JP2003057885A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003057885A
JP2003057885A JP2001243770A JP2001243770A JP2003057885A JP 2003057885 A JP2003057885 A JP 2003057885A JP 2001243770 A JP2001243770 A JP 2001243770A JP 2001243770 A JP2001243770 A JP 2001243770A JP 2003057885 A JP2003057885 A JP 2003057885A
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transfer material
image forming
forming apparatus
transfer
smoothness
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JP2001243770A
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English (en)
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Tetsuo Saito
哲雄 斉藤
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Canon Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、転写性能、定着性を維持したり、
転写材が不適なことを使用者に表示する機能を有する画
像形成装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明に係る画像形成装置の代表的な構
成は、電子写真方式の画像形成装置において、画像形成
装置本体内に種々の転写材の物性値を記録した記録装置
17を内蔵し、使用者が転写材の情報を入力することによ
って、その転写材の平滑度を認識して、その転写材に最
適なプロセス条件に変更可能であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
電子写真プリンタ等の画像形成装置に関し、特にその転
写材の種類の違いによる画像不良をなくすことを可能と
した画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式のフルカラープリン
タは図9に示すように構成されている。すなわち、レー
ザースキャナユニット101でレーザビームを感光ドラム1
02上に結像、走査させてレーザドライバ(図示せず)か
らのON、OFF信号で、感光ドラム102上に潜像を形成して
いる。
【0003】現像ロータリユニット103は、マゼンタ、
シアン、イエロー、ブラックの4色の現像カートリッジ
を収容している。各現像カートリッジは、現像時、感光
ドラム102に一定の間隙(例えば300μm)のある状
態で配置されている。現像する順序は、例えばマゼン
タ、シアン、イエロー、ブラックの順序で現像する。現
像ロータリユニット103は、図9の矢印に示すように反
時計回りに回転する。
【0004】以上に述べた潜像、現像工程が行われる前
に給送、吸着工程が行われる。すなわち、給紙カセット
104に収容されているシート等の転写材105はバネ116に
よって常に上に押し上げられている。給紙カセット104
から搬送された転写材105は、レジストローラ106に挟ま
れた状態で一旦停止する。
【0005】転写ドラム107上に静電気が付与され、転
写材105は転写ドラム107と吸着ローラ108との間を通過
した後、静電吸着して転写ドラム107に巻きつく。この
時点で、吸着ローラ108は、転写ドラム107から離れる。
【0006】その後、転写ドラム107に巻き付いた転写
材105上にマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの順
で、各色毎に転写が行われ、色の重ね合わせによるフル
カラー画像が形成される。
【0007】従来のフルカラープリンタにおいては、外
