JPH1063617A - シリアル通信装置 - Google Patents

シリアル通信装置

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JPH1063617A
JPH1063617A JP21558296A JP21558296A JPH1063617A JP H1063617 A JPH1063617 A JP H1063617A JP 21558296 A JP21558296 A JP 21558296A JP 21558296 A JP21558296 A JP 21558296A JP H1063617 A JPH1063617 A JP H1063617A
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bits
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JP21558296A
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Yasushi Nishi
靖史 西
Masaru Goto
後藤  勝
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データバス幅の異なる複数種類のCPUに対
応することができ、データバス幅をフルに利用してデー
タ転送効率を向上させるとともに、データバス幅よりも
狭いビット単位でデータ転送が可能なシリアル通信装置
を提供する。 【構成】 シリアル通信装置1は、32ビット構成のデ
ータバスDを介して送受信データの転送を行なう。デー
タの転送を制御するCPUインタフェース部2内に、並
列転送データ幅を32,16,8ビットのいずれかに設
定する並列転送データ幅設定部7を設ける。CPUイン
タフェース部2は、並列転送データ幅に応じて送信デー
タバッファ部3,受信データバッファ部6のバッファ容
量を設定する。受信データバッファ部6が一杯になった
時点で、CPUインタフェース部2は受信データがある
ことを示す信号を出力する。並列転送データ幅が16,
8ビットに設定された場合、データバスDの下位16,
8ビットでデータの転送を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPU等からデー
タバスを介して供給される並列ビット信号を直列ビット
信号に変換して送信すると共に、受信した直列ビット信
号を並列ビット信号に変換してデータバスを介してCP
U等に供給するシリアル通信装置に関し、詳しくは、デ
ータバスを介して入出力される並列ビット信号のデータ
幅を変えることできるシリアル通信装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムでは、データ入出
力用の周辺装置を接続するのに、CPUと周辺装置との
間にインタフェースの役割を果たす周辺コントローラが
用いられる。このような周辺コントローラの1つとし
て、シリアル通信装置が知られている。シリアル通信装
置は、CPUと非同期に動作させているのが一般的であ
る。このため、シリアル通信装置からCPUに対して割
り込み信号を供給し、CPUが、シリアル通信装置から
供給された割り込み信号に応じて、シリアル通信装置に
アクセスを行なうようにしている。シリアル通信のデー
タ転送速度を上げていった場合には、割り込みの間隔が
短くなる。このため、CPU側のソフトウエア処理にお
いて、他の処理の一時中断やデータ退避といった割り込
み要求に対応した処理を頻繁に行なうこととなり、割り
込みによるオーバーヘッドが深刻な問題となっていた。
【0003】そこで、シリアル通信装置内に、例えば1
6バイト程度のデータ記憶容量を有する先入れ先出し方
式(FIFO:First In First Ou
t)のバッファ装置を備え、このバッファ装置が一杯に
なった時点で割り込み信号を発生させるようにすること
で、割り込み信号の発生頻度を低減させるようにしたシ
リアル通信装置が実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シリアル通信装置は、次のような問題があった。CPU
との間でデータを並列転送するためのデータバスの幅が
例えば8ビットに固定されているので、シリアル通信装
置に対する1回の書き込みまたは読み出し操作で8ビッ
トずつデータを書き込みまたは読み出すこととなり、C
PU等とシリアル通信装置との間のデータ転送の効率が
制限されてしまう。特に、CPUが16ビット,32ビ
ット,64ビット構成の場合には、16ビット,32ビ
