JP2003062388A - 槽蓋用ロック装置 - Google Patents

槽蓋用ロック装置

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JP2003062388A
JP2003062388A JP2001254913A JP2001254913A JP2003062388A JP 2003062388 A JP2003062388 A JP 2003062388A JP 2001254913 A JP2001254913 A JP 2001254913A JP 2001254913 A JP2001254913 A JP 2001254913A JP 2003062388 A JP2003062388 A JP 2003062388A
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JP
Japan
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locking
electric motor
locking pin
tank lid
permanent magnet
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Application number
JP2001254913A
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English (en)
Inventor
Nobuo Nakanishi
延生 中西
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Nakagawa Electric Ind Co Ltd
Original Assignee
Nakagawa Electric Ind Co Ltd
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Publication date
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通電が遮断されてからも、所定の時間だけ、
槽蓋を開操作不能に係止せしめ得る、新規な構造の槽蓋
用ロック装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 電気モータ18による回転力を駆動力伝
達手段14を介して係止ピン16に伝達せしめて、係止
ピン16を付勢手段20の付勢力に抗してロック位置へ
向う方向に駆動せしめると共に、駆動力伝達手段14に
よる伝達経路上に誘導用永久磁石22と誘導リング24
からなる磁気誘導式伝動手段を設けて、それら誘導用永
久磁石22と誘導リング24の間での磁気誘導によって
電気モータ18の回転力を係止ピン16に伝達せしめ、
係止ピン16を付勢手段20による付勢力に抗してロッ
ク位置に保持せしめるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、洗濯機や乾燥機等の回転槽を備
えた装置本体に装着されて、回転槽の槽蓋を開操作不能
に係止せしめ得る槽蓋用ロック装置に関するものであ
る。
【0002】
【背景技術】従来から、例えば、全自動洗濯機の洗濯兼
脱水槽は、特に脱水時において、高速回転するようにな
っていることから、脱水終了直後に洗濯兼脱水槽の槽蓋
を開操作すると洗濯兼脱水槽が高速で回転しているため
に、誤って腕を洗濯兼脱水槽の中に入れてしまった場合
に、腕が洗濯物に絡まってしまう事故が起こるおそれが
あった。
【0003】このような問題に対処するために、例え
ば、ソレノイドへの通電によって駆動変位せしめられる
作動体を利用して、洗濯兼脱水槽の回転作動時に槽蓋を
開操作不能なロック状態とするロック装置を採用するこ
とも考えられる。ところが、このようなロック装置で
は、ソレノイドへの通電を遮断すると直ちに槽蓋のロッ
ク状態が解除されることから、停電やコンセント抜け等
が原因で洗濯機が脱水作動中に停止した場合には、洗濯
兼脱水槽の回転が停止していないにも拘わらずロック状
態が解除されて槽蓋の開操作が可能となってしまい、前
述の如き腕の洗濯兼脱水槽内への挿入による事故発生の
おそれがあるという不具合があった。
【0004】また、特開平9−217532号公報等に
は、ソレノイドへの通電によって動作する作動体を利用
して槽蓋を開操作不能なロック状態とすると共に、その
後ソレノイドへの通電が遮断されても、かかるロック状
態が維持されるようにした構造のソレノイド式のロック
装置が提案されている。しかしながら、かかるロック装
置においては、ソレノイドへの通電が遮断されてロック
状態に維持された場合に、再度、ソレノイドへ通電しな
ければロック状態を解除出来ないようになっていること
から、例えば、脱水時に停電等が発生すると、ロック装
置によって槽蓋が開操作不能に維持されるので安全性は
確保され得るが、停電が復旧しない限りロック状態が解
除されず、洗濯物を取り出すことが出来ないという問題
があった。
【0005】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、例えば、槽蓋のロック状態下で停電等が発
生した場合でも、脱水槽等の回転槽の回転が略停止する
程度の所定時間だけ槽蓋のロック状態を維持せしめると
共に、かかる所定時間の経過後には槽蓋のロック状態が
解除され得る、新規な構造の洗濯機等における槽蓋用ロ
