JPH0365637A - 薄膜の屈折率・膜厚測定方法 - Google Patents
薄膜の屈折率・膜厚測定方法Info
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- JPH0365637A JPH0365637A JP20100889A JP20100889A JPH0365637A JP H0365637 A JPH0365637 A JP H0365637A JP 20100889 A JP20100889 A JP 20100889A JP 20100889 A JP20100889 A JP 20100889A JP H0365637 A JPH0365637 A JP H0365637A
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- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、薄膜の屈折率・膜厚測定方法に関する。
半導体デバイスや光デバイスの光学的評価等、薄膜の屈
折率を測定する必要は、光学の技術分野でしばしば生じ
るが、非接触、非破壊で薄膜の屈折率、膜厚を同時に精
度良く測定する方法としては、従来、エリプソメトリ(
偏光解析法)が最も信頼性のある方法として知られてい
る。
折率を測定する必要は、光学の技術分野でしばしば生じ
るが、非接触、非破壊で薄膜の屈折率、膜厚を同時に精
度良く測定する方法としては、従来、エリプソメトリ(
偏光解析法)が最も信頼性のある方法として知られてい
る。
しかし、このエリプソメトリは、その実施に複雑で大掛
かりな装置を必要とするという問題がある。
かりな装置を必要とするという問題がある。
そこで、本願発明者は、先にS偏光とP偏光のエネルギ
ー反射率Rs、Rpを測定するだけで薄膜の屈折率が求
められるという、新規な屈折率測定方法を提案した(特
願昭63−228200号、特願昭63−289235
号等)。
ー反射率Rs、Rpを測定するだけで薄膜の屈折率が求
められるという、新規な屈折率測定方法を提案した(特
願昭63−228200号、特願昭63−289235
号等)。
しかしながら、この屈折率測定方法は、等方的な薄膜を
対象としたものであり、異方性のある膜の屈折率・膜厚
は測定できなかった。
対象としたものであり、異方性のある膜の屈折率・膜厚
は測定できなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、エネ
ルギー反射率を測定するという比較的簡便な方法で異方
性薄膜の屈折率及び膜厚を決定し得る新規な薄膜の屈折
率・膜厚測定方法を提供することを目的とする。
ルギー反射率を測定するという比較的簡便な方法で異方
性薄膜の屈折率及び膜厚を決定し得る新規な薄膜の屈折
率・膜厚測定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、既知の屈折率イ
;〜−ik□を有する基板上に、基板から遠い方から第
1層、第2層、・・・・、第m層(mは1以上の整数)
と、m層の薄膜が形成されており、最上層の第I層膜を
除く全ての層の屈折率と膜厚とが既知であり、第1層膜
が膜厚方向(膜の法線方向)に光学軸を持つ一軸性結晶
薄膜である場合に、その第1層膜の常光線に対する主屈
折率nオと、異常光線に対する主屈折率n、eと、膜厚
dlとを測定する薄膜の屈折率・膜厚測定方法において
、 上記薄膜に、既知の屈折率n0 を有する入射媒質から
波長λの単色光をP偏光にして、入射角度θ。を色々と
変えて入射させ、各入射角度に対するエネルギー反射率
Rp(θ0)を測定し、一方、上記薄膜において、第1
層膜を除いた膜に、波長λでP偏光の単色光を屈折率n
0の入射媒質から、入射角度θ0(実際にエネルギー反
射率Rp(θ0)を測定した入射角度)で入射させたと
きのエネルギー反射率Rsub(θ0)を、既知の基板
の屈折率、第1層膜以外の膜の屈折率と膜厚、入射媒質
の屈折率を使って、フレネルの公式によ°り計算し、上
記測定値Rp(θ0)の値と上記計算値Rsub(θ0
