JP2003052682A - X線ctシステムにおけるアパーチャの位置調整機構およびガントリ装置ならびにその制御方法 - Google Patents

X線ctシステムにおけるアパーチャの位置調整機構およびガントリ装置ならびにその制御方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストかつ高精度なX線CTシステムにお
けるアパーチャの位置調整機構を実現し、安定してX線
断層像を再構成することを可能ならしめるガントリ装置
およびその制御方法を提供すること。 【解決手段】 第1シャフト(23)には中心軸からオフセ
ットした位置に軸孔(23a)が設けられ、一対のレール(21
a,21b)に直交するようにベースプレート(20)に回動自在
に支持される。この第1シャフト(23)の軸孔(23a)には
第2シャフト(25)が収容され、回動自在に支持される。
そして、モータ(7)によって第2シャフト(25)が偏心回
動すること、および、その偏心回動に従動して当該回動
方向とは逆方向に第1シャフト(23)が偏心回動するこ
と、に伴ってアパーチャ(6)がレール(21a,21b)に沿って
移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線照射によって
被検体のX線断層像を得るX線CT(Computerized Tom
ography)システムにおけるアパーチャの位置調整機構
およびガントリ装置ならびにその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】X線CTシステムは、被検体を透過した
X線より得られる投影データを収集して、その投影デー
タからX線断層像を再構成することを主目的とする。具
体的には、まず、被検体をテーブル装置上に横たえさせ
て、ガントリ装置が有する空洞部に向けて搬送する。そ
して、ガントリ装置の回転部(X線管とX線検出器が一
体的に取り付けられている)を回転駆動して、異なる角
度から被検体に向けてX線を照射し、各角度での被検体
を透過したX線を検出する。そして、その検出されたデ
ータ(投影データ)を操作コンソールが受信し、算術演
算によってX線断層像を再構成する、という工程を踏む
ことになる。上記のX線を検出する一連の工程が、一般
にスキャンとよばれるものである。
【0003】また、X線検出部を、テーブルの搬送方向
に配される複数列の検出器アレイで構成することで、1
スキャンで複数スライスのデータを収集することを可能
とする、いわゆるマルチスライスX線CTシステムが知
られている。このマルチスライスX線CTシステムは、
一度のスキャンで複数のX線断層像を得ることができる
という利点を有する。
【0004】ところで、上記したスキャン中において、
X線管からのX線の発生に伴って次第に蓄熱し、X線管
の焦点位置がテーブルの搬送方向(以下、z軸ともい
う。)にずれることが一般に知られている。以下、この
点について説明する。
【0005】図7は、X線管の焦点、アパーチャ、およ
び、X線検出器(2列の検出器A、Bで構成されてい
る)をz軸に直交する方向から見た模式図である。
【0006】図示において、初期状態では、焦点が実線
で示す位置にある。このとき、検出器列A,Bに等しく
X線が照射されるように、アパーチャのz軸方向の位置
が制御される。かかる状況において、実際にガントリ装
置を駆動していくことにより、その焦点が破線で示すz
軸方向にずれていく。このとき、アパーチャの位置が図
示のままであるとすると、X線のz軸方向における照射
範囲は破線で示される範囲へ変化する。図示からもわか
るように、このような状況にある場合、検出器列Aの全
面にX線が照射されなくなり、結果的に、それぞれの検
出器列より出力される信号a,bはa<bとなってしま
い、各検出器で再構成されるCT値(X線断層像におけ
る各画素の値)および撮像範囲(厚さ)は異なったもの
となってしまう。
【0007】そこで、一般に、複数列の検出器を備える
X線CTシステム(マルチスライスX線CTシステム)
では、検出器の検出素子(検出チャネルともいう)のう
ち一般には端部の検出素子をリファレンスチャネルとし
て用い、各列のリファレンスチャネルの出力が不均等に
なったときは焦点がずれていると判断し、その出力が均
