JP2003061007A - テレビジョンでのキャラクタ制御システム - Google Patents

テレビジョンでのキャラクタ制御システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビ画面上に表示されるキャラクタの言動
内容をテレビ放送の内容と関連付けて表示することがで
きると共に、キャラクタの言動内容の変化に応じた視聴
者からの応答操作情報などを通じて視聴者個人に合わせ
た有用な情報をテレビ放送中又は番組の録画再生中に提
供することが可能な、テレビジョンでのキャラクタ制御
システムを提供することにある。 【解決手段】 視聴者の操作に応答して動作するキャラ
クタをテレビ画面上に表示すると共に前記キャラクタの
言動内容を番組コンテンツの内容と関連付けて表示する
テレビジョンでのキャラクタ制御システムであって、テ
レビ放送局側のコンピュータから前記番組コンテンツの
変動情報をダウンロードする変動情報受信手段と、前記
ダウンロードされた変動情報を制御情報として前記キャ
ラクタの言動内容の変化を制御する言動制御手段とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョンの画
面上にキャラクタを表示してその言動内容をテレビ放送
の内容と関連付けて表示するようにしたテレビジョンで
のキャラクタ制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子遊戯機器の分野では、遊戯者
がゲーム装置の画面上のプレイキャラクタを操作して擬
似体験を行うゲームとして、例えばプレイキャラクタが
相手キャラクタと対戦を繰り返しながら成長していくタ
イプのいわゆるロールプレイング型のゲームが知られて
いる。また、近年、犬や猫などのペットを画面内で飼育
するようにした育成タイプのゲームが種々提案され、小
型の携帯型ゲーム装置等に搭載されて販売されている。
【0003】一方、テレビ機器の分野では、テレビ放送
を一方的に視聴者側に流すのではなく、双方向テレビを
利用した視聴者参加型の番組などが実現されつつある。
例えば、特開平8−255149号公報では、テレビ放
送局が番組内でアンケート、クイズ、試験などを放送
し、視聴者がオンラインで回答した情報を自動的に集計
するようにしたものが開示されている。
【0004】上述したように、電子遊戯機器の分野で
は、キャラクタが成長していくタイプのゲームとしてロ
ールプレイング型のゲームや育成型のゲームが数多く提
案され、販売されている。一方、テレビ機器の分野で
は、双方向テレビを利用した視聴者参加型の番組などが
提案され、実現されている。しかしながら、従来のテレ
ビ番組では、双方向の通信機能を利用したテレビ放送に
おいても、視聴者側に提供される情報は不特定多数の人
々を対象とした画一的な情報または全国平均的な情報で
あり、個々の視聴者に合わせた情報を提供することがで
きなかった。例えば、視聴者の操作に応答して動作する
キャラクタの動画像をテレビ放送の映像と共に表示し
て、そのキャラクタが視聴者個人に対して番組内でアド
バイスをしたり、放送内容に関連する話題で画面上での
キャラクタと視聴者とが会話をしたりなど、実質的に視
聴者個人に合わせた放送を行うタイプのものも実現され
ていなかった。また、ゲーム装置と双方向テレビは、個
々に商品化されているが、番組の中でゲームのように入
力情報を反映させてキャラクタを成長させながら番組コ
ンテンツを進行させていくタイプのものは実現されてい
なかった。
【0005】本発明は上述のような事情から成されたも
のであり、本発明の目的は、テレビ画面上に表示される
キャラクタの言動内容をテレビ放送の内容と関連付けて
表示することができると共に、キャラクタの言動内容の
変化に応じた視聴者からの応答操作情報などを通じて視
聴者個人に合わせた有用な情報をテレビ放送中又は番組
の録画再生中に提供することが可能な、テレビジョンで
のキャラクタ制御システムを提供することにある。詳し
くは、例えばテレビジョンの前の視聴者個人がテレビジ
ョンの中でキャラクタを飼い、テレビジョンのリモコン
(リモートコントローラ)の操作で会話したり、天気や
豆知識などの情報のアドバイスを受けたり、キャラクタ
からの情報で楽しみながら学習したりするといったこと
を可能にするテレビジョンでのキャラクタ制御システム
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、テレビジョン
でのキャラクタ制御システムに関するものであり、本発
明の上記目的は、視聴者の操作に応答して動作するキャ
ラクタをテレビ画面上に表示すると共に前記キャラクタ
の言動内容を番組コンテンツの内容と関連付けて表示す
るテレビジョンでのキャラクタ制御システムであって、
テレビ放送局側のコンピュータから前記番組コンテンツ
の変動情報をダウンロードする変動情報受信手段と、前
記ダウンロードされた変動情報を制御情報として前記キ
ャラクタの言動内容の変化を制御する言動制御手段とを
備えることによって達成される。
【0007】さらに、前記テレビ放送局側から視聴者装
置側に送られる複数種類のキャラクタの中から好みのキ
ャラクタを視聴者個人が選択できるようになっており、
前記キャラクタの言動内容は、前記視聴者個人によって
選択されたキャラクタに対応する言動内容が表示される
こと;前記言動制御手段は、前記制御情報及び前記キャ
ラクタに対する操作情報に基づいて前記キャラクタの言
動内容の変化を制御すること;前記制御情報及び前記キ
ャラクタに対する操作情報に基づいて前記視聴者の嗜好
に対する学習度を含む前記キャラクタの成長の変化を制
御する成長度合制御手段を備えること;前記変動情報を
蓄積して記録する変動情報記録手段を備え、前記言動制
御手段は、前記蓄積された変動情報を制御情報として前
記番組コンテンツの放送内容に対する前記キャラクタの
