JP2003054810A - 紙葉類搬送装置、および紙葉類処理装置 - Google Patents

紙葉類搬送装置、および紙葉類処理装置

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JP2003054810A
JP2003054810A JP2001244554A JP2001244554A JP2003054810A JP 2003054810 A JP2003054810 A JP 2003054810A JP 2001244554 A JP2001244554 A JP 2001244554A JP 2001244554 A JP2001244554 A JP 2001244554A JP 2003054810 A JP2003054810 A JP 2003054810A
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nip
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Atsushi Ina
淳 伊奈
Kunio Fukatsu
邦夫 深津
Takanobu Nishimura
隆宣 西村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、サイズの異なる紙葉類に対応で
き、紙葉類の搬送姿勢を安定させた状態でその搬送方向
を短手搬送と長手搬送との間で切り換えることができる
紙葉類搬送装置、およびこの紙葉類搬送装置を備えた紙
葉類処理装置を提供することを課題とする。 【解決手段】方向変換装置5は、X方向に送り込まれる
紙幣Pの搬送姿勢を検知するセンサ23、24、センサ
を介して送り込まれた紙幣Pをニップで挟持拘束した状
態で減速させて停止させるX搬送機構25、および停止
された紙幣Pの他の部分をニップで挟持拘束してX方向
と直交するY方向へ送り出すY搬送機構36を有する。
X搬送機構25のピンチローラ28、29は、紙幣Pが
Y搬送機構36のニップで挟持拘束された後、第1解除
機構34、35により駆動ローラ26のローラ部26
a、26bから離間され、X搬送機構25による紙幣P
の挟持拘束状態が解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、紙葉類の搬送方
向を長手搬送および短手搬送の間で切り換える紙葉類搬
送装置、およびこの紙葉類搬送装置を備えた紙葉類処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙葉類処理装置として、例えば、
複数枚の複数金種の紙幣を一括投入する投入部、投入さ
れた紙幣を搬送路上に1枚ずつ取り出す取出し部、搬送
路上に取出された紙幣の金種などの特徴を検出する鑑査
部、および鑑査部を通過した紙幣を鑑査結果に基づいて
所定の集積部へ集積する集積機構を備えた紙幣処理装置
が知られている。
【0003】この種の装置では、一般に、紙幣の短手方
向が搬送方向に沿うように、紙幣を短手搬送して処理す
ることで、一定時間内に搬送する紙幣の枚数を増やして
装置の処理効率を向上させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、紙幣を短手搬
送することで、装置の処理効率を向上させることができ
る反面、紙幣が鑑査部を通過する時間も短くなり、鑑査
の精度が低下してしまう問題があった。このため、鑑査
部における鑑査の精度を向上させるための対策が必要と
されていた。
【0005】これに対し、紙幣のような長方形のシート
状の媒体の搬送方向を90°折り曲げる方向変換装置が
一般に知られている。この方向変換装置は、例えば、媒
体をその短手方向に搬送する短手搬送から、長手方向に
搬送する長手搬送に切り換えるように動作する。
【0006】より詳細には、方向変換装置は、媒体を短
手搬送する第1搬送機構、第1搬送機構を介して搬送さ
れた媒体の搬送方向先端を規制するストッパ、および第
1搬送機構でストッパに向けてフライング搬送されてい
る媒体を空中でクランプして長手搬送する第2搬送機構
を有する。
【0007】しかし、この方向変換装置では、第1搬送
機構で短手方向に沿ってフライング搬送した媒体をスト
ッパの直前で第2搬送機構でクランプするため、第2搬
送機構で媒体をクランプしたとき、媒体の姿勢が安定し
ない。このように、媒体の姿勢が不安定になると、第2
搬送機構に受け渡した後の搬送姿勢も不安定となり、方
向変換後の媒体の搬送姿勢が不安定になる問題が生じ
る。
【0008】また、第1搬送機構に送り込まれる媒体に
スキューを生じていると、媒体の角部がストッパに衝突
して挫屈を生じ、ジャムを生じたり、媒体が破れたりす
る問題が生じていた。
【0009】さらに、上述した方向変換装置では、スト
ッパの位置により媒体の停止位置が略一義的に決まるた