ット,64ビットというデータ幅の広いデータバスを備
えているにも拘わらず、シリアル通信装置側の並列入出
力データ幅の制限によって、CPUとシリアル通信装置
との間のデータ転送効率が制限されてしまう。この結
果、16ビット,32ビット,64ビット構成のCPU
のデータバスが有するデータ転送容量を有効に利用する
ことができないという問題があった。
【0005】これに対して、CPUのデータバス幅に対
応させた複数の種類のシリアル通信装置を用意すれば、
データバスのデータ転送能力を有効に利用することがで
きる。しかしながら、CPUの種類毎にシリアル通信装
置を用意しなければならず、シリアル通信装置の汎用性
が低下する。このため、1種類のシリアル通信装置で、
データバス幅の異なる複数種類のCPUに対応すること
のできるシリアル通信装置が要望されていた。
【0006】また、例えば、32ビットのデータバスと
32ビットのデータバッファ部とを備えて、32ビット
のデータを受信した際に割り込み信号を発生させる構成
のシリアル通信装置を想定した場合、このシリアル通信
装置は、周辺装置との間で比較的大容量のデータを送受
信するのには好適であるが、周辺装置から供給される例
えば8ビットのデータをCPU側が時間遅れなく取り込
むことは困難になる。このため、CPUとシリアル通信
装置との間でCPU側のデータバス幅に応じたデータの
並列転送が可能であると共に、必要に応じてCPU側の
データバス幅よりも狭いビット単位(例えば8ビット単
位)でのデータ転送が可能なシリアル通信装置が要望さ
れていた。
【0007】本発明は上述した課題を解決するためにな
されたもので、データバス幅の異なる複数種類のCPU
に対応することができると共に、データバス幅よりも狭
いビット単位でのデータ転送が可能なシリアル通信装置
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明に係るシリアル通信装置は、データ
バスを介して供給される並列ビット信号を送信バッファ
部に格納すると共に、受信バッファ部に格納されている
受信データを上記データバスを介して出力するインタフ
ェース部と、上記送信バッファ部に格納された送信デー
タを直列ビット信号に変換して送信する送信部と、受信
した直列ビット信号を並列ビット信号に変換して上記受
信バッファ部に格納する受信部とを具備したシリアル通
信装置において、上記インタフェース部に、上記データ
バスを介して並列転送するデータのビット数を設定する
並列転送データ幅設定部を設けた構成としてある。
【0009】請求項2の発明は、請求項1に記載のシリ
アル通信装置において、上記並列転送データ幅設定部
は、上記データバスを介して接続されたCPUから供給
される転送データ幅設定命令に基づいて、上記データバ
スを介して並列転送するデータのビット数を設定するも
のである構成とした。
【0010】請求項3の発明は、請求項1に記載のシリ
アル通信装置において、上記インタフェース部を、上記
受信バッファ部に格納された受信データの容量が、上記
並列転送データ幅設定部で設定されたビット数となった
時点、または、上記並列転送データ幅設定部で設定され
たビット数の整数倍となった時点で、受信データがある
ことを示す信号を出力するように構成した。
【0011】本発明のシリアル通信装置によれば、並列
ビット信号がデータバスを介してインタフェース部に入
力されると、並列転送データ幅設定部で設定されたビッ
ト数の並列ビット信号が送信バッファ部に格納される。
そして、送信バッファ部に格納された送信データが直列
ビット信号に変換されて、送信部から出力される。ま
た、直列ビット信号が受信部で受信されると、並列ビッ
ト信号に変換されて、受信バッファ部に格納される。す
ると、インタフェース部によって、並列転送データ幅設
定部で設定されたビット数の並列ビット信号が受信バッ
ファ部から取り出されて、データバスに出力される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形
態に係るシリアル通信装置のブロック構成図である。図
1に示すように、本実施形態のシリアル通信装置1は、
CPUインタフェース部2と、送信データバッファ部3
と、送信部4と、受信部5と、受信データバッファ部6
とを具備している。
【0013】CPUインタフェース部2は、データバス
D、アドレスバスA、コントロールバスCを介して図示
しないCPUと接続されており、CPUからデータバス
Dを介して供給された送信データを送信データバッファ
部3に格納する部分である。また、このCPUインタフ
ェース部2は、受信データを受信データバッファ部6か
ら読み出して、データバスDに出力する機能をも有して