言動パターンを変更すること;前記変動情報が、時間,
地域,番組固有の情報を変動要素とした日々刻々変動す
る情報であること;によって、それぞれ一層効果的に達
成される。
【0008】また、前記番組コンテンツを表示する視聴
者側の装置がテレビジョンであって、前記キャラクタの
表示制御に係る手段を前記テレビジョンの受信装置に備
えること;前記操作情報を入力する手段がテレビチャン
ネルの切替操作及びデータ放送の操作が行えるテレビジ
ョンの操作情報入力装置であって、前記言動制御手段
は、前記操作情報入力装置からの操作情報に基づいて前
記キャラクタの言動内容を変化させるようになっている
こと;前記視聴者個人を識別するID、前記視聴者の居
住地域を含む個人情報、及び前記キャラクタの状態を示
す情報を視聴者情報として記憶媒体に記憶する視聴者情
報記憶手段を備え、視聴者側のサーバ、前記テレビジョ
ンの受信装置、又はテレビ放送局側のサーバの前記記憶
媒体に一時保存された視聴者情報に基づいて視聴者個人
向けの情報を配信し得るようにすること;前記記憶媒体
に一時保存された視聴者情報を、携帯型通信端末、イン
ターネット端末を含む視聴者側の装置から確認し得るよ
うにすること;前記番組コンテンツの放送中に表示され
る前記キャラクタからの問いかけメッセージに対する視
聴者からの応答操作による情報に基づいて前記視聴者個
人の嗜好を判断する嗜好判断手段を備え、前記視聴者個
人の嗜好に合わせた視聴者個人向けの情報を前記番組コ
ンテンツの放送中又は番組の録画再生中に提供するこ
と;によって、それぞれ一層効果的に達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るテレビ放送
局側のシステムと視聴者側の通信端末との接続構成の一
例を模式図で示している。テレビ放送局側のシステム
(以下、放送システムと言う)は、番組のスケジュール
情報に従って放送を制御するホストコンピュータ1、ラ
イブラリ映像等の放送用の映像を撮影するための撮像手
段2、放送に係る情報(番組のスケジュール情報,番組
コンテンツの情報,本発明に係るキャラクタ制御用ソフ
トウェア,視聴者情報等)を格納したデータベース及び
双方向通信を制御するサーバ等から構成され、視聴者側
の通信端末とは無線若しくは有線による所定の通信回線
網を介して接続されている。放送システムは、好ましい
実施の形態では、BS(Broadcasting Satellite),C
S(CommunicationSatellite),地上波デジタル放送及
びブロードバンドを利用した放送の双方向機能を用い、
双方向型のテレビ番組の提供が可能なシステムである。
本例では、番組コンテンツ等のデータ発信がパラボナア
ンテナ3を介して行われ、発信された番組コンテンツ等
のデータは、衛星を介して視聴者側の受信アンテナ4に
て受信され、また、視聴者側の通信端末とテレビ放送局
のデータ送受信が公衆回線等を介して行われ、視聴者参
加型の番組や、番組内のキャラクタを成長させながらテ
レビ番組を進行させていくことが可能な番組を提供でき
るように構成されている。
【0010】視聴者側の通信端末は、BSデータ放送の
場合は、例えばBSアンテナ4、内部に各種手段を持つ
テレビジョンの受信装置(本例ではBSチューナ)5、
アナログ画像/音声表示装置7、及び操作情報入力装置
(本例ではテレビジョンのリモートコントローラ)10
から構成される。なお、BSアンテナ4、BSチューナ
内蔵デジタル画像/音声表示装置6、操作情報入力装置
10を用いることも可能である。この場合は双方向通信
を実現するために、デジタル画像/音声表示装置6内に
ハードディスク(HD)などの補助記憶媒体、または別
にホームサーバを持つことがある。
【0011】図2は、本発明に係る各ソフトウェアの機
能構成及びBSチューナのハードウェア構成の一例を示
している。先ず、BSデータ放送及びキャラクタの制御
装置として機能するBSチューナの動作例を説明する。
放送衛星からの放送電波はBSアンテナ4によって受信
され、放送電波に含まれる当該チャンネルの副搬送波
は、チューナ5内の8PSK復調部15によりトランス
ポートストリーム(伝達情報流)に復調される。復調さ
れたトランスポートストリームは、トランスポートスト
リームデコード部16の処理により、映像、音声、キャ
ラクタ操作用データに分離され、映像ストリームは画像
出力装置21へ、音声ストリームは音声出力装置20へ
出力される。
【0012】BSデータ放送の受信時は、番組コンテン
ツ(本例では天気予報)の開始前にその番組コンテンツ
に対応するキャラクタ制御用ソフトウェアが記憶部12
あるいは不揮発性メモリ11等へ転送される。CPU1
3は、キャラクタ制御用ソフトウェアの実行、通常の映
像、音声の再生処理だけでなく、提示処理部19に対す
る文字図形の提示と同時に記憶部12上のデータを映像
デコード部18、音声デコード部17へ転送し、映像、
音声の再生処理を行うような処理をする。また、双方向
回線を用いたり、通常のテレビジョンの視聴よりもイン
タラクティブ(対話式)な動作が可能となる。
【0013】以下の実施の形態では、双方向通信機能を
用いてBSデータ放送により番組コンテンツを提供する
場合を例とし、また、その番組コンテンツの内容と関連
付けて進行させて行くキャラクタの言動パターンについ
ては、視聴者の操作に応答して動作するキャラクタをテ
レビ画面の中で育成するタイプのキャラクタの言動パタ
ーンを例として説明する。さらに、本発明に係るキャラ
クタ制御用ソフトウェアを実行するための装置として、
BSチューナを適用した場合を例とし、また、キャラク
タを反応させるための操作手段としては、テレビチャン
ネルの切替操作及びデータ放送の操作が行える操作情報
入力装置10であるテレビジョンのリモートコントロー
ラ(以下、リモコンと言う)を適用した場合を例として
説明する。
