JP2003053175A - 加圧加熱装置 - Google Patents

加圧加熱装置

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JP2003053175A JP2001249086A JP2001249086A JP2003053175A JP 2003053175 A JP2003053175 A JP 2003053175A JP 2001249086 A JP2001249086 A JP 2001249086A JP 2001249086 A JP2001249086 A JP 2001249086A JP 2003053175 A JP2003053175 A JP 2003053175A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過剰な蒸気を使用することなく圧力容器内の
コールドスポットの発生を確実に防止し、加圧加熱に必
要とされる所要時間も短縮することのできる加圧加熱装
置を提供すること。 【解決手段】 圧力容器2の上部に設けられた上部側開
口部8と圧力容器2の下部に設けられた下部側開口部9
とを連絡する循環パイプ10を圧力容器2の外側に配備
し、循環パイプ10の経路上にターボブロワー11を設
けて蒸気供給管12を接続することにより、圧力容器2
内の空気と循環パイプ10に供給される蒸気を強力に攪
拌して温度分布および蒸気密度を均一化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レトルトパウチも
しくはオートクレーブされた食品や医薬品、あるいは、
缶詰等の物品の殺菌に用いて好適な、加圧加熱装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】殺菌等の目的に利用される加熱装置とし
ては、既に、熱湯循環式の殺菌装置や熱水シャワー式の
殺菌装置が公知であるが、いずれも、殺菌に必要とされ
る熱湯や熱水を得るために大量の熱量を必要とし、エネ
ルギー効率の点で問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解消
するための装置として、加圧条件下で蒸気を利用して加
熱殺菌を行う蒸気式の加圧加熱装置が幾つか提案されて
いるが、いずれのものも、圧力容器内の蒸気の分布が不
安定となってコールドスポットが発生し、殺菌の対象と
なる物品が均一に加熱されないといった欠点がある。
【0004】また、加圧加熱による殺菌処理が終了した
後、冷却水を散布して圧力容器内の物品を常温に戻す際
に、圧力容器内の蒸気が急激に冷却されて凝結するた
め、圧力容器内の気圧が劇的に減少してレトルトパウチ
やオートクレーブの外皮に破裂等の損傷が発生するとい
った問題が指摘されていた。
【0005】更に、この種の加圧加熱装置では、圧力容
器内の蒸気の分布を安定化させる必要上、殺菌処理の開
始段階で、エアブローの工程、つまり、圧力容器から空
気を追い出して蒸気を分散させる作業が必要となるが、
このエアブローの工程で大量の蒸気を圧力容器内に供給
する必要があり、しかも、この蒸気が物品の加熱に十分
に役立てられないため、熱エネルギーが無駄に浪費さ
れ、また、加圧加熱に必要とされる全体的な所要時間も
増長されるといった欠点がある。一般に、エアブローに
必要とされる所要時間は10分〜20分程度であり、こ
の工程で必要とされる蒸気の容量は、加圧加熱殺菌を含
めた全工程で使用される蒸気の容量の凡そ5割程度にも
なる。
【0006】蒸気式の加圧加熱装置において圧力容器内
の蒸気の分布を安定化させるための技術としては、例え
ば、圧力容器内の対向する側壁の内側に多数のファンを
水平に千鳥足状に配置したもの(特開平2−10717
3号)、あるいは、圧力容器の長手方向に沿って圧力容
器内にダクト状の強制送風通路を形成し、この強制送風
通路の一端に配備したファンを駆動することによって圧
力容器内の蒸気と空気を強制攪拌するようにしたもの
(実開昭57−37807号)が既に提案されている
が、いずれのものも、ファンの有する攪拌能力が必ずし
も十分ではなく、コールドスポットの発生を防止する必
要上、殺菌対象となるレトルトパウチやオートクレーブ
もしくは缶詰等を間隔を空けて並べる必要があり、殺菌
対象物の収納効率が悪くなるといった問題があった。
【0007】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、前記従来技術
の欠点を解消し、過剰な蒸気を使用することなく圧力容
器内のコールドスポットの発生を確実に防止し、同時
に、加圧加熱に必要とされる所要時間も短縮することの
できる加圧加熱装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、潜熱を有する
