JP2003058361A - データ転送方法およびデータ変換装置 - Google Patents

データ転送方法およびデータ変換装置

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JP2003058361A
JP2003058361A JP2001249041A JP2001249041A JP2003058361A JP 2003058361 A JP2003058361 A JP 2003058361A JP 2001249041 A JP2001249041 A JP 2001249041A JP 2001249041 A JP2001249041 A JP 2001249041A JP 2003058361 A JP2003058361 A JP 2003058361A
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Homun Kim
ホムン キム
Tatsunari Hashizume
達成 橋爪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ通信を行うマスタ/スレーブ情報機器
のエンディアンの異同に拘わらず、データ変換が必要な
データのみを選別してデータ変換する。 【解決手段】 マスタ10のCPU 28はデータ転送先である
スレーブ12のエンディアン情報を予め格納したデータテ
ーブル30を参照し、データ変換の必要のない場合のみ、
データにフラグを立てる。データ24を受信したデータ変
換装置22では、判定器34がフラグの有無に応じてデータ
を分別し、アドレス空間40または42に記録する。データ
変換装置のCPU 50に読み込まれたソフトウェア46は、ア
ドレス空間40に記録されたデータのみをデータ変換して
変換データ26とし、スレーブ12に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ転送方法お
よびデータ変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】相互に接続されたコンピュータなどの情
報機器は、それらに搭載されたプロセッサ間で通信を行
い、データを交換する。かかるプロセッサ通信方式の代
表的なものに、マスタ/スレーブ方式がある。マスタ/
スレーブ方式では、専ら、主となる情報機器(マスタ)
が従となる情報機器(スレーブ)にアクセスし、マスタ
側の制御によってデータを交換する。
【0003】このようなマスタ/スレーブ方式で問題と
なるのは、プロセッサ間のエンディアンの相違である。
エンディアンとは、情報機器に含まれるメモリへのデー
タの格納の順序を定めた方式をいう。これにはリトルエ
ンディアンおよびビッグエンディアンがある。リトルエ
ンディアンでは、図3(a)に示すように、メモリのLSB
(Least Significant Byte; 最下位バイト)からMSB(M
ost Significant Byte;最上位バイト)へ順にデータが
格納され、その順番でデータが意味をなす。ビッグエン
ディアンでは逆に、図3(b)に示すように、MSBからLSB
へ順にデータが格納され、その順番でデータが意味をな
す。
【0004】例えば、本来、ABCDEFGHという順
番の文字列として意味をなすデータが、マスタ側ではビ
ッグエンディアンに従って、図3(b)に示すようにメモ
リに格納されているとする。しかし、スレーブ側がリト
ルエンディアンに従う場合、スレーブ側に転送された前
記データは、本来なら図3(a)に示すようにスレーブの
メモリに格納されるべきであるにも拘わらず、データ転
送がマスタの制御によって行われるため、マスタと同様
の順番でスレーブのメモリに格納される(図3(b))。
すると、リトルエンディアンに従ってデータの解釈を行
うスレーブ側では、DCBAHGFEという順番の文字
列と解釈し、本来の意味をなさないものになってしま
う。
【0005】このようなエンディアンの相違による問題
は、マスタ・スレーブ間にデータ変換装置を設けること
によって解決されてきた。マスタ側がスレーブ側へアク
セスする前に、データ変換装置にてデータのアドレスを
変更し、スレーブ側でもデータが本来の意味をなすよう
に変換される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、マスタ・スレ
ーブ間でエンディアンが同種の場合は変換は不要であ
る。また、転送するデータの種類によってはバイト単位
のアドレスの保存をする必要はなく、むしろ複数のバイ
ト間のデータの並びを保存して転送を行いたいデータも
ある。
【0007】かかる要求を満たすため、例えば、マスタ
