JP2003057570A - スキャナ装置 - Google Patents
スキャナ装置Info
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Abstract
レーザ光の位置決め精度を向上できるスキャナ装置を提
供する。 【解決手段】 角度センサ9に加え、回転軸3の予め定
める位置に、回転軸3のねじれ角を検出するための歪み
センサ10〜13を配置する。また、サーボ制御系に回
転軸3の状態量を推定する状態量検出手段40を設け
る。そして、角度センサ9の測定値と歪みセンサ10〜
13の測定値を用いて回転軸3の状態量を推定し、推定
された値をフィードバックすることにより、回転軸3に
発生するねじり振動の影響を抑えて、ミラー2を位置決
めする。
Description
回転自在のミラーと、前記回転軸の回転角に対応する物
理量を検出する回転軸角度検出手段または前記ミラーの
回転角に対応する物理量を検出するミラー角度検出手段
と、を備え、前記回転軸角度検出手段または前記ミラー
角度検出手段の出力信号を用いて前記ミラーを位置決め
するスキャナ装置に関する。
ザ穴明け加工等において使用されるスキャナ装置は、回
転軸に取り付けられたミラーを内蔵された電気モータで
回転させ、ミラーの角度を変えることにより、レーザ発
振器から出力されるレーザ光を被加工物の所定の位置に
照射する。
るための角度センサが設けられており、角度センサの出
力信号をフィードバックしてミラーを位置決めする制御
(サーボ制御)が行なわれている。
95号公報(以下、「第1の従来技術」という。)に
は、回転軸に取り付けた誘電体の平板を2枚1組の固定
極板の間で回転させ、極板間の静電容量の変化から回転
軸の角度を検出するようにした可変容量式センサの技術
が開示されている。
下、「第2の従来技術」という。)には、ミラーに角度
測定用のレーザを照射し、その反射光をリニアセンサで
検出することにより、ミラー角度をフィードバック制御
する技術が開示されている。
下、「第3の従来技術」という。)には、ばね要素を有
する回転軸の位置決め制御方法として、ばね要素におけ
るねじりトルク値及びねじりトルク微分値を駆動軸モー
タに対するトルク指令信号にフィードバックすることに
より回転軸を目標位置に迅速に到達させ、ミラー位置決
め時のねじり振動を抑制する技術が開示されている。
(以下、「第4の従来技術」という。)には、ミラーの
目標角度とセンサで検出した角度との差に基づいてフィ
ードバック制御を行なう方法として、ミラーの動作波形
が目標角度に対してオーバーシュートするように制御ゲ
インを調整し、オーバーシュート時にレーザを照射する
ことにより、位置決め時間を短縮する技術が開示されて
いる。
(以下、「第5の従来技術」という。)には、上位コン
トローラがフィードバック制御系に移動指令を与えてか
ら、レーザが照射されるまでの設定待ち時間を、ミラー
移動角度が小さいほど短くなるように設定することによ
り、加工タクトを短縮する技術が開示されている。
ト基板の微細な回路パターン上に穴明けをする場合、レ
ーザ光の位置決め誤差を約10μm以下にする必要があ
る。また、加工時間を短縮するため、毎秒1000個程
度の穴を加工することが要求されており、加工終了後レ
ーザ光を次の加工位置に位置決めする時間を平均1ms
未満にする必要がある。
り、面積的な広がりを持ってミラーに入射する。このた
め、高品質の穴を加工するには、口径の大きなミラーを
用いてレーザ光のエネルギ利用効率を高めることが望ま
しい。しかし、ミラーを大型化すると、スキャナの慣性
負荷が増大し、スキャナ可動部(主として回転軸)のね
じり振動の固有振動数が低下する。位置決め動作を高速
化するには、サーボ帯域を広くすることが望ましいが、
固有振動数の低下はサーボ帯域を制限する要因となる。
以下、この理由について説明する。
動について無限個の固有振動モードを持つ。これらを固
有振動数の低い順に並べ、k番目のモードをk次モード