ック装置を提供することにある。
【0006】
【解決手段】以下、このような課題を解決するために為
された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各
態様において採用される各構成要素は、可能な限り任意
の組み合わせで採用することが出来る。また、本発明の
態様および技術的特徴は、以下に記載のものに限定され
ることなく、明細書全体および図面に記載され、或いは
それらの記載から当業者が把握することの出来る発明思
想に基づいて認識されるものであることが理解されるべ
きである。
【0007】すなわち、本発明の第一の態様は、洗濯機
等の回転槽を備えた装置本体に装着されて、槽蓋を開操
作不能に係止せしめ得る槽蓋用ロック装置であって、
(a)前記装置本体に対して変位可能に支持されて、前
記槽蓋に対して係止されることにより該槽蓋の開操作を
阻止せしめるロック位置と、該槽蓋に対する係止が解除
されて該槽蓋の開操作を許容するアンロック位置とを、
択一的にとり得る係止ピンと、(b)該係止ピンを前記
アンロック位置に向かって付勢して、該アンロック位置
に弾性的に保持せしめる付勢手段と、(c)通電によっ
て一方向に連続して回転作動せしめられる電気モータ
と、(d)該電気モータによる回転力を前記係止ピンに
伝達せしめて、該係止ピンに対して、前記付勢手段によ
る付勢力に抗して前記ロック位置に向かう方向に駆動力
を伝達する駆動力伝達手段と、(e)離隔して対向配置
された誘導用永久磁石と誘導リングからなり、前記駆動
力伝達手段による伝達経路上に配設されることにより、
それら誘導用永久磁石と誘導リングの間での磁気誘導に
よって前記電気モータの連続回転に伴う回転力を前記係
止ピンに伝達せしめて、該係止ピンを前記付勢手段によ
る付勢力に抗して前記ロック位置に保持せしめる磁気誘
導式伝動手段とを、有することを、特徴とする。
【0008】このような本態様に従う構造とされた槽蓋
用ロック装置においては、洗濯機の脱水作動等に際し
て、電気モータに通電することにより、電気モータの回
転力が駆動力伝達手段や磁気誘導式伝達手段を介して係
止ピンに及ぼされて該係止ピンがロック位置に移動およ
び保持せしめられることとなり、以て、槽蓋が開操作不
能に保持され得る。また一方、かかる係止ピンがロック
位置に保持された状態下で、電気モータへの通電が中止
されると、付勢手段の付勢力によって係止ピンがアンロ
ック位置に向かって返戻作動せしめられることとなる
が、その際、駆動力伝達手段には、係止ピンの返戻作動
に伴う駆動力が該係止ピンの側から入力されて電気モー
タの側に向かって逆向きに伝達されることとなって、駆
動力伝達手段の伝達経路上に配された磁気誘導式伝動手
段が逆向きに作動せしめられるのであり、その結果、か
かる磁気誘導式伝動手段の作動に基づく作動抵抗力が係
止ピンに及ぼされて、係止ピンが時間的に緩やかに返戻
作動せしめられることとなり、以て、電気モータへの通
電の中止から時間的に適当な遅れをもって係止ピンによ
るロック状態が解除されることとなる。
【0009】従って、このような本態様に係る槽蓋用ロ
ック装置においては、電気モータへの通電が中止された
後、係止ピンがロック位置からアンロック位置へ返戻移
動するのにかかる遅れ時間を大きく設定することが可能
となり、その遅れ時間分だけ洗濯機における槽蓋を開操
作不能に係止維持すると共に、遅れ時間が経過した後は
槽蓋の開操作が許容されるようにすることが出来るので
ある。それ故、例えば、洗濯機の脱水作動中に誤ってコ
ンセントを抜いてしまった時や停電になった時において
も、脱水槽等の回転が略停止する程度の所定時間の間、
洗濯機における槽蓋を開操作不能に係止して、その後開
蓋を可能とすることが出来るのであり、それによって、
回転中の脱水槽の中に誤って腕を入れることに起因する
事故を防止することが出来ると共に、停電時等にも脱水
槽の回転停止後には速やかに開蓋して洗濯物を取り出す
ことが可能となるのである。
【0010】また、本態様においては、係止ピンのロッ
ク位置からアンロック位置への返戻移動に際して相対回
転せしめられる誘導用永久磁石と誘導リングの間で生ぜ
しめられる磁気誘導によって、誘導用永久磁石と誘導リ
ングの相対的な回転速度に応じた抵抗力が発生すること
となり、かかる抵抗力が係止ピンに及ぼされることか
ら、係止ピンのアンロック位置への移動速度を抑えつ
つ、係止ピンをアンロック位置まで確実に返戻作動させ
ることが出来るのであり、また、係止ピンの返戻作動に
対して抵抗力を与えるためにオイルダンパ等を採用する
場合に比して、構造の簡略可と低コスト化が図られ得
る。
【0011】更にまた、本態様においては、駆動力伝達
手段による伝達経路上に配設した磁気誘導式伝動手段に
よって、電気モータの回転力を係止ピンに対して非接触
で伝達するようになっていることから、電気モータの回
転力を及ぼして係止ピンをロック位置に保持するため
に、例えば駆動力伝達手段による伝達経路上に摩擦クラ
ッチを配設する場合等に比して、磨耗による作動特性の
低下が回避され得て、優れた耐久性が実現可能となる。
【0012】なお、本態様においては、前記係止ピンを
変位方向の両側において、前記ロック位置と前記アンロ
ック位置に対してそれぞれ位置決めするストッパ手段を
設けることが望ましく、それによって、係止ピンをロッ
ク位置とアンロック位置に位置決めすることが可能とな
って、係止ピンによる槽蓋のロック/アンロックの作動
の安定性が向上され得る。なお、かかるストッパ手段