側からデータ変換装置にデータを転送する前に、ソフト
ウェアによって事前にデータ変換を行い、変換装置によ
る変換で元に戻すという方法がある。しかし、この方法
では、マスタから転送されるデータには、マスタ内での
ソフトウェア処理によるデータ変換と、データ変換装置
によるデータ変換とから成る、合計2回のデータ変換が
必ず行われる。したがって、処理時間の増大、性能低下
などの問題が生じていた。しかも、データ変換の必要が
ある場合には対応できない。
【0008】データ変換の必要の有無に対応するため、
特開2000-330760号のように、データ変換装置内に各マ
スタ用のレジスタを設け、変換の可否を決定する方式も
ある。しかし、特開2000-330760号では、マスタがアク
セスするスレーブは決定されていて、変換する/しない
は固定されている。したがって、1つのマスタは種々の
エンディアン形式を有する複数のスレーブと自由にデー
タ通信することができない。もちろん、スレーブが増え
ても、それらのスレーブとデータ通信することができな
い。このように、上記の従来技術では、システム変更に
柔軟に対応することが困難である。
【0009】また、特開2000-330760号では、マスタご
とに変換制御部6を用意しなければならない。したがっ
て、マスタの数が多くなるほど、データ変換装置は大規
模にならざるを得ない。
【0010】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、データ変換を重複して行うことなく、システムの変
更にも柔軟に対応可能なデータ転送方法およびデータ変
換装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、第1の情報機器から第2の情報機器へデ
ータを転送するデータ転送方法において、第2の情報機
器のエンディアン情報を予め格納したデータテーブルを
参照し、データを第2の情報機器のエンディアンで処理
可能なデータとするデータ変換の必要の有無を示す識別
子をデータに表示して第1の情報機器から転送する工程
と、データをデータ変換装置で受信し、データに表示さ
れた識別子を判定して、データをデータ変換すべきデー
タ記録領域またはデータ変換すべきでないデータ記録領
域に分別して記録する工程と、データ変換すべきデータ
記録領域に記録されたデータのみをデータ変換する工程
と、データ変換され、またはデータ変換されなかったデ
ータをデータ変換装置から第2の情報機器に転送する工
程とを含む。
【0012】本発明によれば、第1および第2の情報機
器のエンディアンの異同に拘わらず、第1の情報機器か
ら転送されるデータのうちデータ変換すべきデータのみ
をデータ変換し、第2の情報機器に転送することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よるデータ転送方法およびデータ変換装置の実施例を詳
細に説明する。以下に示す実施例において、本発明に関
連のない要素については省略し、同様の要素は同一の符
号で表すものとする。また、信号やデータはそれが現れ
る信号線の符号で表すこととする。
【0014】図2は本発明によるデータ転送システムの
第1の実施例の概略ブロック図である。図2に示すよう
に、本実施例は、ビッグエンディアンのマスタ10と、リ
トルエンディアンのスレーブ12と、データ変換装置22と
で構成されている。マスタ10およびスレーブ12は、パソ
コンその他の情報機器としてよい。マスタ10およびスレ
ーブ12はそれぞれメモリ14、16を含む(図2では省
略)。マスタ10とスレーブ12とが通信を行う場合は、マ
スタ10が主導権を握っていて、スレーブ12に対してデー
タを送ってスレーブ12のメモリ16に格納し、また、必要
なデータをスレーブ12に要求して自己のメモリ14に格納
する。
【0015】例えば、ABCDEFGHという順番の文
字列として意味をなすデータは、マスタ10のメモリ14で
はビッグエンディアンに従って、図3(b)に示すように
メモリに格納されている。すなわち、メモリのMSB(Mos
t Significant Byte; 最上位バイト)からLSB(Least S
ignificant Byte; 最下位バイト)へ順にデータが格納
され、矢印18の示す順番でデータ(ABCD…)が意味
をなす。一方、このデータがリトルエンディアンのスレ
ーブ12のメモリ16に格納される場合は、逆に、図3(a)
に示すように、LSBからMSBへ順にデータが格納され、矢
印20の示す順番でデータを格納すべきである。
【0016】しかし、このデータをマスタ10から受け取
ったスレーブ12が、マスタ10と同様に、図3(b)に示す
ように自己のメモリに格納すると、リトルエンディアン
