JP2003059575A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2003059575A
JP2003059575A JP2001244349A JP2001244349A JP2003059575A JP 2003059575 A JP2003059575 A JP 2003059575A JP 2001244349 A JP2001244349 A JP 2001244349A JP 2001244349 A JP2001244349 A JP 2001244349A JP 2003059575 A JP2003059575 A JP 2003059575A
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亮太郎 石川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リテーナを雌雄ハウジングで共用化する。 【解決手段】 雌雄端子金具2,21の幅方向における
線対称位置にはスタビライザ5,24が形成され、雌雄
ハウジング6,25のキャビティ10,29には、各ス
タビライザ5,24と対応する誤挿入防止部11,30
が設けられている。リテーナ40には許容部45が設け
られた貫通孔44が形成され、前後方向における側面端
部にはリブ41が突設されている。雌雄ハウジング6,
25のリテーナ挿入孔15には逃げ溝17が互いに点対
称位置に設けられている。リテーナ40を雌雄ハウジン
グ6,25に装着する場合には、雄ハウジング6に装着
した向きに対して反転した向きでリテーナ40を雌ハウ
ジング25に装着することにより、許容部45は雌雄双
方の誤挿入防止部11,30と連通するため雌雄端子金
具2,21を各ハウジングに挿入可能となる。よってリ
テーナ40を雌雄ハウジング6,25で共用化すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイドリテーナを
備えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】コネクタに備えられているリテーナにお
いて、ハウジングの側面から端子金具の軸方向と直交す
る方向にリテーナを差し込んで端子金具と係止するサイ
ドリテーナタイプが知られている。これはランスにより
一次係止された端子金具と直接係合し合うために係止力
が強く、通常多く使用されている。その一例として、特
開平11−307164号に開示されているようなもの
が挙げられる。
【0003】ところで雄端子金具及び雌端子金具にはス
タビライザがそれぞれ突設され、一方雄ハウジング及び
雌ハウジングの各キャビティには端子金具が正規の向き
で挿入された時のスタビライザの形成位置に対応して逃
げ部が設けてある。したがって正しい向きでは各端子金
具の挿入を許容し、誤った向きではスタビライザがキャ
ビティ壁等に干渉して入らないようになっている。
【0004】さらに、雄端子金具と雌端子金具のスタビ
ライザはそれぞれ異なった位置に形成され、上記したよ
うにキャビティの逃げ部も各スタビライザに対応した雄
雌異なった位置に設けられているため、雄コネクタと雌
コネクタ間における雌雄端子金具同士の誤挿入も併せて
防止することが可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、これらの
雄端子金具と雌端子金具を係止するリテーナもそれぞれ
のスタビライザに対応する位置に逃がしを形成しなけれ
ばならないため、雄コネクタ用と雌コネクタ用にそれぞ
れ専用のリテーナを製作する必要があった。よって、部
品点数が増えて製造コストが高くつくと共に、その取扱
いや管理が煩わしいものとなっていた。
【0006】本発明は上記のような事情に基づいて完成
されたものであって、雄コネクタ及び雌コネクタに組付
けるリテーナを共通化して部品点数の削減を図ることを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、雌雄端子金具と、
前記雌雄端子金具をそれぞれ挿入可能なキャビティを備
え前記各端子金具の軸方向と交差する方向に前記キャビ
ティと連通して開口したリテーナ挿入孔がそれぞれ設け
られた雌雄ハウジングと、前記雌雄ハウジングにおける
いずれのリテーナ挿入孔にも装着可能なリテーナとを備
えたコネクタであって、前記雌雄端子金具には、前記雌
雄ハウジングに対する挿入向きを規制する凹部あるいは
凸部によって形成される識別部が同端子金具の幅方向に
関する線対称位置にそれぞれ設けられ、前記キャビティ
には、前記雌雄端子金具の前記識別部に対応した位置に