)の値とが一致するときの入射角度θ。、を求め、また
、ある入射角度θ。において、屈折率n0の入射媒質か
ら波長λの単色光を上記薄膜に入射させ、S偏光のエネ
ルギー反射率Rs(θ0)とP偏光のエネルギー反射率
Rp(θ0)を測定し、そして、4πd、/λ という
量を、上記S偏光のエネルギー反射率の測定値Rs(θ
0)と、既知の量である基板の屈折率と、第2層から第
m層の膜の屈折率及び膜厚、入射媒質の屈折率とに基づ
いて所定の演算により、下記のようなnieのみの関数
として求め、 4 tc d、 /λ= f (n、、y)
・・・(A)また、上記4πd工/λという量を
測定値Rp(θ0)と、既知の量である基板の屈折率、
第2層から第m層の膜の屈折率と膜厚、入射媒質の屈折
率に基づいて、所定の演算により下記のようなn、7と
nl。
;〜−ik□を有する基板上に、基板から遠い方から第
1層、第2層、・・・・、第m層(mは1以上の整数)
と、m層の薄膜が形成されており、最上層の第I層膜を
除く全ての層の屈折率と膜厚とが既知であり、第1層膜
が膜厚方向(膜の法線方向)に光学軸を持つ一軸性結晶
薄膜である場合に、その第1層膜の常光線に対する主屈
折率nオと、異常光線に対する主屈折率n、eと、膜厚
dlとを測定する薄膜の屈折率・膜厚測定方法において
、 上記薄膜に、既知の屈折率n0 を有する入射媒質から
波長λの単色光をP偏光にして、入射角度θ。を色々と
変えて入射させ、各入射角度に対するエネルギー反射率
Rp(θ0)を測定し、一方、上記薄膜において、第1
層膜を除いた膜に、波長λでP偏光の単色光を屈折率n
0の入射媒質から、入射角度θ0(実際にエネルギー反
射率Rp(θ0)を測定した入射角度)で入射させたと
きのエネルギー反射率Rsub(θ0)を、既知の基板
の屈折率、第1層膜以外の膜の屈折率と膜厚、入射媒質
の屈折率を使って、フレネルの公式によ°り計算し、上
記測定値Rp(θ0)の値と上記計算値Rsub(θ0
)の値とが一致するときの入射角度θ。、を求め、また
、ある入射角度θ。において、屈折率n0の入射媒質か
ら波長λの単色光を上記薄膜に入射させ、S偏光のエネ
ルギー反射率Rs(θ0)とP偏光のエネルギー反射率
Rp(θ0)を測定し、そして、4πd、/λ という
量を、上記S偏光のエネルギー反射率の測定値Rs(θ
0)と、既知の量である基板の屈折率と、第2層から第
m層の膜の屈折率及び膜厚、入射媒質の屈折率とに基づ
いて所定の演算により、下記のようなnieのみの関数
として求め、 4 tc d、 /λ= f (n、、y)
・・・(A)また、上記4πd工/λという量を
測定値Rp(θ0)と、既知の量である基板の屈折率、
第2層から第m層の膜の屈折率と膜厚、入射媒質の屈折
率に基づいて、所定の演算により下記のようなn、7と
nl。
のみの関数として求め、
4sd1/λ= g (nzcry n1e)”(B)
また、入射角度θ06においては、次式が成り立つこと
から、 上記(A) 、 (B) 、 (C)の3式と、前記測
定値及び計算値により、第1層の常光線に対する屈折率
n zL?、異常光線に対する屈折率n1また、膜厚d
lを決定することを特徴とする。
また、入射角度θ06においては、次式が成り立つこと
から、 上記(A) 、 (B) 、 (C)の3式と、前記測
定値及び計算値により、第1層の常光線に対する屈折率
n zL?、異常光線に対する屈折率n1また、膜厚d
lを決定することを特徴とする。
以下第1図を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図において、符号IMiま基板で、この基板IMの
屈折率は、nシ=n、−ik、1 とする。
屈折率は、nシ=n、−ik、1 とする。
上記基板IMの上には、m層(mは1以上の整数)の膜
が形成されており、基板から遠い方から、第1層、第2
層、・・・・、第m層とし、第i層以外の膜は等方向な
膜であるとする。また、第2層、・・・、第m層の屈折
率は夫々n’、=n、−ik、、・・・・na = ”
、l−1kLとする。
が形成されており、基板から遠い方から、第1層、第2
