JP2003052960A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003052960A
JP2003052960A JP2001249250A JP2001249250A JP2003052960A JP 2003052960 A JP2003052960 A JP 2003052960A JP 2001249250 A JP2001249250 A JP 2001249250A JP 2001249250 A JP2001249250 A JP 2001249250A JP 2003052960 A JP2003052960 A JP 2003052960A
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JP2001249250A
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English (en)
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Kishio Sugijima
紀志男 杉島
Tokuyuki Matsuoka
得之 松岡
Mie Ogushi
三恵 大櫛
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Sansei R&D Co Ltd
Original Assignee
Sansei R&D Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 演出画像を表示する演出状態中において、判
定用図柄の変動停止進行状況と演出画像の進行状況との
双方が把握し易いと共に、遊技者が新鮮な遊技感覚を味
わうことができ、かつ趣向性の向上を期待できる遊技機
の提供を目的とする。 【解決手段】 判定結果の確定表示が所定の演出状態を
経てなされる場合に、演出状態時に演出画像U1.U2
を判定結果表示手段に表示し、かつ判定結果を表す図柄
T1〜T3が所定の動作をする毎に、判定結果表示手段
における図柄を表示する図柄表示領域50aを拡大或い
は縮小させると共に、図柄表示領域の縮小状態において
図柄表示領域より大きい演出画像表示領域50bで演出
画像を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
スロットマシン等に代表される遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機等の遊技機には、
特定入賞口への遊技球の入球或いは特定通過ゲートへの
遊技球の通過等のような、判定開始条件の成立に起因し
て当たり外れを判定し、その判定結果が当たりである場
合に「大当たり」と称される所定の特別遊技を実行する
機種がある。このような機種においては、数字や文字や
記号或いは絵等からなる複数の判定用図柄を変動及び停
止表示する液晶表示装置、CRT表示装置、プラズマデ
ィスプレイ表示装置、ドットマトリクス式LED表示装
置等の表示装置を遊技盤面に備えている。
【0003】前記表示装置は、一般的には、複数の判定
用図柄を表示可能な画像表示部を有し、所謂スロットマ
シンのドラムが回転するかの如く、各判定用図柄をスク
ロールさせる等により変動表示し、その後停止表示でき
るようになっている。そして、前記判定開始条件の成立
に起因して前記画像表示部で各判定用図柄が変動表示を
開始し、所定時間変動後、前記画像表示部にそれぞれ確
定停止した図柄が表示され、その確定停止図柄が、所定
の組合せ(大当たり図柄組合せ、例えばぞろ目等)の場
合に「大当たり」を構成し、その他の組合せ(外れ図柄
組合せ)の場合に「外れ」となる。前記「大当たり」の
場合には、遊技盤面の大入賞口が連続的に開いて多数の
入賞が可能になり、その間の入賞により大量の賞品球を
払い出し、遊技者に賞価値を付与するようになってい
る。
【0004】また、前記遊技機においては、一般的に、
「大当たり」に対する遊技者の期待感を高めて遊技の面
白さを更に向上させるため、例えば前記画像表示部が横
一列に3つの判定用図柄を表示するものにあっては、ま
ず各判定用図柄を変動表示し、次いで一の図柄(最終停
止図柄)のみを変動表示させたまま残りの二つの図柄を
順次停止表示し、その後所定時間遅れて前記変動表示し
たままの図柄を停止し、全体停止表示して大当たりか否
かの判定結果の確定表示を行うようにしている。そのよ
うにすれば、最終停止図柄だけを残して、残りの二つの
図柄が停止して特定の組合せになって、所謂リーチ状態
となった場合には、最終的に最終停止図柄が停止するま
での間、遊技者は「大当たり」に対する期待感が高まり
続けることとなる。前記図柄停止の順番は、左中右、左
右中等が考えられる。
【0005】さらに、近年の遊技機では、前記大当たり
か否かの判定結果の確定表示が特定の演出状態(演出態
様)、例えば前記リーチ状態等を経てなされる場合、そ
の演出状態時において、前記画像表示部上にキャラクタ
(人物や動物や植物等)を出現させて所定動作させる
等、前記画像表示部に演出画像を表示して、遊技者の大
当たりに対する期待感をさらに高める工夫がなされてい
る。また、このように画像表示部に演出画像を表示する
際には、遊技者を前記演出画像に注目させるべく、例え
ば演出画像の表示中に判定用図柄を演出画像より小さく
するように、該判定用図柄を縮小表示すること等が試み
られている。
【0006】しかしながら、このような遊技機において
は、演出画像の表示中において、判定用図柄が縮小表示
されたままの状態が比較的長い等の理由で、演出画像の
進行状況は確認し易いものの、反対に判定用図柄は見づ
らくなってしまい、結果的に判定用図柄の変動停止進行
状況と演出画像の進行状況との双方を把握し難いといっ
た問題があった。また、遊技者は常に斬新な遊技感覚を
味わえ、趣向性の高い遊技機を求める傾向にある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】そこで、本発明はこのような状況に鑑みな
されたもので、リーチ状態等の演出画像を表示する演出
状態中において、判定用図柄の変動停止進行状況と演出
画像の進行状況との双方が把握し易いと共に、遊技者が
新鮮な遊技感覚を味わうことができ、かつ趣向性の向上
を期待できる遊技機の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、判定開始条件の成立に起因して遊技の当たり外れ
を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を
表示する判定結果表示手段と、複数の図柄を前記判定結
果表示手段に変動表示した後に確定停止表示し、該確定
停止表示した複数の図柄の組合せにより前記判定手段に
よる判定結果を確定表示する表示制御手段と、前記判定
手段による判定結果が当たりとなったことに起因して遊
技者に賞価値を付与する賞価値付与手段とを備えた遊技
機において、前記表示制御手段によって、前記判定結果
表示手段による判定結果の確定表示が所定の演出状態を
経てなされる場合に、該演出状態時に前記図柄とともに
演出画像を判定結果表示手段に表示し、かつ前記図柄が
所定の動作をする毎に、判定結果表示手段における図柄
を表示する図柄表示領域を拡大或いは縮小させると共
に、前記図柄表示領域の縮小状態において該図柄表示領
域より大きい、或いは図柄表示領域と同じ大きさの演出
画像表示領域で前記演出画像を表示するように構成され
たことを特徴とする遊技機に係る。
【0010】請求項2の発明は、判定開始条件の成立に
起因して遊技の当たり外れを判定する判定手段と、前記
判定手段による判定結果を表示する判定結果表示手段
と、複数の図柄を前記判定結果表示手段に変動表示した
後に確定停止表示し、該確定停止表示した複数の図柄の
組合せにより前記判定手段による判定結果を確定表示す
る表示制御手段と、前記判定手段による判定結果が当た
りとなったことに起因して遊技者に賞価値を付与する賞
価値付与手段とを備えた遊技機において、前記表示制御
手段によって、前記判定結果表示手段による判定結果の
確定表示が所定の演出状態を経てなされる場合に、該演
出状態時に前記図柄とともに演出画像を判定結果表示手
段に表示し、かつ所定条件に起因して、判定結果表示手
段における図柄を表示する図柄表示領域の拡大及び縮小
を繰り返すと共に、前記図柄表示領域の縮小状態におい
て該図柄表示領域より大きい、或いは図柄表示領域と同
じ大きさの演出画像表示領域で前記演出画像を表示する
ように構成されたことを特徴とする遊技機に係る。
【0011】請求項3の発明は、判定結果表示手段にお
ける図柄表示領域が拡大されている状態において、前記
図柄表示領域より小さい演出画像表示領域で演出画像を
表示するように構成されたことを特徴とする請求項1又
は2に記載の遊技機に係る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に基づき本発明の
