JP2003056289A - セグメント等の接合装置 - Google Patents
セグメント等の接合装置Info
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Abstract
軸1の固定板3の貫通孔3aに対する挿通時に、傾斜面
1dに押され皿ばね12を圧縮して固定軸の軸線方向に
後退させられた拡径駒11が、係止段部1bの貫通孔通
過後に皿ばね12の作用で直ちに傾斜面1dを押して軸
線方向に前進し、固定軸1を強制的に拡径させる。した
がって、固定軸1に残留する弾性復元力のみによって固
定軸1を拡径させていた従来装置と違って、固定軸1が
確実に拡径してその係止段部1bを貫通孔3aの周縁3
bに係止させる。
Description
をトンネルの長手方向に接合するリング間接合に適用し
て好適なセグメント等の接合装置に関する。
図7に示すものが知られている。この接合装置は、割溝
1aによって縮径自在とされた固定軸1を固定板3の貫
通孔3aに縮径状態で挿通させて自体の弾性復元力で拡
径させることにより固定軸1の係止段部1bを貫通孔3
aの周縁3bに図7の2点鎖線のように係止させて、固
定軸1が取り付けられたセグメントSaと、固定板3が
取り付けられたセグメントSbとを一体に接合すること
ができるようになっている。
に螺着されたY字状の金具5によってセグメントSaに
強固に固定されている。またセグメントSaの周方向
(図で前後方向)に並ぶ一方の湾曲接合端面Satに
は、梯形状の台板6が設けられ、他のセグメントSbの
幅方向に並ぶ一方の湾曲接合端面Sbtには、セグメン
トSaの台板6が嵌め込まれるテーパ状の凹部Sboが
設けられている。また、セグメントSbの凹部Sboと
固定板3の貫通孔3aとの間には、固定軸1を徐々に軸
方向に移動させ、縮径させて貫通孔3aに導く外広りテ
ーパ状の導孔Sbdが設けられている。
は、固定軸1自体の弾性復元力のみによって固定軸1を
拡径させてその係止段部1bを貫通孔3aの周縁3bに
係止させる構造のため、例えば、固定軸1の係止後の拡
径段階において固定軸1に塑性変形が残留し、固定軸1
の完全な拡径が阻害されて、接合の信頼性に劣る不満が
ある。
計通りの接合力を得ることができるセグメント等の接合
装置を提供することを目的とする。
めに、請求項1記載の発明は、割溝によって縮径自在と
された固定軸を固定板の貫通孔に縮径状態で挿通させて
拡径させることにより固定軸の係止段部を貫通孔の周縁
に係止させて、上記固定軸が取り付けられたセグメント
等の接合部材と、上記固定板が取り付けられたセグメン
ト等の接合部材とを一体に接合するセグメント等の接合
装置において、上記固定軸の先端面に外広り状の傾斜面
を形成し、また、上記固定板の内奥部に、貫通孔に対す
る固定軸の挿通時に上記傾斜面で押されて付勢ばねの弾
力に抗して固定軸の軸線方向に後退し、係止段部が貫通
孔を通過した後に傾斜面を押圧しながら付勢ばねで軸線
方向に前進させられ、固定軸を強制的に拡径させる拡径
駒を設けた構成とした。
縮径状態で押し込むと、拡径駒が固定軸の傾斜面で押さ
れて付勢ばねの弾力に抗して固定軸の軸線方向に後退す
る。そして、係止段部が貫通孔を通過して固定軸が拡径
できる状態になると、拡径駒は付勢ばねの力で軸線方向
に前進し、傾斜面を押して固定軸を楔作用で強制的に拡
径させる。なお、固定軸にこれまでと同じように弾性復
元力が残って、拡径駒はその弾性復元力と協働して固定
軸を拡径させる。
おいて、拡径駒を取付軸(固定軸の軸線)に摺動自在に
嵌合することが好ましい(請求項2)。この構成では、
拡径駒は取付軸に沿って後退し、また前進することにな
る。
装置において、付勢ばねを皿ばねとすることができる
(請求項3)。この構成では、拡径駒の僅かな(軸線方
向の)後退移動によって十分な拡径付勢力を得やすい。
照して説明する。図1ないし図6は本発明に係るセグメ
ント等の接合装置の実施の形態を示す。このセグメント
等の接合装置においては、固定軸1の先端面に外広りの
円錐状の傾斜面1dが形成され、また固定板3の内奥部
に、截頭円錐筒状の拡径駒11と複数の円形の皿ばね
(付勢ばね)12が設けられている。
に、該取付軸14に沿って軸方向に摺動自在に嵌合され
ている。取付軸14には皿ボルトが使用され、ボックス
板15の透孔15aに挿通されたねじ部14aに袋ナッ
ト16を螺着されてボックス板15に取り付けられてい
る。取付軸14の中心線は固定板3の貫通孔3aの中心
軸線に一致されている。拡径駒11は取付軸14の頭部
14b側に、また皿ばね12はねじ部14a側にそれぞ
れ配設され、頭部14bによって取付軸14からの離脱
を防止されている。
ね12の関係について説明すると、貫通孔3aに固定軸
1を挿通させる際には、傾斜面1dが拡径駒11を押し
て皿ばね12を取付軸14に沿って圧縮して後退させ、
固定軸1の係止段部1bが貫通孔3aを通過し終わって
固定軸1が拡径可能になると、拡径駒11が傾斜面1d
