JPH05311461A - 化成処理鋼板の残存処理液の除去方法及びその装置 - Google Patents
化成処理鋼板の残存処理液の除去方法及びその装置Info
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- JPH05311461A JPH05311461A JP11374692A JP11374692A JPH05311461A JP H05311461 A JPH05311461 A JP H05311461A JP 11374692 A JP11374692 A JP 11374692A JP 11374692 A JP11374692 A JP 11374692A JP H05311461 A JPH05311461 A JP H05311461A
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- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C22/00—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals
- C23C22/73—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals characterised by the process
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は冷間圧延鋼板及びめっき鋼板等（以
降鋼板と言う）に塗装前処理等のラインで化成処理した
化成処理鋼板の残存処理液の除去方法及びその装置であ
る。 【構成】 鋼板１の塗装前処理ラインの化成処理装置１
０、リンガーロール２の後に、鋼板１の両端部に対向さ
せて、鋼板１の両端部に気体を吹付けするようにした一
対の気体吹付け装置１１ａ、１１ｂ（対向する位置にあ
る。）を設けるとともに、それらの気体吹付け装置１１
ａ、１１ｂに連結する残存処理液捕捉・集合装置１２
ａ、１２ｂと排気液処理装置１３を設けた化成処理鋼板
の残存処理液の除去装置である。気体としては一般にエ
アーが用いられるが、処理液によっては、Ｎ2 等の気体
を用いることが出来る。 【効果】 気体吹付けによる残存処理液除去の機能を十
分に発揮出来、エッジスティンの発生を完全に防止する
ことが出来る。
降鋼板と言う）に塗装前処理等のラインで化成処理した
化成処理鋼板の残存処理液の除去方法及びその装置であ
る。 【構成】 鋼板１の塗装前処理ラインの化成処理装置１
０、リンガーロール２の後に、鋼板１の両端部に対向さ
せて、鋼板１の両端部に気体を吹付けするようにした一
対の気体吹付け装置１１ａ、１１ｂ（対向する位置にあ
る。）を設けるとともに、それらの気体吹付け装置１１
ａ、１１ｂに連結する残存処理液捕捉・集合装置１２
ａ、１２ｂと排気液処理装置１３を設けた化成処理鋼板
の残存処理液の除去装置である。気体としては一般にエ
アーが用いられるが、処理液によっては、Ｎ2 等の気体
を用いることが出来る。 【効果】 気体吹付けによる残存処理液除去の機能を十
分に発揮出来、エッジスティンの発生を完全に防止する
ことが出来る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は冷間圧延鋼板及びめっき
鋼板等（以降鋼板と言う）に塗装前処理等のラインで化
成処理した化成処理鋼板の残存処理液の除去方法及びそ
の装置に関する。
鋼板等（以降鋼板と言う）に塗装前処理等のラインで化
成処理した化成処理鋼板の残存処理液の除去方法及びそ
の装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】化成処理した鋼板はその表面に化成処理
液（以降処理液と言う）が不均一に付着しているので、
上記鋼板の表面をリンガーロールで絞って均一に仕上げ
している。しかし一般にリンガーロールは鋼板の板厚に
応じたロール間隙を生じているので、鋼板の両端側（以
