JP3603796B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、誤嵌合防止機能を備えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的なコネクタとして、雄ハウジング1に設けられた筒状のフード部2内に前方から相手側の雌ハウジング3が嵌合される構成のものが知られている。このようなコネクタが、図13(A)に示すように、2組並んで配されている場合には、矢線Aに示すように不正な組み合わせの雄雌ハウジング1,3同士を嵌合させてしまうおそれがあるため、そのような誤嵌合を防ぐ手段が必要となる。
【0003】
そこで、図13(B)に示すように、例えば雌ハウジング3の外側面にリブ4を突設する一方、雄ハウジング1のフード部2には、リブ4を受け入れ可能な受け部5を突設するようにし、コネクタの組毎にリブ4と受け部5の配設位置を変えるようにすることが考えられる。このようにすれば、矢線Aに示すように異なる組のハウジング1,3同士が嵌合されようとしたときには、リブ4が受け部5に整合せずにフード部1の前端面に突き当たることで嵌合が阻止され、もって誤嵌合を防ぐことができる。
なお、上記のようなリブと受け部とを備えたコネクタの一例が特開平1−109671号公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図13(A)のものを図13(B)のように変更しようとすれば、2つの組をなす合計4つの雄雌ハウジング1,3に対してリブ4と受け部5とをそれぞれ対応する位置に設ける必要があるため、各ハウジング1,3を成形するための専用の金型を4種類新たに用意する必要があって、高コストとならざるを得ない。
そこで低コスト化を図るべく、図13(C)に示すように、下側の組だけにリブ4と受け部5を設けるようにした場合には、リブ4を設けた雌ハウジング3と受け部を備えていない雄ハウジング1の嵌合は規制されるものの、リブを設けていない雌ハウジング3と受け部5を備えた雄ハウジング1との嵌合が許容され、誤嵌合を規制できない組み合わせができてしまうので、その機能を確実には果たせなくなってしまう。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、誤嵌合防止機能を備えたコネクタの低コスト化を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、雄コネクタハウジングのフード部内に雌コネクタハウジングが嵌合可能とされるもので、且つ前記雄コネクタハウジングまたは前記雌コネクタハウジングが、嵌合が予定されていない雌コネクタハウジングまたは雄コネクタハウジングと嵌合されるのを防ぐ手段を備えたコネクタにおいて、前記雄コネクタハウジングのフード部には、第1凸部が内方へ突設されるとともに、前記雌コネクタハウジングには、第2凸部が外方へ突設され、且つ前記雌コネクタハウジングには、前記第1凸部を受け入れ可能な第1凹部が設けられるとともに、前記フード部には、前記第2凸部を受け入れ可能な第2凹部が設けられており、前記第1凸部は、前記嵌合が予定されていない雌コネクタハウジングが突き当てられる前端面が、前記フード部の前端面よりも奥まった位置に配されるよう形成されている構成としたところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記第1凸部と前記第2凹部とを備えた前記雄コネクタハウジングには、電線に接続された雄端子金具を収容可能なキャビティが設けられているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
両コネクタハウジングを嵌合させると、雄コネクタハウジング側の第1凸部と第2凹部とが、雌コネクタハウジング側の第1凹部と第2凸部とにそれぞれ整合して、滞り無く嵌合作業が行われる。
その一方、雄コネクタハウジングのフード部内に、嵌合が予定されておらず、第1凹部を備えていない雌コネクタハウジングが嵌合されようとすると、フード部内に突出した第1凸部が雌コネクタハウジングに突き当たってその嵌合動作が規制される。また、雌コネクタハウジングが、嵌合が予定されておらず、第2凹部を備えていない雄コネクタハウジングに嵌合されようとした場合でも、第2凸部がフード部に突き当たることで嵌合動作が規制される。以上をもって、不正な組み合わせの雄雌コネクタハウジング同士が嵌合されるのが確実に防がれる。
