JP2003062553A - 生ゴミ処理機の撹拌機構 - Google Patents
生ゴミ処理機の撹拌機構Info
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- JP2003062553A JP2003062553A JP2001259747A JP2001259747A JP2003062553A JP 2003062553 A JP2003062553 A JP 2003062553A JP 2001259747 A JP2001259747 A JP 2001259747A JP 2001259747 A JP2001259747 A JP 2001259747A JP 2003062553 A JP2003062553 A JP 2003062553A
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- electric motor
- stirring member
- stirring
- garbage
- rotation
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 生ゴミ処理機の撹拌機構を改良して、障害物
によって撹拌部材が停止したときに自己復帰動作を行う
ようにする。 【構成】 枠体1内には微生物を付着させた処理材を充
填した処理容器3と、該処理容器3内の処理材を撹拌す
る撹拌部材4とを設け、処理容器3内にはゴミ投入口2
から生ゴミを投入する。枠体1内に配置した電動機5が
減速機構6を介して撹拌部材4を駆動し、生ゴミと混合
した処理材を撹拌して処理容器3内の生ゴミの分解を促
進する。電動機5には逆回転機能のない一方向回転タイ
プの電動機を使用し、ゴミと処理材との混合物の撹拌負
荷が増大した時の撹拌部材4の停止を検出するロック検
出機構7を設ける。ロック検出機構7が撹拌部材4の停
止を検出した時に電動機5の回転を停止し、所定時間後
再度電動機5に通電して撹拌部材4を回転駆動する制御
機構8を有するものである。
によって撹拌部材が停止したときに自己復帰動作を行う
ようにする。 【構成】 枠体1内には微生物を付着させた処理材を充
填した処理容器3と、該処理容器3内の処理材を撹拌す
る撹拌部材4とを設け、処理容器3内にはゴミ投入口2
から生ゴミを投入する。枠体1内に配置した電動機5が
減速機構6を介して撹拌部材4を駆動し、生ゴミと混合
した処理材を撹拌して処理容器3内の生ゴミの分解を促
進する。電動機5には逆回転機能のない一方向回転タイ
プの電動機を使用し、ゴミと処理材との混合物の撹拌負
荷が増大した時の撹拌部材4の停止を検出するロック検
出機構7を設ける。ロック検出機構7が撹拌部材4の停
止を検出した時に電動機5の回転を停止し、所定時間後
再度電動機5に通電して撹拌部材4を回転駆動する制御
機構8を有するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、家庭内から排出され
る生ゴミを微生物によって分解し、生ゴミの減容をはか
る生ゴミ処理機に関するものである。
る生ゴミを微生物によって分解し、生ゴミの減容をはか
る生ゴミ処理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、生ゴミの減容及び堆肥化を目
的として生ゴミを微生物によって分解処理させる方法が
行われており、微生物の活動をより活発にして分解処理
を促進させて使い勝手を改善するためにゴミ投入口に連
なる処理容器の保温や撹拌を自動的に行う生ゴミ処理機
が開発されている。
的として生ゴミを微生物によって分解処理させる方法が
行われており、微生物の活動をより活発にして分解処理
を促進させて使い勝手を改善するためにゴミ投入口に連
なる処理容器の保温や撹拌を自動的に行う生ゴミ処理機
が開発されている。
【0003】処理容器内の生ゴミと処理材を撹拌する撹
拌部材の具体例として、処理容器に水平軸を中心に回転
自在な回転軸と回転軸で駆動される撹拌棒または撹拌羽
根を設置し、該撹拌棒または撹拌羽根は回転軸に固定さ
れたスプロケットやベルトなどの減速機構を介して電動
機に接続され、該電動機を所定時間ごとに短時間回転動
作をさせるための制御機構を設けた構造がある。
拌部材の具体例として、処理容器に水平軸を中心に回転
自在な回転軸と回転軸で駆動される撹拌棒または撹拌羽
根を設置し、該撹拌棒または撹拌羽根は回転軸に固定さ
れたスプロケットやベルトなどの減速機構を介して電動
機に接続され、該電動機を所定時間ごとに短時間回転動
作をさせるための制御機構を設けた構造がある。
【0004】一般にこのような生ゴミ処理機は、処理容
器に処理材と呼ばれる木質チップと好気性微生物を予め
投入しておき、処理容器内に投入した生ゴミとよく撹拌
して十分な空気を混ぜ、さらに処理容器内を微生物が活
発に分解を行う温度に保つためにヒータで処理容器を保
温し、処理容器内の空気を入れ換えるための排気装置が
備え付けられている。
器に処理材と呼ばれる木質チップと好気性微生物を予め
投入しておき、処理容器内に投入した生ゴミとよく撹拌
して十分な空気を混ぜ、さらに処理容器内を微生物が活
発に分解を行う温度に保つためにヒータで処理容器を保
温し、処理容器内の空気を入れ換えるための排気装置が
備え付けられている。
【0005】ところが、処理を重ねるうちに投入した生
ゴミに含まれる成分や水分が不利に働いたり、処理材が
劣化してくると、処理材の粘度が増大して団子状のかた
まりに変化したものや処理しきれない生ゴミが撹拌部材
の回転を妨げて、やがて電動機がロックされる現象がし
ばしば発生するが、電動機がロックされた状態での電動
機への通電は故障につながるばかりか、処理物が撹拌で
きない状態で放置されることにより分解処理がうまく進