蒸気を圧力容器内に充満して物品を加圧および加熱する
加圧加熱装置であり、前記目的を達成するため、特に、
圧力容器の上部に設けられた上部側開口部と圧力容器の
下部に設けられた下部側開口部とを連絡する循環パイプ
を圧力容器の外側に配備し、循環パイプの経路上に、圧
力容器内の流体と循環パイプ内の流体を循環パイプの経
路に沿って上部側開口部から下部側開口部に向けて循環
させるターボブロワーを設けると共に、この循環パイプ
の経路上に、開閉バルブを備えた蒸気供給管を接続した
ことを特徴とする構成を有する。
【0009】蒸気供給管から送出される蒸気(流体)が
開閉バルブを介して循環パイプに導かれる。そして、タ
ーボブロワーを駆動させると、圧力容器内の空気(流
体)が圧力容器の上部側開口部から吸引されて循環パイ
プ内の蒸気と強力に攪拌され、温度分布および蒸気密度
が均一化された状態で圧力容器の下部側開口部から圧力
容器の内部に送出される。特に、蒸気の導入を開始した
初期の段階では、相対的に温度の高い流体(蒸気および
空気)が圧力容器内の上部に、また、相対的に温度の低
い流体が圧力容器内の下部に滞留することになるが、循
環パイプとターボブロワーからなる循環機構によって圧
力容器の上部側の温度の高い流体、つまり、過熱殺菌の
ための熱を消費していない温度の高い流体が圧力容器の
下部側に強制的に移送されることになるので、温度分布
および蒸気密度の均一化を極めて短時間で行うことが可
能である。このようにして、部分的な空気の断層である
コールドスポットの発生が防止され、圧力容器内の雰囲
気が確実に均一化されるので、長い時間を掛けて圧力容
器内の空気を追い出すエアブローの工程は実質的に不要
となる。従って、蒸気の投入を開始した初期段階から物
品の加圧加熱を開始することができるようになり、エア
ブローの工程での過剰な蒸気の投入による無駄なエネル
ギー消費が防止され、同時に、物品の殺菌に必要とされ
る加圧加熱時間を短縮することができるようになる。
【0010】また、圧力容器の内部に、多数のスリット
もしくは孔を穿設した仕切板を設け、仕切板と圧力容器
の底部との間に拡散チャンバを形成し、下部側開口部か
ら送出される流体を拡散チャンバを介して圧力容器の内
部に導入するようにしてもよい。
【0011】このような構成を適用すれば、圧力容器の
底部から温度の高い流体を均一に噴出させることができ
るので、圧力容器内における温度分布および蒸気密度の
均一化を更に高い次元で達成することが可能となる。
【0012】更に、物品を冷却する処理を加圧容器内で
実施する場合においては、開閉バルブを備えた加圧空気
供給管を圧力容器に接続すると共に、冷却水を散布する
冷却水散布手段を圧力容器内に設け、加圧加熱装置の構
成要素の1つとして、シーケンス制御手段を併設するよ
うにする。このシーケンス制御手段は、蒸気供給管の開
閉バルブを開いてターボブロワーを所定時間駆動した
後、蒸気供給管の開閉バルブを閉鎖して加圧空気供給管
の開閉バルブを開いた状態で冷却水散布手段の作動を開
始させる機能を有する。
【0013】このような構成を適用すれば、加圧加熱処
理の終了後に加圧空気供給管の開閉バルブが自動的に開
かれて加圧容器内の気圧が加圧加熱処理の時点よりも高
められる。冷却水散布手段による冷却水の散布は、加圧
容器の内圧を高めた状態で開始されるので、冷却水の散
布によって加圧容器内の蒸気が急激に冷却されて凝結し
ても圧力容器内の気圧が沸点時の気圧よりも低くなるこ
とはなく、レトルトパウチやオートクレーブの外皮に破
裂等の損傷が発生するといった事故は未然に防止され
る。
【0014】更に、ターボブロワーを上部側開口部の近
傍に設置し、蒸気供給管は、ターボブロワーと上部側開
口部との間で循環パイプに接続する。また、蒸気供給管
の開閉バルブから循環パイプとの接続部に至る区間を加
圧空気供給管の一部として共用し、加圧空気供給管の開
閉バルブを当該共用部よりも上流側に配備することが望
ましい。
【0015】このように、ターボブロワーを上部側開口
部の近傍に設置することで、循環パイプ内に侵入した水
からターボブロワーを保護することができる。また、蒸
気供給管をターボブロワーと上部側開口部との間で循環
パイプに接続することにより、圧力容器内の空気(流
体)と蒸気供給管から供給される蒸気(流体)の攪拌が
一層確実なものとなる。その理由は、ターボブロワーに
よって強力に攪拌された空気と蒸気が圧力容器の下部側
開口部に供給されるからである。また、蒸気供給管の開
閉バルブから循環パイプとの接続部に至る区間を加圧空
気供給管の一部として共用することにより、圧力容器周
辺の配管の簡略化と資源の節約が達成される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1は本発明を適用し
た一実施形態の加圧加熱装置1における圧力容器2の周