め、サイズの異なる媒体に対して対応できなかった。
【0010】従って、このような方向変換装置を上述し
た紙幣処理装置に適用することは現実的ではなかった。
【0011】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、サイズの異なる紙葉類に対応でき、紙
葉類の搬送姿勢を安定させた状態でその搬送方向を短手
搬送と長手搬送との間で切り換えることができる紙葉類
搬送装置、およびこの紙葉類搬送装置を備えた紙葉類処
理装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の紙葉類搬送装置は、紙葉類をニップに受け
入れて挟持拘束した状態で第1の方向に搬送し、該紙葉
類を減速させて停止させる第1搬送機構と、この第1搬
送機構で挟持拘束された状態で停止された紙葉類の別の
部分をニップで挟持して拘束し、上記第1の方向と異な
る第2の方向に搬送する第2搬送機構と、を備えてい
る。
【0013】上記発明によると、第1搬送機構のニップ
で挟持拘束した状態で第1の方向に搬送した紙葉類を減
速させて停止させ、この第1搬送機構のニップで挟持拘
束された状態の紙葉類を第2搬送機構のニップで挟持拘
束し、この第2搬送機構により第1の方向と異なる第2
の方向に紙葉類を搬送するようにしている。このよう
に、紙葉類をストッパに突き当てて停止させないため、
サイズの異なる紙葉類に対応できる。また、第1搬送機
構のニップで挟持拘束した状態の紙葉類を第2搬送機構
のニップで挟持拘束して紙葉類を受け渡すため、紙葉類
の搬送姿勢を安定させることができジャム等の不具合を
防止できる。
【0014】また、本発明の紙葉類搬送装置は、第1の
方向に搬送される紙葉類の搬送姿勢を検知するセンサ
と、このセンサを通過した紙葉類をニップに受け入れて
挟持拘束した状態で上記第1の方向に搬送し、該紙葉類
を減速させて停止させる第1搬送機構と、この第1搬送
機構で挟持拘束された状態で停止された紙葉類の別の部
分をニップで挟持して拘束し、上記第1の方向と直交す
る第2の方向に搬送する第2搬送機構と、この第2搬送
機構によって紙葉類を上記第2の方向に搬送する前に、
上記センサの検知結果に基づいて上記第2搬送機構を回
転させ、紙葉類の搬送姿勢を補正する補正機構と、を備
えている。
【0015】上記発明によると、第1搬送機構に搬送さ
れる紙葉類にスキューを生じていても、センサを介して
紙葉類の姿勢を検出して第2搬送機構で補正するため、
第2搬送機構を介して送り出される紙葉類の搬送姿勢を
所望する姿勢に補正できる。
【0016】更に、本発明の紙葉類処理装置は、長方形
の紙葉類をその短手方向が搬送方向に沿うように取出す
取出し部と、この取出し部を介して取出された紙葉類を
受け入れて、その長手方向が搬送方向に沿うように、搬
送方向を切り換えて送り出す第1の方向変換部と、この
第1の方向変換部から送り出されて長手方向に搬送され
た紙葉類の特徴を検出する特徴検出部と、この特徴検出
部を通過した紙葉類を受け入れて、その短手方向が搬送
方向に沿うように、搬送方向を切り換えて送り出す第2
の方向変換部と、この第2の方向変換部から送り出され
て短手方向に搬送された紙葉類を、上記特徴検出部によ
る検出結果に基づいて所定の集積部へ集積する集積機構
と、を備えている。
【0017】上記発明によると、取出し部を介して紙葉
類を短手方向に取出すため、単位時間内に取出す紙葉類
の枚数を多くでき、紙葉類の取出し速度を向上させるこ
とができる。また、上記発明によると、第1の方向変換
部で紙葉類の搬送方向を切り換えて、紙葉類を長手方向
に沿って特徴検出部に供給するようにしたため、紙葉類
が特徴検出部を通過する時間を長くでき、検出精度を向
上させることができる。さらに、上記発明によると、第
2の方向変換部で紙葉類の搬送方向を再度切り換えて、
紙葉類を短手方向に沿って集積機構へ導くようにしたた
め、各集積部における紙葉類の集積速度を高めることが
でき、単位時間内に処理可能な紙葉類の枚数を多くでき
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0019】図1には、この発明の実施の形態に係る紙
葉類処理装置として、複数金種の複数枚の紙幣P(紙葉
類)を処理する紙幣処理装置1の概略構成を示してあ
る。
【0020】紙幣処理装置1は、複数金種の紙幣Pを集
積した状態で複数枚まとめて投入する投入部2を有す
る。投入部2に隣接した位置には、投入部2を介して投
入された紙幣Pを1枚ずつ搬送路(図示せず)上に取り
出す取出し部3が設けられている。本実施の形態では、
複数枚の紙幣Pは、複数の金種を混合した状態で、その
長手方向に沿った一端辺を図示しない投入台に当接せし
めた立位状態で且つ集積状態で投入部2に投入され、そ
の短手方向が搬送方向に沿うように取出し部3を介して
搬送路上に1枚ずつ取り出される。そして、搬送路上に