降両エッジ部と言う）に処理液が残存し、両エッジ部に
処理むら（以降エッジスティンと言う）を生じると言う
問題があった。
液（以降処理液と言う）が不均一に付着しているので、
上記鋼板の表面をリンガーロールで絞って均一に仕上げ
している。しかし一般にリンガーロールは鋼板の板厚に
応じたロール間隙を生じているので、鋼板の両端側（以
降両エッジ部と言う）に処理液が残存し、両エッジ部に
処理むら（以降エッジスティンと言う）を生じると言う
問題があった。
【０００３】このため、古くから種々の対策が行われて
いる。その一例として特公昭５３−２３８５７号公報に
はエッジスティンを防止する方法が記載されており、図
４に示すような装置が用いられている。図中１は鋼板、
２はリンガーロール、３はエアーノズルである。
いる。その一例として特公昭５３−２３８５７号公報に
はエッジスティンを防止する方法が記載されており、図
４に示すような装置が用いられている。図中１は鋼板、
２はリンガーロール、３はエアーノズルである。
【０００４】エアーノズル３は鋼板の進行方向（矢印の
方向）に対して、リンガーロール２の直後位置に鋼板の
両エッジ部に噴出口を向けるように配置されている。エ
アーノズル３はリンガーロール２と平行に配管された気
送管４に支持部材５を介して取付けられ、固定ネジ６に
よって、鋼板１のエッジ部に対し、適当距離及び適当角
度にセットされている。気送管４には、エアーノズル３
に送気するゴムホース７が接続され、気送管４に圧送さ
れたエアーがエアーノズル３から鋼板１の両エッジ部に
吹付けられる。これによって鋼板１の両エッジ部の残存
処理液が除去され、これに起因したエッジスティンを防
止することが出来る。
方向）に対して、リンガーロール２の直後位置に鋼板の
両エッジ部に噴出口を向けるように配置されている。エ
アーノズル３はリンガーロール２と平行に配管された気
送管４に支持部材５を介して取付けられ、固定ネジ６に
よって、鋼板１のエッジ部に対し、適当距離及び適当角
度にセットされている。気送管４には、エアーノズル３
に送気するゴムホース７が接続され、気送管４に圧送さ
れたエアーがエアーノズル３から鋼板１の両エッジ部に
吹付けられる。これによって鋼板１の両エッジ部の残存
処理液が除去され、これに起因したエッジスティンを防
止することが出来る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述した特公昭５３−
２３８５７号公報に示されるようなエッジスティンの防
止方法はそれなりに効果が期待されるが、それを用いる
ことによって、新たな問題を生じている。エアーノズル
３から鋼板１の両エッジ部に吹付けられるエアーによっ
て、吹き飛ばされた処理液は、化成処理装置内外に飛散
し、作業環境を悪くするとともに、鋼板に再付着して、
スティンが再発生する場合がある。
２３８５７号公報に示されるようなエッジスティンの防
止方法はそれなりに効果が期待されるが、それを用いる
ことによって、新たな問題を生じている。エアーノズル
３から鋼板１の両エッジ部に吹付けられるエアーによっ
て、吹き飛ばされた処理液は、化成処理装置内外に飛散
し、作業環境を悪くするとともに、鋼板に再付着して、
スティンが再発生する場合がある。
【０００６】本発明は上記のような問題点の解決を図っ
たものであり、エアーノズル３による鋼板の両エッジ部
への吹付の機能を活かし、且つ簡単な構造によって、化
成処理鋼板の残存処理液を除去する方法及びその装置を
提供することを目的とする。
たものであり、エアーノズル３による鋼板の両エッジ部
への吹付の機能を活かし、且つ簡単な構造によって、化
成処理鋼板の残存処理液を除去する方法及びその装置を
提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本発明は鋼板を化成処理し、リンガーロー
ルで絞った後に、鋼板の両端に残存する処理液を気体で
吹き払い、その吹き払らわれた処理液を捕捉集合し、系
外に除去する化成処理鋼板の残存処理液の除去方法とす
るものである。
するために、本発明は鋼板を化成処理し、リンガーロー
