JP2003062112A - 消火設備の配管システム設計装置及び消火設備の配管システム設計プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

消火設備の配管システム設計装置及び消火設備の配管システム設計プログラムを記録した記録媒体

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JP2003062112A
JP2003062112A JP2001251451A JP2001251451A JP2003062112A JP 2003062112 A JP2003062112 A JP 2003062112A JP 2001251451 A JP2001251451 A JP 2001251451A JP 2001251451 A JP2001251451 A JP 2001251451A JP 2003062112 A JP2003062112 A JP 2003062112A
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JP
Japan
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function
data
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pipe
diameter
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Application number
JP2001251451A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Miyoshi
博之 三好
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Hatsuta Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Hatsuta Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経験者が数回にわたって試行錯誤しなくて
も、一度の入力データの入力で最適の配管径が得られる
と共にその設計に要する時間が大幅に短縮できる消火設
備の配管システム設計プログラムを記録した記録媒体を
得る。 【解決手段】 これを用いてコンピユータ操作を行う
と、配管ルート終点の圧力値が設定最低値を下回らず,
必要とされる流量の消火剤が流れる噴射ヘッドのオリフ
イス径のもので、使用される配管径が可能な限り小さく
また噴射ヘッド数も最少のものが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、消火設備の配管
システム設計装置及び消火設備の配管システム設計プロ
グラムを記録した記録媒体に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】消火設備において消火
対象区画に所定量の消火剤を放出するためには、例えば
図3に示すように消火対象区画1の噴射ヘッド2とボン
ベ3とを配管ルート4により接続する配管システムを考
える必要がある。かかる配管システムにおいて、配管ル
ート4内を消火剤が流れる際には配管ルート4内で消火
剤に摩擦力が働くために、配管ルート4の終点にある噴
射ヘッド2の部分での圧力値を計算により求める必要が
ある。
【0003】配管ルート4の終点での圧力値を計算する
方法として、常用されている圧力損失計算法(業界では
「圧損計算」と呼ばれて著名である)がある。この圧損
計算では、予め配管ルート4及び使用機器(継手5な
ど)を決めてこれより得たデータ(配管長さ,配管径,
使用継手数,噴射ヘッド数,消火剤量等)を入力データ
とし、この入力データを基に「消火設備の配管システム
設計用圧力損失計算式」により計算して、配管ルート4
始点の圧力値から配管圧損を考慮して噴射ヘッド2の流
量を制御できる噴射ヘッド2のオリフイス径を求めてい
る。
【0004】このようにして設計する従来の消火設備の
配管システム設計では、配管径を変えることにより噴射
ヘッド2のオリフイス径が変化するので、経験や過去の
データから経験者が例え最適の配管ルート4及び使用機
器(継手5など)を予測して設計したとしても、できる
だけ配管径を小さくしてコストダウンを計るには数回に
わたって計算して試行錯誤しなければならず、殆どの場
合最適の配管径を求めたという確信のないまま設計を終
え、しかもその設計に多くの時間を要している。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る消
火設備の配管システム設計装置はかかる問題点を解消す
るためになされたもので、配管ルート終点の圧力値が設
定最低値を下回らず,必要とされる流量の消火剤が流れ
る噴射ヘッドのオリフイス径のもので、使用される配管
径が可能な限り小さくまた噴射ヘッド数も最少のものが
得られることにより、最適の配管径が入力データの一度
の入力で得られると共にその設計に要する時間が大幅に
短縮できる。
【0006】請求項2の発明に係る消火設備の配管シス
テム設計プログラムを記録した記録媒体は、これを用い
てコンピユータ操作を行うと、配管ルート終点の圧力値
が設定最低値を下回らず,必要とされる流量の消火剤が
流れる噴射ヘッドのオリフイス径のもので、使用される
配管径が可能な限り小さくまた噴射ヘッド数も最少のも
のが得られるので、経験者が数回にわたって試行錯誤し
なくても、一度の入力データの入力で最適の配管径が得
られると共にその設計に要する時間が大幅に短縮でき
る。
【0007】
【発明の実施の形態】実施の形態1.請求項1の発明に
