JP2003057759A - スライドマウント供給装置 - Google Patents

スライドマウント供給装置

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JP2003057759A
JP2003057759A JP2001249529A JP2001249529A JP2003057759A JP 2003057759 A JP2003057759 A JP 2003057759A JP 2001249529 A JP2001249529 A JP 2001249529A JP 2001249529 A JP2001249529 A JP 2001249529A JP 2003057759 A JP2003057759 A JP 2003057759A
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slide
rear end
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JP2001249529A
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English (en)
Inventor
Junichi Tsuji
淳一 辻
Hisatsugu Torii
久嗣 鳥居
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読取を行う際の作業効率を良くする。 【解決手段】 供給カートリッジ装填口11には供給カ
ートリッジの他に、手差しカートリッジ21が取り付け
可能になっている。手差しカートリッジ21には、スラ
イドマウント17を3〜4枚程度装填することができ
る。画像読取を行うスライドマウント17が少ない場合
には、手差しカートリッジ21を供給カートリッジ装填
口11に取り付ける。手差しカートリッジ21には手作
業で上部開口21aからスライドマウント17を装填す
る。画像読取を行うスライドマウント17が少ない場
合、手差しカートリッジ21を取り付けたままでスライ
ドマウント17を装填できるので作業効率が良くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、供給用マウントカ
ートリッジからスライドマウントを1枚ずつ送り出すス
ライドマウント供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真フイルムの画像情報をCCDで読み
取り、デジタル的に加工した後に、印画紙等にプリント
することが行われている。この場合、フイルム通路に設
けた光透過部から、光源の光を写真フイルムに照射し、
この写真フイルムの透過光をCCDで撮像することによ
り、画像情報の読み取りが行われる。このような画像情
報の読み取りはフイルムキャリアを用いて行われる。
【0003】スライドマウントから画像を読み取る場合
にもフイルムキャリアが用いられる。スライドマウント
は、画像が記録されたコマ単位の写真フイルムと、この
写真フイルムの周囲を囲んで保持する枠体とから構成さ
れており、スライドマウントから画像を読み取る場合に
は、例えば特開平11−17879号、特開平11−1
12714号、特開2000−241891号などで提
案されているような自動的にスライドマウントを搬送す
るフイルムキャリアが用いられる。
【0004】例えば特開平11−112714号公報で
提案されているフイルムキャリアでは、スライドマウン
トを複数枚重ねて鉛直方向に収納する縦置きの供給用マ
ウントカートリッジ(以下単に供給カートリッジとい
う)、供給カートリッジの下側からスライドマウントを
1枚ずつ取り出すためのローラ式取出し機構、取り出さ
れて画像の読み取りが行われたスライドマウントを下側
から重ねて収納する縦置きの回収用マウントカートリッ
ジ(以下単に回収カートリッジという)を備えている。
そして、このフイルムキャリアでは、供給カートリッジ
内でスライドマウントが浮き上がって、スライドマウン
トの後端がカートリッジの内壁面に引っ掛かることを防
止するために、最上部のスライドマウントの上に重りを
載せることが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のフ