好適な実施形態を説明する。図1は本発明の一実施例に
係る遊技機全体の正面図、図2は同遊技機の遊技盤の正
面図、図3は同遊技機の遊技盤の裏面図、図4は同遊技
機全体の裏面図、図5は同遊技機の制御系を簡略に示す
ブロック図、図6は同遊技機の表示制御を簡略に示すブ
ロック図、図7は同遊技機の主制御回路が実行するメイ
ン処理に関するフローチャート、図8は乱数更新処理に
関するフローチャート、図9は乱数取得処理に関するフ
ローチャート、図10は大当たり当否判定処理に関する
フローチャート、図11は特別図柄決定処理に関するフ
ローチャート、図12はリーチ態様決定処理に関する第
1フローチャート、図13はリーチ態様決定処理に関す
る第2フローチャート、図14は特別遊技実行処理に関
するフローチャート、図15は同遊技機の表示制御回路
が実行するサブ処理に関するフローチャート、図16は
表示処理に関するフローチャート、図17は同遊技機の
演出状態時の画像表示部における図柄及び演出画像の変
化パターンの一例を示す画像図、図18は他の例の図柄
及び演出画像の変化パターンを示す画像図である。
【0013】図1ないし図3に示すパチンコ遊技機等の
遊技機1は、遊技盤3の縁に遊技球の外側ガイドレール
4及び内側ガイドレール5が略円形に立設され、前記内
側ガイドレール5によって囲まれた遊技領域6の中心線
上にその上部から下部に向かって順に表示装置9、上側
第1種始動入賞口10及び普通電動役物である下側第1
種始動入賞口11、特別電動役物である大入賞口15、
アウト口17が配設され、また上方両側にはランプ風車
18a,18b、その下方に普通図柄変動開始用左ゲー
ト19及び普通図柄変動開始用右ゲート21、その下方
に風車22a,22b、その下方に左袖入賞口23と右
袖入賞口25、さらには前記大入賞口15の両側に左落
とし入賞口27と右落とし入賞口29が配設されてい
る。前記種々の入賞口に遊技球が入賞すると所定数の遊
技球が賞品球として払い出される。なお、後に詳述する
大当たりとなると大入賞口15が開放され、遊技球が入
賞し易い特別遊技が実行される。
【0014】また、前記遊技機1の前面側には、遊技状
態を報知するランプ表示器35、払い出された遊技球を
受けるための上側球受け皿36、該上側球受け皿36の
飽和時に遊技球を受けるための下側球受け皿37、遊技
者の発射操作に応じて遊技球を遊技領域6に向けて弾発
発射する発射装置91等がそれぞれ組み付けられてい
る。以下、所要の各部についてさらに詳述する。
【0015】前記表示装置9は、その上部の普通図柄表
示装置41と中部の特別図柄表示装置43とよりなり、
数字,アルファベット,記号或いは絵(キャラクタ)等
の図柄を変動表示及び停止表示(最終的に確定停止表示
する前の仮停止表示を含む、以下同じ。)可能となって
いる。普通図柄表示装置41は7セグメント式LED
(発光ダイオード)表示装置等からなる普通図柄表示部
45を有する。また、普通図柄表示部45の両側にはL
ED等からなる普通図柄変動数記憶表示器47が設けら
れ、前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄
変動開始用右ゲート21を遊技球が通過することによっ
て発生する図柄変動開始の数を、現在変動中のものを除
いて保留回数(この例では最高4回)として記憶し表示
するようになっている。
【0016】前記特別図柄表示装置43は、当該遊技機
1において、大当たりか否かの判定結果等の遊技に関わ
る情報を表示する表示手段、この実施例では大当たりか
否かの判定結果を判定用図柄である特別図柄で表示する
判定結果表示手段に相当するものである。この特別図柄
表示装置43は、液晶表示装置、CRT表示装置、プラ
ズマディスプレイ表示装置、ドットマトリクス式LED
表示装置等の表示装置からなり、この実施例では、窓枠
部49内にカラー表示可能な液晶表示器(TFT−LC
Dモジュール)等からなる画像表示部50が設けられて
いる。この画像表示部50は、横に並ぶ3つの特別図柄
(左特別図柄,中特別図柄,右特別図柄)が、それぞれ
判定用図柄として変動表示及び停止表示可能とされてい
る。さらに、前記窓枠部49の左右内側にはLED等か
らなる特別図柄変動数記憶表示器51が設けられてい
る。なお、この実施例における前記画像表示部50に表
示される特別図柄は、『0,1,2,3,4,5,6,
7,8,9』の10通りの図柄とされている。
【0017】前記第1種始動入賞口10,11は表示装
置9の真下に設けられ、下側第1種始動入賞口11につ
いては2つの可動片11a,11bが背面の第1種始動
入賞口用ソレノイド53によって略垂直で入賞しない狭
小開放状態(通常状態)と略V字形(逆ハの字形)の入
賞し易い拡開開放状態間を変化可能に制御されているの
に対し、上側第1種始動入賞口10は単に開口したもの
とされている。前記下側第1種始動入賞口11の拡開開
放は、後述するように、前記普通図柄表示部45の図柄
が変動した後特定の図柄が確定停止表示されて小当たり
(普通図柄当たり)が成立した時に行われる。
【0018】また、前記遊技盤3の背面には、第1種始
動入賞口10,11に入賞した球を検出する特別図柄変
動開始スイッチ(始動入賞口センサ)55a,55bが
入賞球用通路に設けられており、該入賞球の検出によっ
て前記特別図柄表示装置43の図柄変動を開始するよう
になっている。その際、特別図柄変動中に第1種始動入
賞口10,11に入賞した球の個数、すなわち特別図柄
の変動を開始する回数については、保留回数(この例で
は最高4回)を、前記特別図柄変動数記憶表示器51に
表示し、記憶数の減少によって前記表示器51の表示個
数を減らすようになっている。
【0019】前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び
普通図柄変動開始用右ゲート21は表示装置9の左右に
設けられ、普通図柄変動開始スイッチ56,57を備
え、該普通図柄変動開始スイッチ56,57で両ゲート
19,21を通過する遊技球を検出することによって前
記普通図柄表示装置41の図柄変動を開始させるように
なっている。また、前記左袖入賞口23と右袖入賞口2
5の入賞球を検出する左袖入賞口用検出スイッチ78と
右袖入賞口用検出スイッチ79、前記左落とし入賞口2
7と右落とし入賞口29の入賞球を検出する左落とし入
賞口用検出スイッチ81と右落とし入賞口用検出スイッ
チ82が、それぞれ対応する遊技盤背面に設けられてい
る。
【0020】前記大入賞口15は第1種始動入賞口1
0,11の下方に設けられ、大入賞口開放用ソレノイド
59と該ソレノイド59によって開閉する開閉板61と
を備えている。この大入賞口15は、通常は開閉板61
が閉じた状態とされ、当該大入賞口15の一部には、該
大入賞口15が開いた際に開口して入賞可能にする特定
領域入賞口63を有する。さらに、該特定領域入賞口6
3には、所定条件時に特定領域開放用ソレノイド64に
より開閉される開閉扉(図示せず)が設けられている。
また、前記特定領域入賞口63には特定入賞球を検出す
る特定入賞球検出スイッチ(特定領域センサ)65が設
けられ、該入賞球の検出により大入賞口15を再度開け
る継続権利が成立するようにされている。また、大入賞
口15内の略中央には、前記大入賞口15に入賞し、か
つ前記特定領域入賞口63に入賞しなかった入賞球を検
出する入賞球数カウントスイッチ(カウントセンサ)6
7が設けられている。
【0021】次に、前記特別図柄表示装置43での図柄
の表示及び前記大入賞口15の作動について説明する。
前記のように第1種始動入賞口10,11に遊技球が入
賞し、特別図柄変動開始スイッチ55a,55bによっ
て入賞球が検出されると、前記特別図柄変動開始スイッ
チ55a,55bによる入賞信号が、後述する図5の主
制御回路140へ送られ、それに伴って、表1に示すC
1カウンタ等の各種乱数値が取得(抽出)され、その取
得数値が主制御回路140のRAMの特別図柄乱数記憶
領域に一旦格納される。そして、当該格納された各数値
に基づいて大当たりの判定、停止図柄の決定、リーチ決
定等の図柄変動パターンの選択等が行われ、該決定又は
選択された停止図柄や図柄変動パターン等がコマンド
(制御信号)として表示制御回路(表示制御手段)15
0へ送信され、それを受けた表示制御回路150が特別
図柄表示装置(表示手段)43に制御データをセット
し、該制御データによる制御を実行することによって、
前記特別図柄表示装置(表示手段)43の画像表示部5
0で各特別図柄の変動を開始する。そして、所定時間変
動後、例えば、左特別図柄、右特別図柄、中特別図柄の
順や左特別図柄、中特別図柄、右特別図柄の順等で各特
別図柄が変動停止して、停止図柄の組合せが確定停止表
示される。その際、図柄変動パターン等によっては、リ
ーチ状態が成立することがある。
【0022】ここで、リーチ状態とは、画像表示部50
で特別図柄が変動表示開始された後、表示制御が進行し
