JP2003062491A - 高粘性液体のスプレーによる微少量塗布装置 - Google Patents
高粘性液体のスプレーによる微少量塗布装置Info
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- JP2003062491A JP2003062491A JP2001259005A JP2001259005A JP2003062491A JP 2003062491 A JP2003062491 A JP 2003062491A JP 2001259005 A JP2001259005 A JP 2001259005A JP 2001259005 A JP2001259005 A JP 2001259005A JP 2003062491 A JP2003062491 A JP 2003062491A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B7/00—Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
- B05B7/0012—Apparatus for achieving spraying before discharge from the apparatus
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 有機溶剤を使用せずに、しかも、ミストをワ
ークに均一にかつ微少量塗布する高粘性液体のスプレー
による微少量塗布装置を提供する。 【解決手段】 1次スプレー3によりミストボックス2
内に1次噴霧を行う。このとき、粒子の大きい噴霧ミス
トは、ミストボックスの内壁に衝突する際に液化し、ミ
ストボックス内の下部に貯留する。この作用により、噴
霧ミストの粒子径は、微細化される。次に、ミストボッ
クス内の滞留ミストを、2次スプレー5によりミストボ
ックス内から吸引部5Aを経て吸引し、2次噴霧として
吐出部5Bから吐出する。その際、2次スプレーには、
圧縮エアー導入口5Cから圧縮エアーが導入されるの
で、エアー量が増加するため、2次噴霧は加速されて大
きい風速で吐出する。したがって、噴霧ミストがワーク
11に衝突するときに、強い衝撃力が発生する。この結
果、高粘性オイルのワークへの濡れ性が増大するので、
均一で、かつ、微少量の塗布が可能になる。
ークに均一にかつ微少量塗布する高粘性液体のスプレー
による微少量塗布装置を提供する。 【解決手段】 1次スプレー3によりミストボックス2
内に1次噴霧を行う。このとき、粒子の大きい噴霧ミス
トは、ミストボックスの内壁に衝突する際に液化し、ミ
ストボックス内の下部に貯留する。この作用により、噴
霧ミストの粒子径は、微細化される。次に、ミストボッ
クス内の滞留ミストを、2次スプレー5によりミストボ
ックス内から吸引部5Aを経て吸引し、2次噴霧として
吐出部5Bから吐出する。その際、2次スプレーには、
圧縮エアー導入口5Cから圧縮エアーが導入されるの
で、エアー量が増加するため、2次噴霧は加速されて大
きい風速で吐出する。したがって、噴霧ミストがワーク
11に衝突するときに、強い衝撃力が発生する。この結
果、高粘性オイルのワークへの濡れ性が増大するので、
均一で、かつ、微少量の塗布が可能になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタ等におけ
る電気接点の潤滑性向上、耐食性向上及び保護を目的と
して、コネクタのコンタクトオイル等の高粘性液体を塗
布する装置に関し、特に帯形又はくし歯形の連続板状の
製品に対して有効な手段である。高粘性液体としては、
コネクタのコンタクトオイルに限らず、プレス油、切削
油及び潤滑油を挙げることができる。
る電気接点の潤滑性向上、耐食性向上及び保護を目的と
して、コネクタのコンタクトオイル等の高粘性液体を塗
布する装置に関し、特に帯形又はくし歯形の連続板状の
製品に対して有効な手段である。高粘性液体としては、
コネクタのコンタクトオイルに限らず、プレス油、切削
油及び潤滑油を挙げることができる。
【0002】
【従来の技術】オイルの塗布方法には、従来、主に次の
2通りの方法が提案されている。
2通りの方法が提案されている。
【0003】1.溶剤希釈液浸漬塗布方法
これは、有機溶剤によりオイルを希釈し、ワーク(加工
