JP2003055620A - シート - Google Patents

シート

Info

Publication number
JP2003055620A
JP2003055620A JP2001245952A JP2001245952A JP2003055620A JP 2003055620 A JP2003055620 A JP 2003055620A JP 2001245952 A JP2001245952 A JP 2001245952A JP 2001245952 A JP2001245952 A JP 2001245952A JP 2003055620 A JP2003055620 A JP 2003055620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
rewetting
resin
resin layer
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001245952A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Ichihara
孝三 市原
Junko Ichihara
順子 市原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ICHIHARA KK
Ichihara Co Ltd
Original Assignee
ICHIHARA KK
Ichihara Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ICHIHARA KK, Ichihara Co Ltd filed Critical ICHIHARA KK
Priority to JP2001245952A priority Critical patent/JP2003055620A/ja
Publication of JP2003055620A publication Critical patent/JP2003055620A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープなどの補助部材を使用せずに、簡単か
つ確実に貼ることができて、しかも長期にわたって剥が
れることなく接着状態を維持し、さらには、剥がす場合
には接着剤を残すことなく簡単に剥離できるシートを提
供すること。 【解決手段】 紙材あるいは合成樹脂製のフィルムなど
のシート2と、このシート2の片面または両面に再湿性
樹脂をコーティングした再湿性樹脂層3とでシート本体
1を形成する。再湿性樹脂としては、例えば、ポリビニ
ールアルコールとアクリル樹脂とを混合したものを使用
する。再湿性樹脂層3の面に印刷を施し、その後、窓ガ
ラスなどの吸水性のない基材の面にタオルなどで水分を
付着させる。その上にシート本体1の再湿性樹脂層3の
面を貼り付けてシート本体1を基材の表面に接着させ
る。シート本体1を剥がしても、基材の表面には再湿性
樹脂を残すことなく剥離することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、窓ガラス
の内側に貼って自社の商品の宣伝等を印刷したり手書き
してPRを行なうシートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に自社の商品や、特売のセール期間
や、レストランなどでは料理の内容や金額等を紙に手書
きで書いたり、あるいはパソコンを使ってプリントアウ
トしたポスター等を窓ガラスや壁面に貼って宣伝してい
るのをよく見かける。窓ガラスの外側や外部の壁面にポ
スターやビラ等を貼り付ける場合には、雨水がかかって
破損するのを防止するために、全体をナイロンやビニー
ル等で覆って貼っている。また、雨にかからないように
するために、窓ガラスやドアのガラスの内側に貼るよう
にしている。
【0003】上記のポスターなどの宣伝用のシートを窓
ガラス等の室内側に貼る場合、シートの一面全体にわた
って接着剤等を塗布した場合にはシートを剥がしにくい
上に、剥がした後は接着剤や紙の残りが付着して非常に
汚くなり、また、洗ってもなかなか取れないという問題
がある。そこで、最近では、シートの一面に粘着加工を
施したものが市販されているが、この粘着加工を施した
シートは非常に高価なため、一般の商店や小規模なレス
トラン等では安価な紙のシートの四隅をテープなどで貼
り付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように宣伝用のポ
スターやビラなどのシートをテープで貼っているのをよ
く見かけるが、見栄えが悪く、かつ汚く見え、さらには
剥がれ落ちることも多い。また、この場合、室内の人に
対する展示表現よりも外側(室外からの目線)にいる人
に対しての展示表現が多いので、安全性や風雨による損
傷を考えると室内の内側のガラス面に貼り付けている。
また、テープでの窓ガラスへの接着面積は小さいもの
の、特に長期間貼った後にテープを剥がした後はテープ
の接着剤が残っており、この残った接着剤を取り除くの
も綺麗に取れなかったりすることがある。また、接着剤
を完全に取り除くのに大変な労力を必要とする。
【0005】本発明は上述の問題点に鑑みて提供したも
のであって、テープなどの補助部材を使用せずに、簡単
かつ確実に貼ることができて、しかも長期にわたって剥
がれることなく接着状態を維持し、さらには、剥がす場
合には接着剤を残すことなく簡単に剥離できるシートを
提供することを目的としているものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の請求項1
記載のシートでは、紙材あるいは合成樹脂製のフィルム
などのシート2の一面または両面に再湿性樹脂をコーテ
ィングして再湿性樹脂層3を設けたシート本体1を形成
し、吸水性のない基材の表面に水分を付着させた該基材
に前記シート本体1の再湿性樹脂層3の面を貼り付ける
