JP2016019077A - 環境適応型映像生成装置、データフォーマット、プログラムおよび環境適応型映像生成方法 - Google Patents

環境適応型映像生成装置、データフォーマット、プログラムおよび環境適応型映像生成方法 Download PDF

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伸也 高山
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Abstract

【課題】利用環境に適応したエージェントの映像を生成する。【解決手段】本発明の環境適応型映像生成装置は、利用環境に適応した映像を生成する環境適応型映像生成装置であって、利用環境を示す利用環境データを取得する環境データ入力部10−1と、前記取得した利用環境データに基づいて、メディア表現を生成するための生成パラメータを決定する生成パラメータ決定部10−2と、前記決定された生成パラメータに基づいて、映像データを生成する映像生成部10−3と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、利用環境に適応したエージェントの映像を生成する技術に関する。
従来から、エージェント等のCGコンテンツ、音声、背景図、字幕等、多種多様のメディアを組み合わせた映像を利用して情報提示や教育を行う技術が知られている。例えば、特許文献1に開示されている技術は、エージェントとユーザとのやり取りの方法を、ユーザの成績や資料の特徴等に適応させて決定する。
また、特許文献2に開示されている技術では、資料の特徴や台本の記述に適応させたエージェントの映像を生成する。
特表2000−511304号公報 特開2012−079150号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、ユーザとのやり取りの方法を適応させるが、エージェントの外見等のメディア表現を適応させることはできない。この「メディア表現」とは、本明細書では、エージェントの外見、表情、身振り手振り、衣服、喋り方、話速、説明資料・字幕の表示等の映像を司る各種メディアにおける表現方法の事をいう。
また、特許文献2に開示されている技術では、資料の特徴や台本の記述に応じて適応されるが、画面の解像度等の利用環境に応じて適応することはできない。また、何れの技術を用いても、ユーザ1人1人の利用環境に適応させた映像を生成することができない。このため、例えば、高性能の端末での利用を想定して予め映像を生成したが、高性能ではない端末を所持しているユーザが含まれていることが分かった場合、映像を初めから再生成しなければならないといった不都合が発生してしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、利用環境に適応した映像を生成することができる環境適応型映像生成装置、データフォーマット、プログラムおよび環境適応型映像生成方法を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の環境適応型映像生成装置は、利用環境に適応した映像を生成する環境適応型映像生成装置であって、利用環境を示す利用環境データを取得する環境データ入力部と、前記取得した利用環境データに基づいて、メディア表現を生成するための生成パラメータを決定する生成パラメータ決定部と、前記決定された生成パラメータに基づいて、映像データを生成する映像生成部と、を備えることを特徴とする。
このように、利用環境を示す利用環境データを取得し、取得した利用環境データに基づいて、メディア表現を生成するための生成パラメータを決定し、決定された生成パラメータに基づいて、映像データを生成するので、利用環境を入力すれば、いつ、どこであっても、ユーザに応じた映像を常に提供することが可能となる。
(2)また、本発明の環境適応型映像生成装置は、前記取得した利用環境データに基づいて、前記生成された映像データを配信するための配信パラメータを決定する配信パラメータ決定部を更に備えることを特徴とする。
このように、取得した利用環境データに基づいて、生成された映像データを配信するための配信パラメータを決定するので、ユーザ1人1人の利用環境に適応させた映像を簡単に生成することが可能となる。