いる。このようなCPUインタフェース部2には、デー
タバスDに転送するデータのデータ幅を図示しないCP
Uの命令によって設定する並列転送データ幅設定部7が
設けられている。本実施形態では、データバスDの全幅
を32ビットとし、並列転送するデータのデータ幅を8
ビット,16ビット,32ビット(1バイト,2バイ
ト,4バイトモード)の3モードの中から選択して設定
できるようになっている。具体的には、CPUが、シリ
アル通信装置1をコントロールバスC内のチップセレク
ト信号によってイネーブル(動作可能)状態に設定した
後、並列転送データ幅設定用に割り当てられたアドレス
を指定するアドレスデータをアドレスバスAを介してC
PUインタフェース部2に供給する。すると、CPUイ
ンタフェース部2が、データバスD上に供給されている
並列転送データ幅設定データを、コントロールバスC内
の書き込みタイミング信号に基づいて取り込み、並列転
送データ幅設定部7内のレジスタ等に格納する。そし
て、CPUインタフェース部2は、データバスDを介し
て入出力するデータのビット数を、上記並列転送データ
幅設定データが示す並列転送データ幅に制御する。すな
わち、8ビットの並列転送データ幅が設定された場合に
は、CPUインタフェース部2は、送信データの取り込
み時に、全32ビットのデータ幅を有するデータバスD
の中から下位8ビットのデータを有効な送信データとし
て取り込み、受信データの出力時には、8ビットの受信
データを全32ビットのデータ幅を有するデータバスD
の下位8ビットに配置して出力する。また、16ビット
の並列転送データ幅が設定された場合には、全32ビッ
トデータ幅のデータバスDの中から下位16ビットのデ
ータを有効な送信データとして取り込み、16ビットの
受信データを全32ビットデータ幅のデータバスDの下
位16ビットに配置して出力する。さらに、32ビット
の並列転送データ幅が設定された場合には、全32ビッ
トのデータを有効な送信データとして取り込み、32ビ
ットの受信データをそのままデータバスDに出力する。
なお、CPUインタフェース部2は、受信データの出力
時に、有効なデータが含まれていない上位ビットに対し
てはデータ0を出力するようにしている。
【0014】さらに、CPUインタフェース部2は、受
信データバッファ部6に格納された受信データの容量
が、並列転送データ幅設定部7で設定されたデータ幅に
対応した容量になった時点で、受信データがあることを
示す信号を出力するようになっている。すなわち、8ビ
ットの並列転送データ幅が設定されている場合には、8
ビットの受信データが受信データバッファ部6に格納さ
れた時点で、CPUインタフェース部2が、受信データ
があることを示す割り込み要求信号をコントロールバス
C内の割り込み要求信号線を介してCPUに出力する。
同様に、16ビットまたは32ビットの並列転送データ
幅が設定されている場合には、受信データバッファ部6
に16ビットまたは32ビットの受信データが格納され
た時点で、受信データがあることを示す割り込み要求信
号をCPUに出力する。そして、この割り込み要求に応
答して、読み出しタイミング信号がCPU側からこのシ
リアル通信装置1に供給されると、CPUインタフェー
ス部2は、受信データバッファ部6に格納されている受
信データをデータバスD上に送出するようになってい
る。
【0015】送信データバッファ部3は、格納された送
信データを1バイトずつ送信部4に供給する部分であ
り、受信データバッファ部6は、受信部5からの並列ビ
ットデータを1バイトずつ格納する部分である。。これ
ら送信データバッファ部3と受信データバッファ部6と
は、データバスDを介して並列転送することのできる最
大データ幅分のデータ容量を備えている。本実施形態で
は、並列転送することのできる最大データ幅は32ビッ
トであるので、送,受信データバッファ部3,6は、そ
れぞれ32ビット分の容量を有する。
【0016】送信部4は、送信データバッファ部3から
供給された1バイトのデータに直列伝送方式に応じたデ
ータ(非同期式の場合は、スタートビット、ストップビ
ット、パリティビット等)を付加した後に、並列ビット
データを送信部4内の並列−直列変換回路で直列ビット
データに変換し、この直列ビットデータを所定の伝送ク
ロックに基づいて直列送信データ(シリアルアウト)と
して図示しないデータ入出力装置等に送信する部分であ
る。
【0017】受信部5は、図示しないデータ入出力装置
等から入力した直列受信データ(シリアルイン)の中か
ら直列伝送方式に応じたデータ(非同期式の場合は、ス
タートビット、ストップビット、パリティビット等)を
分離すると共に、受信したデータのチェックを行ない
