JP2003052442A - 保持具 - Google Patents

保持具

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JP2003052442A
JP2003052442A JP2001249212A JP2001249212A JP2003052442A JP 2003052442 A JP2003052442 A JP 2003052442A JP 2001249212 A JP2001249212 A JP 2001249212A JP 2001249212 A JP2001249212 A JP 2001249212A JP 2003052442 A JP2003052442 A JP 2003052442A
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JP2001249212A
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English (en)
Inventor
Iwao Komiyama
巌 小宮山
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OHJI DOKI SEISAKUSHO CO Ltd
Original Assignee
OHJI DOKI SEISAKUSHO CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】比較的重い物品の落下防止等にも使用でき、且
つ、コンパクトで安価に製造することができる取り扱い
易い保持具を提供することを目的とする。 【解決手段】保持具1のケースを、上ハーフケース2と
下ハーフケース4とから構成し、また、着装手段は上挟
持体3および下挟持体5を有する挟着手段として、その
挟着手段の上挟持体3を上ハーフケース2に、下挟持体
5を下ハーフケース4にそれぞれ一体的に形成する。そ
して、上挟持体3と下挟持体5の挟着状態を維持するた
めのクランプ7を上ハーフケース2に設ける。さらに、
ケース内に収容するリール6の紐又は帯61の巻回部6
3と巻取りバネ64の収容部65を軸方向に並設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯物品の落下を防止
する保持具に関し、特に携帯電話機等の比較的重い携帯
物品にも使用可能な保持具に関するものである。
【0002】
【従来技術と問題点】従来、キーやパス入れまた財布等
の小物は、外出に際して携帯される物品であり、多くの
者は、それらの物品にキーホルダー等のアクセサリーを
取付けて、紛失の防止や落したときに音で感知できるよ
うにして携帯することが多い。そして、今日において
は、上記物品に加えて携帯電話機も常に携帯される物品
の一つになっている。
【0003】近年、このような小物の紛失や落下等の防
止にと、保持具なるものが考案されてキーホルダーに代
わり活用されている。これは、先端にフックを有する所
定の長さの糸がリールに巻かれ、そのリールが、ピンや
フック等の着装具が設けられている本体の内部に収容さ
れているものであり、それの使用は、本体をピンで衣服
に取付けると共に、糸先端の係着具を携帯する物品に取
付けるもので、その物品は糸によって紛失また落下が防
止されるのである。
【0004】その保持具に設けられている着装具は、保
持具が携帯電話機等の比較的重い物品の落下防止等に用
いられた場合を考慮して、金属素材から形成された別途
完成された着装具が用いられ、その着装具をネジや半田
等によって本体の上部や低部また側面に取付けているの
である。しかし、着装具はそれ自体の仕様で完成された
ものであるため、その着装具が取り付けられた保持具は
大きく重く、極めて取り扱い難いものになっているので
ある。また、着装具が別途完成されたものであるため経
済的にも不利である。
【0005】
【目的】本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもの
で、比較的重い物品の落下防止等にも使用でき、且つ、
コンパクトで安価に製造することができる取り扱い易い
保持具を提供することを目的とするものである。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、ケースに着装手段の一部または全部が一体的に形