層、・・・・、第m層とし、第i層以外の膜は等方向な
膜であるとする。また、第2層、・・・、第m層の屈折
率は夫々n’、=n、−ik、、・・・・na = ”
、l−1kLとする。
第工層膜11は、膜厚方向(図工の2軸方向)を光学軸
とする一軸性(結晶)薄膜であるとした場合、この第1
層膜11の主屈折率は、2軸方向のn1et X 3’
平面に平行な方向のnl、で与えられる。
とする一軸性(結晶)薄膜であるとした場合、この第1
層膜11の主屈折率は、2軸方向のn1et X 3’
平面に平行な方向のnl、で与えられる。
今、第工図に示すような構成の膜に屈折率n0の入射媒
質から入射角度θ。で波長λの単色光が入射していると
する。
質から入射角度θ。で波長λの単色光が入射していると
する。
一般に、異方の媒質中を伝わる光は、その電束密度りが
主断面(光学軸と波面法線方向に平行な平面)に平行に
振動する異常光と、垂直に振動する常光とに分かれる。
主断面(光学軸と波面法線方向に平行な平面)に平行に
振動する異常光と、垂直に振動する常光とに分かれる。
第1図の入射光のS成分は常光線であるので、S偏光O
a分)のフレネルの反射係数を表す式は、そのまま常光
線に対する主屈折率n工、を用いて、次のように表され
る。
a分)のフレネルの反射係数を表す式は、そのまま常光
線に対する主屈折率n工、を用いて、次のように表され
る。
但し”Ljfi (添字のj=i+、 i=、・・・、
(m−1))は、第i層と第j層の境界面におけるS偏
光のフレネルの反射係数であり、r、□8.へ。5は夫
々入射媒質層と第1層、第m層と基板との境界面におけ
るS偏光のフレネルの反射係数である。また、θ1eポ θ2.・・・、θ3.〜は、各々第1層、第2層、・・
・第m層、基板における屈折角である。
(m−1))は、第i層と第j層の境界面におけるS偏
光のフレネルの反射係数であり、r、□8.へ。5は夫
々入射媒質層と第1層、第m層と基板との境界面におけ
るS偏光のフレネルの反射係数である。また、θ1eポ θ2.・・・、θ3.〜は、各々第1層、第2層、・・
・第m層、基板における屈折角である。
また、S偏光光が第1層の表面と裏面の間をl往復する
間に生ずる位相変化量2β1sは次式で表される。
間に生ずる位相変化量2β1sは次式で表される。
また、第i層と第j層(j=i+、i=2.3.・・・
、(m−1))の境界面におけるP偏光のフレネルの反
射係数r5.。
、(m−1))の境界面におけるP偏光のフレネルの反
射係数r5.。
と、第m層と基板との境界面におけるP偏光のフレネル
の反射係数う8.は、次のように表される。
の反射係数う8.は、次のように表される。
^
次に、異常光線であるP成分については、nl、。
とn工。に関係するため、入射媒質層と第1層、第1層
と第2層の境界面におけるフレネルの反射係数r。
r は夫々次のように表される。
と第2層の境界面におけるフレネルの反射係数r。
r は夫々次のように表される。
IPν 12r
偏光光が第i層の表面と裏面の間を1往復する間に生ず
る位相変化量2β8.は次式で表される。
る位相変化量2β8.は次式で表される。
また、第1層以外の膜は等方であるので、第1層(i=
2.3.・・・、 m )の表面と裏面の間を1往復す
る間に生ずる位相変化量2βτは、S偏光でもP偏光で
も同じように次式で表される。
2.3.・・・、 m )の表面と裏面の間を1往復す
る間に生ずる位相変化量2βτは、S偏光でもP偏光で
も同じように次式で表される。
ん
ここで、第1図の膜に、屈折率n0の入射媒質から入射
角度θ。で波長λの単色光が入射した時のS偏光とP偏
光の振幅反射率r、、r、は、次式のように表される。
角度θ。で波長λの単色光が入射した時のS偏光とP偏
光の振幅反射率r、、r、は、次式のように表される。
rns5 .2 β:;、2β:、age、2 β;:
5、 ’ 12 /) e r* 2 Pl ’
” ” l ”(@−()唐■ j ’Hp 92β1,2β:、・・・t2% を使っ
て表される。
5、 ’ 12 /) e r* 2 Pl ’
” ” l ”(@−()唐■ j ’Hp 92β1,2β:、・・・t2% を使っ
