JP2003057168A - 路面判別装置及び同装置の設置調整方法 - Google Patents

路面判別装置及び同装置の設置調整方法

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JP2003057168A JP2001248911A JP2001248911A JP2003057168A JP 2003057168 A JP2003057168 A JP 2003057168A JP 2001248911 A JP2001248911 A JP 2001248911A JP 2001248911 A JP2001248911 A JP 2001248911A JP 2003057168 A JP2003057168 A JP 2003057168A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】環境が変化しても測定の安定度が高く、設置も
容易な路面判別装置を提供する。 【解決手段】道路RDの上方に投光手段1と、CCDカ
メラ3a、3bとを配置し、投光手段1の前面にはs偏
光フィルタ11を、CCDカメラ3a、3bのそれぞれ
の前面にはs偏光フィルタ31、p偏光フィルタ33を
配置する。CCDカメラ3a、3bは、それぞれで撮像
した画像データを一次元フーリエ変換することにより空
間周波数分布を求め、この分布に基づいて路面状態を判
別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等が走行
する道路において、路面上の水分の有無や凍結状態な
ど、路面状態の判別を行う路面判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】寒冷地等では、道路の除雪や除雪剤散布
を判断するために路面判別装置が必要とされている。従
来の路面判別装置には、次のものが提案されている。
【0003】(1)特開平10−221042号公報
「路面状態判別装置」 道路上方に、路面に光を投光する投光手段と路面の所定
範囲の撮像を行う撮像手段を配置し、投光手段で投光す
ることにより得られる画像データを分析して光量分布や
空間周波数分布を求め、これに基づいて路面状態を判別
する。
【0004】(2)特開平6−282791号公報「路
面状態観測表示システム」 直線偏光したs偏光光を路面に対して斜めに入射し、路
面からの反射光からs偏光成分とp偏光成分を取り出し
て、それぞれの光量の比に基づいて路面状態を判別す
る。
【0005】(3)特開平8−327542号公報「路
面積雪検出装置」 自然光による路面の所定範囲の撮像を行い、それにより
得られる画像データを分析して路面状態を判別する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
装置では、次の欠点がある。
【0007】(1)特開平10−221042号公報
「路面状態判別装置」 路面からの反射光をそのまま分析しているだけであるた
め、光源の光量変化や測定箇所での明度の変化等の環境
変化による測定の安定性を確保できない。
【0008】(2)特開平6−282791号公報「路
面状態観測表示システム」 路面の一点においての状態判別しか行わないため、誤判
別を避けられない。例えば、投光点が湿潤状態であれ
ば、正反射光は受光素子に届かないため、受光素子では
s偏光成分とp偏光成分との強度がともに小さくなり、
湿潤状態を乾燥状態と誤判別することになる。
【0009】(3)特開平8−327542号公報「路
面積雪検出装置」 光源を持たないため、画像の一部に影があった場合、そ
の影響により誤判別する可能性がある。特に、日中は、
日向と日陰では照度が100倍も異なるため、画像で
は、路面の画像模様よりも影の模様の方が明らかに大き
くなり、誤判別の可能性が高まる。
【0010】この発明の目的は、高精度で、環境が変化
しても測定の安定度が高く、設置も容易な路面判別装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するために次のように構成したものである。
【0012】(1)路面の所定範囲に向けて光を照射す
る光照射手段と、前記光照射手段の前面に配置され、前
記光照射手段から路面に照射される光を偏光する第1の
偏光フィルタと、前記路面の所定範囲を撮像する第1の
撮像手段及び第2の撮像手段と、前記第1の撮像手段の
前面に配置され、前記路面からの反射光を前記第1の偏
光フィルタの偏光方向と同じ方向に偏光して該第1の撮
像手段に導く第2の偏光フィルタと、前記第2の撮像手
段の前面に配置され、前記路面からの反射光を前記第1
の偏光フィルタの偏光方向に直交する方向に偏光して該
第2の撮像手段に導く第3の偏光フィルタと、前記第1
の撮像手段及び前記第2の撮像手段で撮像された画像デ
ータの空間周波数分布をそれぞれ求め、それらの空間周
波数分布に基づいて路面状態を判別する演算手段と、を
備えてなることを特徴とする。この発明では、路面に光
を照射する光照射手段を設けることにより、昼夜を問わ
ず、安定して路面判別を可能とする。また、投光される
光を直線偏光する偏光フィルタを投光側と受光側に設
け、s偏光(直角偏光)された(又はp偏光(平行偏
光)された)光に対し、受光側では、s偏光とp偏光の
フィルタを設ける。なお、s偏光とp偏光は、相互に直
交する方向に偏光する関係となる。そして、2つの撮像
手段は、これらの偏光フィルタを通して路面の所定範囲
を撮像して画像データを得る。演算手段は、これらの画
像データをフーリエ変換することにより空間周波数分布