(3)また、本発明の環境適応型映像生成装置は、前記決定された配信パラメータに基づいて、前記生成された映像データを配信する映像配信部を更に備えることを特徴とする。
このように、決定された配信パラメータに基づいて、生成された映像データを配信するので、ユーザの利用環境に適応させた映像を確実に配信することが可能となる。
(4)また、本発明の環境適応型映像生成装置は、利用環境を測定し、利用環境データを出力する環境測定部を更に備えることを特徴とする。
このように、利用環境を測定し、利用環境データを出力するので、ユーザ1人1人の利用環境に適応させた映像を簡単に生成することが可能となる。
(5)また、本発明の環境適応型映像生成装置において、前記利用環境は、映像を再生する装置の仕様、配信装置の仕様、ユーザの属性、利用用途、気象状況、顧客優先度の少なくとも一つであることを特徴とする。
この構成により、ユーザの利用環境を入力すれば、いつ、どこであっても、ユーザに応じた映像を常に提供することが可能となる。
(6)また、本発明の環境適応型映像生成装置において、前記メディア表現は、任意のエージェントのアニメーション、前記エージェントの衣服の画像、前記エージェントの台詞、前記エージェントの話速、前記エージェントと伴って表示される説明資料または字幕の表示有無、前記説明資料または字幕の大きさ、映像データの編集における切出区間の少なくとも一つであることを特徴とする。
この構成により、そのユーザに印象的かつ分かり易く、違和感のない映像を提供することが可能となる。
(7)また、本発明のデータフォーマットは、上記(1)から(6)のいずれかに記載の環境適応型映像生成装置で生成され、前記生成パラメータを定めることを特徴とする。
この構成により、ユーザ1人1人の利用環境に適応させた映像を簡単に生成することができる。
(8)また、本発明のデータフォーマットは、上記(1)から(6)のいずれかに記載の環境適応型映像生成装置で生成され、前記配信パラメータを定めることを特徴とする。
この構成により、ユーザの利用環境に適応させた映像を確実に配信することが可能となる。
(9)また、本発明のプログラムは、利用環境に適応した映像を生成するプログラムであって、利用環境を示す利用環境データを取得する処理と、前記取得した利用環境データに基づいて、メディア表現を生成するための生成パラメータを決定する処理と、前記決定された生成パラメータに基づいて、映像データを生成する処理と、の一連の処理を、コンピュータに実行させることを特徴とする。
このように、利用環境を示す利用環境データを取得し、取得した利用環境データに基づいて、メディア表現を生成するための生成パラメータを決定し、決定された生成パラメータに基づいて、映像データを生成するので、利用環境を入力すれば、いつ、どこであっても、ユーザに応じた映像を常に提供することが可能となる。
(10)また、本発明の環境適応型映像生成方法は、利用環境に適応した映像を生成する環境適応型映像生成方法であって、利用環境を示す利用環境データを取得するステップと、前記取得した利用環境データに基づいて、メディア表現を生成するための生成パラメータを決定するステップと、前記決定された生成パラメータに基づいて、映像データを生成するステップと、を少なくとも含むことを特徴とする。
このように、利用環境を示す利用環境データを取得し、取得した利用環境データに基づいて、メディア表現を生成するための生成パラメータを決定し、決定された生成パラメータに基づいて、映像データを生成するので、利用環境を入力すれば、いつ、どこであっても、ユーザに応じた映像を常に提供することが可能となる。
本発明によれば、利用環境を入力すれば、いつ、どこであっても、ユーザに応じた映像を常に提供することが可能となる。
本実施形態に係る環境適応型映像生成装置の概略構成を示す図である。 本実施形態に係る環境適応型映像生成装置の機能を示すブロック図である。 本実施形態に係る環境適応型映像生成装置の動作を示すフローチャートである。 本実施形態に係る環境適応型映像生成装置の生成パラメータ40におけるデータフォーマットの例である。 本実施形態に係る環境適応型映像生成装置の配信パラメータ60におけるデータフォーマットの例である。 エージェントの衣服が生成パラメータ40に応じて変化する例を示す図である。 エージェントの衣服が生成パラメータ40に応じて変化する例を示す図である。 エージェントの衣服が生成パラメータ40に応じて変化する例を示す図である。 エージェントの衣服が生成パラメータ40に応じて変化する例を示す図である。 エージェントの衣服が生成パラメータ40に応じて変化する例を示す図である。