径41Φの感光ドラム102と外径が感光ドラム102の整数倍
である4倍の外径164Φの転写ドラム107との組合わせで
フルカラー画像のスループット3ppmを実現する場合
のプロセス速度は103mm/secである。
【0008】フルカラー画像が形成されると、分離爪10
9が図9に示すように、転写ドラム107に当接して、転写
工程が終った転写材は、主に定着ローラ110、加圧ロー
ラ111とで構成された定着器112において定着工程が行わ
れる。
【0009】定着器112の定着ローラ110は外径が40Φ
で、厚さ2.7mmのAL芯金の上に厚さ1.25mmの
LTVシリコーンゴム層が形成された構成になっており、
加圧ローラ111は外径が39.4Φで厚さ2.2mmのAL芯金の上
に厚さ1.75mmのLTVシリコーンゴム層が形成された構成
になっており、定着ローラ110、加圧ローラ111の両方に
ハロゲンヒータ(不図示)が内蔵されている。定着工程
の後は、排出コロ115を介して排出され、プリント画像
が出力される。そし、転写ドラム107に残留したトナー
の回収と転写ドラム107のクリーニングをクリーナ113で
行い、除電ローラ114によって残留電荷の除去が行われ
る。以上の全工程で、1枚のフルカラーの画像形成が行
われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のような画像形成装置は、転写材の種類に応じて転写
及び定着等の画像形成プロセス条件(電子写真プロセス
条件を変えることを行っていない。転写材の物性値の中
で、特に平滑度はシートの外観に関係し、また筆記適性
及び印刷適性の重要因子の一つである。
【0011】このため、平滑度が低すぎる転写材を使用
すると、転写材の表面状態が粗いので、トナーが転写材
の繊維間に滑り込み、定着不良の不具合現象が生じる。
【0012】また、平滑度が高すぎる転写材を使用する
と、転写材の表面が滑らかなので、感光体への密着性が
高くなり、剥離不良や再転写等の不具合現象が生じる。
【0013】そこで本発明は、転写性能、定着性を維持
したり、転写材が不適なことを使用者に表示する機能を
有する画像形成装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、電子写
真方式の画像形成装置において、画像形成装置本体内に
種々の転写材の物性値を記録した記録装置を内蔵し、使
用者が転写材の情報を入力することによって、その転写
材の平滑度を認識して、その転写材に最適なプロセス条
件に変更可能であることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】[第一実施形態]本発明に係る画像
形成装置の第一実施形態について、図を用いて説明す
る。図1は本実施形態に係る画像形成装置の構成図、図
2はシートの坪量と平滑度の分布を示す図、図3は定着
器の単一定着動作開始の状態を示す図、図4は定着器の
単一定着動作開始から所定時間後の状態を示す図であ
る。
【0016】図1に示すように、レーザースキャナユニ
ット1でレーザビームを感光ドラム2上に結像、走査さ
せてレーザドライバ(図示せず)からのON、OFF信号
で、感光ドラム2上に潜像を形成している。
【0017】現像ロータリユニット3は、中にマゼン
タ、シアン、イエロー、ブラックの4色の現像カートリ
ッジを収容している。各現像カートリッジは、現像時、
感光ドラム2に一定の間隙(例えば300μm)のある
状態で配置されている。現像する順序は、例えばマゼン
タ、シアン、イエロー、ブラックの順序で現像する。現
像ロータリユニット3は、図1の矢印に示すように反時
計回りに回転する。
【0018】以上に述べた潜像、現像工程が行われる前
に給送、吸着工程が行われる。すなわち、給送カセット
4に収容されているシート等の転写材5はバネ16によっ
て常に上に押し上げられている。給送カセット4から搬
送された転写材5は、レジストローラ6に挟まれた状態
で一旦停止する。
【0019】転写ドラム7上に静電気が付与され、転写
材5は転写ドラム7と吸着ローラ8との間を通過した
後、静電吸着して転写ドラム7に巻きつく。この時点
で、吸着ローラ8は、転写ドラム7から離れる。
【0020】その後、転写ドラム7に巻き付いた転写材