(パワースペクトル)を求め、その結果に基づいて路面
状態を判別する。この発明では、s偏光とp偏光のフィ
ルタを使い分けて、2つの撮像手段によりs偏光画像と
p偏光画像を取り出し、これに基づいて各画像の空間周
波数分布を求めているが、このようにすることで、高精
度な路面判別を行うことが出来る。
【0013】また、この発明では、2つの撮像手段を設
けていることで、それらの撮像手段で得られた画像デー
タを同時に処理できるため、路面状態の判別時間が早く
なる利点がある。
【0014】(2)路面の所定範囲に向けて光を照射す
る光照射手段と、前記光照射手段の前面に配置され、前
記光照射手段から路面に照射される光を偏光する第1の
偏光フィルタと、前記路面の所定範囲を撮像する撮像手
段と、前記路面からの反射光を前記第1の偏光フィルタ
の偏光方向と同じ方向に偏光する第2の偏光フィルタ
と、前記路面からの反射光を前記第1の偏光フィルタの
偏光方向に直交する方向に偏光する第3の偏光フィルタ
と、前記第2の偏光フィルタと前記第3の偏光フィルタ
のそれぞれを、前記撮像手段の前面に移動させることで
該撮像手段の前面に位置する偏光フィルタの切替を可能
にする偏光フィルタ切替手段と、前記偏光フィルタ切替
手段により前記第2の偏光フィルタと前記第3の偏光フ
ィルタを切り替える毎に前記撮像手段で撮像された画像
データの空間周波数分布をそれぞれ求め、それらの空間
周波数分布に基づいて路面状態を判別する演算手段と、
を備えてなることを特徴とする。
【0015】この発明では、受光側の撮像手段を1つと
し、その前面に位置する偏光フィルタを、s偏光用とp
偏光用のものに切り替える偏光フィルタ切替手段を設け
ている。この発明では、上記(1)の発明に対し、2つ
のフィルタを切り替える手順が必要な分だけ路面状態の
判別に要する時間が長くなるが、撮像手段が1つで良
い。
【0016】(3)路面の所定範囲に向けて光を照射す
る第1の光照射手段及び第2の光照射手段と、前記第1
の光照射手段の前面に配置され、路面の所定範囲に向け
て照射する光を偏光する第1の偏光フィルタと、前記第
2の光照射手段の前面に配置され、路面の所定範囲に向
けて照射する光を、前記第1の偏光フィルタの偏光方向
に直交する方向に偏光する第2の偏光フィルタと、前記
路面の所定範囲を撮像する撮像手段と、前記撮像手段の
前面に配置され、前記第1の偏光フィルタと同じ方向に
偏光する第3の偏光フィルタと、前記第1の光照射手段
の駆動と第2の光照射手段の駆動を切り替える光照射手
段切替手段と、前記光照射手段切替手段により前記第1
の光照射手段と前記第2の光照射手段を切り替える毎に
前記撮像手段で撮像された画像データの空間周波数分布
をそれぞれ求め、それらの空間周波数分布に基づいて路
面状態を判別する演算手段と、を備えてなることを特徴
とする。
【0017】この発明では、光照射手段を2つとし、そ
の前面に位置する偏光フィルタを、各光照射手段に対し
てs偏光用とp偏光用のものにする。また、撮像手段は
1つで、その前面にs偏光用またはp偏光用の第3の偏
光フィルタを配置する。光照射手段切替手段により、2
つの光照射手段の駆動を切り替えることで、s偏光され
た光に対する画像データとp偏光された光に対する画像
データを得て、それぞれの画像の空間周波数分布を求め
る。
【0018】(4)路面の所定範囲に向けて光を照射す
る光照射手段と、前記光照射手段から路面に照射される
光を偏光する第1の偏光フィルタと、前記光照射手段か
ら路面に照射される光を、前記第1の偏光フィルタの偏
光方向に直交する方向に偏光する第2の偏光フィルタ
と、前記第1の偏光フィルタと前記第2の偏光フィルタ
のそれぞれを、前記光照射手段の前面に移動させること
で該光照射手段の前面に位置する偏光フィルタの切替を
可能にする偏光フィルタ切替手段と、前記路面の所定範
囲を撮像する撮像手段と、前記撮像手段の前面に配置さ
れ、前記第1の偏光フィルタと同じ方向に偏光する第3
の偏光フィルタと、前記偏光フィルタ切替手段により前
記第1の偏光フィルタと前記第2の偏光フィルタを切り
替える毎に前記撮像手段で撮像された画像データの空間
周波数分布をそれぞれ求め、それらの空間周波数分布に
基づいて路面状態を判別する演算手段と、を備えてなる
ことを特徴とする。
【0019】この発明では、上記(3)の発明に対し、
光照射手段を1つとし、その前面に位置する偏光フィル
タを、s偏光用とp偏光用のものに切り替える偏光フィ
ルタ切替手段を設けている。この発明では、上記(3)
の発明に対し、光照射手段が1つで良い。 (5) 前記路面の所定範囲は、前記光照射手段からの
光の正反射光成分が前記撮像手段に導かれる領域と、導
かれない領域とを含み、前記演算手段は、それらの領域
に対する画像データの前記空間周波数分布に基づいて、
路面が凍結状態かそうでないかの路面状態を判別するこ
とを特徴とする。
【0020】路面が凍結状態であれば、光は正反射す
る。そこで、この発明では、撮像対象とする路面の所定
範囲を光の正反射光成分が撮像手段に導かれる領域と、
導かれない領域とを含むようにする。このようにすれ
ば、路面が凍結状態であれば、正反射光成分が撮像手段
に導かれる領域からだけ正反射成分が撮像手段に導かれ
ることになるため、両方の領域に対する空間周波数分布
の差は大きくなる。一方、路面が湿潤状態であれば、両
方の領域から正反射成分が撮像手段に導かれるため、そ
れぞれの空間周波数分布の差はなくなる。このことを利
用して、路面が凍結状態であるかどうかを容易に判別す
ることが出来る。 (6)前記演算手段は、前記撮像手段で撮像された画像
データを車両進行方向に長い矩形状にそれぞれ分割し、
