JP2003053735A - 金型構造 - Google Patents
金型構造Info
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- JP2003053735A JP2003053735A JP2001244667A JP2001244667A JP2003053735A JP 2003053735 A JP2003053735 A JP 2003053735A JP 2001244667 A JP2001244667 A JP 2001244667A JP 2001244667 A JP2001244667 A JP 2001244667A JP 2003053735 A JP2003053735 A JP 2003053735A
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- molding
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 外面形状を互いに異にする複数種類の物品を
成形するに際し、金型の切り替え作業を容易かつ迅速に
する金型構造を提供すること。 【解決手段】 一対の金型１１、１２の内面間にキャビ
ティ１３が形成される金型構造において、金型１１、１
２の内面からキャビティ１３に対して出没し得る補助金
型２０を有してなるもの。
成形するに際し、金型の切り替え作業を容易かつ迅速に
する金型構造を提供すること。 【解決手段】 一対の金型１１、１２の内面間にキャビ
ティ１３が形成される金型構造において、金型１１、１
２の内面からキャビティ１３に対して出没し得る補助金
型２０を有してなるもの。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はブロー成形、低圧成
形、圧縮成形、発泡成形、射出成形等に用いて好適な金
型構造に関する。
形、圧縮成形、発泡成形、射出成形等に用いて好適な金
型構造に関する。
【０００２】
【０００３】従来、シャンプー容器とリンス容器の全体
寸法形状を同一とするとき、シャンプー容器の外面の一
部に小さな凸面を設け、リンス容器の外面には凸面を設
けず平滑面とすることがある。このようなシャンプー容
器とリンス容器をブロー成形等で樹脂成形するに際し、
金型の切り替えを容易化するため、実登録2606573に記
載の如く、凸面を成形する第１成形面と平滑面を成形す
る第２成形面の２つの成形面を備えた補助金型を用い、
補助金型の２つの成形面のいずれかをキャビティに択一
的に臨ませるように補助金型を金型に取付け、シャンプ
ー容器とリンス容器を選択的に成形可能とするものがあ
る。
寸法形状を同一とするとき、シャンプー容器の外面の一
部に小さな凸面を設け、リンス容器の外面には凸面を設
けず平滑面とすることがある。このようなシャンプー容
器とリンス容器をブロー成形等で樹脂成形するに際し、
金型の切り替えを容易化するため、実登録2606573に記
載の如く、凸面を成形する第１成形面と平滑面を成形す
る第２成形面の２つの成形面を備えた補助金型を用い、
補助金型の２つの成形面のいずれかをキャビティに択一
的に臨ませるように補助金型を金型に取付け、シャンプ
ー容器とリンス容器を選択的に成形可能とするものがあ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、シャン
プー容器とリンス容器を選択的に成形するに際し、補助
金型の２つの成形面をキャビティに択一的に臨ませるた
め、補助金型を金型から一旦取外し、補助金型の姿勢を
反転させて金型に再度取付ける必要があり、金型の切り
替え作業に依然として困難を伴う。
プー容器とリンス容器を選択的に成形するに際し、補助
金型の２つの成形面をキャビティに択一的に臨ませるた
め、補助金型を金型から一旦取外し、補助金型の姿勢を
反転させて金型に再度取付ける必要があり、金型の切り
替え作業に依然として困難を伴う。
【０００５】本発明の課題は、外面形状を互いに異にす
る複数種類の物品を成形するに際し、金型の切り替え作
業を容易かつ迅速にする金型構造を提供することにあ
る。
る複数種類の物品を成形するに際し、金型の切り替え作
業を容易かつ迅速にする金型構造を提供することにあ
る。
【０００６】また、本発明の他の課題は、アンダカット
部をもつ物品を簡易に型抜きする金型構造を提供するこ
とにある。
