JPH02124449A - 薄膜の屈折率測定方法 - Google Patents

薄膜の屈折率測定方法

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JPH02124449A
JPH02124449A JP27805888A JP27805888A JPH02124449A JP H02124449 A JPH02124449 A JP H02124449A JP 27805888 A JP27805888 A JP 27805888A JP 27805888 A JP27805888 A JP 27805888A JP H02124449 A JPH02124449 A JP H02124449A
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thin film
top layer
incident
light
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Tami Isobe
磯部 民
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、薄膜の屈折率を測定する方法、詳しくは多層
膜の最上層薄膜の屈折率を測定する方法に関する。
[従来の技術] 薄膜の屈折率を、非接触、非破壊で測定する方法として
は、従来からエリプソメトリ−が知られているが、実施
に複雑で大がかりな装置を必要とする。
[発明が解決しようとする課題] 発明者は、先に、屈折率を測定すべきwt膵にS偏光と
P偏光の単色光を入射させ、そのエネルギー反射率を測
定し、その結果に基づき、演算的に屈折率を特定する方
式の屈折率測定方法を提案した(例えば、特開昭83−
140940号公報)。
しかし、これらの方法は単層膜の場合にしか適用出来な
い。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって
、その目的とするところは、多層膜の最上層薄膜の屈折
率を測定しうる、新規な屈折率測定方法の提供にある。
[課題を解決するための手段] 以下1本発明を説明する。
本発明は、屈折率及び吸収係数の知られた基板の上に2
層以上の薄膜が形成されており、最上層以外のa膜の屈
折率及び吸収係数と膜厚が既知であり、且つ最上層が測
定に用いる単色光に対して吸収の無い透明な膜である場
合に、上記最上層の薄膜の屈折率を測定する方法であっ
て、以下の諸工程を有する。
即ち、エネルギー反射率を測定する工程と、演算用の関
数を特定する工程と、演算工程である。
エネルギー反射率を測定する工程は、基板上の多層膜に
所定の入射角でP偏光とS偏光の単色光を入射させ、各
入射光に対するエネルギー反射率Rp、Rsを測定する
工程である。
演算用の関数を特定する工程は、最上層の薄膜の表面と
裏面の間を上記単色光が1往復する間に生ずる位相変化
を2β1.最上層を、最上層薄膜と同一屈折率の入射媒
質で置き換えて下位薄膜層に上記単色光を入射させた場
合の振幅反射率に対する位相変化量をP、S各偏光に対
しδP、δSとするとき、 cos(2β 1+δ p):fp(口、)cos(2
β1+δs)=fs(nI)の各右辺のfp(r+1)
、rs(nt)を、基板の屈折率及び吸収係数、最上層
以外の薄膜の屈折率及び吸収係数と膜厚、入射媒質の屈
折率、単色光の波長および入射角、上記エネルギー反射
率Rp、Rsに基づきn、のみを変数とする関数として
特定する工程と、δP=gP(nI) δs”gs(nI) の各右辺のgp (n s ) * gs (n I)
を、基板の屈折率及び吸収係数、最上層以外の薄膜の屈
折率及び吸収係数と膜厚、入射媒質の屈折率、単色光の
波長および入射角とに基づき、nlのみを変数とする関
数として特定する工程とを含む。
また、演算工程は、上記fp(ns)、fs(nI)、
gp(nI)、gs(nI)に基づき。
方程式 %式%( )] ))] を成立せしめるn、の値を、 nlをパラメーターとし
て変化させつつ、演算により特定し、上記最上層の:4
股の屈折率n、を得る工程である。
関数fp(nI)、fs(nυ+gp(nILgs(n
I)の特定にあたっては、光学上の諸原理、とくにフレ
ネルの公式が使用される。
また、上記関数の特定を行なう工程や演算工程は、演算
手段、具体的にはコンピューターが行なう。
[作  用] 第1図を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図(A)に於いて、符号13は基板、符号11.1
2は基板13上に積層された薄膜を示している0図のご
とく薄膜11が最上層薄膜であり、この薄膜の屈折率を