分割された画像データ毎に路面状態を判別し、各判別結
果が異なっている場合には異なる判別結果をそれぞれ出
力し、各判別結果が一致している場合には一致した1つ
の判別結果を出力することを特徴とする。分割した画像
データ毎に路面状態を判別することで、特に、路面に轍
部と非轍部がある場合に、それらの状態を判別すること
が出来る。
【0021】(7)前記光照射手段を、レーザ光で前記
所定の範囲内を走査するレーザ発光手段で構成し、前記
撮像手段のシャッタ開放時間をレーザ光の1走査時間以
上に設定したことを特徴とする。
【0022】路面の所定範囲への照明光としてハロゲン
照明光やLED照明光を使用することが可能であるが、
レーザ光を使用する構成にすることで、小型化が可能で
あり、設置性が向上する。また、レーザ光の飛行時間を
測定して、路面までの距離を求めることが容易であり、
これにより、路面上に積もった雪の積雪量(積雪深)を
測定することも可能である。
【0023】(8)上記(1)〜(7)のいずれかの路
面判別装置を設置する際、正反射面を有する板を前記路
面の所定範囲に載置して、前記照射手段によって前記板
に光を照射した場合に、前記撮像手段で前記板の正反射
光が受光できるように路面判別装置の設置調整を行うこ
とを特徴とする。この発明は、路面判別装置の設置調整
を容易に行い得る方法を提供する。路面上の所定範囲と
なる所に正反射面を有する板、例えば金属板、を置い
て、撮像手段でその板からの正反射光を受光出来るよう
路面判別装置の位置調整を行うことで、上記(1)〜
(7)の演算手段による路面判別が正しく行えるように
なる。また、このとき画像メモリに正反射光受光地点を
記憶しておくことで、上記(5)において正反射光成分
が撮像手段に導かれる領域を高精度で特定することが出
来るから、凍結状態の判別精度を高めることが出来る。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の第1の実施形
態である路面判別装置の構成図である。
【0025】路面判別装置は、道路RDの側方に設置さ
れた支柱6と、この支柱6から路面上方の道路横断方向
に突出させたポール2により支持されるもので、ポール
2には光照射手段であるハロゲンランプ等から構成され
る投光部1、撮像手段であるCCDカメラ3a、3b
が、支柱6には制御装置4が、それぞさ配備される。な
お、図中、5は、投光部1とCCDカメラ3a、3bと
を保護するためのカバー体を示している。
【0026】路面判別装置は、路面の所定範囲に対し
て、投光部1から光を照射し、その範囲をCCDカメラ
3a、3bにより撮像して、得られた画像データを解析
することにより、路面状態を判別する。路面の所定範囲
は、図2に示すように、道路横断方向と車両進行方向
に、それぞれ長さWの範囲Sであり、道路RDの路面状
態を判別する上で充分に広い範囲であることが望まし
い。投光部1から照射される光はこの範囲Sを充分にカ
バーしている。また、CCDカメラ3a、3bは、路面
からの正反射光を受光出来る位置に配置されている。図
1において、路面のa地点は、投光部1からの光の路面
からの正反射光をCCDカメラ3a、3bで受光出来る
位置である。また、b地点は、投光部1からの光の路面
からの正反射光をCCDカメラ3a、3bで受光出来な
い位置である前記投光部1の前面には、投光レンズ10
と投光部1の光をs偏光(直角偏光)するs偏光フィル
タ11とが配置されている。
【0027】また、CCDカメラ3a、3bの前面に
は、それぞれ、受光レンズ30、31とs偏光フィルタ
31、p偏光(平行偏光)フィルタ33とが配置されて
いる。
【0028】各CCDカメラ3a、3bは、各偏光フィ
ルタ31、33を介して所定範囲Sを撮像し、その画像
データを制御部4に出力する。制御部4では、入力され
た画像データを解析して、路面状態を判別する。
【0029】以上の構成で、CCDカメラ3aの前面に
配置されているs偏光フィルタ31は、投光部1の前面
に配置されているs偏光フィルタ11と同じs偏光成分
を通過させるフィルタであり、CCDカメラ3bの前面
に配置されているp偏光フィルタ33は、投光部1の前
面に配置されているs偏光フィルタ11と異なりp偏光
成分を通過させるフィルタである。したがって、路面が
偏光方向を保持する状態(湿潤状態や凍結状態)の場
合、CCDカメラ3aでは投光部1から照射されたs偏
光成分の光をそのまま受光してs偏光成分の画像データ
を検出し、p偏光フィルタ33が前面に配置されている
CCDカメラ3bでは投光部1から照射されたs偏光成
分の光を受光出来なくなる。また、路面が偏光方向を保
持しない乾燥状態の場合、CCDカメラ3a、3bの両
方でそれぞれs偏光成分の光とp偏光成分の光を受光す
るようになる。以上の特性を利用することで、路面状態
の判別を行うことが出来る。
【0030】図3は、路面判別装置の電気的構成を示す
ブロック図である。
【0031】投光部1は、投光制御部1aと、該制御部
1aで制御される光源1bとで構成される。制御装置4
は、CCDカメラ3a、3bの撮像タイミング信号を形
成するタイミング制御部40と、同撮像タイミング信号
に基づいて、CCDカメラ3a、3bで撮像された画像
信号を取り込んでA/D変換するA/D変換部41と、
A/D変換された画像データを記憶する画像メモリ42
と、画像メモリ上のデータを処理する画像処理部43
と、全体の制御を行うCPU44と、制御プログラムを
記憶したりワークエリアを割り当てるメモリ45と、図
示を省略したホストコンピュータに接続して、路面状態
判別結果等を送信する送信部46とを備えている。