(非同期式の場合は、パリティビットのエラーチェッ
ク)、本来の受信データを受信部5内の直列−並列変換
回路で並列ビットデータに変換して、受信データバッフ
ァ部6に格納する部分である。
【0018】次に、本実施形態のシリアル通信装置が示
す動作について説明する。図2はデータバスDを介して
並列転送するデータのデータ幅を32ビット(4バイ
ト)に設定した場合のシリアル通信装置の動作を示す説
明図である。並列データ転送幅が32ビット(4バイ
ト)に設定されると、図1に示すCPUインタフェース
部2において、32ビット幅のデータバスDを介して供
給された全ビットデータが有効な送信データとして取り
込まれる。すなわち、32ビット幅のデータバスDの下
位8ビットに1バイト目のデータが、次の8ビットに2
バイト目のデータ、さらに次の8ビットに3バイト目の
データ、そして上位8ビットに4バイト目のデータを有
する送信データがCPUインタフェース部2に取り込ま
れる。CPUインタフェース部2に有効な送信データと
して取り込まれた32ビットのデータは、最下位ビット
から8ビットずつ区切られ、図2に示すように、8ビッ
トのデータ幅を有する送信データバッファ部3に格納さ
れる。そして、送信データバッファ部3が4バイトの先
入れ先出し(FIFO)バッファとして動作し、まず1
バイト目のデータが送信部4に供給され、次いで2,
3,4バイト目のデータが順次が送信部4に供給され
る。これにより、1バイト目から4バイト目の送信デー
タが順次直列信号に変換されて順次送信される。
【0019】一方、直列データが受信部5に受信される
と(シリアルイン)、1バイト(8ビット)毎に、受信
データが受信部5から受信データバッファ部6に出力さ
れる。そして、図2に示すように、受信データバッファ
部6が4バイトの先入れ先出し(FIFO)バッファと
して動作し、受信部5から1バイト(8ビット)ずつ出
力される受信データが受信データバッファ部6に順次格
納される。受信データバッファ部6に格納された受信デ
ータのバイト数はCPUインタフェース部2で監視され
ており、4バイト分の受信データが格納された時点で、
受信データ有りを示す割り込み要求信号がCPUインタ
フェース部2からCPUに出力される。これにより、受
信データバッファ部6に格納されている4バイト分の受
信データが読み出され、1バイト目のデータが32ビッ
ト幅の並列転送データの最下位バイトに、次に2バイト
目のデータ、次に3バイト目のデータ、32ビット幅の
並列転送データの最下位バイトに4バイト目のデータを
配置されて、4バイトの並列転送データが生成される。
そして、この4バイトの並列転送データが、図示しない
CPU側からコントロールバスCを介して供給される読
み出しタイミング信号に基づいて、データバスD上に出
力される。このように、データバスDを介して1回の書
き込みまたは読み出しアクセスで4バイトのデータを転
送する4バイトモードでは、従来の1バイトずつ書き込
みまたは読み出しを行なう場合と比較して、データ転送
に要するアクセス回数を1/4に低減させることができ
る。したがって、CPU等の本体システム側が32ビッ
トのデータバス幅を備えている場合は、そのデータバス
幅の能力をフルに利用してCPU等の本体システム側と
シリアル通信装置1との間の並列データ転送を効率良く
行なうことができる。
【0020】図3はデータバスDを介して並列転送する
データのデータ幅を16ビット(2バイト)に設定した
場合のシリアル通信装置の動作を示す説明図である。並
列データ転送幅が16ビット(2バイト)に設定された
場合、全32ビット幅のデータバスDの内、下位16ビ
ットが用いられて、CPUインタフェース部2によるデ
ータの転送が行なわれる。すなわち、データバスDの下
位16ビットで供給される送信データがCPUインタフ
ェース部2に取り込まれると、その16ビットの送信デ
ータの下位8ビットが1バイト目のデータ、上位8ビッ
トが2バイト目のデータとして、送信データバッファ部
3に格納される。そして、送信データバッファ部3が4
バイトの先入れ先出し(FIFO)バッファとして動作
し、まず1バイト目のデータが送信部4に供給され、次
いで2バイト目のデータが送信部4に供給される。これ
により、1バイト目および2バイト目の送信データが順
次直列信号に変換されて順次送信される。
【0021】一方、直列データが受信部5に受信される
と、1バイト(8ビット)毎に受信データが出力され
る。そして、受信データバッファ部6が2バイトの先入
れ先出し(FIFO)バッファとして動作し、受信部5
から1バイト(8ビット)ずつ出力される受信データが