まないために腐敗臭が発生するなどの不具合が生じる。
ゴミに含まれる成分や水分が不利に働いたり、処理材が
劣化してくると、処理材の粘度が増大して団子状のかた
まりに変化したものや処理しきれない生ゴミが撹拌部材
の回転を妨げて、やがて電動機がロックされる現象がし
ばしば発生するが、電動機がロックされた状態での電動
機への通電は故障につながるばかりか、処理物が撹拌で
きない状態で放置されることにより分解処理がうまく進
まないために腐敗臭が発生するなどの不具合が生じる。
【0006】そこで電動機の回転数を検出するロック検
出機構を設け、処理物の粘度の増大や処理材のかたまり
や異物により撹拌時のトルクが増大して撹拌部材すなわ
ち電動機の回転が妨げられた場合に、電動機への通電を
停止して使用不能を報知する機能を付加したものがあ
る。
出機構を設け、処理物の粘度の増大や処理材のかたまり
や異物により撹拌時のトルクが増大して撹拌部材すなわ
ち電動機の回転が妨げられた場合に、電動機への通電を
停止して使用不能を報知する機能を付加したものがあ
る。
【0007】また、電動機のロックによって生ゴミ処理
機の運転を停止させないために、逆転可能な電動機およ
び制御機構を使用して、ロック検出機構が作動すると電
動機への通電を一時停止したのちに電動機を逆転、すな
わち撹拌部材を逆回転させることによって障害物を取り
除く手段を採用した生ゴミ処理機が考えられている。
機の運転を停止させないために、逆転可能な電動機およ
び制御機構を使用して、ロック検出機構が作動すると電
動機への通電を一時停止したのちに電動機を逆転、すな
わち撹拌部材を逆回転させることによって障害物を取り
除く手段を採用した生ゴミ処理機が考えられている。
【0008】また、このような生ゴミ処理機の運転停止
を避けるために、撹拌部材の回転を停止させない大きな
トルクを持った電動機を使う提案があり、強力な電動機
を使えば、ロック検出機構が作動する機会を非常に少な
くすることができる。
を避けるために、撹拌部材の回転を停止させない大きな
トルクを持った電動機を使う提案があり、強力な電動機
を使えば、ロック検出機構が作動する機会を非常に少な
くすることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、ゴミと処
理材との混合物の撹拌負荷が増大した時の撹拌部材の停
止を検出するロック検出機構を設け、撹拌部材の回転が
ロックしたときに、制御機構は速やかに電動機への通電
を停止して電動機の損傷を防止し、かつ使用不能を報知
して使用者に障害物の取り除きを促す機能を持つ生ゴミ
処理機があるが、電動機のトルクが特に強力でない場合
は、この方法では頻繁に障害物を取り除くまたは細かく
砕く作業を強いられることになり、回復後は再度運転ス
イッチを押してゴミ処理機の運転を開始しなければなら
ず、使用者にとって煩わしい機器となってしまう。
理材との混合物の撹拌負荷が増大した時の撹拌部材の停
止を検出するロック検出機構を設け、撹拌部材の回転が
ロックしたときに、制御機構は速やかに電動機への通電
を停止して電動機の損傷を防止し、かつ使用不能を報知
して使用者に障害物の取り除きを促す機能を持つ生ゴミ
処理機があるが、電動機のトルクが特に強力でない場合
は、この方法では頻繁に障害物を取り除くまたは細かく
砕く作業を強いられることになり、回復後は再度運転ス
イッチを押してゴミ処理機の運転を開始しなければなら
ず、使用者にとって煩わしい機器となってしまう。
【0010】しかしながらこの現象を避けるために電動
機の発生トルクをむやみにあげることは、電動機の大型
化や消費電力の増大となるばかりか、軸受け部や動力伝
達装置の破損につながる。
機の発生トルクをむやみにあげることは、電動機の大型
化や消費電力の増大となるばかりか、軸受け部や動力伝
達装置の破損につながる。
【0011】上記のように頻繁に撹拌が停止すると使い
勝手の悪い機器となるので、ロックによる機器の異常停
止を未然に防ぐ手段を設けることが望ましい。そこで、
電動機を逆転することで障害物を取り除くなどの電動機
のロックを防止する為の提案があるが、本来小型の生ご
み処理機の撹拌用電動機には必要トルクやコストの理由
から安価なクマトリモータが適している。しかしながら
クマトリモータは基本的に回転トルクが小さく、正逆回
転の切り替えが不可能な電動機であり、前述したように
電動機の回転を逆転してトラブルを解消する方法は実施
することができない。結局、メンテナンスフリーを実現
するためには、小型のゴミ処理機であっても、高価格な
逆転可能な電動機を使わなければならなかった。
勝手の悪い機器となるので、ロックによる機器の異常停
止を未然に防ぐ手段を設けることが望ましい。そこで、
電動機を逆転することで障害物を取り除くなどの電動機
のロックを防止する為の提案があるが、本来小型の生ご
み処理機の撹拌用電動機には必要トルクやコストの理由
から安価なクマトリモータが適している。しかしながら
クマトリモータは基本的に回転トルクが小さく、正逆回
転の切り替えが不可能な電動機であり、前述したように
電動機の回転を逆転してトラブルを解消する方法は実施
することができない。結局、メンテナンスフリーを実現
するためには、小型のゴミ処理機であっても、高価格な
逆転可能な電動機を使わなければならなかった。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するもので、枠体1内にはゴミ投入口2を有する処理
容器3を設け、該処理容器3にはゴミ分解能力を有する
微生物を付着させた処理材を充填し、かつ、処理容器3
には処理材を撹拌する撹拌部材4を備え、枠体1内に配
置した電動機5は減速機構6を介して撹拌部材4を駆動
し、ゴミと混合した処理材を低回転数の撹拌部材4が所
定時間ごとに短時間撹拌してゴミの分解を促進する生ゴ
ミ処理機において、該電動機5は逆回転機能のない一方