イルムキャリアでは、画像の読取を行うスライドマント
の枚数が例えば1枚のときなどその枚数が少ない場合、
供給カートリッジをフイルムキャリアから取り外してス
ライドマウントを装填し、再び供給カートリッジをフイ
ルムキャリアに取り付けるという作業が煩わしく、装填
作業の作業効率が悪いという問題があった。
【0006】また、スライドマウントを供給カートリッ
ジに装填するたびに重りを載せなければならいため、装
填作業の作業効率が悪いばかりか、重りがスライドマウ
ントの画像記録部分に傷を付けてしまうおそれがある。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、画像の読取を行うスライドマウントの枚
数が少ない場合でも効率良く作業を行えるようにすると
ともに、簡単な構成でスライドマウントの後端がカート
リッジ内で浮き上がることを防止できるようにしたスラ
イドマウント供給装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスライドマウント供給装置は、画像が記録
されたコマ単位の写真フイルムと、この写真フイルムの
周囲を囲んで保持する枠体とから構成されたスライドマ
ウントが、縦置きにした筒状のマウントカートリッジに
積み重ねて収容され、最下部のスライドマウントの後端
を押圧することにより、このスライドマウントを積み重
ね方向と直交する方向に移動させて、マウントカートリ
ッジの下部に形成されたマウント送出口から送り出すマ
ウント送出手段を備えたスライドマウント供給装置にお
いて、前記マウントカートリッジの取り付け部分に、ス
ライドマウントの装填部分が開放された手差し用マウン
トカートリッジを着脱自在に設けたものである。
【0009】なお、前記マウントカートリッジ又は前記
手差し用マウントカートリッジのスライドマウントの後
端と対向する壁面に、スライドマウントの後端が浮き上
がったときに、この浮き上がりを規制する浮き上がり防
止手段を設けることが好ましい。
【0010】この場合、前記浮き上がり防止手段は、前
記壁面を鋸歯状の斜面が連なるように形成した浮き上が
り防止部であると、簡単な構成でスライドマウントの後
端が浮き上がることを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に示すように、フイルムキャ
リア10は、キャリア本体10aを備えており、このキ
ャリア本体10aには、供給カートリッジ装填口11
と、回収カートリッジ装填口12とが形成されている。
これら装填口11,12には供給カートリッジ14と回
収カートリッジ15とが取り付けられる。供給カートリ
ッジ14及び回収カートリッジ15は同一のものであ
り、供給カートリッジが空になると、回収カートリッジ
として回収カートリッジ装填口12に取り付けられる。
キャリア本体10a上で、各装填口11,12の間に
は、読取開口16が設けられている。読取開口16の下
方には照明光源が配置され、上方には例えばラインCC
Dスキャナが配置されている。スライドマウント17の
画像はラインCCDスキャナにより読み取られる。
【0012】供給カートリッジ14は、カートリッジ本
体18と蓋19とから構成されている。カートリッジ本
体18は、透明な合成樹脂により溝型に形成されてお
り、この溝内にスライドマウント17が積み重ねて収納
される。蓋19は、ヒンジ部20を介してカートリッジ
本体18の上部に取り付けられており、開放位置と閉じ
位置との間で変位する。開放位置では、カートリッジ本
体18の側部開口及び上部開口が開放され、スライドマ
ウント17の装填が可能となる。また、閉じ位置では、
カートリッジ本体18と蓋19とにより供給カートリッ
ジ14は角筒状となる。
【0013】スライドマウント17は、周知のように1
コマのリバーサルフイルム17aが、2つに折り曲げら
れた枠体17bで挟持されている。枠体17bの中央に
は、リバーサルフイルム17aの画像領域17cのサイ
ズに対応した長方形の開口が形成されている。
【0014】図2に示すように、供給カートリッジ装填
口11には供給カートリッジ14の他に、手差しカート
リッジ21が取り付け可能になっている。手差しカート
