設してその溝に連通した真空圧導入路を通じて射出スリーブの内部空間を真空にする手法では、射出スリーブの内部空間を十分に真空にすることができないことに気づいた。つまりこれらの従来の手法では、溶湯が充満している射出スリーブの内部空間に空気が流入してしまい、十分な真空状態にすることができないことを認識した。
【0006】
そこで本発明の目的は、従来の技術と比べて、溶湯を射出する際に溶湯が充満している射出スリーブの内部空間をより真空にすることができる真空ダイカスト装置を提供することにある。
【0007】
【発明を解決にするための手段】
本発明者は、キャビティの内部を高真空状態に保持してプランジャチップで射出スリーブに給湯された溶湯を射出する場合、摺動しながら射出スリーブの内部を移動するプランジャチップの外周面と射出スリーブの内周面の間の隙間から射出スリーブの外部の空気がプランジャチップの前端面と射出スリーブの内周面とによって区画される空間即ち溶湯が充満している射出スリーブの内部空間に入り込むということが生じるということを認識した。そしてこのようにプランジャチップの外周面と射出スリーブの内周面との隙間から射出スリーブの内部空間に流れ込んだ空気は、射出スリーブの内部空間に充満している溶湯に巻き込まれることになる。そしてこの空気は、鋳造したダイスカス製品に鋳巣を生じさせる原因となる。
【0008】
そして本発明者は、真空ダイカストにおいては、高真空状態に保持されたキャビティと射出スリーブの内部空間とは連通しており、高真空状態に保持されたキャビティの内部空間と射出スリーブの外部の空間との圧力差によって、射出スリーブの内周面とプランジャチップの外周面との隙間から射出スリーブの外部の空気が溶湯が充満している射出スリーブの内部空間に流入し易くなっていることを認識した。
【0009】
そこで本発明者は、プランジャチップが溶湯を射出するために射出スリーブの内周面を摺動しつつ移動しているときに、外部の空気がプランジャチップの外周面と射出スリーブの内周面との隙間から流入しないようにすればよいと考えた。そしてそのために射出スリーブの後端開口部の周辺の空間を一定範囲に区切って、この区切られた空間を減圧して真空にすれば、溶湯が充満している射出スリーブの内部空間にもはや空気が流入することはないと考えた。
【0010】
そして本発明者は、更に鋭意研究の結果、真空に保持されるキャビティを備える金型の該キャビティと連通し該キャビティに圧入される溶湯を給湯するための給湯口を有する射出スリーブと、該射出スリーブの内周面を摺動して該射出スリーブに給湯された溶湯を射出して該キャビティ内に該溶湯を圧入するプランジャチップと、該プランジャチップと結合し該プランジャチップを駆動するプランジャロッドとを有する真空ダイカスト装置において、前記プランジャチップの後端面側に位置し前記溶湯を射出する際に前記給湯口を閉塞しかつ前記射出スリーブの後端開口部に当接してシールする当接部材と、前記当接部材を前記射出スリーブの軸方向前方に駆動して前記給湯口を閉塞しかつ前記後端開口部に当接してシールする駆動手段と、前記プランジャチップを前記射出スリーブの軸方向後方に移動させるに先立って前記当接部材を予め該射出スリーブの軸方向後方に駆動する第2駆動手段と、前記当接部材と共同して前記プランジャロッドを被包して外部空間と分ける被包部材と、前記当接部材及び前記被包部材で区画された後部空間を減圧する減圧手段とを有することを特徴とする真空ダイカスト装置を発明した。
【0011】
【作用】
本発明の真空ダイカスト装置においては、プランジャチップを駆動して溶湯を射出する際に、駆動手段によって給湯口を閉塞しかつ後端開口部に当接してシールする当接部材を駆動してこの当接部材によって給湯口を閉塞しかつ射出スリーブの後端開口部に当接してシールする。そしてこの当接部材とプランジャロッドを被包する被包部材とによって射出スリーブの内周面とプランジャチップの外周面との隙間と連通している射出スリーブの後端開口部の周辺の一定の空間及びそれに繋がるプランジャロッドの回りの空間即ち後部空間を区切ることができる。そしてこの区切られた後部空間を減圧手段によって減圧することによって、溶湯が充満している射出スリーブの内部空間即ちプランジャチップの前端面と射出スリーブの内周面とによって区画される空間にプランジャチップの外周面と射出スリーブとの内周面との隙間から射出スリーブの外部の空気が流入することを防止することができる。