本発明の実施形態に係る環境適応型映像生成装置は、利用環境を入力し、入力された利用環境に応じて各メディア表現の生成パラメータを決定し、決定された各メディア表現の生成パラメータを用いて映像を生成すると共に、入力された利用環境に応じて生成された映像の配信パラメータを決定し、決定された配信パラメータに基づいて生成された映像を配信する。これにより、映像を再生する装置の仕様、配信設備の仕様、ユーザの属性、利用用途等、多くの利用環境を入力すれば、いつ、どこであっても、ユーザに応じた映像を常に提供することができる。
また、エージェントの表情、身振り手振り、衣服、喋り方、話速、説明資料・字幕の表示方法、編集における切出区間等の多くのメディア表現の生成パラメータを決定すれば、そのユーザに印象的且つ分かり易く違和感のない映像を提供することができる。また、生成するメディア表現がパラメータ化されるので、ユーザ1人1人の利用環境に適応させた映像を簡単に生成することができる。なお、本実施形態では、映像中に任意のエージェントを表示する例を説明するが、本発明は、これに限定されるわけではなく、エージェントが表示されずに動画や静止画を表示しながらナレーションが行われる場合や、動画や静止画を表示しながら、さらに字幕を表示する場合も含む。
図1は、本実施形態に係る環境適応型映像生成装置及び配信装置の概略構成を示す図である。環境適応型映像生成装置及び配信装置1は、PC(Personal Computer)10と、映像配信サーバ20とから構成されている。
PC10は、利用環境入力し、入力された利用環境に応じて各メディア表現の生成パラメータを決定する。また、PC10は、決定された各メディア表現の生成パラメータを用いて映像を生成し、映像配信サーバ20に保存する。さらに、PC10は、入力された利用環境に応じて生成された映像の配信パラメータを決定し、映像配信サーバ20に送信する。一方、映像配信サーバ20は、PC10から送信された配信パラメータに基づき、保存された映像をユーザに配信する。
図2は、第1の実施形態に係る環境適応型映像生成装置及び配信装置1の機能を示すブロック図である。PC10の環境データ入力部10−1は、利用環境データ30を取得し、入力する。PC10の生成パラメータ決定部10−2は、環境データ入力部10−1が入力した利用環境データ30に応じて各メディア表現の生成パラメータ40を決定する。PC10の映像生成部10−3は、生成パラメータ決定部10−2が決定した各メディア表現の生成パラメータ40を用いて映像データ50を生成し、映像配信サーバ20に保存する。
PC10の配信パラメータ決定部10−4は、環境データ入力部10−1が入力した利用環境データ30に応じて映像データ50の配信パラメータ60を決定し、映像配信サーバ20に送信する。一方、映像配信サーバ20の映像配信部20−1は、PC10の配信パラメータ決定部10−4から送信された配信パラメータ60に基づき、PC10の映像生成部10−3が保存した映像データ50をユーザに配信する。環境測定部100は、利用環境を測定し、利用環境データを出力する環境データDB101は、予め測定された利用環境データを格納する。
なお、本実施形態では、利用環境データ30として、映像再生装置の仕様、映像配信設備の仕様、ユーザの属性、利用用途、気象条件の例を示すが、本発明の技術的思想は、これに限定されるわけではない。また、本実施形態では、メディア表現として、任意のエージェントのアニメーション、エージェントの衣服、エージェントの台詞、エージェントの話速、説明資料または字幕の表示有無、説明資料または字幕の大きさ、編集における切出区間の例を示すが、本発明の技術的思想は、これに限定されるわけではない。また、エージェントのメディア表現には、エージェントのみならず、これと同時に表示される画像や文字なども含まれるものとする。
図3は、第1の実施形態に係る環境適応型映像生成装置及び配信装置1の動作を示すフローチャートである。初めに、PC10に利用環境データ30を入力する(ステップS1)。なお、本実施形態では、映像再生装置の仕様、映像配信設備の仕様、ユーザの属性、利用用途、気象条件等の利用環境データ30を手作業により入力するが、環境測定部100や環境データDB101から利用環境データ30を自動的に取得するように構成することも可能である。