ルで絞った後に、鋼板の両端に残存する処理液を気体で
吹き払い、その吹き払らわれた処理液を捕捉集合し、系
外に除去する化成処理鋼板の残存処理液の除去方法とす
るものである。
【０００８】叉上記方法に適した装置として、鋼板の塗
装前処理等のラインの化成処理装置、リンガーロールの
後に、鋼板の両端部に対向させて、鋼板の両端部に気体
を吹付けするようにした一対の気体吹付け装置を設ける
とともに、それらの気体吹付け装置に接続する残存処理
液捕捉・集合装置と排気液処理装置を設けた化成処理鋼
板の残存処理液の除去装置とするものである。更に、鋼
板の板巾に対応して、一対の気体吹付け装置の間隔を調
節する機構を残存処理液捕捉・集合装置に取付けること
が好ましい。
装前処理等のラインの化成処理装置、リンガーロールの
後に、鋼板の両端部に対向させて、鋼板の両端部に気体
を吹付けするようにした一対の気体吹付け装置を設ける
とともに、それらの気体吹付け装置に接続する残存処理
液捕捉・集合装置と排気液処理装置を設けた化成処理鋼
板の残存処理液の除去装置とするものである。更に、鋼
板の板巾に対応して、一対の気体吹付け装置の間隔を調
節する機構を残存処理液捕捉・集合装置に取付けること
が好ましい。
【０００９】
【実施例】以下に本発明の実施例を図によって説明す
る。図１は本発明の一実施例を示す図であり、図２は本
発明の一実施例の要部を示す図である。鋼板１の塗装前
処理ラインの化成処理装置１０、リンガーロール２の後
に、鋼板１の両端部に対向させて、鋼板１の両端部に気
体を吹付けするようにした一対の気体吹付け装置１１
ａ、１１ｂ（対向する位置にある。）を設けるととも
に、それらの気体吹付け装置１１ａ、１１ｂに連結する
残存処理液捕捉・集合装置１２ａ、１２ｂと排気液処理
装置１３を設けた化成処理鋼板の残存処理液の除去装置
である。気体としては一般にエアーが用いられるが、処
理液によっては、Ｎ2等の気体を用いることが出来る。
る。図１は本発明の一実施例を示す図であり、図２は本
発明の一実施例の要部を示す図である。鋼板１の塗装前
処理ラインの化成処理装置１０、リンガーロール２の後
に、鋼板１の両端部に対向させて、鋼板１の両端部に気
体を吹付けするようにした一対の気体吹付け装置１１
ａ、１１ｂ（対向する位置にある。）を設けるととも
に、それらの気体吹付け装置１１ａ、１１ｂに連結する
残存処理液捕捉・集合装置１２ａ、１２ｂと排気液処理
装置１３を設けた化成処理鋼板の残存処理液の除去装置
である。気体としては一般にエアーが用いられるが、処
理液によっては、Ｎ2等の気体を用いることが出来る。
【００１０】ここでは鋼板１を化成処理装置１０で化成
処理し、リンガーロール２で絞った後に、圧縮気体配管
１４からホースを経て気体吹付け装置１１ａ、（１１
ｂ）から気体を噴射して、鋼板１の両端に残存する処理
液を吹き払い、その吹き払らわれた処理液を残存処理液
捕捉・集合装置１２ａ（１２ｂ）で補足集合し、排気液
処理装置１３により系外に除去する。排気液処理装置１
３は排気フアン１５、排気洗浄装置１６、排気塔１７で
構成されており、残存処理液を含んだ気体はそこで洗浄
されて、大気中に放散される。残存処理液は排気洗浄装
置１６で気体と分離して、浄化して処理される。
処理し、リンガーロール２で絞った後に、圧縮気体配管
１４からホースを経て気体吹付け装置１１ａ、（１１
ｂ）から気体を噴射して、鋼板１の両端に残存する処理
液を吹き払い、その吹き払らわれた処理液を残存処理液
捕捉・集合装置１２ａ（１２ｂ）で補足集合し、排気液
処理装置１３により系外に除去する。排気液処理装置１
３は排気フアン１５、排気洗浄装置１６、排気塔１７で
構成されており、残存処理液を含んだ気体はそこで洗浄
されて、大気中に放散される。残存処理液は排気洗浄装
置１６で気体と分離して、浄化して処理される。
【００１１】化成処理装置１２は化成処理液の受けタン
ク１８と循環タンク１９とスプレーノズル装置２０で構
成され、これらの間は配管系統Ａによって接続されてい
る。水平に移送する鋼板の両面にスプレーノズル装置２
０から処理液を噴射して、化成処理する。余剰の処理液