部をもつ物品を簡易に型抜きする金型構造を提供するこ
とにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、一対
の金型の内面間にキャビティが形成される金型構造にお
いて、金型の内面からキャビティに対して出没し得る補
助金型を有してなるようにしたものである。
の金型の内面間にキャビティが形成される金型構造にお
いて、金型の内面からキャビティに対して出没し得る補
助金型を有してなるようにしたものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】金型装置１０は、図１〜図３に示
す如く、シャンプー容器やリンス容器等の物品をブロー
成形するため、一対の金型１１、１２を互いに型開き／
型締め可能に対向配置し、この一対の金型１１、１２の
内面間にキャビティ１３を形成するものである。
す如く、シャンプー容器やリンス容器等の物品をブロー
成形するため、一対の金型１１、１２を互いに型開き／
型締め可能に対向配置し、この一対の金型１１、１２の
内面間にキャビティ１３を形成するものである。
【０００９】金型装置１０は、金型１１、１２のそれぞ
れにおいて、それらの合せ面の両側に、補助金型２０を
配置している。補助金型２０は、突状成形部２１を金型
１１（又は１２）の合せ面に設けた切欠部１４にスライ
ド可能に嵌合し、エアシリンダ２２により突状成形部２
１を金型１１（又は１２）の内面からキャビティ１３に
対して出没可能としている。エアシリンダ２２は、金型
１１（又は１２）と補助金型２０との間に介装され、キ
ャビティ１３に対する突状成形部２１の出没位置を調整
するとともに、その調整後の突状成形部２１を停留保持
する。尚、補助金型２０をスライドさせる手段は、エア
シリンダ２２に限らず、他の駆動手段を用いても良い。
れにおいて、それらの合せ面の両側に、補助金型２０を
配置している。補助金型２０は、突状成形部２１を金型
１１（又は１２）の合せ面に設けた切欠部１４にスライ
ド可能に嵌合し、エアシリンダ２２により突状成形部２
１を金型１１（又は１２）の内面からキャビティ１３に
対して出没可能としている。エアシリンダ２２は、金型
１１（又は１２）と補助金型２０との間に介装され、キ
ャビティ１３に対する突状成形部２１の出没位置を調整
するとともに、その調整後の突状成形部２１を停留保持
する。尚、補助金型２０をスライドさせる手段は、エア
シリンダ２２に限らず、他の駆動手段を用いても良い。
【００１０】金型装置１０は、下記(A)〜(C)の３種類の
物品を選択的に成形可能とする。３種類の物品は、金型
装置１０の同一の金型１１、１２が形成するキャビティ
１３において成形されるものであるから、それらの全体
寸法形状を同一にする。
物品を選択的に成形可能とする。３種類の物品は、金型
装置１０の同一の金型１１、１２が形成するキャビティ
１３において成形されるものであるから、それらの全体
寸法形状を同一にする。
【００１１】(A)エアシリンダ２２により補助金型２０
の突状成形部２１の成形面を金型１１（又は１２）の内
面に面一に設定し（図１）、これを用いてブロー成形す
ることにより、物品の外面を凹凸形状のない平滑面に成
形できる。
の突状成形部２１の成形面を金型１１（又は１２）の内
面に面一に設定し（図１）、これを用いてブロー成形す
ることにより、物品の外面を凹凸形状のない平滑面に成
形できる。
【００１２】(B)エアシリンダ２２により補助金型２０
の突状成形部２１の成形面を金型１１（又は１２）の内
面から突出させ（図２）、これを用いてブロー成形する
ことにより、物品の外面の一部に凹面を成形できる。
の突状成形部２１の成形面を金型１１（又は１２）の内
面から突出させ（図２）、これを用いてブロー成形する
ことにより、物品の外面の一部に凹面を成形できる。
【００１３】(C)エアシリンダ２２により補助金型２０
の突状成形部２１の成形面を金型１１（又は１２）の内
面に没入させ（図３）、これを用いてブロー成形するこ
とにより、物品の外面の一部に凸面を成形できる。
の突状成形部２１の成形面を金型１１（又は１２）の内
面に没入させ（図３）、これを用いてブロー成形するこ
とにより、物品の外面の一部に凸面を成形できる。
【００１４】尚、上述(B)では、物品の成形時に、補助
金型２０の突状成形部２１の成形面を金型１１（又は１
２）の内面に突出させたから、物品に凹面状のアンダカ
ット部を形成するものとなる。金型装置１０にあって