に従うスレーブ12は、データをDCBAHGFEという
順番の文字列として解釈してしまう。
【0017】このようなエンディアンの相違によるデー
タの齟齬の問題を、図2に示すデータ変換装置22によっ
て解決する。データ変換装置22は、マスタ10から転送さ
れた原データ24を受信して所定のデータ変換を行い、変
換データ26としてスレーブ12へ転送する装置である。デ
ータ変換装置22の機能を詳細に説明するため、以下、図
1を参照して本実施例を説明する。
【0018】図1は図2に示す本発明によるデータ転送
システムの第1の実施例を詳細に示すブロック図であ
る。マスタ10はビッグエンディアンに従って各種のデー
タを格納するメモリ14の他、信号線15、17を介してメモ
リ14にアクセスして情報の入出力を行うCPU(Central P
rocessing Unit)28と、スレーブのエンディアンに関す
る情報を予め格納したデータテーブル30とを含む。デー
タテーブル30は複数のスレーブのエンディアン情報を含
んでいて、いずれのスレーブとデータ通信する場合に
も、データ変換が必要かどうか分かるようになってい
る。つまり、図1ではスレーブ12のみが図示されている
が、これは代表的に示したものであり、スレーブは複数
であってもよい。このように、データテーブル30には、
I/Oバス26に接続されマスタ10との通信が可能なすべて
のスレーブのエンディアン情報が格納されている。
【0019】CPU 28は、いずれかの通信相手とデータ通
信を行う時は、I/Oバス26に接続された複数の情報機器
のうち、通信相手となるスレーブのエンディアン情報
を、信号線32を通じてデータテーブル30に参照しにい
く。例えばスレーブ12が通信相手である場合、データテ
ーブル30には、スレーブ12のエンディアンがリトルエン
ディアンであることが記述されている。このように、通
信相手のエンディアンがマスタ10のものと異種である場
合は、CPU 28は、メモリ14から取り出したデータ17をそ
のままデータ変換装置22に転送する。一方、通信相手の
エンディアンがマスタ10のものと同種である場合は、フ
ラグを立てたデータ24をデータ変換装置22に転送する。
このフラグは、データ変換すべきか否かを表す識別子と
しての役割を果たす。
【0020】データ変換装置22は、マスタ10からのデー
タ24を参照し、必要に応じてスレーブ12のエンディアン
で処理可能なデータとするデータ変換を行う装置であ
る。データ変換装置22は判定器34を含み、判定器34は、
データ24のフラグの有無を判定し、信号線44を通して、
メモリ36のうち、データ領域38のアドレス空間40または
42にデータを分別して記録するユニットである。データ
24にフラグが立てられていない場合は、データ変換が必
要であると分かり、データはアドレス空間40へ格納さ
れ、フラグが立てられている場合は、データ変換が不要
と分かり、アドレス空間42に格納される。
【0021】図10は図1に示すメモリ36のデータ領域38
のメモリマップである。アドレス空間40はデータ変換す
べきデータが記録される空間であり、アドレス空間42は
データ変換すべきでないデータが記録される空間であ
る。メモリ36にはデータ領域38の他、ソフトウェア46が
格納されている。ソフトウェア46はデータのデータ変換
を行うプログラムであり、信号線48によりCPU 50に読み
込まれ、CPU 50によって実行される。CPU 50に読み込ま
れたソフトウェア46は、信号線52によりアドレス空間40
および42にそれぞれアクセスし、取り出したデータ54の
うち、空間40に格納されていたデータのみについて、デ
ータ変換を行う。
【0022】このようなソフトウェアの機能により、デ
ータ変換すべきデータのみがデータ変換を受けることと
なり(図7)、データ変換すべきでないデータは無変換
のまま(図8)、データ26としてスレーブ12に転送され
る。なお、本実施例ではデータ変換手段としてソフトウ
ェアを採用しているが、これはハードウェア化し、デー
タ変換装置としてもよい。その場合はアドレス空間40に
格納されたデータのみがデータ変換装置に送られる構成
とすればよい。
【0023】図1のスレーブ12はデータ26を格納するメ
モリ16と、CPU 60とを含む。CPU 60は、信号線56によっ
てメモリ16にアクセスし、取り出したデータ58をリトル
エンディアンに従って解釈し、演算または処理を行う。
【0024】以上のような構成を有する本発明の第1の
実施例の動作について、以下、説明する。マスタ10のCP
U 28は、スレーブ12に対してデータを送信する場合、ま
ず、予め各スレーブのエンディアン情報を格納したデー
タテーブル30を参照する(信号線32)。CPU 28は、送信