等になるようにアパーチャのz軸方向への位置を調整す
る機構を備える。これにより、常にすべての検出器列に
等しくX線が照射されるようにしている。
【0008】このようなアパーチャの位置調整を行うた
めの従来の機構を、図8に示す。なお、同図中の構成部
分に施されているハッチングはガントリ装置の回転部内
部の所定の基部に取り付けられていることを示してい
る。
【0009】アパーチャ80は図示の如く、X線の照射
範囲を規定するスリット80aを形成しており、アパー
チャベースプレート81によって支持されている。ま
た、平行な一対の直動レール82aおよび82bがz軸
方向に沿って設けられ、アパーチャベースプレートは、
両端部に形成されたリニアガイド83aおよび83bを
介して、それぞれ直動レール82aおよび82bに摺動
自在に支持される。さらに、直動レール82aの側方に
ボールねじ84が平行に設けられ、カップリング85を
介してモータ86の出力軸に取り付けられている。そし
て、図示のようにボールねじ84に対するナット87が
リニアガイド83aに固定される。
【0010】モータ87の駆動によってなされるボール
ねじ84の回転運動は、ナット87の直線運動に変換さ
れる。ナット87はリニアガイド83aに固定されてい
るので、アパーチャベースプレート81は直動レール8
2a、82bに沿って(すなわち、z軸方向に沿っ
て)、従動することになる。このようにして、アパーチ
ャ80の位置調整が行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アパーチャ
の位置調整には数μm単位の精度が求められるため、ボ
ールねじとナットとの間のバックラッシの影響を極力な
くすことが要請される。
【0012】しかしながら、上記した従来例では、ボー
ルねじ84がアパーチャベースプレート81の端部側方
に取り付けられているために、ボールねじ84が有する
バックラッシおよびボールねじ84の弾性変形によって
アパーチャ80の傾きを生じてしまい、所望の精度を得
られない場合があるという問題がある。
【0013】かといって、アパーチャ中央部はX線ビー
ムが通過する所であるからボールねじを設置するわけに
はいかない。
【0014】また、ボールねじをアパーチャベースプレ
ートの両端に設置することでバックラッシの影響を抑え
ることも考えられるが、コストが増大し、かつ、2つの
ボールねじの組み付け時の調整がシビアになるという問
題が生じることになる。
【0015】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、低コストかつ高精度なX線CTシステムにお
けるアパーチャの位置調整機構を実現し、安定してX線
断層像を再構成することを可能ならしめるガントリ装置
およびその制御方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、X線の
照射範囲を制限するための開口を有するアパーチャ(6)
の位置を調整可能なX線CTシステムにおけるアパーチ
ャの位置調整機構であって、前記アパーチャ(6)の調整
方向に沿って配され、当該アパーチャ(6)をスライド自
在に搭載する一対のレール(21a,21b)と、中心軸に対し
てオフセットした位置に当該中心軸と平行に貫通する軸
孔(23a)が設けられた中空のシャフトであって、前記一
対のレール(21a,21b)に直交するように、前記アパーチ
ャ(6)のベース部(20)に回動自在に支持される第1のシ
ャフト(23)と、前記第1のシャフト(23)の前記軸孔(23
a)に収容され、当該軸孔(23a)内で回動自在に支持され
る第2のシャフト(25)と、前記第2のシャフト(25)を、
その中心軸に対してオフセットした偏心軸を中心に正逆
方向に回動させる駆動手段(7)と、を備え、前記駆動手
段(7)によって前記第2のシャフト(25)が偏心回動する
こと、および、当該偏心回動に従動して、当該回動方向
とは逆方向に、前記第1のシャフト(23)が前記軸孔(23
a)の中心軸を中心に偏心回動すること、に伴って前記ア
パーチャ(6)が前記レール(21a,21b)に沿って移動するこ
とを特徴とするアパーチャの位置調整機構が提供され
る。
【0017】また、本発明によれば、請求項1に記載に