次に、PC10において、ステップS1で入力された利用環境データ30に応じて各メディア表現の生成パラメータ40を決定する(ステップS2)。まず、任意のエージェントのアニメーションにおける生成パラメータ40を決定する方法の例を示す。
[利用環境データ30が映像を再生する装置の仕様である場合]
・CPUの最大周波数:xGHz…アニメーションのフレームレート:f(x)fps(fは変換関数)
・メモリの容量:yGB…アニメーションのポリゴン数:g(y)個(gは変換関数)
・スピーカ:無…アニメーションの強度:W>θ
ここで、「アニメーションの強度:W」は、感情の度合いを表わす。例えば、人間の表情形成に用いられる感情分類「喜び」「悲しみ」「怒り」「嫌悪」「恐怖」「罪」「恥」「興味」「驚き」の9つがどれくらいの割合で存在するか規定し、それぞれの感情強度を0〜1の範囲で、0.1刻みに10段階で指定して、予め形成されているものとする。
[利用環境データ30がユーザの属性である場合]
・年齢:x歳未満(乳幼児)またはy歳以上(高齢者)…アニメーションの速度:遅
・性別:男…アニメーションの総数:S>m
・性別:女…アニメーションの総数:S<n
[利用環境データ30が利用用途である場合]
・情報提示…必須のアニメーション:指差し
・教育…必須のアニメーション:頷き
・遊び…アニメーションの強度:W<θ
[利用環境データ30が気象条件である場合]
・天候:晴れ…アニメーションの感情:喜び
天候:雨…アニメーションの感情:嫌悪
・気温:x℃以上…必須のアニメーション:汗を拭う
・気温:y℃未満…必須のアニメーション:凍える
次に、任意のエージェントの衣服における生成パラメータ40を決定する方法の例を示す。また、図6から図10は、エージェントの衣服が生成パラメータ40に応じて変化する例を示す図である。
[利用環境データ30が映像を再生する装置の仕様である場合]
・CPUの最大周波数:xGHz未満…衣服を切り替えない
・メモリの容量:yGB…衣服のポリゴン数:g(y)個(gは変換関数)
・スピーカ:無…マスク装着
[利用環境データ30がユーザの属性である場合]
・年齢:x歳未満(乳幼児)…幼児服
・年齢:y歳以上(高齢者)…杖装着
[利用環境データ30が利用用途である場合]
・情報提示、教育…スーツ
・遊び…カジュアル服
[利用環境データ30が気象条件である場合
・天候:晴れ…普通の衣服(図6参照)、日傘装着(図10参照)
・天候:雨…雨合羽装着(図7参照)
・気温:x℃以上…夏服(図8参照)
・気温:y℃未満…冬服(図9参照)
次に、任意のエージェントの台詞における生成パラメータ40を決定する方法の例を示す。
[利用環境データ30がユーザの属性である場合]
・年齢:x歳未満(子供)…語尾:○○だ。(普通体)
・年齢:y歳以上(大人)…語尾:○○です。(丁寧体)
[利用環境データ30が利用用途である場合]
・情報提示…口調:○○です。(標準)
・教育…口調:○○しなさい。(命令)
・遊び…口調:○○だよ〜ん。(砕けた表現)
[利用環境データ30が気象条件である場合]
・天候:晴れ…機嫌:はーい!(良)
天候:雨…機嫌:はいはい。(悪)
次に、任意のエージェントの話速における生成パラメータ40を決定する方法の例を示す。
[利用環境データ30がユーザの属性である場合]
・年齢:x歳未満(乳幼児)またはy歳以上(高齢者)…話速:平均sモーラ/秒(遅く)
・性別:男…話速:平均fモーラ/秒(速く)
・性別:女…話速:平均sモーラ/秒(遅く)
[利用環境データ30が利用用途である場合]
・情報提示…話速:平均cモーラ/秒(標準)
・教育…話速:平均sモーラ/秒(遅く)
・遊び…話速:平均fモーラ/秒(速く)
[利用環境データ30が気象条件である場合]
・天候:晴れ…話速:平均fモーラ/秒(速く)
・天候:雨…話速:平均cモーラ/秒(標準)
次に、説明資料または字幕の表示有無における生成パラメータ40を決定する方法の例を示す。
[利用環境データ30が映像を再生する装置の仕様である場合]
・CPUの最大周波数:xGHz未満…表示:無
・メモリの容量:yGB未満…表示:無
・スピーカ:無…表示:有
[利用環境データ30がユーザの属性である場合]
・年齢:x歳未満(乳幼児)またはy歳以上(高齢者)…表示:有
[利用環境データ30が利用用途である場合]
・情報提示…表示:有
・教育…表示:有
・遊び…表示:無