【0032】以上の構成において、乾燥状態と湿潤状態
の画像は図4(A)〜(B)に示すようになる。なお、
これらの画像の撮像箇所は、正反射光がCCDカメラ3
a、3bに達しない図1のb地点である。また、画像
は、光源を点灯している時としていない時の差分画像で
ある。差分画像とすることにより、太陽光や影の影響を
除去し、投光部1からの照射光による路面からの反射光
に基づく画像のみを捉えることが出来る。同図におい
て、(A)は、乾燥状態のp偏光画像、(B)は、乾燥
状態のs偏光画像、(C)は、湿潤状態のp偏光画像、
(D)は、湿潤状態のs偏光画像を示している。すなわ
ち、(A)と(C)の画像はCCDカメラ3bでの撮像
画像であり、(B)と(D)の画像はCCDカメラ3a
での撮像画像である。上記の画像からわかるように、路
面が乾燥状態では、p偏光画像とs偏光画像は、ほぼ同
じ画像となっているのに対し、路面が湿潤状態である
と、両者の画像差は大きく異なる。湿潤状態でのs偏光
画像は、キラキラした模様が顕著であり、正反射光が多
く含まれていることがわかる。路面が乾燥状態のとき
は、反射光の多くは拡散反射光であり、湿潤状態のとき
は、反射光の多くは正反射光である。また、反射時にお
いては拡散反射の偏光方向はランダムな方向となるが、
正反射は偏光方向が保たれる。したがって、湿潤状態で
は、s偏光光が照射されてその偏光方向が保持されて正
反射するため、s偏光に対して偏光方向が直角なp偏光
画像は、全体的に明度が低くなり、また、s偏光画像
は、s偏光光がそのまま偏光方向を保持して正反射する
ため、キラキラした模様が表れる。なお、路面が鏡面の
場合に正反射光が受光出来ないはずの路面のb地点で正
反射光が受光される理由は、実際の湿潤状態では路面の
凹凸に水滴があり、この水滴の曲面で正反射した光がC
CDカメラ3aに受光されるからである。
【0033】画像処理部43は、上記の画像データを一
次元フーリエ変換することにより、空間周波数分布を求
める。図5(A)は、路面が乾燥状態の時の空間周波数
分布図を示し、同図(B)は路面が湿潤状態の時の空間
周波数分布図を示す。各図の横軸は周期(1/周波数。
単位:[mm-1])、縦軸はパワーである。乾燥状態で
は、同図(A)に示すように、s偏光画像とp偏光画像
の特性は略同じである。これに対し、湿潤状態では、同
図(B)に示すように、全周波数領域でs偏光画像のパ
ワーがp偏光画像のパワーよりも大きく、特に、0.1
〜0.25[mm-1]の領域において両者の差が大きい。
0.1〜0.25[mm-1]の領域はアスファルトの石の
粒の大きさ(4〜10mm)に相当する。図4(D)に示
すキラキラした模様の間隔は、このアスファルトの石の
粒の大きさ(4〜10mm)に略等しい。
【0034】画像処理部43では、s偏光画像データと
p偏光画像データに対する一次元フーリエ変換結果か
ら、上記の0.1〜0.25[mm-1]の領域のパワース
ペクトル差を求め、その差がしきい値以上であれば、路
面が湿潤状態であると判別し、そうでないときには乾燥
状態であると判別する。
【0035】以上、路面の乾燥状態と湿潤状態の判別方
法を示したが、路面の凍結状態のときも湿潤状態と同様
の傾向が観察出来る。また、雪路面の状態では、図4の
各画像に対して明度が明らかに高くなるため(白い画
像)、乾燥や湿潤と区別が可能である。
【0036】凍結状態と湿潤状態を判別するには、以下
の方法による。
【0037】図1のa地点とb地点をカバーする範囲を
所定範囲としてこの範囲に投光する。このときのCCD
カメラ3aの撮像画像(s偏光画像)を一次元フーリエ
変換して空間周波数分布を求める。
【0038】図6(A)は、凍結状態の時の画像、図7
(A)は、湿潤状態の時の画像をそれぞれ示す。また、
図6(B)は、凍結状態の時の0.1〜0.25[m
m-1]の領域のスペクトル強度図、図7(B)は、湿潤
状態の時の0.1〜0.25[mm -1]の領域のスペクト
ル強度図を示している。
【0039】今、図1において、路面を鏡面と仮定する
と、CCDカメラ3aでは、a地点からの正反射光は受
光可能であるが、b地点からの正反射光は受光出来な
い。凍結状態の路面は、道路上の水滴が凍ることで路面
の凹凸や水滴の曲面の影響がなくなり、ほぼ平らな氷板
となるから、鏡面と考えることが出来る。また、正反射
のときは、路面に照射された光の偏光方向(実施形態で
はs偏光方向)は保持されるから、s偏光フィルタ31
を前面に配置したCCDカメラ3aでは、s偏光画像が
撮像出来る。したがって、CCDカメラ3aでは、a地
点の明度が高く、b地点が暗い画像が得られることにな
る。この画像データを一次元フーリエ展開して空間周波
数分布を求め、0.1〜0.25[mm-1]の領域のスペ
クトル強度をプロットすると、図6(B)のように、a
地点において同領域のパワースペクトルが高い特性とな
る。
【0040】また、路面が湿潤状態の時は、路面のb地
点で正反射した光もCCDカメラ3aにて受光するから
(その強度はa地点よりも小さいが)、CCDカメラ3
aでは、a地点の明度が高く、b地点もやや明度が高い
画像が得られることになる。この画像データを一次元フ
ーリエ展開して空間周波数分布を求め、0.1〜0.2
5[mm-1]の領域のスペクトル強度をプロットすると、
図7(B)のように、a地点において同領域のスペクト
ル強度が最も高くb地点に向けてなだらかに低下する特
性となる。なお、空間周波数分布を求めないで、画像を
適当な大きさに分割し、その強度分布を求めても、図6
(A)、図7(A)の画像に対し、それぞれ図6
(B)、図7(B)に略等しい形状のグラフが得られ