受信データバッファ部6に順次格納される。受信データ
バッファ部6に格納された受信データのバイト数はCP
Uインタフェース部2で監視されており、2バイト分の
受信データが格納された時点で、受信データ有りを示す
割り込み要求信号がCPUインタフェース部2からCP
Uに出力される。これにより、受信データバッファ部6
に格納されている2バイト分の受信データが読み出され
て、32ビット幅のデータバスDの下位16ビットに1
バイト目および2バイト目のデータが配置され、残りの
上位16ビットに論理レベル0を示すデータが挿入され
て、形式上32ビット幅の並列転送データが生成され
る。そして、有効な受信データが下位16ビットに配置
された並列転送データが、図示しないCPU側からコン
トロールバスCを介して供給される読み出しタイミング
信号に基づいて、データバスD上に出力される。このよ
うに、データバスDを介して1回の書き込みまたは読み
出しアクセスで2バイトのデータを転送する2バイトモ
ードでは、従来の1バイトずつ書き込みまたは読み出し
を行なう場合と比較して、データ転送に要するアクセス
回数を1/2に低減させることができる。したがって、
CPU等の本体システム側が16ビットのデータバス幅
を備えている場合は、そのデータバス幅の能力をフルに
利用してCPU等の本体システム側とシリアル通信装置
1との間の並列データ転送を効率良く行なうことができ
る。
【0022】図4はデータバスDを介して並列転送する
データのデータ幅を8ビット(1バイト)に設定した場
合のシリアル通信装置の動作を示す説明図である。並列
データ転送幅が8ビット(1バイト)に設定された場
合、CPUインタフェース部2は、全32ビット幅のデ
ータバスDの内、下位8ビットを利用してデータの転送
を行なう。すなわち、データバスDの下位8ビットで供
給される送信データが取り込まれると、その8ビットの
送信データが送信データバッファ部3に格納される。そ
して、送信データバッファ部3が1バイトの先入れ先出
し(FIFO)バッファとして動作し、送信データバッ
ファ部3に格納された送信データが、送信部4に供給さ
れ、直列信号に変換されて送信される。
【0023】一方、直列データが受信部5で受信される
と、1バイト(8ビット)毎に受信データが出力され、
受信データバッファ部6が1バイトの先入れ先出し(F
IFO)バッファとして動作して、受信部5から1バイ
ト(8ビット)ずつ出力される受信データが受信データ
バッファ部6に格納される。そして、受信データバッフ
ァ部6に受信データが格納された時点で、受信データ有
りを示す割り込み要求信号がCPUインタフェース部2
からCPUに出力される。これにより、受信データバッ
ファ部6に格納されている1バイト分の受信データが読
み出されて、32ビット幅のデータバスDの下位8ビッ
トに受信データが配置され、残りの上位24ビットに論
理レベル0を示すデータが挿入されて、形式上32ビッ
ト幅の並列転送データが生成される。そして、有効な受
信データが下位8ビットに配置された並列転送データ
が、図示しないCPU側からコントロールバスCを介し
て供給される読み出しタイミング信号に基づいて、デー
タバスD上に出力される。
【0024】このように、本実施形態のシリアル通信装
置1によれば、データバスDを介して並列転送するデー
タのデータ幅を、32,16,8バイトの中から選択的
に設定することができるので、データバス幅の異なるC
PUや本体システムに対して、共通に使用することがで
きると共に、CPUや本体システムが有するデータバス
幅をフルに利用してデータ転送を効率良く行なうことが
できる。また、このシリアル通信装置1を介して接続さ
れる周辺機器が、データ検索用の端末装置や異常発生デ
ータ等を送信する監視装置等である場合であって、CP
U等の本体システム側が、これらの端末装置や監視装置
等から送出された例えば8ビットのデータを極力時間遅
れが発生しないように取り込む必要がある場合には、受
信データあることを示す割り込み要求信号を発生させる
条件を例えば8ビットに設定することで簡単に対応する
ことができる。さらに、8ビットの受信データに基づく
データ出力要求に対して、画像やテキスト等の大量のデ
ータを送信するようなアプリケーションにおいては、受
信待機状態では1バイト動作モードを設定しておき、大
量のデータを送信時に4バイト動作モードを設定するこ
とで、大量データ送信時のデータ転送処理回数を低減す
ることができる。
【0025】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の変
形や変更が可能である。上記実施形態では、CPUイン
タフェース部2の並列転送データ幅設定部7におけるデ