5上にマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの順で、
各色毎に転写が行われ、色の重ね合わせによるフルカラ
ー画像が形成される。
【0021】フルカラープリンタにおいては、外径41
Φの感光ドラム2と外径が感光ドラム2の整数倍である
4倍の外径164Φの転写ドラム7との組合わせでフル
カラー画像のスループット3ppmを実現する場合のプ
ロセス速度は103mm/secである。
【0022】フルカラー画像が形成されると、分離爪9
が図1に示すように、転写ドラム7に当接して、転写工
程が終った転写材は、主に定着ローラ10、加圧ローラ11
とで構成された定着器12において定着工程が行われる。
【0023】定着器12の定着ローラ10は外径が40Φ
で、厚さ2.7mmのAL芯金の上に厚さ1.25mmの
LTVシリコンゴム層が形成された構成になっており、加
圧ローラ11は外径が39.4Φで厚さ2.2mmのAL芯金の上に
厚さ1.75mmのLTVシリコーンゴム層が形成された構成に
なっており、定着ローラ10、加圧ローラ11の両方にハロ
ゲンヒータ(不図示)が内蔵されている。定着工程の後
は、排出コロ15を介して排出され、プリント画像が出力
される。そし、転写ドラム7に残留したトナーの回収と
転写ドラム7のクリーニングをクリーナ13で行い、除電
ローラ14によって残留電荷の除去が行われる。以上の全
工程で、1枚のフルカラーの画像形成が行われる。
【0024】図1において、種々の転写材の物性値(紙
種、坪量、平滑度)を記録した記録装置である記録装置
17は、転写材の紙種、坪量とそれをコード化した番号、
平滑度、平滑度のグループ番号の一覧表を記録する。
【0025】転写材を給紙カセット4に装填するとき
に、使用者は、図7に示すようなユーザーズマニュアル
に添付した「転写材コード表」若しくは操作パネルに表
示される「転写材コード表」を参考にして使用する転写
材のコード番号を入力する。例えば、紙種名:Plover
Bond、公称坪量:75g/m2を使用者が選択したとす
る。この場合、図7からわかるように、コード番号は2
2になる。
【0026】記録装置17のデータには転写材の平滑度
(ベック平滑度)の値によって3つのグループに分類し
たグループ番号が記録されている。グループ番号は以下
のように分類される。
【0027】グループ1:ベック平滑度開封面RS(Righ
t Side)が0秒から20秒未満の転写材 グループ2:ベック平滑度開封面RS(Right Side)が
20秒以上100秒以下の転写材 グループ3:ベック平滑度開封面RS(Right Side)が
100秒を超える転写材。
【0028】ここで、「ベック平滑度」の測定方法を説
明する。「ベック平滑度」は転写材の平滑度を測定する
方法の1つで、空気漏洩法の中に分類される。「ベック
平滑度」はシートを光学的平面仕上げのガラス製標準面
とゴム製押さえ板の間に約98kN/m2の圧力ではさ
み、10mlの空気が10cm2のガラス製標準面との
間を通って、水銀柱約370mmlに減圧保持された器
内に流入するに要する時間で表される。測定値は秒数で
あたえられる。
【0029】図8は、紙種、坪量とそのグループ分けを
示す。図8は、図7の内容にベック平滑度RS秒のデータ
とその値により、前記3つのグループに振り分けた番号
を追加した結果を示している。図8の公称坪量を横軸
に、ベック平滑度RSを縦軸に選んだとき、それをグラフ
化した結果を図2に示す。
【0030】図2から、ほとんどの転写材は、公称坪量
が60g/m2から110g/m2、ベック平滑度が0秒から4
0秒の範囲内に集中していることがわかる。
【0031】次に、図7のコード番号22の転写材を選
択した場合の動作を図3、図4を用いて説明する。図3
は定着器12の単一定着動作開始の状態を示す図、図4は
定着器12の単一定着動作開始から所定時間Ta(定着器
の有する定着ローラ18が一回転するのに要する時間)後
の状態を示す図である。定着器12には、図3又は図4に
示されているように、単一定着動作中に定着加圧値を加
圧ローラ19の有する軸体を介して変更するよう、加圧値
変更手段としての加圧値変更装置20が備えられている。
【0032】定着器12に備えられた加圧値変更装置20
は、カム駆動モータ21と、加圧バネ軸受22と、加圧バネ