また、第2駆動手段を用いて、プランジャチップを後方に移動させるに先立って当接部材を予め後方に駆動することによって、プランジャチップが後方に移動する際にプランジャチップの後端面で射出スリーブの内壁面に残った溶湯金属の残り滓や潤滑油の残り滓等のゴミを擦り取って射出スリーブの外部へ押しだし除去することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明の真空ダイカスト装置の実施の形態について説明する。本発明の真空ダイカスト装置は、真空に保持されるキャビティを備える金型のキャビティと連通しキャビティに圧入される溶湯を給湯するための給湯口を有する射出スリーブと、射出スリーブの内周面を摺動して射出スリーブに給湯された溶湯を射出してキャビティ内に溶湯を圧入するプランジャチップと、プランジャチップと結合しプランジャチップを駆動するプランジャロッドとを有する真空ダイカスト装置において、プランジャチップの後端面側に位置し給湯口を閉塞しかつ射出スリーブの後端開口部に当接してシールする当接部材と、当接部材を駆動して給湯口を閉塞しかつ後端開口部に当接してシールする駆動手段と、当接部材と共同してプランジャロッドを被包して外部空間と分ける被包部材と、当接部材及び被包部材で区画された後部空間を減圧する減圧手段とを有する。
【0013】
なおここで、特に断らない限り、「発明の実施の形態」の説明においても、射出スリーブにおいて「前」とはプランジャチップが溶湯を射出するために移動する側を意味し、「後」とはその反対側を意味する。従って「前方」とはプランジャチップが溶湯を射出する際に移動する方向を意味し、「後方」とはその反対方向を意味する。
【0014】
射出スリーブは金型に備わるキャビティと一般に湯道、湯口等を介して連通している。そして金型に備わるキャビティは、金型の可動型と固定型とによって形成することができる。またキャビティ内を真空に保持するには、一般的に行われている手法で行うことができる。即ちバルブ、配管、真空ポンプ、真空タンク等を用いて、キャビティ内に溶湯が圧入されるときにキャビティ内を真空にするように設定することができる。
【0015】
また射出スリーブは溶湯を給湯するための給湯口を有する。給湯口は、通常設けられるように、射出スリーブに設けることができる。即ち軸方向を水平にして設置される円筒形状の射出スリーブの側面の上部に開口を設けて、この開口を給湯口とすることができる。
【0016】
本発明の真空ダイカスト装置においては、給湯口として構成される射出スリーブの側面の上部に設けられた開口が射出スリーブの後端のプランジャチップが挿入される挿入口にまで延びていることが好ましい。このように射出スリーブの側面の上部に設けられる給湯口を射出スリーブの後端の挿入口に向かって開くように設けた場合には、給湯口は上から見て方形の一辺が挿入口に開いた形状換言すれば門形の形状とすることができる。このように給湯口を挿入口に開いているように構成すると、この給湯口の形状に嵌合するような形状を当接部材に設けて、プランジャチップが溶湯を射出するために前方に移動する際にプランジャチップの後端面側に位置する当接部材を軸方向前方に移動させて給湯口に当接部材を嵌合して、給湯口を閉塞することができる。
【0017】
プランジャチップ及びプランジャロッドは、通常用いられるプランジャチップ及びプランジャロッドを用いることができ、プランジャチップとプランジャロッドとの結合は通常の方法で結合することができる。また通常の方法でプランジャチップをプランジャロッドで駆動することができる。即ち射出シリンダによって射出ピストンロッド、プランジャロッドカップリング等を介してプランジャロッドを駆動し、このプランジャロッドと連結されたプランジャチップを駆動することができる。
【0018】