【0008】
このように第1凸部、第1凹部、第2凸部及び第2凹部からなる誤嵌合防止手段を設けるのが片方の組のコネクタだけで済むから、両方の組に誤嵌合防止手段を設けるようにした場合と比べて低コスト化を図ることができる。
【0009】
<請求項2の発明>
一般に、電線に接続した端子金具を挿入するキャビティを備えているタイプの雄コネクタハウジングを成形するための金型は、機器の壁面に一体成形されるタイプの雄コネクタハウジングの金型と比べて安価であるから、後者ではなく前者に第1凸部及び第2凹部を設けることで、一層の低コスト化を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1ないし図12によって説明する。この実施形態では、図3に示すように、機器の壁面に一体成形された雄ハウジング11に雌ハウジング12が嵌合される、いわゆる機器直結タイプのコネクタ10と、図7に示すように、機器から導出する電線Wの端末に設けられた雄雌のハウジング31,32が嵌合される、いわゆるワイヤ−ツー−ワイヤタイプのコネクタ30とが、誤嵌合するを防ぐようにしたものを示す。なお、以下では、各雄雌ハウジング11,12,31,32における嵌合面側を前方として説明する。
【0011】
先に機器直結タイプのコネクタ10について説明する。このコネクタ10をなす雄ハウジング11は、図1及び図3に示すように、合成樹脂により機器の壁面に一体成形されるとともに、前方へ突出する略角筒状のフード部13を備えており、このフード部13内には前方から相手側の雌ハウジング12が嵌合可能とされている。雄ハウジング11における奥壁には、タブ状の雄端子金具14が、上段に2本、下段に6本、合計8本インサートされ、各雄端子金具14はフード部13内に突出するとともに雌ハウジング12側に配した各雌端子金具18に導通接続可能とされている。フード部13の上部における幅方向の中央には、雌ハウジング12側に設けられたロックアーム22が係止可能とされるロック孔15が図示上下及び後方へ開放する形態で形成されている。フード部13の天井面には、ロック孔15を図1の左右に挟んだ位置に一対のガイドリブ16が内方へ突設され、両ガイドリブ16は雌ハウジング12が嵌合される際にロックアーム22の両側方に配されたガイド溝内に進入可能とされている。また、フード部13における図示左右の側面には、フード部13の全長にわたって一対のガイドリブ17が内方へ向けて突設され、雌ハウジング12側に設けられたガイド溝内に進入可能とされている。
【0012】
雌ハウジング12は、合成樹脂製とされるとともに、図2及び図3に示すように、内部には後方から電線Wの端末に接続された雌端子金具18を挿入可能なキャビティ19が前後に貫通して設けられている。このキャビティ19は、雄ハウジング11側の各雄端子金具14に対応した位置に合計8室並んで設けられている。雌ハウジング12の側面には、各キャビティ19を幅方向に貫通するリテーナ取付孔20が開口して設けられており、このリテーナ取付孔20内には、各キャビティ19内に突出するとともに各雌端子金具18に係止してこれを抜け止め可能なリテーナ21が側方から取り付けられている。
【0013】
雌ハウジング12の上面における幅方向の中央には、前後方向に沿って延出する片持ち状のロックアーム22が突出して設けられている。このロックアーム22は、前端に配された基端部分からアーム部分が後方へ延出する形態とされ、このアーム部分が基端部分を中心として上下方向に沿って弾性的に揺動変位可能とされている。このロックアーム22のうちアーム部分の上面には、ロック突部23が上方へ突出して設けられている。このロック突部23は、雄ハウジング11側のロック孔15内に進入可能とされるとともに、その後端面がロック孔15の前側の孔縁に係止されることで、両ハウジング11,12を離間不能に保持できるようになっている(図4参照)。ロックアーム22の図2に示す左右両側方には、雄ハウジング11側のガイドリブ16の進入を許容するガイド溝24が一対形成されている。また、雌ハウジング12における左右両側面には、雄ハウジング11側のガイドリブ17の進入を許容するガイド溝25が一対形成されている。
【0014】