ようにしていることを特徴としている。
【0007】かかる構成とすることで、再湿性樹脂層3
の再湿性樹脂が基材に付着している水分により溶け出し
てシート本体1をテープなどの補助部材を用いることな
く基材に確実かつ簡単に接着させることができ、また、
基材からシート本体1を剥離する場合にも、再湿性樹脂
を用いていることで該再湿性樹脂を基材の表面に残すこ
となく剥離することができる。なお、基材としては、板
ガラス、窓ガラス、アクリル板などのプラスティック
板、陶板、金属板、タイル、ガラス瓶等の吸水性がない
ものである。
【0008】請求項2記載のシートでは、前記シート2
をインクジェット印刷用で合成樹脂製のフィルム2aと
し、このフィルム2aの印刷面とは反対面側に再湿性樹
脂層3を形成していることを特徴としている。これによ
り、フィルム2aの面を印刷して再湿性樹脂層3を接着
面として、例えば窓ガラスの室内側にシート本体1を貼
り付けて、室内側へは印刷面を表示できる。
【0009】請求項3記載のシートでは、前記シート2
を耐水紙2bとして、前記再湿性樹脂層3を耐水紙2b
の一面または両面に形成していることを特徴としてい
る。これにより、基材への接着と剥離が容易なシート本
体1を提供できる。
【0010】請求項4記載のシートでは、前記シート2
を、合成樹脂製のフィルム、合成紙、耐水加工紙のいず
れかとして、前記再湿性樹脂層3をシート2の一面また
は両面に形成していることを特徴としている。これによ
り、基材への接着と剥離が容易なシート本体1を提供で
きる。
【0011】請求項5記載のシートでは、前記シート2
を、紙材2cと、この紙材2cの一面あるいは両面に形
成した樹脂層5とで構成し、前記再湿性樹脂層3をシー
ト2の一面または両面に形成していることを特徴として
いる。これにより、一般の紙材2cに樹脂層5を形成し
たシート2に再湿性樹脂層3を設けることで、基材への
接着と剥離が容易なシート本体1を提供できる。
【0012】請求項6記載のシートでは、前記シート2
を、紙材2cと、この紙材2cの一面に貼合した合成樹
脂製のフィルム2dとで構成し、前記再湿性樹脂層3を
シート2の一面または両面に形成していることを特徴と
している。これにより、紙材2cとフィルム2dとを組
み合わせて、紙材2cのみ、あるいはフィルム2dのみ
だけでは印刷表現ができないような表現も行なうことが
できる。
【0013】請求項7記載のシートでは、前記シート2
と、合成紙あるいはフィルムなどのシート2eと、この
シート2eの一面に貼合した不織布2fとで構成し、前
記再湿性樹脂層3をシート2の一面または両面に形成し
ていることを特徴としている。これにより、不織布2f
により味わいのあるシート本体1を提供できる。
【0014】請求項8記載のシートでは、前記シート2
を、アルミ蒸着または転写による金銀紙フィルム2gで
構成し、前記再湿性樹脂層3をシート2の一面または両
面に形成していることを特徴としている。これにより、
フィルム2gにより光が透過せず、シート本体1の両面
に表現が異なる印刷を行なうことができ、シート本体1
を有効に用いることができる。
【0015】請求項9記載のシートでは、前記シート2
を、純銀またはアルミの鏡面蒸着フィルム2hで構成
し、前記再湿性樹脂層3をシート2の一面または両面に
形成していることを特徴としている。これにより、フィ
ルム2hにより装飾性の高い、例えば美容院やパチンコ
店などで有効に用いることができる。
【0016】請求項10記載のシートでは、前記シート
2を、水分の浸透を防止すべく表面に樹脂コートをして
構成し、前記再湿性樹脂層3をシート2の一面に形成し
ていることを特徴としている。これにより、例えば、基
材をガラス瓶とすることで、シート本体1としてのラベ
ルの接着はもちろん剥離が容易となるので、ガラス瓶の
リサイクル化を容易に図ることができる。
【0017】請求項11記載のシートでは、前記シート
2を、合成樹脂製で厚さが4μm〜70μmのフィルム
2iと、このフィルム2iの支持体としての紙シート2
jとで構成し、前記再湿性樹脂層3をシート2の一面ま
たは両面に形成していることを特徴としている。これに
より、単独では印刷が不可能な極薄のフィルム2iでも
容易に印刷が可能となり、また、印刷後のフィルム2i
の接着、剥離も容易なシート本体1を提供することがで
きる。
【0018】請求項12記載のシートでは、前記シート
2を、合成樹脂製で厚さが4μm〜70μmのフィルム
2kと、このフィルム2kの支持体としての耐水性のシ
ート2mとで構成し、前記再湿性樹脂層3をシート2の
一面または両面に形成していることを特徴としている。
これにより、耐水性のシート2mに水分を付着させて、
この水分を利用してフィルム2kを一時的に接着させ
て、その接着させた状態でフィルム2kの面に印刷を行
なう。そのため、単独では印刷が不可能な極薄のフィル
ム2kでも容易に印刷が可能となり、また、印刷後はフ
ィルム2kをシート2mから離して、フィルム2kを基
材に貼り付け、また、離したシート2mは耐水性のた
め、何回も利用することができる。
【0019】請求項13記載のシートでは、前記再湿性
樹脂層3の再湿性樹脂として、ポリビニールアルコー
ル、アラビアゴム、アクリル樹脂、ケミパール、カゼイ
ン、でんぷん類のいずれかを用いていることを特徴とし
ている。これにより、簡単で低コストなシート本体1を
提供することができる。
【0020】請求項14記載のシートでは、前記再湿性
樹脂層3の再湿性樹脂として、ポリビニールアルコール
とアクリル樹脂とを混合して用いていることを特徴とし
ている。これにより、耐水性と再湿性の良い再湿性樹脂
層3を形成できる。
【0021】請求項15記載のシートでは、前記ポリビ
ニールアルコールとアクリル樹脂との混合の割合を約
8:2としていることを特徴としている。これにより、
特に、耐水性と再湿性が非常に良い再湿性樹脂層3を形
成することができる。
【0022】請求項16記載のシートでは、前記再湿性
樹脂層3の再湿性樹脂として、アクリル樹脂とカゼイン