【0014】次に、本発明に係る主要なソフトウェアの
構成について説明する。本例では、キャラクタ制御用の
ソフトウェアは、テレビ放送システム側からBSチュー
ナ5内の記憶部12にダウンロードされる。このキャラ
クタ制御用のソフトウェアは、例えば図2中に示す各手
段31〜37としてコンピュータに機能させるためのプ
ログラム及びデータ(性格判定テーブル38,キャラク
タ制御データ39)から構成される。
【0015】すなわち、視聴者側の装置は、コンピュー
タに機能させるための手段として、天気予報や株価情報
等の番組コンテンツの日々刻々変動する変動情報等のソ
フトウェアをテレビ放送局側のコンピュータからダウン
ロードする「変動情報受信手段」31、ダウンロードさ
れた変動情報などを制御情報としてキャラクタの行動,
会話等の内容(以下、言動内容と言う)の変化等を制御
する「言動制御手段」32、操作情報入力装置10(本
例ではテレビジョンのリモコン)からの操作情報に基づ
いて視聴者の操作内容を認識する「操作内容認識手段」
33、上記変動情報及び上記操作情報入力装置10から
のキャラクタに対する操作情報に基づいて視聴者の嗜好
に対する学習度を含むキャラクタの成長の変化等を制御
する「成長度合制御手段」34、変動情報を蓄積して記
録する「変動情報記録手段」35、テレビ放送局側のコ
ンピュータとの間でインタラクティブに情報を送受信す
る「双方向通信制御手段」36を備えている。さらに、
視聴者個人を識別するための「個人識別手段」37、キ
ャラクタの性格を判定するための「性格判定テーブル」
38、当該キャラクタの表示データ,キャラクタ性格デ
ータ,キャラクタメッセージデータ,番組コンテンツの
変動情報等の「キャラクタ制御データ」39を備えてお
り、これらのキャラクタ制御用のソフトウェアは、本例
ではテレビ放送システム側からダウンロードされるよう
になっている。
【0016】なお、本発明で言う「変動情報」とは、番
組固有の情報,時間,地域を変動要素とした日々刻々変
動する情報であり、例えば、番組固有の情報を要素とす
る変動情報としては天気情報(気候の情報)や株価など
の数値データ、時間を要素とする変動情報としては日付
や時刻、その日の過去の出来事(終戦日など)に関する
情報、地域を要素とする変動情報としては都道府県や郵
便番号などの地域エリア情報である。
【0017】本発明に係る視聴者側の通信端末は、上記
のような各種の手段を備え、放送システムから放送され
る番組コンテンツの情報を画面上に表示すると共に、プ
ログラムを実行して上記画面上にキャラクタ等を合成若
しくは画面分割して表示できるように構成されている。
テレビ画面上に表示されるキャラクタは、番組独自のキ
ャラクタが例えば年齢層,性別などに応じて複数種類用
意されており、番組コンテンツを放送するテレビ放送局
側のコンピュータから視聴者側の通信端末にダウンロー
ド、あるいは電子メールにより配信されて提供される。
そして、提供された複数種類のキャラクタの中から好み
のキャラクタを視聴者個人が選択できるようになってい
る。前述の言動制御手段32は、好ましい実施の形態で
は、番組を特定する番組ID及び視聴者個人を識別する
視聴者ID(本例では、お父さんはn番、お母さんはm
番というように視聴者の装置内でユニークな視聴者I
D、あるいはサーバ内でユニークな視聴者ID)に対応
するキャラクタを制御対象とするようになっている。上
記の各種手段31〜37としてコンピュータに機能させ
るためのプログラムも、性格判定テーブル38,キャラ
クタ制御データ39と同様に、放送システムのホストコ
ンピュータ1若しくはサーバから視聴者側の通信端末の
記憶媒体(本例ではBSチューナ23内の記憶部12)
に予めダウンロードされる。
【0018】なお、本実施の形態では、放送システム側
から当該番組の開始時またはそれ以前にキャラクタ制御
用ソフトウェアを毎回ダウンロードする方式としてい
る。これは、現在需要のあるBSチューナ内部の記憶媒
体は主に電子的な一時記憶媒体(揮発性メモリ)である
からであり、デジタル画像表示/音声装置6でありHD
内蔵型テレビのような、補助記憶装置を持つ場合には一
番最初にダウンロードしたキャラクタ制御用ソフトウェ
アを再度読み出して用いることにより、2回目以降の放
送にも対応できる。但し、番組コンテンツに含まれる変
動情報(放送する毎に変動する情報)は毎回ダウンロー
ドする必要がある。以下に説明する実施例では、上記の
キャラクタを用いた番組を放送中又は番組の録画再生中
のみ実行可能とした場合を例としているが、番組の終了
後も実行可能とする形態では、例えば番組IDに対応さ
せて番組の変動情報や会話情報をBSチューナの記憶媒
体あるいは、テレビ放送局側又は視聴者側のサーバの記
憶媒体に記録しておき、その記録情報をもとにキャラク
タの言動を制御し得るようにしても良い。
【0019】上述のような構成において、本発明に係る
テレビ放送でのキャラクタ制御方法の一例を図3のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0020】先ず、番組コンテンツの開始前又は開始後
にその番組コンテンツに対応するキャラクタ制御用ソフ
トウェアを放送システム側から通信端末の記憶媒体(本
例ではBSチューナの記憶部)にダウンロードする。例
えば天気予報の場合、天気予報の番組に対応させて植
物,猫,カエル等の複数のキャラクタが設定されてお
り、当該キャラクタの表示データ,キャラクタ性格デー
タ,キャラクタメッセージデータ,番組コンテンツに含
まれる変動情報(本例では天気予報の変数/係数),キ
ャラクタ成長・反応制御プログラムがダウンロードされ
る(ステップS1)。ダウンロード後、キャラクタ成長
・反応制御プログラム(以下、キャラクタ制御プログラ
ムと言う)が起動される。キャラクタ制御プログラムで
は個人情報が登録されているか否か判定し(ステップS
