JP2003061642A - 細胞・組織培養装置 - Google Patents

細胞・組織培養装置

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JP2003061642A
JP2003061642A JP2001261556A JP2001261556A JP2003061642A JP 2003061642 A JP2003061642 A JP 2003061642A JP 2001261556 A JP2001261556 A JP 2001261556A JP 2001261556 A JP2001261556 A JP 2001261556A JP 2003061642 A JP2003061642 A JP 2003061642A
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Takao Takagi
多佳雄 高木
Setsuo Watanabe
節雄 渡辺
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Takagi Industrial Co Ltd
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Takagi Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の引っ張り応力を物理的刺激として細胞
や組織等の被培養物に付与し、その培養促進を図ること
ができる細胞・組織培養装置を提供する。 【解決手段】 培養液(24)を循環させるチャンバ
(培養チャンバ8)、チャンバに設置されて培養される
被培養物(マトリクス32)、被培養物にチャンバの外
から引っ張り応力を作用させる応力発生手段(電磁スト
レッチャ38、アクチュエータ56)、この応力発生手
段に発生する引っ張り応力の断続、漸増又は漸減させる
制御手段(制御装置50、60)等を備える。引っ張り
応力の印加とその解除により伸縮させて被培養物に増殖
に必要な物理的刺激を付与することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ティッシュエンジ
ニアリング(組織工学)を応用した細胞、組織培養等に
用いられる細胞・組織培養装置に係り、より詳細に述べ
れば、人体等の生体の細胞、組織を体外培養する際に細
胞や組織の代謝機能を効率的に発現させ、細胞の延命、
分化、促進に必要な物理的刺激を被培養物に付与する細
胞・組織培養装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、人体等の生体の細胞、組織を体外
培養する方法には、インキュベータ(培養庫)内の温
度、湿度、二酸化炭素濃度、酸素濃度を適切な条件に維
持し、その中で細胞を培養するという方法が取られてい
る。細胞、組織は培養液中に浮遊状態に置かれるか、そ
の培養液成分の入ったゲルの中又は表面に固定して増
殖、成長させるか、マトリクス又はスキャホールド、足
場、担体、鋳型等と呼ばれる物質(以下単に「マトリク
ス」と称する)内に細胞、組織を植え付けて増殖、成長
させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、細胞、組織
の増殖、成長には、温度、湿度、二酸化炭素濃度、酸素
濃度等の環境条件に加え、培養すべき細胞、組織に物理
的刺激を与えることが重要である。このような物理的刺
激は細胞や組織の分化及び成長を促進させるとともに、
より生体内の細胞や組織に近い細胞や組織に成長させる
ために不可欠な要素である。細胞、組織の増殖、成長に
物理的刺激を付与する技術として、例えば、特許第31
63533号「シリコンベルトを使った培養細胞用伸縮
刺激負荷装置」がある。
【0004】そして、細胞、組織の増殖、成長には、温
度、湿度、二酸化炭素濃度、酸素濃度等の培養環境とい
う静的条件に、物理的刺激という動的条件を加重するこ
とが必要であるが、静的条件とともに動的条件を制御す
ることは、制御形態が複雑化するとともに、雑菌の侵入
等の原因要素を増加させるおそれがある。雑菌汚染から
被培養物を防護することは重要な課題である。
【0005】そこで、本発明は、所望の引っ張り応力を
物理的刺激として細胞や組織等の被培養物に付与し、そ
の培養促進を図ることができる細胞・組織培養装置を提
供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の細胞・組織培養
装置は、培養液(24)を循環させるチャンバ(培養チ
ャンバ8)と、このチャンバに設置されて培養される被
培養物(マトリクス32、培養体32A、32B)と、
この被培養物に前記チャンバの外から引っ張り応力を作
用させる応力発生手段(電磁ストレッチャ38、アクチ
ュエータ56)と、この応力発生手段に発生する前記引
っ張り応力を断続、前記引っ張り応力の大きさを漸増又
は漸減させる制御手段(制御装置50、60)とを備