23と、加圧バネ座金24と、カム25と,カム軸26とを備え
ている。
【0033】図8から、コード番号22の転写材を選択し
た場合、これは紙種名:Plover Bond、公称坪量:75
g/m2、ベック平滑度:2.8秒、グループ番号:1であ
ることがわかる。
【0034】ベック平滑度2.8秒は転写材の表面が非常
に粗いことを示し、ベック平滑度測定法では空気がシー
トとガラス製標準面との間を短時間で通過してしまうこ
とを意味している。このことは、トナーが充分溶けない
ので定着性が悪くなることを意味している。従って、以
下の動作を行って定着性を向上させる。
【0035】加圧値変更装置20に備えられたカム駆動モ
ータ21は、単一定着動作終了時にもカム軸26を180°回
動するようにもなっている。
【0036】本実施形態においては、カム駆動モータ21
の駆動するタイミングの設定は、例えば、後述のごとく
設定されているタイマ(不図示)等を、定着器12を活用
する画像形成装置に備えることによりなされる。
【0037】即ち、タイマは、単一定着動作開始と同時
に時間を計測するようになっている。また、タイマは、
時間Ta、又は、単一定着動作の終了に要する時間であ
るTbを計測したときに、カム駆動モータ21に後述する
駆動指令信号を送信するようにもなっている。
【0038】ここで、駆動指令信号とは、カム駆動モー
タ21がカム軸26を180°回動するようにカム駆動モータ2
1に指令する信号である。よって、単一定着動作開始か
ら時間Ta、又は、時間Tb後におけるタイマからカム駆
動モータ21への駆動指令信号の送信により、カム駆動モ
ータ21の駆動するタイミングが設定される。加圧値変更
装置20に備えられたカム軸26は、カム25の中心に対して
偏心するようカム25に固定されている。
【0039】このため、カム駆動モータ21が駆動する毎
に、カム25がカム軸26を中心に回動して、カム25にマウ
ントした加圧バネ座金24が図3の紙面長手方向に上下動
される。これにより、加圧バネ軸受22と加圧バネ座金24
との間に介在するようにこれらに取付けられた加圧バネ
23が、加圧バネ座金24の図3の紙面長手方向の上下動に
より伸縮して加圧バネ軸受22を紙面長手方向に上下動さ
せ、加圧ローラ19が紙面長手方向に上下動されて上記加
圧値が変更される。
【0040】即ち、単一定着動作開始から時間Ta後
に、カム駆動モータ21が駆動してカム軸26を180°回動
することにより、図3の状態にあるカム25がカム軸26を
中心に180°回動して図4に示されている状態になり、
加圧バネ座金24が図3の紙面上方へとシフトされる。ゆ
えに、加圧バネ23が加圧バネ軸受22と加圧バネ座金24と
の間で縮められるので、加圧バネ23から加圧バネ軸受22
へと加えられている弾性力が増加して、加圧バネ軸受22
が図3の紙面上方へとシフトされる。よって、加圧ロー
ラ19が定着ローラ18により強く押し付けられて、定着加
圧値がPaからPbに増加される。
【0041】使用者が給紙カセット4に転写材を装填す
るときに、また、転写材コード表に基づいて装填する転
写材の紙種、坪量に対応したコード番号の入力要求をプ
リンタ機械本体から行う。そのとき、使用者が今度は、
例えば、紙種:ノイジドラ、公称坪量:80g/m2を選択
したとする。この場合、図8からわかるように、コード
番号は28、グループ番号:2に該当することがわかる。
その場合、以下の動作を行う。単一定着動作終了時であ
る時間Tbに、再びカム駆動モータ21が駆動してカム軸2
6を180°回動することにより、図4の状態にあるカム25
がカム軸26を中心に180°回動して図3の状態になり、
加圧バネ座金24が図4の紙面下方へとシフトされる。
【0042】ゆえに、加圧バネ23は加圧バネ軸受22と加
圧バネ座金24との間で縮められている状態が解除される
ので,加圧バネ23から加圧バネ軸受22へと加えられてい
る弾性力が減少して、加圧バネ軸受22が図4の紙面下方
へとシフトされる。よって、加圧ローラ19から定着ロー
ラ18への定着加圧値PbからPaに減少されて、定着器12
は次の単一定着動作に備えられる。
【0043】上述のごとく加圧値変更装置20により単一
定着動作開始から時間Ta後に定着加圧値が所定量増加