係る消火設備の配管システム設計装置を図1について説
明する。図1は本装置による処理フローを示す図であ
る。なお、ここでは従来の図3に示すものの符号をも併
せて用いて説明する。
【0008】本装置は、図1に示すように入力データを
配管圧力損失計算式に入力するデータ入力部6と、この
データ入力部6からの入力データから出力データを計算
する算出機能部7と、この算出機能部7から出力する出
力データを表示する出力データ表示部8とからなってい
る。
【0009】また、算出機能部7は、配管圧力損失計算
式を用いて入力データから噴射ヘッド2のオリフイス径
を計算するオリフイス径計算機能9と、このオリフイス
径計算機能9により求めた噴射ヘッド2のオリフイス径
が噴射ヘッド2のもつ許容値範囲内にあるか,同じくオ
リフイス径計算機能9により求められる配管ルート4の
終点の圧力値が設定最低値を下回らないか,同じくオリ
フイス径計算機能9により求められる配管ルート4内の
必要流量が限界値を超えていないかをそれぞれ判定する
判定機能10と、この判定機能10の否判定時に入力デ
ータを変更してオリフイス径計算機能9に変更入力デー
タとして入力する変更入力機能11と、判定機能10の
合判定時の噴射ヘッド2のオリフイス径及びその際の入
力データを記憶する記憶機能12と、判定機能10の合
判定時の入力データから配管径,噴射ヘッド数を見直し
てオリフイス径計算機能9に見直し入力データとして入
力する見直し入力機能13と、記憶機能12に順次蓄積
された全データから最小の配管径,最少の噴射ヘッド数
のものを出力データとして選択して出力する選択出力機
能14とを有する構成になっている。
【0010】次に動作について説明する。消火対象区画
1が決まると、消火対象区画1の形状,寸法からその容
積を計算して必要な消火剤量を求める。こうして求めた
消火剤量と消火対象区画1の形状,寸法からアイソメ図
を描いて配管ルート4を決定し、その配管長さ,配管
径,使用継手5の数,噴射ヘッド2の数を予め出してお
く。
【0011】以上の前準備により得たデータ「消火対象
区画1の形状,寸法、配管ルート4(アイソメ図)、配
管長さ、配管径、使用継手数、噴射ヘッド数、消火剤
量」を、予めデータ入力部6に入力する。
【0012】データ入力部6からの入力データがオリフ
イス径計算機能9に入ると、噴射ヘッド2のオリフイス
径が計算され、次いで判定機能10においてこのオリフ
イス径が噴射ヘッド2のもつ許容値範囲内にあるか,配
管ルート4の終点の圧力値が設定最低値を下回らない
か,配管ルート4内の必要流量が限界値を超えていない
かがそれぞれ判定され、その判定が「否」の時には前記
入力データを変更して変更入力機能11により変更入力
データとして再びオリフイス径計算機能9に入力され、
判定が「合」の時には噴射ヘッド2のオリフイス径及び
その際の入力データが記憶機能12により記憶され、ま
た判定が「合」であってもその入力データの配管径,噴
射ヘッド数を見直して見直し入力機能13により見直し
入力データとして再びオリフイス径計算機能9に入力さ
れ、これらの繰り返しにより最終的に記憶機能12に順
次蓄積された全データから選択出力機能14により最小
の配管径,最少の噴射ヘッド数のものが出力データとし
て選択されて出力される。この出力データが出力データ
表示部8に表示されることにより、消火対象区画1の最
適設計が完了する。
【0013】実施の形態2.請求項2の発明に係る消火
設備の配管システム設計プログラムを記録した記録媒体
を図2について説明する。図2は本記録媒体の処理フロ
ーを示す図で、図中前記した実施の形態1と同一または
相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0014】本記録媒体は、図2に示すように消火対象
区画1の形状,寸法から得た消火剤量及び配管ルート
(アイソメ図)4の決定から得た配管長さ,配管径,使
用継手数,噴射ヘッド数のデータを入力データとしてこ
れから配管圧力損失計算式を用いて噴射ヘッド2のオリ
フイス径を計算するオリフイス径計算機能9と、このオ
リフイス径計算機能9により求めた噴射ヘッド2のオリ
フイス径が噴射ヘッド2のもつ許容値範囲内にあるか,
同じくオリフイス径計算機能9により求められる配管ル
ート4の終点の圧力値が設定最低値を下回らないか,同
じくオリフイス径計算機能9により求められる配管ルー
ト4内の必要流量が限界値を超えていないかをそれぞれ
判定する判定機能10と、この判定機能10の否判定時
に入力データを変更してオリフイス径計算機能9に変更
入力データとして入力する変更入力機能11と、判定機
能10の合判定時の噴射ヘッド2のオリフイス径及びそ
の際の入力データを記憶する記憶機能12と、判定機能
10の合判定時の入力データから配管径,噴射ヘッド2
の数を見直してオリフイス径計算機能9に見直し入力デ
ータとして入力する見直し入力機能13と、記憶機能1
2に順次蓄積された全データから最小の配管径,最少の
噴射ヘッド数のものを出力データとして選択して出力す
る選択出力機能14とをコンピユータに行わせるための
プログラムを記録してなる。
【0015】よって、この記録媒体をコンピユータに入
れて、入力データをオリフイス径計算機能9に入力する
と、オリフイス径計算機能9により噴射ヘッド2のオリ
フイス径が計算され、次いで判定機能10においてこの
オリフイス径が噴射ヘッド2のもつ許容値範囲内にある
か,配管ルート4の終点の圧力値が設定最低値を下回ら
ないか,配管ルート4内の必要流量が限界値を超えてい
ないかがそれぞれ判定され、その判定が「否」の時には
前記入力データを変更して変更入力機能11により変更
入力データとして再びオリフイス径計算機能9に入力さ
れ、判定が「合」の時には噴射ヘッド2のオリフイス径
及びその際の入力データが記憶機能12により記憶さ