取出された紙幣Pは、搬送路に沿って設けられた図示し
ない複数の搬送ローラや搬送ガイドを介して、その短手
方向に沿って搬送(以下、短手搬送と称する)される。
【0021】取出し部3より下流側の搬送路上には、紙
幣Pの搬送姿勢、すなわちスキューやシフトを補正する
姿勢補正装置4が設けられている。姿勢補正装置4を通
過した紙幣Pは、理想的には、その中心が搬送路の図示
しない中心線上に位置し且つその長手軸が該中心線と直
交するスキューやシフトのない正常な姿勢で搬送され
る。
【0022】姿勢補正装置4より下流側の搬送路上に
は、本発明の第1の方向変換部および紙葉類搬送装置と
して機能する第1の方向変換装置5が設けられている。
第1の方向変換装置5は、短手搬送された紙幣Pを、そ
の長手方向が搬送方向に沿うように、略90°方向変換
して送り出す。つまり、第1の方向変換装置5から送り
出された紙幣Pは、その長手軸が搬送方向に沿う姿勢で
搬送(以下、長手搬送と称する)される。尚、第1の方
向変換装置5については、後に詳述する。
【0023】第1の方向変換装置5を通過されて方向を
略90°折り曲げられた搬送路上には、本発明の特徴検
出部として機能する鑑査部6が設けられている。鑑査部
6は、紙幣Pの表裏および天地に関する向き、金種、正
損など、紙幣Pの特徴を検出する。
【0024】鑑査部6より下流側の搬送路は、図中下方
に180°折返すように湾曲されており、湾曲出口に第
1の表裏反転機構7が配設されている。この第1の表裏
反転機構7は、長手搬送される紙幣Pを挟持して長手軸
を中心に180°回転させて表裏反転しつつ搬送する図
示しない搬送ベルト対を有するひねり搬送路、およびこ
のひねり搬送路を迂回させる図示しない迂回搬送路を有
し、鑑査部6における鑑査結果に基づいて紙幣Pを選択
的に表裏反転させて送り出す。
【0025】第1の表裏反転機構7より下流側の搬送路
上には、第2の方向変換装置8が設けられている。この
第2の方向変換装置8は、上述した第1の方向変換装置
5と同様に機能するため、ここではその詳細についての
説明は省略する。尚、第2の方向変換装置8は、本発明
の第2の方向変換部および紙葉類搬送装置として機能
し、長手搬送された紙幣Pを短手搬送にして送り出す。
【0026】第2の方向変換装置8を通過されて方向を
略90°折り曲げられた搬送路は、上述した第1の表裏
反転機構7と同様に機能する第2の表裏反転機構9を通
して、複数の集積部11、12、13の上方を通って延
びた水平搬送路10に接続されている。水平搬送路10
上には、図示しない集積機構が配設されており、水平搬
送路10を介して搬送された紙幣Pが、鑑査部6におけ
る鑑査結果に基づいて、所定の集積部11、12、13
に振り分けられて集積される。各集積部11、12、1
3には、天地および表裏に関する向きが揃えられた状態
の紙幣Pが金種別に集積される。
【0027】以上のように、本実施の形態の紙幣処理装
置1によると、投入部2を介して投入された紙幣Pを取
出し部3を介して短手方向に沿って取出すため、長手方
向に沿って取出すより単位時間内における紙幣Pの取出
し枚数を多くでき、紙幣Pの取出し速度を高速にでき
る。これにより、紙幣Pの処理速度を高速にでき、紙幣
Pの処理効率を向上させることができる。
【0028】また、本実施の形態によると、鑑査部6の
上流側に配設された第1の方向変換装置5により紙幣P
の搬送姿勢を長手搬送に方向変換するため、紙幣Pを長
手搬送にして鑑査部6を通過させることができる。これ
により、紙幣Pが鑑査部6を通過する時間を長くでき、
鑑査部6における紙幣Pの鑑査精度を向上させることが
できる。
【0029】また、本実施の形態によると、集積部1
1、12、13の上流側に配設された第2の方向変換装
置8により紙幣Pの搬送姿勢を短手搬送に方向変換する
ため、水平搬送路10に沿って限られたスペース内に多
くの集積部を配置でき、省スペース化を図ることがで
き、装置を小型化できる。
【0030】さらに、本実施の形態のように紙幣処理装
置1内に方向変換装置を設けると、紙幣Pの搬送方向を
長手搬送および短手搬送のいずれにも切り換えできるた
め、紙幣Pの天地および表裏を揃えるため、従来のよう
に紙幣Pをスイッチバックさせる必要がなくスイッチバ
ック機構が不要となる。言い換えると、本実施の形態の
ように方向変換装置を備えることで、紙幣Pの表裏およ
び天地を揃えるため、2つの表裏反転機構7、9を備え
ることで対応でき、装置を構成するユニットの種類を減
らすことができ、ユニットの製造および管理を簡略化で
きる。
【0031】次に、この発明の第1の実施の形態に係る
紙葉類搬送装置として機能する、上述した第1の方向変
換装置5について、図2および図3を参照して詳細に説
明する。尚、第2の方向変換装置8については、第1の
方向変換装置5について代表して説明することで、その
詳細な説明を省略する。
【0032】第1の方向変換装置5は、姿勢補正装置4