向回転タイプの電動機を使用し、かつ、ゴミと処理材と
の混合物の撹拌負荷が増大した時の撹拌部材4の停止を
検出するロック検出機構7を設け、該ロック検出機構7
が撹拌部材4の停止を検出した時に電動機5の回転を停
止すると共に、所定時間後再度電動機5に通電して撹拌
部材4を回転駆動する制御機構8を設けて連続運転を可
能にしている。
決するもので、枠体1内にはゴミ投入口2を有する処理
容器3を設け、該処理容器3にはゴミ分解能力を有する
微生物を付着させた処理材を充填し、かつ、処理容器3
には処理材を撹拌する撹拌部材4を備え、枠体1内に配
置した電動機5は減速機構6を介して撹拌部材4を駆動
し、ゴミと混合した処理材を低回転数の撹拌部材4が所
定時間ごとに短時間撹拌してゴミの分解を促進する生ゴ
ミ処理機において、該電動機5は逆回転機能のない一方
向回転タイプの電動機を使用し、かつ、ゴミと処理材と
の混合物の撹拌負荷が増大した時の撹拌部材4の停止を
検出するロック検出機構7を設け、該ロック検出機構7
が撹拌部材4の停止を検出した時に電動機5の回転を停
止すると共に、所定時間後再度電動機5に通電して撹拌
部材4を回転駆動する制御機構8を設けて連続運転を可
能にしている。
【0013】また、前記制御機構8にはカウンター9を
備え、該制御機構8は再通電後にロック検出機構7が作
動する時にカウンター9加算し、再通電後撹拌部材4が
回転継続できたときにはリセット手段10によってカウ
ンター9をリセットし、カウンター9が指定回数になっ
た時に異常報知手段11を作動する構造とすることで処
理材の粘度の増大や大きな塊で強固にロックした時にも
対応できる。
備え、該制御機構8は再通電後にロック検出機構7が作
動する時にカウンター9加算し、再通電後撹拌部材4が
回転継続できたときにはリセット手段10によってカウ
ンター9をリセットし、カウンター9が指定回数になっ
た時に異常報知手段11を作動する構造とすることで処
理材の粘度の増大や大きな塊で強固にロックした時にも
対応できる。
【0014】更に、電動機5と撹拌部材4との間に介在
させた減速機構6には、撹拌部材4の回転軸4aを駆動
するスプロケット6aを設け、該スプロケット6aは撹
拌部材4の回転軸4aに回転自在に取り付け、撹拌部材
4の回転軸4aとスプロケット6aとの間に渦巻きバネ
12を内装し、該渦巻きバネ12の外端をスプロケット
6aに固定し、渦巻きバネ12の内端を撹拌部材4の回
転軸4aに固定すれば電動機5の回転軸を逆転して少し
戻すことができ、再起動時のトルクが強くなる部分を利
用することができる。
させた減速機構6には、撹拌部材4の回転軸4aを駆動
するスプロケット6aを設け、該スプロケット6aは撹
拌部材4の回転軸4aに回転自在に取り付け、撹拌部材
4の回転軸4aとスプロケット6aとの間に渦巻きバネ
12を内装し、該渦巻きバネ12の外端をスプロケット
6aに固定し、渦巻きバネ12の内端を撹拌部材4の回
転軸4aに固定すれば電動機5の回転軸を逆転して少し
戻すことができ、再起動時のトルクが強くなる部分を利
用することができる。
【0015】
【作用】通常は処理容器3に投入した処理材と生ゴミは
所定時間ごとに撹拌部材4によって短時間撹拌され、処
理材に混ぜた好気性微生物によって生ゴミは水と二酸化
炭素に分解されて減容、消滅するが、この時分解されな
い生ゴミや処理材のかたまりなどの障害物により撹拌部
材4の回転が妨げられると、電動機5に過負荷が加わり
ついにはロックして撹拌することができなくなる場合が
ある。
所定時間ごとに撹拌部材4によって短時間撹拌され、処
理材に混ぜた好気性微生物によって生ゴミは水と二酸化
炭素に分解されて減容、消滅するが、この時分解されな
い生ゴミや処理材のかたまりなどの障害物により撹拌部
材4の回転が妨げられると、電動機5に過負荷が加わり
ついにはロックして撹拌することができなくなる場合が
ある。
【0016】この発明では、電動機5の回転を監視して
いるロック検出機構7が電動機5のロックを検出する
と、この働きにより制御機構8は即座に電動機5への電
力供給を停止する。電動機5への通電を停止すると、撹
拌部材4から与えられていた圧力が消えるので、今まで
圧縮されていた処理材や生ゴミが膨潤し、撹拌部材4は
押し戻されて若干逆回転し、処理容器3内は均一な圧力
となる。
いるロック検出機構7が電動機5のロックを検出する
と、この働きにより制御機構8は即座に電動機5への電
力供給を停止する。電動機5への通電を停止すると、撹
拌部材4から与えられていた圧力が消えるので、今まで
圧縮されていた処理材や生ゴミが膨潤し、撹拌部材4は
押し戻されて若干逆回転し、処理容器3内は均一な圧力
となる。
【0017】撹拌部材4によって押し戻された状態で短
時間放置すれば圧縮されて固まってしまっていた処理材
や生ゴミの中に水分や空気が浸透して柔らかくなるの
で、所定時間が経過してから再度電動機5に通電すれ
ば、少なくとも前回撹拌部材4が停止した位置まで電動
機5は減速機構6を介して回転駆動することができる。
時間放置すれば圧縮されて固まってしまっていた処理材
や生ゴミの中に水分や空気が浸透して柔らかくなるの
で、所定時間が経過してから再度電動機5に通電すれ
ば、少なくとも前回撹拌部材4が停止した位置まで電動
機5は減速機構6を介して回転駆動することができる。
【0018】そして、押し戻された部分を軽く動いた撹
拌部材4が急に前回停止した処理材や生ゴミにぶつかる
が、電動機5は既に回転して一気にほぼ最大トルクを発
生しており、回転する撹拌部材4によって膨潤した処理
材はうち砕かれ易く、もし、強く固まっていた処理材や
生ゴミによって再度撹拌部材4が停止しても、前回の停
止位置よりも更に進むことができる。そして、このよう
な断続運転を繰り返せば、撹拌部材4は強く固まってい
た処理材や生ゴミのある部分を繰り返し打撃するから、