次に、説明資料または字幕の大きさにおける生成パラメータ40を決定する方法の例を示す。
[利用環境データ30が映像を再生する装置の仕様である場合]
・CPUの最大周波数:xGHz未満…大きさ:f(x)(pt)(fは変換関数)
・メモリの容量:yGB未満…大きさ:g(x)(pt)(gは変換関数)
・スピーカ:無…大きさ:z(pt)
[利用環境データ30がユーザの属性である場合]
・年齢:x歳未満(乳幼児)またはy歳以上(高齢者)…大きさ:a(pt)
[利用環境データ30が利用用途である場合]
・情報提示…大きさ:b(pt)
・教育…大きさ:c(pt)
・遊び…大きさ:d(pt)
次に、編集時の切出区間における生成パラメータ40を決定する方法の例を示す。
[利用環境データ30が映像を再生する装置の仕様である場合]
・CPUの最大周波数:xGHz…切出区間の合計時間:f(x)(fは変換関数)
・メモリの容量:yGB…切出区間の合計時間:g(y)(gは変換関数)
・スピーカ:無…切出無
[利用環境データ30がユーザの属性である場合]
・年齢:x歳未満(乳幼児)…切出区間:エージェントのアニメーションが有
年齢:y歳以上(高齢者)…切出区間:説明資料または字幕の大きさがa(pt)以上
[利用環境データ30が利用用途である場合]
・情報提示または教育…切出区間:説明資料の表示が有り
・遊び…切出無
図4は、生成パラメータを定めるデータフォーマットの一例を示す図である。図4に示すように、生成パラメータを定めることが可能である。
次に、PC10において、ステップS2で決定された各メディア表現の生成パラメータ40を用いて映像データ50を生成し、映像配信サーバ20に保存する(ステップS3)。まず、任意のエージェントにおけるアニメーションデータ生成の例を示す。なお、本実施形態では、アニメーションデータとして、時刻tにおけるエージェントの任意のポリゴンP(p=1,2,…,n)の空間位置座標(X ,Y ,Z )が記述されている場合の例を示すが、本発明の技術的思想は、これに限定されるわけではない。初めに、予め用意されたモデルデータベースから任意のエージェントを読み込む。
[生成パラメータ40としてフレームレートがf(x)と決定された場合]
tを1/f(x)間隔にしてPの座標(X ,Y ,Z )を記述する。
[生成パラメータ40としてポリゴン数がg(y)と決定された場合]
n<g(y)となるように、エージェントの各ポリゴンを量子化する。
[生成パラメータ40としてアニメーションの感情または強度Wが決定された場合]
人間の表情形成に用いられる感情分類「喜び」「悲しみ」「怒り」「嫌悪」「恐怖」「罪」「恥」「興味」「驚き」の9つの感情のアニメーションデータに対して、無感情のアニメーションデータからの変化量を予め定義しておく。ここで、「喜び」における無感情との差分を(ΔXp1 ,ΔYp1 ,ΔZp1 )、「悲しみ」における無感情との差分を(ΔXp2 ,ΔYp2 ,ΔZp2 )、「怒り」における無感情との差分を(ΔXp3 ,ΔYp3 ,ΔZp3 )、「嫌悪」における無感情との差分を(ΔXp4 ,ΔYp4 ,ΔZp4 )、「恐怖」における無感情との差分を(ΔXp5 ,ΔYp5 ,ΔZp5 )、「罪」における無感情との差分を(ΔXp6 ,ΔYp6 ,ΔZp6 )、「恥」における無感情との差分を(ΔXp7 ,ΔYp7 ,ΔZp7 )、「興味」における無感情との差分を(ΔXp8 ,ΔYp8 ,ΔZp8 )、「驚き」における無感情との差分を(ΔXp9 ,ΔYp9 ,ΔZp9 )、と表すとき、Pの座標(X ,Y ,Z )を、次式(1)を用いて更新する。
[生成パラメータ40としてアニメーションの速度が決定された場合]
t=at(aは任意の実数)として、Pの座標(X ,Y ,Z )を更新する。
[生成パラメータ40としてアニメーション総数Sが決定された場合]
アニメーションの総数Sになるように、アニメーションを加減させる。
[生成パラメータ40として必須のアニメーションが決定された場合]
予め用意されたアニメーションデータベースから当該アニメーションデータを抽出し、付与する。
次に、任意のエージェントにおける衣服データ生成の例を示す。初めに、予め用意されたモデルデータベースから任意のエージェントを読み込む。
[生成パラメータ40として衣服を切り替えないことが決定された場合]
エージェントの再読み込みをしない。