は、係止ピンに対して当接等することによって係止ピン
の移動位置を直接に規定する他、駆動力伝達手段を構成
する歯車等の作動範囲を制限的に規定することによって
係止ピンの移動位置を間接的に規定するもの等であって
も良い。
【0013】また、本発明の第二の態様は、前記第一の
態様に従う構造とされた槽蓋用ロック装置であって、前
記駆動力伝達手段において、前記電気モータの出力軸の
回転を減速せしめて前記係止ピンに駆動力を及ぼす減速
機構を採用すると共に、該駆動力伝達手段による該電気
モータの出力軸から前記係止ピンに至る駆動力の伝達経
路上において、前記付勢手段よりも前記磁気誘導式伝動
手段を、該電気モータの出力軸に近い位置に設けたこと
を、特徴とする。このような本態様に従う構造とされた
槽蓋用ロック装置においては、係止ピンをアンロック位
置に保持するための付勢手段による付勢力を、係止ピン
に対してより効率的に及ぼすことが可能となると共に、
係止ピンのロック位置からアンロック位置への返戻作動
に際して、磁気誘導式伝動手段による抵抗力を係止ピン
に対して一層効率的に作用せしめることが可能となる。
【0014】また、本発明の第四の態様は、前記第一乃
至第三の何れかの態様に従う構造とされた槽蓋用ロック
装置であって、前記電気モータにおいて、そのロータに
モータ用永久磁石を設けて、該電気モータのステータに
設けたコイルへの通電によって該モータ用永久磁石に対
して回転駆動力を及ぼすようにする一方、該ロータに固
設した該モータ用永久磁石を、前記磁気誘導式伝動手段
における前記誘導用永久磁石として利用したことを、特
徴とする。このような本態様に従う構造とされた槽蓋用
ロック装置においては、電動モータを構成するモータ用
永久磁石を利用して磁気誘導式伝動手段が構成されるこ
とから、誘導用永久磁石を別途設ける必要がなく、ロッ
ク装置を構成する部品点数を少なくすることが可能とな
り、ロック装置の構造の簡略化や低コスト化が図られ得
る。
【0015】
【発明の実施形態】以下、本発明を更に具体的に明らか
にするために、本発明の実施形態について、図面を参照
しつつ、詳細に説明する。
【0016】先ず、図1乃至5には、本発明の第一の実
施形態としての洗濯機における槽蓋のロック装置10が
示されている。このロック装置10は、洗濯機本体に装
着される中空箱体構造のハウジング12を有しており、
電気モータ18と、駆動力伝達手段としての減速歯車列
14と、係止ピンとしての係止レバー16が、かかるハ
ウジング12に組み付けられている。そして、電気モー
タ18に通電することにより、電気モータ18の回転駆
動力が減速歯車列14を介して係止レバー16に伝達さ
れて、係止レバー16が、図示しない槽蓋の開操作を許
容するアンロック位置から槽蓋の開操作を阻止せしめる
ロック位置まで駆動変位されると共に、かかるロック位
置に保持されるようになっており、また、電気モータ1
8への通電を中止することにより、係止レバー16がロ
ック位置からアンロック位置に返戻作動されるようにな
っている。
【0017】より詳細には、ハウジング12は、略閉塞
された中空構造体とされており、略八角形状の開口箱体
構造を有するハウジング本体26に対して、その開口部
に蓋体28が重ね合わされて固着されることによって形
成されている。なお、ハウジング12の周壁部には、一
つの切欠29が形成されており、この切欠29に対し
て、外方に突出する給電用電極31,31を有する電極
ブロック33が嵌合配置されている。
【0018】そして、ハウジング本体26の最底部に
は、電気モータ18が収容配置されている。この電気モ
ータ18は、交流同期モータとされており、出力軸とし
てのロータ36が中心軸上で回転可能に配設されている
と共に、ロータ36の周囲には、円環形状のコイル38
がステータ40に固定された状態で配設されている。ロ
ータ36は、略厚肉円筒形状の永久磁石22にスリーブ
42が固定された構造とされており、スリーブ42を軸
方向に貫通して形成された中心孔44において、ステー
タ40の中心軸上に固設されたロータ支軸46に対し
て、回転可能に外挿されている。また、永久磁石22に
は、係止爪48が形成されていると共に、かかる係止爪
48の近くには、係止爪48に対してロータ36の回転
方向一方向で係止される係止部材50が一軸回りで揺動
可能に配設されている。そして、これら係止爪48と係
止部材50によって、ロータ36の回転方向を規定する
逆回転防止機構が構成されている。また、永久磁石22
の外周面には、周方向に交互に複数対のN磁極とS磁極
が設定されている。
【0019】さらに、コイル38は、電気絶縁材からな
る糸巻き形状のボビン52に対してワイヤが巻回された
構造とされている。また一方、ステータ40は、それぞ
れ強磁性材によって形成された上側ステータ部材54と
下側ステータ部材56によって構成されている。上側ス
テータ部材54は、全体として薄肉円環板形状を有して
おり、その内周縁部には、複数の突出部58が形成され
ており、かかる突出部58は、軸方向一方の側に屈曲さ
れている。また、下側ステータ部材56は、全体として
有底円筒形状を有しており、その底壁部には、複数の突
出片60が設けられている。これら複数の突出片60
は、それぞれ、下側ステータ部材56の底壁部から切り
起こされて、下側ステータ部材56の筒壁部と略平行と
されている。
【0020】そして、これら上側ステータ部材54と下
側ステータ部材56がコイル38に対して固定的に組み
付けられることによって、ステータ40がコイル38に