て表示結果が確定停止表示される前段階において、特定
の表示態様、つまり大当たりの組合せが表示されやすい
可変表示状態になったと遊技者に思わせるための表示状
態、より一般的に言えば、大当たりか否かの判定結果を
複数の特別図柄の組合せで停止表示する場合、複数の図
柄の一部が停止表示されており、他の図柄が変動中にお
いて、停止表示されている図柄が当たりを意味する当た
り図柄組合せの一部を構成する表示状態を言う。また、
全ての図柄が変動している全図柄変動中や、複数或いは
1つの図柄を停止させた状態で他の図柄が変動している
時等で、大当たりの組合せが表示されやすい可変表示状
態になったと遊技者に思わせるような通常とは異なる演
出を行う状態もリーチ状態に含まれる。この実施例で
は、前記画像表示部50の各特別図柄の内、最終停止図
柄、ここでは中特別図柄だけを残して、残りの2つの特
別図柄が特定の組合せ(例えば同一図柄)となるように
停止表示する状態が、リーチ状態となっている。
【0023】さらに、前記リーチ状態時には、前記画像
表示部50の特別図柄(主に最終停止特別図柄)を変動
表示中にスロー変動(ゆっくりスクロール変動)させた
り、前記特別図柄(主に最終停止特別図柄)を拡縮させ
たり、コマ送り変動させたり、さらには、後で詳述する
ように、前記画像表示部50の特別図柄を拡縮表示して
該特別図柄の縮小表示毎にキャラクタ等による演出画像
を前記特別図柄の表示領域より大きく表示することを繰
り返す等、複数の演出態様を有するリーチ態様(リーチ
アクション)の中から選択されたリーチ態様が演出され
るようになっている。なお、前記リーチ態様としては、
上記例示の他、画像表示部50の背景色を一瞬変化させ
たり、音声を発生させたり、発光体を発光させたりする
リーチ態様等が考えられる。
【0024】また、前記リーチ状態になる前に、該リー
チ状態になる可能性又は大当たりになる可能性が高いこ
とを報知する予告(予兆)が演出されるようにしても良
い。前記予告としては、画像表示部50上へのキャラク
ター画像表示や残像表示や特別図柄の拡縮表示等が挙げ
られる。
【0025】前記確定停止表示された停止図柄の組合せ
が、予め決められた特定の大当たり図柄組合せ、例え
ば、同一図柄の組合せからなる通称ぞろ目であると、大
当たり状態(特別遊技状態)に移行する。大当たり状態
になると、後述の主制御回路等で構成される賞価値付与
手段の作用によって、前記大入賞口15の開閉板61が
開いて遊技領域6表面を落下してくる遊技球を受け止
め、大入賞口15内へ入賞可能にし、該大入賞口15へ
の入賞があると、賞球払出装置により所定数の遊技球を
賞品球として払い出し、遊技者に大当たり賞価値を付与
する。前記開閉板61は、所定時間経過(例えば29
秒)するか或いは入賞球数カウントスイッチ67で検出
された入賞球数が所定個数(例えば9個)となった時点
で閉じるようにされている。なお、前記入賞球数カウン
トスイッチ67で検出された入賞球数は、特別図柄表示
装置43の画像表示部50に、0〜9までの数字又は棒
グラフのように表示されるようになっている。また、大
入賞口15の開放中又は大入賞口が閉じてから約2秒以
内に、特定領域入賞口63への入賞球を特定入賞球検出
スイッチ65が検出すると、前記大当たりを再度繰り返
す継続権利が発生し、所定最高回数(例えば最高16
回)、前記開閉板61の開放を繰り返すようになってい
る。
【0026】前記発射装置91は、図1及び図4から理
解されるように、操作レバー92と、該操作レバー92
の操作により駆動する発射モータ93と、該発射モータ
93の駆動により間欠的に揺動して遊技球を弾発発射す
る打球杆94とを有している。前記発射装置91により
発射された発射球は、前記遊技盤面に立設された外側ガ
イドレール4と内側ガイドレール5間で構成される発射
球誘導路を介して遊技領域6に誘導されるようになって
いる。前記発射球誘導路により遊技領域6に誘導された
遊技球は、転動しつつ下方へ落下し、前記各装置及び各
入賞口に入賞するか、或いは何処にも入賞しなければ前
記アウト口17から遊技盤3の裏側へ排出されるように
構成される。
【0027】なお、図4中の符号101は遊技球を溜め
るタンク、102はタンクレール、103は枠用外部出
力端子、104は枠用外部出力端子基板、105は枠飾
りランプ中継基板、106は受電基板、107は空切り
防止スイッチ、108は空切り防止スイッチ基板、10
9は盤面用外部出力端子、110は盤面用外部出力基
板、111は中央カバー、112は音声制御基板、11
3はフォト分配基板、114は電源基板、115はラン
プ制御基板、116はエラー表示部、117はミドルプ
レート、118はCR賞球払出制御基板、119は発射
装置制御基板、120は下基板ベース、121は主基
板、122はカードインターフェイス接続部、123,
124は電源プラグである。
【0028】図5に示す主制御回路(主制御手段)14
0は、CPU,RAM,ROM,複数のカウンタを備え
たコンピュータと、該コンピュータから送信された制御
信号を受信し、その制御信号に基づいて所定の処理を行
う表示制御回路(副制御手段)150等を結ぶ入出力回
路と、前記コンピュータと大入賞口15に接続される中
継回路等を結ぶ入出力回路等で構成される。前記CPU
は、制御部,演算部,各種カウンタ,各種レジスタ,各
種フラグ等を備え、演算制御を行う他、大当たりの発生
確率や小当たり(下側第1種始動入賞口11の拡開開放
を行う普通図柄当たり)の発生確率を定める乱数等も生
成している。また、前記RAMは、特別図柄変動開始ス
イッチ55a,55bの検出信号及び普通図柄変動開始
スイッチ56,57の検出信号用の記憶領域,CPUで
生成される各種乱数値用の記憶領域,各種データを一時
的に記憶する記憶領域やフラグ,CPUの作業領域を備
えている。さらに、前記ROMには、遊技上の制御プロ
グラムや制御データが書き込まれている他、後述する各
遊技状態における大当たり及び小当たりの判定値等が書
き込まれている。また、前記普通図柄表示装置41にお
ける図柄変動の制御は、主制御回路140によって行わ
れる。なお、図5中の符号95は賞球払出装置、96は
球貸装置である。
【0029】前記表示制御回路150は、遊技機1の表
示制御手段に該当し、表示装置9(特には特別図柄表示
装置43の画像表示部50)に表示する遊技画像(特別
図柄,背景画像,キャラクタ画像,文字画像等が含まれ
る。)の表示制御を行うためのものである。この表示制
御回路150は、図6に示すように、前記表示装置9に
遊技画像を表示するための制御データ等を記憶する制御
データROM152、特別図柄,背景画像,キャラクタ
画像,文字画像等の画像データを記憶する画像データR
OM156、主制御回路140の制御信号に基づき制御
データROM152に従って表示制御データを制御する
表示制御用CPU151、該表示制御用CPU151か
らの指令に基づいて画像データROM156から必要な
データを読み出し、表示画像における特別図柄,背景画
像,キャラクタ画像,文字画像等のマップデータを作成
するVDP154、該VDP154で生成したデータを
格納するVRAM155、前記格納記憶された画像デー
タをRGB信号に変換するD−A変換回路157等を備
えたコンピュータよりなる。なお、キャラクタ画像,背
景画像,文字画像やそれらの組合せ等により後述の演出
画像が作成される。
【0030】なお、D−A変換回路157によって変換
されたRGB信号は特別図柄表示装置43に出力され、
またVDP154から複合同期信号SYNCが表示装置
9の特別図柄表示装置43に供給される。そして、特別
図柄表示装置43は、送信されてきたRGB信号及び複
合同期信号SYNCに基づいて画像表示部50に画像を
表示する。また、前記表示制御回路150には、前記表
示制御用CPU151と主制御回路140とを結ぶ入力
回路158と、特別図柄表示装置43とを結ぶ出力回路
159が備えられている。
【0031】前記主制御回路140或いは表示制御回路
150に設けられる複数のフラグとしては、この実施例
では大当たり判定用フラグF1,小当たり(普通図柄当
たり)判定用フラグF2の2種類が挙げられる。これら
のフラグは、初期設定時には全て0にセットされる。
【0032】さらに、前記主制御回路140に設けられ
る複数のカウンタは、この実施例では表1に示すよう
に、C1〜C7カウンタの7種類からなる。各カウンタ
の作用については次に示す。
【0033】
【表1】
【0034】C1カウンタは、遊技機1の判定手段(当
否判定手段)に該当し、前記遊技領域6に発射された遊
技球の挙動に起因して大当たり及び外れを判定する。こ
のC1カウンタは、その数値が遊技機の電源投入時に
‘0’から始まり、所定の割り込み時間(例えば4.0
00ms)ごとに1ずつ加算され、数値が‘314’に
なると、次に再び‘0’に戻って前記加算を繰り返すよ
うになっている。C1カウンタの数値は、遊技球が第1