おいて前記雌雄ハウジングに対し前記雌雄端子金具が正
しい対応関係にある場合のみ前記識別部との嵌め合いを
それぞれ可能とする誤挿入防止部が設けられ、前記リテ
ーナは、前記雌雄ハウジングのうち一方側に装着した向
きに対して前後に反転した向きで他方側に装着可能とな
っているとともに、このリテーナにおいて前記雌雄端子
金具のいずれをも遊挿可能な貫通孔には、前記雌雄ハウ
ジングの前記誤挿入防止部に対して選択的に連通可能と
なる許容部が形成されている構成としたところに特徴を
有する。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記リテーナには、前記雌雄ハウジングに対
する装着向きを規制する凹部あるいは凸部によって形成
される誤組付け防止部が設けられ、前記リテーナ挿入孔
には、前記リテーナが前記雌雄ハウジングに対して正し
い向きで挿入された場合にのみ前記誤組付け防止部と適
合する受け部が設けられ、かつ前記受け部は前記雌雄ハ
ウジングで点対称の位置に配されているところに特徴を
有する。
【0009】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載のものにおいて、前記リテーナには、前記リテ
ーナ挿入孔に設けられた係止受け部に係止して前記リテ
ーナを抜け止めする係止部が前後方向の中央位置に形成
されているところに特徴を有する。
【0010】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>リテーナを
雌雄ハウジングの双方に装着する場合、一方のハウジン
グに装着した向きに対して前後に反転した状態で他方の
ハウジングに装着できるようになっている。このように
雌雄ハウジングにリテーナを装着すると、各キャビティ
は貫通孔と整合して各端子金具をキャビティへ挿入可能
な状態となる。ここで、各キャビティに設けられている
誤挿入防止部は、雌雄端子金具が雌雄ハウジングに対し
それぞれ正しい対応関係で挿入された場合にのみ識別部
と嵌まり合い雌雄端子金具を各キャビティへそれぞれ挿
入可能としているため、各雌雄端子金具の誤挿入を防い
でいる。
【0011】さらに、雌雄ハウジングにおいて識別部及
び誤挿入防止部が幅方向に関する線対称位置にそれぞれ
設けられているため、雌雄ハウジングのうち一方のハウ
ジングの誤挿入防止部と連通可能な許容部は、リテーナ
を前後に反転して他方のハウジングに装着すればこのハ
ウジングの誤挿入防止部とも連通可能となる。よって、
許容部は雌雄端子金具のいずれの識別部をも通過可能と
し各雌雄端子金具を各キャビティ内に挿入できる。
【0012】したがって、リテーナを前後に反転させる
ことで許容部を雌雄ハウジングのいずれの誤挿入防止部
及び識別部にも対応させることができるためリテーナを
雌雄ハウジングに対して共用化することが可能となり、
部品点数を削減することができる。
【0013】<請求項2の発明>リテーナを誤った向き
で雌雄ハウジングにそれぞれ装着しようとした場合に
は、リテーナの誤組付け防止部が雌雄ハウジングのリテ
ーナ挿入孔に設けられた受け部と不適合となり各ハウジ
ングの側面に干渉するため、リテーナを各リテーナ挿入
孔に挿入できない。よって、雌雄ハウジングに対するリ
テーナの誤挿入を防ぐことが可能となる。
【0014】<請求項3の発明>係止部がリテーナの前
後方向の中央位置に設けられることに伴い、係止受け部
もまたリテーナ挿入孔の前後方向の中央位置に形成され
ることになる。したがって、係止受け部を形成するため
の金型構造を雌雄で共通化させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1な
いし図9によって説明する。図1に示す雄コネクタ1と
雌コネクタ20は互いに嵌合可能となっている。また、
これらに装着されるリテーナ40は、雌雄ハウジング
6,25で共用化して使用できるようになっている。
【0016】まず、雄コネクタ1から説明すると、雄コ
ネクタ1は雄端子金具2と雄ハウジング6及びリテーナ
40とから構成されている。雄端子金具2は前端から順
にタブ部4、箱部3及びバレル部3Aとから成ってい
る。さらに箱部3の下面側でかつ幅方向端縁(図3にお
ける(A)参照)にはスタビライザ5(識別部)が下方
へ突出形成され、キャビティ10内に挿入する向きを規
制する役目を果たす。
【0017】雄ハウジング6は端子収容部9とこの前方
に形成されたフード部7とから成っている。フード部7
は端子収容部9より一回り大きな角筒状に形成され、か
つ前方が開口し雌コネクタ20を内部に嵌め入れ可能と
なっている。フード部7の上面にはロック孔8が貫通形
成され、雌雄のハウジングが正規嵌合した時に雌ハウジ