可能としたことにより、使用者がコード番号22の紙種
名:Plover Bond、公称坪量:75g/m2を選択してい
る場合でも、定着不良が発生する危険を回避することが
できる。
【0044】[第二実施形態]次に本発明に係る画像形成
装置の第二実施形態について図5を用いて説明する。図
5は転写材の種類によって転写条件を変化させるように
した電子写真画像形成装置の構成説明図である。上記第
一実施形態と説明の重複する部分については、同一の符
号を付して説明を省略する。
【0045】図5に示すように、転写バイアス電源27
は、記録装置17と接続している。図8のコード番号48の
転写材を選択した場合の動作を図5において説明する。
コード番号48の転写材は図8からわかるように、紙種
名:CLC104.7、公称坪量:103.5g/m2、ベック平滑度R
S:130秒、グループ番号:3の転写材である。このよう
なベック平滑度RSが100秒を超える転写材は感光体剥離
性能、再転写に影響を及ぼす。即ち、転写材の表面が滑
らかなので、感光体との密着度が高く感光体から剥離し
にくくなるという特徴を有する。その結果、一度転写材
の転写したトナーが再び感光体に付着してしまう再転写
という不具合現象が起こりやすくなる。
【0046】この現象の発生を防止するためには、転写
材のトナー保持能力を高めてやる必要がある。そのため
には、転写バイアス電圧の1色目の通常値1000Vを1050V
まで増加させる。そして、2色目以降は色ごとに100Vず
つ増加させるように制御する。この動作は、記録装置17
から、コントローラ(不図示)を介して転写バイアス電
源27のバイアス値を増加させるように制御する。
【0047】使用者が給紙カセット4に転写材を装填す
るときに、転写材コード表に基づいて装填する転写材の
種類、坪量に対応したコード番号の入力要求をプリンタ
機械本体から行う。そのとき、使用者が今度は、例え
ば、コード番号28の紙種:ノイジドラ、公称坪量:80g
/m2を選択したとする。
【0048】この場合、図8からわかるようにコード番
号28は、ベック平滑度RSが31秒なので、グループ番号:
2に該当することがわかる。その場合、転写バイアスの
1色目のバイアス値を、元の通常値1000Vに戻すように
制御する。
【0049】上述のごとく転写バイアス値変更可能な構
成としたことにより、使用者がコード番号48の紙種名:
CLC104.7、公称坪量:103.5g/m2を選択して再転写が
発生Sする危険を回避することができることができる。
【0050】[第三実施形態]次に本発明に係る画像形
成装置の第三実施形態について図6を用いて説明する。
図6は本実施形態に係る画像形成装置の構成図である。
上記第一実施形態と説明の重複する部分については、同
一の符号を付して説明を省略する。
【0051】図6において、信号ケーブル29はプリンタ
28と一体型のパソコン(ディスプレイ30、画面31)を接
続している。
【0052】このシステム構成において、使用者が以下
の種類の転写材を選択した場合、以下のメッセージをデ
ィスプレイ30の画面31に表示する。
【0053】図8のグループ番号1の転写材を転写材
を選択した場合のメッセージ:「貴方がご使用の転写材
はベック平滑度が低いので定着不良の不具合現象が発生
する可能性があります。速やかにベック平滑度が20秒以
上100秒以下の転写材に交換願います。ベック平滑度対
象表を参考に選択願います。」 図8のグループ番号2の転写材を転写材を選択した場
合のメッセージ:「貴方がご使用の転写材はベック平滑
度が適正です。このままお使いください。」 図8のグループ番号3の転写材を転写材を選択した場
合のメッセージ:「貴方がご使用の転写材はベック平滑
度が高いので再転写の不具合現象が発生する可能性があ
ります。速やかにベック平滑度が20秒以上100秒以下の
転写材に交換願います。ベック平滑度対象表を参考に選
択願います。」 前述した表示若しくはは、使用者が適正平滑度の転
写材であるグループ番号:2の転写材に交換しない限
り、操作パネル等に表示し続ける。
【0054】したがって、本実施形態においては、使用
者にメッセージを送り適正転写材に交換してもらうこと
により第一実施形態の定着器の加圧力変更手段や第二実
施形態の転写バイアス値変更手段を備えることなく、転