2)、登録されている場合はステップS4に移行し、登
録されていない場合、すなわち初めての場合は、個人情
報の登録用画面をテレビ画面上に表示して視聴者に個人
情報の登録を促す。
【0021】登録する個人情報は、年齢,性別,居住地
域(住所や郵便番号),氏名,趣向,家族構成等の情報
であり、キャラクタの性格(言動,成長度合などを決定
する要素)の初期値としても使用される。キャラクタの
言動や成長に係るパラメータとしては、上記個人情報、
及び上記ステップS1でダウンロードされた変動情報の
他に、キャラクタと視聴者との間の問いかけ,応答によ
る会話情報に基づいて決定されるキャラクタの学習度な
どがある。なお、ここで言う会話情報とは、例えば、番
組内容に係る視聴者への問いかけメッセージをキャラク
タの吹き出し等により表示して視聴者に応答を促し、リ
モコン操作によるメニューの選択又は文字入力により視
聴者が応答し、その応答結果に応じて次の問いかけメッ
セージを決定して表示すると言うように、番組の中でキ
ャラクタを通して行われるキャラクタと視聴者との間の
会話に関する情報である。
【0022】登録/更新された個人情報(会話情報を含
む)は、会話による番組の展開やキャラクタの言動内容
の制御に利用する他に、例えば、放送システムからの個
人向け情報の伝送用に用いられる。例えば、視聴者個人
を識別する情報(視聴者IDや名前)、居住地域、アク
セス記録(アクセスした日付と時間)、個人状態情報
(キャラクタの状態を示す情報)が個人情報としてサー
バに記憶され、視聴者向けの情報を配信する際や、携帯
型通信端末,インターネット端末を含む視聴者側の装置
からキャラクタの状態を確認する際に使用される。サー
バを介して配信される視聴者向けの情報は、キャラクタ
と視聴者との間の会話情報や上記の個人情報に基づいて
判定される視聴者個人向けの情報であり、例えば、子
供,若者,主婦,一般成人向けなどの性別,年齢等を要
素とする情報、居住地域を要素とする情報、視聴者の嗜
好を要素とする情報である。
【0023】登録された個人情報は、視聴者IDに対応
して通信端末の記憶媒体(或いは放送システムのサーバ
の記憶媒体)に記憶される。ここで言う視聴者IDと
は、テレビの前の視聴者を識別するためのIDであり、
会話型の番組コンテンツの場合は、視聴者の装置内でユ
ニークな視聴者ID、あるいはサーバ内でユニークな視
聴者ID(視聴者の装置を特定するID+家族メンバー
ID等)である。なお、視聴者が家族など複数の場合
は、視聴者毎に個人情報を登録する。個人情報の登録が
完了すると(ステップS3)、視聴者個人を識別するた
めの個人識別用プログラム、キャラクタの性格を判定す
るための性格判定テーブルをダウンロードする(ステッ
プS4)。
【0024】放送の開始時には、番組スタートを示す制
御情報が放送システムから視聴者側の通信端末(本例で
はBSチューナ)に送信され、番組がスタートする(ス
テップS5)。通信端末の制御部では、番組スタート時
に個人識別用プログラムを実行し、テレビの前の視聴者
を上記ステップS3で付与された視聴者IDの入力によ
って識別し、視聴者IDに対応する個人情報を更新(初
期設定)する。そして、放送システムからの映像を表示
すると共に、視聴者IDに対応するキャラクタをテレビ
画面上に表示する(ステップS6)。そして、放送シス
テムから番組エンドを示す制御信号によって当該番組の
放送が終了したか否かを判定し(ステップS7)、放送
中であれば、以下の処理を繰返す。
【0025】先ず、初めてキャラクタ操作が実行された
場合、あるいは、視聴者により当該キャラクタ(本例で
は、ペットを育成する型のキャラクタ)の成長記録がリ
セットされている場合は、キャラクタの性格を示すキャ
ラクタ性格データの初期値を設定する。なお、ここで言
う「性格」とは、成長度合(学習度,形体,容姿,動作
等に現れる成長度合),言動内容などを決定する要素を
まとめた用語として用いている。性格を判定するための
性格判定テーブルには、例えば、キャラクタの成長度
合、言動内容等を決定するためのアルゴリズムがキャラ
クタ毎に登録されている。上記アルゴリズムは、例え
ば、キャラクタの性格の初期値,視聴者の個人情報,上
記ステップS1でダウンロードした変動情報,視聴者の
キャラクタに対するリモコン操作の情報,カレンダ情
報,時刻情報等を係数/変数とした関数が使用され、初
めてキャラクタ操作が実行された場合には初期の性格が
設定される。
【0026】以降、上記のような性格判定テーブルを用
いて、リモコン操作の情報等の変数に応じてキャラクタ
の性格の変化を示す値を決定し、当該視聴者に対応する
キャラクタのキャラクタ性格データを更新する(ステッ
プS8)。続いて、ボタン入力(リモコン操作の情報入
力)があるか否かを判定し(ステップS9)、リモコン
操作の情報入力が無い場合、すなわち、番組コンテンツ
に係るキャラクタへの問いかけに対する応答や、双方通
信での問いかけに対する応答、番組コンテンツの変動情
報に関連するメッセージに対する反応(キャラクタへの
指示)など、所定時間内にキャラクタに対する反応デー
タの入力が無かった場合には、上記ステップS7に戻
り、放送が終了していない場合はステップS8の処理に
移行し、キャラクタ性格データの更新処理を実行する。
ここでのキャラクタ性格データの更新処理としては、例
えば学習度が下がったり、元気が無くなったりするな
ど、画面上のキャラクタの言葉,表情,行動等の言動内
容に現われるように、また、成長度合が変化するように
当該パラメータを更新する。キャラクタの学習度として
は、視聴者の嗜好に対するキャラクタの学習度が含まれ
る。例えば、嗜好に係るキャラクタからの問いかけ/応
答による視聴者とキャラクタとの間の会話情報に基づい
て視聴者の嗜好が判定されると共に、視聴者の嗜好に対
するキャラクタの学習度が判定されて記録される。