測定する場合を例にとって説明する。この最上層@1p
J11は測定に使用する単色光に対して吸収のない透明
な層である。
図の如く、入射媒質と薄膜11との境界面をS。I。
薄膜11.12の境界面をS12.薄膜12と基板13
の境界面を523とする。
屈折率は、入射媒質のそれをn。、薄膜11の屈折率を
nI +簿膜12.基板13の屈折率をぞれぞれ。
Flz”β2−ikl 、n3=ns−1k3とする。
これらの式の右辺の虚数部分が吸収係数である。また、
薄膜11,12の膜厚を図の如<d、、d2とし、薄膜
11への光の入射角をθ。、境界面501および512
.Sz3での屈折角を、それぞれβ1.θ1.01とす
る。
上に出てきた量のうちで既知の量は、 no、i’i□
S。
、d2.であり、また入射角θ。やレーザー光[LSか
らの入射光の波長λは、8iβ定の条件として一義的に
定めることができる。
さて第1図(B)は、基板13の上に形成された薄gt
zに、屈折率n、の入射媒質中を光が入射角θ。
で入射している状態、即ち、第1図(A)の状態で薄膜
11を屈折率nの入射媒質で置き換えた状態を示してい
る。
この第1図(B)のように、レーザー光源LSから単色
光を入射させた場合、その振幅反射率は次ぎの様になる
ra、p”[rtta、p”rz3a、peXp(2i
 β1)]/[Dr+zs、prxsm、pexp(2
1β1)コ    (1)添字のS、Pは入射光がS偏
光かP偏光かを示し。
ml!tr□は境界面S+zlS13でのフレネルの反
射係数である。
これら反射係数は入射角β1.屈折角θi、β1を用い
て次ぎのように表すことができる。
r+xp”(?1xeO8θ 1−n1eO8θ 1)
/(6zcosθt”n1cO8θ1)     (2
−1)rIxs=(n@cosθl−’LeO3θ1)
/(nlcosθs+8zcosθ=)     (2
−2)β23 p” (It3CO8θトrrzcos
θ1)/(n3cosθ:+E1cosθ:)    
 (2−3)r2ユs”(FJCO$ θf−r?3c
osθ 1)/(nzcosθ1÷63cosθ’A)
      (2−4)また、(1)式に於ける2β1
は、光が境界面S1□とSXSとの間を通る間に生ずる
位相の変化で、入射光の波長λ、膜厚d2.屈折角Qj
、屈折率n2を用いて、 2β:”4 g R2d2 (CO2O3)/λ   
     (3)と表される。
再び、第1図(A)に戻ると、同図のような27Mの薄
膜11.12が積層されている場合の振幅反射率r81
.は、境界面S+Zに於ける振幅反射率が上記(1)式
に於けるra、 Fと等価であるので、「a、p”[r
ota、P+ra、peXP(21β 1)]/[Dr
ota、 prs、 pexp(2iβ、)]    
(4)と表せる。但し、rotは境界面Solに於ける
フレネルの反射係数で、 rolF”(nlcO9θo−nocO5θI)/(n
lcosθo”nocosθt)      (2−1
)r6H@−(noc6sθQ−nlcO3θI)/(
n、cosθo+n1eO$θ、)      (2−
2)であり光が境界面SKIとS+Zの間を1往復する
間に生ずる位相の変化2β、は。
2β1”?+cn+d+(Cosθ、)/λ     
 (6)である。
基板13の上に薄膜11.12の他にさらに他の薄膜が
形成されている場合(他の薄IIは順次、薄1i12と
基板I3との間に設けられているものとする)は、上記
の手続きを繰り返すことにより、一般に基板上に形成さ
れた多層膜の最上JG薄膜での振幅反射率rs、 pは
、最上層と入射媒質との境界面に於ける振幅反射率をr
。tp、aとし、上記最上層薄膜をそれと屈折率の等し
い入射媒質(屈折率no)で置き換えて、直下の薄膜に
直接単色光入射させたときの振幅反射率をrs、 ?と
すれば、上記の(4)式をそのまま適用できる。
ra、 Pは一般には複素量であるので、これをra、
Pミル m、 pexp(iδ3.P)とすると、(4
)式は。
r @ r ? :[r (l Im r t÷p m
、pexp(i(2β 1+δ m、、)]/[1◆r
obs、 p 11 a、 paxp(i (2β、+
δ、、、)]となり、エネルギー反射率は以下のように
なる。
Rp” l rp l ” [rl −pす(◆2rosp/) 、cos(2β1
+δ、)]/[1+rLpp寥+2rotpρpcos
(2β、+6.)] (7)Rs= l rp l ’
= [rLs”p:÷2rotsρ@cos(2β、÷δ−
]l[1+rgtm−!”2ro+sρacos(2β
、+6.)] (8)(7)、(8)を、それぞれco
s(2β、◆δp)+C05(2β、◆δ、)に付いて
解くと。
cos(2β、+δ、)”[rLp+ρ: −Rp(1