種始動入賞口10,11に入賞して特別図柄変動開始ス
イッチ55a,55bによって検出された時に取得さ
れ、予め決定されている大当たり用対比数値、実施例で
は‘7’と対比されて大当たりか否か判断される。ま
た、当否の判定が終了するまでの間に、遊技球が第1種
始動入賞口10,11に入賞してC1カウンタの数値が
再び取得されることがあるため、前記C1カウンタの記
憶取得数値(更新取得数値)は、現在判定中の取得数値
を除いて最大4個が、前記主制御回路140のRAMの
当該格納領域に格納され、順次判定に供される。
【0035】C2カウンタは、後述するC3〜C5カウ
ンタと共に遊技機1の判定用図柄決定手段に該当し、大
当たり時、前記特別図柄表示装置43の画像表示部50
に同一図柄で確定停止して揃う大当たり図柄組合せを決
定するものである。このC2カウンタは、その数値が電
源投入時に‘0’から始まって前記割り込み時間毎に
‘1’ずつ加算し、‘9’に至ると次に再び‘0’に戻
る繰り返しを行う。このC2カウンタの数値は、前記第
1種始動入賞口10,11の入賞球が特別図柄変動開始
スイッチ55a,55bによって検出された時に取得さ
れ、図柄表示中に対するものを除き、最大4個まで前記
主制御回路140のRAMに格納される。前記C2カウ
ンタの数値には、各数値に対応する大当たり図柄組合せ
が予め割り当てられている。実施例においては、前記C
2カウンタの取得数値が‘0’のときは大当たり図柄組
合せが『0,0,0』、‘1’のときは『1,1,
1』、‘2’のときは『2,2,2』、‘3’のときは
『3,3,3』、‘4’のときは『4,4,4』、
‘5’のときは『5,5,5』、‘6’のときは『6,
6,6』、‘7’のときは『7,7,7』、‘8’のと
きは『8,8,8』、‘9’のときは『9,9,9』と
なるようにされている。
【0036】C3〜C5カウンタは、外れ時の判定用図
柄決定手段に該当し、前述した当否の判定による外れ
時、特別図柄表示装置43の画像表示部50に確定停止
表示する外れ図柄の決定に用いられるものである。前記
C3カウンタは左特別図柄、C4カウンタは中特別図
柄、C5カウンタは右特別図柄に対応し、それぞれ
‘0’〜‘9’の数値で構成される。そして、前記C3
カウンタは、その数値が電源投入時に‘0’から始ま
り、前記C2カウンタの数値が加算の繰り返しによって
‘9’から再び‘0’に戻る際に‘1’ずつ加算される
ようになっている。また、C4及びC5カウンタについ
ては、前記C3カウンタの数値がその加算の繰り返しに
よって‘9’まで増加し再び‘0’に戻る際にC4カウ
ンタの数値が‘1’ずつ加算され、その加算の繰り返し
によってC4カウンタの数値が‘9’まで増加し再び
‘0’に戻る際にC5カウンタの数値が‘1’ずつ加算
されるようになっている。これによって、C2〜C5カ
ウンタが同期(同一の組合せで加算)するのを避けるこ
とができる。さらに、この実施例では、偶発的にC3〜
C5カウンタの数値が一致、すなわち大当たり図柄組合
せを構成した場合には、C5カウンタの数値を1減算、
すなわち外れ図柄組合せを構成するようになっている。
なお、C5カウンタについても、加算の繰り返しによっ
て数値が‘9’に至ると再び‘0’に戻るようになって
いる。
【0037】前記C3〜C5カウンタの各数値には、対
応する図柄が予め割り当てられている。実施例において
は、前記各カウンタの取得数値が‘1’のときは外れ図
柄が『1』となる等、各カウンタの取得数値がそのまま
外れ図柄として割り当てられている。そして、前記特別
図柄変動開始スイッチ55a,55bによって入賞球が
検出される毎にC3〜C5カウンタから取得される数値
の組合せによって、外れ時に画像表示部50に表示され
る確定停止図柄の組合せが定まる。また、C3〜C5カ
ウンタの取得数値は、前記主制御回路140におけるR
AMの外れ図柄格納領域に所定数、この例では、表示中
の外れ図柄に対する数値を除き、最大4個まで格納され
る。また、この実施例では、前記特別図柄の変動開始か
ら確定停止するまでに要する時間(但し、リーチ状態に
おけるリーチ態様表示がない場合)は8.5秒である。
【0038】C6カウンタは、特別図柄表示装置43に
おける特別図柄(判定用図柄)組合せの確定停止表示前
に、前記リーチ状態となった場合に演出するリーチ態様
(リーチアクション)を、複数のリーチ態様の中から選
択するためのものである。前記C6カウンタは、その数
値が電源投入時に‘0’から始まって前記割り込み時間
毎に‘1’ずつ加算し、‘49’に至ると次に再び
‘0’に戻る繰り返しを行う。前記C6カウンタの数値
は、前記第1種始動入賞口10,11の入賞球が特別図
柄変動開始スイッチ55a,55bによって検出された
時に、C1カウンタ等の数値と共に取得され、現在決定
中のものを除き、最大4個まで前記主制御回路140の
RAMに格納される。
【0039】この実施例では、前記判定手段(C1カウ
ンタ)の判定結果が当たりであるか否か、及びリーチ外
れであるか否か(外れ時にリーチ状態を経て外れ図柄組
合せが表示されるか否か)によって、C6カウンタの取
得数値と対比させるリーチ態様決定用数値を変化させて
いる。具体的には、以下のようになっている。
【0040】判定手段の判定結果が当たりである場合、
C6カウンタの取得数値が‘0’〜‘24’のときはリ
ーチ態様Aを選択して演出することを決定し、C6カウ
ンタの取得数値が‘25’〜‘39’のときはリーチ態
様Bを選択して演出することを決定する。また、C6カ
ウンタの取得数値が前記数値以外のときはリーチ態様C
を選択して演出することを決定する。
【0041】当否判定結果が外れであり、かつリーチ外
れである(リーチ後外れとなる)場合、C6カウンタの
取得数値が‘0’〜‘24’のときはリ−チ態様Cを選
択して演出することを決定し、C6カウンタの取得数値
が‘25’〜‘39’のときはリーチ態様Bを選択して
演出することを決定する。また、C6カウンタの取得数
値が前記数値以外のときはリーチ態様Aを選択して演出
することを決定する。なお、前記リーチ外れとなるか否
かの判断は、C3カウンタの取得数値とC5カウンタの
取得数値とが一致するか否かを判断することにより行わ
れる。ここで、この実施例におけるリーチ態様A,B,
Cの演出は、下の表2に示した内容で実施される。
【0042】
【表2】
【0043】C7カウンタは、前記普通図柄表示装置4
1の普通図柄表示部45に確定停止表示する普通図柄を
決定すると共に小当たり(普通図柄の当たり)及び外れ
を判定するもので、その数値が電源投入時に‘0’から
始まって前記割り込み時間毎に‘1’ずつ加算され、
‘8’に至った後、再び‘0’から始まって加算が繰り
返される。このC7カウンタの数値は、普通図柄変動開
始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21
を通過した遊技球を普通図柄変動開始スイッチ56,5
7で検出する毎に取得され、表示中の普通図柄当たり用
のものを除き、最大4個まで前記主制御回路140のR
AMに格納される。
【0044】また、前記C7カウンタの数値には、各数
値に対応する普通図柄が予め割り当てられている。この
実施例においては、C7カウンタの取得数値が‘1’の
ときは普通図柄表示部45に確定停止表示する普通図柄
が『1』となる等、C7カウンタの取得数値がそのまま
確定停止表示される普通図柄として割り当てられてい
る。なお、この実施例では、前記普通図柄の変動開始か
ら確定停止するまでに要する時間は11.8秒となって
いる。
【0045】さらに、この実施例では、前記C7カウン
タの取得数値が‘7’である場合、小当たりとなり、下
側第1種始動入賞口11の拡開開放が行われる。この下
側第1種始動入賞口11の拡開開放は、拡開開放の間に
第1種始動入賞口10,11への入賞球数が6個に達す
るか、或いは拡開開放時間が0.4秒経過するかの何れ
かの条件が成立したときに終了されるようになってい
る。これに対して、前記C7カウンタの取得数値が
‘7’以外の場合、普通図柄の外れとなり、下側第1種
始動入賞口11は狭小開放状態のままである。
【0046】この実施例の遊技機1においては、遊技の
主制御を行う主制御回路140と、該主制御回路140
から送信される制御信号に基づいて所定の処理を行う表
示制御回路150とを備えており、前記主制御回路14
0においてメイン処理Mを実行し、さらに前記表示制御
回路150においてサブ処理Sを実行することにより主
制御回路140の負担を軽減し、より複雑な遊技の制御
ができるようになっている。
【0047】次に、本発明に係る遊技機1において前記
主制御回路140が行う一連の処理であるメイン処理M
について、具体例を示しつつ前記カウンタとの関係から
詳述する。なお、図5に示した主制御回路140のCP
Uは、所定の割り込み時間(ここでは4.000ms)
毎に主制御回路140のROMに記憶されている各プロ
グラムを実行する。
【0048】図7のフローチャートに示すように、メイ