より特徴付けられるアパーチャの位置調整機構を備える
X線CTシステムにおけるガントリ装置が提供される。
【0018】上記ガントリ装置は、被検体搬送用のテー
ブルの搬送方向に直交する方向に配される検出素子群を
有する検出器が当該搬送方向に複数列配されているX線
検出部を備えていることが好ましく、さらには、前記ア
パーチャの調整方向は、前記搬送方向であることが好ま
しい。
【0019】また、上記ガントリ装置は、X線発生源の
焦点位置の変動に対して、前記各検出器における所定位
置の検出素子の出力が等しくなるように前記駆動手段を
フィードバック制御する制御手段を更に備えることが好
ましい。
【0020】また、本発明によれば、被検体搬送用のテ
ーブルの搬送方向に直交する方向に配される検出素子群
を有する検出器が当該搬送方向に複数列配されているX
線検出部と、前記テーブルを挿入するための空洞部を挟
んで当該X線検出部と対向する位置に設けられるX線発
生源と、を一体的に回転させるガントリ回転部と、前記
X線発生源からのX線の照射範囲を制限するための開口
を有するアパーチャと、前記アパーチャの前記搬送方向
における位置を調整する調整手段と、を備え、前記調整
手段は、前記アパーチャの調整方向に沿って配され、当
該アパーチャをスライド自在に搭載する一対のレール
と、中心軸に対してオフセットした位置に当該中心軸と
平行に貫通する軸孔が設けられた中空のシャフトであっ
て、前記一対のレールに直交するように、前記アパーチ
ャのベース部に回動自在に支持される第1のシャフト
と、前記第1のシャフトの前記軸孔に収容され、当該軸
孔内で回動自在に支持される第2のシャフトと、前記第
2のシャフトを、その中心軸に対してオフセットした偏
心軸を中心に正逆方向に回動させる駆動手段と、を備え
るX線CTシステムにおけるガントリ装置の制御方法で
あって、前記ガントリ回転部の回転中に被検体のX線投
影データを収集するスキャンを行うスキャン工程と、前
記ガントリ回転部の回転中におけるX線発生源の焦点位
置の変動に対して、前記各検出器における所定位置の検
出素子の出力が等しくなるように前記駆動手段をフィー
ドバック制御する制御工程と、を有することを特徴とす
るガントリ装置の制御方法が提供される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施形態に
ついて詳細に説明する。
【0022】図1は、実施形態に係るX線CTシステム
のブロック構成図である。図示の如く、本システムは、
被検体へのX線照射と被検体を透過したX線を検出する
ためのガントリ装置100と、ガントリ装置100に対
して各種動作設定を行うとともに、ガントリ装置100
から出力されてきたデータに基づいてX線断層像を再構
成し、表示する操作コンソール200により構成されて
いる。
【0023】ガントリ装置100は、その全体の制御を
司るメインコントローラ1を始め以下の構成を備える。
【0024】2は操作コンソール200との通信を行う
ためのインタフェース、3はテーブル11上に横たえた
被検体(患者)を搬送(図面に垂直な方向で以下、z軸
といい、一般に患者の体軸と一致する)するための空洞
部を有するガントリである。4はX線発生源であるX線
管であり、X線管コントローラ5により駆動制御され
る。
【0025】6はX線の照射範囲を制限するための開口
を有するアパーチャ、7はアパーチャ6のz軸方向の位
置を調整するための位置制御モータ、8は位置制御モー
タ7の駆動制御を行う位置制御モータドライバである。
【0026】上記したアパーチャ6の位置制御機構につ
いては後ほど詳述する。
【0027】9はガントリ3の回転運動を行わせる回転
モータであり、10は回転モータ9の駆動を行う回転モ
ータドライバである。11は被検体を載置するためのテ
ーブルであり、12はそのテーブル11をz軸方向に搬
送させるためのテーブルモータ、13はテーブルモータ
12の駆動制御を行うテーブルモータドライバである。
【0028】また、14はアパーチャ6およびガントリ
3の空洞部を経由してきたX線管4からのX線を検出す
るX線検出部であり、z軸方向に配される2列の検出器
を備えているものとする。もっとも、本発明はこの列数
に依存するものではなく、例えば4列、8列であっても
よい。各列の検出器は、アパーチャ6で規定されるX線
