JP2003052628A - 電子スコープ - Google Patents

電子スコープ

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JP2003052628A
JP2003052628A JP2001250792A JP2001250792A JP2003052628A JP 2003052628 A JP2003052628 A JP 2003052628A JP 2001250792 A JP2001250792 A JP 2001250792A JP 2001250792 A JP2001250792 A JP 2001250792A JP 2003052628 A JP2003052628 A JP 2003052628A
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努 滝沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子スコープの先端に観察部位を照明するた
めの光源部を備えたり、高性能な撮像素子を備えたりし
ても、該電子スコープの径を細くすることができる電子
スコープを提供すること。 【解決手段】 電子スコープは、観察部位を照明する光
を発光する光源部と、プロセッサから送信される複数の
パルス信号に基づいて、該光によって照明される観察部
位を撮像する撮像素子とを先端に有する電子スコープに
関する。そして複数のパルス信号のうち少なくとも一つ
を用いて光源部および撮像素子を駆動させるための直流
電圧を生成し、光源部および撮像素子に印加する直流電
圧生成手段を先端近傍に有する構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、体腔内を観察す
るために使用される電子内視鏡装置、特に該電子内視鏡
装置を構成する電子スコープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、体内を観察するために使用される
電子内視鏡装置として、画像処理部を備えるプロセッサ
と、被検者の体内に挿入されて、体内を照明する光を照
射する光源部およびCCD(Charge Coupled Device)
等の撮像素子を先端に備える電子スコープと、から構成
されるものが実用化されつつある。
【0003】被検者の体内に挿入される電子スコープ
は、内視鏡観察中における被検者の苦痛を少しでも和ら
げる観点から、より細径であるほうが好ましいとされ
る。
【0004】しかし、電子スコープ先端に光源部を有す
る上記構成では、該光源部に電力を供給するための給電
ケーブルをプロセッサから配設しなくてはならず、その
分電子スコープの径を太くせざるを得なかった。
【0005】また近年、他の機器に使用される撮像素子
同様、該先端に配設される撮像素子も、高画素化された
り小型化されたりして、より高性能なものが使用されて
いる。これにより、術者は、より高精度かつ鮮明な観察
部位の画像を観察して、迅速かつ適切な処置を採ること
が可能になった。
【0006】ところが、このような高性能な撮像素子を
使用すると、従来の撮像素子に比べ、該撮像素子を駆動
するために必要な、パルス信号や印加電圧の種類も増加
する。すなわち高性能な撮像素子を電子内視鏡装置に使
用する場合、プロセッサによって生成されるパルス信号
や電源電圧を該撮像素子に伝送、印加するために必要な
パルス信号用ケーブルや給電ケーブルの本数を増加しな
くてはならない。従って、撮像素子の高性能化という観
点からも、電子スコープの径を太くせざるを得なかっ
た。
【0007】電子スコープの径を細くするために、所定
のケーブル上に電源電圧とパルス信号を重畳させてケー
ブルを共通化させる方法も考えられる。しかし、該方法
では、電源電圧が特定の信号に影響を及ぼし、信号劣化
を起こしかねず適切ではない。つまり従来は、先端に光
源部を有するスコープや高性能な撮像素子を使用した電
子スコープが太径化することに対する具体的な解決策が
存在しなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は上記の
事情に鑑み、電子スコープの先端に観察部位を照明する
ための光源部を備えたり、高性能な撮像素子を備えたり
しても、該電子スコープの径を細くすることができる電
子スコープを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記
載の電子スコープは、観察部位を照明する光を発光する
光源部と、プロセッサから送信される複数のパルス信号