は、上述(B)の物品の成形後に、エアシリンダ２２によ
り補助金型２０の突状成形部２１の成形面を金型１１
（又は１２）の内面に没入させることにより、物品を型
抜きできる。
金型２０の突状成形部２１の成形面を金型１１（又は１
２）の内面に突出させたから、物品に凹面状のアンダカ
ット部を形成するものとなる。金型装置１０にあって
は、上述(B)の物品の成形後に、エアシリンダ２２によ
り補助金型２０の突状成形部２１の成形面を金型１１
（又は１２）の内面に没入させることにより、物品を型
抜きできる。
【００１５】本実施形態によれば以下の作用がある。
（請求項１、３に対応する作用）
物品の成形時に、キャビティ１３に対する補助金型２
０の出没位置を選定することにより、外面形状を互いに
異にする複数種類の物品を選択的に成形できる。補助金
型２０の出没位置を調整するだけで足りるから、金型装
置１０の切り替え作業を容易かつ迅速にできる。
０の出没位置を選定することにより、外面形状を互いに
異にする複数種類の物品を選択的に成形できる。補助金
型２０の出没位置を調整するだけで足りるから、金型装
置１０の切り替え作業を容易かつ迅速にできる。
【００１６】（請求項１、４に対応する作用）
物品の成形時に、補助金型２０を突出させてアンダカ
ット部をもつ物品を成形し、物品の成形後に、補助金型
２０を没入させて物品を型抜きすることにより、アンダ
カット部をもつ物品を簡易に型抜きできる。
ット部をもつ物品を成形し、物品の成形後に、補助金型
２０を没入させて物品を型抜きすることにより、アンダ
カット部をもつ物品を簡易に型抜きできる。
【００１７】（請求項２に対応する作用）
補助金型２０を金型１１、１２の合せ面に配置するこ
とにより、補助金型２０を金型１１、１２に対して簡易
に組込みでき、金型構造を簡易化できる。
とにより、補助金型２０を金型１１、１２に対して簡易
に組込みでき、金型構造を簡易化できる。
【００１８】尚、金型装置１０にあっては、下記(1)〜
(5)の変形例を採用できる。 (1)補助金型２０を金型１１、１２のいずれか一方にだ
け設けるもの。
(5)の変形例を採用できる。 (1)補助金型２０を金型１１、１２のいずれか一方にだ
け設けるもの。
【００１９】(2)金型１１、１２のそれぞれに設けた補
助金型２０のいずれか一部の補助金型２０だけを出没動
作させ、他の補助金型２０の出没動作は休止させること
により、全部の補助金型２０を同様に出没動作させるも
のに比して、物品に付与し得る外面形状を多様化するこ
と。
助金型２０のいずれか一部の補助金型２０だけを出没動
作させ、他の補助金型２０の出没動作は休止させること
により、全部の補助金型２０を同様に出没動作させるも
のに比して、物品に付与し得る外面形状を多様化するこ
と。
【００２０】(3)補助金型２０の出没動作は、エアシリ
ンダ２２によるものに限らず、送りねじによるもの。補
助金型２０の停留動作を止ねじによるもの。
ンダ２２によるものに限らず、送りねじによるもの。補
助金型２０の停留動作を止ねじによるもの。
【００２１】(4)補助金型２０は物品の外面に単に凹
面、凸面を成形するものに限らず、突状成形部２１の突
出量を大突出量、中突出量、小突出量の如くに調整する
ことにより凹面の深さを調整し、突状成形部２１の没入
量を大突出量、中突出量、小突出量の如くに調整するこ
とにより凸面の高さを調整すること。
面、凸面を成形するものに限らず、突状成形部２１の突
出量を大突出量、中突出量、小突出量の如くに調整する
ことにより凹面の深さを調整し、突状成形部２１の没入
量を大突出量、中突出量、小突出量の如くに調整するこ
とにより凸面の高さを調整すること。
【００２２】(5)金型装置１０はブロー成形（成形圧力3
〜8kg／cm２）に供されるだけでなく、低圧成形（成形
圧力20〜70kg／cm２）、圧縮成形（成形圧力20〜400kg
／cm ２）、発泡成形（成形圧力20〜1300kg／cm２）、射
出成形（成形圧力500〜1500kg／cm２）にも供するこ
と。
〜8kg／cm２）に供されるだけでなく、低圧成形（成形
圧力20〜70kg／cm２）、圧縮成形（成形圧力20〜400kg
／cm ２）、発泡成形（成形圧力20〜1300kg／cm２）、射
出成形（成形圧力500〜1500kg／cm２）にも供するこ
と。
【００２３】尚、金型装置１０において、金型１１（又
は１２）に設けた切欠部１４と、これに嵌合する補助金
型２０の突状成形部２１とのクリアランスは10〜15μm