の照射範囲に依存した長さにわたる複数(例えば、1,00
0個)の検出チャネルを有し、特に、その端部に位置す
る検出チャネルには通常、被検体を透過することなくX
線ビームが直接入射するようになっており、リファレン
スチャネルとして使用される。15は、X線検出部14
より得られた投影データを収集し、ディジタルデータに
変換するデータ収集部である。
【0029】一方、操作コンソール200は、いわゆる
ワークステーションであり、図示するように、装置全体
の制御を司るCPU51、ブートプログラム等を記憶し
ているROM52、主記憶装置として機能するRAM5
3を始め、以下の構成を備える。
【0030】HDD54は、ハードディスク装置であっ
て、ここにOSのほか、ガントリ装置100に各種指示
を与えたり、ガントリ装置100より受信したデータに
基づいてX線断層像を再構成するための診断プログラム
が格納されている。また、VRAM55は表示しようと
するイメージデータを展開するメモリであり、ここにイ
メージデータ等を展開することでCRT56に表示させ
ることができる。57および58は、各種設定を行うた
めのキーボードおよびマウスである。また、59はガン
トリ装置100と通信を行うためのインタフェースであ
る。
【0031】本実施形態におけるX線CTシステムの構
成は概ね上記の通りである。かかる構成のX線CTシス
テムにおいて、投影データの収集は次のように行われ
る。
【0032】まず、操作者(技師もしくは医師)は操作
コンソールを操作して、各種スキャン条件を設定したう
えで、スキャンの開始指示を与えることになる。操作コ
ンソールで動作している診断プログラムは、設定された
スキャン条件にしたがって、ガントリ装置100(メイ
ンコントローラ1)に対して各種制御コマンドを発行す
る。ガントリ装置100のメインコントローラ1は、こ
の制御指示コマンドにしたがって、X線管コントローラ
5、位置制御モータドライバ8、回転モータドライバ1
0、テーブルモータドライバ13に対して制御信号を与
えることになる。この結果、X線管4で発生し、被検体
を透過してきたX線をX線検出部14で検出し、その投
影データをデータ収集部15より得ることが可能にな
る。
【0033】具体的には、テーブル11の搬送を停止し
た状態でガントリ3を1回転させ、その間、360度分の
複数(例えば1,000)のビュー方向から、X線管4から
のX線ビームを被検体に照射(X線を投影)してその透
過X線をX線検出部14で検出することを繰り返す。検
出された各透過X線は、データ収集部15でディジタル
値に変換されて投影データとしてメインコントローラ1
を介して操作コンソール200に転送される。この一連
の動作を1つの単位として1スキャンとよぶ。そして、
順次z軸方向にスキャン位置を所定量移動して、次のス
キャンを行っていく。このようなスキャン方式はアキシ
ャルスキャン方式とよばれるが、ガントリ3の回転に合
わせてテーブル11を連続的に移動させながら(X線管
4とX線検出部14とが被検体の周囲をらせん状に周回
することになる)投影データを収集する、ヘリカルスキ
ャン方式であってもよい。
【0034】操作コンソール200側で動作している診
断プログラムは、転送されてきた投影データに基づいて
公知の処理によるX線断層像を再構成する処理を行い、
その結果を順次CRT56に表示することになる。
【0035】また、先述したとおり、実施形態における
X線検出部14はz軸方向に配される2列の検出器列
A、Bを備え、マルチスライスX線CTを実現する。す
なわち、1スキャンで2スライス分の投影データを収集
することができる。もちろん、その2スライス分の投影
データを合成して2列の検出器幅に対応したスライス厚
のX線断層像を提供することも可能である。
【0036】さらに、X線検出部14が有する各列の検
出器のリファレンスチャネルの出力が不均等になったと
きはX線管4の焦点がずれていると判断し、その出力が
均等になるようにフィードバック制御によってアパーチ
ャ6のz軸方向への位置を調整する機構を備えている。
これにより、常に2列の検出器列に等しくX線が照射さ
れるようにしている。
【0037】このようなアパーチャの位置調整を行う従
来の機構は、先に説明したとおり、アパーチャベースプ
レートの一端部近傍に設けられたボールねじを駆動する