やがて正常に撹拌動作を続けることができるようにな
る。
拌部材4が急に前回停止した処理材や生ゴミにぶつかる
が、電動機5は既に回転して一気にほぼ最大トルクを発
生しており、回転する撹拌部材4によって膨潤した処理
材はうち砕かれ易く、もし、強く固まっていた処理材や
生ゴミによって再度撹拌部材4が停止しても、前回の停
止位置よりも更に進むことができる。そして、このよう
な断続運転を繰り返せば、撹拌部材4は強く固まってい
た処理材や生ゴミのある部分を繰り返し打撃するから、
やがて正常に撹拌動作を続けることができるようにな
る。
【0019】更に、ほぼ同じ場所付近で再びロックを検
出した場合には、制御機構8はロック検出機構7が作動
する度にカウンター9加算し、該カウンター9が指定回
数になった時には、異常報知手段11を作動することで
異常を使用者に知らせて人手によってトラブルを解消す
るものである。一方、撹拌部材4の回転が継続できて自
動的にトラブルが解消できた時にはリセット手段10に
よってカウンター9をリセットして運転を継続する。
出した場合には、制御機構8はロック検出機構7が作動
する度にカウンター9加算し、該カウンター9が指定回
数になった時には、異常報知手段11を作動することで
異常を使用者に知らせて人手によってトラブルを解消す
るものである。一方、撹拌部材4の回転が継続できて自
動的にトラブルが解消できた時にはリセット手段10に
よってカウンター9をリセットして運転を継続する。
【0020】また、撹拌部材4の回転軸4aと減速機構
6のスプロケット6aとの間に渦巻きバネ12を介在さ
せれば、電動機5が回転すると減速機構6は渦巻きバネ
12を巻き込んでから撹拌部材4が回転する構造であ
り、撹拌部材4及び電動機5がロックして電動機5への
通電を停止すると、正回転時に蓄えられた渦巻きバネ1
2の弾性力によって減速機構6及び電動機5が逆回転し
てから停止する。
6のスプロケット6aとの間に渦巻きバネ12を介在さ
せれば、電動機5が回転すると減速機構6は渦巻きバネ
12を巻き込んでから撹拌部材4が回転する構造であ
り、撹拌部材4及び電動機5がロックして電動機5への
通電を停止すると、正回転時に蓄えられた渦巻きバネ1
2の弾性力によって減速機構6及び電動機5が逆回転し
てから停止する。
【0021】そして、再度電動機5への通電を開始する
と、電動機5及び減速機構6は渦巻きバネ12によって
逆回転した分だけは必ず回転することが可能であるため
十分な回転トルクを得て渦巻きバネ12を介して撹拌部
材4に回転トルクを伝え、障害物に対してより確実に打
撃力を与えることができる。
と、電動機5及び減速機構6は渦巻きバネ12によって
逆回転した分だけは必ず回転することが可能であるため
十分な回転トルクを得て渦巻きバネ12を介して撹拌部
材4に回転トルクを伝え、障害物に対してより確実に打
撃力を与えることができる。
【0022】
【実施例】図に示す実施例によってこの発明を説明する
と、1は生ゴミ処理機の枠体、2は処理機内へのゴミ投
入口、3はゴミ投入口2に連なる処理容器、13はゴミ
投入口を密封することが可能な開閉自在な蓋である。
と、1は生ゴミ処理機の枠体、2は処理機内へのゴミ投
入口、3はゴミ投入口2に連なる処理容器、13はゴミ
投入口を密封することが可能な開閉自在な蓋である。
【0023】4は生ゴミと処理材を撹拌するための撹拌
部材であり、水平軸を支点として回転自在な回転軸4a
と撹拌棒4bで構成している。5は撹拌部材4を駆動す
る電動機、6は撹拌部材4と電動機5との間に設けた減
速機構であり、回転軸4aに固定したスプロケット6a
と電動機5の回転軸に固定したスプロケット小6cとを
ベルト6bで接続したもので、電動機5の回転トルクを
増幅して撹拌部材4に伝達する働きがある。
部材であり、水平軸を支点として回転自在な回転軸4a
と撹拌棒4bで構成している。5は撹拌部材4を駆動す
る電動機、6は撹拌部材4と電動機5との間に設けた減
速機構であり、回転軸4aに固定したスプロケット6a
と電動機5の回転軸に固定したスプロケット小6cとを
ベルト6bで接続したもので、電動機5の回転トルクを
増幅して撹拌部材4に伝達する働きがある。
【0024】14は生ゴミ処理機の運転・停止を指示す
る操作スイッチ、15は処理容器3内部から枠体1外部
への送風経路と送風経路に取付けた電動送風機で構成す
る排気装置、16は処理容器2下部を覆うように取付け
た容器保温ヒータである。
る操作スイッチ、15は処理容器3内部から枠体1外部
への送風経路と送風経路に取付けた電動送風機で構成す
る排気装置、16は処理容器2下部を覆うように取付け
た容器保温ヒータである。
【0025】17は処理容器3の温度を検出する容器温
度センサー、8は各部品に働きかけて生ゴミ処理機の運
転を制御するマイクロコンピュータを内装した制御機構
であり、処理容器3内にあらかじめ処理材とよばれる木
質チップと生ゴミ分解能力を有する好気性の微生物を規
定量投入して、操作スイッチ14を操作して運転状態に
しておくと、制御機構8は容器温度センサー17によっ
て処理容器3の温度を監視しながら温度容器保温ヒータ
16と排気装置15に断続的に通電を行う。
度センサー、8は各部品に働きかけて生ゴミ処理機の運
転を制御するマイクロコンピュータを内装した制御機構
であり、処理容器3内にあらかじめ処理材とよばれる木
質チップと生ゴミ分解能力を有する好気性の微生物を規
定量投入して、操作スイッチ14を操作して運転状態に
しておくと、制御機構8は容器温度センサー17によっ
て処理容器3の温度を監視しながら温度容器保温ヒータ
16と排気装置15に断続的に通電を行う。
【0026】処理容器3は容器保温ヒータ16によって
微生物の活動が活発に行われる40℃前後に保温される
と共に、処理容器3内部の空気は排気装置15によって