本発明の真空ダイカスト装置は当接部材を有する。この当接部材は、プランジャチップの後端面側に位置する。ここで当接部材がプランジャチップの後端面側に位置するとは、当接部材の一定の部分は必ずプランジャチップより後方に位置することを意味する。即ち当接部材の特定の部分が前方に張り出すように延びて、場合によってはその先端部分がプランジャチップの前端面と概ね同じ軸方向の位置に達することがあってもよい。またその先端部分がプランジャチップの前端面より前方に達することがあってもよい。
【0019】
また当接部材は、射出スリーブの軸方向前方に移動することによって給湯口を閉塞し、また射出スリーブの後端開口部に当接してシールすることができるように構成されている。従って当接部材は、プランジャチップが溶湯を射出するために前方に移動する際に、駆動手段によって前方に移動して給湯口を閉塞するとともに射出スリーブの後端開口部に当接してシールすることができる。なおここで後端開口部とはプランジャチップが挿入される挿入口を区画する射出スリーブの後端周辺の壁面をいう。従って当接部材が後端開口部に当接してシールするとは当接部材が当接した後端周辺の壁面と当接部材とを隙間なく密着させることをいう。
【0020】
当接部材は、給湯口を閉塞することができ、また射出スリーブの後端開口部に当接してシールすることができるのに適した形状とすることができる。例えば当接部材は、射出スリーブの給湯口及び後端開口部の形状に対応させて、給湯口を閉じることができるように前方に張り出した部分(以後適宜「蓋体部」という)と前方の蓋体部の後方に射出スリーブの後端開口部に当接する部分(以後適宜「当接部」という)とを有することができる。このように当接部材が蓋体部と当接部を有することによって、前方の蓋体部で給湯口を閉塞することができ、後方の当接部で射出スリーブの後端開口部に当接してシールすることができる。
【0021】
上述したように、例えば給湯口を射出スリーブの挿入口に開いている形状とした場合には、当接部材の前方の蓋体部は、プランジャチップが前方に移動する際に、この当接部材も前方に移動してこの給湯口に嵌合するような形状とすることができる。この場合上述したように給湯口を門形の形状で構成した場合には、蓋体部の形状は、門形の形状の給湯口に嵌合することができるように、上から見て方形の形状を有することができる。その他給湯口と蓋体部の形状を、蓋体部で給湯口を嵌合しやすい形状とすることができる。
【0022】
なおこのように当接部材の前方の蓋体部で挿入口に開いた給湯口を閉塞する場合には、この蓋体部の先端は、プランジャチップが溶湯を射出するために射出スリーブの挿入口付近で待機しているときにプランジャチップの前端面の位置にまで達するようにすることができる。即ち蓋体部の軸方向の長さをプランジャチップの軸方向の長さと概ね同一とすることができる。
【0023】
また給湯口が挿入口に開いていない場合即ち射出スリーブの軸方向の途中に給湯口を設けた場合には、当接部材の蓋体部の先端は、プランジャチップが溶湯を射出するために射出スリーブの挿入口付近で待機しているときにプランジャチップの前端面の位置より前まで達するようにすることができる。この場合には当接部材の蓋体部は射出スリーブの外周面側を移動することになる。この場合は、給湯口の回りの射出スリーブの外周面上に蓋体部が移動している方向に開いた門形の突条を設けて、当接部材の蓋体部がこの門形の突条によって区画された空間に嵌合して給湯口を閉塞するように構成することができる。この場合も蓋体部の形状をこの門形の突条によって区画された空間に嵌合することができる方形の形状とすることができる。
【0024】
このように当接部材の蓋体の部分と給湯口の形状とを適切な形状とすることによって給湯口を閉塞することができる。
【0025】
そして当接部材の後方の当接部で、円筒形状の射出スリーブの後端開口部即ち挿入口を区画する側壁に当接してシールすることができる。この当接部は、プランジャチップと結合しているプランジャロッドを貫通させる必要があることから中空とすることができる。そして円筒形状の射出スリーブの後端開口部に当接することから射出スリーブの形状に適合した円筒形状とすることができる。ただし当接部は後端開口部と当接する部分を包含していればよいので、直接後端開口部に当接する部分以外の部分も含めた全体の形状を必ずしも円筒形状とする必要はない。従って当接部全体の形状は特に円筒形状に限定されるわけではない。