辺構造の概略を側方から示した断面図、また、図2は同
実施形態の圧力容器2の周辺構造を正面から示した断面
図である。また、加圧加熱装置1の各部を制御をするシ
ーケンス制御手段(シーケンサー)3については、図4
の機能ブロック図で概略を示している。
【0017】圧力容器2は、図1および図2に示される
ような略円筒形の中空体によって構成され、その一端部
には、殺菌対象となるレトルトパウチやオートクレーブ
もしくは缶詰等の物品の出し入れを行うための耐圧ハッ
チ4が開閉自在に設けられている。生産ラインの形態に
よっては、耐圧ハッチ4を圧力容器2の両端部に設ける
場合もある。
【0018】圧力容器2には、その内圧や温度を監視す
るための圧力計5および温度計6が装備され、更に、圧
力容器2の内圧の異常な上昇を防止するための安全弁
(リリーフ弁)7が設けられている。これらは何れも公
知の要素である。
【0019】次に、本実施形態の加圧加熱装置1に固有
の構成について詳細に説明する。
【0020】図1および図2に示されるように、圧力容
器2の天面に上部側開口部8が穿設される一方、圧力容
器2の底面には下部側開口部9が穿設され、圧力容器2
の外側に配備された循環パイプ10によって上部側開口
部8と下部側開口部9とが連絡され、更に、循環パイプ
10の経路上において上部側開口部8の近傍寄りの位置
に、ターボブロワー11が取り付けられている。このタ
ーボブロワー11は、循環パイプ10内の流体(空気お
よび蒸気)を循環パイプ10の経路に沿って上部側開口
部8の側から下部側開口部9に向けて循環させる方向に
駆動される。
【0021】蒸気供給管12は、蒸気圧を制限するため
の減圧弁13および温調弁14と開閉バルブ15を備
え、その先端部がターボブロワー11と上部側開口部8
との間の循環パイプ10の経路上で循環パイプ10に接
続されている。
【0022】温調弁14は、実質的には流量制御弁およ
び差動増幅器等によって構成され、圧力容器2に設けら
れた温度センサ16により検出される圧力容器2内の蒸
気温度と予め差動増幅器等に設定された目標温度とを比
較して温度偏差を求め、その温度偏差を解消する方向に
流量制御弁の開度を比例制御することによって圧力容器
2に供給される蒸気の流量を自動制御し、最終的に、圧
力容器2内の蒸気温度を調整する。つまり、温度センサ
16で検出される温度が目標温度よりも低ければ、その
温度偏差に比例して流量制御弁を開放側に作動させ、ま
た、温度センサ16で検出される温度が目標温度よりも
高ければ、その温度偏差に比例して流量制御弁を閉鎖側
に作動させる。
【0023】加圧エアタンク17から供給される加圧空
気を圧力容器2に導く加圧空気供給管18は、空気圧を
制限するための減圧弁19と開閉バルブ20とを備え、
その先端部が、蒸気供給管12の開閉バルブ15よりも
僅かに下流側で蒸気供給管12に接続されている。
【0024】従って、開閉バルブ15から蒸気供給管1
2と循環パイプ10との接続部に至る蒸気供給管12の
区間は、蒸気供給管12と加圧空気供給管18を兼ねる
共用部であり、加圧空気供給管18の開閉バルブ20
は、この共用部よりも上流側に配備されていることにな
る。このように、圧力容器2の近傍で蒸気供給管12と
加圧空気供給管18とを一本化することによって圧力容
器2の周辺の配管構造が簡略化される。
【0025】また、圧力容器2の内部には、圧力容器2
の底部との間に所定の間隔を空けて、多数のスリットも
しくは孔を穿設した仕切板21が固設され、この仕切板
21と圧力容器2の底部との間に拡散チャンバ22が形
成されている。仕切板21の構成例を図3(a)および
図3(b)に示す。
【0026】図3(a)は金属板に多数のスリット21
aを形成して仕切板21とした例、また、図3(b)は
金属板に多数の孔21bを穿設して仕切板21とした例
であり、何れも、スリット21aや孔21bの開口部
が、仕切板21によって形成される拡散チャンバ22の
長手方向に直交する断面に対して占める割合は6割程度
となっている。
【0027】圧力容器2の内部に冷却水を散布するため
の冷却水散布手段23の主要部は、図1および図2に示
されるように、圧力容器2の天面に懸吊して固設された
シャワー冷却管24と、シャワー冷却管24の下に所定
の間隔をおいて固設された冷却水分散皿25によって構
成される。シャワー冷却管24と冷却水分散皿25の構
成例を図3(c)に示す。
【0028】シャワー冷却管24は、主管24aに直交
して固設された複数の副管24bと主管24aとによっ
て構成され、主管24aに導かれた冷却水が副管24b
を通って副管24bの両端の図示しないノズルからシャ
ワー状に噴出するようになっている。このシャワー冷却
管24は、ステー26を介して圧力容器2の天面内側に
装着される。
【0029】冷却水分散皿25は底面に多数の孔25a