以下程度に小としてバリの発生を防止できる。成形圧力
の低いブロー成形等ではバリの発生を簡易に回避でき
る。
は１２）に設けた切欠部１４と、これに嵌合する補助金
型２０の突状成形部２１とのクリアランスは10〜15μm
以下程度に小としてバリの発生を防止できる。成形圧力
の低いブロー成形等ではバリの発生を簡易に回避でき
る。
【００２４】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、外面形状
を互いに異にする複数種類の物品を成形するに際し、金
型の切り替え作業を容易かつ迅速にする金型装置を得る
ことができる。
を互いに異にする複数種類の物品を成形するに際し、金
型の切り替え作業を容易かつ迅速にする金型装置を得る
ことができる。
【００２５】また、本発明によれば、アンダカット部を
もつ物品を簡易に型抜きする金型装置を得ることができ
る。
もつ物品を簡易に型抜きする金型装置を得ることができ
る。
【図１】図１は補助金型の成形面を金型の内面に面一に
設定した状態を示す模式図である。
設定した状態を示す模式図である。
【図２】図２は補助金型の成形面を金型の内面から突出
させた状態を示す模式図である。
させた状態を示す模式図である。
【図３】図３は補助金型の成形面を金型の内面に没入さ
せた状態を示す模式図である。
せた状態を示す模式図である。
１０ 金型装置
１１、１２ 金型
１３ キャビティ
２０ 補助金型
２１ 突状成形部
２２ エアシリンダ
Claims (4)
- 【請求項１】 一対の金型の内面間にキャビティが形成
される金型構造において、 金型の内面からキャビティに対して出没し得る補助金型
を有してなることを特徴とする金型構造。 - 【請求項２】 前記補助金型を金型の合せ面に配置して
なる請求項１に記載の金型構造。 - 【請求項３】 請求項１又は２に記載の金型構造を用
い、物品の成形時に、補助金型の出没位置を選定し、外
面形状を互いに異にする複数種類の物品を選択的に成形
する物品成形方法。 - 【請求項４】 請求項１又は２に記載の金型構造を用
い、物品の成形時に、補助金型を突出させてアンダカッ
ト部をもつ物品を成形し、物品の成形後に、補助金型を
没入させて物品を型抜きする物品成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001244667A JP2003053735A (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 金型構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001244667A JP2003053735A (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 金型構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003053735A true JP2003053735A (ja) | 2003-02-26 |
Family
ID=19074566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001244667A Pending JP2003053735A (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 金型構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003053735A (ja) |
-
2001
- 2001-08-10 JP JP2001244667A patent/JP2003053735A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040804 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060119 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060131 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060330 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060726 |