固定されており、かかる状態下において、上側ステータ
部材54に設けられた複数の突出部58と下側ステータ
部材56に設けられた複数の突出片60は、コイル38
の内周面上において、周方向に所定距離を隔てて位置せ
しめられている。このように周方向に所定距離を隔てて
位置せしめられた上側ステータ部材54に設けられた複
数の突出部58と下側ステータ部材56に設けられた複
数の突出片60によって、コイル38の内周面上におい
て、周方向に所定距離を隔てて位置せしめられた複数の
磁極部が形成されており、それら複数の磁極部がロータ
36の外周面に設けられた磁極に対して径方向で離隔し
て対向位置せしめられている。そして、コイル38への
通電により、ステータ40とロータ36の両磁極部間に
作用する磁力に基づいて、ロータ36に回転駆動力が及
ぼされるようになっている。
【0021】さらに、ロータ36を構成する永久磁石2
2の径方向外方には、誘導リング24が配設されてい
る。かかる誘導リング24は、強磁性材によって形成さ
れており、全体として逆カップ形状を有していると共
に、その内径寸法は、永久磁石22の外径寸法よりも大
きくされている。また、誘導リング24の上底部の中心
軸上には、軸方向外方に突出するようにして出力軸62
が固設されていると共に、かかる出力軸62の軸方向外
方に突出した部分には、出力ピニオン64が形成されて
いる。そして、誘導リング24は、永久磁石22に外挿
されて、ロータ支軸46回りで回転可能に配設されてお
り、永久磁石22と誘導リング24の間での磁気誘導に
よってロータ36(永久磁石22)の回転駆動力が誘導
リング24に伝達されて、誘導リング24が永久磁石2
2と同じ方向に回転せしめられるようになっている。な
お、このことから明らかなように、本実施形態では、ロ
ータ36に設けられた永久磁石22を誘導用永久磁石と
して利用している。
【0022】また、減速歯車列14は、1番車66,2
番車68,3番車70,4番車72を含んで構成されて
いる。1番車66は、同軸上に一体形成された1番ピニ
オン74と1番歯車76を有しており、1番歯車76が
出力ピニオン64に噛合されている。2番車68は、同
軸上に一体形成された2番ピニオン78と2番歯車80
を有しており、2番歯車80が1番ピニオン74に噛合
されている。3番車70は、同軸上に一体形成された3
番ピニオン82と3番歯車84を有しており、3番歯車
84が2番ピニオン78に噛合されている。4番車72
は、4番歯車86を有しており、かかる4番歯車86が
3番ピニオン82に噛合されている。また、4番車72
には、同軸上に上側ボス部88と下側ボス部90が設け
られており、上側ボス部88は、蓋体28に設けられた
挿通孔92からハウジング12の外部に突出せしめられ
ていると共に、その突出先端部分には、係止レバー16
が取り付けられている。これによって、電気モータ18
の回転駆動力が、誘導リング24(出力ピニオン6
4),1番車66,2番車68,3番車70,4番車7
2を介して、係止レバー16に伝達されるようになって
いる。
【0023】ここにおいて、これら1乃至3番車66,
68,70の支軸94,96,98は、何れも、上側ス
テータ部材54と蓋体28の間に跨って配設支持されて
おり、ロータ支軸46と平行に延びる状態で、互いに平
行に配設されている。また、4番車72は、下側ボス部
90の先端部分が、ボビン52に設けられた筒状の支持
部100に対して、回転可能に内挿されていると共に、
上側ボス部88の突出先端部が、蓋体28に設けられた
挿通孔92に対して、回転可能に内挿配置されており、
かかる状態下において、上側ボス部88と下側ボス部9
0の中心軸、即ち、4番車72の中心軸は、ロータ支軸
46に平行とされている。
【0024】また、係止レバー16は、全体として長手
平板形状を有していると共に、その長手方向一方の端部
には、厚さ方向一方の側に突出する係止突部104が一
体形成されており、かかる係止突部104が図示しない
槽蓋に対して係止されるようになっている。そして、係
止レバー16は、長手方向他方の端部が4番車72の上
側ボス部88にボルト固定されるようになっており、そ
れによって、係止レバー16が4番車72と一体的に回
動せしめられるようになっている。また、係止レバー1
6の近くには、係止レバー16の回動量を規定するスト
ッパ手段としてのアンロック位置側ストッパ突起106
とロック位置側ストッパ突起108が、蓋体28に突設
されている。
【0025】更にまた、4番車72には、ケース110
が取り付けられている。このケース110は、硬質の合
成樹脂材等の硬質材で構成されており、全体として逆カ
ップ形状を有している。また、ケース110の上底壁部
の中央部分には、中心孔112が形成されていると共
に、ケース110の周壁部には、切欠部114が設けら
れている。そして、ケース110は、中心孔112に4
番車72の下側ボス部90が内挿されて接着等によって
固定されることによって、4番車72に取り付けられて
いる。また、ケース110内には、付勢手段としてのゼ
ンマイ20が配設されている。このゼンマイ20は、ば
ね鋼等によって形成された板ばねが、4番車72の下側
ボス部90の回りで渦巻き状に巻かれた形状を有してお
り、長手方向一方の端部が下側ボス部90に係止されて
いると共に、長手方向他方の端部がハウジング本体26
に設けられた係止片116に係止されている。それによ
って、4番車72と一体的に回転せしめられる係止レバ
ー16が、ゼンマイ20の付勢力によって、アンロック