される対象物体)をオイルに浸漬し、ワークにオイルを
塗布する方法である。図4(a)と(b)に示されるよ
うに、めっき条材等のワーク21を巻き解きロール22
から連続フープめっき装置31を経て巻き取りロール2
3に搬送する。連続フープめっき装置31内では、前処
理工程32、めっき工程33、浸漬塗布処理工程34及
び乾燥工程35の4つの工程で、ワーク21の処理が行
われる。
される対象物体)をオイルに浸漬し、ワークにオイルを
塗布する方法である。図4(a)と(b)に示されるよ
うに、めっき条材等のワーク21を巻き解きロール22
から連続フープめっき装置31を経て巻き取りロール2
3に搬送する。連続フープめっき装置31内では、前処
理工程32、めっき工程33、浸漬塗布処理工程34及
び乾燥工程35の4つの工程で、ワーク21の処理が行
われる。
【0004】浸漬塗布処理工程34は、浸漬塗布機34
A内で行われる。浸漬塗布機34A内の中央に溶液タン
ク34Bが設置され、溶液タンク34Bの左右両側に各
一対の搬送ローラ34Cが設置され、各一対の搬送ロー
ラ34Cの上部に冷却管34Dが設置され、また、浸漬
塗布機34Aの頂上に排気管34Eが接続されている。
乾燥工程35は、乾燥機35A内で行われる。溶液タン
ク34B内には、塩素系等の有機溶剤を使用し、オイル
を容積比で0.1〜20%程度に希釈した溶液が収容さ
れる。
A内で行われる。浸漬塗布機34A内の中央に溶液タン
ク34Bが設置され、溶液タンク34Bの左右両側に各
一対の搬送ローラ34Cが設置され、各一対の搬送ロー
ラ34Cの上部に冷却管34Dが設置され、また、浸漬
塗布機34Aの頂上に排気管34Eが接続されている。
乾燥工程35は、乾燥機35A内で行われる。溶液タン
ク34B内には、塩素系等の有機溶剤を使用し、オイル
を容積比で0.1〜20%程度に希釈した溶液が収容さ
れる。
【0005】ワーク21は、二対の搬送ローラ34Cに
より右側から左側に搬送され、溶液タンク34B内を通
過するとき、希釈溶液を付着される。この直後に、ワー
ク21に付着した希釈溶液における溶剤のみが乾燥機3
5Aにより揮発され、ワーク21にはオイル成分の皮膜
(塗膜)が定着される。
より右側から左側に搬送され、溶液タンク34B内を通
過するとき、希釈溶液を付着される。この直後に、ワー
ク21に付着した希釈溶液における溶剤のみが乾燥機3
5Aにより揮発され、ワーク21にはオイル成分の皮膜
(塗膜)が定着される。
【0006】2.スプレーによる直接噴霧方法
これは、2流体スプレーにより原液を直接に噴霧してワ
ークに塗布する方法である。
ークに塗布する方法である。
【0007】図5に示されるように、2流体スプレー4
1に、一方側の圧送用加圧タンク42からオイルを圧送
し、他方側から圧縮エアーを圧送する。2流体スプレー
41内で混合されたオイルと圧縮エアーをワーク43に
直接に噴霧して塗布する。
1に、一方側の圧送用加圧タンク42からオイルを圧送
し、他方側から圧縮エアーを圧送する。2流体スプレー
41内で混合されたオイルと圧縮エアーをワーク43に
直接に噴霧して塗布する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】コンタクトオイルの塗
布には、著しく均一かつ微少の塗布量管理が要求され
る。オイルを溶剤により希釈した溶液にワークを浸漬
し、オイルをワークに均一かつ薄く塗布することは、可
能である。しかし、使用される溶剤が、塩素系溶剤又は
これに類似する有機溶剤であれば、オゾン層を破壊する
欠点が生じる。
布には、著しく均一かつ微少の塗布量管理が要求され
る。オイルを溶剤により希釈した溶液にワークを浸漬
し、オイルをワークに均一かつ薄く塗布することは、可
能である。しかし、使用される溶剤が、塩素系溶剤又は
これに類似する有機溶剤であれば、オゾン層を破壊する
欠点が生じる。
【0009】また、スプレーによりオイルをワークに直
接に噴霧して塗布する方法には、ミストの粒子径及び流
量分布にバラツキが大きいため、塗布量の微少制御が技
術上困難である。また、スプレーの噴霧によるオイルの
飛散損失が多い。
接に噴霧して塗布する方法には、ミストの粒子径及び流
量分布にバラツキが大きいため、塗布量の微少制御が技
術上困難である。また、スプレーの噴霧によるオイルの
飛散損失が多い。
【0010】そこで、本発明は、前記従来の技術の欠点