に基づいて、該光によって照明される観察部位を撮像す
る撮像素子とを先端に有する電子スコープに関する。そ
して複数のパルス信号のうち少なくとも一つを用いて光
源部および撮像素子を駆動させるための直流電圧を生成
し、光源部および撮像素子に印加する直流電圧生成手段
を先端近傍に有することを特徴とする。
【0010】上記構成によれば、プロセッサと電子スコ
ープ先端にある光源部や撮像素子との間に配設されてい
た給電ケーブルの本数を減らすことができるため、先端
に光源部や高性能な撮像素子を有する電子スコープであ
っても細径化を達成することができる。しかも、従来プ
ロセッサから送信される撮像素子を駆動するためのパル
ス信号に基づいて電圧を生成するため簡素な構成で細径
化を達成することができる。
【0011】また請求項2に記載の電子スコープは、上
記光源部が少なくとも一つ以上の発光素子から構成され
ることを特徴とする。たとえ複数の発光素子を光源とし
て使用しても、先端近傍にある直流電圧生成手段を電源
供給手段として用いるため、ケーブル径は、細く維持す
ることができる。
【0012】さらに、請求項3に記載の電子スコープ
は、上記直流電圧生成手段が、複数の直流電圧を一つに
合成する電圧合成手段を有し、該電圧合成手段によって
得られた合成電圧を光源部に印加することを特徴とす
る。これにより、電子スコープの径は細く維持したま
ま、消費電力の大きい高輝度な発光素子等を光源部に使
用することができる。
【0013】上記電圧生成手段は、一つのパルス信号
を、第一経路を伝送する駆動用パルス信号と第二経路を
伝送する直流電圧生成用信号とに分岐する第一の信号分
岐手段と、第二経路を経て入力する直流電圧生成用信号
を用いて直流電圧を生成し、該直流電圧を撮像素子に印
加する第一の電源回路とを有することができる。この場
合、撮像素子は、該駆動用パルス信号が入力することに
より所定の撮像動作を行うことになる(請求項4)。
【0014】また、上記直流電圧生成手段は、入力する
一つのパルス信号を、第一経路を伝送する第一信号と第
二経路を伝送する第二信号とに分岐する、少なくとも第
二と第三の信号分岐手段と、第二信号分岐手段および第
三の信号分岐手段によって分岐された各第二信号を加算
して直流電圧生成用信号を生成する加算手段と、加算手
段から出力される直流電圧生成用信号を用いて直流電圧
を生成し、該直流電圧を撮像素子に印加する第二の電源
回路とを有する構成にすることもできる。この場合、撮
像素子は、各信号分岐手段から出力された第一信号が入
力することにより所定の撮像動作を行うことになる(請
求項5)。
【0015】上記電源回路には、入力する信号を平滑化
する平滑回路があるのが望ましい。これにより、パルス
信号から一定の直流電圧を容易に生成することができ
る。該電源回路には、さらに整流回路を備えることがで
きる(請求項6)。これにより、より安定した直流電圧
を撮像素子に印加することができる。整流回路として全
波整流回路を使用すれば、パルス信号が正負両方の振幅
を有するものであっても、常に一定の電圧を供給するこ
とができる。また、直流電圧生成に使用するパルス信号
の振幅が正負どちらを有しているか定かでない場合に
も、全波整流回路を備える電源回路であれば、一定の電
圧を常に撮像素子に印加することができる。たとえば、
全波整流回路としては、ダイオードブリッジ等が考えら
れる。
【0016】上記直流電圧生成手段は、電子スコープ先
端に設けられた光源部近傍に配設したり、該光源部に一
体形成したりすることが望ましい(請求項7、請求項
8)。光源部近傍に配設したりや一体化させたりするこ
とにより、直流電圧生成手段で発生する熱によって撮像
素子側で発生する暗電流ノイズや熱雑音を低減すること
ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態の電子内
視鏡装置100の概略構成図である。内視鏡装置100
は、プロセッサ100a、スコープ100bとから構成
される。プロセッサ100aは、メイン制御部110、
画像信号処理回路120及びフロントパネルスイッチ1
30とを有し、モニタ170が接続される。スコープ1
00bは、先端にCCD150とLED160とを備
え、CCD150やLED160の近傍に電圧生成部1
40を備える。LED160は、撮像時に観察部位を照
明する光源として使用される。
【0018】電子内視鏡装置100を使用すると観察部
位は次のようにして撮像される。まず、メイン制御部1
10は、術者がフロントパネルスイッチ130を操作し
て行った設定に基づいてCCD150を駆動するための
複数のパルス信号を生成し、CCD150に連続的に送