続いて、ワイヤ−ツー−ワイヤタイプのコネクタ30について説明する。このコネクタ30をなす雄ハウジング31は、合成樹脂製とされるとともに、図5及び図7に示すように、電線Wの端末に接続された雄端子金具35が収容される端子収容部33と、この端子収容部33を取り囲むとともに前方へ突出する略角筒状のフード部34とを備えている。端子収容部33には、前後に貫通するキャビティ36が上段に2室、下段に6室、合計8室並んで設けられており、各キャビティ36内には、後方から雄端子金具35が挿入可能とされている。端子収容部33の側面には、各キャビティ36を幅方向に貫通するリテーナ取付孔37が開口して形成されており、このリテーナ取付孔37内には、各キャビティ36内に突出するとともに各雄端子金具35に係止してこれを抜け止め可能なリテーナ38が側方から取り付けられている。このリテーナ38は、上下に一対のアーム39を備え、両アーム39が端子収容部33を挟み付けるようにして取り付けられている。このリテーナ38の下側のアーム39には、フード部34の下面に沿って前方へ突出する突出部40が設けられている。この突出部40は、リテーナ38が正規の位置(雄端子金具35に係止する位置)に取り付けられた場合にのみ、雌ハウジング32の下端部に凹んで設けられた溝部44に整合して、その溝部44内に進入可能とされている(図5及び図6参照)。この雄ハウジング31のフード部34には、上記した機器直結タイプのコネクタ10をなす雄ハウジング11のものと同様の構造のロック孔41及び各ガイドリブ42,43がそれぞれ設けられており、これらの構造に関する説明は重複を避けるため省略するものとする。なお、上記した溝部44は、機器直結タイプのコネクタ10の雌ハウジング12にも同様のものが設けられている(図2参照)。
【0015】
一方、雌ハウジング32は、合成樹脂製とされ、上記した機器直結タイプのコネクタ10をなす雌ハウジング12とほぼ同じ構造を有しており、図6及び図7に示すように、雌端子金具45を収容するキャビティ46、リテーナ取付孔47、リテーナ48、ロックアーム49、ロック突部50及び各ガイド溝51,52をそれぞれ備えている。なお、これらの構造に関する説明は重複を避けるため省略する。
【0016】
さて、ワイヤ−ツー−ワイヤタイプのコネクタ30をなす雄雌両ハウジング31,32には、それぞれ誤嵌合防止手段が設けられている。雄ハウジング31におけるフード部34の下部内面には、図5及び図6に示すように、上方(内方)へ突出する第1凸部53が設けられるとともに、雌ハウジング32における下面には、雄ハウジング31の第1凸部53を受け入れ可能な第1凹部54が凹んで設けられている。さらに雌ハウジング32の下面には、上記した第1凹部54に対して図6の右側にずれた位置に第2凸部55が下方(外方)へ突出して設けられるとともに、雄ハウジング31のフード部34の下部内面には、上記した第1凸部53に対して図5の左側にずれた位置に第2凹部56が凹んで設けられている。そして、両ハウジング31,32が嵌合される際には、第1凸部53が第1凹部54に、第2凸部55が第2凹部56にそれぞれ整合して、各凸部53,55が各凹部54,56内に進入することで、両ハウジング31,32の嵌合動作が円滑に案内されるようになっている(図8参照)。
【0017】
第1凸部53と第1凹部54について詳しく説明する。雄ハウジング31の第1凸部53は、図7(A)に示すように、前後方向についてリテーナ38の下側のアーム39の直前位置から、雄端子金具35のタブの前端よりも前方位置まで延出して形成されるとともに、幅方向については、図5に示すように、右端から3番目のキャビティ36とほぼ同じ位置に配されている。雌ハウジング32の第1凹部54は、図7(A)に示すように、前方及び下方へ開放する溝状に形成されていて、その後端面は、両ハウジング31,32が正規に嵌合された状態で第1凸部53の前端よりやや後側になる位置に配されている。第1凹部54は、図6に示すように、幅方向については、図6の左端から3番目のキャビティ46とほぼ同じ位置に配されている。そして、第1凸部53は、第1凹部54を備えていない機器直結タイプのコネクタ10をなす雌ハウジング12に対しては干渉するように、フード部34の内側に突出して配されている。
【0018】
第2凸部55と第2凹部56について詳しく説明する。雌ハウジング32の第2凸部55は、図7(B)に示すように、前後方向について雌ハウジング32の全長にわたって前後に延出して形成されているとともに、幅方向については、図6に示すように、右端から3番目のキャビティ46とほぼ同じ位置に配されている。雄ハウジング31の第2凹部56は、図5に示すように、フード部34の下部を部分的に下方へ膨出させて形成した膨出受け部57の内面に形成され、図5の左端から3番目のキャビティ36とほぼ同じ位置に配されている。第2凹部56は、図7(B)に示すように、フード部34の下部の全長にわたって前後に延出する溝状に形成されている。そして、第2凸部55は、第2凹部56を備えていない機器直結タイプの雄ハウジング11のフード部13に対しては干渉するように、雌ハウジング32の下面から外側に突出して配されている。