ング25のロックアーム26と係止可能となっている
(図4参照)。また、このときには、フード部7内に突
出した雄端子金具2のタブ部4と雌ハウジング25内の
雌端子金具21とが正規に接続可能となっている。
【0018】図4に示すように、端子収容部9内に設け
られたキャビティ10の底面には弾性的に上下に撓み可
能なランス12が設けられ、雄端子金具2の箱部3に開
口したランス係止孔3Bと係止可能となっている。ま
た、図1及び図2に示すようにキャビティ10の底面で
一方側のコーナー部には誤挿入防止部11が長さ方向に
渡って凹み形成されている。これは前記した雄端子金具
2のスタビライザ5の形成位置に対応する位置に設けら
れている。したがって、雄端子金具2が正しい向きでキ
ャビティ10に挿入される場合にはスタビライザ5は誤
挿入防止部11を通過しつつ内部まで装着可能となる
が、雄端子金具2を誤った向きで挿入しようとする場合
(例えば、上下反転して挿入するような場合)にはスタ
ビライザ5と誤挿入防止部11とが不適合となるため雄
端子金具2を挿入不能となっている。
【0019】端子収容部9の下面側には、図1に示すよ
うにリテーナ挿入孔15がキャビティ10を前後に分断
するように貫通形成され、リテーナ40を下面側から装
着可能としている。リテーナ挿入孔15の幅方向の対向
する内側面には一対の係止突部16(係止受け部)が幅
方向中央位置に突設され、リテーナ40を仮係止位置及
び本係止位置に係止可能としている(図8及び図9参
照)。さらにリテーナ挿入孔15後側の内面における一
方側のコーナー部分には、逃げ溝17(受け部)が高さ
方向に沿って形成されリテーナ40に設けられたリブ4
1(誤組付け防止部)を挿通可能としている。
【0020】次に、このリテーナ40について説明する
と、図5ないし図7に示すように前記したリブ41はリ
テーナ40の前後方向の一方側の側面端部に高さ方向に
沿って突設されている。雄ハウジング6のリテーナ挿入
孔15にリテーナ40を装着する際に、リブ41と逃げ
溝17とが適合可能な向きでリテーナ40を挿入するこ
とにより、リテーナ40の挿入向きも定めることが可能
となっている。
【0021】また、リテーナ40には雄ハウジング6の
各キャビティと整合可能な貫通孔44が形成されてい
る。上述したようにリテーナ40は雌ハウジング25に
も装着可能なため、この貫通孔44は雌ハウジング25
のキャビティ29とも整合可能となっている。また、各
貫通孔44の下縁で幅方向における一方側のコーナー部
には、許容部45が貫通孔44の孔縁に沿って凹み形成
されている。図2(A)のように、リテーナ40が正し
い挿入向きで雄ハウジング6の次述する仮係止位置にそ
れぞれ組み付けられたとき、許容部45がキャビティ1
0側の誤挿入防止部11と整合するように形成されてい
る。これによって、雄端子金具2のスタビライザ5はリ
テーナ40部分を通過可能となっている。
【0022】また、リテーナ40の両側面の上端寄りで
かつ幅方向中央位置には仮係止孔42(係止部)と本係
止孔43(係止部)とが上下に並んでそれぞれ設けられ
ている。図8及び図9のようにリテーナ40がリテーナ
挿入孔15に挿入されると、まず上方の仮係止孔42に
係止突部16が嵌り込み、仮係止位置に保持される。さ
らにリテーナ40が押し込まれると仮係止孔42と係止
突部16の係止が外れ、下方の本係止孔43に係止突部
16が嵌り込み本係止位置に保持されるようになってい
る。ここで、前記した仮係止位置においては、リテーナ
40に形成された貫通孔44と対応する各キャビティ1
0とが整合して雄端子金具2を挿抜可能としている。ま
た、本係止位置においては、貫通孔44と各キャビティ
10とが不整合となることにより、貫通孔44の開口縁
が雄端子金具2の箱部3の後端と引っ掛かり、雄端子金
具2の抜け止めがなされている。
【0023】次に、雌コネクタ20について説明する。
図1のように、この雌コネクタ20は雌端子金具21と
雌ハウジング25及びリテーナ40とから構成されてい
る。雌端子金具21は接続部22とバレル部22Aとか
ら形成されている。また、図3に示すように接続部22
の下面側で雄端子金具2とは幅方向における線対称位置
となる端縁には、前記した雄端子金具2のスタビライザ
5と同形状のスタビライザ24(識別部)が下方へ向け
て突出されている。
【0024】雌ハウジング25はフード部7内に嵌まり
込むことができるように形成されている。上面にはロッ
クアーム26が弾性的に撓み可能に形成され、ロックア
ーム26の上面に形成された突部27がフード部7のロ
ック孔8とロック可能となっている。
【0025】雌ハウジング25の各キャビティ29に