【0026】
なお当接部は側壁の端面に当接してシールすることもできるし、側壁の端面及び外周面とに当接してシールすることもできる。更に側壁の外周面と端面と内周面とに当接してシールすることもできる。要は射出スリーブの後端開口部において隙間なく後端開口部と当接できる形状を有していればよい。いずれにせよ当接部材を後端開口部の形状に適する形状して、後端開口部に当接しシールすることができる。
【0027】
なお給湯口を構成する射出スリーブの壁面及び後端開口部を構成する壁面に直接当接する当接部材の箇所にはオーリングを取り付けておいて、給湯口の閉塞及び後端開口部のシールを確実なものとすることができる。
【0028】
本発明の真空ダイカスト装置は、この当接部材を駆動して給湯口を閉塞し後端開口部に当接してシールする駆動手段を有する。この駆動手段によって、プランジャチップが溶湯を射出するために軸方向前方に駆動される際に、プランジャチップの前方への移動に合わせて当接部材を射出スリーブの軸方向前方に移動させて給湯口を閉塞して、後端開口部に当接しシールすることができる。
【0029】
この駆動手段はプランジャチップが溶湯を射出する時に当接部材を駆動して給湯口を閉塞しかつ後端開口部を当接してシールすることができる手段であれば特に限定はない。
【0030】
この場合当接部材を軸方向前方に駆動する駆動手段は、アクチュエータ、スプリング等その他適切な駆動源を用いて構成することができる。
【0031】
この場合当接部材を射出スリーブの軸芯と平行に延びるガイド軸等の支持部材に射出スリーブの軸方向に移動可能に支持することできる。このように当接部材を支持部材で支持することによって、当接部材が駆動される際にプランジャロッド等に接触することを防止することができる。またプランジャチップの前方への移動と共にスプリング、アクチュエータ等によって当接部材を軸方向前方に駆動することができ、当接部材が給湯口を閉塞し、後端開口部に当接してシールすることができる。
【0032】
この場合当接部材に軸方向に貫通孔を設けて、この貫通孔にガイド軸を通して当接部材を軸方向に移動自在に支持することができる。またこのガイド軸を有する支持部材は射出スリーブの外周面上に取り付けることができる。
【0033】
なお射出スリーブの軸方向に延びるガイド軸を複数設けて、当接部材を軸方向に移動可能に支持することができる。ガイド軸を複数設けて当接部材を支持することによってそれだけ当接部材を安定させることができる。
【0034】
なお駆動手段をスプリングを用いて構成した場合には、射出するために後方に待機しているプランジャチップの後端面に当接部材を当接してこの当接部材をスプリングによって前方に付勢した状態にしておいて、プランジャチップが溶湯を射出するために前方に移動するとプランジャチップの前方への移動と共に当接部材のスプリングの付勢力によって当接部材を前方に駆動するという構成にすることができる。
【0035】
また駆動手段をアクチュエータを用いて構成した場合には、プランジャチップが前方に駆動されるのに同期して当接部材を前方に駆動するようにアクチュエータを設定しておくことができる。
【0037】
なお当接部材を軸方向後方に駆動するには、プランジャチップをプランジャロッドで後方に移動させるに先立って、第2駆動手段によって給湯口を閉塞し後端開口部を当接してシールしている当接部材を後方に駆動する。この場合第2駆動手段としてアクチュエータを用いることができる。なお当接部材を前方へ駆動する駆動手段としてアクチュエータを用いた場合には、同じアクチュエータを第2駆動手段として用いることができる。
【0038】
このように第2駆動手段を用いて、プランジャチップを後方に移動させるに先立って当接部材を予め後方に駆動することによって、プランジャチップが後方に移動する際にプランジャチップの後端面で射出スリーブの内壁面に残った溶湯金属の残り滓や潤滑油の残り滓等のゴミを擦り取って射出スリーブの外部へ押しだし除去することができる。