【0019】
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用について説明する。図3に示す機器直結タイプのコネクタ10をなす雄雌両ハウジング11,12を嵌合させると、雄ハウジング11側の各ガイドリブ16,17が雌ハウジング12側の各ガイド溝24,25内に進入することで、嵌合動作が円滑に案内されつつ、ロックアーム22が一旦下方へ弾性変形した後、両ハウジング11,12が正規深さまで嵌合されたところで、図4に示すように、両端子金具14,18が接続されるとともにロックアーム22が弾性復帰し、ロック突部23がロック孔15内に進入してその前側の孔縁に係止されることで、両ハウジング11,12が正規の嵌合状態から離間不能に保持される。
【0020】
一方、図7に示すワイヤ−ツー−ワイヤタイプのコネクタ30をなす雄雌両ハウジング31,32を嵌合させると、上述のように各ガイドリブ42,43及び各ガイド溝51,52によって嵌合動作が案内されるのに加えて、雄ハウジング31の第1凸部53が雌ハウジング32の第1凹部54内に進入するとともに、雌ハウジング32の第2凸部55が雄ハウジング31の第2凹部56内に進入することで、嵌合動作がより円滑に案内される。そして、両ハウジング31,32が正規深さまで嵌合されたところで、図8に示すように、両端子金具35,45が接続されるとともに弾性変形していたロックアーム49が弾性復帰し、ロック突部50がロック孔41内に進入してその前側の孔縁に係止されることで、図8に示すように、両ハウジング31,32は正規の嵌合状態から離間不能に保持される。
【0021】
ところで、上記した2つのコネクタ10,30における雌ハウジング12と雌ハウジング32は、互いに極数が同じである上に外形がほとんど同じであるため、誤って不正な組み合わせの雄ハウジング31と雄ハウジング11に嵌合させる可能性がある。例えば、機器直結タイプのコネクタ10をなす雌ハウジング12を、ワイヤ−ツー−ワイヤタイプのコネクタ30をなす雄ハウジング31のフード部34内に嵌合させようとした場合には、図9及び図10に示すように、雌ハウジング12がフード部34内に半分程度進入したところで、第1凸部53の前端面が雌ハウジング12の前端面に突き当たることで、その嵌合動作が規制される。ここで、第1凸部53は、雄端子金具35の前端よりも前方に突出して配されているから、雌ハウジング12の嵌合が規制されるタイミングは、雄端子金具35が雌ハウジング12のキャビティ内19に進入する前の段階となっている。このように、第1凸部53を備えた雄ハウジング31に対して、第1凹部54を備えていない、不正な組み合わせの雌ハウジング12が嵌合されるのが確実に防止される。
【0022】
また、ワイヤ−ツー−ワイヤタイプのコネクタ30をなす雌ハウジング32を、機器直結タイプのコネクタ10をなす雄ハウジング11に嵌合させようとした場合には、図11及び図12に示すように、雌ハウジング32がフード部13内に進入する前の段階で、第2凸部55がフード部13の前端面に突き当たることで、その嵌合動作が規制される。このように、第2凸部55を備えた雌ハウジング32が、第2凹部56を備えていない、不正な組み合わせの雄ハウジング11に嵌合されるのが確実に防止される。
【0023】
以上説明したように本実施形態によれば、第1凸部53、第1凹部54、第2凸部55及び第2凹部56からなる誤嵌合防止手段をワイヤ−ツー−ワイヤタイプのコネクタ30側に全てまとめて設けるようにしているから、誤嵌合検知手段を設けるのに必要な設計変更を行うのがワイヤ−ツー−ワイヤタイプのコネクタ30だけで済み、従来のように両方の組のコネクタ10,30に誤嵌合防止手段を分けて設けるようにした場合と比べて、低コスト化を図ることができる。
【0024】
しかも、一般にワイヤ−ツー−ワイヤタイプのコネクタ30をなす雄ハウジング31を成形するための金型は、機器直結タイプのコネクタ10をなす雄ハウジング11の金型と比べて安価であるから、後者ではなく前者に第1凸部53及び第2凹部56を設けるようにすることで、一層の低コスト化を図ることができる。