とを混合して用いていることを特徴としている。これに
より、耐水性と再湿性の良い再湿性樹脂層3を形成でき
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。先ず、本発明の基本的な特
徴について述べると、紙材あるいは合成樹脂製のフィル
ムなどのシートの一面または両面に後述する再湿樹脂を
一部あるいは全面にコーティングしておく。そして、こ
の再湿性樹脂をコーティングしたシートを、板ガラス、
窓ガラス、アクリル板などのプラスティック板、陶板、
金属板、タイル、ガラス瓶等の吸水性がない基材に水だ
けで簡単に貼り付けることができ、しかも、貼り替えた
り、貼り直したりでき、また不要の際には、接着剤とし
ての再湿性樹脂を残すことなく剥離することが可能なシ
ートを提供するものである。
【0024】上記のシートは吸水性のない基材に対して
であれば、水だけで簡単に貼り付けることができるとと
もに、接着樹脂を残すことなく簡単に剥離することがで
きるものであり、図1〜図5により全体の構成について
説明する。図1(a)は適当な大きさ(例えば、家庭用
のパソコンで容易に印刷できるA4版の大きさ)のシー
ト本体1の平面図を示し、図1(b)はこのシート本体
1の要部拡大断面図を示している。なお、上記のシート
2の大きさはどのような大きさでも良い。このシート本
体1は、紙材あるいは合成樹脂性のフィルム等のシート
2と、このシート2の一面あるいは両面に再湿性樹脂を
コーティングした再湿性樹脂層3とで構成されている。
【0025】シート2への再湿性樹脂層3の塗布は、シ
ート2の全面にしても良く、また図2に示すように、シ
ート2の周縁に帯状に塗布しても良い。図3(a)に示
すようにシート2の両側に再湿性樹脂層3を帯状に塗布
したり、また、シート2の上下に帯状に塗布しても良
い。要はシート本体1を基材に貼り付けた際に、貼り付
けが維持できる大きさであれば良い。
【0026】ここで、基材の例として例えば、ガラス窓
の場合について説明すると、図4に示すように、窓ガラ
ス4の一面、本発明では、窓ガラス4の室内側や室外側
のどちらに貼り付けても良いが、風雨等を考慮した場合
には、当然窓ガラス4の室内側にシート本体1を塗布す
る場合について説明する。今からシート本体1を貼り付
けようとする窓ガラス4の面(この例では窓ガラス4の
室内側の面)を水を含ませたタオル等で拭くようにして
水分を窓ガラス4の面に付着させる。なお、シート本体
1を貼り付ける前に、窓ガラス4を綺麗に清掃しておく
方がもちろん良い。
【0027】水滴が若干付着しているような状態の窓ガ
ラス4の面に再湿性樹脂層3をコーティング形成した面
(印刷面)を貼り付ける。そうすると、図5(a)に示
すように、再湿性樹脂層3の再湿性樹脂が水分により溶
け出してシート本体1を窓ガラス4の面に接着させるこ
とになる。シート2の隅等には再湿性樹脂層3を確実に
コーティング形成しておくことで、シート本体1の隅は
窓ガラス4の面に強固に接着させることができる。その
ため、シート本体1を窓ガラス4から剥がそうとして
も、簡単には剥離しない。また、図5(b)に示すよう
に、爪先で何回かシート本体1の隅をめくる作業を行な
うことで、シート本体1を再湿性樹脂を残すことなく簡
単に剥離することができる。
【0028】また、シート本体1を窓ガラス4に貼り付
けた状態では、1カ月以上は自然と剥がれ落ちることは
なく、上述したように爪先でめくらない限りシート本体
1は窓ガラス4に接着した状態を維持している。また、
シート本体1を窓ガラス4から剥離しても、5〜6回以
上は貼り替えが可能である。
【0029】ここで、シート本体1の面の全体にわたっ
て印刷を完全に行なった場合には、再湿性樹脂層3に印
刷インクの層により水分が浸透しないので、シート本体
1の全体に印刷を行なう場合には、少なくともシート本
体1の周縁、または両側、あるいは上下の部分には印刷
をしないようにする。この非印刷面の再湿性樹脂層3へ
水分が浸透して窓ガラス4への接着機能が付与されるこ
とになる。また、シート本体1の全体にわたって印刷す
る場合でも、柄状に印刷を行なう場合には、完全に全面
にわたって印刷はされないので、被印刷面の再湿性樹脂
層3により窓ガラス4への接着を行なうようになってい
る。また、パソコン等でプリントアウトせずに、油性、
水性等のペンで手書きした場合でも同様である。
【0030】(第1の実施の形態)次に、シート本体1
のシート2の種類について具体的に説明していく。図6
はシート2をインクジェット用で合成樹脂製のフィルム
2aとした場合である。なお、このフィルム2aとして
は、他にオフセット印刷用でダイニック社製のアリンダ
(商品名)がある。このインクジェット用のフィルム2
aのインクジェット面(印刷面)はインク自体に接着機
能があるので、基材例えば、窓ガラス4の面には接着は
可能であるが、強固に接着されてシート本体1の剥離が
不可能である。
【0031】そのため、図6に示すようにインクジェッ
ト面とは反対側の面に再湿性樹脂をコーティングして再
湿性樹脂層3を形成するようにしている。この実施形態
では、シート2としてのフィルム2aの印刷面と再湿性
樹脂層3のコーティング面とは反対となっているので、
例えば、窓ガラス4に貼り付けた場合、室内側に印刷面
を表示する形態となる。もちろん、フィルム2aの再湿
性樹脂層3をコーティングした面に印刷を行なうこと
で、印刷面を室外側に向けて窓ガラス4にシート本体1
を貼り付けることができる。
【0032】(第2の実施の形態)図7は第2の実施形
態を示し、シート2を紀州製紙株式会社製の耐水紙2b
とした場合であり、また、この紀州製糸株式会社製の耐
水紙2bの代わりに、日本ユニパック社製のオーパー
(商品名)でも良い。この耐水紙2bはもともと接着機
能と剥離機能とが付与されているが、窓ガラス4等の基
材への接着性が弱いという難点がある。そこで、この耐
水紙2bに対しては、一面または両面に再湿性樹脂をコ
ーティングして再湿性樹脂層3を形成している。図7