信する。パルス信号は、どれも一定の周期を持ってお
り、たとえば水平駆動パルスや垂直駆動パルスなどがあ
る。
【0019】メイン制御部110の制御に基づいて、該
先端に備えられているCCD150は、LED160か
ら発光され、観察部位で反射された光を受光することに
より受光面に形成された光学像に対応する電荷を蓄積
し、画像信号処理回路120に蓄積電荷に基づく電圧値
(画像信号)として出力する。画像信号処理回路120
は、CCD160からの画像信号に基づいて所定の処理
を行った後、画像信号をビデオ信号としてモニタ170
に出力する。モニタ170は、ビデオ信号に対応する観
察部位の画像を表示する。
【0020】以下、本発明のいくつかの実施例について
図を参照しつつ詳述する。図2は、第一実施例にかか
る、スコープ100b先端近傍に配設された電圧生成部
140およびその周辺の電気回路図である。CCD15
0は、本発明の特徴である電圧生成部140から印加さ
れる複数の電圧を用いて、上記撮像動作を行っている。
同様にLED160も、電圧生成部140を電源とし
て、光を発光している。電圧生成部140は、メイン制
御部110から送信されるパルス信号を用いて複数の直
流電圧を生成する。つまりCCD150およびLED1
60は、プロセッサ100aから電源電圧を供給されて
いるのではない。そのため、従来のスコープに必要とさ
れていたプロセッサからCCD150やLED160ま
での給電ケーブルは不要となる。従ってスコープ100
bは、従来のスコープに比べて細径に構成することが可
能になる。また一般に、CCD150は、撮像動作(つ
まり、電荷の蓄積および転送)を行うために複数の電源
電圧を必要としている。そのため本実施形態では、電圧
生成部140内に構成の異なる第一電源回路140a、
第二電源回路140bを設けて、複数の直流電圧を生成
している。以下、各電源回路140a、140bを詳説
する。
【0021】まず、第一電源回路140aについて説明
する。プロセッサ100aのメイン制御部110で生成
されたパルス信号S1は、ドライブバッファdb1を介
してスコープ100b内の第一電源回路140aに送信
される。なお、上記パルス信号S1は、特定のパルス信
号である必要はなく、メイン制御部110から送信され
る複数のパルス信号のうちの任意の一つを意味する。後
述するパルス信号S2やパルス信号S3も同じである。
【0022】第一電源回路140aに入力したパルス信
号S1は、分岐点P1において、経路L1と経路L2と
に分岐される。本明細書では、P1のように、入力する
信号を二つの経路に分岐する点のことを分岐点という。
分岐点における、入力前の信号と出力後の二つの信号と
は、略同一の振幅や略同一のデューティ比を有する。分
岐されて経路L1を伝送する信号(分岐点P1における
第一信号)は、バッファ1を介してCCD150に入力
し、CCD150を駆動させる。つまり経路L1を伝送
する信号は、CCD150を駆動するためのパルス信号
(駆動用パルス信号)として用いられる。
【0023】一方、分岐点P1で分岐されて経路L2を
伝送する信号(分岐点P1における第二信号)は、バッ
ファ2を介して全波整流回路3に入力し整流化される。
全波整流回路3は、ダイオードブリッジ回路である。全
波整流回路3によって整流化された信号は、さらに平滑
コンデンサ4によって平滑化されて、直流電圧V1とし
てCCD150およびLED160に印加する。このよ
うに経路L2を伝送する信号は、メイン制御部110か
らCCD150を駆動するために出力された直流電圧生
成用信号として機能する。
【0024】なお、メイン制御部110から送信される
パルス信号は、一般に正の振幅を有するものだけでな
く、負の振幅を有するものや正負両方の振幅を有するも
のもある。そのため本実施形態では、どのような振幅を
有するパルス信号が第一電源回路140aに入力したと
しても、必ず所定の電圧がCCD150に印加されるよ
うに、全波整流回路3を配設している。従って、スコー
プ100bの組立工程において、予め、該スコープ10
0bが接続されるプロセッサ100aが決まっており、
直流電圧生成に使用されるパルス信号の種類も分かって
いるのであれば、全波整流回路3は必ずしも設ける必要
はない。
【0025】たとえば、正のみまたは負のみの振幅を有
するパルス信号が直流電圧生成に使用されると分かって
いるのであれば、ダイオードを一つだけ使用した半波整
流回路を用いた構成にしたり、整流回路を用いない構成
にしたりすることができる。半波整流回路を用いた構成
は、簡素な構成で安定した直流電圧を生成することがで
きる。また、整流回路を用いない構成は、コストダウン