【0039】
また本発明の真空ダイカスト装置は、当接部材と共同してプランジャロッドを被包して外部空間と分ける被包部材を有する。即ちこの被包部材は当接部材と共同して、プランジャチップの外周面と射出スリーブの内周面の隙間に連通する射出スリーブの後端開口部の周辺の空間及びこの周辺の空間と繋がるプランジャロッドの回りの空間とを包囲して外部の空間と区別することができる。なお後述するように当接部材と被包部材とで区画された空間を後部空間という。
【0040】
この場合当接部材と被包部材によって包囲される後部空間は被包部材の形状、構造に応じて適切な大きさとすることができる。従って単にプランジャロッドだけではなく、射出シリンダの前端面にまで達する空間を被包することもできる。この場合被包部材は、軸方向に伸縮自在で概ね筒状に形成されたカバーを用いて、カバーの一端を当接部材の後端部に接合して他端を射出シリンダの前端面の壁面に接合することによって、プランジャロッドをその回りの空間と共に包囲することができる。この場合射出シリンダの前端面の壁面を後部空間を区画するために利用することができる。
【0041】
また射出ピストンロッドの途中までの空間を包囲して後部空間として区画することもできる。この場合には射出ピストンロッドの適切な地点に被覆カバーの他端を当接させて後部空間を密封することができる。またプランジャロッドの適切な位置に被覆カバーの他端を当接させて後部空間を密封することができる。
【0042】
この場合被包部材として用いられるカバーは、鋼製ワイヤ及び化学合成繊維を強化材とするシリコンゴムシート材等で作製することができる。
【0043】
またその他適切な材料を用いて被包部材を構成することができる。要は後端開口部の周辺の空間及びこの周辺の空間に繋がるプランジャロッドの回りの空間を包囲して分けることによって、外部空間と区別できるように構成されていればよい。
【0044】
更に本発明の真空ダイカスト装置は、当接部材及び被包部材で区画された後部空間を減圧する減圧手段を有している。この減圧手段によって後部空間の内部を真空にすることができる。その結果プランジャロッドの外周面と射出スリーブの内周面との隙間から空気が溶湯が存在している射出スリーブの内部空間に流入することを防止することができる。
【0045】
この減圧手段は、例えば、真空ポンプ、後部空間の内部の空気を吸引するための真空圧導入孔等を用いて適切に構成するができる。この場合真空圧導入孔は当接部材或いは被包部材、或いは被包部材の一端が接合している射出シリンダに設けることができる。即ち当接部材、被包部材、射出シリンダ等の構造及び形状等を考慮して適切な位置に設けることができる。そしてこの真空圧導入孔から真空ポンプによって後部空間の内部の空気を吸引することができる。これらの真空ポンプ、真空圧導入孔の他、適宜真空タンク等を用いることもできる。いずれにせよ、減圧手段の構成には限定が無く、減圧手段を適切に構成することができる。
【0046】
上述した本発明の真空ダイカスト装置は、プランジャロッドでプランジャチップを駆動して溶湯を射出するときに、当接部材を駆動手段によって軸方向前方に駆動する。前方に移動した当接部材は給湯口を閉塞しまた後端開口部に当接してシールして停止する。またこの当接部材と被包部材とで射出スリーブの内周面とプランジャチップの外周面との隙間に連通する後部空間をプランジャロッドと共に被包して後部空間として密封し、外部空間と分けることができる。そして減圧手段を駆動してこの後部空間を真空状態にする。
【0047】
後部空間が真空状態となるので、プランジャチップが溶湯を射出するために前方に移動する際にプランジャチップの外周面と射出スリーブの内周面との隙間から溶湯が充満している射出スリーブの内部空間に空気が流入することを防止することができる。
【0048】