は、耐水紙2b(シート2)の両面に再湿性樹脂層3を
形成している場合を示している。
【0033】(第3の実施の形態)この実施形態におけ
るシート2の種類は、一般の合成樹脂製のフィルム、耐
水性の合成紙、上述の紀州製紙株式会社以外のポリエチ
レンの耐水加工紙を用いている。そして、シート2の一
面あるいは両面に再湿性樹脂をコーティングして再湿性
樹脂層3を形成している。
【0034】(第4の実施の形態)第4の実施の形態を
図8に示す。この実施形態ではシート2を一般の紙2c
としたものであり、この紙2cの両面にアクリル樹脂、
塩化ビニール、カゼイン、ポリビニールアルコール樹脂
等の樹脂をコーティングして保護膜層5を形成し、この
保護膜層5に再湿性樹脂をコーティングして再湿性樹脂
層3を形成している。なお、保護膜層5の樹脂コートの
坪量としては、ウェットで10g/m2 〜20g/m2
としている。なお、上記保護膜層5は、紙2cの片面の
み形成して、この保護膜層5の表面に再湿性樹脂層3を
形成するようにしても良い。この場合、紙2cの他面に
は保護膜層5や再湿性樹脂層3は形成されないことにな
る。
【0035】また、図9に示すように、紙2cの一面に
合成樹脂製のフィルム2dを貼合して2層でシート2を
形成し、このシート2の両面に再湿性樹脂をコーティン
グして再湿性樹脂層3を形成するようにしても良い。な
お、上記フィルム2dは、ポリエステルフィルム、ポリ
プロピレンフィルム、塩化ビニールフィルムなどを用い
ている。この例では、紙2cのみ、あるいはフィルム2
dのみに印刷をした場合と比べて、両者を組み合わせる
ことで、多彩な印刷表現を行なうことができる。
【0036】(第5の実施の形態)図10に示す第5の
実施形態では、合成紙あるいは合成樹脂製のフィルムな
どのシート2eの一面にレーヨン不織布2fを貼合して
シート2を形成し、このシート2の両面に再湿性樹脂を
コーティングして再湿性樹脂層3を形成したものであ
る。なお、この実施形態では、不織布2f等を貼合する
ことで、風合いのあるシート本体1にすることができ
る。
【0037】(第6の実施の形態)第6の実施形態を図
11に示す。この実施形態では、アルミ蒸着または転写
による金紙、銀紙等の金銀紙フィルム2gをシート2と
したものである。この金銀紙フィルム2gの両面に再湿
性樹脂をコーティングして再湿性樹脂層3を形成してい
る。この実施形態でのシート本体1は、シート2に金銀
紙フィルム2gを用いているので、透過しないために透
けず、そのため、シート本体1の両面に印刷してそれぞ
れ表現が可能となる。
【0038】(第7の実施の形態)第7の実施形態を図
12に示す。この実施形態では、シート2として、純銀
またはアルミの鏡面蒸着フィルム2hを用い、この鏡面
蒸着フィルム2hの一面を片面鏡として使用するように
したものであり、鏡面蒸着フィルム2hの両面に再湿性
樹脂をコーティングして再湿性樹脂層3を形成してい
る。この実施形態におけるシート本体1は、装飾性が要
求される例えば、美容院やパチンコ店などに向いてい
る。
【0039】(第8の実施の形態)図13に第8の実施
形態を示す。この実施形態では、シート2に耐水紙ある
いは表面からの水分の浸透を防ぐ樹脂コートした紙に限
っている。そして、この耐水紙あるいは樹脂コートした
紙製のシート2の片面に再湿性樹脂をコーティングして
再湿性樹脂層3を形成している。なお、ここではシート
2の表面が印刷面となり、再湿性樹脂層3が基材への接
着面となる。この実施形態では、基材としてガラス瓶容
器への利用を考えたものである。例えば、ビール瓶、ウ
イスキー瓶、ジュース瓶等の容器には、商品の内容を説
明するためのラベルが貼ってある。そして、容器のリサ
イクル化のために、ラベルを剥がして容器を再利用する
ようにしている。
【0040】そのラベルの接着と剥離を容易にするため
に本発明のシート本体1を用いるものである。すなわ
ち、この実施形態でのシート本体1をガラス瓶に貼り付
けて実験を行なった結果、以下のような結果を得た。水
温が0℃〜20℃の水中にシート本体1を貼り付けたガ
ラス瓶を沈めたところ、約1日経過しても、ガラス瓶か
らシート本体1が剥離しなかった。これは、シート本体
1のシート2自体が耐水紙としたり、紙の表面に樹脂コ
ートをしているので、この耐水性の樹脂コート層が水の
浸透を防ぎ、これにより、シート本体1が剥離しなかっ
たものと考えられる。
【0041】また、シート本体1を貼り付けたガラス瓶
を、80℃〜90℃の湯の中に沈めたところ、5分〜1
0分でシート本体1を剥離することができた。これは高
温の湯の浸透効果がシート本体1に対して出たものと考
えられる。このシート本体1を用いることで、ガラス瓶
からラベルを簡単かつ迅速に剥離でき、ラベルの剥離作
業性を非常の向上させることができる。
【0042】(第9の実施の形態)ところで、合成樹脂
製のフィルム単独でのオフセット印刷は、静電気の発生
で作業が進行しないことが多々あるのが現状である。ま
た、フィルムの厚さも70μm以下のものは極薄のため
に、シワがいったりカールしたりして作業性が悪く、印
刷ができない状況である。そこで、フィルムの厚さが4
μm〜70μmの薄いもの、または紙も10g/m2
ようなものまでオフセット印刷を可能にしたシート本体
1について図14〜図17により説明する。
【0043】図14に示すように、上記の厚さが4μm
〜70μmの薄い合成樹脂製のフィルム2iの一方の面
に紙シート2jをフィルム2iの支持体として2層構造
としてシート2を形成する。図15の斜線部分に示すよ
うに、例えば、紙シート2jの両側の縁部に幅10mm
〜20mmにライン状に接着加工を行ない、フィルム2
i及び紙シート2jをローラ(図示せず)から送り出
し、上記の接着加工を行ないながら、フィルム2iと紙
シート2jとを巻き取っていく。ここで、接着加工の方
法としては、例えば、ドライラミネーションや、エムボ
スによるヒートラミネーションや、のり付け加工しなが
ら所定の寸法毎にカットする巻き取り裁断等がある。な