を図ることができる。
【0026】第一電源回路140aで生成される直流電
圧V1の電圧値vは、以下の式によって求めることがで
きる。 v=(A−B)÷d+B 但し、Aは、直流電圧生成用信号における、ハイレベル
時の電圧値の絶対値とローレベル時の電圧値の絶対値と
を比較して大きい方の値、Bは、直流電圧生成用信号に
おける、ハイレベル時の電圧値の絶対値とローレベル時
の電圧値の絶対値とを比較して小さい方の値、dは、直
流電圧生成用信号の一周期中、Aに対応するレベルが占
める割合、つまり直流電圧生成用信号のデューティ比
(%)、である。A、Bにおいて電圧値の絶対値をとる
のは、上述したように、パルス信号の種類によっては、
負の振幅を有するものもあるからである。
【0027】上記式中、変数A、Bを電圧値の絶対値と
したのは、負の振幅を有する電圧生成用信号では、電圧
値も負の値をとることがあるからである。また、負の振
幅を有する直流電圧生成用信号では、ハイレベル時の電
圧値の絶対値のほうがローレベル時の電圧値の絶対値よ
りも小さくなる。さらに、正負両方の振幅を有する直流
電圧生成信号では、該信号の波形によって、ハイレベル
時とローレベル時、どちらのほうが電圧値の絶対値が大
きいか異なる。そのため上記式中、変数A、Bを決める
際にハイレベル時とローレベル時の電圧値の絶対値を比
較している。
【0028】たとえば、正の振幅のみの直流電圧生成用
信号において、ハイレベル時の電圧値が30V、ローレベ
ル時の電圧値が10V、デューティ比が50%だとする。こ
の場合、上記式より、20Vの直流電圧V1がCCD15
0に印加される。
【0029】上記式より、直流電圧V1の値は、直流電
圧生成用信号の振幅およびデューティ比に依存すること
が分かる。上記のとおり、直流電圧生成用信号とパルス
信号S1とは略同一状態にある。従って、第一電源回路
140aで生成される直流電圧V1の値を変化させたい
場合には、メイン制御部110から送信されるパルス信
号S1の振幅またはデューティ比を変化させればよい。
【0030】また、CCD150に必要な電圧値とLE
D160に必要な電圧値とは、いつも同一であるとは限
らない。そこで第一実施例では、直流電圧V1は、第一
抵抗r1によってLED160に適した値に調整されて
からLED160に印加される。
【0031】なおCCD150は、蓄積した電荷を画像
信号として画像信号処理回路120に出力する際、画像
信号増幅器150aによって所定量増幅している。そこ
で、本実施形態では、第一電源回路140aで生成され
る直流電圧V1をCCD150やLED160に印加す
るだけでなく、画像信号増幅器150aにも印加してい
る。
【0032】続いて第二電源回路140bについて説明
する。第二電源回路140bは、メイン制御部110か
ら送信される二つのパルス信号を加算して得られた信号
に基づいて電圧を生成する回路である。プロセッサ10
0aのメイン制御部110で生成されたパルス信号S2
およびパルス信号S3は、それぞれドライブバッファd
b2、ドライブバッファdb3を介してスコープ100
b内の第一電源回路140aに送信される。
【0033】第二電源回路140bに入力したパルス信
号S2は、分岐点P2において経路L3と経路L4とに
分岐される。経路L3を伝送する信号(分岐点P2にお
ける第一信号)は、バッファ5を介して、メイン制御部
110が送信したパルス信号S2と略同一の状態でCC
D150に入力しCCD150を駆動させる。つまり、
経路L3を伝送する信号は、第一電源回路140aにお
ける経路L1を伝送する信号と同様に、CCD150を
駆動するための駆動用パルス信号として用いられる。一
方、経路L4を伝送する信号(分岐点P2における第二
信号)は、バッファ6を介して加算器9に入力する。
【0034】同様に、第二電源回路140bに入力した
パルス信号S3も分岐点P3において経路L5と経路L
6とに分岐される。経路L5を伝送する信号(分岐点P
3における第一信号)は、経路L3を伝送する信号と同
様に駆動用パルス信号として用いられる。つまり、経路
L5を伝送する信号は、バッファ8を介してCCD15
0に入力し、CCD150を駆動させる。経路L6を伝
送する信号(分岐点P3における第二信号)は、バッフ
ァ7を介して加算器9に入力する。
【0035】加算器9では、入力する二つの第二信号
(経路L4を伝送する信号および経路L6を伝送する信
号)を加算して、一つの信号を生成する処理が行われ
る。加算器9によって生成された信号は、直流電圧生成
用信号として、バッファ10を介して全波整流回路11
に入力し、整流化される。全波整流回路11も、ダイオ