え、前記被培養物に加えられる引っ張り応力を断続させ
るとともに、その応力を時間の経過とともに漸増又は漸
減させることを可能にしたことを特徴とする。
【0007】即ち、チャンバ内に設置された被培養物に
は、応力発生手段に発生させた引っ張り応力がチャンバ
外から加えられる。そして、その応力の形態は制御手段
で断続、漸増又は漸減状態に制御される。この結果、被
培養物は、引っ張り応力の印加時に伸び、引っ張り応力
の解除時に縮むことにより伸縮する。例えば、チャンバ
内に被培養物の一端側を固定し、その他端側に張力を不
連続に作用させることにより被培養物を伸縮させること
ができ、この伸縮及びその張力の大きさ、断続等に応じ
た引っ張り応力が被培養物に付与され、その結果、被培
養物には増殖に必要な物理的刺激が付与されるので、靱
帯等の強靱な組織を培養創成することができる。この場
合、引っ張り応力の発生手段には、シリンダ装置等の機
械力の発生手段を用いることができる。
【0008】本発明の細胞・組織培養装置は、培養液
(24)を循環させるチャンバ(培養チャンバ8)と、
このチャンバに被培養物(マトリクス32、培養体32
A、32B)とともに設置される伸縮性部材(培養シー
ト22)と、この伸縮性部材を介して前記被培養物に前
記チャンバの外から引っ張り応力を作用させる応力発生
手段(電磁ストレッチャ38、アクチュエータ56)
と、この応力発生手段に発生する前記引っ張り応力を断
続、前記引っ張り応力の大きさを漸増又は漸減させる制
御手段(制御装置50、60)とを備え、前記被培養物
に加えられる引っ張り応力を断続させるとともに、その
応力を時間の経過とともに漸増又は漸減させることを可
能にしたことを特徴とする。
【0009】ところで、被培養物に直接的に張力を作用
させることは、被培養物の成長を十分に配慮し、損傷や
断裂を防止することが重要である。そこで、被培養物を
伸縮性部材に付着させれば、被培養物は伸縮性部材によ
って防護され、伸縮性部材とともに伸縮が可能となる。
このような伸縮性部材に対し、応力発生手段が発生した
応力を加えて伸縮させると、被培養物にはその伸縮に応
じた引っ張り応力を作用させることができる。この引っ
張り応力を作用させて被培養物を培養すれば、絶えず引
っ張り応力を受けている腱や靱帯等の細胞や組織を実現
することができる。例えば、チャンバ内に被培養物を植
え付けた伸縮性部材の一端側を固定し、その他端側に張
力を不連続に作用させることにより伸縮させることがで
き、この伸縮及びその張力の大きさ、断続等に応じた引
っ張り応力を被培養物に付与することができる。
【0010】本発明の細胞・組織培養装置において、前
記応力発生手段(電磁ストレッチャ38)は、前記被培
養物又は前記伸縮性部材に取り付けた磁性体(30)に
磁力を作用させる電磁力発生装置で構成したことを特徴
とする。即ち、被培養物又は伸縮性部材に取り付けた磁
性体に電磁力を作用させれば、チャンバ内の被培養物に
チャンバ外から必要な引っ張り応力を電磁力によって被
培養物又は伸縮性部材に付与することができる。この場
合、チャンバの外部から被培養物に非接触かつ間接的に
引っ張り応力を付与することができるので、雑菌等の汚
染から被培養物を防護することができる。
【0011】本発明の細胞・組織培養装置において、前
記伸縮性部材にシリコンラバーシートを用いていること
を特徴とする。即ち、シリコンラバーシートは、被培養
物に物理的刺激として引っ張り応力を付与するに必要な
伸縮性を備えるとともに、被培養物を汚染することはな
い。
【0012】本発明の細胞・組織培養装置において、前
記チャンバが形成された培養ユニット(2)が前記培養
液を循環させる培養回路(循環路23)に着脱可能であ
ることを特徴とする。即ち、被培養物を培養ユニットと
ともに移送することができるとともに、その密閉化が容
易になるので、雑菌等の汚染から被培養物を防護するこ
とができる。
【0013】本発明の細胞・組織培養装置において、前
記チャンバが形成された前記培養ユニットの一部又は全
部を透明化するとともに、撮影手段(CCDカメラ52
2)を備えることにより、前記チャンバ内の前記被培養
物を前記チャンバ外から撮影可能にしたことを特徴とす
る。即ち、培養中の被培養物を撮影することができ、チ
ャンバ内の培養環境を乱すことなく、培養状態を容易に
監視することができる。その撮影又は映像データは、被
培養物の増殖や成長の重要な資料となる。
【0014】本発明の細胞・組織培養装置において、前
記被培養物は、シート状、筒状又は柱状に形成されてい
ることを特徴とする。即ち、靱帯等、修復すべき人体の
部分に対応した形態としてシート状、筒状又は柱状に被
培養物を培養する。
【0015】本発明の細胞・組織培養装置において、前
記被培養物は、繊維状又は紐状の組織体を編み込んで伸
縮性を備えたことを特徴とする。即ち、繊維状又は紐状
の組織体、例えば、繊維状又は紐状に形成されたコラー
ゲンからなる組織体を編み込むことにより、増殖前の組
織体に適当な伸縮性及び強靱性を保持させることがで