ものであったが、ボールねじが有するバックラッシおよ
びボールねじ84の弾性変形に起因して、精度の点で問
題があった。
【0038】そこで、本発明者は、ボールねじのかわり
に偏心軸を組み合わせた構造体を用いることで、より高
精度な位置調整機構を実現することに成功した。
【0039】本発明の実施形態におけるアパーチャの位
置調整機構を、図2および図3に示す。図2はその外観
斜視図、図3は正面図(一部断面図)である。なお、図
中の構成部分に施されているハッチングはガントリ3内
部の所定の基部に取り付けられていることを示してい
る。
【0040】アパーチャ6は図示の如く、X線の照射範
囲を規定するスリット6aを形成しており、アパーチャ
ベースプレート20によって支持されている。また、平
行な一対の直動レール21aおよび21bがz軸方向に
沿って設けられ、アパーチャベースプレート20は、両
端部に形成されたリニアガイド22aおよび22bを介
して、それぞれ直動レール21aおよび21bに摺動自
在に支持される。よって、このアパーチャベースプレー
ト20が直動レール21a、21bに沿って移動するこ
とでアパーチャ6の位置を調整することが可能である。
【0041】さて、実施形態におけるアパーチャベース
プレート20を移動させるための機構部は、従来の機構
とは対照的に、z軸方向の一端側(すなわち、アパーチ
ャ6の後方)に位置している。
【0042】まず、大径シャフト23が、その中心軸に
対して所定量オフセットした位置(偏心した位置)にそ
の中心軸と平行に貫通する軸孔23aが設けられた中空
の第1の軸部材である。この大径シャフト23の両端部
における軸孔23aにはそれぞれ、第1の軸受24a、
24bが内嵌される。また、小径シャフト25が大径シ
ャフト23の軸孔23aに沿って挿入され、第1の軸受
24a、24bによって回動自在に支持される。さら
に、この小径シャフト25の一端の端面において、この
小径シャフト25の中心軸に対して所定量オフセットし
た位置(偏心した位置)に設けられた軸孔に基準軸部材
26が係止することで、小径シャフト25の中心軸と基
準軸部材26の中心軸とが平行の状態で固定される。基
準軸部材26の他端にはプーリ27が取り付けられ、こ
のプーリ27および、正逆駆動する位置制御モータ7の
出力軸に取り付けられたプーリ28にはベルト29が張
設されている。これにより、位置制御モータ7を駆動す
ると、ベルト29を介して基準軸部材26がその基準軸
心を中心に回動することになる。
【0043】また、上記の大径シャフト23の両端部に
おける外周には第2の軸受30aおよび30bが外嵌さ
れ、軸受30a、30bはそれぞれ、ハウジング31
a、31bによって拘束されている。そして、大径シャ
フト23が直動レール21a、21bに直交するよう
に、このハウジング31a、31bがアパーチャベース
プレート20のz軸方向の一端側に固定される。
【0044】なお、図示においては、2つの軸受30a
および30b(およびハウジング31aおよび31b)
によって大径シャフト23の両端部を支持するようにし
たが、これは一例であって、例えば、大径シャフト23
のほぼ全体を覆うような幅を有する1の軸受およびハウ
ジングを構成して支持するようにしてもよい。
【0045】上記した構成において、アパーチャベース
プレート20がいかにしてz軸方向に移動するのかを、
図4に示すハウジング31aに係る側面の模式図を用い
て説明する。
【0046】図4(a)において、Oは基準軸心、す
なわち、基準軸部材26の回転中心である。また、O
は小径シャフト25の回転中心でもある。つまり、小径
シャフト25はOを回転中心とする偏心カムとして作
用する。Oは第1の軸受24aの回転中心である。よ
って、小径シャフト25の偏心カムとしてのオフセット
量はOの距離である。さらに、小径シャフト25
の外周のうち、Oまでの距離が最大となる点をPとす
ると、直線OPはOを通ることになる。
【0047】ここで、説明の便宜上、Oを原点とする
z-y座標を設定する。(a)の状態は、図示するとお
り、OはOの真上(すなわち、y軸上)に位置して
おり、したがって、PもOの真上(すなわち、y軸
上)に位置している状態にある。このとき、第2の軸受
30aの回転中心OはOと同じ位置にあるものとす
る。