ン処理Mにおいては、初期設定(S10)、入力処理
(S20)、乱数更新処理(S30)、始動入賞口1
0,11への入賞の確認或いは普通図柄変動開始左右ゲ
ート19,21の通過の確認(S40)、乱数取得処理
(S50)、当否判定処理(S60)、図柄決定処理
(S70)、リーチ態様決定処理(S80)、始動入賞
口開放処理(S100)、特別遊技実行処理(S11
0)、その他の処理(S120)、出力処理(S13
0)が行われる。
【0049】初期設定(S10)では、スタックの設
定、定数設定、CPUの設定、SIO,PIO,CTC
の設定等を行う。なお、電源投入時のみに必要な処理は
1順目のみに実行され、後は実行されることがない。
【0050】入力処理(S20)では、前記始動入賞口
センサやカウントセンサ等の各種センサからの入賞信号
等を主制御回路140に入力し、前記入賞信号等を主制
御回路140のRAMに記憶する処理を行う。
【0051】乱数更新処理(S30)では、図8に示す
ように、C1,C2,C6,C7カウンタの各数値Rn
(n=1,2,6,7)が前記所定時間毎に1ずつ加算
され(S31)、前記各数値Rnが所定値X(C1カウ
ンタの場合は314、C2カウンタの場合は9、C6カ
ウンタの場合は49、C7カウンタの場合は8)に至る
と次に再び‘0’に戻る繰り返しを行う(S32,S3
3)。そして、各カウンタの更新数値が主制御回路14
0のRAMの各カウンタと対応する乱数記憶エリアにそ
れぞれ記憶される(S34)。図8中における『R
n’』は、加算される前の各カウンタの数値を意味す
る。なお、C3〜C5カウンタについては、前述したよ
うにC2カウンタと関連して数値が加算され、加算後の
数値が前記RAMの対応する乱数記憶エリアに記憶され
るようになっている。
【0052】前記乱数更新処理(S30)の後、前記第
1種始動入賞口10,11に入賞があったか否かが前記
特別図柄変動開始スイッチ55a,55bの検出により
確認されると共に、前記普通図柄変動開始用ゲート1
9,21を遊技球が通過したか否かが前記普通図柄変動
開始スイッチ56,57の検出により確認される(S4
0)。そして、前記第1種始動入賞口10,11への入
賞ありと判断された場合には以降の処理でC1〜C6カ
ウンタのみの取得数値の読み込み及び判定が行われ、ま
た、前記普通図柄変動開始用ゲート19,21を遊技球
が通過したと判断された場合には以降の処理でC7カウ
ンタのみの取得数値の読み込み及び判定が行われるよう
に構成されている。なお、前記S40で入賞及び遊技球
の通過なしと判断された場合には、乱数取得処理(S5
0)、当否判定処理(S60)、図柄決定処理(S7
0)、リーチ態様決定処理(S80)は省略され、始動
入賞口開放処理(S100)にジャンプする。
【0053】乱数取得処理(S50)では、図9のフロ
ーチャートから理解されるように、まず、C1〜C6カ
ウンタの更新数値Rn(n=1〜6)が読み出され(S
51)、次いで、前記取得された各数値Rnを、前記主
制御回路140のRAMの取得乱数記憶エリアに各々記
憶する(S52)。また、C7カウンタの値R7の読み
出し及びその記憶は、前記普通図柄変動開始スイッチ5
6,57の検出により前記普通図柄変動開始用左ゲート
19または普通図柄変動開始用右ゲート21への遊技球
の通過有りと判断された時に行われる。なお、C7カウ
ンタの乱数取得処理については図9に示す処理とカウン
タ取得数値の取得時が異なるのみであるため、前記説明
に留めて図示は省略する。
【0054】当否判定処理(S60)においては、図1
0に示す大当たり当否判定処理、すなわち特別遊技に対
する当否判定処理と、小当たり当否判定処理、すなわち
下側第1種始動入賞口11の開放に対する普通図柄当た
り当否判定処理(図示省略)が実行される。
【0055】前記大当たり当否判定処理(S61)で
は、最初に、前記C1カウンタの取得数値R1と、予め
決定されている大当たり用対比数値が対比され(S6
2)、両値が一致すれば特別遊技実行可、つまり大当た
りとなり、大当たり判定用フラグF1が1にセットされ
る(S63)。この実施例では、予め決定されている大
当たり用対比数値は‘7’である。なお、図示しない
が、小当たり当否判定処理においては、同様にして前記
C7カウンタの取得数値R7が小当たり用対比数値であ
る‘7’と対比され、両値が一致すれば小当たりとな
り、小当たり判定用フラグF2が1にセットされる。
【0056】図柄決定処理(S70)においては、大当
たり当否判定処理(S61)の結果に基づき特別図柄表
示装置43の画像表示部50に表示される特別図柄(確
定停止図柄)を決定する特別図柄決定処理と、小当たり
当否判定処理の結果に基づき普通図柄表示装置41の普
通図柄表示部45に表示される普通図柄(確定停止図
柄)を決定する普通図柄決定処理が実行される。
【0057】図11に示すように、特別図柄決定処理
(S71)では、前記大当たり当否判定処理(S61)
に基づき特別図柄表示装置43の画像表示部50に確定
停止表示する特別図柄の決定が行われる。この特別図柄
決定処理(S71)では、まず、前記大当たり判定用フ
ラグF1の値が1か否か判断され(S72)、該値が1
と判断された場合、すなわち特別遊技実行可(大当た
り)となる場合、前記C2カウンタの記憶取得数値R2
が読み出され、その取得数値R2に対して予め決定され
ている図柄の組合せが大当たり図柄組合せとして決定さ
れ、画像表示部50で各特別図柄が所定時間変動表示さ
れた後に、左特別図柄、右特別図柄、中特別図柄の順
で、前記決定された大当たり図柄が確定停止図柄として
それぞれ停止表示されるように指示する(S73)。
【0058】それに対し、前記大当たりフラグF1の値
が1でない、すなわち前記値が0と判断され、外れと判
断された場合には、前記C3〜C5カウンタの記憶取得
数値R3〜R5が読み出され、その数値R3〜R5に対
して予め決定されている図柄が外れ図柄組合せの図柄と
して決定され、各特別図柄が所定時間変動表示された後
に、左特別図柄、右特別図柄、中特別図柄の順で、前記
決定された外れ図柄が確定停止図柄としてそれぞれ停止
表示されるように指示する(S74)。
【0059】なお、図示しないが、普通図柄決定処理に
おいては、前記C7カウンタの取得数値R7に対して予
め決められている図柄を、前記普通図柄表示部45に確
定停止図柄として表示するように指示する。
【0060】リーチ態様決定処理(S80)は、前記S
40で第1種始動入賞口10,11への入賞ありと判断
された場合に実行され、第1種始動入賞口10,11へ
の入賞なしと判断された場合には実行されない。このリ
ーチ態様決定処理(S80)では、図12及び13に示
すように、まず、大当たり判定用フラグF1の値が1か
否かの判断がなされる(S81)。ここで、F1の値が
1の場合、すなわち特別遊技実行可(大当たり)となる
場合、次にC6カウンタの取得数値R6が0〜24の数
値であるか否かの判断がされる(S82)。ここで、取
得数値R6が0〜24のときは前記リーチ態様A(S8
3)を選択して演出することが決定され、当該リーチ態
様Aの演出を指示する。また、取得数値R6が0〜24
でないときは、さらに取得数値R6が25〜39である
か否かの判断がされる(S84)。そして、取得数値R
6が25〜39のときは前記リーチ態様B(S85)を
選択して演出することが決定され、当該リーチ態様Bの
演出を指示する。一方、取得数値R6が25〜39でな
いときは前記リーチ態様C(S86)を選択して演出す
ることが決定され、当該リーチ態様Cの演出を指示す
る。
【0061】また、前記S81で、大当たり判定用フラ
グF1の値が1でなく0である場合、つまり特別遊技実
行不可(外れ)となる場合、次に外れ図柄組合せがリー
チ外れ、すなわちリーチ状態を経て外れとなるか否かが
判断される(S87)。ここで、この実施例において前
記リーチ外れとなる場合は、左特別図柄を決定するC3
カウンタの値R3と右特別図柄を決定するC5カウンタ
の値R5が一致する場合であり、当該リーチ外れとなる
か否かの判断は、前記C3カウンタの値R3とC5カウ
ンタの値R5を読み出し、両値が一致しているか否かを
判定することによって行われる。そして、リーチ外れと
なる場合には、C6カウンタの取得数値R6が0〜24
であるか否かの判断がされる(S88)。ここで、取得
数値R6が0〜24のときは前記リーチ態様C(S8
9)を選択して演出することが決定され、当該リーチ態
様Cの演出を指示する。また、取得数値R6が0〜24
でないときは、さらに取得数値R6が25〜39である
か否かの判断がされる(S90)。そして、取得数値R
6が25〜39のときは前記リーチ態様B(S91)を
選択して演出することが決定され、当該リーチ態様Bの
演出を指示する。一方、取得数値R6が25〜39でな
いときは、前記リーチ態様A(S92)を選択して演出
することが決定され、当該リーチ態様Aの演出を指示す
る。また、前記S87で、リーチ外れとならない、つま