常に外気と入れ替えられるので、処理材に新鮮な空気を
取り入れ余分な水分を排出することにより微生物の分解
処理能力を促進する環境を維持する。
微生物の活動が活発に行われる40℃前後に保温される
と共に、処理容器3内部の空気は排気装置15によって
常に外気と入れ替えられるので、処理材に新鮮な空気を
取り入れ余分な水分を排出することにより微生物の分解
処理能力を促進する環境を維持する。
【0027】18は蓋13の開閉を検出するマグネット
スイッチ、19は制御機構8に内装するタイマーであ
り、蓋13を開閉して生ゴミを処理容器3に投入する
と、マグネットスイッチ18から制御機構8に開閉信号
が出力され、制御機構8はタイマー19によって電動機
5に所定時間通電する。実施例では電動機5への通電を
初回に2分間行っており、この間に減速機構6を介して
回転する撹拌部材4によって生ゴミと処理材が撹拌され
て混合すると同時に空気が処理材の隅々まで供給される
ので、電動機5が停止後も好気性微生物の活動が活発に
行われる。その後タイマー19は、30分に一度の間隔
で電動機5へ1分間の通電を行い、これを繰り返し行う
ことで処理容器3内部では活発な分解作用が継続して得
られる。
スイッチ、19は制御機構8に内装するタイマーであ
り、蓋13を開閉して生ゴミを処理容器3に投入する
と、マグネットスイッチ18から制御機構8に開閉信号
が出力され、制御機構8はタイマー19によって電動機
5に所定時間通電する。実施例では電動機5への通電を
初回に2分間行っており、この間に減速機構6を介して
回転する撹拌部材4によって生ゴミと処理材が撹拌され
て混合すると同時に空気が処理材の隅々まで供給される
ので、電動機5が停止後も好気性微生物の活動が活発に
行われる。その後タイマー19は、30分に一度の間隔
で電動機5へ1分間の通電を行い、これを繰り返し行う
ことで処理容器3内部では活発な分解作用が継続して得
られる。
【0028】ところが、長く使用を続けるうちに処理材
の劣化や水分過多の状態に陥ると処理材が団子状に固ま
ることがしばしばあり、これが撹拌棒4bの進行を妨げ
て撹拌部材4の回転動作に過負荷が加わって電動機5に
かかるトルクが増大し、やがて電動機5の発生トルクが
不足状態となりロックして前述した性能が得られなくな
ることがある。
の劣化や水分過多の状態に陥ると処理材が団子状に固ま
ることがしばしばあり、これが撹拌棒4bの進行を妨げ
て撹拌部材4の回転動作に過負荷が加わって電動機5に
かかるトルクが増大し、やがて電動機5の発生トルクが
不足状態となりロックして前述した性能が得られなくな
ることがある。
【0029】この発明は上記の課題を解決するもので、
電動機5には一方向回転タイプの安価なギヤードクマト
リモータを使用している。20は電動機5の回転数を検
出するホールICで構成する回転数検出手段、7は回転
数検出手段20の回転数信号を監視するロック検出機構
であり、回転数検出手段20の信号によってロック検出
機構7が電動機5のロックを検出すると、制御機構8が
電動機5への通電・停止を適宜行うようにして処理容器
3内の撹拌部材4の回転を継続しようとするものであ
る。
電動機5には一方向回転タイプの安価なギヤードクマト
リモータを使用している。20は電動機5の回転数を検
出するホールICで構成する回転数検出手段、7は回転
数検出手段20の回転数信号を監視するロック検出機構
であり、回転数検出手段20の信号によってロック検出
機構7が電動機5のロックを検出すると、制御機構8が
電動機5への通電・停止を適宜行うようにして処理容器
3内の撹拌部材4の回転を継続しようとするものであ
る。
【0030】9はロック検出機構7の作動回数をカウン
トするカウンター、10はカウンター9をリセットする
為のリセット手段、21は電動機5の駆動を制御する電
動機駆動機構である。
トするカウンター、10はカウンター9をリセットする
為のリセット手段、21は電動機5の駆動を制御する電
動機駆動機構である。
【0031】図4は電動機5の回転制御部分の動作を説
明するフローチャートであり、撹拌を開始すると制御手
段8はロック検出機構7のカウンター9をリセット手段
10によってクリヤし、次に電動機駆動機構21を作動
して電動機5への通電を開始する。
明するフローチャートであり、撹拌を開始すると制御手
段8はロック検出機構7のカウンター9をリセット手段
10によってクリヤし、次に電動機駆動機構21を作動
して電動機5への通電を開始する。
【0032】電動機5の回転はロック検出機構7によっ
て監視しており、電動機5のロックが5秒間継続したか
を第1判定部22で判断し、ロックが検出されると、カ
ウンター9のカウント数が上限値であるかを第2判定部
23で判断する。実施例ではカウンター9のカウント数
の上限値を4に設定してあり、カウント数が3回未満の
時には電動機5への通電を10秒間停止する。このよう
に電動機5への通電を停止すると、撹拌部材4から処理
材に与えられていた圧力が消えるので、今まで圧縮され
ていた処理材や生ゴミが膨潤し、撹拌部材4は押し戻さ
れて若干逆回転し、処理容器3内は均一な圧力となり、
この状態で短時間放置すれば圧縮されて固まってしまっ
ていた処理材や生ゴミの中に水分や空気が浸透して柔ら
かくなる。一方、撹拌部材4を駆動する減速機構6は、
例えば電動機5とスプロケット6aの固定部分や、ベル
ト6bの伸縮などによる機械的ながたつきを有している
ので、電動機5が停止すれば、電動機5の回転子はフリ
ーの状態になっている。
て監視しており、電動機5のロックが5秒間継続したか
を第1判定部22で判断し、ロックが検出されると、カ
ウンター9のカウント数が上限値であるかを第2判定部
23で判断する。実施例ではカウンター9のカウント数
の上限値を4に設定してあり、カウント数が3回未満の
時には電動機5への通電を10秒間停止する。このよう