写材の平滑度に起因する定着不良や再転写のような不具
合現象が発生することを防止することができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、予めよく使用され
る転写材の紙種、坪量、平滑度のデータを蓄積してい
て、使用者が転写材を給紙装置に充填するときに、転写
材の紙種、坪量の入力を要求することによって、その転
写材の記録データから平滑度を読取り、適正な平滑度か
否かの判断を行う。
【0056】そして、平滑度が低くて、定着不良が予測
される場合は、定着器の加圧ローラの加圧力を変更す
る。平滑度が高くて、再転写が予測される場合は、転写
バイアス値を変更する。
【0057】また、定着器の加圧ローラの加圧力の変更
や転写バイアス値の変更を行わずに、使用者が現在使用
している転写材は適正でないことを使用者に知らせ、適
正転写材への交換を促す。
【0058】これにより、転写材の平滑度に起因する定
着不良や再転写等の画像不良が発生することを回避する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態に係る画像形成装置の構成図であ
る。
【図2】シートの坪量と平滑度の分布を示す図である。
【図3】定着器の単一定着動作開始の状態を示す図であ
る。
【図4】定着器の単一定着動作開始から所定時間後の状
態を示す図である。
【図5】第二実施形態にかかる画像形成装置の構成図で
ある。
【図6】第三実施形態に係る画像形成装置の構成図であ
る。
【図7】紙種と坪量に対応したコード番号を示す図であ
る。
【図8】紙種、坪量とそのグループ分けを示す図であ
る。
【図9】従来の画像形成装置の構成図である。
【符号の説明】
1 …レーザースキャナユニット 2 …感光ドラム 3 …現像ロータリユニット 4 …給送カセット 5 …転写材 6 …レジストローラ 7 …転写ドラム 8 …吸着ローラ 9 …分離爪 10 …定着ローラ 11 …加圧ローラ 12 …定着器 13 …クリーナ14 …除電ローラ 15 …排出コロ 16 …バネ 17 …記録装置 18 …定着ローラ 19 …加圧ローラ 20 …加圧値変更装置 21 …カム駆動モータ 22 …加圧バネ軸受 23 …加圧バネ 24 …加圧バネ座金 25 …カム 26 …カム軸 27 …転写バイアス電源 28 …プリンタ 29 …信号ケーブル 30 …ディスプレイ 31 …画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DC02 EA03 EC06 EC20 ED24 ED25 EE07 EE08 EF06 GA01 GB10 2H033 AA01 BB34 CA16 CA39 CA57 2H200 FA16 GA01 JA01 JA28 JA29 NA01 PA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真方式の画像形成装置において、 画像形成装置本体内に種々の転写材の物性値を記録した
    記録装置を内蔵し、使用者が転写材の情報を入力するこ
    とによって、その転写材の平滑度を認識して、その転写
    材に最適なプロセス条件に変更可能であることを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 使用する転写材の平滑度が適正範囲と比
    較して低いときに、定着器の加圧力を変更することを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 使用する転写材の平滑度が適正範囲と比
    較して高いときに、転写バイアス値を変更することを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 電子写真方式の画像形成装置において、 画像形成装置本体内に種々の転写材の物性値を記録した
    記録装置を内蔵し、使用者が転写材の情報を入力するこ
    とによって、その転写材の平滑度を認識して、使用する
    転写材の平滑度が適正範囲と比較して高い若しくは低い
    ときに、転写材の交換を促すことを特徴とする画像形成
    装置。
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