位置に弾性的に保持せしめられるようになっている。
【0026】次に、このような構造とされたロック装置
10の作動を、図6乃至8に基づいて説明する。先ず、
ロック装置10に電源が接続されていない状態では、図
6に示されているように、係止レバー16には、ゼンマ
イ20による付勢力が及ぼされることにより、アンロッ
ク位置側のストッパ突起108に当接せしめられた一方
の移動端に保持されている。そして、かかる状態下にお
いて、ロック装置10に電源を接続して、電気モータ1
8のコイル38に通電することにより、ロータ36が回
転駆動せしめられることとなる。
【0027】その際、ロータ36を構成する永久磁石2
2と永久磁石22の径方向外方に位置せしめられた誘導
リング24との間での磁気誘導によって、ロータ36の
回転駆動力が、誘導リング24に固設された出力ピニオ
ン64、1番車66、2番車68、3番車70、4番車
72へと伝達されるようになっている。そして、4番車
72は、ゼンマイ20の付勢力に抗する方向に回転せし
められることとなり、それによって、係止レバー16
が、アンロック位置からロック位置に向って駆動せしめ
られる。
【0028】このようにロック位置へ向って駆動せしめ
られる係止レバー16は、図7に示されているように、
図示しない洗濯機の槽蓋を開操作不能にすることが出来
る位置:Aを通過した後も、ロック位置側ストッパ突起
108に当接するまで、回動作動を継続するようになっ
ている。そして、係止レバー16が、図8に示されてい
るように、ロック位置側のストッパ突起108に当接し
た後、ロック装置10に電源が接続されない状態とな
り、電気モータ18のコイル38への通電が中止され
て、ロータ36の回転が停止する。
【0029】その際、4番車72は、ゼンマイ20の付
勢力によって、逆方向に回転せしめられるようになって
おり、かかる4番車72の回転力が、3番車70、2番
車68、1番車66、出力ピニオン64と伝達されて、
誘導リング24が逆方向に回転せしめられる。また、4
番車72が逆方向に回転せしめられることによって、4
番車72と一体的に回転する係止レバー16もアンロッ
ク位置へ向かって回動せしめられる。このことから明ら
かなように、本実施形態では、係止レバー16の返戻作
動時において、誘導リング24は、係止レバー16に対
して、出力ピニオン64,1番車66,2番車68,3
番車70,4番車72を介して連結されており、係止レ
バー16の回動と連動して回転作動せしめられるように
なっている。また、係止レバー16の返戻作動時におい
ては、電気モータ18への通電が中止されていることか
ら、永久磁石22とステータ40の間の磁力の作用によ
って、ロータ36は回転不能とされている。このことか
ら明らかなように、本実施形態では、誘導用永久磁石と
しての永久磁石22は、ロータ36の回転と連動して回
転せしめられるようになっていることから、誘導用永久
磁石としての永久磁石22は、係止レバー16の返戻作
動時には、ロータ36とステータ40の間の磁力の作用
により、回転不能に保持されているのである。そして、
係止レバー16は、槽蓋を開操作不能にすることが出来
る位置:Aを再び通過した後、更に回動作動を続けて、
図6に示されているように、アンロック位置側ストッパ
突起106に当接することによって、回動作動を終了す
る。そこにおいて、本実施形態では、係止レバー16が
アンロック位置へ向って移動する際に、誘導リング24
と永久磁石22との間の磁気誘導によって、誘導リング
24の回転速度に比例した抵抗力が発生することとな
り、それによって、図7に示されているように、係止レ
バー16がロック位置からアンロック位置へ移動する時
間:t2を、係止レバー16がアンロック位置からロッ
ク位置へ移動する時間:t1よりも長くすることが可能
となる。
【0030】従って、このような構造とされたロック装
置10においては、電気モータ18への通電が中止され
てからも、係止レバー16が槽蓋を開操作不能にするこ
とが出来る位置:Aを通過するまでは、槽蓋を開操作不
能にすることが出来るのであり、それによって、例え
ば、停電等のトラブルによって電気モータ18への通電
が中止された場合においても、所定の時間は、槽蓋を開
操作不能にすることが出来ることから、槽蓋を開操作し
て、誤って洗濯機等の回転槽の中に腕を入れてしまうこ
とを、有利に防止することが出来るのである。
【0031】また、本実施形態では、誘導リング24と
永久磁石22との間での磁気誘導によって、係止レバー
16がロック位置からアンロック位置へ移動する際に、
誘導リング24の回転速度に比例した抵抗力を得ること
が可能となり、それによって、係止レバー16が槽蓋を
開操作不能にすることが出来る位置を通過するまでの時
間を有利に確保することが出来るのである。
【0032】また、図9乃至12には、本発明の第二の
実施形態としての洗濯機における槽蓋のロック装置11
8が示されている。このロック装置118は、第一の実
施形態のロック装置(10)に比して、係止レバー(1
6)の代わりに、位置決めカム120とカムレバー12
2を備えている。なお、以下の説明において、第一の実
施形態と同様な構造とされた部材および部位について
は、図中に、第一の実施形態と同一の符号を付すことに
より、それらの詳細な説明を省略する。
【0033】より詳細には、4番車72の上側ボス部8
8の突出先端部分には、係止レバー(16)の代わり
に、回動部材124が配設されている。この回動部材1
24は、硬質の合成樹脂材等の硬質材によって形成され