ードブリッジ回路である。全波整流回路11によって整
流化された信号は、さらに平滑コンデンサ12によって
平滑化され、直流電圧V2としてCCD150に印加す
る。このように第二電源回路140bは二つのパルス信
号を使用するため、第一電源回路140aで生成される
直流電圧V1に比べ、生成される直流電圧V2がとりう
る値の幅が広いという特徴がある。つまり、第二電源回
路140bを使用することにより、任意の値の直流電圧
を選択しやすくなる。
【0036】なお、第二電源回路140bにおいて全波
整流回路11を設けている理由や、正の振幅のみの信号
や負の振幅のみの信号といったパルス信号が有する振幅
の種類に応じて全波整流回路11以外の他の構成をとる
ことができる点については、第一電源回路140aの全
波整流回路3での説明と同一であるため、ここでの説明
は省略する。また、第二電源回路140bにおいても、
メイン制御部110から送信されるパルス信号S2やパ
ルス信号S3の振幅やデューティ比を変化させることに
よって直流電圧の電圧値を変化させることが可能であ
る。
【0037】図3は、第二実施例にかかる、スコープ1
00b先端近傍に配設された電圧生成部140およびそ
の周辺の電気回路図である。第二実施例のスコープ10
0bは、先端近傍にCCD150および第一LED16
0a、第二LED160bを備えている。第二実施例の
スコープ100bは、LEDを二つ配設することによっ
て、より明るい光を観察部位に照射することが可能にな
っている。従来の内視鏡装置でこのような複数のLED
を先端に配設しようとすると、その分給電ケーブルの本
数も増加せざるを得ず、スコープ径が太くなる傾向にあ
った。
【0038】ところが第二実施例では、CCD150お
よび第一LED160a、第二LED160bは、第一
実施例と同様に、電圧生成部140を電源としている。
従って、プロセッサ100aとスコープ100b先端と
を接続するために必要なケーブルは、第一実施例と略同
様の本数を維持している。つまり、ケーブルの径を細く
維持したまま、スコープ100b先端から照射される光
の光量を増加させることができる。
【0039】第二実施例における電圧生成部140内で
の動作については、第一実施例と略同一であるため、図
3中の各素子等に、図2中の対応する素子等と同一符号
を付してここでの詳細な説明は省略する。第二実施例で
は、第一電源回路140aによって生成された直流電圧
V1が、第一抵抗r1によって所定値に調整された後、
第一LED160aに印加される。また第二電源回路1
40bによって生成された直流電圧V2が、第二抵抗r
2によって所定値に調整された後、第二LED160b
に印加される。同時に、各直流電圧V1、V2は、CC
D150にも印加される。
【0040】なお第二実施例の構成は、電圧生成部14
0を、回路上、第一LED160a、第二LED160
bといったいわゆる光源部側に配設している。つまり、
第二実施例の電圧生成部140は、CCD150から離
れた位置に配設されている。このような回路構成にする
ことにより、電圧生成部140からの放熱が原因となっ
てCCD150が温度上昇するのを回避することができ
る。これによりCCD150において、熱励起による暗
電流の発生を回避し、ノイズの低減を達成することが可
能になる。
【0041】図4は、第三実施例にかかる、スコープ1
00b先端近傍に配設された電圧生成部140およびそ
の周辺の電気回路図である。第三実施例のスコープ10
0bは、CCD150とLED160とを備える。LE
D160は、高輝度なものを使用している。従って、よ
り明るい多くの光を観察部位に照射することが可能にな
っている。従来の内視鏡装置でこのような高輝度LED
を先端に配設しようとすると、消費電力が多くなる分給
電ケーブル自体を太くせざるを得ず、結果としてスコー
プ径自体も太くなる傾向にあった。
【0042】ところが第三実施例では、CCD150お
よびLED160は、第一実施例と同様に、電圧生成部
140を電源としている。従って、プロセッサ100a
とスコープ100b先端とを接続するために必要なケー
ブルは、第一実施例と略同様の本数を維持している。つ
まり、ケーブルの径を細く維持したまま、スコープ10
0b先端から照射される光の光量を増加させることがで
きる。
【0043】第三実施例における電圧生成部140内の
動作については、第一実施例と略同一であるため、図4
中の各素子等に、図2中の対応する素子等と同一符号を
付してここでの詳細な説明は省略する。但し、第三実施
例の電圧生成部140では、第一電源回路140aによ
って生成された直流電圧V1と、第二電源回路140b