を穿設した矩形状の皿によって形成され、シャワー冷却
管24から噴出された冷却水を一時的に貯溜し、この冷
却水を多数の孔25aから均等に滴下させる。この冷却
水分散皿25は、ステー27を圧力容器2の内壁に固着
することで、シャワー冷却管24の下方位置に装着され
る。
【0030】図1および図2に示されるように、シャワ
ー冷却管24には冷却水供給管28が接続され、図示し
ない冷却水タンクに貯溜された冷却水が、開閉バルブ3
0および冷却水ポンプ29を介してシャワー冷却管24
に供給されるようになっている。
【0031】冷却水ポンプ29と開閉バルブ30との間
の冷却水供給管28の経路上には、圧力容器2の下面に
穿設された冷却水回収孔31と連絡する冷却水回収管3
2が、開閉バルブ33を介して接続されている。また、
圧力容器2の下面には冷却水回収孔31と並列して水抜
孔34が設けられ、この水抜孔34に接続された排出管
35の経路上にオートドレイン36と開閉バルブ37が
並列して介装されている。オートドレイン36は、蒸気
の凝結等によって生成された水を検知して自動的に排出
するための弁であり、その構成および機能に関しては既
に公知であるので、詳細な説明は省略する。
【0032】図1および図2において、符号44は、レ
トルトパウチやオートクレーブもしくは缶詰等の物品を
一括して圧力容器2に装填するための台車である。台車
44には殺菌の対象となる物品を載置するための棚が上
下方向に所定の間隔をおいて幾つか配備されており、各
々の棚には、仕切板21の場合と同様にして多数のスリ
ットまたは孔が穿設されている。
【0033】加圧加熱装置1の各部を制御するシーケン
ス制御手段3は、図4に概略を示すように、演算処理用
のCPU38,制御プログラムを格納したROM39,
演算データの一時記憶等に用いられるRAM40,不揮
発性メモリ(またはハードディスク)41,表示装置付
手動データ入力装置42、および、出力インターフェイ
ス43によって構成され、出力インターフェイス43に
は、各々のドライバを介して、電磁リレー式の開閉バル
ブ15,20,30,33,37やターボブロワー11
および冷却水ポンプ29が駆動制御可能に接続されてい
る。
【0034】次に、加圧加熱装置1の各部を制御するシ
ーケンス制御手段3の処理動作の概略を示した図5およ
び図6のフローチャートと、圧力容器2の内部温度およ
び内部圧力とレトルトパウチやオートクレーブもしくは
缶詰等の物品の温度の推移を示した図7のタイミングチ
ャートを参照して、本実施形態の加圧加熱装置1の全体
的な動作について説明する。
【0035】なお、この段階では既に圧力容器2の内部
に殺菌対象となる物品が装填され、加圧エアタンク17
に空気を送り込むコンプレッサおよび蒸気発生器の作動
が開始されており、減圧弁13,19に対する圧力の手
動設定作業および温調弁14に対する目標値の設定作業
が完了しているものとする。また、開閉バルブ15,2
0,30は初期状態で閉鎖位置にあり、ターボブロワー
11と冷却水ポンプ29は初期状態で停止している。但
し、開閉バルブ37は、前回の加圧加熱作業の最終段階
で行われた排水作業のために開放されたままになってい
る可能性があり、また、開閉バルブ33に関しては、前
回の加圧加熱作業の冷却工程で使用済の冷却水を再使用
して冷却作業を行っていた場合に、開放されたままにな
っている可能性がある。
【0036】シーケンス制御を開始したシーケンス制御
手段3は、まず、出力用インターフェイス43とドライ
バを介して開閉バルブ33と開閉バルブ37に対して閉
鎖指令を出力し、これらのバルブを共に閉鎖位置に作動
させる(ステップs1,ステップs2)。前述したよう
に、これらのバルブは前回の加圧加熱作業が終了した時
点で開放されたままの状態に放置されている可能性があ
るからである。
【0037】次いで、シーケンス制御手段3は、出力用
インターフェイス43とドライバを介して開閉バルブ1
5に開放指令を出力して開閉バルブ15を開くことによ
り、蒸気発生器からの蒸気を蒸気供給管12,減圧弁1
3,温調弁14,開閉バルブ15,蒸気供給管12の共
用部を介して循環パイプ10の内部に導き(ステップs
3)、同時に、タイマをリセットおよび再スタートさせ
て蒸気供給開始時点からの経過時間の計測を開始し(ス
テップs4)、装置の殺菌モードが缶詰用に設定されて
いるのかレトルトパウチ用に設定されているのかを判定
する(ステップs5)。
【0038】殺菌モードに関する設定行為は表示装置付
手動データ入力装置42からの入力操作によって行われ
るが、この時点では既に缶詰用またはレトルトパウチ用
の何れか一方のモードが選択され、その選択結果が不揮
発性メモリ41に記憶されているものとする。
【0039】課題を解決するための手段の項でも既に述
べた通り、この実施形態の加圧加熱装置1においては、