は受けタンク１８に落下し、配管系統Ａによって循環タ
ンク１９を経て、循環して、スプレーノズル装置２０か
ら鋼板両面に噴射される。処理液の補給、浄化等は循環
タンクと配管系統との間で行われる。リンガーロール２
は一般に一対のゴムロールで構成されている。必要に応
じて、駆動装置が用いられる。
ク１８と循環タンク１９とスプレーノズル装置２０で構
成され、これらの間は配管系統Ａによって接続されてい
る。水平に移送する鋼板の両面にスプレーノズル装置２
０から処理液を噴射して、化成処理する。余剰の処理液
は受けタンク１８に落下し、配管系統Ａによって循環タ
ンク１９を経て、循環して、スプレーノズル装置２０か
ら鋼板両面に噴射される。処理液の補給、浄化等は循環
タンクと配管系統との間で行われる。リンガーロール２
は一般に一対のゴムロールで構成されている。必要に応
じて、駆動装置が用いられる。
【００１２】図２に示すように、気体吹付け装置１１ａ
は残存処理液捕捉・集合装置１２ａに接続している。こ
こでは気体吹付け装置１１ａは傾斜したスリット２１を
設け、吹付けた気体によって処理液が鋼板の端部から外
側に吹飛ばされるようにしている。気体吹付け装置１１
ａは残存処理液捕捉・集合装置１２ａとフランジ２２で
接続し、取外しが出来るようにしている。これによっ
て、気体吹付け装置１１ａの点検、清掃等を容易に出来
るようにしている。
は残存処理液捕捉・集合装置１２ａに接続している。こ
こでは気体吹付け装置１１ａは傾斜したスリット２１を
設け、吹付けた気体によって処理液が鋼板の端部から外
側に吹飛ばされるようにしている。気体吹付け装置１１
ａは残存処理液捕捉・集合装置１２ａとフランジ２２で
接続し、取外しが出来るようにしている。これによっ
て、気体吹付け装置１１ａの点検、清掃等を容易に出来
るようにしている。
【００１３】残存処理液捕捉・集合装置１２ａは中空の
球状体で、ここでは入口２３と出口２４とが直角方向に
取付けられている。処理液は水滴となり、気体中に分散
しているが、球状体で、且つ入口２３と出口２４とを直
角方向に取付けているので、球状体内で気体が内壁に衝
突して乱流となり、球状体内に気体の残留が生じない。
そのため、内壁に処理液が付着することがなく、出口か
ら排出される。残存処理液捕捉・集合装置１２ａの形
状、出入口の取付け位置は、上記実施例に限定されるも
のではない。
球状体で、ここでは入口２３と出口２４とが直角方向に
取付けられている。処理液は水滴となり、気体中に分散
しているが、球状体で、且つ入口２３と出口２４とを直
角方向に取付けているので、球状体内で気体が内壁に衝
突して乱流となり、球状体内に気体の残留が生じない。
そのため、内壁に処理液が付着することがなく、出口か
ら排出される。残存処理液捕捉・集合装置１２ａの形
状、出入口の取付け位置は、上記実施例に限定されるも
のではない。
【００１４】図３は本発明の他の実施例を示す図であ
る。鋼板１の両端部に対向させて、鋼板１の両端部に気
体を吹付けするようにした一対の気体吹付け装置１１
ａ、１１ｂを設けるとともに、それらの気体吹付け装置
１１ａ、１１ｂに接続する残存処理液捕捉・集合装置１
２ａ、１２ｂと排気液処理装置１３を設けた化成処理鋼
板の残存処理液の除去装置である。
る。鋼板１の両端部に対向させて、鋼板１の両端部に気
体を吹付けするようにした一対の気体吹付け装置１１
ａ、１１ｂを設けるとともに、それらの気体吹付け装置
１１ａ、１１ｂに接続する残存処理液捕捉・集合装置１
２ａ、１２ｂと排気液処理装置１３を設けた化成処理鋼
板の残存処理液の除去装置である。
【００１５】ここでは図１の場合と異なり、鋼板の板巾
に対応して、一対の気体吹付け装置１１ａ、１１ｂの間
隔Ｄを調節する機構１７を残存処理液捕捉・集合装置に
取付けている。即ち残存処理液捕捉・集合装置１２ａ、
１２ｂの頭部にスクリュウナット２５を設けて、スクリ
ュウネジ２６と係合して、電動モータ２７によって、間
隔Ｄを調節することが出来る。
に対応して、一対の気体吹付け装置１１ａ、１１ｂの間
隔Ｄを調節する機構１７を残存処理液捕捉・集合装置に