なお本発明の真空ダイカスト装置が第2駆動手段を有する場合には、射出を終了したプランジャチップを後方に移動するよりも前に、給湯口を閉塞しまた後端開口部に当接してシールした当接部材を第2駆動手段によって後方に駆動する。当接部材が後方に移動した後にプランジャチップをプランジャロッドによって後方に駆動すると、プランジャチップの後端面で射出スリーブの内部に残留している溶湯金属及び潤滑油の残り滓を擦り取りながら後方に移動する。そしてプランジャチップの後端面が射出スリーブの後端開口部よりも外にでると、プランジャチップの後端面で擦り取られた残り滓をそのまま射出スリーブの外へ排出することができる。
【0049】
【実施例】
以下本発明の真空ダイカスト装置の実施例を図面を参照しつつ説明する。図1に本実施例の真空ダイカスト装置の要部の断面図を示す。
【0050】
本実施例の真空ダイカスト装置100は、金型10内に備えられた真空に保持されるキャビティ11と連通する射出スリーブ20と射出スリーブ20の内周面23を摺動するプランジャチップ30とプランジャチップ30と結合しプランジャチップ30を駆動するプランジャロッド40とを有している。
【0051】
なお本実施例においては、キャビティ11は真空バルブ(図示しない)、真空配管(図示しない)、真空ポンプ(図示しない)等を有する真空装置によって真空に保持されるように設定されている。
【0052】
射出スリーブ20はこのキャビティ11と連通しており、またキャビティ11に圧入される溶湯を給湯する給湯口21を有している。
【0053】
本実施例の真空ダイカスト装置100においては、この給湯口21は、円筒形状の射出スリーブ20の後端開口部22の上面に設けられている。即ち射出スリーブ20の後端開口部22の上面に当たる部分が門形にきり取られたように開口しており、この開口した部分が給湯口21として構成されている。
【0054】
そして当接部材50の前方部分は給湯口21を閉塞する蓋体部51として構成されている。この蓋体部51は、当接部材50が前方に移動することによって給湯口21に嵌合して給湯口21を閉塞することができる。従ってこの蓋体部51は、門形の給湯口21に嵌合することができるように、上から見ると方形の形状を有している。
【0055】
また当接部材50の後方部分はプランジャロッド40を通すことができるように概ね中空の円筒形状を有する当接部52となっており、この当接部52が後端開口部22に当接してシールすることができるように構成されている。なお蓋体部51及び当接部52の射出スリーブ20の壁面に直接当接する部分にはオーリング53が取り付けられており、シールが確実にされるようにしてある。
【0056】
また図1に示すように当接部材50は上部をガイド軸61によって貫通されており、当接部材50は射出スリーブ20の軸方向を前後に移動自在に支持されている。なおこのガイド軸61は、射出スリーブ20に取り付けられた2つのガイド軸固定部材62によって射出スリーブ20の軸芯と平行になるように固定されている。
【0057】
そして当接部材50を貫通しているガイド軸61の当接部材50より後方部分にはスプリング60が取り付けられており、当接部材50を後方からプランジャチップ30の後端面に付勢している。即ち本実施例の真空ダイカスト装置100においては、プランジャチップ30が溶湯を射出するために前方に駆動されると、スプリング60の付勢力によって当接部材50もガイド軸61によって支持されながら前方に移動して、給湯口21を閉塞しかつ後端開口部22に当接してシールするように構成されている。即ち本実施例では駆動手段はスプリング60、ガイド軸61等を用いて構成されている。
【0058】
また本実施例の真空ダイカスト装置100は、前方に移動して給湯口21を閉塞しかつ後端開口部22に当接してシールした当接部材50を後方に移動させるためのアクチュエータ90を有する。即ち本実施例では第2駆動手段はアクチュエータ90を有している。従って本実施例の真空ダイカスト装置100は、アクチュエータ90を用いることによってプランジャチップ30が後方に移動するまでに当接部材50を後方に移動させておくことができるように構成されている。
【0059】