によって生成された直流電圧V2とを、オペアンプ13
において合成し、高輝度なLED160に対応する直流
電圧V3を生成している点が他の実施例とは異なる。オ
ペアンプ13によって生成された直流電圧V3は、第一
抵抗r1を介して、LED160に印加される。なお、
他の実施例と同様に、各直流電圧V1、V2は、CCD
150に印加される。
【0044】このように第三実施例では、高輝度なLE
D160を設けているが、必要な電圧は各電源回路14
0a、140bによって生成された電圧V1、V2を合
成することにより、高輝度なLED160に対応するだ
けの高電圧V3を生成している。
【0045】また第三実施例も第二実施例と同様に、電
圧生成部140を、回路上、光源部側に配設している。
よってCCD150において、熱励起による暗電流の発
生を回避し、ノイズの低減を達成することが可能にな
る。
【0046】以上が本発明の実施形態である。本発明は
これらの実施形態に限定されるものではなく趣旨を逸脱
しない範囲で様々な変形が可能である。
【0047】上記実施形態では、撮像素子であるCCD
150やLED160の近傍に電圧生成部140を配置
している。しかし、使用する撮像素子の種類(たとえ
ば、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconduc
tor))や光源部の構成等によっては、電圧生成部14
0を該撮像素子や光源部内に一体形成することも可能で
ある。これにより、スコープ100bのさらなる小型化
を図ることができる。
【0048】上記実施形態では、異なる構成の第一電源
回路140a、第二電源回路140bによって生成され
た直流電圧がCCD150に印加される構成を示した。
しかし電圧生成部140は、必ずしも該実施形態のよう
な構成にする必要はない。すなわち電圧生成部140
は、上記各回路140a、140bの任意の組み合わせ
によって構成することができる。たとえば電圧生成部1
40を、上記第一電源回路140a、第二電源回路14
0bのどちらか一種類だけから構成されるようにすれ
ば、部品を統一することができ、コストダウンが図れ
る。
【0049】また本発明は、電圧生成部140によって
生成された電圧をどの素子に印加させても良い。つまり
上記実施形態では、画像信号増幅器160aには第一電
源回路140aからの直流電圧V1が印加されている構
成を示したが、あくまでも本発明の一例であってこれに
限定されるものではない。例えば、画像信号増幅器16
0aを第二電源回路140bに接続する構成にしても良
い。
【0050】さらに、上記実施形態では、第二電源回路
140bはパルス信号S2およびパルス信号S3の二つ
を用いて直流電圧生成用信号を生成しているが、二つ以
上の複数のパルス信号を加算して直流電圧生成用信号を
生成することも可能である。
【0051】上記実施形態では、光源部としてLED1
60を使用しているが、これに限定されるものではなく
スコープ100b先端に配設可能な発光素子であればど
のようなものであっても使用できる。また、第二実施例
では、説明の便宜上、より多くの光量の光を観察部位に
照明するために二つのLED160a、160bを備え
たスコープ100bの説明をした。しかし本発明は、二
つのLEDに限定されるものではなく、三つ以上のLE
Dを備えても同様の効果を得ることができる。この場
合、必要な電圧の種類が増えるが、電源回路140aや
電源回路140bをさらに設けることにより対処するこ
とが可能である。さらに、電源回路140aや電源回路
140bによって生成された直流電圧V1、V2を抵抗
分割して新たな直流電圧を生成可能な抵抗回路を設けれ
ば、電圧生成部140をより簡素な構成にしながらも、
さまざまな値の直流電圧を複数生成することが可能にな
る。
【0052】
【発明の効果】このように本発明の電子スコープは、プ
ロセッサから送信されるパルス信号を用いて、該スコー
プ先端に配設された撮像素子および光源部の印加電圧を
生成する構成にすることにより、プロセッサと、撮像素
子および光源部との間に設けられていた給電ケーブルが
不要になり、スコープの細径化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の電子内視鏡装置の概略構成
図である。
【図2】第一実施例のスコープ先端近傍に配設された電
圧生成部およびその周辺の電気回路図である。
【図3】第二実施例のスコープ先端近傍に配設された電
圧生成部およびその周辺の電気回路図である。
【図4】第三実施例のスコープ先端近傍に配設された電
圧生成部およびその周辺の電気回路図である。
【符号の説明】