リッジ21には上部開口21aが設けられており、手差
しカートリッジ21がキャリア本体10aに取り付けら
れた後に、上部開口21aからスライドマウント17が
装填される。手差しカートリッジ21には、3〜4枚程
度のスライドマウント17を収納することが可能になっ
ており、オペレータの手作業で直接スライドマウント1
7が上部開口21aから装填される。なお、手差しカー
トリッジ21に収納可能なスライドマウント17の枚数
は適宜枚数にしてよい。
【0015】図3に示すように、キャリア本体10a内
部には、送出部材29、マウント供給搬送部30、移動
原稿台31、マウント回収搬送部32、引き込みローラ
33が設けられている。
【0016】回収カートリッジ15及び手差しカートリ
ッジ21はカートリッジ装填口11,12内のベース板
35に載せられている。送出部材29は、手差しカート
リッジ21の底部に入り込み、スライドマウント17を
マウント供給搬送部30に送り出す。また、移動原稿台
31がスライドマウント17を保持して読取ラインRS
を横切るときに、画像読取が行われる。
【0017】図4に示すように、手差しカートリッジ2
1の前面側は開放されており、手差しカートリッジ21
が供給カートリッジ装填口11に取り付けられると、キ
ャリア本体10aのフレーム36に前面側の開放部分の
一部が覆われる。手差しカートリッジ21の底部には、
送出部材29が入り込むための開口37が形成されてい
る。
【0018】また、手差しカートリッジ21の底部に
は、マウント係止片38が形成されており、マウント係
止片38は、手差しカートリッジ21内に積み重ねられ
たスライドマウント17が脱落することのないように、
その側縁部を保持する。手差しカートリッジ21の前面
側の開放部分で、フレーム36とマウント係止片38と
の間はマウント送出口39とされている。マウント送出
口39からは最下部のスライドマウント17が送り出し
方向A1に向けて送り出される。
【0019】手差しカートリッジ21の上部には、浮き
上がり防止部材21bがスライドマウント17の後端と
対向する内壁面に一体に形成されている。浮き上がり防
止部材21bは、スライドマウント17の送り出し方向
A1に向かって突出するように形成されている。
【0020】また、上部開口21aの送り出し方向A1
に沿った長さW1は、スライドマウント17の幅W2よ
りも大きくなるように形成されている。これにより、浮
き上がり防止部材21bが送り出し方向A1に向けて突
出していても、スライドマウント17を上部開口21a
から手差しカートリッジ21内に装填することが可能と
なっている。
【0021】フレーム36には、マウント送出口39の
近傍に位置するように、多重送り規制板40が回動自在
に取り付けられている。多重送り規制板40は、マウン
ト送出口39をほぼ全部遮蔽しており、スライドマウン
ト17が2枚同時に送り出されてしまうことを防止す
る。多重送り規制板40には取付部40aが設けられて
おり、取付部40aにフレーム36を介して取り付けピ
ン41が挿入されている。また、多重送り規制板40に
は、コイルバネ42が2つ取り付けられている。
【0022】そして、図5ないし図8に示すように、フ
レーム36の一部が多重送り規制板40を囲むように屈
曲しており、その内側にコイルバネ42の他端が取り付
けられている。これにより、多重送り規制板40は手差
しカートリッジ21側に付勢される。送出部材29はベ
ース部29aと係止部29bと隆起部29cとから構成
されている。以降、最下部のスライドマウントを第1ス
ライドマウント17d、その上のものを第2スライドマ
ウント17eとして説明する。ベース部29aは後述す
るカム46に連結されており、第1スライドマウント1
7dが載せられる。係止部29bは送り出し方向A1と
ほぼ直交する方向、すなわち、スライドマウント17の
積み重ね方向に突出しており、第1スライドマウント1
7dの後端面に係止する。
【0023】隆起部29cには傾斜面が形成されてお
り、送出部材29の移動に伴って第2スライドマウント
17eは傾斜面により押し上げられる。隆起部29c
は、第1スライドマウント17d及び第2スライドマウ
ント17eの、各枠体17bに形成された開口の内縁同
士が引っ掛からないように第2スライドマウント17を