は、雄ハウジング6と同様なランス31が設けられ、雌
端子金具21の接続部22に開口したランス係止孔22
Bに係止可能となっている。このキャビティ29に設け
られた誤挿入防止部30は、雌雄端子金具2,21のス
タビライザ5,24の位置が幅方向における線対称位置
に形成されていることに対応して、雄ハウジング6のキ
ャビティ10とは反対側のコーナー部(図2の(B)参
照)に形成されている。これらのスタビライザ5,24
が雄側と雌側とでは幅方向対称位置に設けられ、かつ誤
挿入防止部11,30もそれぞれに対応して形成されて
いることにより、雄端子金具2と雌端子金具21同士が
誤って相手側のキャビティに挿入されてしまうことも回
避される。
【0026】また、雌ハウジング25の下面側には、図
1に示すようにリテーナ40を装着可能なリテーナ挿入
孔15が逃げ溝17の形成位置を除いて雄ハウジング6
と同一形状で設けられている。雌ハウジング25の場
合、逃げ溝17は前側の内面における片方のコーナー部
分、つまり雄ハウジング6の逃げ溝17に対して点対称
の位置に形成されている。したがって、リテーナ40を
このリテーナ挿入孔15に挿入する際には、リブ41を
逃げ溝17に適合させて装着するため、雄ハウジング6
に装着した向きに対して前後に反転した向きで装着でき
るようになっている。
【0027】こうしてリテーナ40が雌ハウジング25
に装着されると、誤挿入防止部30が雄ハウジング6の
誤挿入防止部11に対して幅方向線対称位置に形成され
ているため、リテーナ40を前後に反転して装着すれ
ば、許容部45は雌ハウジング26の誤挿入防止部30
とも連通可能となる。よって、雄ハウジング6の場合と
同様に、リテーナ40がリテーナ挿入孔15に挿入され
仮係止位置に保持されると、誤挿入防止部30と許容部
45とが連通しているため雌端子金具21のスタビライ
ザ24がリテーナ40部分を通過可能となり、雌端子金
具21がキャビティ29内に挿入される。そしてリテー
ナ40が本係止位置に保持されると、雌端子金具21の
接続部22の後端にリテーナ40が係止することで雌端
子金具21が抜け止めされるようになっている。
【0028】よって、上記した本実施形態によれば、雌
雄ハウジング6,25の各リテーナ挿入孔15の逃げ溝
17にリブ41を嵌め合わせつつリテーナ40を挿入す
ると、仮係止孔42と係止突部16とが係合してリテー
ナ40は仮係止位置に保持される。この仮係止位置で
は、各キャビティ10,29と貫通孔44とが整合し、
かつ誤挿入防止部11,30と許容部45とが整合す
る。そのため、スタビライザ5,24が許容部45をそ
れぞれ通過可能となり、リテーナ40に干渉することな
く雌雄端子金具2,21を各キャビティ10,29に挿
入することができる。挿入された雌雄端子金具2,21
はランス12,31により1次係止され、この後、リテ
ーナ40を仮係止位置からさらに押し入れると本係止孔
43と係止突部16とが嵌まりあって本係止位置に保持
される。すると、貫通孔44がキャビティ10,29と
不整合となるため、貫通孔44の開口縁に雌雄端子金具
2,21が係止されて抜け止めされる。
【0029】ところで、リテーナ挿入孔15の逃げ溝1
7は、雌雄のハウジング6,25において互いに点対称
の位置に形成されている。リテーナ40を雌雄ハウジン
グ6,25にそれぞれ装着する際には、リブ41と逃げ
溝17とが嵌まり合うようにリテーナ40を挿入するた
め、リテーナ40は雄ハウジング6に装着した向きに対
して反転した向きで雌ハウジング25に挿入される。よ
ってリテーナ40に設けられた許容部45は雌雄ハウジ
ング6,25で幅方向に線対称位置に形成された誤挿入
防止部11,30の双方と整合し、スタビライザ5,2
4が許容部45を通過可能となり、雌雄ハウジング6,
25に雌雄端子金具2,21をそれぞれ装着することが
できる。また、リテーナ挿入孔15の係止突部16が前
後方向の中央位置に配されているため、雌雄ハウジング
6,25においてリテーナ挿入孔15の係止突部16部
分を成形する金型構造も共通化することができるという
効果も得られる。
【0030】よって、リテーナ40を反転して装着可能
としたことによりリテーナ40を雄ハウジング6及び雌
ハウジング25に共用して使用することができ、部品点
数の削減が可能となる。
【0031】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
【0032】(1)上記した実施形態では、雌雄のスタ
ビライザ5,24を同一形状としたが、異なる形状にし
てもよく、その場合、各スタビライザ5,24と適合し
たいずれの誤挿入防止部11,30にも連通可能な形状
の許容部45を設ければ良い。