(図1参照)を介して図中矢印X方向(第1の方向)に
送り込まれた紙幣Pを、ニップに受け入れてさらに搬送
する搬送ローラ対21、22を有する。各搬送ローラ2
1、22の回転軸は、図中矢印Y方向に延設されてお
り、回転軸に沿って離間した位置に2つのローラ部をそ
れぞれ有する。そして、搬送ローラ21の2つのローラ
部と搬送ローラ22の2つのローラ部とが搬送路を介し
て互いに転接するように搬送ローラ対21、22が配設
されている。尚、搬送ローラ対21、22は、図示しな
いモータによって正逆両方向に回転可能となっており、
紙幣PをX方向と逆の−X方向(第4の方向)にも搬送
可能となっている。
【0033】搬送ローラ対21、22のニップ直前に
は、紙幣Pの通過を2位置で検知するためのセンサ2
3、24が配設されている。各センサ23、24は、搬
送路を上下に挟む位置関係で対向して設けられた発光部
および受光部を有し、両者間の光軸23a、24aが搬
送路を横切るように、枠部材に取り付けられている。つ
まり、搬送路を介して搬送される紙幣Pがセンサ23、
24の光軸23a、24aを遮断することをもって紙幣
Pの通過が検知されるようになっている。尚、2つのセ
ンサ23、24は、搬送路の幅方向に離間して設けられ
ていることから、センサ間の検知タイミングのズレから
紙幣Pのスキューを検出できる。
【0034】搬送ローラ対21、22より下流側の搬送
路上には、本発明の第1搬送機構として機能するX搬送
機構25が配設されている。X搬送機構25は、矢印Y
方向に延設された回転軸を有するとともに紙幣Pの搬送
路の下面側に転接して配置された駆動ローラ26を有す
る。駆動ローラ26は、第1の方向変換装置5の図示し
ない筐体に対して回動自在に取り付けられ、その回転軸
に沿って離間した位置関係で2つのローラ部26a、2
6bを有する。また、駆動ローラ26の回転軸には、駆
動ローラ26を正逆両方向に回転可能なモータ27が接
続されている。
【0035】駆動ローラ26の2つのローラ部26a、
26bの上方には、搬送路を介して2つのピンチローラ
28、29がそれぞれ離接可能に転接配置されている。
ピンチローラ28(29)は、図3に示すように、Y方
向に延設された回転軸31を中心に回動可能に設けられ
たアーム32の一端に回動可能に取り付けられており、
アーム32の他端に取り付けられた引っ張りバネ33の
付勢力によって搬送路の下面側のローラ部26a、26
bに押圧されている。尚、回転軸31は、装置5の筐体
に回動自在に取り付けられている。
【0036】また、各ピンチローラ28、29の回転軸
には、アクチュエータ34によって回動される2本のア
ーム35の先端がそれぞれ作用するようになっている。
すなわち、アクチュエータ34およびアーム35は、本
発明の第1解除機構として機能し、図3(a)に示す状
態(ピンチローラが駆動ローラに転接した状態)から、
引っ張りバネ33の付勢力に抗して図3(b)に示す状
態(ピンチローラが駆動ローラから離間した状態)まで
アーム35が回動されると、アーム35の先端にある爪
部によってピンチローラ28、29の回転軸が持ち上げ
られ、ピンチローラ28、29が駆動ローラ26から離
間されるようになっている。これにより、ピンチローラ
28、29と駆動ローラ26のローラ部26a、26b
との間のニップによる紙幣Pの挟持拘束状態を解除でき
るようになっている。
【0037】X搬送機構25より図中矢印Y方向に沿っ
て下流側に隣接した位置には、本発明の第2搬送機構と
して機能するY搬送機構36が配設されている。Y搬送
機構36は、上述したX搬送機構25によって矢印X方
向に搬送されて停止された紙幣Pを受け取って、X方向
と直交するY方向(第2の方向)に搬送するように機能
する。Y搬送機構36は、X搬送機構25と略同じ構造
を有し、X搬送機構25と位相を90°異ならせて配置
されている。
【0038】すなわち、Y搬送機構36は、搬送路の下
側でX方向に延設された駆動ローラ37、駆動ローラ3
7を正逆両方向に回転させるためのモータ38、駆動ロ
ーラ37のローラ部37a、37bに搬送路を介して転
接可能に設けられた2つのピンチローラ39、40、各
ピンチローラ39、40を駆動ローラ37のローラ部3
7a、37bにそれぞれ転接させるためのアーム41、
回転軸42、および引っ張りバネ43を有する。尚、駆
動ローラ37および2つのピンチローラ39、40は、
X搬送機構25によって搬送されて停止された紙幣Pの
他の部分を挟持拘束可能な位置に配設されている。
【0039】また、各ピンチローラ39、40の回転軸
には、アクチュエータ44によって回動される2本のア
ーム45の先端がそれぞれ作用するようになっている。
すなわち、アクチュエータ44およびアーム45は、本
発明の第2解除機構として機能し、ピンチローラ39、
40と駆動ローラ37のローラ部37a、37bとの間