[生成パラメータ40としてポリゴン数がg(y)と決定された場合]
n<g(y)となるように、衣服の各ポリゴンを量子化する。
[生成パラメータ40として衣服の種類が決定された場合]
予め用意された衣服データベースから当該衣服データを抽出し、エージェントの再読み込みを行う。
次に、任意のエージェントにおける台詞データ生成の例を示す。初めに、予め用意された台詞データベースまたは手作業で作成された台詞データを読み込む。
[生成パラメータ40として語尾が指定された場合]
日本語辞書などの辞書に従って活用語尾を変換する。
[生成パラメータ40として口調が指定された場合]
予め用意された口調データベースから当該口調を抽出し、変換する。
[生成パラメータ40として機嫌が指定された場合]
予め用意された機嫌データベースから当該機嫌を抽出し、変換する。
次に、任意のエージェントにおける音声データ生成の例を示す。なお、本実施形態では、音声合成を用いるが、本発明の技術的思想は、これに限定されるわけではない。初めに、音声合成エンジンを用いて、台詞データにおける音声データを生成する。
[生成パラメータ40として話速が決定された場合]
話速が平均xモーラ/秒となるように、音声データを再合成する。
次に、説明資料または字幕の表示データ生成の例を示す。初めに、予め用意された表示データベースまたは手作業で作成された説明資料または字幕の表示データを読み込む。
[生成パラメータ40として説明資料または字幕の表示無と決定された場合]
読み込まれた表示データを削除する。
[生成パラメータ40として説明資料または字幕の大きさが決定された場合]
大きさがx(pt)なるように、表示データを再生成する。
続いて、編集時における切出区間に応じた映像データ生成の例を示す。
[生成パラメータ40として切出区間の合計時間が決定された場合]
合計時間がf(x)となるように映像データを生成する。
[生成パラメータ40として切出区間の指定区間が決定された場合
指定区間の映像のみを結合した映像データを生成する。
このように、生成されたアニメーションデータ、衣服データ、台詞データ、音声データ、説明資料または字幕の表示データ、映像データを反映した映像データ50を生成し、映像配信サーバ20に保存する。
次に、PC10において、ステップS1で入力された利用環境データ30に応じてステップS3で保存された映像データ50の配信パラメータ60を決定し、映像配信サーバ20に送信する。(ステップS4)。まず、配信パラメータ60として、配信ビットレートを決定する方法の例を示す。
[利用環境データ30が映像配信設備の仕様の場合]
・最大帯域幅:x(bps)…配信ビットレート:f(x)bps(fは変換関数)
・無線電波強度:y(dB)…配信ビットレート:g(y)bps(gは変換関数)
[利用環境データ30が顧客優先度である場合]
・優先度:z…配信ビットレート:h(z)bps(hは変換関数)
次に、配信パラメータ60として、配信方式を決定する方法の例を示す。
[利用環境データ30が映像を配信する設備の仕様である場合]
・最大帯域幅:x(bps)未満…配信方式:有線限定
・無線電波強度:y(dB)未満…配信方式:有線限定
[利用環境データ30が顧客優先度の場合]
・優先度:低…配信方式:有線限定
最後に、映像配信サーバ20おいて、ステップS4で送信された配信パラメータ60に基づき、ステップS3で保存された映像データ50をユーザに配信する(ステップS5)。
[配信パラメータ60として配信ビットレートが決定された場合]
f(x)bpsで映像データ50を配信する。
[配信パラメータ60として配信方式が決定された場合]
決定された配信方式に従って映像データ50を配信する。
図5は、配信パラメータを定めるデータフォーマットの一例を示す図である。図5に示すように、配信パラメータを定めることが可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、利用環境データ30を入力し、入力された利用環境データ30に応じて各メディア表現の生成パラメータ40を決定し、決定された各メディア表現の生成パラメータ40を用いて映像データ50を生成して映像配信サーバ20に保存し、入力された利用環境データ30に応じて映像データ50の配信パラメータ60を決定して映像配信サーバ20に送信し、送信された配信パラメータ60に基づき、保存された映像データ50をユーザに配信するので、利用環境データ30として、映像再生装置の仕様、配信設備の仕様、ユーザの属性、利用用途等、多くの利用環境を入力すれば、いつ、どこであっても、ユーザに応じた映像を常に提供することができる。また、エージェントの表情、身振り手振り、衣服、喋り方、話速、説明資料・字幕の表示方法、編集における切出区間等の多くのメディア表現の生成パラメータ40を決定すれば、そのユーザに印象的且つ分かり易く違和感のない映像を提供することができる。また、生成するメディア表現が生成パラメータ40としてパラメータ化されるので、ユーザ1人1人の利用環境に適応させた映像データ50を簡単に生成することができる。