取付けている。即ち残存処理液捕捉・集合装置１２ａ、
１２ｂの頭部にスクリュウナット２５を設けて、スクリ
ュウネジ２６と係合して、電動モータ２７によって、間
隔Ｄを調節することが出来る。
【００１６】鋼板１の巾に対応して、間隔（Ｄ）を調節
して気体吹付け装置１１ａ、１１ｂを一定の位置に保持
することが出来るので、鋼板１が蛇行してもエッジ部が
接触しない間隔にすることが出来、装置や鋼板の損傷を
防止することが出来る。その他の装置は図１と同じであ
り、説明を省略する。
して気体吹付け装置１１ａ、１１ｂを一定の位置に保持
することが出来るので、鋼板１が蛇行してもエッジ部が
接触しない間隔にすることが出来、装置や鋼板の損傷を
防止することが出来る。その他の装置は図１と同じであ
り、説明を省略する。
【００１７】上記した図１に示す様な装置を用いて、電
気亜鉛めっき鋼板にスプレーノズル装置２０からクロー
メイトを噴射して、化成処理を行い、リンガーロールで
絞った後、１．５ｋｇ／ｃｍ2 程度のの圧力でエアーを
鋼板の両エッジ部に吹付けた。吹飛ばされた残存処理液
は残存処理液捕捉・集合装置を介して、排気液処理装置
で５０〜１００mm水柱で吸引して、残存処理液を分離し
た後に、エアーを大気中に放散させた。化成処理した電
気めっき鋼板は両エッジ部も含めて、全体が均一に化成
処理皮膜を形成していた。化成処理装置の内外は残存処
理液の飛散がないので、良好な作業環境で化成処理を行
うことが出来た。
気亜鉛めっき鋼板にスプレーノズル装置２０からクロー
メイトを噴射して、化成処理を行い、リンガーロールで
絞った後、１．５ｋｇ／ｃｍ2 程度のの圧力でエアーを
鋼板の両エッジ部に吹付けた。吹飛ばされた残存処理液
は残存処理液捕捉・集合装置を介して、排気液処理装置
で５０〜１００mm水柱で吸引して、残存処理液を分離し
た後に、エアーを大気中に放散させた。化成処理した電
気めっき鋼板は両エッジ部も含めて、全体が均一に化成
処理皮膜を形成していた。化成処理装置の内外は残存処
理液の飛散がないので、良好な作業環境で化成処理を行
うことが出来た。
【００１８】以上のように、本発明によれば、鋼板１の
両端部に気体を吹付けて、鋼板の両エッジ部に残存する
処理液を吹飛ばしても、吹飛ばされた処理液を含んだ気
体を全て残存処理液捕捉・集合装置１２ａ、１２ｂに捕
捉・集合し、排気液処理装置１３で処理出来るので、吹
飛ばされた処理液による化成処理装置の内外への影響が
なく、鋼板への再付着も生じない。そのため、気体吹付
けによる残存処理液の除去の機能を十分に発揮させて、
エッジスティンの発生を完全に防止することが出来る。
両端部に気体を吹付けて、鋼板の両エッジ部に残存する
処理液を吹飛ばしても、吹飛ばされた処理液を含んだ気
体を全て残存処理液捕捉・集合装置１２ａ、１２ｂに捕
捉・集合し、排気液処理装置１３で処理出来るので、吹
飛ばされた処理液による化成処理装置の内外への影響が
なく、鋼板への再付着も生じない。そのため、気体吹付
けによる残存処理液の除去の機能を十分に発揮させて、
エッジスティンの発生を完全に防止することが出来る。
【００１９】
【発明の効果】本発明では気体吹付け装置に接続する残
存処理液捕捉・集合装置と排気液処理装置を設けた構造
によって、吹飛ばされた鋼板エッジ部の残存処理液を除
去出来るので、それによる化成処理装置の内外への影響
をなくし、鋼板への再付着もないので、気体吹付けによ
る残存処理液除去の機能を十分に発揮出来、エッジステ
ィンの発生を完全に防止することが出来る。
存処理液捕捉・集合装置と排気液処理装置を設けた構造
によって、吹飛ばされた鋼板エッジ部の残存処理液を除
去出来るので、それによる化成処理装置の内外への影響
をなくし、鋼板への再付着もないので、気体吹付けによ
る残存処理液除去の機能を十分に発揮出来、エッジステ
ィンの発生を完全に防止することが出来る。
【図１】本発明の一実施例を示す図である。
【図２】本発明の一実施例の要部を示す図である。
【図３】本発明の他の実施例を示す図である。