を改良し、有機溶剤を使用せずに、しかも、ミストをワ
ークに均一にかつ微少量塗布する高粘性液体のスプレー
による微少量塗布装置を提供しようとするものである。
を改良し、有機溶剤を使用せずに、しかも、ミストをワ
ークに均一にかつ微少量塗布する高粘性液体のスプレー
による微少量塗布装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、次の手段を採用する。
決するため、次の手段を採用する。
【0012】1.液体を噴霧する少なくとも1つの1次
スプレーと、前記1次スプレーにより噴霧されたミスト
の粒子径を微細化する少なくとも1つのミストボックス
と、前記ミストボックス内の粒子径が微細化されたミス
トをワークに噴霧する少なくとも1つの2次スプレーと
を有し、前記2次スプレーは、前記粒子径が微細化され
たミストを吸引する少なくとも1つの吸引部と、吸引さ
れた前記ミストの流速を加速させて吐出させる少なくと
も1つの吐出部とを備える高粘性液体のスプレーによる
微少量塗布装置。
スプレーと、前記1次スプレーにより噴霧されたミスト
の粒子径を微細化する少なくとも1つのミストボックス
と、前記ミストボックス内の粒子径が微細化されたミス
トをワークに噴霧する少なくとも1つの2次スプレーと
を有し、前記2次スプレーは、前記粒子径が微細化され
たミストを吸引する少なくとも1つの吸引部と、吸引さ
れた前記ミストの流速を加速させて吐出させる少なくと
も1つの吐出部とを備える高粘性液体のスプレーによる
微少量塗布装置。
【0013】2.前記1次スプレー、前記2次スプレー
及び前記ミストボックスは、ハウジングに収容され、前
記ミストボックスから液体が回収され、前記ハウジング
からミストが回収され、それぞれ再利用される前記1記
載の高粘性液体のスプレーによる微少量塗布装置。
及び前記ミストボックスは、ハウジングに収容され、前
記ミストボックスから液体が回収され、前記ハウジング
からミストが回収され、それぞれ再利用される前記1記
載の高粘性液体のスプレーによる微少量塗布装置。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態例のオイル
のスプレーによる微少量塗布装置について図1〜図3を
参照して説明する。
のスプレーによる微少量塗布装置について図1〜図3を
参照して説明する。
【0015】図1に示されるように、直方体形状のハウ
ジング1内の下方左側部には、直方体形状のミストボッ
クス2が配置され、下方右側部には、1次スプレー3が
配置されている。1次スプレー3は、オイルと圧縮エア
ーとを混合してミストボックス2に噴霧する。ミストボ
ックス2の右側壁上部には、エアー導入口2Aが設けら
れ、下壁右側部には、オイル回収ドレイン4が接続され
ている。ミストボックス2の上壁には、2次スプレー5
が設置されている。2次スプレー5の吸引部5Aは、ミ
ストボックス2内に突出し、吐出部5Bは、上方のワー
ク(例えばコネクタのコンタクト)11に向かって配置
される。また、2次スプレー5には、その側部に設けら
れた圧縮エアー導入口5Cから圧縮エアーが流入する。
ハウジング1の右側壁上部と左側壁上部には、ワーク1
1を搬送するときの入口1Aと出口1Bがそれぞれ設け
られている。更に、ハウジング1の右側壁下部には、ミ
ストコレクター6が接続されている。オイル回収ドレイ
ン4は、ハウジング1の下壁中央付近を貫通する。
ジング1内の下方左側部には、直方体形状のミストボッ
クス2が配置され、下方右側部には、1次スプレー3が
配置されている。1次スプレー3は、オイルと圧縮エア
ーとを混合してミストボックス2に噴霧する。ミストボ
ックス2の右側壁上部には、エアー導入口2Aが設けら
れ、下壁右側部には、オイル回収ドレイン4が接続され
ている。ミストボックス2の上壁には、2次スプレー5
が設置されている。2次スプレー5の吸引部5Aは、ミ
ストボックス2内に突出し、吐出部5Bは、上方のワー
ク(例えばコネクタのコンタクト)11に向かって配置
される。また、2次スプレー5には、その側部に設けら
れた圧縮エアー導入口5Cから圧縮エアーが流入する。
ハウジング1の右側壁上部と左側壁上部には、ワーク1
1を搬送するときの入口1Aと出口1Bがそれぞれ設け
られている。更に、ハウジング1の右側壁下部には、ミ
ストコレクター6が接続されている。オイル回収ドレイ