+rMtpρi)/[2ro * p p p (Rp
−1) ]=fp        (9)cos(2β
、◆δ−)=[rL−◆p i −Rs(1+rLs/
11 M)/[2ro+ap 5(Rs−1)]ミfs
              (10)となる。
一方に於いて、δ、、δp、 p□ρ3は、基板の屈折
率(吸収係数も含む)と最上層薄膜以外の薄膜の屈折率
と膜厚(吸収係数を含む)が知れていれば、最上層薄膜
の屈折率n、の関数として表せる量であり1例えば第1
図(A)のような2層膜の場合であれば、以下のように
表すことができる。
tanδp”[ps3p(1−ρfay)sin(u2
a+φasp)+1  +tp(eXP(Vg (E 
)−f)ixpexp(−v2 a ))sinφ l
!P]/ [ρzip(1+ p↑tp)cos(u2
a+φ!3?)”/)  +zp(eXP(Vz (E
 D P  LpeXP(−Vz α ))eO5φ 
12P]Egp              (11)
tan 5 g”[ρi:+s(]−7) Ls)Si
n(u2(x÷φ!3s)”p  txs(exP(N
2a )−p  fixsexp(−vla  ))s
inφ l!3]/ [j) txs(1” P Ls
)cos(u2 a+φ23a)”P  +za(eX
P(N211 >÷ρ多smeXP(−Vla))co
sφ 1!s]=gs              (
12)I /) p I ”[ρVxp”ρLpeXP
(−2Vza )”2j)*xpP  zxpeXP(
−Vla )cos(φ 23F−φ 11P”LIJ
 α )]/ [l”ρ hpl)N3pexp(−2
vz a )+2ρ 5tpP  xコpeXP(−N
2 a )cos(φ8.IP+φ23P+J a )
]     (13)1 ρ s  l  ”[ρ L
m”/11  N31eXP(−2V2 (! )”2
ρr*愈P tsmeXP(−V*α)cos(φ23
1−φ1■◆u2α)]/ [I+ p  txm p
 1staexp(−2vx a )+2p ttsp
 tsaeIP(−vla)cos(φm1.÷φnユ
mbus CL )]     (14)但し、 ?l
1cosθ電ミ+g+ivl、83cosθfEu3”
lV3と置き、 またs  r+*p=#  mgpe
xp(iφ x*P)prtzaEp  1!1eXp
hiφ s*sLr鵞1p=11  tspexp(L
m xsp>trxsm=P  *s*eXphiφ8
1.)と置いた。また、αは、αミ4πdx/λと置い
た。
(2−1)〜(2−4)式を用いると、ρ、2F、ρ1
..ρ、3P*p!ユ畠pφl!Pwφ鳳R爲pφt3
p−φ23sはサフィックスjをj=2.3として、そ
れぞれ、以下のように表すことができる。
ρ L−++*p”((ql・q3+q2・94)2◆
(92・q3−ql・q4)”)/(q3”+q4”)
”          (ls)p +j−*+Js”
((uL t−uFvi−+−vi)2+4(u*vi
−1−uJ−IVJ)’)/((LIJ−1+u4)”
(Vl−4◆Vj)”>”            (
16)tanφ+s−r +am=(q2・q3−ql
・q4)/(ql・q3+q2・q4)、、、、、、 
 (17) tanφ +ト++ja”2(ujvj−+−u−−t
vj)iCui−+−uj+vl−5−vD     
 (ta)tanφm3s=[q2q3−ql−q4]
/[ql−q3+qZq4]   (19)但し、これ
らの式中に於いて、 ql=Cn5−ki)uj−x”2rJklVi−1−
(nL 、−kff−1)LIJ−2nj−+J−sV
i q2E(nf−kj)VJ−t+2n4Juff−+−
(ni−t−kff−1)v。
÷2nj−+kJ−5u1 93ミ(ni−ki)ua−1÷20J4Vff−+”
(Off−1−kff−1)114+2nj−5kj−
1Vi Q4=(nf−kf)Va−m−2n4に4ui−、+
 (rlff−、−kj−1)N4−2nj−1kJ−
1uJ 2u:”nj−に5−nMsln”θ0+V’(nf−
kf−n4sin2θ。)!÷4njki2vi=−(
nffi−kf−n4sin2θ。)+(ni−ki−
nMsin”θo)’+4nikjである。
ここで、 cos(2β、÷δ、)、eos(2β、÷
δ3)という量を考えてみると、これらの量は(9) 
、 (10)式を用いると、結局は、 cos(2β 1÷δ 、)ミfp(λ 、θ 0+f
lOsnl*?l意冷コtd2.RP)、、、、、 (
20) cos(2β、+6m ) 三f s (λ、θ11y
notnltn!pf13*dlR5)、、、、、(2
1) と表すことができる。
また、δ2.δ、なる量も(11)、(12)を用いれ