必ずしもエアブローの工程は必要としないが、殺菌モー
ドを缶詰用に設定することにより、加圧加熱処理の初期
段階で圧力容器2に蒸気を充填するエアブローの工程を
実施することが可能である。
【0040】ステップs5の判定処理によって缶詰用の
殺菌モードが設定されていると判定された場合、シーケ
ンス制御手段3は、蒸気供給開始時点からの経過時間を
計測するタイマの計測時間Tがエアブロー所要時間t1
(従来の所要時間よりも短い設定値)に達するまで待機
し、この間に、循環パイプ10から供給される蒸気を上
部側開口部8を介して圧力容器2の内部に充填する(ス
テップs6)。
【0041】また、ステップs5の判定処理によってレ
トルトパウチ用の殺菌モードが設定されていると判定さ
れた場合には、エアブローの工程を実施する必要がない
ことを意味するので、シーケンス制御手段3は、ステッ
プs6の待機処理をスキップして直ちにターボブロワー
11の作動を開始させる(ステップs7)。
【0042】この際、圧力容器2に供給される蒸気の最
大圧力は減圧弁13によって制限され、その範囲内で、
温調弁14が温度センサ16からの温度情報と目標温度
との大小関係に基いて蒸気の流量を制御することによ
り、圧力容器2内の蒸気温度を調整する。
【0043】そして、圧力容器2の内部温度および内圧
は図7に示されるようにして徐々に上昇を開始し、これ
に僅かに遅れるようにして被殺菌物となる物品、要する
に、レトルトパウチやオートクレーブもしくは缶詰等の
温度が上昇して行く。図7ではエアブローを実施した場
合、つまり、蒸気の供給を開始してからエアブロー所要
時間t1が経過した後にターボブロワー11の作動を開
始させた場合の内部温度の上昇を一例として示してい
る。エアブロー所要時間t1(図7の例では5分)は、
蒸気の充填所要時間(図7の例では3分)に対して或る
程度の余裕をみた値を設定するようにしているので、図
7に示されるように、ターボブロワー11の作動開始ま
での待機時間であるエアブロー所要時間t1よりも実際
の充填所要時間の方が短くなる。
【0044】その後、圧力容器2への蒸気の供給とター
ボブロワー11の回転は、予め決められた加圧加熱時間
t2(設定値)だけ継続して行われる。
【0045】ターボブロワー11の作動により圧力容器
2内の空気と蒸気供給管12を介して供給される蒸気と
が循環パイプ10の内部で強力に攪拌されるので、循環
パイプ10から圧力容器2の下部側開口部9を介して拡
散チャンバ22に送り込まれる空気および蒸気の混合流
体の温度分布ならびに蒸気密度は極めて均一な状態に近
い。
【0046】このようにして拡散チャンバ22に送り込
まれた空気および蒸気の混合流体は、仕切板21のスリ
ット21aあるいは孔21bを通って仕切板21の各部
から均等に送出され、圧力容器2の内部を下から上に上
昇し、その過程で、台車44の複数の棚に載置されたレ
トルトパウチやオートクレーブもしくは缶詰等の物品を
加熱して殺菌する。
【0047】台車44の棚には仕切板21と同等のスリ
ットや孔が穿設されているので、これらの棚によって混
合流体の上昇が妨げられることはなく、夫々の棚に載置
されたレトルトパウチやオートクレーブもしくは缶詰等
の物品が、コールドスポットのない安定した蒸気によっ
て均等に加熱殺菌されることになる。また、圧力容器2
は完全な密閉容器であり、その内部が潜熱を含んだ蒸気
によって加圧されているので、標準気圧下における水の
沸点よりも遥かに高い温度で過熱殺菌を行うことができ
る。棚に載置されたレトルトパウチやオートクレーブも
しくは缶詰等の物品も蒸気によって加圧されているの
で、レトルトパウチやオートクレーブの外皮(包装)が
変形したり破裂したりする心配もない。
【0048】特に、蒸気の導入を開始した初期の段階で
は、相対的に温度の高い蒸気および空気の流体が圧力容
器2の上部に、また、相対的に温度の低い蒸気および空
気の流体が圧力容器2の下部に滞留することになるが、
循環パイプ10とターボブロワー11からなる循環機構
によって圧力容器2の上部側の温度の高い流体が圧力容
器2の下部側に強制的に移送されることになるので、温
度分布および蒸気密度の均一化を極めて短時間で行うこ
とが可能である。
【0049】この結果、従来10分〜20分程度を必要
としていたエアブローの時間は5分、もしくは、それ以
下の時間に短縮される。また、ターボブロワー11を作
動させずに行われるエアブローの時間が短縮される結
果、エアブローの工程での過剰な蒸気の投入による無駄
なエネルギー消費が防止され、同時に、物品の殺菌に必
要とされる加圧加熱時間も短縮することができるように
なる。
【0050】このようにして過熱殺菌を行う間に蒸気の
凝結によって生成された水は、圧力容器2の底面に穿設
された水抜孔34および排出管35を介してオードレイ