に電動機5への通電を停止すると、撹拌部材4から処理
材に与えられていた圧力が消えるので、今まで圧縮され
ていた処理材や生ゴミが膨潤し、撹拌部材4は押し戻さ
れて若干逆回転し、処理容器3内は均一な圧力となり、
この状態で短時間放置すれば圧縮されて固まってしまっ
ていた処理材や生ゴミの中に水分や空気が浸透して柔ら
かくなる。一方、撹拌部材4を駆動する減速機構6は、
例えば電動機5とスプロケット6aの固定部分や、ベル
ト6bの伸縮などによる機械的ながたつきを有している
ので、電動機5が停止すれば、電動機5の回転子はフリ
ーの状態になっている。
【0033】11は生ゴミ処理機の異常時に警告ランプ
を点灯したり警報を鳴らしたりする異常報知手段であ
り、前記カウンター9のカウント数が上限値である4の
時には自己復帰動作が不能と判断し、制御機構8は異常
報知手段11を作動して使用者に異常を知らせると共
に、電動機5への通電を停止して生ゴミ処理機の運転を
停止する。異常報知手段11の作動によって異常を知っ
た使用者は異物の取り除きを行い、特に劣悪な条件によ
って撹拌動作の継続が全く不可能と判断される場合は、
速やかに生ゴミ処理機の点検を行うことになる。
を点灯したり警報を鳴らしたりする異常報知手段であ
り、前記カウンター9のカウント数が上限値である4の
時には自己復帰動作が不能と判断し、制御機構8は異常
報知手段11を作動して使用者に異常を知らせると共
に、電動機5への通電を停止して生ゴミ処理機の運転を
停止する。異常報知手段11の作動によって異常を知っ
た使用者は異物の取り除きを行い、特に劣悪な条件によ
って撹拌動作の継続が全く不可能と判断される場合は、
速やかに生ゴミ処理機の点検を行うことになる。
【0034】一方、カウント数が3回未満で電動機5へ
の通電を停止した状態で10秒間経過すると、カウンタ
ー9の記憶数に1加算して自己復帰動作を行った回数を
記憶して、前記電動機5に通電を開始するステップへ移
り、電動機5は再び回転を開始し、電動機5の回転は再
びロック検出機構7によって監視されることになる。こ
の時電動機5が回転すると、少なくとも前回撹拌部材4
が停止した位置まで電動機5は減速機構6を介して回転
駆動でき、また撹拌部材4が十分に押し戻されていなか
った場合にも減速機構6の機械的ながたつきによって若
干の回転駆動が期待できる。
の通電を停止した状態で10秒間経過すると、カウンタ
ー9の記憶数に1加算して自己復帰動作を行った回数を
記憶して、前記電動機5に通電を開始するステップへ移
り、電動機5は再び回転を開始し、電動機5の回転は再
びロック検出機構7によって監視されることになる。こ
の時電動機5が回転すると、少なくとも前回撹拌部材4
が停止した位置まで電動機5は減速機構6を介して回転
駆動でき、また撹拌部材4が十分に押し戻されていなか
った場合にも減速機構6の機械的ながたつきによって若
干の回転駆動が期待できる。
【0035】ここで押し戻された部分を軽く動いた撹拌
部材4が急に前回停止した処理材や生ゴミにぶつかる
と、電動機5は既に回転して一気にほぼ最大トルクを発
生しており、回転する撹拌部材4によって膨潤した処理
材はうち砕かれ易くなっている。しかし、再びロック検
出機構7によりロックが検出されると、カウンター9の
カウント数の判断のステップへ移行し、電動機5は10
秒間の運転停止、もしくは異常による機器の停止を行
う。このように、強く固まっていた処理材や生ゴミによ
って再度撹拌部材4が停止した時の多くは、前回の停止
位置よりも更に進むことができており、カウンター9の
カウント数の上限値の4に達するまで、撹拌部材4は強
く固まっていた処理材や生ゴミのある部分を繰り返し打
撃するから、やがてこのロック部分を通過して撹拌動作
ができるようになる。
部材4が急に前回停止した処理材や生ゴミにぶつかる
と、電動機5は既に回転して一気にほぼ最大トルクを発
生しており、回転する撹拌部材4によって膨潤した処理
材はうち砕かれ易くなっている。しかし、再びロック検
出機構7によりロックが検出されると、カウンター9の
カウント数の判断のステップへ移行し、電動機5は10
秒間の運転停止、もしくは異常による機器の停止を行
う。このように、強く固まっていた処理材や生ゴミによ
って再度撹拌部材4が停止した時の多くは、前回の停止
位置よりも更に進むことができており、カウンター9の
カウント数の上限値の4に達するまで、撹拌部材4は強
く固まっていた処理材や生ゴミのある部分を繰り返し打
撃するから、やがてこのロック部分を通過して撹拌動作
ができるようになる。
【0036】一方、ロック検出機構7によるロック検出
判断において、電動機5の回転が確認されて撹拌部材4
が正常動作を行うときには、所定の撹拌時間である1分
間または2分間が経過したかを第3判定部24で判断
し、所定の撹拌時間に到達していないときは再びロック
検出判断のステップへ戻る。
判断において、電動機5の回転が確認されて撹拌部材4
が正常動作を行うときには、所定の撹拌時間である1分
間または2分間が経過したかを第3判定部24で判断
し、所定の撹拌時間に到達していないときは再びロック
検出判断のステップへ戻る。
【0037】また、生ゴミ処理機の撹拌時間が経過した
と判断したときには、制御機構8は電動機駆動機構21
の作動を停止して、電動機5の回転を止めることで撹拌
動作の終了となる。その後はタイマー19による待機時
間に移り、撹拌によって処理材とゴミが柔らかくなり、
この中に混ぜ込まれた空気を使って処理材に付着した微
生物が活発に生ゴミの分解を行う。実施例ではこの分解
時間を30分に設定しており、経過信号がタイマー19
から出力されると再び電動機5を運転して撹拌動作を開
始するものである。
と判断したときには、制御機構8は電動機駆動機構21
の作動を停止して、電動機5の回転を止めることで撹拌
動作の終了となる。その後はタイマー19による待機時