き、靱帯等の強靱な組織を培養することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例を参照して詳細に説明する。
【0017】図1ないし図6は本発明の細胞・組織培養
装置の第1実施例を示し、図1は培養ユニット及び駆動
部の構成、図2は図1のII−II線断面、図3は培養ユニ
ットの構成、図4は培養シート、図5は制御装置、図6
は培養環境を示している。
【0018】この細胞・組織培養装置には、人等の生体
の細胞や組織である被培養物を培養する培養空間を形成
する培養ユニット2が設けられている。この培養ユニッ
ト2は、高耐熱性で生体に悪影響を及ぼすような物質が
溶出しない樹脂材料や金属材料、例えば、弗素樹脂、P
EEK、高耐熱グレードポリプロピレン、シリコーン、
ステンレススチール等で形成されている。
【0019】この培養ユニット2は容器部4と着脱可能
な蓋部6とを備え、蓋部6で密閉された容器部4の内部
には閉塞された培養空間として培養チャンバ8が形成さ
れている。この実施例の場合、蓋部6は複数の固定ボル
ト10によって容器部4に着脱可能に固定されていると
ともに、容器部4と蓋部6との間には培養チャンバ8を
包囲する矩形のOリング12が介挿され、培養チャンバ
8には十分な気密性が保持されている。容器部4は、内
部の培養状態を確認可能とするため、透明部分を形成し
又は透明部材で構成してもよい。
【0020】培養チャンバ8は、内側に円形部14、そ
の開口側に矩形部16が形成され、円形部14側には容
器部4の壁部に円形部14の直径方向に循環用ポート部
18、20が形成され、矩形部16側には培養床である
伸縮性部材としてシリコンラバーシート等からなる培養
シート22が設置されている。循環用ポート部18、2
0には、培養回路である循環路23の循環チューブ25
が連結され、循環路23を通じて供給される培養液24
が培養チャンバ8内を循環するとともに溜められる。
【0021】培養シート22は、培養チャンバ8の矩形
部16より狭く、短い矩形形状であって、その一端側に
は複数の透孔26が培養シート22の幅方向に一定の間
隔で形成され、各透孔26には培養チャンバ8の矩形部
16側に形成された固定手段である複数の係止突部28
が挿入されている。この係止突部28と透孔26との係
合によって培養シート22の一端が培養チャンバ8の内
部に固定されている。この実施例では、係止突部28を
円柱状に形成しているが、角柱状でもよい。そして、こ
の培養シート22の他端、即ち、その自由端側には角柱
状の磁性体30が取り付けられ、図4に示すように、培
養シート22の表面には、磁性体30と透孔26との間
にコラーゲンスポンジ等で形成されたマトリクス32が
取り付けられている。このマトリクス32は被培養物で
ある、例えば、人の培養すべき靱帯細胞、腱細胞、筋肉
細胞等が蒔かれている。
【0022】そして、この培養ユニット2の容器部4と
蓋部6とは一体化され、基盤34に固定ボルト36によ
って着脱可能に取り付けられている。また、基盤34に
は応力発生手段として電磁力によって応力を発生させる
電磁ストレッチャ38が固定ボルト40によって取り付
けられている。固定ボルト42は基盤34を図示しない
基台に固定するための手段である。なお、基盤34は、
容器部4の内部の培養状態を確認可能とするため、培養
チャンバ8に対応して透明部分を形成し又は透明部材で
構成してもよい。
【0023】電磁ストレッチャ38は、フェライト等で
形成されたコア44にソレノイド46を巻回した電磁力
による応力発生手段であって、コア44の一端を培養チ
ャンバ8内の磁性体30に対向させてある。この電磁ス
トレッチャ38のソレノイド46には駆動電流を流し、
その解除等を行う制御手段として制御装置50が接続さ
れている。
【0024】このように構成すれば、ソレノイド46を
励磁し、コア44を通して電磁力を磁性体30に作用さ
せると、磁性体30がコア44側に引き付けられ、培養
シート22とともにコラーゲンスポンジ内で増殖してい
る細胞や組織であるマトリクス32を引き伸ばすように
張力を作用させることができる。その電磁力を解除する
と、培養シート22はその伸縮性により縮む。この結
果、マトリクス32に培養シート22の伸縮による引っ
張り応力及びその復帰力を作用させることができる。こ
のとき、循環路23を通じて培養に必要な培養液24の
送液、循環が行われ、細胞又は組織の増殖が促進され
る。
【0025】そして、制御装置50には、例えば、図5
に示すように、電磁ストレッチャ38のソレノイド46
に駆動電流を流すとともにその制御を行う電流制御部5
00、この電流制御部500の制御の他、駆動制御、表
示制御等を行う主制御部501が設けられ、張力パター
ン等を設定するためのプログラム制御が実行される。主
制御部501には、処理手段としてのCPU、メモリと
してのROM及びRAM等が備えられ、外部に接続した
入力装置502から回転条件等のプログラム設定が行わ