【0025】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記した実施形態では、第1凸部が雄ハウジングのフード部の内周面に設けられ、第1凹部が雌ハウジングの下面に設けられた場合について示したが、例えば第1凸部が雄ハウジングの端子収容部の前端面から前方に突出して形成されるとともに、第1凹部が雌ハウジングの前端面に凹んで形成され、両ハウジングを嵌合させるのに伴って第1凸部が第1凹部内に差し込まれる形態のものも本発明に含まれる。
【0026】
(2)上記した実施形態では、2組のコネクタが機器直結タイプのコネクタとワイヤ−ツー−ワイヤタイプのコネクタである場合を例示したが、要は片方の組のコネクタにまとめて誤嵌合防止手段を設けるようにしてあればよいから、例えば2組のコネクタが共に、機器直結タイプのものであったり、またワイヤ−ツー−ワイヤタイプのものであってもよい。
(3)上記した実施形態では、誤嵌合防止手段が嵌合動作を案内する機能を兼備した場合について示したが、要は各凸部に対応する各凹部を有していないハウジングの嵌合を規制できればよいから、必ずしも各凸部や各凹部が嵌合方向に沿って延びる形態でなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る機器直結タイプのコネクタをなす雄ハウジングの正面図
【図2】機器直結タイプのコネクタをなす雌ハウジングの正面図
【図3】機器直結タイプのコネクタを分解した状態を示す図1及び図2のX−X線断面図
【図4】機器直結タイプのコネクタの図1及び図2のX−X線断面図
【図5】ワイヤ−ツー−ワイヤタイプのコネクタをなす雄ハウジングの正面図
【図6】ワイヤ−ツー−ワイヤタイプのコネクタをなす雌ハウジングの正面図
【図7】(A)ワイヤ−ツー−ワイヤタイプのコネクタを分解した状態を示す図6及び図7のY−Y線断面図
(B)ワイヤ−ツー−ワイヤタイプのコネクタを分解した状態を示す図6及び図7のZ−Z線断面図
【図8】(A)ワイヤ−ツー−ワイヤタイプのコネクタの図6及び図7のY−Y線断面図
(B)ワイヤ−ツー−ワイヤタイプのコネクタを分解した状態を示す図6及び図7のZ−Z線断面図
【図9】ワイヤ−ツー−ワイヤタイプのコネクタをなす雄ハウジングに機器直結タイプのコネクタをなす雌ハウジングを嵌合させた場合の正面図
【図10】図9のY−Y線断面図
【図11】機器直結タイプのコネクタをなす雄ハウジングにワイヤ−ツー−ワイヤタイプのコネクタをなす雌ハウジングを嵌合させた場合の正面図
【図12】図11のZ−Z線断面図
【図13】(A)従来例の2組のコネクタを示す説明図
(B)(A)に誤嵌合検知手段を付加したものを示す説明図
(C)(B)について低コスト化を図ろうとしたものを示す説明図
【符号の説明】
11…雄ハウジング(嵌合が予定されていない雄コネクタハウジング)
12…雌ハウジング(嵌合が予定されていない雌コネクタハウジング)
30…コネクタ
31…雄ハウジング(雄コネクタハウジング)
32…雌ハウジング(雌コネクタハウジング)
34…フード部
35…雄端子金具
36…キャビティ
53…第1凸部
54…第1凹部
55…第2凸部
56…第2凹部
W…電線
Claims (2)
- 雄コネクタハウジングのフード部内に雌コネクタハウジングが嵌合可能とされるもので、且つ前記雄コネクタハウジングまたは前記雌コネクタハウジングが、嵌合が予定されていない雌コネクタハウジングまたは雄コネクタハウジングと嵌合されるのを防ぐ手段を備えたコネクタにおいて、
前記雄コネクタハウジングのフード部には、第1凸部が内方へ突設されるとともに、前記雌コネクタハウジングには、第2凸部が外方へ突設され、且つ前記雌コネクタハウジングには、前記第1凸部を受け入れ可能な第1凹部が設けられるとともに、前記フード部には、前記第2凸部を受け入れ可能な第2凹部が設けられており、
前記第1凸部は、前記嵌合が予定されていない雌コネクタハウジングが突き当てられる前端面が、前記フード部の前端面よりも奥まった位置に配されるよう形成されていることを特徴とするコネクタ。 - 前記第1凸部と前記第2凹部とを備えた前記雄コネクタハウジングには、電線に接続された雄端子金具を収容可能なキャビティが設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
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