て表される。
また、r、j 、 r ;は一般に複素量なので、rj
ミヘe鶴 ・・・(8)riミρ
、e偽 ・・・(9)とおくと、
S偏光、P偏光のエネルギー反射率R5゜Rpは、夫々
(6)、 (8)式、(7)、 (9)式を使って次の
ように表される。
ミヘe鶴 ・・・(8)riミρ
、e偽 ・・・(9)とおくと、
S偏光、P偏光のエネルギー反射率R5゜Rpは、夫々
(6)、 (8)式、(7)、 (9)式を使って次の
ように表される。
Rs=:1r51”
Rp =rp l”
但し、r7 、 r;は夫々第1図の膜から第1層を除
いた膜に、第1層と同じ屈折率の入射媒質から入射角度
θ1で波長λの単色光が入射した時の振幅反射率であり
、夫々r125t r’zaffp・・・’ ”2w−
1)イここで、(10)式、(11)式を変形すると、
次のようになる。
いた膜に、第1層と同じ屈折率の入射媒質から入射角度
θ1で波長λの単色光が入射した時の振幅反射率であり
、夫々r125t r’zaffp・・・’ ”2w−
1)イここで、(10)式、(11)式を変形すると、
次のようになる。
今、入射媒質の屈折率n、と基板の屈折率n4第1層以
外の膜の屈折率nZ、・・・、r4、膜厚d 2 j・
・・・、dつが既知であって、波長λの単色光を入射角
度θ。で入射させ、S偏光とP偏光のエネルギー反射率
Rs、Rpを測定したとする。
外の膜の屈折率nZ、・・・、r4、膜厚d 2 j・
・・・、dつが既知であって、波長λの単色光を入射角
度θ。で入射させ、S偏光とP偏光のエネルギー反射率
Rs、Rpを測定したとする。
すると、(12)式の右辺は、nxtのみの関数となる
ので、 cos(2β、+φ5)=ξs (ntr)
”(14)とおく。
ので、 cos(2β、+φ5)=ξs (ntr)
”(14)とおく。
また、(13)式の右辺は、n2ケtniaのみの関数
となるので、 cos(2β、+φ、)ミξ、(n1ヶ、n工e)
・・・(15)とおく。
となるので、 cos(2β、+φ、)ミξ、(n1ヶ、n工e)
・・・(15)とおく。
ここで、(2)式と(14)式とにより次式が成り立つ
。
。
また、(4)式と(15)式とにより次式が成り立つ。
また、上記(16)式と(17)式より次式が戒り立つ
。
。
。。s−1ξ5(n1ケ)
この(18)式における未知数は、n1rとn工。であ
る。
る。
また、P偏光光の場合に、入射媒質と第1層膜の境界面
における反射係数r。工、が、r、□1r−0となる入
射角度をθ06とすると、(3−1)式より次式が成り
立つ。
における反射係数r。工、が、r、□1r−0となる入
射角度をθ06とすると、(3−1)式より次式が成り
立つ。
この入射角度θ。9は、入射媒質と第1層膜のブリュー
スター角に当り、これはP偏光のエネルギー反射率Rp
を入射角度を色々と変えて測定し、一方、第1図の膜か
ら第I層膜を除いた膜からのP偏光のエネルギー反射率
Rsubを既知の値notn’:、 、n−、〜、d
、・・・、d7.λを用いて入射角度を色々と変えて計
算し、Rp(θ0)とRsub(θ0)の値が一致する
ときの入射角度をθ06と決定することができる。
スター角に当り、これはP偏光のエネルギー反射率Rp
を入射角度を色々と変えて測定し、一方、第1図の膜か
ら第I層膜を除いた膜からのP偏光のエネルギー反射率
Rsubを既知の値notn’:、 、n−、〜、d
、・・・、d7.λを用いて入射角度を色々と変えて計
算し、Rp(θ0)とRsub(θ0)の値が一致する
ときの入射角度をθ06と決定することができる。
従って、入射媒質の屈折率n0と基板の屈折率幅、第1
層膜以外の膜の屈折率n”t t・・・nS と膜厚d
2?・・・pa<が既知の、第1図に示すような膜の第
1層膜の場合、先ず、光源LSから出射された波長λの
単色光を入射角度θ。を色々と変えて入射させ、P偏光
のエネルギー反射率Rp(θ0)を測定し、既知の値n
@#n’!?・・・、禮I nHt d Z t・・・
tdLを用いて、フレネルの公式により第1図に示す膜
から第1層膜11を除いた膜からのエネルギー反射率R