れる。また、主制御部501には、表示部504、運転
指令を付与する運転スイッチ506、運転表示手段とし
て例えば、表示ランプ508、警報手段である警報ブザ
ー510の他、各種データを記憶する手段として外部記
憶装置512、データベース514等が設けられてい
る。また、この制御装置50には異常動作を防止する安
全装置516が設けられ、この安全装置516は、ソレ
ノイド46に併設されてソレノイド46の温度上昇を検
出する温度センサ518、ソレノイド46に流れる過大
電流の検出手段として電流制御部500、これら温度上
昇や過大電流の検出出力により異常動作を防止する主制
御部501を以て構成されている。
【0026】また、この細胞・組織培養装置は、例え
ば、図6に示すように構成されて最適な培養環境を形成
する培養庫550に収容される。循環路23には、培養
液24を溜める培養液バッグ552、ガスを循環路23
へ吸収させるガス吸収チューブ554、培養液24の循
環を行うための送液装置556が設けられている。送液
装置556には、ピストン駆動装置560で進退するピ
ストン562が設けられており、ピストン562が進出
したとき、弁564が開、弁566が閉、ピストン56
2が後退したとき、弁564が閉、弁566が開とな
り、所定量の培養液24の送出が行われる。
【0027】そして、培養庫550は、加熱手段として
ヒータ572、送風手段としてファン574、所望の湿
度を設定する手段として加湿装置576、温度センサ5
78を備えるとともに、N2 供給装置580からN2
2 供給装置582からO2、CO2 供給装置584か
らCO2 が供給され、細胞や組織の増殖及び成長に最適
な培養環境が形成されている。
【0028】次に、第1実施例の細胞・組織培養装置を
用いた培養処理を図7及び図8に示すフローチャートを
参照して説明する。図7及び図8において、A、Bはフ
ローチャート間の連結子を示している。
【0029】実際の培養に当たっては、細胞や組織を植
え付けたマトリクス32を蓋部6を外して培養チャンバ
8に収容した後、培養庫550に設置する。培養庫55
0内の温度、湿度、二酸化酸素濃度、酸素濃度等を適切
な条件に設定した後、マトリクス32に対して細胞、組
織に最適な流量の培養液24を供給する。
【0030】ステップS1では制御装置50を動作状態
に設定し、入力装置502を通して運転プログラムの入
力を行うとともに、条件設定を行う。例えば、入力項目
は、培養段階等を想定し、第1段階〜第3段階が設定さ
れ、第1段階では物理的刺激、即ち、引っ張り応力のレ
ベルをS1 、その継続時間をT1 、第2段階では引っ張
り応力のレベルをS2 、その継続時間をT2 、第3段階
では引っ張り応力のレベルをS3 、その継続時間をT3
とすれば、これらの大小関係は、S1 <S2 <S3 、T
1 <T2 <T3 とする。この条件は一例であり、種々の
条件を設定することができる。
【0031】このような条件設定の後、ステップS2で
運転スイッチ506が投入されると、ステップS3に移
行し、表示部504には運転表示が行われるとともに、
表示ランプ508が点灯する。
【0032】そして、ステップS4では、培養シート2
2にレベルS1 の引っ張り応力を作用させるため、ソレ
ノイド46にレベルS1 に相当する電流を加え、ステッ
プS5に移行する。ステップS5では、引っ張り応力の
精度を維持するため、安全装置516に異常が生じてい
るか否かを判定する。この場合、ソレノイド46に流れ
る検出電流の値が異常レベルか否か、ソレノイド46の
検出温度が異常温度か否かを判定し、異常がない場合に
はステップS6に移行する。ステップS6では、時間T
1 が経過したか否かが判定され、継続時間T1 が経過す
るまで、ステップS4、S5の処理が行われる。
【0033】時間T1 が経過すると、ステップS7に移
行し、ソレノイド46にレベルS2に相当する電流が印
加され、ステップS8に移行する。ステップS8では、
安全装置516に異常があるか否かを判定し、異常がな
い場合にはステップS9に移行する。ステップS9で
は、時間T2 が経過したか否かが判定され、継続時間T
2 が経過するまで、ステップS7、S8の処理が行われ
る。
【0034】時間T2 が経過すると、ステップS10に
移行し、ソレノイド46にレベルS 3 に相当する電流が
印加され、ステップS11に移行する。ステップS11
では、安全装置516に異常があるか否かを判定し、異
常がない場合にはステップS12に移行する。ステップ
S12では、時間T3 が経過したか否かが判定され、継
続時間T3 が経過するまで、ステップS10、S11の
処理が行われる。
【0035】時間T3 が経過すると、ステップS13に
移行して終了表示が行われた後、ステップS14に移行
し、運転スイッチ506がOFFになったか否かを判定
し、OFFに移行するまで、ステップS10〜S13の
処理が行われる。
【0036】運転スイッチ506がOFFになると、ス
テップS15に移行し、ソレノイド46の励磁停止、運