成され、また、前記ケース内部に立設された軸に、胴部
に糸が巻回され且つその糸の巻取りバネを内装するリー
ルが回動自在に軸支されると共に、ケースの出入口を通
過する前記糸の端部に係着手段が設けられてなることを
特徴とする保持具である。
【0007】本発明を更に詳しく説明すると、ケース
は、その内部に前記リールを収容するもので、樹脂素材
または金属素材から所望の形状に形成されていると共
に、適当な部位に着装手段の一部または全部、すなわ
ち、着装手段を構成する所定の数からなる部材の一部ま
たは全部が一体的に形成されているものである。着装手
段とは、保持具を適当な厚みの衣服やベルト等のものに
取り付けるための部材で、一般的にはピン・フック・ク
リップ等である。
【0008】そして、ケースの構成も特に限定するもの
ではなく、例えば、リールを入れる開口を有し且つ着装
手段の一部または全部が形成されたケース本体部と、前
記開口の蓋になる蓋体とでケースを構成してもよい。ま
た、ケースを上下2つのハーフケースから構成し、上ハ
ーフケースと下ハーフケースを合わせてなるケースと、
そのケースの適当な部位に着装手段が形成されたもので
もよい。この上ハーフケースおよび下ハーフケースは相
対的な関係にある。
【0009】そして、着装手段をケースに一体的に形成
する方法また構造等は特に限定するものではないが、ケ
ースと共に着装手段を一体的に同時成型するのがよい。
この同時成型によって一体的に形成する場合は樹脂素材
を用いて成型するのがよい。また、ケースおよび着装手
段の全部分に樹脂を用いてもよいが、強度が要求される
部位は金属等の別素材を用いて適宜形成してもよい。そ
して、一体的に形成可能であれば、前述のピン・フック
・クリップ等に限定するものではなく何でもよい。
【0010】着装手段のケースへの形成部位において
も、本保持具の取扱い形態を考慮して所望の部位に適宜
形成すればよい。例えば、ケースの上面や底面また側面
に形成してもよく、また、同じ装着形態の着装手段を複
数設けてもよい。さらに、異なる装着形態の着装手段を
それぞれ適数設けて、衣服以外のものにも装着可能にし
てもよい。
【0011】さらには、ケースと着装手段の付根部分が
折曲できるように適当な折曲構造を形成するようにして
もよい。例えば、ケースと着装手段の付根部分の部材厚
を適当に薄くして、その部分でケースと着装手段とが折
曲できるようにしたり、ケースと着装手段を成型すると
き、ケースと着装手段の付根部分に蝶番等の折曲部材を
入れて成型するようにしてもよい。勿論、他の方法を以
って行ってもよい。
【0012】しかして、本保持具の望ましい形態の一つ
は、ケースを、上ハーフケースと下ハーフケースが合わ
されてなる形態のものにすると共に、着装手段を少なく
とも一対の挟持体を有する挟着手段として、その挟着手
段の挟持体の一方を上ハーフケースに、また、他方を上
ハーフケー一体的に形成する形態がよい。それらの形成
においては、樹脂素材によって一体成型するのがよく、
その樹脂素材も特に限定するものではなく好適なものを
用いればよい。そして、上ハーフケースに設ける挟持体
は一体的な形成によって設けるのではなく、上ハーフケ
ースに一体的または別に設けられた軸に別途形成された
挟持体を軸支してもよい。挟持体の上ハーフケースまた
は下ハーフケースに設置する部位は、挟着動作が可能で
あればその設置部位も特に限定するものではないが、上
ハーフケースまたは下ハーフケースの側面に略水平に突
出させた状態で設けるのがよく、特には糸出口と反対側
に設けるのがよい。
【0013】さらに、他の本保持具の望ましい形態の一
つは、ケースを、上ハーフケースと下ハーフケースが合
わされてなる形態のものにすると共に、着装手段を少な
くとも一対の挟持体を有する挟着手段として、その挟着
手段の挟持体すなわち双方の挟持体を上ハーフケースに
一体的に形成する。その挟持体の一方をケース上面の一
部または全部、すなわち、ケース上面の一部の範囲また
は全部の範囲に形成し、また、他方をその一方の挟持体
の上方に位置するように、すなわち、その挟持体は上ハ
ーフケースの適当な部位から前記一方の挟持体のケース
端部付近に形成されている突起または突状の方向に突出