ータ幅設定を、CPUの命令によって行う構成とした
が、例えば、並列転送データ幅設定部7に並列転送デー
タ幅設定用の入力端子を2つ設け、この2つの入力端子
に論理信号を入力するようにし、これらの論理信号の組
合わせによって、並列転送データ幅を8,16,32ビ
ットのいずれにするかに設定することができるようにす
ることも可能である。なお、この場合において、コント
ロールバスC内に並列転送データ幅設定用の2つの信号
線を設け、CPU等からこれら2つの信号線を介して並
列転送データ幅設定用の2つの入力端子の論理レベルを
設定するようにしても良い。また、2つの入力端子の論
理レベルを設定するディップスイッチ等を設けて、手動
で並列転送データ幅を設定するようにしても良い。ま
た、上記実施形態では、CPUインタフェース部2が、
受信データの出力時に、有効なデータが含まれていない
上位ビットに対してデータ0を出力するようにしたが、
この有効なデータが含まれていない上位ビットに対して
はデータ1を出力するようにしても良い。さらに、上記
実施形態では、送信データバッファ部3と受信データバ
ッファ部6との容量をそれぞれ32ビットに設定した
が、32ビットの整数倍の容量に設定しても良い。
【0026】
【発明の効果】以上、詳しく説明したように、本発明の
シリアル通信装置によれば、データバスを介してデータ
の転送を制御するインタフェース部が、データバスを介
して並列転送するデータのビット数を設定する並列転送
データ幅設定部を具備する構成としたので、並列転送す
るデータのビット数を、CPU等のデータバス幅に合せ
て設定することができ、この結果、データバスのデータ
転送能力をフルに利用したデータ転送を行うことができ
るという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るシリアル通信装置の
ブロック構成図である。
【図2】データバスを介して並列転送するデータ幅を3
2ビットに設定した場合のシリアル通信装置の動作を示
す説明図である。
【図3】データバスを介して並列転送するデータ幅を1
6ビットに設定した場合のシリアル通信装置の動作を示
す説明図である。
【図4】データバスを介して並列転送するデータ幅を8
ビットに設定した場合のシリアル通信装置の動作を示す
説明図である。
【符号の説明】
1・・・シリアル通信装置、 2・・・CPUインタフ
ェース部、 3・・・送信データバッファ部、 4・・
・送信部、 5・・・受信部、 6・・・受信データバ
ッファ部、 7・・・並列転送データ設定部、 D・・
・データバス。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データバスを介して供給される並列ビッ
    ト信号を送信バッファ部に格納すると共に、受信バッフ
    ァ部に格納されている受信データを上記データバスを介
    して出力するインタフェース部と、 上記送信バッファ部に格納された送信データを直列ビッ
    ト信号に変換して送信する送信部と、 受信した直列ビット信号を並列ビット信号に変換して上
    記受信バッファ部に格納する受信部とを具備したシリア
    ル通信装置において、 上記インタフェース部に、上記データバスを介して並列
    転送するデータのビット数を設定する並列転送データ幅
    設定部を設けた、 ことを特徴とするシリアル通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシリアル通信装置にお
    いて、 上記並列転送データ幅設定部は、上記データバスを介し
    て接続されたCPUから供給される転送データ幅設定命
    令に基づいて、上記データバスを介して並列転送するデ
    ータのビット数を設定するものである、 ことを特徴とするシリアル通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のシリアル通信装置にお
    いて、 上記インタフェース部を、上記受信バッファ部に格納さ
    れた受信データの容量が、上記並列転送データ幅設定部
    で設定されたビット数となった時点、または、上記並列
    転送データ幅設定部で設定されたビット数の整数倍とな
    った時点で、受信データがあることを示す信号を出力す
    るように構成した、 ことを特徴とするシリアル通信装置。
JP21558296A 1996-08-15 1996-08-15 シリアル通信装置 Pending JPH1063617A (ja)

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