転表示及び終了表示の解除が行われ、培養プログラムが
完了する。
【0037】また、ステップS5、ステップS8又はス
テップS11で安全装置516に異常が判明した場合に
は、ステップS16に移行し、ソレノイド46への電流
供給を停止するとともに、ステップS17に移行し、表
示部504に警告表示を表示するとともに、警報ブザー
510を鳴動させ、異常を告知する。
【0038】次に、図9ないし図14は本発明の細胞・
組織培養装置の第2実施例を示し、図9は培養ユニット
及び駆動部の構成、図10は図9のX−X線断面、図1
1は図9のXI−XI線断面、図12は培養シート、図13
は培養ユニット、図14は制御装置の構成を示し、第1
実施例と同一部分には同一符号を付してある。
【0039】この実施例の細胞・組織培養装置は、第1
実施例のソレノイド46に代えて培養チャンバ8の外部
から直接応力を培養シート22及びマトリクス32に作
用させるようにしたものである。この場合、培養ユニッ
ト2の側壁側に形成した透孔51から培養シート22に
取り付けられたテンションスピンドル52を引き出し、
このテンションスピンドル52の一端に張力制御用バネ
54を介して応力発生手段であるアクチュエータ56の
駆動軸58が取り付けられている。アクチュエータ56
には、駆動軸58の進退を制御する制御手段として制御
装置60が接続されている。
【0040】培養シート22の自由端側には、図12に
示すように、固定手段としてチャック62が取り付けら
れて培養シート22が板状に保持され、チャック62の
背面側にはテンションスピンドル52が取り付けられ、
このテンションスピンドル52には張力制御用バネ54
を取り付けるための透孔64が形成されている。
【0041】そして、培養ユニット2の容器部4の側壁
部に形成された透孔51には、テンションスピンドル5
2と培養ユニット2との気密性保持手段としてOリング
66が取り付けられ、このOリング66を培養ユニット
2側に保持する手段として閉塞板68が培養ユニット2
の側面部に取り付けられている。培養ユニット2は基台
70に固定ボルト36によって着脱可能に取り付けら
れ、アクチュエータ56には、アクチュエータ56の駆
動制御や増殖、成長の監視等を行う手段として制御装置
60が設けられている。
【0042】この制御装置60は、例えば、図14に示
すように構成されている。即ち、進退することにより培
養シート22に引っ張り応力の印加及びその解除を行う
シリンダ等のアクチュエータ56の駆動制御を行う他、
表示制御等を行う主制御部600が設けられ、張力パタ
ーン等を設定するためのプログラム制御が実行される。
主制御部600には、処理手段としてのCPU、メモリ
としてのROM及びRAM等が備えられ、外部に接続し
た入力装置602から回転条件等のプログラム設定が行
われる。また、主制御部600には、表示部604、運
転指令を付与する運転スイッチ606、運転表示手段と
して例えば、表示ランプ608、警報手段である警報ブ
ザー610の他、各種データを記憶する手段として外部
記憶装置612、データベース614等が設けられてい
る。また、アクチュエータ56には、その異常動作を防
止する安全装置616が併設されている。
【0043】この第2実施例において、アクチュエータ
56を駆動してテンションスピンドル52に張力を作用
させると、培養シート22とともにコラーゲンスポンジ
内で増殖している細胞や組織であるマトリクス32を引
き伸ばすように張力を作用させることができ、その駆動
を解除すると、培養シート22はその伸縮性により縮む
結果、マトリクス32に培養シート22の伸縮による引
っ張り応力及びその復帰力を作用させることができる。
そして、循環路23を通じて培養に必要な培養液24の
送液、循環が行われ、第1実施例と同様に細胞又は組織
の増殖が促進される。
【0044】次に、第2実施例の細胞・組織培養装置を
用いた培養処理を図15及び図16に示すフローチャー
ト及び図17に示すタイミングチャートを参照して説明
する。図15及び図16において、C及びDはフローチ
ャート間の連結子を示している。
【0045】第2実施例においても、実際の培養に当た
っては、細胞や組織を植え付けたマトリクス32を蓋部
6を外して培養チャンバ8に収容した後、培養庫550
に設置する。培養庫550内の温度、湿度、二酸化酸素
濃度、酸素濃度等を適切な条件に設定した後、マトリク
ス32に対して細胞、組織に最適な流量の培養液24を
供給することは第1実施例と同様である。
【0046】ステップS21では制御装置60を動作状
態に設定し、入力装置602を通して運転プログラムの
入力を行うとともに、条件設定を行う。例えば、入力項
目は、培養段階等を想定し、第1段階〜第3段階が設定
され、第1段階は継続時間T 1 とし、物理的刺激、即
ち、張力F1 (この実施例ではF1 =0)、第2段階は
継続時間T2 とし、張力F2 、負荷時間tA2、無負荷時
間tS2、第3段階は継続時間T3 とし、張力F3 、負荷
時間tA3、無負荷時間tS3が設定されている。これらの