3、11 整流回路 4、12 平滑コンデンサ 9 加算器 13 オペアンプ P1、P2、P3 分岐点 100 電子内視鏡装置 100a プロセッサ 100b 電子スコープ 110 メイン制御部 140 電圧生成部 150 CCD 160 LED
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 M Fターム(参考) 2H040 CA06 GA02 4C061 CC06 LL02 NN01 QQ06 SS30 5C022 AA09 AB15 AB40 AC42 AC75 5C024 BX02 GY01 GY31 HX02 HX46 5C054 AA01 BA01 CC07 CH02 DA06 EA03 GD03 HA12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察部位を照明する光を発光する光源部
    と、プロセッサから送信される複数のパルス信号に基づ
    いて、前記光によって照明される前記観察部位を撮像す
    る撮像素子とを先端に有する電子スコープであって、 前記複数のパルス信号のうち少なくとも一つを用いて前
    記光源部および前記撮像素子を駆動させるための直流電
    圧を生成し、前記光源部および前記撮像素子に印加する
    直流電圧生成手段を前記先端近傍に有することを特徴と
    する電子スコープ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子スコープにおい
    て、 前記光源部は、少なくとも一つ以上の発光素子から構成
    されることを特徴とする電子スコープ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電子ス
    コープにおいて、 前記直流電圧生成手段は、複数の前記直流電圧を一つに
    合成する電圧合成手段を有し、前記電圧合成手段によっ
    て得られた合成電圧を前記光源部に印加することを特徴
    とする電子スコープ。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の電子スコープにおいて、前記直流電圧生成手段は、 一つの前記パルス信号を、第一経路を伝送する駆動用パ
    ルス信号と第二経路を伝送する電圧生成用信号とに分岐
    する第一の信号分岐手段と、 前記第二経路を経て入力する直流電圧生成用信号を用い
    て直流電圧を生成し、該直流電圧を前記撮像素子に印加
    する第一の電源回路と、を有し、 前記撮像素子は、前記駆動用パルス信号が入力すること
    により所定の撮像動作を行うことを特徴とする電子スコ
    ープ。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の電子スコープにおいて、前記電圧生成手段は、 入力する一つの前記パルス信号を、第一経路を伝送する
    第一信号と第二経路を伝送する第二信号とに分岐する、
    少なくとも第二と第三の信号分岐手段と、 前記第二信号分岐手段および前記第三の信号分岐手段に
    よって分岐された各第二信号を加算して直流電圧生成用
    信号を生成する加算手段と、 前記加算手段から出力される前記直流電圧生成用信号を
    用いて直流電圧を生成し、該直流電圧を前記撮像素子に
    印加する第二の電源回路と、を有し、 前記撮像素子は、各信号分岐手段から出力された前記第
    一信号が入力することにより所定の撮像動作を行うこと
    を特徴とする電子スコープ。
  6. 【請求項6】 請求項2から請求項5のいずれかに記載
    の電子スコープにおいて、各電源回路は、 各直流電圧生成用信号を整流する整流回路と、 前記整流回路により整流された信号を平滑化して前記直
    流電圧を生成する平滑回路と、を有することを特徴とす
    る電子スコープ。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれかに記載
    の電子スコープにおいて、前記直流電圧生成手段は、前
    記光源部の近傍に配設されることを特徴とする電子スコ
    ープ。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項6のいずれかに記載
    の電子スコープにおいて、前記直流電圧生成手段は、前
    記光源部と一体形成されていること、を特徴とする電子
    スコープ。
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