ン36に流れ、自動的に装置設置場所の近傍の排出溝に
排出される。
【0051】そして、予め決められた加圧加熱時間t2
(設定値)が経過したことがステップs8の判定処理で
検出されると、シーケンス制御手段3は、開閉バルブ1
5に閉鎖指令を出力して蒸気の供給を停止すると共にタ
ーボブロワー11の回転を停止させて過熱殺菌の工程を
終了させる(ステップs9,ステップs10)。
【0052】次いで、シーケンス制御手段3は、開閉バ
ルブ20に開放指令を出力して開閉バルブ20を開くこ
とにより、加圧エアタンク17からの加圧空気を加圧空
気供給管18,減圧弁19,開閉バルブ20、更には、
実質的に加圧空気供給管として機能する蒸気供給管12
の共用部を介して循環パイプ10の内部に導き(ステッ
プs11)、同時に、タイマをリセットおよび再スター
トさせて加圧空気供給開始時点からの経過時間の計測を
開始し(ステップs12)、タイマの計測時間Tが加圧
待機時間t3(設定値)に達するまで待機する。
【0053】減圧弁19に設定されている制限値は減圧
弁13に設定されている制限値の概ね2倍程度の値であ
り、これにより、圧力容器2の内圧は、図7に示される
ように、加圧加熱工程のときの内圧に比べて遥かに高い
値に再調整される。
【0054】そして、加圧空気供給開始時点からの経過
時間が加圧待機時間t3に達し、これによって圧力容器
2の内圧が確実に設定値にまで達していることが確認さ
れると(ステップs13)、シーケンス制御手段3は、
開閉バルブ30に開放指令を出力することにより開閉バ
ルブ30を開いて冷却水ポンプ29による冷却水の汲み
上げ動作を許容し(ステップs14)、更に、装置の冷
却水供給モードが冷却新水に設定されているのか冷却循
環水に設定されているのかを判定する(ステップs1
5)。
【0055】冷却水供給モードに関する設定行為は表示
装置付手動データ入力装置42からの入力操作によって
行われるが、この時点では既に冷却新水または冷却循環
水の何れか一方のモードが選択され、その選択結果が不
揮発性メモリ41に記憶されているものとする。
【0056】ステップs15の判定処理によって冷却循
環水のモードが設定されていると判定された場合には、
シーケンス制御手段3は、開閉バルブ33に開放指令を
出力して開閉バルブ33を開くことにより、圧力容器2
内に溜まった冷却水を冷却水回収管32を介して冷却水
ポンプ29に再供給することを許容し(ステップs1
6)、また、冷却新水のモードが設定されていると判定
された場合には、開閉バルブ33の閉鎖状態をそのまま
保持して、圧力容器2内に溜まった冷却水が冷却水回収
管32を介して冷却水ポンプ29に侵入するのを禁止す
る。
【0057】次いで、シーケンス制御手段3は、冷却水
ポンプ29に駆動指令を出力して作動を開始させ、冷却
水供給管28および開閉バルブ30を介して冷却水タン
クから冷却水を汲み上げ、冷却水散布手段としてのシャ
ワー冷却管24に冷却水を送り込んで圧力容器2の内部
に冷却水を散布する動作を開始させ、被殺菌物となる物
品、要するに、レトルトパウチやオートクレーブもしく
は缶詰等の冷却を開始する(ステップs17)。
【0058】この際、冷却循環水のモードが設定されて
いた場合、つまり、開閉バルブ33が開放されていた場
合には、冷却水タンクからの冷却水と冷却水回収管32
から回収された使用済の冷却水とが混合されて冷却水ポ
ンプ29に送り込まれ、また、冷却新水のモードが設定
されていた場合、要するに、開閉バルブ33が閉鎖され
ていた場合には、冷却水タンクからの冷却水のみが冷却
水ポンプ29に送り込まれることになる。
【0059】冷却水の散布を開始する時点では圧力容器
2の内部に蒸気が残留しており、この蒸気が冷却水の散
布により急激に冷却凝固して蒸気の体積が一気に収縮す
ることになるが、既に述べた通り、圧力容器2の内部は
加圧加熱時に比べて相当に高い圧力で加圧されているの
で、蒸気の凝結によって体積が減少した場合であって
も、図7に示される通り、圧力容器2の内圧が加圧加熱
時の内圧よりも低下することはなく、レトルトパウチや
オートクレーブの外皮(包装)が変形したり破裂したり
する心配は全くない。
【0060】その後、開閉バルブ20の開放による圧力
容器2の加圧は予め決められた加圧時間t4(設定値)
だけ継続して行われ、この間に、図7に示されるように
して、蒸気の凝結による体積の減少(スチーム凝縮)は
完全に終了する。蒸気の凝結による体積の減少が終了し
た後は気圧の低下によるレトルトパウチやオートクレー
ブの外皮(包装)の変形や破裂の心配はない。
【0061】従って、シーケンス制御手段3は、ステッ
プs18の判定処理で加圧時間t4の経過を検出した時
点で開閉バルブ20に閉鎖指令を出力して圧力容器2に
対する加圧空気の供給を停止させ(ステップs19)、
同時に、開閉バルブ37に開放指令を出力して開閉バル