相手であるスレーブ12が、マスタ10(ビッグエンディア
ン)と異なるリトルエンディアンであり、リトルエンデ
ィアンで処理可能なデータとするデータ変換が必要であ
ることを認識する。次に、CPU 28はメモリ14にアクセス
15し、スレーブ12に送信すべきデータ17を取り出す。デ
ータ17は、データ変換の必要があるため、CPU 28によっ
て所定のフラグが立てられることはなく、フラグなしの
データ24として転送される。
【0025】データ変換装置22の判定器34は、データに
フラグが立てられているかどうかを判定する。この場
合、データ24にフラグは立てられていないため、判定器
34は、信号線44を通じて、メモリ36のデータ領域38のう
ち、データ変換すべきデータが記録されるアドレス空間
40にデータを記録する。記録が完了すると、判定器34
は、CPU 50に信号62を送り、データを受信したことを知
らせる。
【0026】CPU 50はソフトウェア46を読み込み、バス
52を介してデータ領域38にアクセスし、アドレス空間4
0、42に記録されているデータを取り出す。そして、ア
ドレス空間40に格納されていたデータのみについて、デ
ータ変換を行う。この結果、空間40に格納されていたデ
ータはデータ変換を受け、図2に示すように、スレーブ
12側のリトルエンディアンで処理可能なデータ26に変換
される。
【0027】こうして変換されたデータ26はスレーブ12
のメモリ16に格納される。CPU 60はメモリ16から読み出
したデータ58をリトルエンディアンに従って解釈する
が、所定のデータ変換が行われているため、意味の通る
データとなっていて、データの齟齬が生じない。
【0028】上述の動作例ではマスタ10およびスレーブ
12は異種エンディアン装置であり、データ変換の必要が
あった。一方、同種エンディアン装置間のように、デー
タ変換の必要のない場合(フラグあり)は、データはア
ドレス空間42に記録され、ソフトウェア46によるデータ
変換を受けない。よって、やはりデータの齟齬は生じな
い。
【0029】以上のように、本発明の特徴は、データに
表示されるフラグの有無により、データ変換の必要性を
判定器34が判定し、これに応じて、そのデータを格納す
るデータ領域38のアドレス空間40または42を選択する点
にある。
【0030】この第1の実施例では、マスタ10側がビッ
グエンディアン、スレーブ12側がリトルエンディアンに
なっている。しかし、その逆、すなわちマスタ側がリト
ルエンディアン、スレーブ側がビッグエンディアンの場
合でも、当然、適用可能である。
【0031】また、上述の第1の実施例では、データを
マスタ10からスレーブ12に送信する場合のみを説明した
が、スレーブ12からのデータをマスタ10が受信する場合
にも、本実施例を適用可能である。その場合、マスタ10
のCPU 28は、アクセスすべきスレーブのエンディアン情
報をデータテーブル30で参照し、これに応じて、判定器
34に、フラグを立てたアクセス命令を出す。アクセス命
令にフラグが立てられていなければ、判定器30はCPU 50
に対し、アクセス命令62とともに、データのデータ変換
命令62を出しておく。
【0032】アクセス命令26はCPU 50を経由して目的の
スレーブに転送され、スレーブから得られたデータ26
は、必要に応じて、CPU 50でデータ変換を行う。変換し
た場合はデータをアドレス空間40に格納し、変換する必
要がなかった場合は、データをアドレス空間42に格納す
る。判定器34はこれらのアドレス空間40、42にアクセス
し、データ44を獲得し、マスタ10のCPU 28に転送する。
必要に応じてデータ変換がなされているため、マスタ10
側でも、データの齟齬を生じることなく、得られたデー
タ15をメモリ14に格納し、ビッグエンディアンに従って
解釈し、演算・加工することができる。
【0033】さらに、上述の第1の実施例では、データ
変換装置22を、CPU 50を備えた別個のハードウェア装置
として説明しているが、これはマスタ10中に格納された
ソフトウェアプログラムによって実現することも可能で
ある。この場合、CPU 28がフラグの有無を判定し、フラ
グの有無に従って、フラグを付けないデータをデータ領
域38のアドレス空間40または42に直接送信し、必要によ
りデータ変換を行うことになる。
【0034】ここで本発明の第1の実施例と、従来技術
とを比較する。図4は従来技術におけるデータ転送のブ
ロック図である。従来技術においても、図4に示すよう
に、マスタ10・スレーブ12間にはデータ変換装置64が存
在している。そして、データ変換の必要がある場合に
は、装置64が図5に示すようにデータ変換を行ってい
た。また、データ変換の必要がない場合は、例えば、図
