JP2003062609A - 内面溝付管の製造方法 - Google Patents
内面溝付管の製造方法Info
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Abstract
ことのできる方法を提供すること。 【解決手段】金属管1内にフローティングプラグ2と、
該フローティングプラグ2と連結棒3を介して接続され
た溝付プラグ4とを配し、前記金属管1を引抜きダイス
9を通すことで前記フローティングプラグ2を引抜きダ
イス9部に留め、前記溝付プラグ4のある位置でそこを
通過する金属管1を押圧手段6により溝付プラグ4上に
圧迫することにより前記金属管1の内面に複数の溝8を
形成した後、引続き前記金属管1を仕上げダイス7に通
して所定の外径に仕上げる場合、前記フローティングプ
ラグ2を引き留める引抜きダイス9を、前記金属管1を
引き抜くことによって回転する溝付プラグ4の回転方向
と同方向に回転させる。
Description
旋状に形成された内面溝付管の製造方法に関するもので
ある。
は、管内に相変化する冷媒を流動させ、その冷媒と管外
の流体とを熱交換させることにより冷媒に蒸発または凝
縮を生じさせる伝熱管が用いられる。この伝熱管として
は、例えばルームエアコンの熱交換器では、管内での冷
媒の蒸発や凝縮による熱伝導を促進するために、内面に
螺旋状の連続した複数の溝が形成された内面溝付管が知
られている。
7920号公報、特開平5−329529公報、特開平
6−015345号公報等に記述されているように、金
属管内に溝付プラグを入れ、その溝付プラグが位置する
金属管の外周面を押圧することで金属管の内面に多数の
螺旋状の溝を形成する方法によって製造される。
の溝5が形成された溝付プラグ4は回転自由な状態で連
結棒3を介してフローティングプラグ2と接続した状態
で金属管1の内部に配置されている。この金属管1を引
抜きダイス9を通して引き抜くことでフローティングプ
ラグ2は金属管を介して引抜きダイス9の位置で止ま
り、それに伴って溝付プラグ4も引抜き方向での位置が
固定される。この状態において、溝付きプラグ4の位置
での金属管1の外周面を所定半径の軌道を公転する押圧
手段6、例えば複数のボールまたはロールで圧迫するこ
とで、金属管1の内面は溝付プラグ4に押圧され、溝付
プラグ4の溝5に応じたフィンによって隔てられた溝8
が形成される。その後、仕上げダイス7を通して所定の
外径に仕上げることで内面に複数の螺旋状の溝8が形成
された内面溝付管が製造される。
は管軸との間に所定のリード角をなすことになるが、内
面の溝8にリード角をつけると、金属管内で液化した冷
媒が溝8に沿って流れたときに環状流となり、管内の壁
面に付着した液膜が薄くなるので、この内面溝付管を伝
熱管に使用した熱交換器の伝熱特性の向上に寄与する。
が大きくなると凝縮性能が向上することは既知の事項で
ある。しかし、従来の加工方法で内面溝のリード角を大
きくするためには、溝付プラグ4の溝5と軸線とのなす
角度βをそれだけ大きくしなければならないため、加工
上はそれだけ金属管1を引き抜く荷重が増加することに
なり、断管に至るなどの問題もあり、リード角の大きな
内面溝付管の生産性が阻害されているのが実情である。
きな内面溝付管を容易に製造することのできる方法を提
供することにある。
きな内面溝付管の製造を容易にすることを特徴としてい
る。
付プラグの部分で管内に溝を形成した後、引続き仕上げ
ダイスを通して縮径することが行われるが、この時、内
面溝付管は仕上げダイス部で軸方向に伸ばされると共
に、溝を画定するフィンの影響でリード角が小さくなる
方向にねじれ(より戻りと称する。)を生じる。本発明
ではフローティングプラグを引き留める引抜きダイスを
溝付プラグの回転方向と同方向に回転させることで前述
のより戻りを拘束し、リード角の減少を抑えることがで
きる。
す。
ない。即ち、溝付プラグ4とフローティングプラグ2が
回転自由な状態で連結棒3を介して接続され、金属管1
の管内に配置されている。そして、引抜きダイス9を通
して金属管1を引き抜くことでフローティングプラグ2
が金属管1を介して引抜きダイス9の位置で引き留めら
れ、それにより溝付プラグ4は引抜き方向の位置が固定
される。しかして位置の定まった溝付プラグ4の部分に
おいて金属管1の外周面を公転する押圧手段6としての
複数のボールで順次押圧することで、そこを通過する金
属管の内面に溝付プラグ4の溝5に応じた螺旋状のフィ
ンが形成され、そのフィンによって画定された螺旋状の
溝8を有する内面溝付管が成形される。内面溝付管は引
続き仕上げダイス7を通して所定の外径に仕上げられ
る。
ーティングプラグ2を引き留める引抜きダイス9を溝付
プラグ5の回転方向と同方向に回転させる。この引抜き
ダイス9の回転方法は問わないが、本形態では、ダイス