なおこのアクチュエータ90を有しない構成とした場合には、或いはアクチュエータ90を駆動させない場合には、プランジャチップ30がプランジャロッド40によって後方に駆動されるときにプランジャチップ30の後端面によって当接部材50を押動して当接部材50を後方に移動させるという構成とすることができる。
【0060】
本実施例の真空ダイカスト装置100は、被包部材として被覆カバー70を有している。この被覆カバー70は、被包部材として、当接部材50と共同してプランジャロッド40及びプランジャロッドカップリング(図示しない)及び射出ピストンロッド41を被包することができるように構成されている。即ちこの被覆カバー70は、当接部材50と共同してプランジャチップ30の外周面31と射出スリーブ20の内周面23との隙間に連通する後端開口部22の周辺の空間及びプランジャロッド40、プランジャロッドカップリング及び射出ピストンロッド41の回りの空間を後部空間として包囲して外部の空間と区別することができるように構成されている。
【0061】
なおこの被覆カバー70は鋼製ワイヤ及び化学合成繊維を強化材とするシリコンゴムシート材で構成されており、形状はプランジャロッド40の回りを覆うことができるように概ね円筒形状を有している。そしてこの被覆カバー70は、一端を当接部材側取り付け部材71を介して当接部材50の後端に取り付けられており、他端を射出シリンダ側取り付け部材72を介して射出シリンダ42に取り付けられている。そしてこの被覆カバー70と当接部材50との間及び被覆カバー70と射出シリンダ42との間から空気が後部空間に流入しないように構成されている。即ち後部空間を密封できるように構成されている。またこの被覆カバー70は蛇腹になっており、当接部材50が前方に移動した場合は蛇腹が延びるように構成されている。
【0062】
本実施例の真空ダイカスト装置100は、当接部材50と被覆カバー70とによって区画される後部空間の内部を真空にする真空ポンプ80及び真空圧導入孔81とを有している。後部空間に真空を導入する真空圧導入孔81は射出シリンダ側取り付け部材72に設けられている。この真空圧導入孔81から後部空間の内部の空気を吸引して後部空間を真空にすることができる。即ち本実施例では、減圧手段は真空ポンプ80、真空圧導入孔81を有している。
【0063】
本実施例の真空ダイカスト装置100は、以下のように作動する。
【0064】
図1に示す真空ダイカスト装置100は、プランジャチップ30を後方に移動させて溶湯を射出するために待機した状態となっている。この状態では当接部材50はスプリング60によってプランジャチップ30の後端面に付勢された状態にある。そして給湯口21から溶湯が射出スリーブ20の内部に給湯され、この溶湯が射出スリーブ20の内部空間に予定する量に達するとキャビティ11の内部は真空ポンプ等によって真空状態にされ、またプランジャチップ30は溶湯を射出するためにプランジャロッド40によって前方に駆動される。プランジャチップ30が前方に駆動すると、当接部材50もスプリング60によって前方に駆動される。この際当接部材50は当接部材50を貫通しているガイド軸61によって案内されるので、射出スリーブ20の軸方向前方に移動する。プランジャチップ30は射出スリーブ20の内部を所定の位置まで移動するが、当接部材50は射出スリーブ20の後端開口部22に当接して当接部材50は停止する。スプリング60の付勢力は働いているので、当接部材50は前方に付勢された状態で停止している。この停止した状態において、当接部材50の蓋体部51は給湯口21を閉塞し、また当接部材50の当接部52は後端開口部22に当接してシールした状態となる。
【0065】
また当接部材50が前方に移動して給湯口21を閉塞し、後端開口部22に当接しシールすると共に被覆カバー70の蛇腹は延びて被覆カバー70が当接部材50の後端面から射出シリンダ42の前端面までのプランジャロッド40、プランジャロッドカップリング、射出ピストンロッド41と共にその回りの空間を被包して、後部空間として外部空間と区分けする。そして当接部材50と被覆カバー70とによって区画される後部空間の内部を真空ポンプ80を駆動することによって真空にする。
【0066】