【0048】また、Oは第1の軸受24aの回転中心
であることは上記したとおりであるが、それと同時に、
は大径シャフト23の回転中心でもある。つまり大
径シャフト23はOを回転中心とする偏心カムとして
作用することになる。よって、大径シャフト23の偏心
カムとしてのオフセット量はOの距離である。こ
こで、大径シャフト23の外周のうち、Oまでの距離
が最大となる点をQとすると、直線OQはOを通
り、(a)の状態では、Qはy軸上に位置することにな
る。
【0049】そして、本実施形態では、位置制御モータ
7の駆動により基準軸部材26を紙面に対して反時計回
りに回動させることで、点Pをz-y座標における第2
象限の範囲内で移動させることができるものとする。す
なわち、図示のように直線O Pとy軸とのなす角度を
θとすると、Pは、0°<θ<90°の範囲内で移動が可
能となっている。同図中、破線lがこの場合におけるP
の移動軌跡を示している。
【0050】Pがy軸付近にある状態から小径シャフト
25を回動させるということは、直線OPを傾斜させ
ることになる。このとき、直線OP上に位置する第1
の軸受24aの回転中心Oは、この傾斜に伴って左側
に移動しつつその高さ位置が徐々に低くなっていく。つ
まり、小径シャフト25の偏心カムとしての作用により
第1の軸受24a自体の位置が左下方に移動することに
なる。
【0051】ところが、ハウジング31a自体はアパー
チャベースプレート20に固定されているために高さ方
向の移動は拘束されている。そのため、この第1の軸受
24aが左下方に移動するのに伴い、第1の軸受24a
の下方への移動量をキャンセルするように、大径シャフ
ト23がOを中心として小径シャフト25の回動方向
とは逆方向に回動する。すなわち、小径シャフト25の
回動によって第1の軸受24aの回転中心Oが左下方
に移動しつつ、この小径シャフト25の回動に伴う大径
シャフト23の逆方向への回動によって、直線OQが
水平に近づいていく。このとき、直線OQ上に位置す
る第2の軸受30aの回転中心直線Oはz軸上を左側
に移動していく。つまり、大径シャフト23の偏心カム
としての作用により第2の軸受30a自体の位置が左側
に移動することになる。よって、Oの移動に従って、
ハウジング31aに固定されているアパーチャベースプ
レート20がレール21aに沿って移動することにな
る。図4(b)は、θを45°にしたときの状態、同図
(c)はθをほぼ90°としたときの状態を示している。
【0052】以上説明した機構によって、アパーチャ6
のz軸方向の位置を調整することが可能である。なお、
位置制御モータ7を逆方向に駆動して基準軸部材26を
紙面に対して時計回りに回動させれば、上述とまったく
逆の動作によってアパーチャベースプレートが逆方向に
移動することはいうまでもない。
【0053】ここで、Oに対するOおよびOの動
きに着目してみる。Oは、Oを中心とする円弧をそ
の軌跡とする。一方、OはOの動きに従ってz軸上
を移動する。この動作は、図5に示すリンク機構(スラ
イダ・クランク機構)の動きに相当する。すなわち、直
線OがリンクAに対応し、直線Oがリンク
Bに対応し、そして、Oがx軸に沿う移動することが
台車の移動に対応する。
【0054】ただし、本発明の実施形態によれば、上述
のように、2つの偏心カムとしての小径シャフト25お
よび大径シャフト23が、両端のハウジング31a、3
1bに同時に駆動力を伝達することができる長さを有す
る一体構造をなしているので、機構自体を小型化できる
だけでなく、一般的なリンク機構に発生しがちなガタを
小さくし、かつ、剛性を高めることができるという大き
な利点を有する。
【0055】また、大径シャフト23は、中心軸をオフ
セットさせた穴をあけるだけの加工で製作可能な中空軸
であり、小径シャフト25も、中心軸をオフセットした
位置に基準軸部材26を固定するに足る穴をあけるだけ
で済む。さらに、その他の構成部品としてはボールベア
リング(軸受)で済むので、低コストで実現することが
可能である。
【0056】なお、制御性を考慮すると、小径シャフト
25、大径シャフト23それぞれの偏心オフセット量お
よび両者の位置関係は、O=O、かつ、 ∠O=∠O となるように構成することが好ましい。もちろん、この
条件に限定されるものではない。