押し上げる高さに形成されている。
【0024】図9に示すように、供給モータ45はカム
46と搬送ローラ対47とを駆動する。カム46はクラ
ッチ48を介して供給モータ45の回転が伝達されて駆
動される。クラッチ48及び供給モータ45はドライバ
49を介してコントローラ50により制御される。
【0025】マウント供給搬送部30では、供給カート
リッジ14から送り出されたスライドマウント17がそ
の両側から3組の搬送ローラ対47により狭持されて、
移動原稿台31に送り込まれる。また、マウント供給搬
送部30には、マウントセンサ51が配置されている。
マウントセンサ51は、スライドマウント17の先端を
検出し、この検出信号をコントローラ50に出力する。
これにより、スライドマウント17又はソートカード2
0が供給カートリッジ14から送り出されたか否かが検
出される。なお、各注文単位のスライドマウント17を
ひとまとまりにして区切るソートカードを装填した場合
には、マウントセンサ51によりソートカードとスライ
ドマウント17とを識別することも可能である。
【0026】移動原稿台31は、原稿台本体52と、2
組の搬送ローラ対53と、スライド挟持部54と、原稿
台移動機構55とから構成されている。原稿台本体52
は、マウント供給搬送部30からスライドマウント17
を受け取る受取位置P1と、マウント回収搬送部32へ
スライドマウント17を排出する排出位置P2との間で
移動される。図9に示す位置P1,P2は、原稿台本体
52の中心線の位置を表している。マウント供給搬送部
30から受け取ったスライドマウント17は、搬送ロー
ラ対53の回転によって、移動原稿台31のマウントセ
ット位置に送られ、スライド狭持部54の位置決め突起
56,57により狭持固定される。
【0027】原稿台移動機構55は、スキャンモータ5
8、送りねじ棒59、雌ねじ部60から構成されてお
り、スキャンモータ58による送りねじ棒59の正逆回
転が原稿台本体52の往復運動に変換される。そして、
原稿台本体52を図中左右方向に往復移動させて、読取
ラインRSを通過するときにCCDラインスキャナで画
像が1ラインずつ読み取られ、第1回目の矢印A1方向
への送りでプレスキャンが行われる。そして、原稿台本
体52の戻し中(図中A2方向)に一時停止してファイ
ンスキャンのためのオートフォーカスが行われ、第2回
目のA1方向への送りでファインスキャンが行われる。
プレスキャンでは、原稿台本体52が速い速度で移動さ
れ、画像が粗く読み取られる。ファインスキャンでは、
原稿台本体52が遅い速度で移動され、画像が細かく読
み取られる。なお、符号61はスキャンモータ58用の
ドライバである。
【0028】画像が読み取られたスライドマウント17
は、搬送ローラ対53の回転で移動原稿台31からマウ
ント回収搬送部32に送られる。マウント回収搬送部3
2も、3組の搬送ローラ対62を備えており、移動原稿
台31からの原稿を回収用カートリッジ15に送り込
む。
【0029】回収用カートリッジ装填口12には引き込
みローラ33が設けられている。引き込みローラ33は
回収モータ64により一定時間回転され、マウント回収
搬送部32からのスライドマウント17を、回収用カー
トリッジ15内に引き込む。引き込まれたスライドマウ
ント17は、回収されたスライドマウント17の最下層
に入れられる。なお、符号65は回収モータ64用のド
ライバである。
【0030】次に上記実施形態の作用について説明す
る。先ず、スライドマウント17を例えば2枚収納する
場合には、供給カートリッジ装填口11から供給カート
リッジ14が取り外され、手差しカートリッジ21が供
給カートリッジ装填口11に取り付けられる。次に手作
業により上部開口21aから手差しカートリッジ21内
にスライドマウント17が装填される。このとき、上部
開口21aの送り出し方向A1に沿った長さW1は、ス
ライドマウント17の幅W2よりも大きくなるように形
成されているので、スライドマウント17をスムーズに
装填することができる。また、供給カートリッジ14に
スライドマウント17を装填する場合、供給カートリッ
ジ14を供給カートリッジ装填口11から取り外さなけ
ればならないが、手差しカートリッジ21は供給カート
リッジ装填口11に取り付けたままでスライドマウント