状に設けられており、また、その挟持体の先端付近には
前記一方の挟持体に形成される突起または突状に対向す
る突起または突状が形成されている。そして、ケース上
面に形成される挟持体の上方に位置させる他方の挟持体
は一体的な形成によって設けるのではなく、上ハーフケ
ースに一体的または別に設けられた軸に別途形成された
挟持体を軸支してもよい。
【0014】この上下2つのハーフケースから構成され
るケースの場合、保持具の内部に立設された軸の軸心を
鉛直方向に向けてその保持具が置かれた状態で、上側に
位置するハーフケースを上ハーフケースとし、また、下
側に位置するハーフケースを下ハーフケースとして説明
しているものである。しかし、前記状態で置かれている
保持具を上下逆にして置いた場合も前記軸の軸心は鉛直
方向を向くことになり、従って、その上ハーフケースお
よび下ハーフケースは、保持具の置かれ方によって上ハ
ーフケースは下ハーフケースに、また、下ハーフケース
は上ハーフケースに成り得るのである。すなわち、挟着
手段を構成している挟持体等の各部材は、それが設置さ
れる箇所の構造等を含めて上下反対のハーフケースに設
けることが可能であり、本説明と反対のハーフケースに
設けているものも本発明の範囲に含まれるものである。
そして、ケースの部位を示す前記上面/側面は、前述し
たように保持具の内部に立設された軸の軸心を鉛直方向
に向けて保持具すなわちケースが置かれた状態で、上ハ
ーフケースの上方の面が上面、上ハーフケースまた下ハ
ーフケースの側方の面が側面となる。
【0015】挟着手段は、衣服の所定の部分の服地を挟
むと共に、その部分に着装可能に構成されているもので
あればよい。そして、挟持体が設置されるケースの部位
によって挟持体の形状を好適な形状にすればよい。勿
論、挟持体は一対のものを同じ形状としたりまた違う形
状としてもよく、挟持体が設置されるケースの部位に最
適な形状にすればよい。その挟持体の具体的な形状とし
ては、適当な厚さの略舌状として、その一方の端部付近
に挟着部を設ける。そこに所望により挟着性を上げるた
めの突起や突状を形成する。また、挟着部を他の部分よ
り大きく、例えば、平面視で略しゃもじ状や略スプーン
状のようにしてもよい。
【0016】そして、挟持体を前記上ハーフケースまた
は下のハーフケースの側方に設ける場合、保持具のケー
スと一体感がでるようにケースの幅に合わせてもよい。
そして、保持具のケースと対象的にまた非対象にしても
よい。また、挟持体を前記上ハーフケースに設ける場
合、上ハーフケースの上面に一体的に形成される一方の
挟持体は、前記の略舌状また略しゃもじ状や略スプーン
状にすることはなく、そのケースの上面に挟着部を設け
ればよい。この部位も上面の何処でもよいがケースの端
部付近がよい。そして、一対の挟持体の挟着部の間は、
衣服の服地が入り込める適当な隙間を開けておいてもよ
い。また、挟持体を当接させまたは付勢を以って当接さ
せて、挟持体を強制的に開いてその間に衣服の服地を入
れ込むようにしてもよい。衣服に限ることなくベルトや
カバン等の素材を挟めるようにしてもよい。
【0017】また、上ハーフケースまたは下ハーフケー
スあるいは上下のハーフケースに、挟持体の挟着状態を
維持するためのクランプ部材を設けてもよい。クランプ
部材とは、所定の間隔を開けて対向する一対の前記挟持
体の一方を強制的に他方の挟持体に近接または当接させ
たり、また、初めから近接または当接している挟持体の
その状態を維持するための部材で、この機能を有する構
造また形態のものであれば何でもよい。具体的には、ヘ
ッドの中心から変位した位置に支点を設けて、その支点
を軸にヘッドを回動させて行ってもよい。その回動操作
は、例えば、レバーやスライド部材によって行えばよ
い。
【0018】そして、ケースの内部には軸が立設されて
おり、その軸に適当な素材、例えば樹脂や金属また自然
素材等からなる糸を巻回したリールが回動自在に軸支さ
れている。そのリールの内部には前記糸を巻き取るため
のコイル状の巻取りバネが設けられている。また、糸の
先端にはフック等の係着手段が設けられており、その糸
はケースに設けられた糸の出入口から出入する。また、
糸は係着手段によってケース内への引き込まれが防止さ
れている。その係着手段とは、糸と携帯物品とを接続す
るための部材であって、糸と携帯物品とが接続できれば