大小関係は、F1 (=0)<F2 <F3 、T1 <T2
3 としているが、この条件は一例であり、種々の条件
を設定することができる。
【0047】このような条件設定の後、ステップS22
で運転スイッチ606が投入されると、ステップS23
に移行し、表示部604には、図17の(A)に示すよ
うに、運転表示が行われるとともに、表示ランプ608
が点灯する。
【0048】そして、ステップS24では時間T1 が経
過したか否かを判定し、時間T1 が経過した後、ステッ
プS25に移行し、安全装置616に異常が生じたか否
かを判定し、異常がない場合にはステップS26に移行
する。ステップS26では、張力F2 の相当分だけアク
チュエータ56を移動する。
【0049】ステップS27では、この負荷時間tA2
経過したか否かを判定する。即ち、負荷時間tA2だけ張
力F2 の印加を持続し、負荷時間tA2が経過すると、ス
テップS28に移行し、アクチュエータ56を原点に復
帰させた後、ステップS29に移行する。
【0050】ステップS29では、無負荷時間tS2が経
過したか否かを判定し、無負荷時間tS2が経過したと
き、ステップS30に移行する。ステップS30では、
継続時間T2 が経過したか否かが判定され、継続時間T
2 が経過するまで、ステップS25〜S29の処理が図
17の(C)に示すように継続的に行われる。
【0051】時間T2 が経過すると、ステップS31に
移行し、安全装置616に異常が生じたか否かを判定
し、異常がない場合にはステップS32に移行する。ス
テップS32では、張力F3 の相当分だけアクチュエー
タ56を移動し、ステップS33に移行する。
【0052】ステップS33では負荷時間tA3が経過し
たか否かが判定され、負荷時間tA3が経過するまで、張
力F3 を作用させた状態を持続する。
【0053】負荷時間tA3が経過すると、ステップS3
4に移行し、アクチュエータ56を原点に復帰させてス
テップS35に移行し、無負荷時間tS3が経過したか否
かを判定する。
【0054】無負荷時間tS3が経過すると、ステップS
36に移行し、ステップS36では、継続時間T3 が経
過したか否かが判定され、継続時間T3 が経過するま
で、ステップS31〜S35の処理が図17の(C)に
示すように継続的に行われる。
【0055】時間T3 が経過すると、ステップS37に
移行して終了表示が行われた後、ステップS38に移行
し、運転スイッチ606がOFFになったか否かを判定
し、OFFに移行するまで、図17の(B)に示すよう
に、終了表示が点灯する。
【0056】運転スイッチ606がOFFになると、ス
テップS39に移行し、アクチュエータ56の駆動停
止、運転表示及び終了表示の解除が行われ、培養プログ
ラムが完了する。
【0057】また、ステップS25又はステップS31
で安全装置616に異常が判明した場合には、ステップ
S40に移行し、アクチュエータ56の駆動を停止する
とともに、ステップS41に移行し、表示部604に異
常が生じた旨の表示を行うとともに、警報ブザー610
を鳴動させ、異常を告知する。
【0058】このような処理により、第1実施例と同様
に、培養段階に応じて異なる張力による物理的刺激を被
培養物に付与することができる。人体の筋肉、腱、関節
の軟骨、骨、靱帯等は運動によって絶えず変化する物理
的刺激を受けているが、第2実施例の細胞・組織培養装
置を用いることにより、人体と同様の物理的刺激を実現
し、強靱な細胞・組織を培養することができる。特に、
第2実施例では、張力が加速及び減速によって変化して
おり、培養中の細胞・組織がパルス的刺激から緩やかな
刺激まで幅広い物理的刺激を実現している。
【0059】次に、図18は、培養ユニット2の着脱を
示している。第1実施例又は第2実施例で示した培養ユ
ニット2を用いて培養が終了した後、培養ユニット2
は、例えば、循環用ポート部18、20に接続されてい
る循環路23の循環チューブ25を閉塞し、この実施例
では、培養ユニット2を跨がって循環チューブ25に閉
止手段としてピンチコック100及びコックバルブ10
2が取り付けられ、これらピンチコック100及びコッ
クバルブ102の閉止処理を行えば、培養ユニット2を
循環路23から分離できるとともに培養チャンバ8を密
閉状態に保持でき、培養液24を漏洩させることがな
い。
【0060】また、培養ユニット2は、オートクレーブ
等の殺菌方法や、紫外線殺菌、ガンマー線殺菌等で殺菌
しておけば、内部は長期間にわたって無菌状態を維持す
ることができる。この実施例では、循環チューブ25を
閉止する手段としてピンチコック100、コックバルブ
102を用いているが、他の閉止手段を用いてもよい。
【0061】次に、図19は、本発明の細胞・組織培養
装置の第3実施例を示している。この実施例では、第1
実施例の培養ユニット2の一部又は全部に培養チャンバ
8内を透視できる透視壁部520が基盤34及び容器部
4に設けられ、この透視壁部520の近傍に培養チャン