【図４】従来の化成処理鋼板の残存処理液の除去装置の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
１０ 化成処理装置 １１ａ、１１ｂ 気体吹付け装置 １２ａ、１２ｂ 残存処理液捕捉・集合装置 １３ 排気液処理装置 １４ 圧縮気体配管 １５ 排気フアン １６ 排気洗浄装置 １７ 排気塔 １８ 受けタンク １９ 循環タンク ２０ スプレーノズル装置 ２１ スリット ２２ フランジ ２３ 入口 ２４ 出口 ２５ スクリュウナット ２６ スクリュウネジ ２７ 電動モータ
Claims (3)
- 【請求項１】 鋼板を化成処理し、リンガーロールで絞
った後に、鋼板の両端に残存する処理液を気体で吹き払
い、その吹き払らわれた処理液を捕捉集合し、系外に除
去することを特徴とする化成処理鋼板の残存処理液の除
去方法。 - 【請求項２】 鋼板の塗装前処理等のラインの化成処理
装置、リンガーロールの後に、鋼板の両端部に対向させ
て、鋼板の両端部に気体を吹付けするようにした一対の
気体吹付け装置を設けるとともに、それらの気体吹付け
装置に接続する残存処理液捕捉・集合装置と排気液処理
装置を設けたことを特徴とする化成処理鋼板の残存処理
液の除去装置。 - 【請求項３】 鋼板の板巾に対応して、一対の気体吹付
け装置の間隔を調節する機構を残存処理液捕捉・集合装
置に取付けたことを特徴とする請求項２記載の化成処理
鋼板の残存処理液の除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11374692A JPH05311461A (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | 化成処理鋼板の残存処理液の除去方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11374692A JPH05311461A (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | 化成処理鋼板の残存処理液の除去方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05311461A true JPH05311461A (ja) | 1993-11-22 |
Family
ID=14620078
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11374692A Pending JPH05311461A (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | 化成処理鋼板の残存処理液の除去方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05311461A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030018177A (ko) * | 2001-08-27 | 2003-03-06 | 주식회사 포스코 | 아연 도금 강판 크롬처리 설비의 에지 와이퍼 |
| JP2017014546A (ja) * | 2015-06-29 | 2017-01-19 | Ｊｆｅスチール株式会社 | エッジブロー装置およびエッジブロー方法 |
-
1992
- 1992-05-06 JP JP11374692A patent/JPH05311461A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030018177A (ko) * | 2001-08-27 | 2003-03-06 | 주식회사 포스코 | 아연 도금 강판 크롬처리 설비의 에지 와이퍼 |
| JP2017014546A (ja) * | 2015-06-29 | 2017-01-19 | Ｊｆｅスチール株式会社 | エッジブロー装置およびエッジブロー方法 |
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