ン4は、ハウジング1の下壁中央付近を貫通する。
【0016】オイルのワーク11への塗布について説明
する。1次スプレー3によりミストボックス2内に1次
噴霧を行う。このとき、粒子の大きい噴霧ミストは、ミ
ストボックス2の内壁に衝突する際に液化し、ミストボ
ックス2内の下部に貯留する。貯留したオイルは、オイ
ル回収ドレイン4により回収され、また、再利用される
ので、オイルの飛散損失は、減少する。したがって、ミ
ストボックス2内には、粒子の細かい噴霧ミストのみが
滞留する。この作用により、噴霧ミストの粒子径は、微
細化される。次に、ミストボックス2内の滞留ミスト
を、2次スプレー5によりミストボックス2内から吸引
部5Aを経て吸引し、2次噴霧として吐出部5Bから吐
出する。ミストボックス2内は、負圧となるため、エア
ー導入口2Aからエアーが導入される。その際、2次ス
プレー5には、圧縮エアー導入口5Cから圧縮エアーが
導入されるので、エアー量が増加するため、2次噴霧は
加速されて大きい風速で吐出する。通常、高粘性オイル
が微細ミストになると、高粘性オイルのワーク11への
濡れ性が減少し、良好な塗布を行うことができない。し
かし、2次噴霧の風速を増大させることにより、噴霧ミ
ストがワーク11に衝突するときに、強い衝撃力が発生
する。この結果、高粘性オイルのワーク11への濡れ性
が増大するので、均一で、かつ、微少量の塗布が可能に
なる。
する。1次スプレー3によりミストボックス2内に1次
噴霧を行う。このとき、粒子の大きい噴霧ミストは、ミ
ストボックス2の内壁に衝突する際に液化し、ミストボ
ックス2内の下部に貯留する。貯留したオイルは、オイ
ル回収ドレイン4により回収され、また、再利用される
ので、オイルの飛散損失は、減少する。したがって、ミ
ストボックス2内には、粒子の細かい噴霧ミストのみが
滞留する。この作用により、噴霧ミストの粒子径は、微
細化される。次に、ミストボックス2内の滞留ミスト
を、2次スプレー5によりミストボックス2内から吸引
部5Aを経て吸引し、2次噴霧として吐出部5Bから吐
出する。ミストボックス2内は、負圧となるため、エア
ー導入口2Aからエアーが導入される。その際、2次ス
プレー5には、圧縮エアー導入口5Cから圧縮エアーが
導入されるので、エアー量が増加するため、2次噴霧は
加速されて大きい風速で吐出する。通常、高粘性オイル
が微細ミストになると、高粘性オイルのワーク11への
濡れ性が減少し、良好な塗布を行うことができない。し
かし、2次噴霧の風速を増大させることにより、噴霧ミ
ストがワーク11に衝突するときに、強い衝撃力が発生
する。この結果、高粘性オイルのワーク11への濡れ性
が増大するので、均一で、かつ、微少量の塗布が可能に
なる。
【0017】本実施の形態例においては、1次スプレー
3、2次スプレー5及びミストボックス2は、それぞれ
1つ設置されているが、それぞれ複数設置するように設
計変更することができる。また、2次スプレー5の吸収
部5Aと吐出部5Bも、それぞれ1つ設置されている
が、それぞれ複数設置するように設計変更することがで
きる。
3、2次スプレー5及びミストボックス2は、それぞれ
1つ設置されているが、それぞれ複数設置するように設
計変更することができる。また、2次スプレー5の吸収
部5Aと吐出部5Bも、それぞれ1つ設置されている
が、それぞれ複数設置するように設計変更することがで
きる。
【0018】
【実施例】本発明のオイルのスプレーによる微少量塗布
装置の実施例1及び2(ミストブロー方式1及び2)
と、従来のスプレーによる直接噴霧方法(直接噴霧1及
び2)並びに溶剤希釈液浸漬塗布方法(溶剤希釈噴霧)
とを実験したときの条件及び結果を、対照して図2と図
3に示す。
装置の実施例1及び2(ミストブロー方式1及び2)
と、従来のスプレーによる直接噴霧方法(直接噴霧1及
び2)並びに溶剤希釈液浸漬塗布方法(溶剤希釈噴霧)
とを実験したときの条件及び結果を、対照して図2と図
3に示す。
【0019】図2において、AIR圧はスプレー(3,
41等)から吐出する圧縮エアーの圧力、液タンク圧力
はスプレー(3,41等)に流入するオイルの圧力、ミ
ストブロー圧は2次スプレー(5)に流入する圧縮エア
ーの圧力を意味する。
41等)から吐出する圧縮エアーの圧力、液タンク圧力
はスプレー(3,41等)に流入するオイルの圧力、ミ
ストブロー圧は2次スプレー(5)に流入する圧縮エア