【0033】(2)上記した実施形態では、雌雄端子金
具2,21にスタビライザ5,24を突設し、キャビテ
ィ10,29に誤挿入防止部11,30を凹設して各端
子金具の挿入向きを規制したが、逆に雌雄端子金具2,
21に凹みを設け、キャビティ10,29に凸部を設け
ても良い。
【0034】(3)上記した実施形態では、リテーナ4
0にリブ41を突設し、リテーナ挿入孔15に逃げ溝1
7を凹設したが、逆にリテーナ40に凹みを設け、リテ
ーナ挿入孔15に凸部を設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における雄コネクタ及び雌コ
ネクタの分解斜視図
【図2】(A)は雄ハウジングとリテーナを示す背面図 (B)は雌ハウジングとリテーナを示す背面図
【図3】(A)は雄端子金具のスタビライザの位置関係
を示す概略図 (B)は雌端子金具のスタビライザの位置関係を示す概
略図
【図4】雌雄コネクタが嵌合した状態の縦断面図
【図5】リテーナの正面図
【図6】その背面図
【図7】その上面図
【図8】雄ハウジングにリテーナが仮係止位置に装着さ
れた状態を示す横断面図
【図9】雄ハウジングにリテーナが本係止位置に装着さ
れた状態を示す横断面図
【符号の説明】
2…雄端子金具 6…雄ハウジング 5,24…スタビライザ(識別部) 10,29…キャビティ 11,30…誤挿入防止部 15…リテーナ挿入孔 16…係止突部(係止受け部) 17…逃げ溝(受け部) 21…雌端子金具 25…雌ハウジング 40…リテーナ 41…リブ(誤組付け防止部) 42…仮係止孔(係止部) 43…本係止孔(係止部) 44…貫通孔 45…許容部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 亮太郎 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 川瀬 治 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 5E087 GG26 RR26 RR27 RR29 RR41 RR49

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌雄端子金具と、前記雌雄端子金具をそ
    れぞれ挿入可能なキャビティを備え前記各端子金具の軸
    方向と交差する方向に前記キャビティと連通して開口し
    たリテーナ挿入孔がそれぞれ設けられた雌雄ハウジング
    と、前記雌雄ハウジングにおけるいずれのリテーナ挿入
    孔にも装着可能なリテーナとを備えたコネクタであっ
    て、 前記雌雄端子金具には、前記雌雄ハウジングに対する挿
    入向きを規制する凹部あるいは凸部によって形成される
    識別部が同端子金具の幅方向に関する線対称位置にそれ
    ぞれ設けられ、 前記キャビティには、前記雌雄端子金具の前記識別部に
    対応した位置において前記雌雄ハウジングに対し前記雌
    雄端子金具が正しい対応関係にある場合のみ前記識別部
    との嵌め合いをそれぞれ可能とする誤挿入防止部が設け
    られ、 前記リテーナは、前記雌雄ハウジングのうち一方側に装
    着した向きに対して前後に反転した向きで他方側に装着
    可能となっているとともに、このリテーナにおいて前記
    雌雄端子金具のいずれをも遊挿可能な貫通孔には、前記
    雌雄ハウジングの前記誤挿入防止部に対して選択的に連
    通可能となる許容部が形成されていることを特徴とする
    コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記リテーナには、前記雌雄ハウジング
    に対する装着向きを規制する凹部あるいは凸部によって
    形成される誤組付け防止部が設けられ、 前記リテーナ挿入孔には、前記リテーナが前記雌雄ハウ
    ジングに対して正しい向きで挿入された場合にのみ前記
    誤組付け防止部と適合する受け部が設けられ、かつ前記
    受け部は前記雌雄ハウジングで点対称の位置に配されて
    いることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記リテーナには、前記リテーナ挿入孔
    に設けられた係止受け部に係止して前記リテーナを抜け
    止めする係止部が前後方向の中央位置に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載または請求項2記載のコ
    ネクタ。
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