りリーチ状態にならない場合にはリーチ態様が選択され
ず、演出をしない決定がされる。
【0062】また、前記リーチ態様決定処理(S80)
において、この遊技機1の特徴的表示態様であるリーチ
態様Aが選択された場合における演出の具体例を以下に
述べる。まず、前記特別図柄表示装置(液晶表示装置)
43の画像表示部50で各特別図柄が所定時間スクロー
ル(図では縦スクロール)変動してから、図17の
(a)に示すように、中特別図柄(最終停止図柄)以外
の左特別図柄T1及び右特別図柄T2が、前記メイン処
理Mの特別図柄決定処理(S71)における処理(S7
3,S74)により決定された図柄(図では‘7’)で
スクロール変動が終了し、そのリーチ状態となった特別
図柄T1,T2を仮停止表示する。このとき、実施例で
は、画像表示部50の全ての領域は、各特別図柄T1〜
T3を表示する図柄表示領域(特別図柄表示領域)50
aとなっている。
【0063】次いで、前記リーチ状態成立後、最終停止
図柄である中特別図柄T3をコマ送り表示(コマ変動表
示)を開始すると同時に、図17の(b)に示すよう
に、画像表示部50の各特別図柄T1〜T3を表示する
図柄表示領域(図示の例では区画された図柄表示領域)
50aを縮小表示すると共に、一人のキャラクタ(人
物)が大当たりになることを応援する演出画像U1を、
前記図柄表示領域50aよりも大きい演出画像表示領域
(図では画像表示部50の図柄表示領域50aを除く表
示領域)50bに表示する。なお、実施例では、前記中
特別図柄T3のコマ送り表示は、一の図柄から図柄配列
上の隣の図柄へ1コマ(1図柄分)変動するように行わ
れる。また、実施例においては、前記コマ送り表示後に
一旦停止表示がなされ、それらの表示の組合せが所定回
数繰り返されるようになっている。
【0064】前記中特別図柄T3のコマ送り表示開始
後、該中特別図柄T3が一旦停止(図では‘6’)する
と同時に、図17の(c)に示すように、特別図柄T1
〜T3(図柄表示領域50a)が拡大表示(同図の
(a)と同じ態様の表示)される。このとき、実施例で
は、前記演出画像を表示する演出画像表示領域50bは
消滅し、画像表示部50上に表示されない。
【0065】その後、再び中特別図柄T3のコマ送り表
示(変動表示)が開始すると、図17の(d)に示す如
く、前記と同様に図柄表示領域50aを縮小表示すると
共に、該図柄表示領域50aよりも大きい演出画像表示
領域50bに複数のキャラクタ(人物)が大当たりにな
ることを応援する演出画像U2を表示し、最終的には同
図の(e)のように、前記メイン処理Mの特別図柄決定
処理(S71)における処理(S73,S74)により
決定された図柄組合せ(図では‘7’のぞろ目)となる
ように各特別図柄T1〜T3が画像表示部50全体で確
定停止表示される。
【0066】このように、大当たりか否かの判定結果の
確定表示、つまり特別図柄の確定停止表示が所定の演出
状態(ここではリーチ状態)を経てなされる場合に、特
別図柄が所定の動作(ここでは中特別図柄T3がコマ送
り或いは一旦停止)をする毎に、特別図柄T1〜T3を
表示する図柄表示領域50aの拡大或いは縮小を繰り返
すと共に、該図柄表示領域50aが縮小されている状態
にその図柄表示領域50aより大きい演出画像表示領域
50bでキャラクタ等による演出画像U1,U2を表示
するようにすれば、大当たりか否かの判定結果に直接的
に関係する特別図柄(判定用図柄)の変動停止進行状況
とキャラクタ等による演出画像の演出進行状況との双方
を、遊技者が確認し易くなると共に、遊技者は新鮮な遊
技感覚を味わうことができ、趣向性が向上する。
【0067】なお、この実施例においては、画像表示部
50で特別図柄T1〜T3(図柄表示領域50a)が縮
小されている状態において、常時、演出画像U1,U2
を前記図柄表示領域50aよりも大きい演出画像表示領
域50bに表示しているが、これに限らず、特別図柄T
1〜T3(図柄表示領域50a)が縮小されている状態
において所定条件が成立した場合、例えば新たに設けた
カウンタの取得数値が特定数値となる場合等に限って、
演出画像U1,U2を前記図柄表示領域50aよりも大
きい演出画像表示領域50bに表示するようにしても良
い。
【0068】また、この実施例においては、前述のよう
に大当たり時及びリーチ外れ時で各リーチ態様の選択確
率を異ならせているため、演出されるリーチ態様によっ
て判定結果が当たりである可能性(大当たりに対する信
頼度)が異なっている。以下、詳述する。
【0069】まず、リーチ態様Aは、大当たり判定用フ
ラグF1の値が1の場合(大当たり時)には、C6カウ
ンタの乱数範囲0〜49に対して、取得数値R6が0〜
24の数値のときに選択される、つまりF1値が1の場
合には25/50の確率で選択される。一方、大当たり
判定用フラグF1の値が0の場合(外れ時)には、取得
数値R6が40〜49のときに選択される、つまりF1
値が0の場合には10/50の確率で選択される。この
ように、リーチ態様Aは、大当たり時には選択され易
く、外れ時には選択され難くなっており、このリーチ態
様Aが演出(表示)された場合には、判定結果が当たり
である可能性が高いと言える。
【0070】また、リーチ態様Bは、大当たり判定用フ
ラグF1の値に関わらず(大当たりか否かに関わら
ず)、C6カウンタの乱数範囲0〜49に対して、取得
数値R6が25〜39の数値であれば選択される、つま
りF1値に関わらず15/50の確率で選択される。こ
のように、リーチ態様Bは、大当たり時であっても外れ
時であっても選択される確率は変わらず、このリーチ態
様Bが表示された場合には、判定結果が当たりである可
能性は中程度と言える。
【0071】さらに、リーチ態様Cは、大当たり判定用
フラグF1の値が1の場合(大当たり時)には、取得数
値R6が40〜49の数値のときに選択される、つまり
F1値が1の場合には10/50の確率で選択される。
一方、大当たり判定用フラグF1の値が0の場合(外れ
時)には、取得数値R6が0〜24のときに選択され
る、つまりF1値が0の場合には25/50の確率で選
択される。このように、リーチ態様Cは、大当たり時に
は選択され難く、外れ時には選択され易くなっており、
このリーチ態様Cが表示された場合には、判定結果が当
たりである可能性が低いと言える。
【0072】上の説明からも分かるように、この実施例
では、画像表示部50で図柄表示領域50aの拡縮表
示、及び前記図柄表示領域50aの縮小表示時における
演出画像表示領域50bの拡大表示がなされる場合(リ
ーチ態様Aが演出された場合に相当する。)と、そうで
はない場合(リーチ態様B、Cが演出された場合に相当
する。)とで、判定結果が大当たりとなる可能性が異な
っている(ここでは前記図柄表示領域50aの拡縮表
示、及び図柄表示領域50aの縮小表示時における演出
画像表示領域50bの拡大表示がなされる場合の方が、
大当たりとなる可能性が高くなっている。)。
【0073】また、リーチ態様の種類、数等は適宜でよ
く、各リーチ態様同士で信頼度が異ならなくても良い。
加えて、この実施例においては、大当たり及びリーチ外
れ等のリーチ状態となる場合には、必ず何れかのリーチ
態様が選択されるようになっているが、これに限るもの
ではなく、リーチ状態となっても判定結果表示時間短縮
状態(時短機能を有する機種の場合)になっている等の
条件によっては何らリーチ態様が選択されることなく、
最終停止図柄を単に停止させる場合があっても良い。
【0074】始動入賞口開放処理(S100)において
は、まず、前記小当たりが成立しているか否か、すなわ
ち前記小当たり判定用フラグF2の値が1か否か判断さ
れ、前記フラグF2の値が1であれば、前記普通図柄表
示部45の普通図柄の確定停止を確認した後、下側第1
種始動入賞口11の拡開開放を行うと共に、拡開開放の
間に第1種始動入賞口10,11への入賞球数が6個に
達するか、或いは拡開開放時間が0.4秒経過するかの
何れかの条件が成立したときに下側第1種始動入賞口1
1の拡開開放が終了される開放処理を行うことが決定さ
れる。そして、前記開放処理が終了した後、小当たり判
定用フラグF2の値を0にセットして、当該始動入賞口
開放処理を終了することが決定される。なお、前記第1
種始動入賞口10,11への入賞に対して、1個の入賞
につき所定個、実施例では5個の遊技球が前記賞球払出
装置95により賞品球として払い出されるように決定さ
れる。
【0075】特別遊技実行処理(S110)において
は、図14に示すように、最初に、大当たり(特別遊
技)実行中か否か判断され(S111)、大当たり実行
中でなければ、さらに前記大当たり判定用フラグF1の
値が1か否か判断される(S112)。該値が1と判断
される、すなわち特別遊技実行可と判断されると、前記
画像表示部50における特別図柄の確定停止表示の完了
を確認した後(S113)、特別遊技実行手段(この例
では主制御回路140が相当する。)の指示に基づい