ており、円筒形状の軸部126を備えている。また、軸
部126の下端部には、軸直角方向外方に突出する円環
形状のフランジ部128が一体形成されている。更に、
フランジ部128には、径方向外方に突出する突出部1
30が設けられていると共に、かかる突出部130の突
出先端部分には、厚さ方向一方に突出する当接突起13
2が一体形成されている。そして、回動部材124は、
軸部126の内孔に対して上側ボス部88が圧入固定さ
れることによって、4番車72に固定されており、それ
によって、回動部材124は、4番車72と一体的に回
動するようになっている。
【0034】また、回動部材124の上方には、位置決
めカム120が配設されている。位置決めカム120
は、硬質の合成樹脂等の硬質材によって形成されてお
り、略一定の外径寸法で略半周に亘って広がる小径部1
34と略一定の外径寸法で略半周に亘って広がる大径部
136を含んで構成されている。また、小径部134の
周方向一方の端部には、周方向一方の側に行くに従って
次第に大径部136の外径寸法まで大径化する接続部1
38が設けられている。更に、小径部134の周方向他
方の端部は、径方向外方に延びる段差面140によっ
て、大径部136の周方向一方の端部と連接されてい
る。ここにおいて、本実施形態では、接続部138と大
径部136の外周面によって、カム面が形成されてい
る。また、大径部136には、周方向に延びる貫通孔1
42が形成されている。そして、位置決めカム120
は、回動部材124に対して相対回転可能に配設されて
おり、かかる配設状態下において、回動部材124に設
けられた当接突起132は、位置決めカム120に設け
られた貫通孔142内に位置せしめられるようになって
いる。なお、4番車72の上側ボス部88の突出先端面
には、ストッパ板144がボルト固定されており、それ
によって、位置決めカム120の回動部材124におけ
る軸部126からの抜け落ちが有利に防止され得る。
【0035】また、位置決めカム124の近くには、係
止ピンとしてのカムレバー122が配設されている。こ
のカムレバー122は、全体として長手平板形状を有し
ており、長手方向一方の端部には、内孔を有する軸部1
48が厚さ方向一方に突出するようにして一体形成され
ていると共に、長手方向他方の端部には、係止突起15
0が厚さ方向他方に突出するようにして一体形成されて
おり、かかる係止突起150が槽蓋に対して係止される
ようになっている。また、カムレバー122の幅方向一
方には、幅方向外方に突出するように、当接部152が
一体形成されている。そして、カムレバー122は、軸
部148が蓋体28に固設された支軸154に外挿され
て、支軸154回りで揺動可能に配設されている。ま
た、カムレバー122の軸部148には、コイルスプリ
ング156が巻きつけられており、かかるコイルスプリ
ング156の付勢力によってカムレバー122がアンロ
ック位置に弾性的に保持せしめられるようになってい
る。なお、支軸154の突出先端面には、支軸154の
外径寸法よりも大きな外径寸法を有するストッパ板15
8がボルト固定されており、それによって、カムレバー
122が支軸154から抜け落ちるのを防止することが
出来るようになっている。
【0036】次に、上述の如き構造とされたロック装置
118の作動を、図13乃至18に基づいて説明する。
先ず、ロック装置118に電源が接続されていない状態
において、図13に示されているように、回動部材12
4の突出部130は、アンロック位置側のストッパ突起
106に当接されていると共に、回動部材124の当接
突起132は、位置決めカム120の貫通孔142の内
周面に当接していない状態とされており、また、カムレ
バー122の当接部152は、小径部134と接続部1
38の境界に位置せしめられており、それによって、カ
ムレバー122は、アンロック位置に位置せしめられて
いるのである。そして、ロック装置118に電源が接続
されると、電気モータ18のコイル38に通電されて、
ロータ36が回転せしめられる。
【0037】その際、ロータ36を構成する永久磁石2
2と誘導リング24との間での磁気誘導によって、ロー
タ36の回転駆動力を、誘導リング24に固設された出
力ピニオン64、1番車66、2番車68、3番車7
0、4番車72へと伝達するようになっており、それに
よって、4番車72がゼンマイ20の付勢力に抗する方
向に回転せしめられる。そして、回動部材124の当接
突起132が、図14に示されているように、位置決め
カム120の貫通孔142の周方向一方(正回転側)の
内周面に当接した後、位置決めカム120が回動部材1
24と一体的に回動せしめられることとなり、それによ
って、カムレバー122の当接部152が接続部138
に当接されて、カムレバー122がロック位置へ向って
駆動せしめられるようになっており、接続部138に当
接されていた当接部152が大径部136に当接せしめ
られて、カムレバー122がコイルスプリング156の
付勢力に抗してロック位置に位置せしめられる。即ち、
本実施形態では、図15に示されているように、回動部
材124の当接突起132が位置決めカム120の貫通
孔142の内周面に当接するまでは、カムレバー122
は、ロック位置側に向って移動しないようになってい
る。
【0038】このように当接部152が大径部136に
当接された状態、即ち、槽蓋を開操作不能にした状態
で、回動部材124は、図16に示されているように、
突出部130がロック位置側のストッパ突起108に当