と呼ぶことにすると、低次のモードがサーボ帯域を制限
する。1次モードでは、回転軸の長手方向にねじれの節
が一つ存在し、この節を挟む両側(負荷側と駆動側)が
互いに逆相で振動する。
フル・クローズドループ制御に近づくので、精密位置決
めには望ましいと考えられる。
する。この場合、1次モードにおけるモータとセンサは
逆相の相対運動になるので、角度検出信号に正帰還の周
波数成分が含まれる。フィードバック制御では、角度検
出信号を目標値入力に対して負帰還するから、1次共振
近傍における正帰還の周波数成分により、制御が不安定
になることがある。このため、サーボ帯域が制限され、
応答性で目標仕様を満足できないことがある。
合、1次モードにおけるモータとセンサは同相になる。
この場合は、いわゆるセンサ・アクチュエータ・コロケ
ーションに近くなるので、制御の安定性の点では有利で
ある。しかし、センサ・ミラー間のねじり剛性が足り
ず、位置決め精度が目標仕様を満足できない場合があ
る。さらに、1次モードだけでなく、2次以上のモード
がサーボ特性に影響することもある。
り付け位置として(1)モータとミラーの間に配置する
場合と、(2)ミラーから遠い側の軸端付近に配置する
場合とが考えられる。前者(1)の場合、ねじれの節と
センサ位置が接近するので、ミラーの慣性モーメントに
よって節の位置が異なり、モータ・センサ間が同相にな
る場合と逆相になる場合とがある。一方、後者(2)の
場合は、モータ・センサ間は同相になると考えられる。
角度をミラーまたはミラーに接近した位置で検出してい
るので、モータ・センサ間は逆相になると考えられる。
このように角度センサの配置によってモータ・センサ間
のねじり振動の位相特性が異なるが、第1および第2の
従来技術では、可動部のねじり振動がミラーの位置決め
動作の応答性や精度に与える影響について考慮されてい
ない。
ねじり固有振動が存在する場合について考慮されていな
い。
は、スキャナの可動部がねじり振動特性を有する場合に
ついて考慮されていない。
題を解決し、ミラーの位置決め時間を短縮するととも
に、レーザ光の位置決め精度を向上できるスキャナ装置
を提供することにある。
め、本発明は、回転軸に支持され回転自在のミラーと、
前記回転軸の回転角に対応する物理量を検出する回転軸
角度検出手段または前記ミラーの回転角に対応する物理
量を検出するミラー角度検出手段と、を備え、前記回転
軸角度検出手段または前記ミラー角度検出手段の出力信
号を用いて前記ミラーを位置決めするスキャナ装置にお
いて、前記回転軸のねじれ角を検出するねじれ角検出手
段と、該ねじれ角検出手段の出力信号と前記回転軸角度
検出手段または前記ミラー角度検出手段の出力信号とを
用いて前記回転軸の状態量を検出する状態量検出手段
と、を設け、前記状態量検出手段の出力信号に基づいて
前記ミラーを位置決めすることを特徴とする。
を設け、前記ねじれ角検出手段は、前記第2の回転軸角
度検出手段の出力信号と前記回転軸角度検出手段または
前記ミラー角度検出手段の出力信号とからねじれ角を検
出するようにするとよい。
回転軸の剛体モードの状態量と、前記回転軸のねじり振
動モードの状態量とを検出し、前記状態量検出手段は、
オブザーバの状態量から前記回転軸の状態量を推定す
る。また、前記物理量として、角度、角速度および角加
速度のうちのいずれかを検出する。
みを検出する歪みセンサから構成される。
明の第1の実施形態に係るスキャナ装置のブロック線図
である。
在に支持されている。回転軸3の端部には、ミラー2が
固定されている。回転軸3のミラー2と軸受5の間に
は、角度センサ9が固定されている。なお、可変容量式
センサを採用する場合は誘導体平板が、また、ロータリ
・エンコーダを採用する場合はスリットあるいはグレー
ティングを備えた円盤が、それぞれ角度センサ9として
回転軸3に取り付けられる。角度センサ9は角度検出回
路31に接続されている。軸受5と軸受6の間にはムー
ビングコイル4が固定されている。ムービングコイル4
は電流制御回路27に接続されている。ムービングコイ