何でもよい。糸のケース内への引き込まれが防止されて
いると共に、糸の先端が携帯物品と接続可能に処理され
ていれば糸だけであってもよい。
【0019】その軸もケース内部に適宜立設できればよ
くどのような方法で設置してもよいが、ケースの成型と
同時に一体的に形成するのがよい。そして、軸には糸を
巻き取るためリールに内装された巻取りバネの内端を係
着するスリットが設けられる。さらには、リールの内部
また外部の構造等も特に限定するものではないが、糸の
巻回部分と巻取りバネの収容部分を軸方向に並設する形
態がよい。
【0020】
【作用】本発明の保持具は以上のように、ケースに着装
手段の一部または全部を一体的に形成しており、ケース
の各部位への形成が容易にでき、また、着装手段を樹脂
素材から形成できるため保持具の自重も軽減される。ま
た、リールの糸の巻回部分と巻取りバネの収容部分を軸
方向に並設するものは、保持具の本体径を小さくするこ
とができるので、着装手段をケースの側面に形成する場
合も邪魔になることがない。また、邪魔にならない程度
に着装手段を大きくできるので、保持具着装の際の衣服
等への食い付きをよくできる。
【0021】さらに、着装手段がクランプ部材を有する
一対の挟持体で構成されてなる保持具は、衣服に着装さ
れた保持具のその着装状態を確実なものにすると共に、
その状態を維持させることができる。そして、本保持具
の使用においては、保持具の挟持体で衣服の所定の部分
の服地を挟むと共に、クランプ部材を操作して、一方の
挟持体を他方の挟持体へ強制的に近接または当接させて
衣服に保持具を装着する。次に、糸の先端の係着手段を
所定の物品、例えば、携帯電話機のストラップ取付環等
に係着する。
【0022】これにより、携帯電話機は保持具と接続さ
れて、その糸の引出可能な範囲内において移動可能とな
る。そして、糸は巻取りバネによって弛むことなく携帯
電話機と保持具の間に介在する。従って、携帯電話機が
糸の引出可能な範囲(リールに巻回する糸の全長)より
高い位置から落下した場合、携帯電話機は糸そして保持
具によって落下が阻止され地面への衝突が回避される。
【0023】
【実施例】本発明の保持具を以下図面に従って説明する
と、図1は、本発明に係わる保持具の側断面図であり、
1は保持具、2は保持具1のケースを構成している上ハ
ーフケースで、スリット22が形成された軸21が立設
されている。また、24は上ハーフケース2と下ハーフ
ケース4の固定用のネジ23のネジ孔である。
【0024】3は上ハーフケース2に一体的に形成され
ている上挟持体で、挟持部位には挟持突起31が設けら
れている。また、5は下ハーフケース4に一体的に形成
されている下挟持体で、その挟持部位にも挟持突起51
が設けられている。そして、これらの挟持突起31/5
1により、着装部分、例えば衣服の服地等への食い付き
がよくなる。
【0025】6はリールで、軸21に軸支されている。
61は紐又は帯で、リール6の巻回部63に巻回されて
いる。62は携帯物品に接続される紐又は帯61の先端
に設けられたフックである。また、紐又は帯61は出入
口11から出入する。64はリール6の収容部65に収
容された巻取りバネで、その内端は軸21に形成された
スリット22に係着され、また、外端はリール6の所定
の部位に係着されている。この巻取りバネ64によって
紐又は帯61は巻取り方向に付勢される。
【0026】7は上ハーフケース2に設けられているク
ランプで、レバー71を操作することにより、上挟持体
3が強制的に下挟持体5の方向に押下げられ、衣服の服
地等を挟着すると共に、挟着状態が維持される。72は
レバー71の支軸である。図2は、保持具の上面図で、
図3は、保持具の下面図で、図4は、挟持体方向から見
た保持具の側面図である。
【0027】図5は、上ハーフケースの斜視図であり、
上ハーフケース2にはリール6を軸支するためのスリッ
ト22と、上ハーフケース2と下ハーフケース4の固定
用のネジ23のネジ孔24が形成された軸21が内部に
立設され、また、一側に上挟持体3が設けられている。
さらに、上挟持体3を強制的に下方に押下げると共に、
その状態すなわち挟着状態を維持するためのクランプ7
が設けられている。図6は、下ハーフケースの斜視図で
あり、一側に下挟持体5が設けられている。
【0028】図7は、使用状態の一例を示す図であり、