【0027】一方、上記ステップS9において、ボタン
入力による反応データの入力があった場合には、性格判
定テーブルを用いて、ボタン操作の情報等の変数に応じ
てキャラクタメッセージを決定して画像及び音声データ
を更新し(ステップS10)、上記ステップS6に移行
してキャラクタの言動内容を変化させる映像を表示す
る。そして、上記ステップS6からS10の処理が繰返
され、放送が終了したのであれば、テレビ放送でのキャ
ラクタ制御の処理を終了する。なお、キャラクタ制御の
更新データはBSチューナ内の記憶媒体又はデジタル画
像/音声表示装置6内にハードディスク(HD)などの
補助記憶媒体、若しくはテレビ放送局側のサーバ等の記
憶媒体に記録される。次回の番組の放送の際には更新デ
ータを用いて、キャラクタを成長させて行く。
【0028】以下、具体例を例として説明する。本発明
では、番組コンテンツの変動情報をキャラクタの制御パ
ラメータとして、テレビ画面上のキャラクタの言動内容
を番組内容と関連付けて表示する制御を行うようにして
いるが、以下、番組コンテンツが天気予報である場合を
例として説明する。
【0029】天気予報の番組コンセプトとしては、天気
予報を「もっと身近に」をテーマに、BSデータ放送の
双方向通信等の機能を利用して、「遊べる」を中心に、
「使える」、「役に立つ」の3つのキーワードで情報を
提供する「新しい天気予報」である。提供する天気予報
の情報は、例えば一回当たり10分から30分の番組と
して、毎日複数回提供する。一例としては、朝は出社
前、登校前の視聴者に一日の行動の指針になる天気情報
(会社員、子供向けの天気情報)を提供し、昼は主婦層
に密着した天気情報(主婦層向けの天気情報)を提供
し、夜は明日の天気に役立つ天気情報(一般成人向けの
天気情報)を提供し、深夜は、明日の朝の出勤時に必要
な天気情報を提供(若者向けの天気情報)を提供すると
いうように、時間帯によってターゲットに合った天気予
報を提供し、また、朝・昼・夜・深夜というように複数
のゾーンにより一日を通して天気に係る情報をグローバ
ルに紹介する。
【0030】図4(A)〜(C)は、天気予報の番組に
対応して設定されたキャラクタの具体例を示しており、
テレビジョンモニタに同図のような番組独自のキャラク
タが現われる。本例では、図4(A)が子供向けのお姉
さんタイプのキャラクタの例、同図(B)がお母さん向
けのしっかり主婦タイプのキャラクタの例、同図(C)
がお父さん向けの物知りタイプの例であり、視聴者個人
が選択して所望のキャラクタを指定することができる。
そして、テレビの中の「バーチャルペット」として、自
分のペットを育てるような感覚を楽しむことができる。
キャラクタは、リモコンの操作に応答して言動内容が変
化し、また、天気情報の内容に応じて言動内容(表情を
含む動作やメッセージの内容)が変化する。キャラクタ
の気分はその日の天気次第であり、天気に応じてキャラ
クタ(本例ではペット)が視聴者(飼主)に対して多彩
な質問やお願いを出し、例えば丁寧に接しないと、ペッ
トの機嫌が悪くなるようにする。
【0031】このように、テレビ放送局が流す天気予報
や株価データなどの日々更新される変動情報と、視聴者
がキャラクタにリモコンで入力してきたキャラクタへの
反応データによって、テレビの前の視聴者個人が指定し
たキャラクタがテレビの中であたかも実際に住んでいる
かのような反応を示すように制御する。また、番組内の
BGM(Back Ground Music)は視聴者が選択可能と
し、視聴者の好みの音楽を配信して番組中にBGMとし
て流す。また、朝・昼・夜・深夜などの複数のゾーンに
よって、子供向け、主婦層向け、一般向け、若者向けと
言うように、時間帯や視聴者個人のイメージに合った音
楽を配信して流す。
【0032】これらの制御は、本例ではキャラクタ制御
プログラムによって制御する。例えば、天気予報の場合
は、天気情報(雨、くもり、快晴、湿度、温度、風力等
の変動情報)及びキャラクタへの反応情報(或いはいず
れか一方の情報)に基づいて、キャラクタの言動内容を
天気予報の内容(ダウンロード時の情報、或いは蓄積記
録した所定期間の情報)と連動させて表示し、株価情報
の場合は、株価情報(東証平均株価、前日比、各銘柄の
株価等の変動情報)及びキャラクタへの反応情報(或い
はいずれか一方の情報)に基づいて、同様に連動させて
表示する。また、キャラクタの言動内容は、視聴者が登
録した個人情報に応じて表示メッセージが決定され、例
えば、子供を想定したキャラクタは、情操教育に役立つ
ような発言や行動を取る。
【0033】図5(A)〜(E)は、視聴者が子供の場
合を想定したキャラクタの言動内容の例を示している。
本例ではキャラクタの種類に応じてキャラクタの性格や
キャラクタの言動パターンの変化を決定してストーリー
を進行させるようににしている。例えば図5(A)に示
すように、天気情報の履歴(過去数日間の天気情報と当
日の天気情報)から例えば「最近雨が降ってないなあ…
そういえば、お花、大丈夫かな?」と言うように、当該
キャラクタ独自の用語「本例では“お花”」を入れて現
在までの所定期間の天気を示すメッセージをキャラクタ
に発言させる。その状態で視聴者がリモコンで応答操作
をした場合には、例えば図5(B)に示すように、枯れ
かけた“お花”のキャラクタを表示する。
【0034】図5(B)の表示に続いて、例えば図5
(C)中に示すように、キャラクタとの会話に係るメニ
ューを表示して、キャラクタへの反応データの入力を視
聴者に対して促す。その状態で例えば図5(C)中の
「お水」、「入れる」がリモコン操作で応答された場合
は、枯れそうな状態から元気な状態へとキャラクタ
(花)の感情度合を遷移させ、図5(D)中に示すよう
に、キャラクタの表情を変えると共にキャラクタからの
お礼を示すメッセージを表示する。また、カレンダ情報
と天気情報に基づいて季節に応じたメッセージを表示す