ーの圧力を意味する。
【0020】図2と図3によれば、本発明の各実施例
は、従来の技術と対比して、オイルがワークに均一にか
つ微少量塗布されていることが、判明する。また、本発
明の各実施例における塗布面を電子顕微鏡写真により観
察すると、直径約10〜20μmの微粒子が緻密に塗布
されていることが確認できる。
は、従来の技術と対比して、オイルがワークに均一にか
つ微少量塗布されていることが、判明する。また、本発
明の各実施例における塗布面を電子顕微鏡写真により観
察すると、直径約10〜20μmの微粒子が緻密に塗布
されていることが確認できる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の2段階噴霧によれば、次の効果を奏することができ
る。
の2段階噴霧によれば、次の効果を奏することができ
る。
【0022】1.高粘性液体をワークに均一にかつ微少
量塗布することができる。
量塗布することができる。
【0023】2.ハウジング内のミストをミストコレク
ターにより回収し、また、ミストボックス内の高粘性液
体を回収ドレインにより回収し、それぞれ再利用するの
で、高粘性液体の飛散損失が少ない。
ターにより回収し、また、ミストボックス内の高粘性液
体を回収ドレインにより回収し、それぞれ再利用するの
で、高粘性液体の飛散損失が少ない。
【0024】3.塩素系溶剤等の有機溶剤を使用しない
ので、オゾン層を破壊する欠点が生じない。
ので、オゾン層を破壊する欠点が生じない。
【図1】本発明の一実施の形態例のオイルのスプレーに
よる微少量塗布装置の断面図である。
よる微少量塗布装置の断面図である。
【図2】本発明の二つの実施例と従来の技術との実験の
条件及び結果を示す対照図である。
条件及び結果を示す対照図である。
【図3】本発明の一実施例と従来の技術とのオイル付着
量を示すグラフである。
量を示すグラフである。
【図4】従来の溶剤希釈液浸漬塗布方法の工程図であ
り、(a)は全体の工程図、(b)は浸漬塗布処理工程
及び乾燥工程の拡大図を、それぞれ示す。
り、(a)は全体の工程図、(b)は浸漬塗布処理工程
及び乾燥工程の拡大図を、それぞれ示す。
【図5】従来のスプレーによる直接噴霧方法の正面図で
ある。
ある。
1 ハウジング
1A 入口
1B 出口
2 ミストボックス
2A エアー導入口
3 1次スプレー
4 オイル回収ドレイン
5 2次スプレー
5A 吸引部
5B 吐出部
5C 圧縮エアー導入口
6 ミストコレクター
11 ワーク
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 砂川 和浩
東京都渋谷区道玄坂1丁目21番2号 日本
航空電子工業株式会社内
Fターム(参考) 4F033 QA01 QB02Y QB03X QB12Y
QB17 QC02 QC09 QD03 QD13
QF07Y QF11X
Claims (2)
- 【請求項1】 液体を噴霧する少なくとも1つの1次ス
プレーと、前記1次スプレーにより噴霧されたミストの
粒子径を微細化する少なくとも1つのミストボックス
と、前記ミストボックス内の粒子径が微細化されたミス
トをワークに噴霧する少なくとも1つの2次スプレーと
を有し、 前記2次スプレーは、前記粒子径が微細化されたミスト
を吸引する少なくとも1つの吸引部と、吸引された前記
ミストの流速を加速させて吐出させる少なくとも1つの
吐出部とを備えることを特徴とする高粘性液体のスプレ
ーによる微少量塗布装置。 - 【請求項2】 前記1次スプレー、前記2次スプレー及
び前記ミストボックスは、ハウジングに収容され、前記
ミストボックスから液体が回収され、前記ハウジングか
らミストが回収され、それぞれ再利用されることを特徴
とする請求項1記載の高粘性液体のスプレーによる微少
量塗布装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001259005A JP2003062491A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | 高粘性液体のスプレーによる微少量塗布装置 |
US10/489,563 US20050017092A1 (en) | 2001-08-29 | 2002-08-26 | Coating device for processing a liquid into a fine mist and spraying the fine mist towards a workpeice |