ば。
δρ=gp(λtθ0tnOtnl+′?I!+13y
dりδsags(λ・θa、n(1,n++?I4J1
3ydg)として特定できる。
関数fP*fs+gρtgsの形は必ずしも単純でない
が、基本的には、(9)、(10)、(11)、(12
)の定義式の各要素を基本的な上記変数λ、θ0pnO
tnlr?Ix+′ns*dtrRP、Rsの関数とし
て順次還元して計算することができ、このプロセスはコ
ンピューターにその演算プロセスをプログラミングして
おけば良い。
さて、上記変数λ、θO*nO+nl+?+2*?13
+dff+RP+R8のうちで、 1gln2tnユ、
d2は既知の量である。
また、λは照射光の光源に用いるレーザーにより一義的
に定まる値であり、θ0は入射角であるから測定の条件
として定めることができる。そしてRP+Rsは測定に
より決定される。
関数fp、fs1gp9gsに於いてこれらの変数の値
を具体的に指定すると関数fPtfs*gPvgBは何
れもnlのみを変数とする関数となる。
次に、上記(20)、(21)の各左辺を三角関数の公
式に従って展開し、5in2β、、cos2β1に付い
て解くと、これらはそれぞれ、 5in2βx:(fp(nz)cosδ、−fs(nl
)cosδ、)/(sinδacosδ、−5inδ、
cos6 m)   (22)cos2β+=(fp(
nt)sinδ、1−fs(nl)sinδ、)/(s
inδ5cO8δp−5inδpcos8 g)   
(23)と表される。
5in2β、とcos2β1とは、周知の恒等式%式% を満足するから、この式を(22) 、 (23)の右
辺を用いて表すと、前述の方程式 %式%(( ))] )] この方程式(A)は、n、のみを未知数とする方程式で
あり、方程式(A)を満足するn、は、最上層薄膜の実
際の屈折率であることになる。
方程式(A)を演算的に解くには、変数n、をパラメー
ターとして微少値刻みで変化させつつ、その度に方程式
(A)の左辺を計算し、計算値が1になるときのパラメ
ーターn、の値を決定すればよい。
以上は、基板13の上に薄膜11.12が形成されてい
る場合の説明であるが、本発明の方法は薄膜が3層以上
形成されている場合にも容易に一般化が可能である。
即ち、基板の屈折率(吸収係数を含む)n、と、最上層
薄膜以外の薄膜の屈折率(吸収係数を含む)nz、、、
、、n、、厚さd、、、、、、d、(mは3以上の整数
)が既知であればcos(2β1◆δ、)、cos(2
β1+63)、δ。
、δ、は屈折率nlのみの関数として特定できる。
即ち、 cos(2β 1+δ p)”fP(nl )、cos
(2β 1+δ g)=fs(nl)δp”gP (n
 l ) rδs”gs(111)となるので、何れに
せよ上記方程式(A)を得ることができ、方程式(A)
を解くことにより所望の屈折率[nlを得ることができ
るのである。
[実施例] 以下、具体的な実施例に即して説明する。
第2図は、本発明を実施するための装置の1例を示して
いる。
光源31.32は波長6328人の出力安定He−No
レーザーであり、偏光子44 、45によりそれぞれS
偏光、P偏光を取り出し得るようになっている。s、p
偏光の選択はシャッター43A、43Bの開閉により行
なう、符号46は消光比の高い偏光ビームスプリッタ−
であり、s、p8偏光を測定試料0へ導く。
測定試料Oとフォトデテクター47とはθ−2θ系に図
の如く設定される。即ち、測定試料Oは、ターンテーブ
ル48上に設置され、フォトデテクター47はアーム4
9の先端部に固定されている。アーム49を20だけ回
転させると、ターンテーブル48はθだけ同方向へ回転
する。従って測定試料Oへの入射角を0〜90度の範囲
で任意に設定できる。
フォトデテクター47の出力はデータ処理系38に入力
される。データ処理系38は光電変換系と、その出力を
演算処理するコンピューターとで構成され、前記関数f
P、fsygp2gliをnlの関数として特定する工
程、方程式(A)を解いてn8を特定する演算工程を実
行する。
測定試料として屈折率3.858−0.018iの、 
Stの基板上に屈折率2.0−0.1iノSiN膜をプ
ラズ?CVD法により厚さ100OAに形成し、さらに
その上にSjO□膜をスパッタリングにより形成したも
のを用意した。
このSin、の薄膜の屈折率が測定対象である。
この測定試料を第2図の装置にセットし、入射角θ。を
45度に設定した。
シャッター43A、43Bの開閉により、S偏光単色光
、P偏光単色光を順次測定試料0に照射し、フォトデデ
クタ−47により反射光量を測定し、エネルギー反射率
Rp、Rsを求めた。
これらの値は。
RP=″0.0319G、Rs=0.12228である