6に示すように、マスタ10がデータ変換装置64にアクセ
スする前に、マスタ10内部でソフトウェア処理によって
データ変換を行い、データの変換を回避していた。しか
し、これらの従来技術の方法では、データ変換装置64は
必ずデータ変換を行うという前提であったため、データ
変換の必要がない場合には、図6に示すように、ソフト
ウェア処理によるデータ変換と、データ変換装置64によ
るデータ変換とから成る、合計2回のデータ変換が行わ
れていた。したがって、処理時間の増大、性能低下など
の問題が生じていた。
【0035】一方、本発明の第1の実施例では、図7ま
たは図8に示すように、データ変換が必要な場合のみ変
換を行う構成となっているため、従来技術で生じたよう
な問題が発生しない。
【0036】図9は本発明によるデータ転送システムの
第2の実施例を示すブロック図である。本発明の第1の
実施例では、マスタ10内にデータテーブル30が含まれる
構成となっているが、第2の実施例では、データテーブ
ル100をマスタ10の外部に配置し、システム全体で共用
する1つのデータテーブルとしている。このようにマス
タ10の外部に配置されたデータテーブル100は、図9に
示すように、パソコンその他の記憶装置102に保有させ
ればよい。このような構成は、図示しないものの、複数
のマスタがある場合、各マスタにデータテーブルを用意
しなくてよいという利点がある。代表的に示すマスタ10
は、バス104によって直接にデータテーブル100を参照可
能であり、システムに接続された他のいずれのマスタも
このデータテーブル100を参照可能である。
【0037】
【発明の効果】このように本発明によれば、第1および
第2の情報機器のエンディアンの異同に拘わらず、第1
の情報機器から転送されるデータのうちデータ変換すべ
きデータのみをデータ変換し、第2の情報機器に転送す
ることができる。したがって、重複したデータ変換によ
って生じていた、処理時間の増大、性能低下などの問題
が回避できる。
【0038】また本発明によれば、データテーブルを用
意し、すべてのスレーブのエンディアン情報を格納して
いる。したがって、従来は固定的に組み合わされていた
マスタ・スレーブの自由な組合せによる通信を可能とす
る。エンディアン情報の変更や、システムに含まれるマ
スタまたはスレーブの増減によるシステムの変更は、デ
ータテーブルの情報を書き換えればよく、システムの変
更に柔軟に対応できるという利点がある。
【0039】特に複数のマスタがある場合には、共通の
データテーブルを用意し、すべてのマスタからアクセス
可能できる。したがって、マスタごとにデータテーブル
を用意する必要がなく、システムを小規模にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータ転送システムの第1の実施
例を詳細に示すブロック図である。
【図2】図1に示す本発明の第1の実施例の概略ブロッ
ク図である。
【図3】エンディアンの説明図であり、(a)はリトルエ
ンディアン、(b)はビッグエンディアンである。
【図4】従来技術におけるデータ転送のブロック図であ
【図5】従来の異種エンディアン装置間でのデータ転送
を示す概念図である。
【図6】従来の同種エンディアン装置間でのデータ転送
を示す概念図である。
【図7】本発明による異種エンディアン装置間でのデー
タ転送を示す概念図である。
【図8】本発明による同種エンディアン装置間でのデー
タ転送を示す概念図である。
【図9】本発明によるデータ転送システムの第2の実施
例の概略ブロック図である。
【図10】図1に示すマスタのメモリのデータ領域のメ
モリマップである。
【符号の説明】
10 マスタ 12 スレーブ 22 データ変換装置 30 データテーブル 34 判定器 38 データ領域 40、42 アドレス空間 46 ソフトウェア

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の情報機器から第2の情報機器へデ
    ータを転送するデータ転送方法において、該方法は、 第2の情報機器のエンディアン情報を予め格納したデー
    タテーブルを参照し、前記データを第2の情報機器のエ
    ンディアンで処理可能なデータとするデータ変換の必要
    の有無を示す識別子を前記データに表示して第1の情報
    機器から転送する工程と、 前記データをデータ変換装置で受信し、該データに表示
    された識別子を判定して、該データをデータ変換すべき
    データ記録領域またはデータ変換すべきでないデータ記
    録領域に分別して記録する工程と、 前記データ変換すべきデータ記録領域に記録されたデー
    タのみをデータ変換する工程と、 データ変換され、またはデータ変換されなかったデータ