【0057】図6は、スキャンにおいて行われることに
なる、X線管4の焦点移動に伴うアパーチャ6の移動制
御処理を示すフローチャートである。
【0058】本処理は、スキャン開始指示を示す操作コ
ンソール200のキーボード57もしくはマウス58の
入力を受けて開始する(ステップS1)。スキャン開始
指示コマンドは、操作コンソール200においてあらか
じめオペレータにより設定された諸種のスキャン条件を
パラメータとして送られてくる。
【0059】まず、アパーチャ6をz軸方向における所
定の初期位置に設定する(ステップS2)。その後、ガ
ントリ3の回転運動を開始し、X線管4を駆動すること
でスキャンを開始する(ステップS3)。
【0060】次のステップS4では、スキャン実行中
に、アパーチャ6の位置をフィードバック制御する。こ
こで、検出器列Aのリファレンスチャネルの出力をXA、
検出器列Bのリファレンスチャネルの出力をXBとすると
き、 XA/(XA+XB)=XB/(XA+XB) となることを目標としてフィードバック制御を行う。要
は、XAとXBとが等しくなるように制御されればよいので
あるが、X線の線量に対応するXAおよびXBの値は診断部
位等によって異なるので、ここでは、フィードバック制
御の目標値が一定になるようにリファレンスチャネルの
総合出力(XA+XB)に対する各検出器列のリファレンス
チャネルの出力の比率を用いることとした。
【0061】ステップS5では、スキャンが終了したか
どうかを判断し、スキャンを継続する場合にはステップ
S4に戻って処理を継続する。そして、ステップS5に
おいてスキャンが終了したと判断されしだい、本処理を
終了する。
【0062】以上説明したように、本発明の実施形態に
おける、アパーチャ6のz軸方向の位置制御を行うため
の機構は、z軸方向に沿って配され、アパーチャ6をス
ライド自在に搭載する一対のレール21a、21bと、
中心軸に対してオフセットした位置に当該中心軸と平行
に貫通する軸孔23aが設けられた中空の第1のシャフ
トとしての大径シャフト23と、大径シャフト23の軸
孔23aに収容され、その軸孔23a内で回動自在に支
持される第2のシャフトとしての小径シャフト25と、
小径シャフト25を、その中心軸に対してオフセットし
た偏心軸を中心に正逆方向に回動させる駆動手段として
の位置制御モータ7と、を備える構造とした。
【0063】この構造により、位置制御モータ7によっ
て小径シャフト25が偏心回動すること、および、その
偏心回動に従動して、その回動方向とは逆方向に、大径
シャフト23が軸孔23aの中心軸を中心に偏心回動す
ること、に伴ってアパーチャ6がレール21a、21b
に沿って移動する。
【0064】このような構成によれば、機構自体を小型
化できるほか、ガタを小さくし、かつ、剛性を高くする
ことができる。さらに、上記構造は比較的少ない部品点
数で比較的簡単な加工で製作可能であり、低コストで実
現することが可能である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
低コストかつ高精度なX線CTシステムにおけるアパー
チャの位置調整機構を実現し、安定してX線断層像を再
構成することを可能ならしめるガントリ装置およびその
制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態にかかるX線CTシステムのブロック
構成図である。
【図2】実施形態におけるアパーチャの位置調整機構を
説明するための図である。
【図3】実施形態におけるアパーチャの位置調整機構を
説明するための図である。
【図4】実施形態におけるアパーチャの位置調整機構の
動作を説明するための模式図である。
【図5】実施形態におけるアパーチャの位置調整機構に
相当するリンク機構を示す図である。
【図6】実施形態におけるX線管の焦点移動に伴うアパ
ーチャの移動制御処理を示すフローチャートである。
【図7】X線管の焦点移動に伴う現象について説明する
ための図である。
【図8】従来のアパーチャの位置調整機構を説明するた
めの図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 泉原 彰 東京都日野市旭が丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C093 AA22 CA01 CA34 EA14 FA16 FA45