れ、また判定が「合」であってもその入力データの配管
径,噴射ヘッド数を見直して見直し入力機能13により
見直し入力データとして再びオリフイス径計算機能9に
入力され、これらの繰り返しにより最終的に記憶機能1
2に順次蓄積された全データから選択出力機能14によ
り最小の配管径,最少の噴射ヘッド数のものが出力デー
タとして選択されて出力される。この出力データをもっ
て消火対象区画1の最適設計が完了する。
【0016】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれば
配管ルート終点の圧力値が設定最低値を下回らず,必要
とされる流量の消火剤が流れる噴射ヘッドのオリフイス
径のもので、使用される配管径が可能な限り小さくまた
噴射ヘッド数も最少のものが得られるので、最適の配管
径が入力データの一度の入力で得られると共にその設計
に要する時間が大幅に短縮できるという効果が得られ
る。
【0017】また、請求項2の発明によればこれを用い
てコンピユータ操作を行うと、配管ルート終点の圧力値
が設定最低値を下回らず,必要とされる流量の消火剤が
流れる噴射ヘッドのオリフイス径のもので、使用される
配管径が可能な限り小さくまた噴射ヘッド数も最少のも
のが得られるので、経験者が数回にわたって試行錯誤し
なくても、一度の入力データの入力で最適の配管径が得
られると共にその設計に要する時間が大幅に短縮できる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す本装置の処理フ
ロー図である。
【図2】この発明の実施の形態2を示す本記録媒体の処
理フロー図である。
【図3】従来の消火設備の配管システムを示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1 消火対象区画 2 噴射ヘッド 3 ボンベ 4 配管ルート 5 継手 6 データ入力部 7 算出機能部 8 出力データ表示部 9 オリフイス径計算機能 10 判定機能 11 変更入力機能 12 記憶機能 13 見直し入力機能 14 選択出力機能

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消火設備の配管ルートを決定して得た配
    管長さ,配管径,使用継手数,噴射ヘッド数,消火剤量
    等のデータを入力データとして配管圧力損失計算式に入
    力するデータ入力部と、このデータ入力部からの入力デ
    ータから出力データを計算する算出機能部と、この算出
    機能部から出力する出力データを表示する出力データ表
    示部とからなり、 かつ前記算出機能部が、前記配管圧力損失計算式を用い
    て入力データから噴射ヘッドのオリフイス径を計算する
    オリフイス径計算機能と、このオリフイス径計算機能に
    より求めた噴射ヘッドのオリフイス径が噴射ヘッドのも
    つ許容値範囲内にあるか,同じくオリフイス径計算機能
    により求められる配管ルート終点の圧力値が設定最低値
    を下回らないか,同じくオリフイス径計算機能により求
    められる配管内の必要流量が限界値を超えていないかを
    それぞれ判定する判定機能と、この判定機能の否判定時
    に入力データを変更して前記オリフイス径計算機能に変
    更入力データとして入力する変更入力機能と、前記判定
    機能の合判定時の噴射ヘッドのオリフイス径及びその際
    の入力データを記憶する記憶機能と、前記判定機能の合
    判定時の入力データから配管径,噴射ヘッド数を見直し
    て前記オリフイス径計算機能に見直し入力データとして
    入力する見直し入力機能と、前記記憶機能に順次蓄積さ
    れた全データから最小の配管径,最少の噴射ヘッド数の
    ものを出力データとして選択して出力する選択出力機能
    とを備えてなることを特徴とする消火設備の配管システ
    ム設計装置。
  2. 【請求項2】 消火設備の配管ルートを決定して得た配
    管長さ,配管径,使用継手数,噴射ヘッド数,消火剤量
    等のデータを入力データとしてこれから配管圧力損失計
    算式を用いて噴射ヘッドのオリフイス径を計算するオリ
    フイス径計算機能と、このオリフイス径計算機能により
    求めた噴射ヘッドのオリフイス径が噴射ヘッドのもつ許
    容値範囲内にあるか,同じくオリフイス径計算機能によ
    り求められる配管ルート終点の圧力値が設定最低値を下
    回らないか,同じくオリフイス径計算機能により求めら
    れる配管内の必要流量が限界値を超えていないかをそれ
    ぞれ判定する判定機能と、この判定機能の否判定時に入
    力データを変更して前記オリフイス径計算機能に変更入
    力データとして入力する変更入力機能と、前記判定機能
    の合判定時の噴射ヘッドのオリフイス径及びその際の入
    力データを記憶する記憶機能と、前記判定機能の合判定
    時の入力データから配管径,噴射ヘッド数を見直して前
    記オリフイス径計算機能に見直し入力データとして入力
    する見直し入力機能と、前記記憶機能に順次蓄積された
    全データから最小の配管径,最少の噴射ヘッド数のもの
    を出力データとして選択して出力する選択出力機能とを
    コンピユータに行わせるためのプログラムを記録した記
    録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101613813B1 (ko) * 2015-01-27 2016-04-19 한국해양대학교 산학협력단 노벡 가스 소화설비의 설계방법

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