る。例えば、冬は乾燥しがちのため、とくに湿度の低い
日には、キャラクタを通じて、図5(E)中に示すよう
に、うがいの大切さを呼びかけたりする。
【0035】上記の例の如く、子供向けのキャラクタの
場合は、情操教育や学習に役立つ表示内容とする。ま
た、ゴルフをするには…、釣りをするには…、洗濯をす
るには…、スキーをするには…、お肌を守るには…、と
うように目的別の天気予報をキャラクタの言動を通じて
提供する。例えば主婦層向けのキャラクタの場合は、
「洗濯予報」、「外出予報」、「園芸予報」などのメニ
ューが表示され、該当のメニューが洗濯されると、その
日の最新の天気予報の情報、現在の時刻、キャラクタの
性格等の係数/変数情報に基づいて当該キャラクタの表
示メッセージを決定し、テレビ画面上に表示する。例え
ば「洗濯予報」の場合は、上記係数/変数情報から求め
た洗濯指数に応じて表示メッセージを決定し、「今日は
湿度が高く、午後の天気は曇りの見込みですので、乾き
やすい物を選択しましょう」と言うような洗濯に係る情
報をキャラクタの吹き出し若しくは音声で表示し、「外
出予報」の場合は、「夕方の天気は雨の見込みですの
で、お出かけの際は傘をお忘れなく」と言うような外出
に係るメッセージを表示することで、視聴者の生活に密
着した情報を提供する。
【0036】なお、本実施の形態では、視聴者個人が複
数種類の中からキャラクタを選択して指定する場合を例
としているが、登録された性別,年齢,家族構成等の個
人情報に応じてその人向けのキャラクタを自動的に複数
決定して表示し、その中から指定させるようにしても良
い。また、視聴者個人に対応するキャラクタは、視聴者
の操作に応じてキャラクタの形状的な成長度合いを変化
させる他に、学習機能を持たせて知能的な成長度合いを
変化させるようにするのが好ましく、さらに、固定的で
はなく、時間や曜日でキャラクタを他のキャラクタに替
えたり、時には、別の曜日や時間のキャラクタが遊びに
来るイベントを発生させたりするようにしても良い。
【0037】次に、放送システム側との双方向通信を利
用して、会話形式で個人向けの番組コンテンツを提供す
る方法について具体例を示して説明する。
【0038】番組コンテンツが天気予報の場合、視聴者
の最も知りたい地域の天気情報を詳細まで紹介する。方
法としては、例えば全国を150箇所(例えば市町村を
グループ化したエリア)に分割すると言うように、ピン
ポイントで天気予報を紹介する。キャラクタは、例え
ば、分割した150箇所にそれぞれ異なるキャラクタを
配置すると言うように、視聴者個人が指定したキャラク
タ(ペット)以外のキャラクタを最小分割エリアにそれ
ぞれ配置し、分割エリアに対応するキャラクタをペット
と共に若しくは単独で表示する。例えば、視聴者が指示
した場所によって、様々なキャラクタが遊びに来てくれ
ると言うように当該分割エリアのキャラクタを表示す
る。出会ったキャラクタは視聴者端末の記録媒体に保存
され、コレクションアイテムとすることもできる。ま
た、番組を会員制とした形態では、会員情報としてコレ
クションアイテムの情報を放送システム側のサーバに保
存し、サーバを介して他の視聴者とのアイテム交換も可
能としている。
【0039】図6は、天気予報の表示画面の一例で、中
国四国地方の天気予報の画面例を示している。本例で
は、都道府県単位の選択メニューを表示し、キャラクタ
の案内メッセージに従ってリモコン操作で所望の都道府
県を選択すると、該当の都道府県の天気予報が表示され
るようになっている。そして、更に該当の都道府県の地
図上で分割エリアを指示あるいは分割エリアの選択メニ
ューから選択して指示すると、該当の分割エリアの天気
予報が表示されるようになっている。本例では、全国地
図を初期画面として表示し、視聴者が全国地図から地方
を選択し、地方地図から県を選択し、更に県地図から地
域(分割エリア)を選択する形態としている。なお、初
期画面としては、登録された個人情報(住所を要素とす
る情報)に基づいて当該都道府県あるいは最小分割エリ
アの天気予報の画面を自動的に表示するようにしても良
い。
【0040】また、図7に示すように、「天気予報」、
「ペット」、「豆知識」、「お天気占い」のメニューを
設け、放送システムから受信した変動情報、個人情報等
に応じてキャラクタの言動内容を決定し、該当のメッセ
ージを表示する。例えば、「豆知識」のメニューが選択
された場合、暑い日の場合、注意として、「“熱射病”
に気をつけましょう」、「熱射病は、帽子を被らずに炎
天下で直射日光を浴びる……」、あるいは、「直射日光
は“お肌”の大敵!」、「真夏の太陽を浴びると、紫外
線によりメラニン色素が……」と言うように、役に立つ
情報を紹介する。「お天気占い」のメニューは、例えば
視聴者の個人情報とその日の天気との相性などからコン
ピュータ占いを実行し、番組の最後で占いの結果を紹介
する。
【0041】なお、上述した実施の形態では、テレビ放
送の受信機能を有する通信端末としては、テレビジョン
/BSチューナを用い、ソフトウェアを実行するための
CPUを有する装置としてはBSチューナを用い、キャ
ラクタを反応させるための操作手段としてはテレビジョ
ンのリモコンを用いた場合を例として説明したが、テレ
ビ放送受信機能(好ましくは双方向テレビの機能)を有
する通信端末(携帯電話、パーソナルコンピュータ等な
ど)であれば良く、一体型や分離型などの装置構成や実
行媒体を限定するものではない。
【0042】また、キャラクタの「言動内容」という用
語は、本発明においては、「行動並びに会話」だけを言
うものではなく、「言葉づかい」、「形状」、「形状の
態様」、「吹出しの文字の大きさ」等、キャラクタの表
示形態に係るものを全て含む用語である。また、対象と
なる番組コンテンツは、連続的に変動する情報を含む天
気予報や株価情報等のコンテンツに限るものではなく、
断続的に変動する情報を含むコンテンツであっても良