る。
【0041】ここで、a地点の強度で規格化して全体の
パワーの和を求めると、湿潤の方が凍結に比べて大きく
なる。これを利用して、湿潤状態と凍結状態を判別する
ことが出来る。また、図6(B)、図7(B)のグラフ
の分散値の違いにより、分散値の大きい方を凍結状態、
小さい方を湿潤状態として判別することも可能である。
【0042】なお、以上の説明では路面状態が均一に凍
結していると仮定しているが、実路面上においても、凍
結時は、路面上に水溜まりの出来るような窪みがない限
り通行車両のタイヤによって轍ができることは少なく、
路面上は均一に凍結していることが多い。したがって、
本実施形態のように、路面が均一に凍結していると仮定
しても実用上は問題がない。
【0043】以上の方法で路面が凍結状態が湿潤状態か
を判別することが出来る。同様に、雪路面の場合におい
ても、上記と同様な方法により、積雪状態が積雪の表面
が溶けた後に再度凍った圧雪表膜状態かを判別すること
が出来る。すなわち、上記の方法により、a地点の強度
で規格化して全体のパワーの和を求め、この値をしきい
値と比較するとともに、画像データの明度が一定以上で
路面が雪と判断されると、積雪状態または圧雪氷膜状態
であると判別される。a地点の強度で規格化して全体の
パワーの和がしきい値よりも大きければ、スペクトル強
度は図7(B)のような特性となるから、積雪状態の路
面であり、同パワーの和がしきい値以下であれば、スペ
クトル強度は図6(B)のような特性となるから、圧雪
氷膜状態である。
【0044】画像処理部43では、以上の方法のアルゴ
リズムを実行することで、路面の凍結状態、湿潤状態、
積雪状態、圧雪氷膜状態を判別する。
【0045】本実施形態では、道路の横断方向に所定範
囲を分割し、各分割領域で画像データを取得して解析す
るようにしている。このようにすると、積雪時において
轍部と非轍部があっても、それらの領域の状態を個別に
判別することが出来る。
【0046】図8は、積雪時における路面の所定範囲を
撮像した画像例を示す。
【0047】この画像を、道路横断方向に沿って複数画
像に分割し、各分割画像毎に画像解析を行う。同図に示
す画像例では、画像の中央部分に轍部がある雪路面の画
像を示しているが、道路横断方向に11分割すること
で、中央の4分割画像の部分では湿潤状態と判別され、
その両側の部分では積雪路面であると判別される。この
ように画像分割することで、道路上の轍部と非轍部を区
別して判別することが可能である。なお、図8は、図4
のような差分画像ではなく、轍部をわかりやすくするた
めCCDカメラ3a、3bで撮像した直接画像を示して
いる。
【0048】図9〜図11は、以上説明した画像解析の
アルゴリズムを、画像処理部43で実行するフローチャー
トである。
【0049】路面判別処理がスタートすると、ステップ
ST1で、所定範囲の画像データを画像メモリ42から
取り込む。次に、光源点灯時の画像と非点灯時の画像の
差分処理を行い、差分画像を取り出す(ステップST
2)。先に述べたように、差分処理を行う事により、太
陽光や影の影響を除去し、路面からの反射光に基づく画
像のみを捉えることが出来る。次に、図8において説明
したように道路横断方向に画像をn分割する(ステップ
ST3)。以下、ステップST4、ST5において、分
割画像毎に路面状態の判別のための解析を行う。全ての
分割画像での解析結果がほぼ等しいかどうかを判断し
(ステップST6)、ほぼ等しいと判断された場合は、
轍部と非轍部とを区別して路面状態を判別する(ステッ
プST8)。全分割画像の解析結果がほぼ等しいと判断
できなかった場合には、各分割画像の多くが乾燥状態で
あるかどうかの判断を行い(ステップST7)、 多く
の分割画像が乾燥状態であれば路面全体が乾燥状態であ
ると判別する( ステップST9)。また、多くの分割画
像が乾燥状態でなければ、ステップST10で他の路面
状態にあるかどうかの判別を行う。すなわち、ステップ
ST10では、路面が、湿潤、凍結、積雪、圧雪氷膜の
いずれかの状態にあるかどうかの判別を行う。
【0050】図10は、上記ステップST4の詳細な動
作を示すフローチャートである。
【0051】ステップST20では、差分画像の明るさ
がしきい値以上かどうかを判断する。この判断は、例え
ば、差分画像の画素毎の明るさを積分して、その積分値
がしきい値以上がどうかで行うことができる。明るさが
しきい値以上であれば、雪であると判別する( ステップ
ST21)。差分画像の明るさがしきい値未満であれ
ば、図5で説明したp偏光画像とs偏光画像の空間周波
数分布の差、特に0.1〜0.25[mm-1]の領域での
差を求め(ステップST22)、その差がしきい値以上
かどうかを判断する( ステップST23)。その結果に
応じて、路面が乾燥状態( ステップST24)、また
は、路面が湿潤または凍結状態( ステップST25)と
判別する。
【0052】図11は、上記ステップST10の詳細な
動作を示すフローチャートである。
【0053】ステップST30において、図6、図7で
説明したように、0.1〜0.25[mm-1]の領域での
スペクトル強度を求める。この処理は、全分割画像で行
う。ステップST31で、正反射光入光地点(図1のa
地点)でのスペクトル強度を規格化する。次いで、規格
化したスペクトル強度の全分割画像の和を求める( ステ
ップST32)。その和がしきい値よりも大きいかどう
かの判断を行い( ステップST33)、大きい場合に
は、図10のステップST21において路面解析結果が
雪であったと判断していることを条件に(ステップST
34)積雪状態であると判別し(ステップST35)、