ル4の両側には、永久磁石7、8が配置されている。そ
して、ムービングコイル4に駆動電流を通電すると、永
久磁石7、8により形成される磁界によりムービングコ
イル4の長辺に電磁力が作用し、ムービングコイル4と
一体の回転軸3、ミラー2および角度センサ9が回転す
る。以下、ミラー2、回転軸3、ムービングコイル4お
よび角度センサ9をまとめて「可動部R」と呼ぶ。
には歪みセンサ10が、軸受5とムービングコイル4と
の間には歪みセンサ11が、ムービングコイル4の中央
部には歪みセンサ12が、ムービングコイル4と軸受6
との間には歪みセンサ13が、それぞれ取り付けられて
いる。歪みセンサ10〜13は、回転軸3のねじれ角を
計測するのが目的であるので、せん断歪みを検出できる
歪みセンサが採用されている。歪みセンサ10〜13
は、それぞれ歪み検出回路41〜44に接続されてい
る。
ムを説明する。
入力され、角度検出回路31から出力される角度検出信
号32は、加算器21と安定化補償器40に入力され
る。そして、安定化補償器40には、角度検出信号32
に加え、電流制御回路27から出力される電流検出信号
30と歪み検出回路41〜44から出力される信号とが
入力される。
り、角度検出信号32との差が計算される。計算された
偏差信号22は積分補償回路23により時間積分された
後、積分ゲイン24により係数倍されるので、このサー
ボ制御系は所謂1型サーボ系になる。スキャナ装置は目
的の角度にミラー2を位置決めするための装置であり、
角度目標値信号20は定常状態で一定の角度指令値にな
る信号である。したがって、ミラーの角度を角度目標値
に対して定常偏差無く追従させることができる。
により、後述する安定化補償器40からの出力信号が減
算され、電流指令信号26として電流制御回路27に入
力される。電流制御回路27は、電流指令信号26に応
じた駆動電流28をムービングコイル4に供給する。こ
の結果、ムービングコイル4には駆動電流28の値に比
例した駆動トルクが作用し、可動部Rは回転する。
転軸3に配置されたミラー等の慣性モーメントと回転軸
3のねじり剛性により、可動部Rにはねじり振動が発生
するが、後述する安定化補償器40の作用によりねじり
振動が安定化(抑制)され、サーボ帯域が広くなるの
で、高速かつ高精度なミラーの位置決めができる。
安定化補償器40の構成について説明する。図2は、図
1における可動部Rを集中定数モデル化した図であり、
図中、J1〜J5、K1〜K4およびL1〜L4は以下を表し
ている。 J1:ミラー2とミラー2取り付け部近傍の回転軸3の
慣性モーメント J2:角度センサ9と角度センサ9取り付け部近傍の回
転軸3の慣性モーメント J3,J4:ムービングコイル4とムービングコイル取り
付け部近傍の回転軸3の慣性モーメントの1/2 J5:回転軸3の軸端近傍の慣性モーメント K1:J1とJ2を結合するばね定数がK1のねじりばね K2:J2とJ3を結合するばね定数がK2のねじりばね K3:J3とJ4を結合するばね定数がK3のねじりばね K4:J4とJ5を結合するばね定数がK4のねじりばね L1:ねじりばねK1の長さ L2:ねじりばねK2の長さ L3:ねじりばねK3の長さ L4:ねじりばねK4の長さ ここで、ねじりばねK1〜K4の比ねじれ角は歪みセンサ
10〜13により、また、慣性モーメントJ2の角変位
θ2は角度センサ9によりそれぞれ検出できる。そこ
で、ねじりばねK1〜K4の比ねじれ角をそれぞれδ1〜
δ4、また、慣性モーメントJ1〜J5の角変位をそれぞ
れθ1〜θ5とすると、角変位θ1、θ3、θ4、θ5は、下
記の式1〜4で求めることができる。
メントJ1〜J5を慣性モーメントJに、また、ねじりば
ねK1〜K4を剛性行列Kにまとめる。さらに、式8に示
すように、トルク定数をKtとするときの駆動トルクの
作用を表す入力係数ベクトルをbで表し、モータ駆動電
流をuとする。すると、図3の集中定数モデルの運動方
程式は、式9で表される。
10、11、12で表すことができる。