ブ37を開くことにより、水抜孔34,排出管35,開
閉バルブ37を介して圧力容器2内の冷却水を排出する
処理を開始する(ステップs20)。
【0062】この間にも冷却水ポンプ29は継続して駆
動され、冷却水散布手段としてのシャワー冷却管24か
らの冷却水の散布が行われる。ターボブロワー11は循
環パイプ10の経路上において上部側開口部8の近傍寄
りの位置に取り付けられているので、循環パイプ10に
冷却水が侵入したような場合であっても、ターボブロワ
ー11が損傷をうける心配はない。
【0063】最終的に、シャワー冷却管24からの冷却
水の散布量が設定値に達し、冷却水タンクに設置した水
位センサからの定量信号が検出されて物品の冷却が完了
したことがステップs21の判定処理で検出されると、
シーケンス制御手段3は、冷却水ポンプ29の作動を停
止させて冷却工程の処理を終了する(ステップs2
2)。
【0064】図7に示されるように、開閉バルブ37は
このまま開放状態に保持され、圧力容器2に貯溜されて
いた冷却水は、水抜孔34,排出管35,開閉バルブ3
7を介して最後まで完全に排出される。
【0065】以上、蒸気供給管12の開閉バルブ15を
開いてターボブロワー11を所定時間駆動した後、蒸気
供給管12の開閉バルブ15を閉鎖して加圧空気供給管
18の開閉バルブ20を開いた状態で冷却水散布手段と
なるシャワー冷却管24の作動を開始させるようにした
シーケンス制御手段3の動作の一例について述べたが、
エアブロー所要時間t1,加圧加熱時間t2,加圧待機
時間t3,加圧時間t4等の設定値は、ユーザの必要に
応じ、表示装置付手動データ入力装置42からの設定操
作によって任意に変更が可能である。
【0066】また、蒸気による加圧加熱工程から冷却水
の散布による冷却工程に移行する間に圧力容器2を加圧
空気によって加圧することさえ確実に実施する限り、圧
力容器2の各部の駆動制御に関わるシーケンス制御に関
しては、自由に設計することが可能である。
【0067】
【発明の効果】本発明の加圧加熱装置は、圧力容器の上
部に設けられた上部側開口部と圧力容器の下部に設けら
れた下部側開口部とを連絡する循環パイプを圧力容器の
外側に配備し、循環パイプの経路上にターボブロワーを
設けて蒸気供給管を接続するように構成したので、圧力
容器内の空気と循環パイプに供給される蒸気を強力に攪
拌して温度分布および蒸気密度を均一化することができ
る。従って、温度分布および蒸気密度の均一化を極めて
短時間で行うことが可能となり、部分的な空気の断層で
あるコールドスポットの発生が防止され、圧力容器内の
雰囲気が確実に均一化されるので、長い時間を掛けて圧
力容器内の空気を追い出すエアブローの工程は実質的に
不要となる。よって、蒸気の投入を開始した初期段階か
ら物品の加圧加熱を開始することができるようになり、
エアブローの工程での過剰な蒸気の投入による無駄なエ
ネルギー消費が防止され、同時に、物品の殺菌に必要と
される加圧加熱時間を短縮することができるようにな
る。
【0068】また、圧力容器の内部に、多数のスリット
もしくは孔を穿設した仕切板を設け、仕切板と圧力容器
の底部との間に拡散チャンバを形成して下部側開口部か
ら送出される流体を拡散チャンバを介して圧力容器の内
部に導入するようにしたので、圧力容器の底部から温度
の高い流体を均一に噴出させることができ、圧力容器内
における温度分布および蒸気密度の均一化を高い次元で
達成することができる。
【0069】更に、シーケンス制御手段を併設すること
により、加圧加熱処理の終了後に加圧容器内の気圧を高
めてから冷却水散布手段による冷却水の散布を開始する
ようにしたので、加圧容器内の蒸気が急激に冷却されて
凝結しても圧力容器内の気圧が負圧となることはなく、
レトルトパウチやオートクレーブの外皮の破裂等の損傷
を確実に防止することができる。
【0070】しかも、ターボブロワーを上部側開口部の
近傍に設置し、蒸気供給管の開閉バルブから循環パイプ
との接続部に至る区間を加圧空気供給管の一部として共
用するようにしたので、循環パイプ内に侵入した水から
ターボブロワーを保護することができ、また、圧力容器
周辺の配管の簡略化と資源の節約が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施形態の加圧加熱装置に
おける圧力容器の周辺構造の概略を側方から示した断面
図である。
【図2】同実施形態の圧力容器を正面から示した断面図
である。
【図3】図3(a)はスリットを形成した仕切板の構成
の一例について示した斜視図、図3(b)は孔を穿設し
た仕切板の構成の一例について示した斜視図、図3
(c)は冷却水散布手段の構成の一例について示した斜
視図である。
【図4】加圧加熱装置の一部を構成するシーケンス制御
手段の概略を示した機能ブロック図である。