受け10と引抜きダイス9の間にスラストベアリング1
1を配置すると共に、引抜きダイス9にパイプ12をつ
けたダイス回転治具13が接続してある。パイプ12に
はプーリー15が設置してあり、図示しない他の駆動装
置よりVベルト14でプーリー15を回転させることで
引抜きダイス9が回転できる装置構成となっている。
溝付プラグ4の回転方向と同方向に強制的に回転させて
内面溝付加工を行った場合、内面に溝8が形成された金
属管が仕上げダイス7を通過するに伴っては生じるより
戻りが拘束されて溝8のリード角の減少が抑えられ、引
抜きダイスを回転させない場合に比べ、内面溝のリード
角の大きな内面溝付管を得ることができる。
角度βが39°の溝5を有する溝付プラグ4、金属管1
として銅管を用い、溝付プラグ4が押圧手段としての複
数のスチールボールを収納した加工リング(図示せず)
の回転方向とは逆方向に回転する方式で内面溝加工を行
った。最終段の引抜き速度を5m/分で一定、前記加工
リングの回転数を3,000rpmで一定とし、引抜き
ダイス9を前記加工リングの回転方向とは逆方向に、そ
の回転数を前記加工リングの回転数に対して0〜0.2
3まで変化させたて回転させたときの銅管内面に形成さ
れた溝のリード角の変化量を測定した。その結果を表1
に示す。
きダイス9が回転しない場合のリード角に対して増減し
た角度を示している。
抜きダイス9を固定した場合に比べ、溝付プラグ4と同
一方向に引抜きダイス9を回転させることで大きくな
る。即ち、同じ溝付プラグ4を用いても引抜きダイス9
を固定した場合に比べてリード角の大きな内面溝付管の
加工が可能となることがわかる。
によれば、フローティングプラグを引き留める引抜きダ
イスを、溝付プラグの回転方向と同方向に回転させるこ
とで、溝付きプラグにおける溝の軸線に対する角度を変
えることなく内面溝のリード角が大きな内面溝付管を加
工性の低下を招くことなく容易に製造することができる
効果がある。
を示す概略図。
Claims (3)
- 【請求項1】金属管内にフローティングプラグと、該フ
ローティングプラグと連結棒を介して接続された溝付プ
ラグとを配し、前記金属管を引抜きダイスを通すことで
前記フローティングプラグを引抜きダイス部に留め、前
記溝付プラグのある位置でそこを通過する金属管を押圧
手段により溝付プラグ上に圧迫することにより前記金属
管の内面に複数の溝を形成した後、引続き前記金属管を
仕上げダイスに通して所定の外径に仕上げる内面溝付管
の製造方法において、前記フローティングプラグを引き
留める引抜きダイスを、前記金属管を引き抜くことで回
転する溝付プラグの回転方向と同方向に回転させること
を特徴とする内面溝付管の製造方法。 - 【請求項2】前記溝付プラグが前記押圧手段の回転方向
とは逆の方向に回転することを特徴とする請求項1に記
載の内面溝付管の製造方法。 - 【請求項3】前記引抜きダイスを前記押圧手段の回転速
度以上の速度で回転させることを特徴とする請求項1ま
たは請求項2に記載の内面溝付管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001257087A JP3743330B2 (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | 内面溝付管の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003062609A true JP2003062609A (ja) | 2003-03-05 |
JP3743330B2 JP3743330B2 (ja) | 2006-02-08 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114290010A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-04-08 | 江苏金荣森制冷科技有限公司 | 扭转顶伸装置 |
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2001
- 2001-08-28 JP JP2001257087A patent/JP3743330B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN114290010A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-04-08 | 江苏金荣森制冷科技有限公司 | 扭转顶伸装置 |
CN114290010B (zh) * | 2021-12-31 | 2024-01-30 | 江苏金荣森制冷科技有限公司 | 扭转顶伸装置 |
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