て、前記大入賞口開放用ソレノイド59の励磁により前
記大入賞口15の開閉板61を開放して遊技領域6表面
を落下してくる遊技球を受け止め、大入賞口15内へ入
賞可能にする、すなわち特別遊技(大当たり遊技)処理
を行うことが決定される(S114)。
【0076】具体的には、前記特別遊技処理(S11
4)においては、前記開閉板61は、所定時間(例えば
29秒)経過後、或いは前記入賞球数カウントスイッチ
67で検出された入賞球数が所定個数(例えば9個)と
なった時点で閉じるようにされている。また、前記特定
領域入賞口63への入賞球を特定入賞球検出スイッチ6
5が検出する毎に前記開閉板61の開放を再度繰り返す
継続権利が発生し、前記開閉板61の開放を所定最高回
数(例えば最高16回)繰り返す。そして、前記開閉板
61の開放中に特定入賞球検出スイッチ65による入賞
球の検出が無いか、或いは前記最高回数の開閉板61の
開放が終了するかの何れかの終了条件が成立すると、特
別遊技は終了し、前記大当たり判定用フラグF1の値が
0にリセットされるように決定される(S115)。な
お、前記大入賞口15への入賞に対しては、1個の入賞
につき所定時、実施例では15個の遊技球が前記賞球払
出装置95により賞品球として払い出されるように決定
される。
【0077】その他の処理(S120)においては、前
述した各処理の他、普通図柄表示装置41の普通図柄表
示部45に普通図柄を変動及び停止表示する普通図柄表
示処理やエラーの処理等、遊技状態時に必要となる処理
が行われる。
【0078】また、出力処理(S130)においては、
前記大入賞口15等の入賞装置に関する制御信号、前記
判定手段(C1カウンタ)の判定結果が当たりであるか
否かに関する決定,特別図柄表示装置43の画像表示部
50に確定停止表示する特別図柄に関する決定,前記リ
ーチ態様決定処理(S80)におけるリーチ態様に関す
る決定,その他遊技状態の決定等に応じたコマンド(制
御信号)が前記表示制御回路150へ送信され、爾後の
処理に備えて待機状態となる。なお、この実施例の前記
出力処理(S130)では、前記普通図柄決定処理にお
いて決定された普通図柄に関する決定に応じたコマンド
(制御信号)は、表示制御回路150を介さずに、普通
図柄表示装置41に直接送信され、これにより前記普通
図柄表示装置41の普通図柄表示部45における普通図
柄に関する表示が行われる。
【0079】次に、前記主制御回路140から送信され
る制御信号に基づいて表示制御回路150が行う一連の
処理であるサブ処理Sについて、具体例を示しつつ詳述
する。なお、図6に示した表示制御回路150のCPU
は、所定の割り込み時間(ここでは4.000ms)毎
に表示制御回路150のROMに記憶されている各プロ
グラムを実行する。
【0080】図15のフローチャートに示すように、サ
ブ処理Sにおいては、初期設定(S140)、入力処理
(S150)、表示処理(S160)、その他の処理
(S170)、出力処理(S180)が行われる。
【0081】初期設定(S140)では、スタックの設
定、定数設定、CPUの設定、SIO,PIO,CTC
の設定等を行う。なお、電源投入時のみに必要な処理は
1順目のみに実行され、後は実行されることがない。
【0082】入力処理(S150)では、前記メイン処
理Mの出力処理(S130)において表示制御回路15
0に向けて出力された判定手段の判定結果,特別図柄表
示装置43の画像表示部50に確定停止表示する特別図
柄に関する決定,リーチ態様に関する決定,その他遊技
状態の決定等に応じたコマンド(制御信号)を、表示制
御回路150に入力する処理を行う。
【0083】表示処理(S160)では、図16に示す
ように、最初に、現在大当たり(特別遊技)実行中か否
か確認され(S161)、特別遊技実行中でない場合、
さらに前記入力処理(S150)において処理されたメ
イン処理Mでの特別図柄決定処理(S71)の表示指示
(S73,S74)があるか否か確認される(S16
2)。前記表示指示がある場合には、特別図柄表示装置
43の画像表示部50において図柄が表示(変動表示或
いは仮停止表示)されているか否か確認され(S16
3)、前記図柄が表示されていない場合には、メイン処
理Mのリーチ態様決定処理(S80)における表示制御
回路150へのリーチ演出の指示があるか否か判断され
る(S164)。そして、リーチ演出の指示がない場合
には、特別図柄表示装置43の画像表示部50における
複数の図柄の変動表示を開始すると共に、所定の変動表
示の後に確定停止表示を行う通常図柄変動停止表示処理
を行うことが決定される(S165)。
【0084】また、前記S164で、リーチ演出の指示
ありと判断された場合には、前記図柄変動停止表示処理
に加えて、前記リーチ態様決定処理(S80)の指示に
よるリーチ態様が所定のタイミングで演出される、リー
チ演出図柄変動停止表示処理を行うことが決定される
(S166)。
【0085】その他の処理(S170)では、前述した
各処理の他、例えばエラーの処理等、遊技状態に必要と
なる処理が行われる。
【0086】また、出力処理(S180)では、特別図
柄表示装置43の画像表示部50に表示される図柄や前
記表示処理で決定された図柄変動停止表示処理態様等に
応じたコマンド(制御信号)が、特別図柄表示装置43
の画像表示部50に送信され、これにより前記画像表示
部50における特別図柄に関する表示が行われる。
【0087】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものでなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成
の一部を適宜変更して実施することができる。例えば、
上記実施例においては、画像表示部50での演出状態時
の、特別図柄T1〜T3(図柄表示領域50a)の拡大
表示状態においては、演出画像表示領域50bは消滅し
て演出画像(キャラクタによる応援画像)を表示してい
ないが、図18の(a)及び(c)の如く、特別図柄T
1〜T3(図柄表示領域50a)の拡大表示状態(リー
チ状態成立直後及び中特別図柄T3の一旦停止時)にお
いて、前記図柄表示領域50aより小さい演出画像表示
領域50bで、キャラクタ等による演出画像U3,U4
を表示するようにしても良い。同図の(b),(d),
(e)は先に述べた図17と同じであるため、それらの
説明は省略する。
【0088】この図18の例では、特別図柄T1〜T3
(図柄表示領域50a)が拡大されている状態におい
て、常時、図柄表示領域50aより小さい演出画像表示
領域50bでキャラクタ等による演出画像U3,U4を
表示しているが、特別図柄T1〜T3(図柄表示領域5
0a)が縮小され、かつ所定条件が成立した場合、例え
ば新たに設けたカウンタの取得数値が特定数値となる場
合等に限って、演出画像を図柄表示領域50aよりも小
さい演出画像表示領域50bに表示するようにしても良
い。
【0089】また、上記実施例(先の図18に示した例
も含む。以下同じ。)では、図柄表示領域50a及び演
出画像表示領域50bは、それぞれ枠状に区画され、特
別図柄又は演出画像の周辺を含めた範囲となっている
が、これに限定されず、縮小されている特別図柄部分の
み又は演出画像部分のみを、縮小されていない特別図柄
又は演出画像が全体的に表示されている画像表示部50
の所定位置に表示する等して、図柄表示領域50a或い
は演出画像表示領域50bが区画されないようにしても
良い。さらに、上記実施例では、各表示領域50a,5
0bの縮小状態時には当該各表示領域50a,50bを
画像表示部50の左下部分に表示しているが、それらの
表示位置は特に限定されるものではない。
【0090】また、上記実施例では、特別図柄T1〜T
3(図柄表示領域50a)が縮小されている状態におい
て、該図柄表示領域50aより大きい演出画像表示領域
50bで演出画像を表示しているが、前記特別図柄T1
〜T3(図柄表示領域50a)が縮小されている状態に
おいて、演出画像のための演出画像表示領域と特別図柄
のための図柄表示領域とが同じ大きさ(面積)となるよ
うにしても良い。
【0091】さらに、上記実施例においては、リーチ状
態成立後、最終停止図柄(中特別図柄)が1コマだけコ
マ送り(1図柄分だけ変動)されるのに起因して、各特
別図柄(図柄表示領域)が拡縮表示されているが、最終
停止図柄が所定コマ数(1コマ或いは複数コマ分)コマ
送りされたときに各特別図柄(図柄表示領域)を拡縮表
示するようにしても良い。
【0092】またさらに、特別図柄の拡縮表示は、他の
特別図柄の所定動作(例えば特別図柄の色が変化した
り、回転する等)に起因して行うようにしても良い。ま
た、特別図柄の所定動作は、一定の動作に限られるもの
ではなく、一回毎にランダムに異なる動作とされても良
い。
【0093】また、上記実施例の演出状態時(リーチ態
様A演出時)には、特別図柄(図柄表示領域)の拡大表
示と縮小表示を交互に(規則的に)繰り返すようになっ