sub(θ0)を入射角度を色々と変えて計算し、 R
p(θ0)とRsub (θ0)の値が一致し、且つそ
の前後の角度でRp(θ0)とRsub (θ0)の大
小関係が逆転するような入射角度θ。、を求める。
層膜以外の膜の屈折率n”t t・・・nS と膜厚d
2?・・・pa<が既知の、第1図に示すような膜の第
1層膜の場合、先ず、光源LSから出射された波長λの
単色光を入射角度θ。を色々と変えて入射させ、P偏光
のエネルギー反射率Rp(θ0)を測定し、既知の値n
@#n’!?・・・、禮I nHt d Z t・・・
tdLを用いて、フレネルの公式により第1図に示す膜
から第1層膜11を除いた膜からのエネルギー反射率R
sub(θ0)を入射角度を色々と変えて計算し、 R
p(θ0)とRsub (θ0)の値が一致し、且つそ
の前後の角度でRp(θ0)とRsub (θ0)の大
小関係が逆転するような入射角度θ。、を求める。
一方、ある入射角度θ。でP偏光のエネルギー反射率R
pとS偏光のエネルギー反射率Rsを測定する。
pとS偏光のエネルギー反射率Rsを測定する。
そして、(18)式に(19)式を代入し、n1ケ(ま
たはn18)を消去して、(18)式の未知数をn工t
(またはn16)のみとし、数値計算によりn□r(ま
たはn1a)を求める0次に、(19)式によりn1t
(またはn工、)を求め、(16)式(または(17)
式)によりdlを求める。
たはn18)を消去して、(18)式の未知数をn工t
(またはn16)のみとし、数値計算によりn□r(ま
たはn1a)を求める0次に、(19)式によりn1t
(またはn工、)を求め、(16)式(または(17)
式)によりdlを求める。
以上のように、本発明の方法により、膜厚方向(z軸方
向)に光学軸を持つ一軸性結晶薄膜の常光線に対する屈
折率nir、異常光線に対する屈折率n1e、膜厚dユ
を求めることができる。
向)に光学軸を持つ一軸性結晶薄膜の常光線に対する屈
折率nir、異常光線に対する屈折率n1e、膜厚dユ
を求めることができる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明す
る。
る。
第2図は、本発明を実施するための装置の一例を示すも
のであって、要部のみ示している。
のであって、要部のみ示している。
第2図において、光源21は波長6328人のHe−N
eレーザであり、この光源21から出射されたレーザ光
束はビームスプリッタ22で2方向に分割され、一方は
、偏光子23によってP偏光またはS偏光にされてサン
プル20に入射する。また、他方のレーザ光は、フォト
ディテクタ24に入射して入射光量のモニタリングに使
用される。
eレーザであり、この光源21から出射されたレーザ光
束はビームスプリッタ22で2方向に分割され、一方は
、偏光子23によってP偏光またはS偏光にされてサン
プル20に入射する。また、他方のレーザ光は、フォト
ディテクタ24に入射して入射光量のモニタリングに使
用される。
サンプル20と、そのサンプル20からの反射光量を検
知するためのフォトディテクタ25は、θ−20回転系
に図示のように載置されており、サンプル20の載った
テーブルがθ回転すると、それに連動してフォトディテ
クタ25の載ったテーブルが20回転する機構になって
おり、あらゆる入射角度で反射光量が測定できるように
なっている。
知するためのフォトディテクタ25は、θ−20回転系
に図示のように載置されており、サンプル20の載った
テーブルがθ回転すると、それに連動してフォトディテ
クタ25の載ったテーブルが20回転する機構になって
おり、あらゆる入射角度で反射光量が測定できるように
なっている。
尚、測定に先だって、予めビームスプリッタ22と偏光
子23を通った後の入射光量と、フォトディテクタ24
に入射する光量との比を測定し、マイクロコンピュータ
等によって構成されるデータ処理系28に入力しておく
。
子23を通った後の入射光量と、フォトディテクタ24
に入射する光量との比を測定し、マイクロコンピュータ
等によって構成されるデータ処理系28に入力しておく
。