保持具1を衣服9に装着すると共に、保持具1の紐又は
帯61先端に設けられているフック62を携帯電話機8
に接続し、その携帯電話機8をポケット91に入れて携
帯しているところである。そして、携帯電話機8をポケ
ット91から取出す際に誤って落してしまった場合で
も、その携帯電話機8は紐又は帯61そして保持具1に
よって落下が阻止され地面への衝突が回避される。
【0029】図8は、一方の挟持体を軸支する保持具の
側断面図であり、本図の保持具1は上挟持体3が支軸3
2によって支持されている。その他の部分の構造は図1
の保持具1に準ずるものである。図には表していない
が、上挟持体3をバネ等によって下挟持体5方向に付勢
するようにしてもよい。
【0030】図9は、他の形態の本発明に係わる保持具
の側断面図であり、本図の保持具1は、上挟持体3およ
び下挟持体5を上ハーフケース2に一体的に形成したも
のである。1は保持具、2は保持具1のケースを構成し
ている上ハーフケースで、スリット22が形成された軸
21が立設されている。また、本図のケースは、上ハー
フケース2と下ハーフケース4が圧嵌等によって嵌め合
わせられているものであり、図1に示す固定用のネジ2
3はない。
【0031】3は上ハーフケース2に一体的に形成され
ている上挟持体で、挟持部位には挟持突起31が設けら
れている。また、5も上ハーフケース2の上面に一体的
に形成されている下挟持体で、その挟持部位にも挟持突
起51が設けられている。そして、これらの挟持突起3
1/51により、着装部分、例えば衣服の服地等への食
い付きがよくなる。
【0032】6はリールで、軸21に軸支されている。
61は紐又は帯で、リール6の巻回部63に巻回されて
いる。62は携帯物品に接続される紐又は帯61の先端
に設けられたフックである。また、紐又は帯61は出入
口11から出入する。64はリール6の収容部65に収
容された巻取りバネで、その内端は軸21に形成された
スリット22に係着され、また、外端はリール6の所定
の部位に係着されている。この巻取りバネ64によって
紐又は帯61は巻取り方向に付勢される。
【0033】7は上ハーフケース2に設けられているク
ランプで、レバー71を操作することにより、上挟持体
3が強制的に下挟持体5の方向に押下げられ、衣服の服
地等を挟着すると共に、挟着状態が維持される。72は
レバー71の支軸である。図10は、他の形態の保持具
の上面図である。
【0034】図11は、一方の挟持体を軸支する他の形
態の保持具の側断面図であり、本図の保持具1は上挟持
体3が支軸32によって支持されている。その他の部分
の構造は図9の保持具1に準ずるものである。図には表
していないが、上挟持体3をバネ等によって下挟持体5
方向に付勢するようにしてもよい。
【0035】
【効果】本発明に係わる保持具は以上のように、ケース
と挟着手段の一部または全部を樹脂素材によって一体的
に形成できるので、保持具をコンパクトに且つ軽くでき
る。また、ケース内に収容するリールの糸の巻回部分と
巻取りバネの収容部分を軸方向に並設しているものは、
保持具がよりコンパクトになる。そして、挟着手段を上
ハーフケースの上面に設けている保持具は、さらなるコ
ンパクト化が実現できる。
【0036】従って、保持具を衣服等に取付けた際に邪
魔になることがなく、装着によって生ずる違和感等もな
い。また、保持具自体が軽いので衣服への食い付きもよ
く、比較的重い物品でも十分に保持することができる。
そして、本保持具の着装手段は、従来の保持具のように
別部品として完成されたものではないので、ケースに適
合する仕様でケースの製造と共に一体的に形成できるこ
とから経済的にも極めて有利であり、保持具を安価に製
造することができると共に、組立てに要する時間をも短
縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる保持具の側断面図
【図2】 保持具の上面図
【図3】 保持具の下面図
【図4】 挟持体方向から見た保持具の側面図
【図5】 上ハーフケースの側面図
【図6】 下ハーフケースの側面図
【図7】 使用状態の一例を示す図
【図8】 一方の挟持体を軸支する保持具の側断面図
【図9】 他の形態の本発明に係わる保持具の側断面図
【図10】 他の形態の保持具の上面図
【図11】 一方の挟持体を軸支する他の形態の保持具