お、これらの接着加工方法は周知な事項なので、説明は
省略する。
【0044】上記のようにして紙シート2jとフィルム
2iとを接着させた後に、図16に示すように、紙シー
ト2jとフィルム2iからなるシート2の両面に再湿性
樹脂をコーティングして再湿性樹脂層3を形成する。そ
して、例えば、シート本体1のフィルム2i面側にオフ
セット印刷を行ない、このオフセット印刷後に、図17
の矢印に示す位置で、紙シート2jとフィルム2iとの
接着部分(図の斜線部分)をカットして、接着部分を除
去する。このカットにより印刷されたフィルム2iと印
刷されていない紙シート2jとを分離して、極薄のフィ
ルム2iを使用する。
【0045】なお、ここでは、フィルム2i面側の印刷
を行なった場合について説明したが、もちろん、紙シー
ト2j面側にも印刷を行なった後に、接着部分をカット
して、印刷したそれぞれのフィルム2iと紙シート2j
とを別々に窓ガラス4等の基材に貼り付けるようにして
も良い。
【0046】また、この実施形態における他の例とし
て、以下のように構成しても良い。図18に示すよう
に、上記と同様の厚さが4μm〜70μmの合成樹脂製
のフィルム2kの一面または両面に再湿性樹脂層3を形
成し、このフィルム2kを単独で家庭用のプリンターな
どで印刷するには上記と同様に極薄故にうまく印刷でき
ない場合がある。そこで、このフィルム2kの支持体と
してのシート2mをフィルム2kに合わせて印刷するよ
うにしたものである。このシート2mは、耐水性のある
厚さが100μmのペットフィルムや合成紙等で構成
し、このシート2mの表面に水分を付着させて、この水
分の表面張力を利用してシート2mにフィルム2kを一
時的に(印刷時に)接着させるようにしている。
【0047】これらのフィルム2kやシート2mは家庭
で利用される例えばA4版の大きさであり、このフィル
ム2kとシート2mとでシート2を構成すると共に、フ
ィルム2kに再湿性樹脂層3を設けていることで、シー
ト本体1をも構成している。もちろん、シート2mの一
面または両面に再湿性樹脂層3を形成するようにしても
良い。印刷時において、シート2mの一面に水分を付着
させて、その面にフィルム2kを合わせて一時的にフィ
ルム2kをシート2mに接着させて、フィルム2kの再
湿性樹脂層3を形成した面に印刷を行なう。印刷後はシ
ート2mからフィルム2kを離してフィルム2kのみを
上記と同様にして基材に貼り付ける。
【0048】これにより、単独で極薄のフィルム2kの
場合でも、容易に印刷ができて、印刷後は基材に容易に
貼り付けることができる。また、支持体としてのシート
2mは耐水性のため、何回も使用でき、また、再湿性樹
脂層3を形成している場合には、単独で印刷をして基材
に貼り付けたり、不要な際には容易に剥離することがで
きるものである。
【0049】次に、再湿性樹脂層3を構成している再湿
性樹脂の種類について説明する。再湿性樹脂としては以
下に示すものを用いている。 ポバールと呼ばれているポリビニールアルコール
(PVA) アラビアゴム アクリル樹脂 ケミパール(商品名) カゼイン その他(例えば、でんぷん類などの再湿性接着樹
脂)
【0050】上記の各再湿性樹脂の特徴としては、の
ポリビニールアルコール(PVA)は再湿性は「良」で
あり、のアラビアゴムは再湿性は「優」であるが、耐
水性がない。また、のアクリル樹脂は耐水性は「良」
であるが、再湿性が悪く、のケミパール(商品名)は
同様に耐水性は「良」であり、再湿性が悪い。さらに、
のカゼインは、接着性、再湿性共に弱い。これらの再
湿性樹脂を単独で用いてシート2の一面または両面にコ
ーティングして再湿性樹脂層3を形成しても良いが、再
湿性樹脂を組み合わせ再湿性樹脂層3を形成する方が、
耐水性と再湿性とを共に向上させることができる。
【0051】例えば、上記のポリビニールアルコール
とのアクリル樹脂とを組み合わせたり、あるいはの
アクリル樹脂とのカゼインとを組み合わせて再湿性樹
脂層3を形成するようにしても良い。実験の結果では、
のポリビニールアルコールとのアクリル樹脂とを約
8対2の割合で混合して再湿性樹脂を作成してシート2
の面に再湿性樹脂層3を形成したのが、耐水性と再湿性
が共に良好な結果を得た。また、各再湿性樹脂は低コス
トであるので、低コストなシート本体1を提供すること
ができる。
【0052】また、再湿性樹脂層3を形成すべく再湿性
樹脂のシート2への塗布量は、ウェットで10g/m2
〜20g/m2 の範囲であり、これを毎分15メートル
〜30メートルの速度でコーティングしていき、150
°〜190°の範囲で乾燥させていくことで、シート2
に再湿性樹脂層3を形成している。
【0053】また、上述したように、各種の構成からな
るシート2への再湿性樹脂のコーティングは、シート2
の一面あるいは両面であり、また、コーティング面積も
一部や全面にわたって行なっている。なお、上記各実施
形態では、シート2の両面に再湿性樹脂層3を形成した
のを図示しているが、これは代表例である。そして、吸
水性のない窓ガラスなどの基材の面を水分を含ませたタ
オルなどで拭くようにして水分を基材の面に付着させ、
その面に再湿性樹脂層3の面を当てながらシート本体1
を貼り付ける。
【0054】シート本体1を基材に貼り付けると、シー
ト2の印刷されていない部分から再湿性樹脂層3の再湿
性樹脂が水分により滲みだして、基材の面と接着し、し
ばらく置いておくと再湿性樹脂が乾燥してシート本体1
が完全に接着されることになる。また、シート本体1を
基材から剥がす場合には、爪などを立てながら剥がすこ
とで、シート本体1を容易に剥離することができ、しか
も、シート本体1を剥離した後の基材の面には再湿性樹
脂は全く付着しておらず、その表面は綺麗な状態となっ
ている。
【0055】このように、本発明のシート本体1は、テ
ープなどを用いることなく、単に基材の表面に水滴等を
付着させておいて、その上から貼り付けるだけで、簡単
かつ確実にシート本体1を基材に接着させることができ
るものである。