を押圧して皿ばね12で前進させられ、楔作用によって
固定軸1を固定軸自体の弾性復元力と協働して拡径させ
るようになっている。
えたセグメントSa,Sbの構造は図7のものと同一で
あるので、同一の部材等に同一の符号を付してその説明
を省略する。なお、固定軸1、固定板3、台板6、ボッ
クス板15は鉄製であり、必要に応じて鉄筋などに溶接
等で固定される。拡径駒11は鉄等の金属、或いはその
他の材料で製造される。
置においては、固定板3の貫通孔3aに対する固定軸1
の挿通時に、皿ばね12を圧縮して後退させられた拡径
駒11が、係止段部1bの貫通孔通過後に直ちに楔とし
て機能して固定軸1を強制的に拡径させるので、固定軸
1の弾性復元力のみによって固定軸1を拡径させていた
従来装置と違って、固定軸1が確実に拡径してその係止
段部1bを貫通孔3aの周縁3bに係止させる。このた
め、接合の信頼性が向上する。
グメント接合時の衝撃を吸収するので、セグメントS
a,Sbどうしを無理なく円滑にリング間接合すること
ができる。
用いると、拡径駒11の僅かな後退移動によって大きい
拡径付勢力を得やすいが、これに替えてコイルばねや弾
体ゴムなどを用いることもできる。また、図の固定軸1
は割溝1aによって4分割されているが、2分割、3分
割、又は5分割以上とすることができる。
リート製となっているが、鋼殻にコンクリートを詰めた
コンクリート中詰め鋼製セグメントやスチールセグメン
ト、場合によってはセグメント以外の接合部材にも本接
合装置を実施可能である。
明によれば、セグメント等の接合移動によって固定軸を
強制的に拡径させて係止段部を貫通孔の周縁に確実に係
止させることができる、接合の信頼性に優れたセグメン
ト等の接合装置を提供することができる。
おいて、拡径駒を取付軸に摺動自在に嵌合した場合は、
拡径駒は横にずれたりすることなく、取付軸に沿って円
滑に前後に移動して固定軸を的確に拡径させる。
装置において、付勢ばねを皿ばねとした場合は、拡径駒
の僅かな後退移動で十分な拡径付勢力が得やすく、固定
軸を確実に拡径させることができる。
の形態を示す断面図である。
る。
る。
勢ばね) 14 取付軸
Claims (3)
- 【請求項1】 割溝によって縮径自在とされた固定軸を
固定板の貫通孔に縮径状態で挿通させて拡径させること
により固定軸の係止段部を貫通孔の周縁に係止させて、
上記固定軸が取り付けられたセグメント等の接合部材
と、上記固定板が取り付けられたセグメント等の接合部
材とを一体に接合するセグメント等の接合装置におい
て、 上記固定軸の先端面に外広り状の傾斜面が形成され、 また、上記固定板の内奥部に、貫通孔に対する固定軸の
挿通時に上記傾斜面で押されて付勢ばねの弾力に抗して
固定軸の軸線方向に後退し、係止段部が貫通孔を通過し
た後に傾斜面を押圧して付勢ばねで軸線方向に前進させ
られ、固定軸を強制的に拡径させる難圧縮性拡径駒が設
けられたことを特徴とするセグメント等の接合装置。 - 【請求項2】 難圧縮性拡径駒は取付軸に摺動自在に嵌
合されたことを特徴とする請求項1記載のセグメント等
の接合装置。 - 【請求項3】 付勢ばねは皿ばねとされたことを特徴と
する請求項1又は2記載のセグメント等の接合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001249358A JP2003056289A (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | セグメント等の接合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001249358A JP2003056289A (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | セグメント等の接合装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003056289A true JP2003056289A (ja) | 2003-02-26 |
Family
ID=19078372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001249358A Pending JP2003056289A (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | セグメント等の接合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2003056289A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2001
- 2001-08-20 JP JP2001249358A patent/JP2003056289A/ja active Pending
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