ているが、特別図柄の拡大表示と縮小表示をランダムに
行うようにしても良い。例えば、第1縮小表示→第2縮
小表示(第1縮小表示より小さい縮小表示)→拡大表示
→第1縮小表示→拡大表示等の如く、特別図柄の拡縮表
示を行うこともできる。
【0094】また、上記実施例においては、画像表示部
50でリーチ状態が成立した場合に、特別図柄のための
図柄表示領域を拡縮表示し、及び図柄表示領域の縮小時
に該図柄表示領域より大きい、或いは図柄表示領域と同
じ大きさの演出画像表示領域に演出画像を表示する演出
を実行しているが、リーチ状態に限らず、前記大当たり
或いはリーチ状態になる可能性が高いことを示す予告状
態となったときや、大当たり図柄の確定停止表示前に画
像表示部50に仮大当たり図柄組合せを一旦仮停止表示
した後に大当たり図柄(組合せ)を最終的に確定停止表
示する所謂再抽選状態となったとき等に、前記演出を実
施するようにしても良い。
【0095】なお、上の説明では、特別図柄表示装置4
3の画像表示部50に3つの特別図柄(判定用図柄)が
特定の大当たり図柄組合せで確定停止表示された場合
に、大当たりとなるように構成されているが、これに限
らず、前記画像表示部50に4つ以上或いは1つの特別
図柄を変動及び停止表示するようにして、特定の大当た
り図柄組合せ(一つの特定の図柄を含む。)が確定停止
表示された場合に大当たりとなるように構成された遊技
機等、図柄を変動表示させた後に確定停止表示して、該
確定停止表示した図柄により大当たり判定結果が表示さ
れる様々な遊技機に対して、本発明を適用することがで
きる。
【0096】また、上の説明においては、パチンコ遊技
機を用いて説明してきたが、本発明はこれに限らず、ス
ロットマシン等、画像表示部の図柄表示結果が予め定め
られた特定の表示態様になった場合に、遊技者にとって
有利な遊技状態となるタイプの適宜の遊技機に適用する
ことができる。
【0097】
【発明の効果】以上図示し説明したように、請求項1の
発明によれば、判定結果表示手段による判定結果の確定
表示が所定の演出状態を経てなされる場合に、判定結果
を表す図柄が所定の動作をする毎に、判定結果表示手段
における図柄を表示する図柄表示領域を拡大或いは縮小
させると共に、前記図柄表示領域が縮小されている状態
において該図柄表示領域より大きい、或いは図柄表示領
域と同じ大きさの演出画像表示領域で演出画像を表示す
るので、遊技者は図柄の変動停止進行状況と演出画像の
進行状況との双方を把握し易くなると共に、遊技者に新
鮮な遊技感覚を味合わせることができ、遊技の面白みが
増大する。
【0098】また、請求項2の発明によれば、判定結果
表示手段による判定結果の確定表示が所定の演出状態を
経てなされる場合に、所定条件に起因して判定結果表示
手段において図柄を表示する図柄表示領域の拡大及び縮
小を繰り返すと共に、前記図柄表示領域が縮小されてい
る状態において該図柄表示領域より大きい、或いは図柄
表示領域と同じ大きさの演出画像表示領域で演出画像を
表示するので、請求項1の発明と同様に、遊技者は図柄
の変動停止進行状況と演出画像の進行状況との双方を把
握し易くなると共に、遊技者に新鮮な遊技感覚を味合わ
せることができ、遊技の趣向性が向上する。
【0099】さらに、請求項3の発明によれば、演出画
像が表示されるべき演出状態となったときに、図柄表示
領域と演出画像表示領域とを交互に拡縮表示することが
できるので、図柄の変動停止進行状況と演出画像の進行
状況との双方の確認がより一層容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る遊技機全体の正面図で
ある。
【図2】同遊技機の遊技盤の正面図である。
【図3】同遊技機の遊技盤の裏面図である。
【図4】同遊技機全体の裏面図である。
【図5】同遊技機の制御系を簡略に示すブロック図であ
る。
【図6】同遊技機の表示制御を簡略に示すブロック図で
ある。
【図7】同遊技機の主制御回路が実行するメイン処理に
関するフローチャートである。
【図8】乱数更新処理に関するフローチャートである。
【図9】乱数取得処理に関するフローチャートである。
【図10】大当たり当否判定処理に関するフローチャー
トである。
【図11】特別図柄決定処理に関するフローチャートで
ある。
【図12】リーチ態様決定処理に関する第1フローチャ
ートである。
【図13】リーチ態様決定処理に関する第2フローチャ
ートである。
【図14】特別遊技実行処理に関するフローチャートで
ある。
【図15】同遊技機の表示制御回路が実行するサブ処理
に関するフローチャートである。
【図16】表示処理に関するフローチャートである。
【図17】同遊技機の演出状態時の画像表示部における
図柄及び演出画像の変化パターンの一例を示す画像図で
ある。
【図18】他の例の図柄及び演出画像の変化パターンを
示す画像図である。
【符号の説明】
1 遊技機 3 遊技盤 9 表示装置 43 特別図柄表示装置(判定結果表示手段) 50 画像表示部 50a 図柄表示領域 50b 演出画像表示領域 T1〜T3 図柄 U1〜U4 演出画像
フロントページの続き (72)発明者 大櫛 三恵 愛知県名古屋市中区丸の内2丁目11番13号 株式会社サンセイアールアンドディ内 Fターム(参考) 2C088 AA33 AA35 AA36 AA37 AA42

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 判定開始条件の成立に起因して遊技の当
    たり外れを判定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果を表示する判定結果表示手
    段と、 複数の図柄を前記判定結果表示手段に変動表示した後に
    確定停止表示し、該確定停止表示した複数の図柄の組合
    せにより前記判定手段による判定結果を確定表示する表
    示制御手段と、 前記判定手段による判定結果が当たりとなったことに起
    因して遊技者に賞価値を付与する賞価値付与手段とを備
    えた遊技機において、 前記表示制御手段によって、前記判定結果表示手段によ
    る判定結果の確定表示が所定の演出状態を経てなされる
    場合に、該演出状態時に前記図柄とともに演出画像を判
    定結果表示手段に表示し、かつ前記図柄が所定の動作を
    する毎に、判定結果表示手段における図柄を表示する図
    柄表示領域を拡大或いは縮小させると共に、前記図柄表
    示領域の縮小状態において該図柄表示領域より大きい、
    或いは図柄表示領域と同じ大きさの演出画像表示領域で
    前記演出画像を表示するように構成されたことを特徴と
    する遊技機。
  2. 【請求項2】 判定開始条件の成立に起因して遊技の当
    たり外れを判定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果を表示する判定結果表示手
    段と、 複数の図柄を前記判定結果表示手段に変動表示した後に
    確定停止表示し、該確定停止表示した複数の図柄の組合
    せにより前記判定手段による判定結果を確定表示する表
    示制御手段と、 前記判定手段による判定結果が当たりとなったことに起
    因して遊技者に賞価値を付与する賞価値付与手段とを備
    えた遊技機において、 前記表示制御手段によって、前記判定結果表示手段によ
    る判定結果の確定表示が所定の演出状態を経てなされる
    場合に、該演出状態時に前記図柄とともに演出画像を判
    定結果表示手段に表示し、かつ所定条件に起因して、判
    定結果表示手段における図柄を表示する図柄表示領域の
    拡大及び縮小を繰り返すと共に、前記図柄表示領域の縮
    小状態において該図柄表示領域より大きい、或いは図柄
    表示領域と同じ大きさの演出画像表示領域で前記演出画
    像を表示するように構成されたことを特徴とする遊技
    機。
  3. 【請求項3】 判定結果表示手段における図柄表示領域
    が拡大されている状態において、前記図柄表示領域より
    小さい演出画像表示領域で演出画像を表示するように構
    成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技
    機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013039311A (ja) * 2011-08-19 2013-02-28 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2016120363A (ja) * 2016-04-04 2016-07-07 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

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