バ8内のマトリクス32を撮影する撮影手段としてのC
CDカメラ522が設置され、このCCDカメラ522
で得られる映像が映像処理装置524に加えられて処理
され、映像表示装置526に表示されるとともに、判定
装置528に判定情報として加えられている。判定装置
528では、その映像からマトリクス32の変色や形状
等により増殖、成長状態、雑菌増殖(コンタミネーショ
ン)の有無の判定が行われ、その判定結果が主制御部5
01に加えられている。即ち、培養チャンバ8内のマト
リクス32の状況を映像情報として捉え、その映像情報
を通じて観測すれば、マトリクス32の増殖、成長状況
や成長段階を視覚を以て的確に把握でき、その状況に応
じた的確な処置を取ることができる。このような培養ユ
ニット2内の透視による監視は第2実施例の細胞・組織
培養装置においても同様に適用できるものである。
【0062】次に、図20〜図23は、被培養物の他の
実施例を示している。第1実施例及び第2実施例では、
培養シート22を用いて培養床としたが、図20の
(A)に示すように、マトリクス32に磁性体30を取
り付けるとともに、固定用の透孔26を形成してもよ
く、また、図20の(B)に示すように、マトリクス3
2にチャック62及びテンションスピンドル52を取り
付けてもよく、被培養物には必ずしも培養シート22を
用いる必要はない。
【0063】また、図21の(A)に示すように、被培
養物としてコラーゲン等からなる繊維状又は紐状の組織
体をゴム編みやメリヤス編み等のように編み込んで形成
した柔軟性のある培養体32Aを用いてもよい。この培
養体32Aの固定端側には透孔26が形成され、その自
由端側にはテンションスピンドル52を備えたチャック
62が取り付けられており、同様に張力付与及び解除を
行うようにしてもよい。このような培養シート22を用
いない培養においても、図21の(B)に示すように、
シート状の被培養物を実現することができる。また、チ
ャック62及びテンションスピンドル52に代え、培養
体32Aの自由端側に磁性体30を取り付け、第1実施
例のように、この磁性体30に磁力を作用させて引っ張
り応力を培養体32Aに付与するようにしてもよい。
【0064】また、図22の(A)及び(B)に示すよ
うに、被培養物としてコラーゲン等からなる繊維状又は
紐状の組織体を平板状に編み込み、それを筒状又は柱状
に巻き込んで形成した柔軟性のある培養体32Bを用い
てもよい。この場合、その一端側を培養ユニット2の内
壁部に突出した固定部72に固定し、その自由端側に磁
性体30を取り付け、電磁ストレッチャ38を用いて張
力付与とその解除を繰り返し、人体の運動量に対応した
物理的刺激を付与すれば、筒状又は柱状の被培養物を得
ることができる。また、このような筒状の培養体32B
を用いた場合、その中空部内にマトリクス32としてコ
ラーゲンスポンジ等を充填してもよい。
【0065】また、被培養物としてコラーゲン等からな
る繊維状又は紐状の組織体を平板状に編み込み、それを
筒状又は柱状に巻き込んで形成した柔軟性のある培養体
32Bを用いた場合、図23の(A)に示すように、そ
の一端側を培養ユニット2の内壁部に突出した固定具7
4を用いて固定し、その自由端側にテンションスピンド
ル52を取り付け、図9及び図10に示すように、アク
チュエータ56を用いて培養体32Bに張力付与とその
解除を繰り返し、人体の運動量に対応した物理的刺激を
付与してもよく、このようにすれば、図23の(B)に
示す筒状又は柱状の被培養物を得ることができる。そし
て、前記実施例と同様に、筒状の培養体32Bの中空部
内にマトリクス32としてコラーゲンスポンジ等を充填
してもよい。
【0066】なお、第1実施例では、細胞・組織培養装
置に図7及び図8に示すフローチャートによる制御を行
う場合について説明したが、第1実施例の装置に図15
〜図17に示す制御を用いてもよく、第1実施例の装置
において、例えば、第1段階は継続時間T1 とし、物理
的刺激、即ち、張力F1 (この実施例ではF1 =0)、
第2段階は継続時間T2 とし、張力F2 、負荷時間
A2、無負荷時間tS2、第3段階は継続時間T3 とし、
張力F3 、負荷時間tA3、無負荷時間tS3に設定し、断
続的に張力変化を付与するようにしても同様の効果が期
待できる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果が得られる。 a チャンバ内の被培養物に非接触で引っ張り応力等の
物理的刺激を付与することができる。例えば、絶えず引
っ張り応力を受けている腱や靱帯等の生体上の細胞や組
織の培養を行うことができる。 b 成長段階に応じた引っ張り応力等の物理的刺激を被
培養物に付与することができる。 c 被培養物を収容する培養ユニットを培養回路から独
立して分離、着脱して移動させることができ、雑菌等の
汚染から被培養物を防護することができる。 d 被培養物に所望の物理的刺激を付与することがで
き、生体上の部位に対応した物理的刺激の実現ととも