間に移り、撹拌によって処理材とゴミが柔らかくなり、
この中に混ぜ込まれた空気を使って処理材に付着した微
生物が活発に生ゴミの分解を行う。実施例ではこの分解
時間を30分に設定しており、経過信号がタイマー19
から出力されると再び電動機5を運転して撹拌動作を開
始するものである。
【0038】また、この発明の他の実施例において、1
2はスプロケット6aに内装した渦巻きバネであり、該
渦巻きバネ12は外端をスプロケット6aに固定し、内
端を回転軸4aに固定してあり、回転軸4aは渦巻きバ
ネ12を介してスプロケット6aに固定されている。
2はスプロケット6aに内装した渦巻きバネであり、該
渦巻きバネ12は外端をスプロケット6aに固定し、内
端を回転軸4aに固定してあり、回転軸4aは渦巻きバ
ネ12を介してスプロケット6aに固定されている。
【0039】このように回転軸4aとスプロケット6a
との間に渦巻きバネ12を介在させたことにより、電動
機5が回転すると減速機構6は渦巻きバネ12を巻き込
んでから撹拌部材4を回転させるので、撹拌部材4及び
電動機5がロックして制御機構8が電動機5への通電を
停止すると、正回転時に蓄えられた渦巻きバネ12の弾
性力によって減速機構6及び電動機5が逆回転してから
停止する。
との間に渦巻きバネ12を介在させたことにより、電動
機5が回転すると減速機構6は渦巻きバネ12を巻き込
んでから撹拌部材4を回転させるので、撹拌部材4及び
電動機5がロックして制御機構8が電動機5への通電を
停止すると、正回転時に蓄えられた渦巻きバネ12の弾
性力によって減速機構6及び電動機5が逆回転してから
停止する。
【0040】そして、再度電動機5への通電を開始する
と、減速機構6は前記逆回転した分だけは必ず回転する
ことが可能であるため電動機5は十分な回転トルクを得
て渦巻きばねを介して撹拌部材4に回転トルクを伝え、
処理材と生ゴミに対してより確実に打撃力を与えること
ができる。
と、減速機構6は前記逆回転した分だけは必ず回転する
ことが可能であるため電動機5は十分な回転トルクを得
て渦巻きばねを介して撹拌部材4に回転トルクを伝え、
処理材と生ゴミに対してより確実に打撃力を与えること
ができる。
【0041】
【発明の効果】上記のように、一方向回転タイプの電動
機5を撹拌用に使用した生ゴミ処理機において、処理容
器3内の処理材及び生ゴミが何らかの原因で撹拌部材4
の回転を妨げて電動機5がロックすると、電動機5の故
障及び処理容器3内の処理材が撹拌されずに分解処理に
支障をきたすことになり、悪臭の発生などの不具合が発
生する。
機5を撹拌用に使用した生ゴミ処理機において、処理容
器3内の処理材及び生ゴミが何らかの原因で撹拌部材4
の回転を妨げて電動機5がロックすると、電動機5の故
障及び処理容器3内の処理材が撹拌されずに分解処理に
支障をきたすことになり、悪臭の発生などの不具合が発
生する。
【0042】この発明では、電動機5のロック検出機構
7と、ロックが検出されると電動機5への通電を停止し
所定時間後に再度電動機5に通電を行う制御機構8によ
り、撹拌部材4が障害物に打撃力を与えることにより障
害物を粉砕して再度撹拌部材4が回転できる状態に自己
復帰することを可能としたので、使用者が障害物を取り
除く行為を削減することができ、使用者の手を煩わさな
い生ゴミ処理機を安価で提供することができた。
7と、ロックが検出されると電動機5への通電を停止し
所定時間後に再度電動機5に通電を行う制御機構8によ
り、撹拌部材4が障害物に打撃力を与えることにより障
害物を粉砕して再度撹拌部材4が回転できる状態に自己
復帰することを可能としたので、使用者が障害物を取り
除く行為を削減することができ、使用者の手を煩わさな
い生ゴミ処理機を安価で提供することができた。
【0043】更に、打撃力を数回与えなければ粉砕でき
ない障害物や、使用者による点検を要する重大な障害物
に対応する手段として、上記自己復帰動作後の所定時間
内において再度ロック検出機構7が作動すると上記自己
復帰動作を再度繰り返す制御機構8を設け、また、制御
機構8にはカウンター9を設けて、上記自己復帰動作の
繰り返し数が指定回数に達したときにのみ異常報知手段
11を作動させることにより、自己復帰が不可能なとき
には速やかに使用者に異常を報知することが可能となっ
た。
ない障害物や、使用者による点検を要する重大な障害物
に対応する手段として、上記自己復帰動作後の所定時間
内において再度ロック検出機構7が作動すると上記自己
復帰動作を再度繰り返す制御機構8を設け、また、制御
機構8にはカウンター9を設けて、上記自己復帰動作の
繰り返し数が指定回数に達したときにのみ異常報知手段
11を作動させることにより、自己復帰が不可能なとき
には速やかに使用者に異常を報知することが可能となっ
た。
【0044】加えて、減速機構6を構成するスプロケッ
ト6a内に渦巻きバネ12を内装し、電動機5は渦巻き
バネ12を巻き込んでから撹拌部材4の回転軸4aを回
転させる構造としたから、ロックを検出して電動機5へ
の通電を停止したときに、渦巻きバネ12の反発力によ
って減速機構6と電動機5が確実に逆回転することによ
り、再通電時に電動機5が十分な回転トルクを得て障害
物に打撃力を加えられるから、確実に自己復帰機能が発
揮できるようになった。
ト6a内に渦巻きバネ12を内装し、電動機5は渦巻き
バネ12を巻き込んでから撹拌部材4の回転軸4aを回
転させる構造としたから、ロックを検出して電動機5へ
の通電を停止したときに、渦巻きバネ12の反発力によ
って減速機構6と電動機5が確実に逆回転することによ
り、再通電時に電動機5が十分な回転トルクを得て障害
物に打撃力を加えられるから、確実に自己復帰機能が発
揮できるようになった。
【図1】この発明の実施例を示す生ゴミ処理機の側面図
である。
である。