のニップによる紙幣Pの挟持拘束状態を解除するように
動作する。
【0040】Y搬送機構36よりY方向下流側に隣接し
た位置、すなわちY搬送機構36の出口付近には、搬送
ローラ対46、47が設けられている。これら搬送ロー
ラ対46、47も、上述した搬送ローラ対21、22と
同様に機能し、図示しないモータによって正逆両方向に
回転可能となっている。つまり、第1の方向変換装置5
に対してY方向と逆の−Y方向(第3の方向)に送り込
まれた紙幣PをY搬送機構36内に受け入れる方向にも
回転する。
【0041】次に、上記のように構成された第1の方向
変換装置5による動作について、図4乃至図9を参照し
て説明する。尚、図4乃至図9においては、図示明瞭化
のため、動作する構成部材だけを図示し、他の構成要素
については図示省略してある。
【0042】第1の方向変換装置5に紙幣Pが送り込ま
れる前の待機状態では、搬送ローラ対21、22が矢印
X方向に一定速度で回転されているとともに、第1解除
機構が非動作状態にされて図3(a)に示すようにX搬
送機構25のピンチローラ28、29が駆動ローラ26
のローラ部26a、26bに圧接され、X搬送機構25
のモータ27が駆動されて駆動ローラ26およびピンチ
ローラ28、29がX方向に回転され、第2解除機構が
動作状態にされてY搬送機構36のピンチローラ39、
40が駆動ローラ37のローラ部37a、37bから離
間され、Y搬送機構36のモータ38が停止されて駆動
ローラ37が停止されている。
【0043】この状態で、方向変換装置5に対してX方
向に紙幣Pが短手搬送されると、図4に示すように、紙
幣Pの搬送方向先端、すなわち長手方向に沿った一端が
センサ23、24で検知される。このとき、センサ2
3、24の検知結果に基づいて紙幣Pのスキューも判断
される。
【0044】そして、センサ23、24で紙幣Pの搬送
方向先端が検知されたことをトリガーとして、図5に示
すように、X搬送機構25のモータ27が減速を開始さ
れる。この後、図6に示すように、紙幣Pが、X搬送機
構25の駆動ローラ26のローラ部26a、26bとピ
ンチローラ28、29との間のニップに挟持拘束された
状態で所定位置で停止される。
【0045】このように、X搬送機構25で紙幣Pが停
止されると、第2解除機構のアクチュエータ44が動作
され、図7に示すように、Y搬送機構36の駆動ローラ
37のローラ部37a、37bにピンチローラ39、4
0が押圧され、両者間のニップにより紙幣Pが挟持拘束
される。このとき、Y搬送機構36のニップは、X搬送
機構25のニップとは異なる部分で紙幣Pを挟持する。
つまり、Y搬送機構36の駆動ローラ37およびピンチ
ローラ39、40は、X搬送機構25を介してX方向に
搬送された紙幣Pを挟持可能な位置に配設されている。
すなわち、この状態で、X搬送機構25およびY搬送機
構36の両方で紙幣Pが挟持拘束されていることにな
る。
【0046】この後、第1解除機構のアクチュエータ3
4が動作されて、図8に示すように、ピンチローラ2
8、29が駆動ローラ26のローラ部26a、26bか
ら離間され、X搬送機構25による紙幣Pの挟持拘束状
態が解除される。
【0047】この状態から、Y搬送機構36のモータ3
8が加速されて駆動ローラ37およびピンチローラ3
9、40が一定速度で回転され、図8および図9に示す
ように、Y搬送機構36のニップに挟持拘束された状態
の紙幣Pが搬送ローラ対46、47を介してY方向に送
り出される。
【0048】以上、一連の動作により、第1の方向変換
装置5に短手搬送された紙幣Pが90°方向変換されて
長手搬送に切り換えられる。尚、この第1の方向変換装
置5に対してX方向に長手搬送された紙幣Pを短手搬送
するように方向変換可能なことは言うまでもない。
【0049】上述したように、本実施の形態の第1の方
向変換装置5によると、X方向に送り込まれた短手搬送
の紙幣PをX搬送機構25のニップで挟持拘束しつつ搬
送し、所定のタイミングで減速して挟持拘束状態のまま
停止するため、従来の方向変換装置のように媒体の搬送
方向先端を突き当てるためのストッパが不要となる。こ
のため、サイズの異なる紙幣Pに対応でき、全ての紙幣
を同様にして方向変換できる。
【0050】また、本実施の形態によると、X搬送機構
25のニップで挟持拘束した状態の紙幣Pの他の部分を
Y搬送機構36のニップで挟持拘束して紙幣Pを受け渡
すようにしたため、従来のようにフライング状態の媒体
を受け渡す方法と比較して、紙幣Pの姿勢を安定させた
まま受け渡しができ、受け渡し時に紙幣Pにスキューを
生じることがない。
【0051】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。
【0052】例えば、上述した実施の形態では、X方向
に搬送した紙幣PをY方向に搬送させることで短手搬送
を長手搬送に方向変換した場合について説明したが、こ