接するまで、回動せしめられるようになっており、突出
部130がロック位置側のストッパ突起108に当接し
た後、ロック装置118に電源が接続されていない状態
となり、電気モータ18のコイル38への通電が中止さ
れて、ロータ36の回転が停止する。
【0039】その際、4番車72は、ゼンマイ20の付
勢力で逆方向に回転せしめられるようになっており、か
かる4番車72の回転力が、3番車70、2番車68、
1番車66、出力ピニオン64と伝達されて、誘導リン
グ24が逆方向に回転せしめられる。また、4番車72
が回転せしめられることによって、4番車72と一体的
に回動する回動部材124もアンロック位置へ向って、
即ち、逆方向に回動し始めることとなるが、当接突起1
32が貫通孔142の周方向他方(逆回転側)の内周面
に当接していないことから、回動部材124の回動開始
時には、回動部材124のみが回動せしめられる。そし
て、図17に示されているように、当接突起132が貫
通孔142の内周面に当接した後は、突出部130がア
ンロック位置側のストッパ突起106に当接するまで、
回動部材124は、位置決めカム120と一体的に逆方
向に回動せしめられる。また、突出部130が、図18
に示されているように、アンロック位置側のストッパ突
起106に当接せしめられると、カムレバー122の当
接部152は、コイルスプリング156の付勢力によっ
て、接続部138を大径部136側から小径部134側
に摺動せしめられるようになっており、それによって、
カムレバー122の当接部152が、図13に示されて
いるように、接続部138と小径部136の境界に位置
せしめられると共に、当接突起132が貫通孔142の
内周面に当接していない状態となる。即ち、本実施形態
では、図15に示されているように、カムレバー122
はロック位置からアンロック位置に向って速やかに移動
せしめられるようになっている。なお、このことから明
らかなように、本実施形態では、ゼンマイ20とコイル
スプリング156が協働することによって、付勢手段が
構成されている。
【0040】そこにおいて、本実施形態でも、誘導リン
グ24と永久磁石22との間の磁気誘導によって、回動
部材124がロック位置側のストッパ突起108に当接
した状態からアンロック位置側のストッパ突起106に
当接するまでの時間を、有利に確保することが出来るの
である。
【0041】以上、本発明の幾つかの実施形態について
詳述してきたが、これらはあくまでも例示であって、本
発明は、かかる実施形態における具体的な記載によっ
て、何等、限定的に解釈されるものではない。
【0042】例えば、前記第一および第二の実施形態で
は、電気モータとして、交流同期モータが採用されてい
たが、本発明において採用される交流同期モータのコイ
ルの数等の具体的構造は、かかる実施形態の記載等によ
って何等、限定されるものでなく、また、本発明におい
ては、交流同期モータの他、誘導モータや直流モータを
採用することも可能である。
【0043】さらに、前記第一及び第二の実施形態で
は、駆動力伝達手段として減速歯車列が採用されていた
が、ベルトやプーリ等を採用することも可能である。
【0044】また、磁気誘導式伝動手段を構成する誘導
用永久磁石と誘導リングの具体的な形状等は、前記第一
および第二の実施形態のものに限定されない。更に、前
記第一および第二の実施形態では、モータ用永久磁石を
誘導用永久磁石に利用していたが、モータ用永久磁石と
は別途に、誘導用永久磁石を設けることも、勿論可能で
ある。
【0045】また、本発明の槽蓋とは、全自動洗濯機に
おける洗濯槽兼脱水槽の槽蓋の他、二槽式洗濯機の洗濯
槽の槽蓋や脱水槽の槽蓋,乾燥機のドラムの蓋等に適用
可能であるが、特に、槽自体が回転する全自動洗濯機の
槽蓋や二槽式洗濯機の脱水槽の槽蓋,乾燥機のドラムの
蓋等に対して有利に適用される。
【0046】また、前記第一の実施形態では、係止レバ
ー16がロック位置側のストッパ突起108に当接した
直後に電気モータ18への通電が中止されていたが、係
止レバー16がロック位置側ストッパ突起108に当接
した後、所定時間が経過してから、電気モータ18への
通電を中止しても良い。また、前記第二の実施形態で
は、突出部130がロック位置側ストッパ突起108に
当接した直後に電気モータ18への通電が中止されてい
たが、突出部130がロック位置側ストッパ突起108
に当接した後、所定時間が経過してから、電気モータ1
8への通電を中止しても良い。
【0047】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、
何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされた槽蓋のロック装置においては、電気
モータへの通電が中止されてからも、係止ピンがロック
位置からアンロック位置へ所定時間をかけて返戻作動せ
しめられるのであり、それ故、かかる係止ピンの返戻作
動に要する時間を利用することによって、洗濯機等の回
転槽が停止するまでの時間、槽蓋を開操作不能に保持せ
しめると共に、回転槽が略停止した後は開蓋操作が許容
されるようにすることが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態としての洗濯機におけ
る槽蓋のロック装置の内部構造を示す平面図である。
【図2】図1に示された洗濯機における槽蓋のロック装
置の組立説明図である。
【図3】図1に示された洗濯機における槽蓋のロック装