測定用のサンプル20は、Si基板(屈折率3.853
−0.018i)上に、スパッタリングによりZnO膜
を形成したものであり、このようにして形成したZnO
膜は、膜の法線方向(膜厚方向)に光学軸のある一軸性
の結晶薄膜となる。
−0.018i)上に、スパッタリングによりZnO膜
を形成したものであり、このようにして形成したZnO
膜は、膜の法線方向(膜厚方向)に光学軸のある一軸性
の結晶薄膜となる。
先ず最初に、上記サンプル20にP偏光光を入射し、入
射角度を45°から80°まで変えて、P偏光のエネル
ギー反射率Rp(θ0)を測定した結果を第3図に実線
で示す。
射角度を45°から80°まで変えて、P偏光のエネル
ギー反射率Rp(θ0)を測定した結果を第3図に実線
で示す。
また、このサンプル20からZnO膜を除いた基板表面
からのP偏光のエネルギー反射率Rsub(θ0)を、
下記(20)式に、n、−1,000(空気層の屈折率
)、 n二=3.858−0.018 i (Si基板
の屈折率)を代入して、入射角度を45°から80°ま
で変えて計算した結果を第3図に破線で示す。
からのP偏光のエネルギー反射率Rsub(θ0)を、
下記(20)式に、n、−1,000(空気層の屈折率
)、 n二=3.858−0.018 i (Si基板
の屈折率)を代入して、入射角度を45°から80°ま
で変えて計算した結果を第3図に破線で示す。
但し、
第3図を見ると明らかなように、P偏光のエネルギー反
射率Rp(θ0)とRsub(θ0)のグラフは、θ。
射率Rp(θ0)とRsub(θ0)のグラフは、θ。
=63.13°のとき交わっている。また、このときR
p(θ0)とRsub(θ0)の値が一致し、且つその
前後の入射角度において、Rp(θ0)とRsub(θ
0)の大小関係が逆転している。
p(θ0)とRsub(θ0)の値が一致し、且つその
前後の入射角度において、Rp(θ0)とRsub(θ
0)の大小関係が逆転している。
したがって、入射媒質とZnO膜の境界面におけるブリ
ュースター角θ。、は63.13°と決定できる。
ュースター角θ。、は63.13°と決定できる。
次に、入射角度を65@にして、S偏光のエネルギー反
射率Rs(65°)を測定した。P偏光の65゜におけ
るエネルギー反射率Rp(65’ )と、S偏光のエネ
ルギー反射率Rs(65″)の測定値を以下に示す。
射率Rs(65°)を測定した。P偏光の65゜におけ
るエネルギー反射率Rp(65’ )と、S偏光のエネ
ルギー反射率Rs(65″)の測定値を以下に示す。
Rp(65°)=0.09586
Rs(65@) =0.14210
ここで、先の(19)式を変形して、nユeについて解
くと、次のようになる。
くと、次のようになる。
この(21)式に、θ。、 :63.13@ を代入
し、更に、(21)式を(18)式に代入して、ntr
の値を、950から2.050まで変えて、(18)式
の左辺と右辺を計算した結果を、第4図に夫々点線、実
線で示す。
し、更に、(21)式を(18)式に代入して、ntr
の値を、950から2.050まで変えて、(18)式
の左辺と右辺を計算した結果を、第4図に夫々点線、実
線で示す。
第4図を見ると明らかなように、n、1y=、981の
とき、2つのグラフが交わっている。すなわち、n□m
l、981のとき、(18)式の左辺と右辺の値が一致
しているので、このZnO膜の常光線に対する主屈折率
n4は、、981 k決定できる。
とき、2つのグラフが交わっている。すなわち、n□m
l、981のとき、(18)式の左辺と右辺の値が一致
しているので、このZnO膜の常光線に対する主屈折率
n4は、、981 k決定できる。
次に、この値を(21)式に代入すると、異常光線に対
する主屈折率n16は、2.OQ5と決定される。
する主屈折率n16は、2.OQ5と決定される。
また、(16)式または(17)式にnztまたはni
ヶ。
ヶ。
nleの値を代入すると、膜厚dlの値は、999Aに
なる。
なる。
尚、以上の実施例の説明においては、入射角度を65@
にしてS偏光、P偏光のエネルギー反射率Rs、Rpを