雪でない時には湿潤状態であると判別する(ステップS
T36)。また、ステップST33で、上記和がしきい
値未満であると判断すると、図10のステップST21
において路面解析結果が雪であったと判断していること
を条件に(ステップST37)圧雪氷膜状態であると判
別し(ステップST38)、雪でない時には凍結状態で
あると判別する(ステップST39)。
【0054】以上の動作により、路面の状態判別が可能
である。
【0055】図12は、この発明の他の実施形態の路面
判別装置の構成図である。
【0056】この路面判別装置は、図1の構成に対し
て、撮像手段としてCCDカメラ3aのみを用い、その
前面部に切り替え可能なs偏光フィルタ31、p偏光フ
ィルタ33を配置している。したがって、撮像手段には
CCDカメラ3aが、光照射手段には投光部1が用いら
れる。切り替え可能なs偏光フィルタ31、p偏光フィ
ルタ33は、それぞれ、図13に示すように1枚の回転
板50に取り付けられている。回転板50は、図示しな
いモータに連結されていて、s偏光フィルタ31、p偏
光フィルタ33が順番にCCDカメラ3aの前面に位置
するように制御部4によって回転制御される。
【0057】このような構成によっても、CCDカメラ
3aにおいてs偏光画像とp偏光画像が得られるため、
路面状態の判別が可能である。
【0058】図14は、この発明のさらに他の実施形態
の路面判別装置の構成図である。
【0059】この路面判別装置は、図1の構成に対し
て、撮像手段としてCCDカメラ3aのみを用い、光照
射手段として投光部1a、1bの2つを用いている。し
たがって、撮像手段にはCCDカメラ3aが、光照射手
段には投光部1a、1bが用いられる。CCDカメラ3
aの前面には、s偏光フィルタ31が、投光部1a、1
bのそれぞれの前面には、s偏光フィルタ11、p偏光
フィルタ12がそれぞれ配置される。
【0060】このような構成によっても、CCDカメラ
3aにおいてs偏光画像とp偏光画像が得られるため、
路面状態の判別が可能である。図15は、この発明のさ
らに他の実施形態の路面判別装置の構成図である。この
路面判別装置は、図1の構成に対して、撮像手段として
CCDカメラ3aのみを用い、その前面にs偏光フィル
タ31を、また、光照射手段には投光部1を用い、その
前面には切り替え可能なs偏光フィルタ11、p偏光フ
ィルタ12を配置している。したがって、撮像手段には
CCDカメラ3aが、光照射手段には投光部1が用いら
れる。切り替え可能なs偏光フィルタ31、p偏光フィ
ルタ12は、それぞれ、図13に示すように1枚の回転
板50に取り付けられている。回転板50は、図示しな
いモータに連結されていて、s偏光フィルタ31、p偏
光フィルタ12が順番にCCDカメラ3aの前面に位置
するように制御部4によって回転制御される。
【0061】このような構成によっても、CCDカメラ
3aでは、s偏光画像とp偏光画像が得られるため、路
面状態の判別が可能である。図16は、この発明のさら
に他の実施形態の路面判別装置の構成図である。この路
面判別装置は、図1の構成に対して、光照射手段を、レ
ーザ光で前記所定の範囲内を走査するレーザ発光手段で
構成している。撮像手段は、図1の構成と同様にCCD
カメラ3a、3bで構成している。レーザ発光手段は、
レーザ発光素子60、コリメートレンズ61、s偏光フ
ィルタ63、ポリゴンミラー64を備え、レーザ発光素
子60から出射したレーザ光をコリメートレンズ61で
平行光にして、s偏光フィルタ63でs偏光してからポ
リゴンミラー63で走査し路面に照射する。撮像手段の
CCDカメラ3a、3bでs偏光画像とp偏光画像が得
られるのは、図1に示す実施形態と同様である。図17
は、上記路面判別装置のレーザ照射装置の詳細図であ
る。
【0062】レーザ発光素子60から発光するレーザ光
はパルス点灯光とし、路面上をΔWの間隔(Δtはパル
ス点灯時間)で照射する。レーザ光のビームスポットは
道路横断方向はΔWに等しくし、道路進行方向(車両進
行方向)には路面判別可能な画像が得られる大きさ以上
(例えば、300mm以上)にする。ビームスポットは、
図示のように縦長になるため、場合によってはコリメー
トレンズ61の後段にシリンドリカルレンズ66を配置
する。CCDカメラ3a、3bのシャッタ速度は、シャ
ッタ開放時間がレーザ1走査時間以上なる速度とする。
実際には、数10走査時間以上とし、レーザ光の反射光
がパルス点灯であることを無視できる画像を得られるよ
うにする。なお、s偏光フィルタ62をコリメートレン
ズ61の後段に設置しているが、レーザ光は、発光素子
の特性上もともと偏光しているため、その特性を利用す
ることでこの偏光素子を省略することも可能である。
【0063】この実施形態では、ハロゲン照明やLED
照明を使用する投光部1に代えてレーザ発光手段を用い
るため、より小型化が可能であり、設置性が向上する。
また、図16に示すように、路面からの反射光をコンデ
ンサレンズ64を介して受光素子65で受光し、レーザ
光の飛行時間を測定することにより、路面までの距離、
すなわち、雪路面では積雪深を測定することが可能であ
る。
【0064】この発明のさらに他の実施形態として、図
1、図16の偏光フィルタ31、33に代えて偏光ビー
ムスプリッタを用い、路面からの反射光をs偏光成分と
p偏光成分の光に分離して受光するようにしても良い。
偏光ビームスプリッタは、単色光のp偏光成分を選択的
に透過し、s偏光成分を反射することが出来るため、路
面からの反射光を偏光ビームスプリッタに入射させ、そ
の反射光、透過光をそれぞれCCDカメラ3a、3bに