ル、行列Iは単位行列であり、xは、角変位ベクトルθ
と角速度ベクトルωを式12のようにまとめた状態量ベ
クトルである。
CPとから、図2に示した集中定数モデルは可観測であ
ることが判別できる。したがって、下記の式13、14
で表されるオブザーバを電気回路により構成し、角変位
θ1〜θ5の検出値とモータ駆動電流uの検出信号を入力
することにより、未知の状態量、すなわち可動部Rの剛
体モードの変位y0および速度v0、ねじり1次モードの
速度v1、ねじり2次モードの速度v2、ねじり3次モー
ドの速度v3を推定することができる。
クトル、KOBは角変位検出値に対する入力係数ベクト
ル、FOBは出力係数ベクトルである。なお、式13、1
4では、オブザーバの状態量ベクトルはxの上に波線を
付けて表し、これを本明細書では表記上の制限によりx
で示す。そして、推定された各状態量を、それぞれ比例
ゲイン45〜50により係数倍し、これらを加算した信
号を積分ゲイン24の出力値に反転加算することにより
ねじり振動の影響を抑制することができるので、サーボ
帯域を広くすることができる。
に定常偏差無くミラー2の角度を追従させることができ
ることに加えて、可動部Rに回転軸回りのねじり振動が
ある場合も、ミラー2を目標角度に短時間かつ高精度に
位置決めすることができる。
の大きいミラーを採用することが可能になる。上記した
ように、面積の大きいミラーを採用すると、レーザ光の
エネルギ利用効率を向上させることができるので、加工
速度をさらに速くすることができる。
をムービングコイル4の中央部、すなわちムービングコ
イル4に作用する電磁力の作用点に合わせて配置したの
で、ねじり角の測定精度を向上させることができる。
が可観測であれば、角変位θ1〜θ5のすべてが計測でき
なくてもオブザーバを構成することができる。
がなく、歪みセンサ10を取り付けることができない場
合、すなわち角変位θ1が計測できない場合には、式2
〜式4を用いて角変位θ3〜θ5を求め、角変位θ2の検
出値と、電流検出信号30を用いて、オブザーバにより
上記可動部Rの状態量y0、v0、v1、v2、v3を推定
することができる。
の実施形態に係るスキャナ装置のブロック線図であり、
図1と同じものまたは同一機能のものは同一符号を付し
て説明を省略する。
反射する面の背面側)には、鏡面60が設けられてい
る。レーザ光源61は、鏡面60に向けてレーザ光62
を照射する。鏡面60で反射されたレーザ光62を受光
する受光素子63は、入射したレーザ光62の位置を検
出するものであり、例えばPSD(Position Sensitive
Device)や、分割PD(Photo Detector)が採用され
る。受光素子63の出力信号はミラー角度検出回路64
に入力され、ミラー角度検出回路64から出力される角
度検出信号65は、加算器21と安定化補償器40に入
力される。
との間に歪みセンサを設けていない点およびミラー2の
角変位を直接検出する点で上記第1の実施形態と相違す
る。しかし、上記第1の実施形態において説明したよう
に、回転軸3に配置した歪みセンサ11〜13を用いて
それぞれの位置の角変位を検出することにより、上記の
集中定数モデルの状態方程式は可観測になり、また、ミ
ラー角度検出信号65は角度検出信号32と実質的に同
じである。したがって、この実施の形態は実質的に上記
第1の実施形態と同じ動作をするので、動作に関する説
明は省略する。
系においても、指令された角度目標値信号20に定常偏
差無く、ミラー角度を追従させることができ、しかも可
動部Rに回転軸回りのねじり振動モードがある場合で
も、高応答なミラーの位置決め制御が可能になる。
サ9をミラー2に近い側に配置する場合について説明し
たが、図4に示すように、角度センサ9が回転軸3のミ
ラー2から遠い側の端部に配置する場合も、図2と同様
の集中定数モデルを構築することができる。
角の検出手段として歪みセンサを用いる場合について説
明したが、ねじれ角検出手段として以下の構成を用いて
もよい。
ダ等の回転軸角度センサを取り付けると共に、図3に示