PCT/JP2002/008565 WO2003020433A1 (en) | 2001-08-29 | 2002-08-26 | Coating device for processing a liquid into fine mist and spraying the fine mist towards a workpiece |
CNA028167872A CN1547511A (zh) | 2001-08-29 | 2002-08-26 | 用于将液体处理为细雾并将其喷涂到工件上的喷涂设备 |
TW091119494A TW552163B (en) | 2001-08-29 | 2002-08-28 | Coating device for processing a liquid into fine mist and spraying the fine mist towards a workpiece |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001259005A JP2003062491A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | 高粘性液体のスプレーによる微少量塗布装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003062491A true JP2003062491A (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=19086437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001259005A Pending JP2003062491A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | 高粘性液体のスプレーによる微少量塗布装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20050017092A1 (ja) |
JP (1) | JP2003062491A (ja) |
CN (1) | CN1547511A (ja) |
TW (1) | TW552163B (ja) |
WO (1) | WO2003020433A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018087466A (ja) * | 2016-11-29 | 2018-06-07 | 共立製薬株式会社 | 除菌剤噴霧装置、便座装置、便器及び除菌・臭気対処方法 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090218409A1 (en) * | 2008-02-29 | 2009-09-03 | Wen-Lo Chen | Heating system for motor vehicle |
CN101773893B (zh) * | 2010-03-11 | 2012-03-28 | 清华大学 | 组合超声雾化装置 |
CN103433163B (zh) * | 2013-08-19 | 2016-08-10 | 江苏新中环保股份有限公司 | 一种脱硝用双流体喷枪 |
CN106984483A (zh) * | 2017-05-27 | 2017-07-28 | 昆山丰巧机械有限公司 | 一种喷头箱结构 |
DE102017209068A1 (de) * | 2017-05-30 | 2018-12-06 | Bielomatik Leuze Gmbh + Co. Kg | Aerosolvorrichtung und Verfahren zum Bereitstellen eines Aerosols |
CN112140300A (zh) * | 2020-09-08 | 2020-12-29 | 齐昌聪 | 一种基于智能制造为框架的陶瓷定量喷涂装置 |
Family Cites Families (7)
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