17を装填できるので、効率良く作業を行うことができ
る。
【0031】スライドマウント17の装填が終了した後
は、画像読取が開始される。操作パネルの読取開始キー
の操作により、読取開始信号が入力されると、コントロ
ーラ50は、ドライバ49を介してクラッチ48を接続
状態にする。供給モータ45の回転はカム46へ伝達可
能な状態にされる。次に、コントローラ50は供給モー
タ45の駆動を開始し、図6に示すように、カム46が
回転するとともに、送出部材29が移動を開始する。送
出部材29は第1スライドマウント17dの後端面に係
止して、第1スライドマウント17dを送り出し方向A
1に押圧する。この押圧により第1スライドマウント1
7dは、多重送り規制板40を押し開きながらマウント
送出口39から送り出される。
【0032】この後、図7に示すように、送出部材29
はカム46の回転により送り出し完了位置に向かって移
動する。このとき、第2スライドマウント17eが第1
スライドマウント17dとの摩擦力によって送り出し方
向A1に移動することがある。しかし、多重送り規制板
40が、バネ42の付勢により第2スライドマウント1
7eを送り出し方向A1と反対方向に押し返すので、第
1スライドマウント17dだけがマウント供給搬送部3
0に送り出される。マウント供給搬送部30では、搬送
ローラ対47により第1スライドマウント17dが狭持
され、移動原稿台32に向けて搬送される。
【0033】そして、図8に示すように、第1スライド
マウント17dを送り出した後は、多重送り規制板40
はバネ42の付勢により第2スライドマウント17eを
手差しカートリッジ21内に戻すとともに、マウント送
出口39を覆う。また、カム46は回転を続け、送出部
材29は図5に示す原点位置に向かって移動して停止さ
れる。このとき、第2スライドマウント17eには上方
から加重がかかっていないため、第2スライドマウント
17eは、多重送り規制板40に押し返された勢いでそ
の後端が浮き上がってしまうことがある。しかし、浮き
上がり防止部材21bが送り出し方向A1に向かって突
出しているので、第2スライドマウント17eの後端は
浮き上がり防止部材21bの内面側に当たり、その浮き
上がりが規制される。これにより、第2スライドマウン
ト17eが手差しカートリッジ21から飛び出してしま
うことを防止できる。
【0034】上記実施形態では、手差しカートリッジ2
1に浮き上がり防止部材21bを形成して、第2スライ
ドマウント17eの浮き上がりを防止した例について説
明したが、第2の実施形態として供給カートリッジ14
内でスライドマウント17の後端が浮き上がってしまっ
た場合に、これを防止する方法について説明する。以
下、最上部のスライドマウントを第3スライドマウント
17fとして説明する。この場合、図10に示すよう
に、カートリッジ本体18のスライドマウント17の後
端と対向する内壁面18aに、浮き上がり防止部70を
設ける。浮き上がり防止部70は鋸歯状の斜面が連なる
ように形成されており、浮き上がり規制面70aと斜面
70bとから構成されている。浮き上がり防止部70の
スライドマウント17の積み重ね方向における形成範囲
W3は、スライドマウント17の幅W2(図5参照)と
ほぼ同じになるように形成されている。なお、浮き上が
り防止部70の形成範囲W3は適宜の範囲にしてよい。
【0035】内壁面18aの幅方向における浮き上がり
防止部70の形成範囲は適宜の範囲にしてよく、例えば
図11(A)に示すように、内壁面18aの幅方向にほ
ぼ全体に渡って形成し、スライドマウント17の後端全
体が浮き上がり防止部70に当たるようにしてもよい
し、図11(B)に示すように、内壁面18aの幅方向
に沿って3箇所に形成し、スライドマウント17の後端
の両端部と中央部とが浮き上がり防止部70に当たるよ
うにしてもよい。また、図11(C)に示すように、浮
き上がり防止部70を内壁面18aの幅方向中央部1箇
所に形成し、スライドマウント17の後端の中央部のみ
が浮き上がり防止部70に当たるようにしてもよい。
【0036】浮き上がり防止部70が形成されていない
と、送出部材29が往復動した際にスライドマウント1
7の後端のエッジ部分が内壁面18aに引っ掛かってし
まい、スライドマウント17の後端が浮き上がった状態