い。また、BSデータ放送により番組コンテンツを提供
する場合を例として説明したが、BSデータ放送に限る
ものではなく、CS,地上波デジタル放送、ブロードバ
ンドを利用した放送等に利用することができる。
【0043】さらに、上述した実施の形態では、キャラ
クタの言動内容を番組コンテンツの内容と関連付けてテ
レビ番組の放送中又は番組の録画再生中に表示する場合
を例として説明したが、テレビの前だけでなく、どこで
もキャラクタとの会話を楽しめ、キャラクタの状態を示
す情報などをいつでも取得できるようにしても良い。す
なわち、視聴者個人を識別するID、視聴者の居住地域
を含む個人情報、及びキャラクタの状態を示す情報を視
聴者情報として、視聴者側のサーバ、テレビジョンの受
信装置、又はテレビ放送局側のサーバのいずれかの装置
の記憶媒体(内蔵型の記憶媒体又はメモリカード等の着
脱可能な記憶媒体を含む外部記憶媒体)に記憶する視聴
者情報記憶手段を備え、携帯電話等の携帯型通信端末や
インターネット端末を含む視聴者装置から上記装置の記
憶媒体に一時保存された視聴者情報、またはその視聴者
情報に基づいて生成された視聴者個人向けの情報を取得
し、キャラクタの状態などを確認したり、キャラクタと
の会話を楽しんだり、キャラクタを育成して楽しんだり
できるようにしても良い。
【0044】また、視聴者の個人情報に基づき、また視
聴者とキャラクタとの間の日々の会話情報(例えばキャ
ラクタからの嗜好に係る問いかけメッセージに対する視
聴者の応答操作の情報)から視聴者個人の嗜好を判断
し、嗜好に合わせた有用な情報を番組コンテンツの放送
中若しくは放送終了後に配信するようにしても良い。さ
らに、キャラクタを使ったCM(コマーシャル)で、個
人の嗜好に合わせたCM情報を配信する形態とすること
で、より効果的なCM展開が期待できる。また、キャラ
クタとの会話を通じて日々の予定を記憶させるようにす
ることによって、有能な秘書をテレビ画面内で雇うこと
が可能となる。
【0045】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、テレビ放送の番組コンテンツの変動情報をパラメー
タとしてキャラクタの言動内容を制御するようにしてい
るので、テレビ画面上に表示されるキャラクタの言動内
容をテレビ放送の内容と関連付けて表示することができ
る。また、従来の番組では画一的な情報又は全国平均的
な情報しか配信することができなかったが、本発明によ
れば、視聴者個人の情報に基づき、またキャラクタと視
聴者との間の日々の会話情報から視聴者個人の嗜好に合
わせたより有用な情報をテレビ放送中又は番組の録画再
生中に提供することが可能となる。さらに、視聴者の年
代,性別,家族構成等の個人情報に応じたキャラクタを
選択することができ、そのキャラクタに対応する言動内
容が表示されるので、視聴者個人に合った言動内容を表
示することができる。さらに、番組コンテンツの変動情
報や視聴者の操作情報に応じてキャラクタの成長の変化
を制御することで、番組の中でゲームのように入力情報
を反映させてキャラクタを成長させながら、試聴者個人
向けの番組コンテンツを進行させて行くことが可能とな
る。
【0046】そのため、例えばテレビジョンの前の視聴
者個人がテレビジョンの中でキャラクタを飼い、テレビ
ジョンのリモコンの操作で会話したり、天気や豆知識な
どの情報のアドバイスを受けたり、キャラクタからの情
報で楽しみながら学習したりするといったことが可能と
なる。また、キャラクタを通じて視聴者個人向けの情報
を提供することができるので、子供たちへの日々の習慣
づけた学習が可能になり、また、テレビジョン自体が独
り暮しのお年寄りなどの会話の相手となることが可能に
なるなど、視聴者個人に合わせた様々な形態のテレビ放
送を提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテレビ放送局側の放送システムと
視聴者側の通信端末との接続構成の一例を示す模式図で
ある。
【図2】本発明に係る各ソフトウェアの機能構成及びB
Sチューナのハードウェア構成の一例を示すブロック図
である。
【図3】本発明に係るテレビ放送でのキャラクタ制御方
法を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明に係るキャラクタの具体例を示す図であ
る。
【図5】本発明に係るテレビ放送でのキャラクタ制御方
法を説明するための模式図である。
【図6】本発明に係る表示画面の第1の例である。
【図7】本発明に係る表示画面の第2の例である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 撮像手段 3 パラボナアンテナ 4 BSアンテナ 5 BSチューナ 6 デジタル画像/音声表示装置 7 アナログ画像/音声表示装置 10 操作情報入力装置 11 不揮発性メモリ(NVRAM) 12 記憶部 13 中央制御装置(CPU) 14 モデム 15 8PSK復調部 16 トランスポートストリーム(TS)デコード部 17 音声デコード部 18 映像デコード部 19 提示処理部 20 音声出力装置 21 画像出力装置 22 システムバス 23 BSチューナ(受信装置) 31 変動情報受信手段 32 言動制御手段 33 操作内容認識手段 34 成長度合制御手段 35 変動情報記録手段 36 双方向通信制御手段 37 個人識別手段 38 性格判定テーブル 39 キャラクタ制御データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/08 H04N 17/00 Z 7/081 5/92 H 7/16 7/08 Z 17/00 (72)発明者 井上 光晴 東京都中野区中野二丁目19番2号 中野第 1OSビル 3F 株式会社ジャパンヴィ ステック内 (72)発明者 木下 