れに限らず、X方向に搬送した紙幣Pを−Y方向に搬送
して方向変換しても良い。この場合、図10に示すよう
に、X搬送機構25より装置のリア側、すなわちY方向
上流側(−Y方向下流側)に近接した位置に、X方向に
延設された回転軸を有する搬送ローラ対51、52が追
加配置される。
【0053】これにより、搬送ローラ対21、22を介
して短手搬送された紙幣Pが、図11に示すようにX搬
送機構25に送り込まれて停止された後、図12に示す
ように当該紙幣PをY方向に搬送可能になるとともに、
図13に示すように当該紙幣Pを−Y方向にも搬送可能
となる。Y方向および−Y方向の切り換えは、モータ3
8の回転方向を切り換えることによりなされる。
【0054】また、上述した実施の形態では、X方向に
短手搬送した紙幣Pを方向変換してY方向に長手搬送す
るようにしたが、この方向変換装置5を用いて、−Y方
向に長手搬送した紙幣Pを方向変換して−X方向に短手
搬送することもできる。この場合、図14に示すよう
に、Y搬送機構36に隣接して設けられた搬送ローラ対
46、47よりY方向に沿ってさらに下流側に、X方向
に互いに離間して並設された2つのセンサ61、62が
追加される。
【0055】しかして、方向変換装置5に対して−Y方
向に長手搬送されて送り込まれた紙幣Pがセンサ61、
62を通過され、搬送ローラ対46、47を介して−Y
方向に送り込まれた紙幣Pが、センサ61、62によっ
て先端を検知されたことをトリガーとして、Y搬送機構
36のニップで挟持拘束された状態で減速されて停止さ
れる。このとき、Y搬送機構36のモータ38は、−Y
方向に一定速度で回転されている状態から減速されて停
止される。
【0056】この後、Y搬送機構36のニップで挟持拘
束された状態で停止されている紙幣Pの他の部分がX搬
送機構25のニップで挟持拘束され、第2解除機構のア
クチュエータ44が動作されてY搬送機構36のピンチ
ローラ39、40が駆動ローラ37のローラ部分37
a、37bから離間される。これにより、紙幣Pに対す
るY搬送機構36による挟持拘束状態が解除される。
【0057】さらに、X搬送機構25のモータ27が−
X方向に回転されて加速され、X搬送機構25のニップ
で挟持拘束された紙幣Pが−X方向に加速されて一定速
度で送り出される。以上、一連の動作により、−Y方向
に長手搬送された紙幣Pを方向変換して−X方向に短手
搬送できる。
【0058】また、Y搬送機構36で紙幣Pが停止され
た状態で、X搬送機構25のモータ27をX方向に回転
させることで、−Y方向に長手搬送された紙幣PをX方
向に短手搬送させることもできる。
【0059】次に、本発明の第2の実施の形態に係る方
向変換装置70について、図15を参照して説明する。
尚、上述した第1の実施の形態の第1の方向変換装置5
と同様に機能する構成要素については、同一符号を付し
てその詳細な説明を省略する。
【0060】方向変換装置70は、Y搬送機構36の駆
動ローラ37、駆動モータ37を回転させるモータ3
8、ピンチローラ39、40、ピンチローラを駆動ロー
ラのローラ部37a、37bに対して離接させる第2解
除機構などを搭載したサブベース71を有する。サブベ
ース71には、モータ38が固設され、駆動ローラ37
の回転軸が回動自在に取り付けられ、第2解除機構のア
ーム35を回動させるアクチュエータ44が固設され、
ピンチローラ39、40を回動自在に支持したアーム3
2の回転軸31が回動自在に取り付けられている。
【0061】サブベース71の下方には、サブベース7
1を図中Z方向に延びた回転軸73の周りで図中矢印R
に回動させるためのモータ72が配設されている。つま
り、モータ72を矢印R方向に回転させることにより、
Y搬送機構36および第2解除機構も一緒に回転される
ことになる。
【0062】上記のように構成された方向変換装置70
は、以下のように動作される。尚、本実施の形態では、
方向変換装置70に対してX方向に短手搬送された紙幣
Pを方向変換してY方向に長手搬送するように、紙幣P
の搬送方向を90°切り換えるようにした。また、X方
向に短手搬送される紙幣Pには、角度θのスキューを生
じているものとする。
【0063】図16に示すように、スキューを生じた紙
幣Psが2つのセンサ23、24を通過してX搬送機構
25に送り込まれると、センサ23、24それぞれによ
る紙幣Pの通過検知タイミングの差、および紙幣Pの搬
送速度から、紙幣Pのスキュー角度が算出される。
【0064】そして、センサ23、24を通過された紙
幣Psは、図17に示すように、X搬送機構25のニッ
プで挟持拘束された状態で減速されて所定位置で停止さ
れる。
【0065】この後、図18に示すように、センサ2
3、24の検知結果に基づいて算出された紙幣Psのス
キュー角度θに応じてモータ38が回転されてサブベー
ス71が回転軸73を中心にして角度θだけ所定方向に
回転される。これにより、紙幣Psの短手方向に沿った