測定したが、この入射角度は必ずしも65”である必要
はない。
にしてS偏光、P偏光のエネルギー反射率Rs、Rpを
測定したが、この入射角度は必ずしも65”である必要
はない。
以上説明したように、本発明によれば、S偏光とP偏光
のエネルギー反射率を測定するという非常に簡便な方法
で異方性薄膜の屈折率と膜厚を決定することができる。
のエネルギー反射率を測定するという非常に簡便な方法
で異方性薄膜の屈折率と膜厚を決定することができる。
したがって、本発明によれば、比較的簡便な装置構成で
異方性薄膜の屈折率や膜厚を非破壊、非接触で精度良く
簡易に測定することができる。
異方性薄膜の屈折率や膜厚を非破壊、非接触で精度良く
簡易に測定することができる。
第1図は本発明の詳細な説明するための図、第2図は本
発明の実施に用いる装置の1例を要部のみ略示する図、
第3図及び第4図は第2図の装置を用いた実施例を説明
するための図である。 11・・・・第1層(最上層)膜、IM・・・・基板、
20・・・サンプル、 2、 LS・・・・レーザ光源
、22・・・・ビームスプリッタ、23・・・・偏光子
、24.25・・・・フォトディテクタ、26.27・
・・・光電変換系、28・・・・データ処理系、29・
・・・出力系。 第1図 第 Z 図 第 図 入射角度
発明の実施に用いる装置の1例を要部のみ略示する図、
第3図及び第4図は第2図の装置を用いた実施例を説明
するための図である。 11・・・・第1層(最上層)膜、IM・・・・基板、
20・・・サンプル、 2、 LS・・・・レーザ光源
、22・・・・ビームスプリッタ、23・・・・偏光子
、24.25・・・・フォトディテクタ、26.27・
・・・光電変換系、28・・・・データ処理系、29・
・・・出力系。 第1図 第 Z 図 第 図 入射角度
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 既知の屈折率n^■_M=n_M−ik_Mを有する基
板上に、基板から遠い方から第1層、第2層、・・・・
、第m層(mは1以上の整数)と、m層の薄膜が形成さ
れており、最上層の第1層膜を除く全ての層の屈折率と
膜厚とが既知であり、第1層膜が膜厚方向(膜の法線方
向)に光学軸を持つ一軸性結晶薄膜である場合に、その
第1層膜の常光線に対する主屈折率n_1_σと、異常
光線に対する主屈折率n_1_eと、膜厚d_1とを測
定する薄膜の屈折率・膜厚測定方法において、 上記薄膜に、既知の屈折率n_0を有する入射媒質から
波長λの単色光をP偏光にして、入射角度θ_0を色々
と変えて入射させ、各入射角度に対するエネルギー反射
率R_p(θ_0)を測定し、一方、上記薄膜において
、第1層膜を除いた膜に、波長λでP偏光の単色光を屈
折率n_0の入射媒質から、入射角度θ_0(実際にエ
ネルギー反射率R_p(θ_0)を測定した入射角度)
で入射させたときのエネルギー反射率Rsub(θ_0
)を、既知の基板の屈折率、第1層膜以外の膜の屈折率
と膜厚、入射媒質の屈折率を使って、フレネルの公式に
より計算し、上記測定値R_p(θ_0)の値と上記計
算値Rsub(θ_0)の値とが一致するときの入射角
度θ_0_6を求め、また、ある入射角度θ_0におい
て、屈折率n_0の入射媒質から波長λの単色光を上記
薄膜に入射させ、S偏光のエネルギー反射率R_s(θ
_0)とP偏光のエネルギー反射率R_p(θ_0)を
測定し、そして、4πd_1/λという量を、上記S偏
光のエネルギー反射率の測定値R_s(θ_0)と、既
知の量である基板の屈折率と、第2層から第m層の膜の
屈折率及び膜厚、入射媒質の屈折率とに基づいて所定の
演算により、下記のようなn_1_σのみの関数として
求め、 4πd_1/λ=f(n_1_σ)・・・(A)また、
上記4πd_1/λという量を測定値R_p(θ_0)
と、既知の量である基板の屈折率、第2層から第m層の
膜の屈折率と膜厚、入射媒質の屈折率に基づいて、所定
の演算により下記のようなn_1_σとn_1_eのみ
の関数として求め、 4πd_1/λ=g(n_1_σ、n_1_e)・・・
(B)また、入射角度θ_0においては、次式が成り立