10 PC
10−1 環境データ入力部
10−2 生成パラメータ決定部
10−3 映像生成部
10−4 配信パラメータ決定部
20 映像配信サーバ
20−1 映像配信部
30 利用環境データ
40 生成パラメータ
50 映像データ
60 配信パラメータ
100 環境測定部
101 利用環境データDB

Claims (10)

  1. 利用環境に適応した映像を生成する環境適応型映像生成装置であって、
    利用環境を示す利用環境データを取得する環境データ入力部と、
    前記取得した利用環境データに基づいて、メディア表現を生成するための生成パラメータを決定する生成パラメータ決定部と、
    前記決定された生成パラメータに基づいて、映像データを生成する映像生成部と、を備えることを特徴とする環境適応型映像生成装置。
  2. 前記取得した利用環境データに基づいて、前記生成された映像データを配信するための配信パラメータを決定する配信パラメータ決定部を更に備えることを特徴とする請求項1記載の環境適応型映像生成装置。
  3. 前記決定された配信パラメータに基づいて、前記生成された映像データを配信する映像配信部を更に備えることを特徴とする請求項2記載の環境適応型映像生成装置。
  4. 利用環境を測定し、利用環境データを出力する環境測定部を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の環境適応型映像生成装置。
  5. 前記利用環境は、自装置の仕様、配信先装置の仕様、ユーザの属性、利用用途、気象状況、顧客優先度の少なくとも一つであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の環境適応型映像生成装置。
  6. 前記メディア表現は、任意のエージェントのアニメーション、前記エージェントの衣服の画像、前記エージェントの台詞、前記エージェントの話速、前記エージェントと伴って表示される説明資料または字幕の表示有無、前記説明資料または字幕の大きさ、映像データの編集における切出区間の少なくとも一つであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の環境適応型映像生成装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の環境適応型映像生成装置で生成され、前記生成パラメータを定めることを特徴とするデータフォーマット。
  8. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の環境適応型映像生成装置で生成され、前記配信パラメータを定めることを特徴とするデータフォーマット。
  9. 利用環境に適応した映像を生成するプログラムであって、
    利用環境を示す利用環境データを取得する処理と、
    前記取得した利用環境データに基づいて、メディア表現を生成するための生成パラメータを決定する処理と、
    前記決定された生成パラメータに基づいて、映像データを生成する処理と、の一連の処理を、コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 利用環境に適応した映像を生成する環境適応型映像生成方法であって、
    利用環境を示す利用環境データを取得するステップと、
    前記取得した利用環境データに基づいて、メディア表現を生成するための生成パラメータを決定するステップと、
    前記決定された生成パラメータに基づいて、映像データを生成するステップと、を少なくとも含むことを特徴とする環境適応型映像生成方法。
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