【図2】この発明の実施例を示す生ゴミ処理機の上面図
である。
である。
【図3】この発明の実施例を示す生ゴミ処理機のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】この発明の実施例を示す生ゴミ処理機の動作フ
ローチャートである。
ローチャートである。
1 枠体
2 ゴミ投入口
3 処理容器
4 撹拌部材
4a 回転軸
4b 撹拌棒
5 電動機
6 減速機構
6a スプロケット
7 ロック検出機構
8 制御機構
9 カウンター
10 リセット手段
11 異常報知手段
12 渦巻きバネ
Claims (3)
- 【請求項1】 枠体1内にはゴミ投入口2を有する処理
容器3を設け、該処理容器3にはゴミ分解能力を有する
微生物を付着させた処理材を充填し、かつ、処理容器3
には処理材を撹拌する撹拌部材4を備え、枠体1内に配
置した電動機5は減速機構6を介して撹拌部材4を駆動
し、 ゴミと混合した処理材を低回転数の撹拌部材4が所定時
間ごとに短時間撹拌してゴミの分解を促進する生ゴミ処
理機において、 該電動機5は逆回転機能のない一方向回転タイプの電動
機を使用し、かつ、ゴミと処理材との混合物の撹拌負荷
が増大した時の撹拌部材4の停止を検出するロック検出
機構7を設け、該ロック検出機構7が撹拌部材4の停止
を検出した時に電動機5の回転を停止すると共に、所定
時間後再度電動機5に通電して撹拌部材4を回転駆動す
る制御機構8を有することを特徴とする生ゴミ処理機の
撹拌機構。 - 【請求項2】 前記制御機構8にはカウンター9を備
え、該制御機構8は再通電後にロック検出機構7が作動
する時にカウンター9加算し、再通電後撹拌部材4が回
転継続できたときにはリセット手段10によってカウン
ター9をリセットし、カウンター9が指定回数になった
時に異常報知手段11を作動することを特徴とする請求
項1記載の生ゴミ処理機の撹拌機構。 - 【請求項3】 電動機5と撹拌部材4との間に介在させ
た減速機構6には、撹拌部材4の回転軸4aを駆動する
スプロケット6aを設け、該スプロケット6aは撹拌部
材4の回転軸4aに回転自在に取り付け、撹拌部材4の
回転軸4aとスプロケット6aとの間に渦巻きバネ12
を内装し、該渦巻きバネ12の外端をスプロケット6a
に固定し、渦巻きバネ12の内端を撹拌部材4の回転軸
4aに固定したことを特徴とする請求項1記載の生ゴミ
処理機の撹拌機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001259747A JP2003062553A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | 生ゴミ処理機の撹拌機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001259747A JP2003062553A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | 生ゴミ処理機の撹拌機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003062553A true JP2003062553A (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=19087070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001259747A Pending JP2003062553A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | 生ゴミ処理機の撹拌機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003062553A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006167498A (ja) * | 2004-12-13 | 2006-06-29 | Dainichi Co Ltd | 生ごみ処理機 |
KR100758002B1 (ko) | 2004-07-15 | 2007-09-11 | 주식회사 다나 바이오시스템 | 유기성폐기물의 교반차 운행 제어 시스템 |
JP2013248577A (ja) * | 2012-06-01 | 2013-12-12 | Yayoi Chemical Industry Co Ltd | 混合装置 |
JP2019052786A (ja) * | 2017-09-13 | 2019-04-04 | 富士電機株式会社 | 氷の撹拌機構および氷吐出装置 |
-
2001
- 2001-08-29 JP JP2001259747A patent/JP2003062553A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100758002B1 (ko) | 2004-07-15 | 2007-09-11 | 주식회사 다나 바이오시스템 | 유기성폐기물의 교반차 운행 제어 시스템 |
JP2006167498A (ja) * | 2004-12-13 | 2006-06-29 | Dainichi Co Ltd | 生ごみ処理機 |
JP2013248577A (ja) * | 2012-06-01 | 2013-12-12 | Yayoi Chemical Industry Co Ltd | 混合装置 |
JP2019052786A (ja) * | 2017-09-13 | 2019-04-04 | 富士電機株式会社 | 氷の撹拌機構および氷吐出装置 |
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