入光させることで、CCDカメラ3a、3bにおいてそ
れぞれs偏光画像とp偏光画像を得ることが出来る。偏
光ビームスプリッタを使用すれば、機械的な部分がなく
なる利点がある。次に、路面判別装置の設置調整方法に
ついて説明する。図18は、図1の構成において、投光
部1とCCDカメラ3a、3bの設置位置の調整を行う
ときの調整方法を示す図である。投光部1とCCDカメ
ラ3a、3bの位置は、図示しない調整部により道路横
断方向と道路進行方向に位置調整が可能であり、本実施
形態では、CCDカメラ3aの位置を調整することで、
それに一体的に連結されているCCDカメラ3bの位置
も調整する。また、路面の適切な位置に投光されるよ
う、投光部1の位置調整も行う。図1に示す構成では、
投光部1の前面にs偏光フィルタ11が配置されている
ため、同じs偏光フィルタ31を前面に配置したCCD
カメラ3aにおける画像データ(正反射光成分は偏光方
向を保持するため、同じs偏光フィルタ31を前面に配
置したCCDカメラ3aにおいて、正反射光を受光する
ことができる)を用いて、CCDカメラ3a、3bの位
置調整を行う。路面からの正反射光をCCDカメラ3a
において受光出来る位置は、既に述べたようにa地点で
ある。このa地点を含む適当な大きさの領域に光沢度の
大きな板(金属板等)を置く。図19は、このときの撮
像画像である。図のy領域が明るく(白く)なっている
が、このy領域が正反射光の反射領域であり、この中央
位置がa地点である。そこで、CCDカメラ3aの画像
の略中央位置にa地点が来るようにCCDカメラ3aの
位置調整を行う。また、このとき画像メモリ42にa地
点を記憶しておくことで、図7に示す画像のa地点の位
置を高精度で特定することが出来るから、凍結状態の判
別精度を高めることが出来る。なお、路面を日陰にし、
上記板を拡散反射光の少ないSUS板や黒鉄板にする
と、正反射光の像を示す上記y領域は顕著となる。
【0065】また、図19において、正反射光成分は偏
光方向を保持するため、上記y領域の正反射光の強度の
大小で投光と受光の偏光方向がわかる。そこで、上記y
領域で正反射光の強度が最大となるようにs偏光フィル
タ31の回転位置を手動または自動で調整する。このと
きの回転板50の回転角度を記憶しておいて、画像解析
時における回転板50の回転制御に用いる。
【0066】以上の実施形態では、制御部4において画
像解析を行って路面状態の判別を行うようにしたが、制
御部4から無線または有線により上位のホストに対して
画像データを送信し、ホスト側で画像解析と路面状態の
判別を行うことも可能である。上位のホストで路面状態
の判別を行うようにすれば、1つの道路の複数箇所での
画像解析を同時に行うことが出来るため、道路全体の状
況分析をより的確に行うことが可能である。
【0067】
【発明の効果】この発明によれば、光照射手段を用いる
ため、昼夜を問わず、安定して路面判別を可能とし、撮
像側でs偏光画像とp偏光画像を得て空間周波数分布を
求めるため、正確な路面状態を判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、この発明の第1の実施形態である路面判別
装置の構成図。
【図2】は、路面の所定範囲を示す図。
【図3】は、路面判別装置の電気的構成を示すブロック
図。
【図4】は、乾燥状態と湿潤状態のs偏光画像、p偏光
画像を示す図。
【図5】は、乾燥状態と湿潤状態の空間周波数分布図を
示す図。
【図6】は、凍結状態の時の画像とスペクトル強度を示
す図。
【図7】は、湿潤状態の時の画像とスペクトル強度を示
す図。
【図8】は、積雪時における路面の所定範囲を撮像した
画像例。
【図9】は、画像解析のアルゴリズムを示すフローチャ
ート。
【図10】は、画像解析のアルゴリズムを示すフローチ
ャート。
【図11】は、画像解析のアルゴリズムを示すフローチ
ャート。
【図12】は、図12は、この発明の他の実施形態の路
面判別装置の構成図。
【図13】は、偏光フィルタを切り替える回転板を示す
図。
【図14】は、この発明のさらに他の実施形態の路面判
別装置の構成図。
【図15】は、この発明のさらに他の実施形態の路面判
別装置の構成図。
【図16】は、この発明のさらに他の実施形態の路面判
別装置の構成図。
【図17】は、路面判別装置のレーザ照射装置の詳細
図。
【図18】は、図1の構成において、投光部1とCCD
カメラ3a、3bの設置位置の調整を行うときの調整方
法を示す図。
【図19】は、正反射光反射位置を示す画像例。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA50 BB13 CC40 FF04 GG03 HH02 HH08 HH12 JJ03 JJ08 JJ26 LL14 LL33 LL34 QQ03 QQ24 QQ31 2G059 AA05 BB08 EE02 EE05 GG01 GG04 GG08 GG10 JJ11 JJ15 JJ19 JJ22 JJ23 KK03 KK04 LL04 MM01 MM09 MM10 NN01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面の所定範囲に向けて光を照射する光
    照射手段と、 前記光照射手段の前面に配置され、前記光照射手段から
    路面に照射される光を偏光する第1の偏光フィルタと、 前記路面の所定範囲を撮像する第1の撮像手段及び第2
    の撮像手段と、 前記第1の撮像手段の前面に配置され、前記路面からの
    反射光を前記第1の偏光フィルタの偏光方向と同じ方向