端辺とY搬送機構36の駆動ローラ37の回転軸とが略
平行になる。
【0066】さらに、この状態から、図19に示すよう
に、回転されたサブベース71に搭載されている第2解
除機構のアクチュエータ44が動作されてY搬送機構3
6のピンチローラ39、40が駆動ローラ37のローラ
部37a、37bに押圧され、両者間のニップで紙幣P
sが挟持拘束される。その後、第1解除機構のアクチュ
エータ34が動作されてX搬送機構25のピンチローラ
28、29が駆動ローラ26のローラ部26a、26b
から離間され、X搬送機構25による挟持拘束状態が解
除される。
【0067】このように、X搬送機構25からY搬送機
構36に紙幣Psが受け渡された後、紙幣Psを挟持拘束
した状態のY搬送機構36が、図20に示すように、元
の位置まで角度θだけ回転され、紙幣Pのスキューが補
正される。この後、図21に示すように、Y搬送機構3
6のモータ38がY方向に回転されて、駆動ローラ37
のローラ部37a、37bとピンチローラ39、40と
の間のニップに挟持拘束された状態の紙幣PがY方向に
送り出される。
【0068】以上のように、本実施の形態においても、
上述した第1の実施の形態と同様の効果を奏することが
できるとともに、方向変換装置70に送り込まれる紙幣
Pにスキューを生じている場合であっても、スキューを
補正して正しい搬送姿勢にして紙幣Pを送り出すことが
できる。
【0069】尚、上述した第2の実施の形態では、Y搬
送機構36を搭載したサブベース71を回転させること
により紙幣Pのスキューを補正する場合について説明し
たが、X搬送機構25をサブベースに搭載して回転させ
ることで紙幣Pのスキューを補正するようにしても良
い。
【0070】また、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、各実施の形態に記載した技術を
適宜組み合わせても良い。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の紙葉類
搬送装置、および紙葉類処理装置は、上記のような構成
および作用を有しているので、サイズの異なる紙葉類に
対応でき、紙葉類の搬送姿勢を安定させた状態でその搬
送方向を短手搬送と長手搬送との間で切り換えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る紙幣処理装置の構
成を示す概略図。
【図2】図1の紙幣処理装置に組み込まれた本発明の第
1の実施の形態に係る方向変換装置の概略構成を示す斜
視図。
【図3】図2の方向変換装置に組み込まれた解除機構の
動作を説明するための図。
【図4】図2の方向変換装置による動作を説明するため
の動作説明図。
【図5】図2の方向変換装置による動作を説明するため
の動作説明図。
【図6】図2の方向変換装置による動作を説明するため
の動作説明図。
【図7】図2の方向変換装置による動作を説明するため
の動作説明図。
【図8】図2の方向変換装置による動作を説明するため
の動作説明図。
【図9】図2の方向変換装置による動作を説明するため
の動作説明図。
【図10】図2の方向変換装置による別の動作例を説明
するための動作説明図。
【図11】図2の方向変換装置による別の動作例を説明
するための動作説明図。
【図12】図2の方向変換装置による別の動作例を説明
するための動作説明図。
【図13】図2の方向変換装置による別の動作例を説明
するための動作説明図。
【図14】図2の方向変換装置の変形例を示す斜視図。
【図15】本発明の第2の実施の形態に係る方向変換装
置の概略構造を示す斜視図。
【図16】図15の方向変換装置による動作を説明する
ための動作説明図。
【図17】図15の方向変換装置による動作を説明する
ための動作説明図。
【図18】図15の方向変換装置による動作を説明する
ための動作説明図。
【図19】図15の方向変換装置による動作を説明する
ための動作説明図。
【図20】図15の方向変換装置による動作を説明する
ための動作説明図。
【図21】図15の方向変換装置による動作を説明する
ための動作説明図。
【符号の説明】
1…紙幣処理装置、2…投入部、3…取出し部、4…姿
勢補正装置、5…第1の方向変換装置、6…鑑査部、7
…第1の表裏反転機構、8…第2の方向変換装置、9…
第2の表裏反転機構、10…水平搬送路、11、12、
13…集積部、21、22…搬送ローラ対、23、24
…センサ、25…X搬送機構、26…駆動ローラ、27
…モータ、28、29…ピンチローラ、34…アクチュ
エータ、35…アーム、36…Y搬送機構、37…駆動
ローラ、38…モータ、39、40…ピンチローラ、4
4…アクチュエータ、45…アーム、46、47…搬送
ローラ対、51、52…搬送ローラ対、61、62…セ
ンサ、70…方向変換装置、71…サブベース、72…