したミラー角度検出手段を設け、回転軸角度センサの検
出角度とミラー角度検出手段の検出角度との差、あるい
は、図4における歪みセンサ11の位置に第2の回転軸
角度センサを設け、2個の回転軸角度センサの検出角度
の差を、両者間のねじれ角とする。そして、得られたね
じれ角の値を安定化補償器40に入力してねじり振動モ
ードの状態量を推定するように構成しても、安定なサー
ボ制御系を構成することができる。
ンサまたは角加速度センサを用いることもできる。すな
わち、例えば、ねじれ角の検出手段として角加速度セン
サを用いる場合、角加速度センサを回転軸3の2か所以
上に配置する。そして、角加速度センサを配置した位置
における回転軸3の軸線回りの角加速度をそれぞれ検出
し、両者の差からセンサ間の相対角加速度を求めて二階
積分することにより相対角変位すなわちねじれ角を求め
ることができる。また、角速度センサを用いる場合も同
様にしてねじれ角を求めることができる。
補償するようにしたが、必要があればより高次のモード
まで補償することができる。また、測定区間は1区間で
あっても状態量y0、v0、v1、v2、v3 を求めること
ができるが、測定区間を多くすることにより状態量の推
定精度を高くすることができる。
例えばレーザ光を反射するミラーの角度を直接あるいは
間接的に測定し、角度目標値信号に偏差無く追従させる
サーボ制御を行なうことに加えて、回転軸に生じるねじ
り振動を安定化する安定化補償器を設けることによりサ
ーボ帯域を広くしたので、ミラーを高速かつ高精度に目
標位置に位置決めすることができる。しかも、角度検出
信号とねじれ角検出信号により、モータと角度センサの
間の位相特性に関わらず、高応答かつ、高精度なミラー
位置決め制御系を構成できる。この結果、本発明に係る
スキャナ装置を例えばレーザ加工機に採用することによ
り、加工時間を短縮できるので生産性が向上し、かつレ
ーザ光を高精度に位置決めできるので加工物の品質や歩
留まりが向上する。
ブロック線図である。
である。
ブロック線図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 回転軸に支持され回転自在のミラーと、
前記回転軸の回転角に対応する物理量を検出する回転軸
角度検出手段または前記ミラーの回転角に対応する物理
量を検出するミラー角度検出手段と、前記回転軸角度検
出手段または前記ミラー角度検出手段の出力信号を用い
て前記ミラーを位置決めする位置決め手段とを備えたス
キャナ装置において、 前記回転軸のねじれ角を検出するねじれ角検出手段と、 該ねじれ角検出手段の出力信号と前記回転軸角度検出手
段または前記ミラー角度検出手段の出力信号とに基づい
て前記回転軸の状態量を検出する状態量検出手段と、を
設け、 前記位置決め手段は、前記状態量検出手段の出力信号に
基づいて前記ミラーを位置決めすることを特徴とするス
キャナ装置。 - 【請求項2】 第2の前記回転軸角度検出手段を設け、
前記ねじれ角検出手段は、前記第2の回転軸角度検出手
段の出力信号と前記回転軸角度検出手段または前記ミラ
ー角度検出手段の出力信号とからねじれ角を検出するこ
とを特徴とする請求項1に記載のスキャナ装置。 - 【請求項3】 前記状態量検出手段は、前記回転軸の剛
体モードの状態量と、前記回転軸のねじり振動モードの
状態量と、を検出することを特徴とする請求項1または
請求項2に記載のスキャナ装置。 - 【請求項4】 前記状態量検出手段は、オブザーバの状
態量から推定することを特徴とする請求項1ないし3の
いずれか1項に記載のスキャナ装置。 - 【請求項5】 前記物理量は、角度、角速度および角加
速度のうちのいずれかであることを特徴とする請求項1
に記載のスキャナ装置。 - 【請求項6】 前記ねじれ角検出手段は、せん断歪みを
検出する歪みセンサからなることを特徴とする請求項1
に記載のスキャナ装置。
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