これらの値と、基板の屈折率n3”3.858−0.0
18i 。
SiNの薄膜の屈折率n1=2.0−0.1iと薄膜d
、=1000人、波長λ=6328人、入射角θ。=4
5”をもとに、方程式(A)を解いた。即ち、パラメー
ターn1の値を1.3から1.6まで0.001刻み(
この刻み量は適宜設定できる)で変化させ、各値に対す
る方程式(A)の左辺を計算した。この計算の結果を第
3図に示す。
この第3図から明らかな様に、方程式(A)が成り立つ
のは、 n、=1.460のときである。
従って、Sin、の薄膜の屈折率は1.460と決定で
きた。
[発明の効果] 以上1本発明によれば新規な屈折率測定方法を提供でき
る。この方法は上述のごとき楕成となっているので、多
層膜の最上層薄膜の屈折率を非破壊、非接触で精度良く
且つ簡易に測定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の詳細な説明するための図、第2図は
、本発明の実施に用いる装置の1例を要部のみ略示する
図、第3図は、第2図の装置を用いた実施例を説明する
ための図である。 110.最上層の4簾、 12、、、薄膜、 13、、、基板。 0゜ 本 多 章 悟 第 図 (B)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 屈折率と吸収係数の知られた基板の上に2層以上の薄膜
    が形成されており、最上層以外の薄膜の屈折率と吸収係
    数及び膜厚が既知であり、上記最上層が測定用の単色光
    に対して吸収のない透明な膜である場合に、上記最上層
    の薄膜の屈折率を測定する方法であて、 基板上の多層膜に所定の入射角でP偏光とS偏光の単色
    光を入射させ、各入射光に対するエネルギー反射率Rp
    、Rsを測定する工程と、 最上層の薄膜の表面と裏面の間を上記単色光が1往復す
    る間に生ずる位相変化を2β_1、最上層を、最上層薄
    膜と同一屈折率の入射媒質で置き換えて下位薄膜層に上
    記単色光を入射させた場合の振幅反射率における位相変
    化量をP、S各偏光に対しδp、δsとするとき、 cos(2β_1+δp)=fp(n_1)cos(2
    β_1+δs)=fs(n_1)の各右辺のfp(n_
    1)、fs(n_1)を、基板の屈折率及び吸収係数、
    最上層以外の各薄膜の屈折率及び吸収係数と膜厚、入射
    媒質の屈折率、入射角、単色光の波長及び上記エネルギ
    ー反射率Rp、Rsに基づきn_1のみを変数とする関
    数として特定する工程と、δp=gp(n_1) δs=gs(n_1) の各右辺のgp(n_1)、gs(n_1)を、基板の
    屈折率及び吸収係数、最上層以外の各薄膜の屈折率及び
    吸収係数と膜厚、入射媒質の屈折率、単色光の波長及び
    入射角とに基づき、n_1のみを変数とする関数として
    特定する工程と、 上記fp(n_1)、fs(n_1)、gp(n_1)
    、gs(n_1)に基づき、方程式 ▲数式、化学式、表等があります▼ を成立せしめるn_1の値を、n_1をパラメーターと
    して変化させつつ、演算により特定し、上記最上層の薄
    膜の屈折率n_1を得る工程とを有する、薄膜の屈折率
    測定方法。
JP27805888A 1988-11-02 1988-11-02 薄膜の屈折率測定方法 Pending JPH02124449A (ja)

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US07/610,088 US5107105A (en) 1988-11-02 1990-11-07 Method for measuring an unknown parameter of a thin film and apparatus therefor

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JP27805888A Pending JPH02124449A (ja) 1988-11-02 1988-11-02 薄膜の屈折率測定方法

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JP (1) JPH02124449A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003057168A (ja) * 2001-08-20 2003-02-26 Omron Corp 路面判別装置及び同装置の設置調整方法

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