つことから、 (n_1^2_σ−1)n_1^2_e ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(C) 上記(A)、(B)、(C)の3式と、前記測定値及び
計算値により、第1層の常光線に対する屈折率n_1_
σ、異常光線に対する屈折率n_1_e、膜厚d_1を
決定することを特徴とする薄膜の屈折率・膜厚測定方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20100889A JPH0365637A (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 薄膜の屈折率・膜厚測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20100889A JPH0365637A (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 薄膜の屈折率・膜厚測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0365637A true JPH0365637A (ja) | 1991-03-20 |
Family
ID=16433965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20100889A Pending JPH0365637A (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 薄膜の屈折率・膜厚測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0365637A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6151116A (en) * | 1998-09-07 | 2000-11-21 | Nec Corporation | Evaluation method for thin film molecular orientation, evaluation apparatus for the orientation and recording medium |
US6486951B2 (en) | 2000-03-24 | 2002-11-26 | Nec Corporation | Method of evaluating an anisotropic thin film and an evaluating apparatus |
JP2007225426A (ja) * | 2006-02-23 | 2007-09-06 | Nippon Zeon Co Ltd | 光学異方性膜の試験方法 |
-
1989
- 1989-08-02 JP JP20100889A patent/JPH0365637A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6151116A (en) * | 1998-09-07 | 2000-11-21 | Nec Corporation | Evaluation method for thin film molecular orientation, evaluation apparatus for the orientation and recording medium |
US6486951B2 (en) | 2000-03-24 | 2002-11-26 | Nec Corporation | Method of evaluating an anisotropic thin film and an evaluating apparatus |
JP2007225426A (ja) * | 2006-02-23 | 2007-09-06 | Nippon Zeon Co Ltd | 光学異方性膜の試験方法 |
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