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線の照射範囲を制限するための開口を
    有するアパーチャの位置を調整可能なX線CTシステム
    におけるアパーチャの位置調整機構であって、 前記アパーチャの調整方向に沿って配され、当該アパー
    チャをスライド自在に搭載する一対のレールと、 中心軸に対してオフセットした位置に当該中心軸と平行
    に貫通する軸孔が設けられた中空のシャフトであって、
    前記一対のレールに直交するように、前記アパーチャの
    ベース部に回動自在に支持される第1のシャフトと、 前記第1のシャフトの前記軸孔に収容され、当該軸孔内
    で回動自在に支持される第2のシャフトと、 前記第2のシャフトを、その中心軸に対してオフセット
    した偏心軸を中心に正逆方向に回動させる駆動手段と、 を備え、 前記駆動手段によって前記第2のシャフトが偏心回動す
    ること、および、当該偏心回動に従動して、当該回動方
    向とは逆方向に、前記第1のシャフトが前記軸孔の中心
    軸を中心に偏心回動すること、に伴って前記アパーチャ
    が前記レールに沿って移動することを特徴とするアパー
    チャの位置調整機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアパーチャの位置調整
    機構を備えるX線CTシステムにおけるガントリ装置。
  3. 【請求項3】 前記ガントリ装置は、被検体搬送用のテ
    ーブルの搬送方向に直交する方向に配される検出素子群
    を有する検出器が当該搬送方向に複数列配されているX
    線検出部を備えていることを特徴とする請求項2に記載
    のガントリ装置。
  4. 【請求項4】 前記アパーチャの調整方向は、前記搬送
    方向であることを特徴とする請求項3に記載のガントリ
    装置。
  5. 【請求項5】 X線発生源の焦点位置の変動に対して、
    前記各検出器における所定位置の検出素子の出力が等し
    くなるように前記駆動手段をフィードバック制御する制
    御手段を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の
    ガントリ装置。
  6. 【請求項6】 被検体搬送用のテーブルの搬送方向に直
    交する方向に配される検出素子群を有する検出器が当該
    搬送方向に複数列配されているX線検出部と、前記テー
    ブルを挿入するための空洞部を挟んで当該X線検出部と
    対向する位置に設けられるX線発生源と、を一体的に回
    転させるガントリ回転部と、前記X線発生源からのX線
    の照射範囲を制限するための開口を有するアパーチャ
    と、前記アパーチャの前記搬送方向における位置を調整
    する調整手段と、を備え、 前記調整手段は、 前記アパーチャの調整方向に沿って配され、当該アパー
    チャをスライド自在に搭載する一対のレールと、 中心軸に対してオフセットした位置に当該中心軸と平行
    に貫通する軸孔が設けられた中空のシャフトであって、
    前記一対のレールに直交するように、前記アパーチャの
    ベース部に回動自在に支持される第1のシャフトと、 前記第1のシャフトの前記軸孔に収容され、当該軸孔内
    で回動自在に支持される第2のシャフトと、 前記第2のシャフトを、その中心軸に対してオフセット
    した偏心軸を中心に正逆方向に回動させる駆動手段と、 を備えるX線CTシステムにおけるガントリ装置の制御
    方法であって、 前記ガントリ回転部の回転中に被検体のX線投影データ
    を収集するスキャンを行うスキャン工程と、 前記ガントリ回転部の回転中におけるX線発生源の焦点
    位置の変動に対して、前記各検出器における所定位置の
    検出素子の出力が等しくなるように前記駆動手段をフィ
    ードバック制御する制御工程と、 を有することを特徴とするガントリ装置の制御方法。
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