になってしまうことがあるが、浮き上がり防止部70を
形成することにより、図中2点鎖線に示すように最上部
のスライドマウント17の後端が浮き上がり防止部70
に引っ掛かっても、その後端の浮き上がりが浮き上がり
規制面70aに規制されるとともに、斜面70bにより
下方にガイドされるので、スライドマウント17の後端
が浮き上がった状態になることを防止できる。なお、浮
き上がり防止部70は手差しカートリッジ21に形成し
てもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、マウントカートリッジ
の取り付け部分に、スライドマウントの装填部分が開放
された手差し用マウントカートリッジを着脱自在に設け
たので、画像の読取を行うスライドマウントの枚数が少
ない場合でも、効率良く作業を行うことができる。
【0038】また、マウントカートリッジ又は手差し用
マウントカートリッジのスライドマウントの後端と対向
する壁面に、スライドマウントの後端が浮き上がったと
きに、この浮き上がりを規制する浮き上がり防止手段を
設けたので、簡単な構成でスライドマウントの後端がカ
ートリッジ内で浮き上がることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したフイルムキャリアの外観を示
す斜視図である。
【図2】手差しカートリッジを装填したフイルムキャリ
アの外観を示す斜視図である。
【図3】フイルムキャリアの内部構造の概略を示す正面
図である。
【図4】手差しカートリッジと多重送り規制板の構成を
示す斜視図である。
【図5】スライドマウントを送り出す前の多重送り規制
板及び送出部材を示す説明図である。
【図6】スライドマウントの送り出し始めの多重送り規
制板及び送出部材を示す説明図である。
【図7】スライドマウントを送り出し中の多重送り規制
板及び送出部材を示す説明図である。
【図8】スライドマウントを送り出した後の多重送り規
制板及び送出部材を示す説明図である。
【図9】フイルムキャリアの内部構造の概略を示す平面
図である。
【図10】浮き上がり防止部の構成を示す説明図であ
る。
【図11】浮き上がり防止部の形成範囲を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
10 フイルムキャリア 14 供給カートリッジ 17 スライドマウント 21 手差しカートリッジ 21a 上部開口 21b 浮き上がり防止部材 29 送出部材 39 マウント送出口 40 多重送り規制板 70 浮き上がり防止部 70a 浮き上がり規制面 70b 斜面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が記録されたコマ単位の写真フイル
    ムと、この写真フイルムの周囲を囲んで保持する枠体と
    から構成されたスライドマウントが、縦置きにした筒状
    のマウントカートリッジに積み重ねて収容され、最下部
    のスライドマウントの後端を押圧することにより、この
    スライドマウントを積み重ね方向と直交する方向に移動
    させて、マウントカートリッジの下部に形成されたマウ
    ント送出口から送り出すマウント送出手段を備えたスラ
    イドマウント供給装置において、 前記マウントカートリッジの取り付け部分に、スライド
    マウントの装填部分が開放された手差し用マウントカー
    トリッジを着脱自在に設けたことを特徴とするスライド
    マウント供給装置。
  2. 【請求項2】 前記マウントカートリッジ又は前記手差
    し用マウントカートリッジのスライドマウントの後端と
    対向する壁面に、スライドマウントの後端が浮き上がっ
    たときに、この浮き上がりを規制する浮き上がり防止手
    段を設けたことを特徴とする請求項1記載のスライドマ
    ウント供給装置。
  3. 【請求項3】 前記浮き上がり防止手段は、前記壁面を
    鋸歯状の斜面が連なるように形成した浮き上がり防止部
    であることを特徴とする請求項1又は2記載のスライド
    マウント供給装置。
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