【0056】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のシートによれ
ば、再湿性樹脂層の再湿性樹脂が基材に付着している水
分により溶け出してシート本体をテープなどの補助部材
を用いることなく基材に確実かつ簡単に接着させること
ができ、また、基材からシート本体を剥離する場合に
も、再湿性樹脂を用いていることで該再湿性樹脂を基材
の表面に残すことなく剥離することができる。
【0057】請求項2記載のシートによれば、前記シー
トをインクジェット印刷用で合成樹脂製のフィルムと
し、このフィルムの印刷面とは反対面側に再湿性樹脂層
を形成しているので、フィルムの面を印刷して再湿性樹
脂層を接着面として、例えば窓ガラスの室内側にシート
本体を貼り付けて、室内側へは印刷面を表示できる。
【0058】請求項3記載のシートによれば、前記シー
トを耐水紙として、前記再湿性樹脂層を耐水紙の一面ま
たは両面に形成しているので、基材への接着と剥離が容
易なシート本体を提供できる。
【0059】請求項4記載のシートによれば、前記シー
トを、合成樹脂製のフィルム、合成紙、耐水加工紙のい
ずれかとして、前記再湿性樹脂層をシートの一面または
両面に形成しているので、基材への接着と剥離が容易な
シート本体を提供できる。
【0060】請求項5記載のシートによれば、前記シー
トを、紙材と、この紙材の一面あるいは両面に形成した
樹脂層とで構成し、前記再湿性樹脂層をシートの一面ま
たは両面に形成しているので、一般の紙材に樹脂層を形
成したシートに再湿性樹脂層を設けることで、基材への
接着と剥離が容易なシート本体を提供できる。
【0061】請求項6記載のシートによれば、前記シー
トを、紙材と、この紙材の一面に貼合した合成樹脂製の
フィルムとで構成し、前記再湿性樹脂層をシートの一面
または両面に形成しているので、紙材とフィルムとを組
み合わせて、紙材のみ、あるいはフィルムのみだけでは
印刷表現ができないような表現も行なうことができる。
【0062】請求項7記載のシートによれば、前記シー
トと、合成紙あるいはフィルムなどのシートと、このシ
ートの一面に貼合した不織布とで構成し、前記再湿性樹
脂層をシートの一面または両面に形成しているので、不
織布により味わいのあるシート本体を提供できる。
【0063】請求項8記載のシートによれば、前記シー
トを、アルミ蒸着または転写による金銀紙フィルムで構
成し、前記再湿性樹脂層をシートの一面または両面に形
成しているので、フィルムにより光が透過せず、シート
本体の両面に表現が異なる印刷を行なうことができ、シ
ート本体を有効に用いることができる。
【0064】請求項9記載のシートによれば、前記シー
トを、純銀またはアルミの鏡面蒸着フィルムで構成し、
前記再湿性樹脂層をシートの一面または両面に形成して
いるので、フィルムにより装飾性の高い、例えば美容院
やパチンコ店などで有効に用いることができる。
【0065】請求項10記載のシートによれば、前記シ
ートを、水分の浸透を防止すべく表面に樹脂コートをし
て構成し、前記再湿性樹脂層をシートの一面に形成して
いるので、例えば、基材をガラス瓶とすることで、シー
ト本体としてのラベルの接着はもちろん剥離が容易とな
るので、ガラス瓶のリサイクル化を容易に図ることがで
きる。
【0066】請求項11記載のシートによれば、前記シ
ートを、合成樹脂製で厚さが4μm〜70μmのフィル
ムと、このフィルムの支持体としての紙シートjとで構
成し、前記再湿性樹脂層をシートの一面または両面に形
成しているので、単独では印刷が不可能な極薄のフィル
ムでも容易に印刷が可能となり、また、印刷後のフィル
ムの接着、剥離も容易なシート本体を提供することがで
きる。
【0067】請求項12記載のシートでは、前記シート
を、合成樹脂製で厚さが4μm〜70μmのフィルム
と、このフィルムの支持体としての耐水性のシートとで
構成し、前記再湿性樹脂層をシートの一面または両面に
形成しているので、耐水性のシートに水分を付着させ
て、この水分を利用してフィルムを一時的に接着させ
て、その接着させた状態でフィルムの面に印刷を行な
う。そのため、単独では印刷が不可能な極薄のフィルム
でも容易に印刷が可能となり、また、印刷後はフィルム
をシートから離して、フィルムを基材に貼り付け、ま
た、離したシートは耐水性のため、何回も利用すること
ができる。
【0068】請求項13記載のシートによれば、前記再
湿性樹脂層の再湿性樹脂として、ポリビニールアルコー
ル、アラビアゴム、アクリル樹脂、ケミパール、カゼイ
ン、でんぷん類のいずれかを用いているので、簡単で低
コストなシート本体を提供することができる。
【0069】請求項14記載のシートによれば、前記再
湿性樹脂層の再湿性樹脂として、ポリビニールアルコー
ルとアクリル樹脂とを混合して用いているので、耐水性
と再湿性の良い再湿性樹脂層を形成できる。
【0070】請求項15記載のシートによれば、前記ポ
リビニールアルコールとアクリル樹脂との混合の割合を
約8:2としているので、特に、耐水性と再湿性が非常
に良い再湿性樹脂層を形成することができる。
【0071】請求項16記載のシートによれば、前記再
湿性樹脂層の再湿性樹脂として、アクリル樹脂とカゼイ
ンとを混合して用いているので、耐水性と再湿性の良い
再湿性樹脂層を形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態におけるシート本
体の平面図である。(b)は本発明の実施の形態におけ
るシート本体の要部拡大断面図である。
【図2】本発明の実施の形態における周縁に再湿性樹脂
層を形成した場合の説明図である。
【図3】(a)(b)は本発明の実施の形態における再
湿性樹脂層を両側や上下に形成した場合の説明図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態におけるシート本体を窓ガ
ラスの内側に貼り付けた場合の正面図である。
【図5】(a)(b)はシート本体を窓ガラスに貼り付