に、培養促進を図ることができる。 e 細胞や組織の成長段階を映像を以て的確に把握でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の細胞・組織培養装置の第1実施例を示
す正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】培養ユニットの分解斜視図である。
【図4】培養シートを示す斜視図である。
【図5】制御装置を示すブロック図である。
【図6】培養庫に設置された培養ユニットを示す図であ
る。
【図7】制御プログラムの前半部分を示すフローチャー
トである。
【図8】図7に示した制御プログラムの後半部分を示す
フローチャートである。
【図9】本発明の細胞・組織培養装置の第2実施例を示
す部分正面図である。
【図10】図9のX−X線断面図である。
【図11】図9のXI−XI線断面図である。
【図12】培養シートを示す斜視図である。
【図13】培養ユニットの分解斜視図である。
【図14】制御装置を示すブロック図である。
【図15】制御プログラムの前半部分を示すフローチャ
ートである。
【図16】図15に示した制御プログラムの後半部分を
示すフローチャートである。
【図17】運転表示、終了表示及びアクチュエータの動
作を示すタイミングチャートである。
【図18】培養ユニットの着脱を示す断面図である。
【図19】本発明の細胞・組織培養装置の第3実施例を
示すブロック図である。
【図20】被培養物の他の実施例を示す図である。
【図21】被培養物の他の実施例を示す図である。
【図22】被培養物の他の実施例を示す図である。
【図23】被培養物の他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
2 培養ユニット 8 培養チャンバ 22 培養シート(伸縮性部材) 23 循環路(培養回路) 24 培養液 30 磁性体 32 マトリクス(被培養物) 32A、32B 培養体(被培養物) 38 電磁ストレッチャ(応力発生手段) 56 アクチュエータ(応力発生手段) 50、60 制御装置(制御手段) 522 CCDカメラ(撮影手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 培養液を循環させるチャンバと、 このチャンバに設置されて培養される被培養物と、 この被培養物に前記チャンバの外から引っ張り応力を作
    用させる応力発生手段と、 この応力発生手段に発生する前記引っ張り応力を断続、
    前記引っ張り応力の大きさを漸増又は漸減させる制御手
    段と、 を備え、前記被培養物に加えられる引っ張り応力を断続
    させるとともに、その応力を時間の経過とともに漸増又
    は漸減させることを可能にしたことを特徴とする細胞・
    組織培養装置。
  2. 【請求項2】 培養液を循環させるチャンバと、 このチャンバに被培養物とともに設置される伸縮性部材
    と、 この伸縮性部材を介して前記被培養物に前記チャンバの
    外から引っ張り応力を作用させる応力発生手段と、 この応力発生手段に発生する前記引っ張り応力を断続、
    前記引っ張り応力の大きさを漸増又は漸減させる制御手
    段と、 を備え、前記被培養物に加えられる引っ張り応力を断続
    させるとともに、その応力を時間の経過とともに漸増又
    は漸減させることを可能にしたことを特徴とする細胞・
    組織培養装置。
  3. 【請求項3】 前記応力発生手段は、前記被培養物又は
    前記伸縮性部材に取り付けた磁性体に磁力を作用させる
    電磁力発生装置で構成したことを特徴とする請求項1又
    は2記載の細胞・組織培養装置。
  4. 【請求項4】 前記伸縮性部材にシリコンラバーシート
    を用いていることを特徴とする請求項2記載の細胞・組
    織培養装置。
  5. 【請求項5】 前記チャンバが形成された培養ユニット
    が前記培養液を循環させる培養回路に着脱可能であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の細胞・組織培養装
    置。
  6. 【請求項6】 前記チャンバが形成された前記培養ユニ
    ットの一部又は全部を透明化するとともに、撮影手段を
    備えることにより、前記チャンバ内の前記被培養物を前
    記チャンバ外から撮影可能にしたことを特徴とする請求
    項1又は2記載の細胞・組織培養装置。
  7. 【請求項7】 前記被培養物は、シート状、筒状又は柱
    状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の細
    胞・組織培養装置。
  8. 【請求項8】 前記被培養物は、繊維状又は紐状の組織
    体を編み込んで伸縮性を備えたことを特徴とする請求項
    1記載の細胞・組織培養装置。
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