真也 東京都中野区中野二丁目19番2号 中野第 1OSビル 3F 株式会社ジャパンヴィ ステック内 (72)発明者 向井 幹尚 東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号 株 式会社メガポート放送内 (72)発明者 楢崎 幸久 東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号 株 式会社メガポート放送内 Fターム(参考) 5C025 BA25 BA27 BA28 CA02 CA09 CB10 DA01 DA05 5C053 FA20 FA29 JA01 JA21 JA30 KA04 KA05 KA24 LA06 LA14 5C061 BB07 5C063 AA01 AB03 AB05 AC01 AC05 AC10 CA23 CA36 DA01 DA07 DA13 DB10 5C064 BA01 BB10 BC18 BC23 BD02 BD03 BD08 BD09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視聴者の操作に応答して動作するキャラ
    クタをテレビ画面上に表示すると共に前記キャラクタの
    言動内容を番組コンテンツの内容と関連付けて表示する
    テレビジョンでのキャラクタ制御システムであって、テ
    レビ放送局側のコンピュータから前記番組コンテンツの
    変動情報をダウンロードする変動情報受信手段と、前記
    ダウンロードされた変動情報を制御情報として前記キャ
    ラクタの言動内容の変化を制御する言動制御手段とを備
    えたことを特徴とするテレビジョンでのキャラクタ制御
    システム。
  2. 【請求項2】 前記テレビ放送局側から視聴者装置側に
    送られる複数種類のキャラクタの中から好みのキャラク
    タを視聴者個人が選択できるようになっており、前記キ
    ャラクタの言動内容は、前記視聴者個人によって選択さ
    れたキャラクタに対応する言動内容が表示されるように
    なっている請求項1に記載のテレビジョンでのキャラク
    タ制御システム。
  3. 【請求項3】 前記言動制御手段は、前記制御情報及び
    前記キャラクタに対する操作情報に基づいて前記キャラ
    クタの言動内容の変化を制御するようになっている請求
    項1又は2に記載のテレビジョンでのキャラクタ制御シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記制御情報及び前記キャラクタに対す
    る操作情報に基づいて前記視聴者の嗜好に対する学習度
    を含む前記キャラクタの成長の変化を制御する成長度合
    制御手段を備えた請求項1乃至3のいずれかに記載のテ
    レビジョンでのキャラクタ制御システム。
  5. 【請求項5】 前記変動情報を蓄積して記録する変動情
    報記録手段を備え、前記言動制御手段は、前記蓄積され
    た変動情報を制御情報として前記番組コンテンツの放送
    内容に対する前記キャラクタの言動パターンを変更する
    ようになっている請求項1乃至4のいずれかに記載のテ
    レビジョンでのキャラクタ制御システム。
  6. 【請求項6】 前記変動情報が、時間,地域,番組固有
    の情報を変動要素とした日々刻々変動する情報である請
    求項1乃至5のいずれかに記載のテレビジョンでのキャ
    ラクタ制御システム。
  7. 【請求項7】 前記番組コンテンツを表示する視聴者側
    の装置がテレビジョンであって、前記キャラクタの表示
    制御に係る手段を前記テレビジョンの受信装置に備えた
    請求項1乃至6のいずれかに記載のテレビジョンでのキ
    ャラクタ制御システム。
  8. 【請求項8】 前記操作情報を入力する手段がテレビチ
    ャンネルの切替操作及びデータ放送の操作が行えるテレ
    ビジョンの操作情報入力装置であって、前記言動制御手
    段は、前記操作情報入力装置からの操作情報に基づいて
    前記キャラクタの言動内容を変化させるようになってい
    る請求項3乃至7のいずれかに記載のテレビジョンでの
    キャラクタ制御システム。
  9. 【請求項9】 前記視聴者個人を識別するID、前記視
    聴者の居住地域を含む個人情報、及び前記キャラクタの
    状態を示す情報を視聴者情報として記憶媒体に記憶する
    視聴者情報記憶手段を備え、視聴者側のサーバ、前記テ
    レビジョンの受信装置、又はテレビ放送局側のサーバの
    前記記憶媒体に一時保存された視聴者情報に基づいて視
    聴者個人向けの情報を配信し得るようにした請求項1乃
    至8のいずれかに記載のテレビジョンでのキャラクタ制
    御システム。
  10. 【請求項10】 前記記憶媒体に一時保存された視聴者
    情報を、携帯型通信端末、インターネット端末を含む視
    聴者側の装置から確認し得るようにした請求項1乃至9
    のいずれかに記載のテレビジョンでのキャラクタ制御シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 前記番組コンテンツの放送中に表示さ
    れる前記キャラクタからの問いかけメッセージに対する
    視聴者からの応答操作による情報に基づいて前記視聴者
    個人の嗜好を判断する嗜好判断手段を備え、前記視聴者
    個人の嗜好に合わせた視聴者個人向けの情報を前記番組
    コンテンツの放送中又は番組の録画再生中に提供するよ
    うになっている請求項1乃至10のいずれかに記載のテ
    レビジョンでのキャラクタ制御システム。
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