モータ、73…回転軸、P、Ps…紙幣。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 隆宣 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町事業所内 Fターム(参考) 3F053 CA06 LA02 LA06 LA07 LB03 3F102 AA15 AA16 AB03 BA02 BA03 BB04 CA03 CB02 EA16 EC03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類をニップに受け入れて挟持拘束し
    た状態で第1の方向に搬送し、該紙葉類を減速させて停
    止させる第1搬送機構と、 この第1搬送機構で挟持拘束された状態で停止された紙
    葉類の別の部分をニップで挟持して拘束し、上記第1の
    方向と異なる第2の方向に搬送する第2搬送機構と、 を備えていることを特徴とする紙葉類搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記第1搬送機構は、上記第2搬送機構
    のニップによって紙葉類を挟持拘束した後、該紙葉類の
    挟持拘束状態を解除する第1解除機構を有することを特
    徴とする請求項1に記載の紙葉類搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記第2搬送機構は、上記第1搬送機構
    から受け取った紙葉類を上記第2の方向と逆の第3の方
    向にも搬送することを特徴とする請求項1または2に記
    載の紙葉類搬送装置。
  4. 【請求項4】 上記第2搬送機構のニップに紙葉類を受
    け入れて挟持拘束した状態で上記第2の方向と逆の第3
    の方向に搬送し、該紙葉類を減速させて停止させ、停止
    された紙葉類の別の部分を上記第1搬送機構のニップで
    挟持して拘束し、上記第1の方向と逆の第4の方向に搬
    送することを特徴とする請求項1に記載の紙葉類搬送装
    置。
  5. 【請求項5】 上記第2搬送機構は、上記第1搬送機構
    のニップによって紙葉類を挟持拘束した後、該紙葉類の
    挟持拘束状態を解除する第2解除機構を有することを特
    徴とする請求項4に記載の紙葉類搬送装置。
  6. 【請求項6】 上記第1搬送機構は、上記第2搬送機構
    から受け取った紙葉類を上記第1の方向にも搬送するこ
    とを特徴とする請求項5に記載の紙葉類搬送装置。
  7. 【請求項7】 第1の方向に搬送される紙葉類の搬送姿
    勢を検知するセンサと、 このセンサを通過した紙葉類をニップに受け入れて挟持
    拘束した状態で上記第1の方向に搬送し、該紙葉類を減
    速させて停止させる第1搬送機構と、 この第1搬送機構で挟持拘束された状態で停止された紙
    葉類の別の部分をニップで挟持して拘束し、上記第1の
    方向と直交する第2の方向に搬送する第2搬送機構と、 この第2搬送機構によって紙葉類を上記第2の方向に搬
    送する前に、上記センサの検知結果に基づいて上記第2
    搬送機構を回転させ、紙葉類の搬送姿勢を補正する補正
    機構と、 を備えていることを特徴とする紙葉類搬送装置。
  8. 【請求項8】 上記第1搬送機構は、上記第2搬送機構
    のニップによって紙葉類を挟持拘束した後、該紙葉類の
    挟持拘束状態を解除する第1解除機構を有することを特
    徴とする請求項7に記載の紙葉類搬送装置。
  9. 【請求項9】 長方形の紙葉類をその短手方向が搬送方
    向に沿うように取出す取出し部と、 この取出し部を介して取出された紙葉類を受け入れて、
    その長手方向が搬送方向に沿うように、搬送方向を切り
    換えて送り出す第1の方向変換部と、 この第1の方向変換部から送り出されて長手方向に搬送
    された紙葉類の特徴を検出する特徴検出部と、 この特徴検出部を通過した紙葉類を受け入れて、その短
    手方向が搬送方向に沿うように、搬送方向を切り換えて
    送り出す第2の方向変換部と、 この第2の方向変換部から送り出されて短手方向に搬送
    された紙葉類を、上記特徴検出部による検出結果に基づ
    いて所定の集積部へ集積する集積機構と、 を備えていることを特徴とする紙葉類処理装置。
  10. 【請求項10】 上記第1および第2の方向変換部は、
    請求項1乃至8のいずれかに記載の紙葉類搬送装置であ
    ることを特徴とする請求項9に記載の紙葉類処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019202785A (ja) * 2018-05-21 2019-11-28 株式会社ナベル ラベル投入装置

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