けたり剥離する場合の説明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるシート本体
の要部拡大断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるシート本体
の要部拡大断面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態におけるシート本体
の要部拡大断面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態におけるシート本体
の要部拡大断面図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態におけるシート本
体の要部拡大断面図である。
【図11】本発明の第6の実施の形態におけるシート本
体の要部拡大断面図である。
【図12】本発明の第7の実施の形態におけるシート本
体の要部拡大断面図である。
【図13】本発明の第8の実施の形態におけるシート本
体の要部拡大断面図である。
【図14】本発明の第9の実施の形態におけるシートの
要部拡大断面図である。
【図15】本発明の第9の実施の形態における接着加工
を示す図である。
【図16】本発明の第9の実施の形態におけるシート本
体の要部拡大断面図である。
【図17】本発明の第9の実施の形態における印刷後の
シート本体をカットする場合の説明図である。
【図18】本発明の第9の実施の形態における他の例を
示す図である。
【符号の説明】
1 シート本体 2 シート 2a フィルム 2b 耐水紙 2c 紙 2d フィルム 2e シート 2f 不織布 2g 金銀紙フィルム 2h 鏡面蒸着フィルム 2i フィルム 2j 紙シート 2k フィルム 2m シート 3 再湿性樹脂層 4 窓ガラス 5 保護膜層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J004 AA02 AA04 AA08 AA10 AB02 CA01 CA08 CB01 CB02 CC02 CC03 CC05 EA05 FA01 FA08 4J040 BA101 BA151 BA191 DD021 DF001 JA09 JB04 LA06 MA02 MA04 MA05 MA10 NA05 NA21 PA23 4L055 AG47 AG52 AG54 AG64 AG71 AH37 AH50 AJ02 BE08 FA22 FA30 GA42 GA50

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙材あるいは合成樹脂製のフィルムなどの
    シート(2)の一面または両面に再湿性樹脂をコーティ
    ングして再湿性樹脂層(3)を設けたシート本体(1)
    を形成し、吸水性のない基材の表面に水分を付着させた
    該基材に前記シート本体(1)の再湿性樹脂層(3)の
    面を貼り付けるようにしていることを特徴とするシー
    ト。
  2. 【請求項2】前記シート(2)をインクジェット印刷用
    で合成樹脂製のフィルム(2a)とし、このフィルム
    (2a)の印刷面とは反対面側に再湿性樹脂層(3)を
    形成していることを特徴とする請求項1記載のシート。
  3. 【請求項3】前記シート(2)を耐水紙(2b)とし
    て、前記再湿性樹脂層(3)を耐水紙(2b)の一面ま
    たは両面に形成していることを特徴とする請求項1記載
    のシート。
  4. 【請求項4】前記シート(2)を、合成樹脂製のフィル
    ム、合成紙、耐水加工紙のいずれかとして、前記再湿性
    樹脂層(3)をシート(2)の一面または両面に形成し
    ていることを特徴とする請求項1記載のシート。
  5. 【請求項5】前記シート(2)を、紙材(2c)と、こ
    の紙材(2c)の一面あるいは両面に形成した樹脂層5
    とで構成し、前記再湿性樹脂層(3)をシート(2)の
    一面または両面に形成していることを特徴とする請求項
    1記載のシート。
  6. 【請求項6】前記シート(2)を、紙材(2c)と、こ
    の紙材(2c)の一面に貼合した合成樹脂製のフィルム
    (2d)とで構成し、前記再湿性樹脂層(3)をシート
    (2)の一面または両面に形成していることを特徴とす
    る請求項1記載のシート。
  7. 【請求項7】前記シート(2)と、合成紙あるいはフィ
    ルムなどのシート(2e)と、このシート(2e)の一
    面に貼合した不織布(2f)とで構成し、前記再湿性樹
    脂層(3)をシート(2)の一面または両面に形成して
    いることを特徴とする請求項1記載のシート。
  8. 【請求項8】前記シート(2)を、アルミ蒸着または転
    写による金銀紙フィルム(2g)で構成し、前記再湿性
    樹脂層(3)をシート(2)の一面または両面に形成し
    ていることを特徴とする請求項1記載のシート。
  9. 【請求項9】前記シート(2)を、純銀またはアルミの
    鏡面蒸着フィルム(2h)で構成し、前記再湿性樹脂層
    (3)をシート(2)の一面または両面に形成している
    ことを特徴とする請求項1記載のシート。
  10. 【請求項10】前記シート(2)を、水分の浸透を防止
    すべく表面に樹脂コートをして構成し、前記再湿性樹脂
    層(3)をシート(2)の一面に形成していることを特
    徴とする請求項1記載のシート。
  11. 【請求項11】前記シート(2)を、合成樹脂製で厚さ
    が4μm〜70μmのフィルム(2i)と、このフィル
    ム(2i)の支持体としての紙シート(2j)とで構成
    し、前記再湿性樹脂層(3)をシート(2)の一面また
    は両面に形成していることを特徴とする請求項1記載の
    シート。
  12. 【請求項12】前記シート(2)を、合成樹脂製で厚さ
    が4μm〜70μmのフィルム(2k)と、このフィル