【図5】シーケンス制御手段の処理動作の概略を示した
フローチャートである。
【図6】シーケンス制御手段の処理動作の概略を示した
フローチャートの続きである。
【図7】圧力容器の内部温度および内部圧力とレトルト
パウチやオートクレーブもしくは缶詰等の物品の温度の
推移を示したタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 加圧加熱装置 2 圧力容器 3 シーケンス制御手段 4 耐圧ハッチ 5 圧力計 6 温度計 7 安全弁 8 上部側開口部 9 下部側開口部 10 循環パイプ 11 ターボブロワー 12 蒸気供給管 13 減圧弁 14 温調弁 15 開閉バルブ 16 温度センサ 17 加圧エアタンク 18 加圧空気供給管 19 減圧弁 20 開閉バルブ 21 仕切板 21a スリット 21b 孔 22 拡散チャンバ 23 冷却水散布手段 24 シャワー冷却管 24a 主管 24b 副管 25 冷却水分散皿 25a 孔 26,27 ステー 28 冷却水供給管 29 冷却水ポンプ 30 開閉バルブ 31 冷却水回収孔 32 冷却水回収管 33 開閉バルブ 34 水抜孔 35 排出管 36 オートドレイン 37 開閉バルブ 38 CPU 39 ROM 40 RAM 41 不揮発性メモリ 42 表示装置付手動データ入力装置 43 出力インターフェイス 44 台車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 3/04 B01J 3/04 F G H 19/00 301 19/00 301Z B65B 55/06 B65B 55/06 C F28C 3/08 F28C 3/08 Z // A23L 3/10 A23L 3/10 Fターム(参考) 4B021 LA03 LA05 LP01 LP07 LT03 MC01 4C058 AA21 AA22 BB05 DD02 DD04 DD06 DD12 EE01 EE13 EE22 EE23 EE24 4G075 AA01 AA63 BA10 CA02 CA03 CA65 CA66 DA02 DA04 DA05 DA13 EA05 EB12 EC02 EC09 EC11 FB02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜熱を有する蒸気を圧力容器内に充満し
    て物品を加圧および加熱する加圧加熱装置であって、 前記圧力容器の上部に設けられた上部側開口部と前記圧
    力容器の下部に設けられた下部側開口部とを連絡する循
    環パイプを前記圧力容器の外側に配備し、該循環パイプ
    の経路上に、前記圧力容器内の流体と前記循環パイプ内
    の流体を当該循環パイプの経路に沿って前記上部側開口
    部から前記下部側開口部に向けて循環させるターボブロ
    ワーを設けると共に、この循環パイプの経路上に、開閉
    バルブを備えた蒸気供給管を接続したことを特徴とする
    加圧加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記圧力容器の内部に、該圧力容器の底
    部との間に所定の間隔を空けて多数のスリットもしくは
    孔を穿設した仕切板を設け、該仕切板と前記底部との間
    に拡散チャンバを形成し、前記下部側開口部から送出さ
    れる流体を該拡散チャンバを介して前記圧力容器の内部
    に導入するように構成したことを特徴とする請求項1記
    載の加圧加熱装置。
  3. 【請求項3】 開閉バルブを備えた加圧空気供給管を前
    記圧力容器に接続し、冷却水を散布する冷却水散布手段
    を前記圧力容器内に設けると共に、 前記蒸気供給管の開閉バルブを開いて前記ターボブロワ
    ーを所定時間駆動した後、前記蒸気供給管の開閉バルブ
    を閉鎖して前記加圧空気供給管の開閉バルブを開いた状
    態で前記冷却水散布手段の作動を開始させるシーケンス
    制御手段を併設したことを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の加圧加熱装置。
  4. 【請求項4】 前記ターボブロワーが前記循環パイプの
    経路上で前記上部側開口部の近傍に位置し、前記蒸気供
    給管が前記ターボブロワーと前記上部側開口部との間で
    前記循環パイプに接続されると共に、この蒸気供給管の
    開閉バルブから循環パイプとの接続部に至る区間が前記
    加圧空気供給管の一部として共用され、前記加圧空気供
    給管の開閉バルブは当該共用部よりも上流側に配備され
    ていることを特徴とする請求項3記載の加圧加熱装置。
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