置の平面図である。
【図4】図1に示された洗濯機における槽蓋のロック装
置の正面図である。
【図5】図1に示された洗濯機における槽蓋のロック装
置の側面図である。
【図6】図1に示された洗濯機における槽蓋のロック装
置を構成する係止レバーがアンロック位置側のストッパ
突起に当接している状態を示す図である。
【図7】図1に示された洗濯機における槽蓋のロック装
置を構成する係止レバーの作動の経時変化を示すグラフ
である。
【図8】図1に示された洗濯槽における槽蓋のロック装
置を構成する係止レバーがロック位置側のストッパ突起
に当接している状態を示す図である。
【図9】本発明の第二の実施形態としての洗濯機におけ
る槽蓋のロック装置の組立説明図である。
【図10】図9に示された洗濯機における槽蓋のロック
装置の平面図である。
【図11】図9に示された洗濯機における槽蓋のロック
装置の正面図である。
【図12】図9に示された洗濯機における槽蓋のロック
装置の側面図である。
【図13】図9に示された洗濯機における槽蓋のロック
装置を構成する係止レバーがアンロック位置側のストッ
パ突起に当接している状態を示す図である。
【図14】図9に示された洗濯機における槽蓋のロック
装置を構成する係止レバーに設けられた係止突起が位置
決めカムの貫通孔の内周面に当接した状態を示す図であ
る。
【図15】図9に示された洗濯機における槽蓋のロック
装置のロック状態とアンロック状態の経時変化を示すグ
ラフである。
【図16】図9に示された洗濯機における槽蓋のロック
装置を構成する係止レバーがロック位置側のストッパ突
起に当接している状態を示す図である。
【図17】図9に示された洗濯機における槽蓋のロック
装置を構成する係止レバーに設けられた係止突起が位置
決めカムの貫通孔の内周面に当接した状態を示す図であ
る。
【図18】図9に示された洗濯機における槽蓋のロック
装置を構成する係止レバーがアンロック位置側のストッ
パ突起に当接している状態を示す図である。
【符号の説明】
10 ロック装置 14 減速歯車列 16 係止レバー 18 電気モータ 20 ゼンマイ 22 永久磁石 24 誘導リング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯機等の回転槽を備えた装置本体に装
    着されて、槽蓋を開操作不能に係止せしめ得る槽蓋用ロ
    ック装置であって、 前記装置本体に対して変位可能に支持されて、前記槽蓋
    に対して係止されることにより該槽蓋の開操作を阻止せ
    しめるロック位置と、該槽蓋に対する係止が解除されて
    該槽蓋の開操作を許容するアンロック位置とを、択一的
    にとり得る係止ピンと、 該係止ピンを前記アンロック位置に向かって付勢して、
    該アンロック位置に弾性的に保持せしめる付勢手段と、 通電によって一方向に連続して回転作動せしめられる電
    気モータと、 該電気モータによる回転力を前記係止ピンに伝達せしめ
    て、該係止ピンに対して、前記付勢手段による付勢力に
    抗して前記ロック位置に向かう方向に駆動力を伝達する
    駆動力伝達手段と、 離隔して対向配置された誘導用永久磁石と誘導リングか
    らなり、前記駆動力伝達手段による伝達経路上に配設さ
    れることにより、それら誘導用永久磁石と誘導リングの
    間での磁気誘導によって前記電気モータの連続回転に伴
    う回転力を前記係止ピンに伝達せしめて、該係止ピンを
    前記付勢手段による付勢力に抗して前記ロック位置に保
    持せしめる磁気誘導式伝動手段とを、有することを特徴
    とする槽蓋用ロック装置。
  2. 【請求項2】 前記係止ピンを変位方向の両側におい
    て、前記ロック位置と前記アンロック位置に対してそれ
    ぞれ位置決めするストッパ手段を設けた請求項1に記載
    の槽蓋用ロック装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動力伝達手段において、前記電気
    モータの出力軸の回転を減速せしめて前記係止ピンに駆
    動力を及ぼす減速機構を採用すると共に、該駆動力伝達
    手段による該電気モータの出力軸から前記係止ピンに至
    る駆動力の伝達経路上において、前記付勢手段よりも前
    記磁気誘導式伝動手段を、該電気モータの出力軸に近い
    位置に設けた請求項1又は2に記載の槽蓋用ロック装
    置。
  4. 【請求項4】 前記電気モータにおいて、そのロータに
    モータ用永久磁石を設けて、該電気モータのステータに
    設けたコイルへの通電によって該モータ用永久磁石に対
    して回転駆動力を及ぼすようにする一方、該ロータに固
    設した該モータ用永久磁石を、前記磁気誘導式伝動手段
    における前記誘導用永久磁石として利用した請求項1乃
    至3の何れかに記載の槽蓋用ロック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008000172A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Nakagawa Electric Ind Co Ltd 蓋体ロック装置
CN111663287A (zh) * 2019-03-07 2020-09-15 青岛海尔洗衣机有限公司 洗衣机

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