の側断面図
【符号の説明】
1−保持具、11−出入口,2−上ハーフケース,21
−軸,22−スリット,23−ネジ,24−ネジ孔,3
−上挟持体,31−挟持突起,32−支軸,4−下ハー
フケース,5−下挟持体,51−挟持突起,6−リー
ル,61−紐又は帯,62−フック,63−巻回部,6
4−巻取りバネ,65−収容部,7−クランプ,71−
レバー,72−支軸,8−携帯電話機,9−衣服,91
−ポケット

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに着装手段の一部または全部が一体
    的に形成され、また、前記ケース内部に立設された軸
    に、胴部に糸が巻回され且つその糸の巻取りバネを内装
    するリールが回動自在に軸支されると共に、ケースの出
    入口を通過する前記糸の端部に係着手段が設けられてな
    ることを特徴とする保持具
  2. 【請求項2】前記リールは糸の巻回部分と巻取りバネの
    収容部分が前記軸方向に並設されていることを特徴とす
    る請求項1の保持具
  3. 【請求項3】前記ケースは上下のハーフケースが合わさ
    れてなり、また、前記着装手段は少なくとも一対の挟持
    体を有する挟着手段であって、その挟着手段の前記挟持
    体の一方が上ハーフケースに、他方が下ハーフケースに
    それぞれ一体的に形成されていることを特徴とする請求
    項1の保持具
  4. 【請求項4】前記ケースは上下のハーフケースが合わさ
    れてなり、また、前記着装手段は少なくとも一対の挟持
    体を有する挟着手段であって、その挟着手段の前記挟持
    体の一方が上ハーフケースに回動自在に軸支され、他方
    が下ハーフケースに一体的に形成されていることを特徴
    とする請求項1の保持具
  5. 【請求項5】前記挟持体の一方または双方が適当な厚さ
    の略舌状であって、その挟持体は上ハーフケースおよび
    下ハーフケースの側面に突出状に設けられており、ま
    た、前記挟持体の先端付近には突起または突状が形成さ
    れていることを特徴とする請求項3または請求項4の保
    持具
  6. 【請求項6】前記ケースは上下のハーフケースが合わさ
    れてなり、また、前記着装手段は少なくとも一対の挟持
    体を有する挟着手段であって、その挟着手段の挟持体が
    上ハーフケースに一体的に形成されており、その挟持体
    の一方はケース上面の一部または全部に形成され、他方
    はその一方の挟持体の上方に位置するように形成されて
    いることを特徴とする請求項1の保持具
  7. 【請求項7】前記ケースは上下のハーフケースが合わさ
    れてなり、また、前記着装手段は少なくとも一対の挟持
    体を有する挟着手段であって、その挟着手段の挟持体が
    上ハーフケースに形成されており、その挟持体の一方は
    ケース上面の一部または全部に一体的に形成され、他方
    はその一方の挟持体の上方に位置するように軸支されて
    いることを特徴とする請求項1の保持具
  8. 【請求項8】前記挟持体の少なくとも他方の挟持体は適
    当な厚さの略舌状であって、その他方の挟持体は上ハー
    フケースの適当な部位から前記一方の挟持体のケース端
    部付近に形成されている突起または突状の方向に突出状
    に設けられており、また、その他方の挟持体の先端付近
    には前記一方の挟持体に形成されている突起または突状
    に対向する突起または突状が形成されていることを特徴
    とする請求項6または請求項7の保持具
  9. 【請求項9】前記上下のハーフケースの一方または双方
    に、前記挟持体の挟着状態を維持するためのクランプ部
    材が設けられていることを特徴とする請求項3または請
    求項4または請求項6または請求項7の保持具
  10. 【請求項10】前記挟着手段を構成する各部材が、それ
    が設置される箇所の構造等を含めて上下反対のハーフケ
    ースに設けられていることを特徴とする請求項3または
    請求項4または請求項6または請求項7の保持具
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