    ム(2k)の支持体としての耐水性のシート(2m)と
    で構成し、前記再湿性樹脂層(3)をシート(2)の一
    面または両面に形成していることを特徴とする請求項1
    記載のシート。
  13. 【請求項13】前記再湿性樹脂層(3)の再湿性樹脂と
    して、ポリビニールアルコール、アラビアゴム、アクリ
    ル樹脂、ケミパール、カゼイン、でんぷん類のいずれか
    を用いていることを特徴とする請求項1〜請求項12に
    いずれか記載のシート。
  14. 【請求項14】前記再湿性樹脂層(3)の再湿性樹脂と
    して、ポリビニールアルコールとアクリル樹脂とを混合
    して用いていることを特徴とする請求項1〜請求項12
    にいずれか記載のシート。
  15. 【請求項15】前記ポリビニールアルコールとアクリル
    樹脂との混合の割合を約8:2としていることを特徴と
    する請求項14記載のシート。
  16. 【請求項16】前記再湿性樹脂層(3)の再湿性樹脂と
    して、アクリル樹脂とカゼインとを混合して用いている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項12にいずれか記載
    のシート。
JP2001245952A 2001-08-14 2001-08-14 シート Withdrawn JP2003055620A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001245952A JP2003055620A (ja) 2001-08-14 2001-08-14 シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001245952A JP2003055620A (ja) 2001-08-14 2001-08-14 シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003055620A true JP2003055620A (ja) 2003-02-26

Family

ID=19075601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001245952A Withdrawn JP2003055620A (ja) 2001-08-14 2001-08-14 シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003055620A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013075636A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Aicello Chemical Co Ltd ホイールカバー
WO2017145974A1 (ja) * 2016-02-22 2017-08-31 日本マタイ株式会社 表面保護用緩衝材及びその製造方法
WO2017145408A1 (ja) * 2016-02-22 2017-08-31 日本マタイ株式会社 表面保護用緩衝材及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013075636A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Aicello Chemical Co Ltd ホイールカバー
WO2017145974A1 (ja) * 2016-02-22 2017-08-31 日本マタイ株式会社 表面保護用緩衝材及びその製造方法
WO2017145408A1 (ja) * 2016-02-22 2017-08-31 日本マタイ株式会社 表面保護用緩衝材及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6767591B2 (en) Method of making a dry erasable substrate
US5330232A (en) Clear window label
JP2010540732A (ja) 両面テープおよびその生産プロセス
RU2627410C2 (ru) Многослойная пленка
JP4557101B2 (ja) 多層タックラベル付き容器
US6231952B1 (en) Identification card with integral removable tattoo
US20020068141A1 (en) Set for producing labels
JP2001042806A (ja) 一方向可視性印刷用部材
JP2003055620A (ja) シート
US20040091682A1 (en) Composite material
JP3128736B2 (ja) 擬似接着面を有する複合シ−ト
CN214215044U (zh) 一种装饰贴画不干胶
JPH0136625Y2 (ja)
JP2528204Y2 (ja) 葉書の文面隠蔽用複層化アタッチメント
JP4990454B2 (ja) シート状またはロール巻き状の紙粘着材
JP3161655U (ja) 化粧紙シール
JP2000242178A (ja) カード付き印刷物
CN1910038B (zh) 桌子覆盖物或者关于桌子覆盖物的改进
JP2005283738A (ja) 二重ラベル
JPWO2006028211A1 (ja) コースタ及びその製造方法
JP2005106943A (ja) ステッカー
JP3071270U (ja) 剥離部付き重合紙片
JPH01311182A (ja) 再剥離性シール材
JP3056814U (ja) 団 扇
CN201881611U (zh) 一种便于对稿的单透贴底纸及单透贴

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081104