    を前記データ変換装置から第2の情報機器に転送する工
    程とを含み、 これによって第1の情報機器から転送されるデータのう
    ちデータ変換すべきデータのみをデータ変換し、第2の
    情報機器に転送することを特徴とするデータ転送方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、第1お
    よび第2の情報機器は、異種または同種のエンディアン
    に従ってデータを処理するものであることを特徴とする
    データ転送方法。
  3. 【請求項3】 第1の情報機器から転送されたデータを
    受信してデータ変換を行い、第2の情報機器へ転送する
    データ転送装置において、該装置は、 前記データを第2の情報機器のエンディアンで処理可能
    なデータとするデータ変換の必要の有無を判定する判定
    手段と、 データ変換すべきデータを記録する第1の領域およびデ
    ータ変換すべきでないデータを記録する第2の領域を有
    し、第1および第2の領域のいずれかに前記データを分
    別して記録する記録手段と、 第1の領域に記録されたデータのみをデータ変換するデ
    ータ変換手段とを含み、 これによって、第2の情報機器にデータを転送する際
    に、第1の情報機器から転送されるデータのうちデータ
    変換すべきデータのみをデータ変換することを特徴とす
    るデータ変換装置。
  4. 【請求項4】 第1の情報機器と、第1の情報機器から
    転送されたデータを受信してデータ変換を行い第2の情
    報機器へ転送するデータ変換装置とを含むデータ転送シ
    ステムにおいて、該システムは、第2の情報機器のエン
    ディアン情報を予め格納したデータテーブルを含み、 第1の情報機器は、前記データを第2の情報機器のエン
    ディアンで処理可能なデータとするデータ変換の必要の
    有無を示す識別子を前記データに表示する識別子表示手
    段を含み、 前記データ変換装置は、前記識別子に基づいてデータ変
    換の必要の有無を判定する判定手段と、データ変換すべ
    きデータを記録する第1の領域およびデータ変換すべき
    でないデータを記録する第2の領域を有し、第1および
    第2の領域のいずれかに前記データを分別して記録する
    記録手段と、第1の領域に記録されたデータのみをデー
    タ変換するデータ変換手段とを含み、 これによって第1の情報機器から転送されるデータのう
    ちデータ変換すべきデータのみをデータ変換し、第2の
    情報機器に転送することを特徴とするデータ転送システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のシステムにおいて、第
    1の情報機器は、第2の情報機器と異種または同種のエ
    ンディアンに従ってデータを処理するものであることを
    特徴とするデータ転送システム。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載のシステムにお
    いて、前記データテーブルは、第1の情報機器の各々に
    ついて設けられていることを特徴とするデータ転送シス
    テム。
  7. 【請求項7】 請求項4または5に記載のシステムにお
    いて、前記データテーブルは、前記システムに接続され
    たすべての第1の情報機器から参照可能な共用物として
    設けられていることを特徴とするデータ転送システム。
JP2001249041A 2001-08-20 2001-08-20 データ転送方法およびデータ変換装置 Withdrawn JP2003058361A (ja)

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AT501854A1 (de) * 2004-11-15 2006-11-15 Univ Wien Tech Verfahren zum austausch von daten
CN100428214C (zh) * 2003-03-19 2008-10-22 松下电器产业株式会社 字节序不同的处理器间共享数据的数据共享装置和处理器
US9142861B2 (en) 2011-08-17 2015-09-22 Fujitsu Limited Lithium ionic conductor and fabrication method therefor, and all-solid lithium secondary battery

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