このように後部空間を真空とすることによって、プランジャチップ30が前方に移動する際に、プランジャチップ30の外周面31と射出スリーブ20の内周面23との隙間から空気が溶湯が存在する射出スリーブ20の内部空間に流入することを防止することができる。
【0067】
また当接部材50の蓋体部51で給湯口21を閉塞しているので給湯口21から空気が内部空間に流入することを防止することができる。
【0068】
このようにプランジャチップ30を前方に駆動して溶湯を射出した後においては、当接部材50をアクチュエータ90を用いて後方に移動させる。そしてその後プランジャチップ30を後方に移動させることによって、プランジャチップ30の後端面によって射出スリーブ20の壁面に残留しているアルミニウム等の溶湯金属の残り滓また潤滑油の残り滓を射出スリーブ20の外へ除去することができる。
【0069】
なお本発明の真空ダイカスト装置は、実施例に限定されるものでない。例えば当接部材50を前方に駆動する駆動手段として実施例のスプリング60に代えてアクチュエータを用いることもできる。請求項に記載された発明の範囲内で種々の変形が可能である。
【0070】
【発明の効果】
本発明の真空ダイカスト装置は、プランジャチップが溶湯を射出するために射出スリーブ内を前方に移動する際に、プランジャチップの外周面と射出スリーブの内周面との隙間から空気が流入して溶湯に巻き込まれることを防止して、溶湯が充満している射出スリーブの内部空間を真空状態とすることができる。
【0071】
また本発明の真空ダイカスト装置は、第2駆動手段を有しているため射出スリーブの内部に残留した溶湯金属及び潤滑油等の残り滓を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の真空ダイカスト装置を概略的に示す図である。
【符号の説明】
10:金型 11:キャビティ
20:射出スリーブ 21:給湯口
22:後端開口部 23:射出スリーブの内周面
30:プランジャチップ 31:プランジャチップの外周面
40:プランジャロッド 41:射出ピストンロッド
42:射出シリンダ
50:当接部材 51:蓋体部
52:当接部 53:オーリング
60:スプリング 61:ガイド軸
62:ガイド軸固定部材
70:被覆カバー 71:当接部材側取り付け部材
72:射出シリンダ側取り付け部材
80:真空ポンプ 81:真空圧導入孔
90:アクチュエータ
Claims (5)
- 真空に保持されるキャビティを備える金型の該キャビティと連通し該キャビティに圧入される溶湯を給湯するための給湯口を有する射出スリーブと、該射出スリーブの内周面を摺動して該射出スリーブに給湯された溶湯を射出して該キャビティ内に該溶湯を圧入するプランジャチップと、該プランジャチップと結合し該プランジャチップを駆動するプランジャロッドとを有する真空ダイカスト装置において、
前記プランジャチップの後端面側に位置し前記溶湯を射出する際に前記給湯口を閉塞しかつ前記射出スリーブの後端開口部に当接してシールする当接部材と、
前記当接部材を前記射出スリーブの軸方向前方に駆動して前記給湯口を閉塞しかつ前記後端開口部に当接してシールする駆動手段と、
前記プランジャチップを前記射出スリーブの軸方向後方に移動させるに先立って前記当接部材を予め該射出スリーブの軸方向後方に駆動する第2駆動手段と、
前記当接部材と共同して前記プランジャロッドを被包して外部空間と分ける被包部材と、
前記当接部材及び前記被包部材で区画された後部空間を減圧する減圧手段とを有することを特徴とする真空ダイカスト装置。 - 前記駆動手段はスプリングを有する請求項1記載の真空ダイカスト装置。
- 前記駆動手段はアクチュエータを有する請求項1記載の真空ダイカスト装置。
- 前記当接部材を前記射出スリーブの軸方向に移動自在に支持する支持部材を有する請求項1、2又は3記載の真空ダイカスト装置。
- 前記被包部材は、伸縮自在のカバーを有する請求項1、2、3又は4記載の真空ダイカスト装置。
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