    に偏光して該第1の撮像手段に導く第2の偏光フィルタ
    と、 前記第2の撮像手段の前面に配置され、前記路面からの
    反射光を前記第1の偏光フィルタの偏光方向に直交する
    方向に偏光して該第2の撮像手段に導く第3の偏光フィ
    ルタと、 前記第1の撮像手段及び前記第2の撮像手段で撮像され
    た画像データの空間周波数分布をそれぞれ求め、それら
    の空間周波数分布に基づいて路面状態を判別する演算手
    段と、 を備えてなる路面判別装置。
  2. 【請求項2】 路面の所定範囲に向けて光を照射する光
    照射手段と、 前記光照射手段の前面に配置され、前記光照射手段から
    路面に照射される光を偏光する第1の偏光フィルタと、 前記路面の所定範囲を撮像する撮像手段と、 前記路面からの反射光を前記第1の偏光フィルタの偏光
    方向と同じ方向に偏光する第2の偏光フィルタと、 前記路面からの反射光を前記第1の偏光フィルタの偏光
    方向に直交する方向に偏光する第3の偏光フィルタと、 前記第2の偏光フィルタと前記第3の偏光フィルタのそ
    れぞれを、前記撮像手段の前面に移動させることで該撮
    像手段の前面に位置する偏光フィルタの切替を可能にす
    る偏光フィルタ切替手段と、 前記偏光フィルタ切替手段により前記第2の偏光フィル
    タと前記第3の偏光フィルタを切り替える毎に前記撮像
    手段で撮像された画像データの空間周波数分布をそれぞ
    れ求め、それらの空間周波数分布に基づいて路面状態を
    判別する演算手段と、 を備えてなる路面判別装置。
  3. 【請求項3】 路面の所定範囲に向けて光を照射する第
    1の光照射手段及び第2の光照射手段と、 前記第1の光照射手段の前面に配置され、路面の所定範
    囲に向けて照射する光を偏光する第1の偏光フィルタ
    と、 前記第2の光照射手段の前面に配置され、路面の所定範
    囲に向けて照射する光を、前記第1の偏光フィルタの偏
    光方向に直交する方向に偏光する第2の偏光フィルタ
    と、 前記路面の所定範囲を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段の前面に配置され、前記第1の偏光フィル
    タと同じ方向に偏光する第3の偏光フィルタと、 前記第1の光照射手段の駆動と第2の光照射手段の駆動
    を切り替える光照射手段切替手段と、 前記光照射手段切替手段により前記第1の光照射手段と
    前記第2の光照射手段を切り替える毎に前記撮像手段で
    撮像された画像データの空間周波数分布をそれぞれ求
    め、それらの空間周波数分布に基づいて路面状態を判別
    する演算手段と、 を備えてなる路面判別装置。
  4. 【請求項4】 路面の所定範囲に向けて光を照射する光
    照射手段と、 前記光照射手段から路面に照射される光を偏光する第1
    の偏光フィルタと、 前記光照射手段から路面に照射される光を、前記第1の
    偏光フィルタの偏光方向に直交する方向に偏光する第2
    の偏光フィルタと、 前記第1の偏光フィルタと前記第2の偏光フィルタのそ
    れぞれを、前記光照射手段の前面に移動させることで該
    光照射手段の前面に位置する偏光フィルタの切替を可能
    にする偏光フィルタ切替手段と、 前記路面の所定範囲を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段の前面に配置され、前記第1の偏光フィル
    タと同じ方向に偏光する第3の偏光フィルタと、 前記偏光フィルタ切替手段により前記第1の偏光フィル
    タと前記第2の偏光フィルタを切り替える毎に前記撮像
    手段で撮像された画像データの空間周波数分布をそれぞ
    れ求め、それらの空間周波数分布に基づいて路面状態を
    判別する演算手段と、 を備えてなる路面判別装置。
  5. 【請求項5】 前記路面の所定範囲は、前記光照射手段
    からの光の正反射光成分が前記撮像手段に導かれる領域
    と、導かれない領域とを含み、前記演算手段は、それら
    の領域に対する画像データの前記空間周波数分布に基づ
    いて、路面が凍結状態かそうでないかの路面状態を判別
    する、請求項1〜4のいずれかに記載の路面判別装置。
  6. 【請求項6】 前記演算手段は、前記撮像手段で撮像さ
    れた画像データを車両進行方向に長い矩形状にそれぞれ
    分割し、分割された画像データ毎に路面状態を判別し、
    各判別結果が異なっている場合には異なる判別結果をそ
    れぞれ出力し、各判別結果が一致している場合には一致
    した1つの判別結果を出力することを特徴とする、請求
    項1〜4のいずれかに記載の路面判別装置。
  7. 【請求項7】 前記光照射手段を、レーザ光で前記所定
    の範囲内を走査するレーザ発光手段で構成し、前記撮像
    手段のシャッタ開放時間をレーザ光の1走査時間以上に
    設定した、請求項1〜6のいずれかに記載の路面判別装
    置。
  8. 【請求項8】 前記請求項1〜7のいずれかの路面判別
    装置を設置する際、正反射面を有する板を前記路面の所
    定範囲に載置して、前記照射手段によって前記板に光を
    照射した場合に、前記撮像手段で前記板の正反射光が受
    光できるように路面判別装置の設置調整を行うことを特
    徴とする、路面判別装置の設置調整方法。
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