JP2003051920A - 平面走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

平面走査装置及び画像形成装置

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JP2003051920A
JP2003051920A JP2001237966A JP2001237966A JP2003051920A JP 2003051920 A JP2003051920 A JP 2003051920A JP 2001237966 A JP2001237966 A JP 2001237966A JP 2001237966 A JP2001237966 A JP 2001237966A JP 2003051920 A JP2003051920 A JP 2003051920A
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pulley
image
carriage
fixed
scanning device
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JP2001237966A
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Katsunobu Yoshida
克信 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ベルトの経年変化に起因する画像の歪みを防止
して原稿画像を精度良く読み取れる平面走査装置を提供
する。 【解決手段】アイドラプーリー214は、プーリー支持
台218の一端部に回転自在に固定されている。プーリ
ー支持台218は、走査方向にほぼ直交する方向に延び
たものであり、アイドラプーリー214が固定された位
置からガイド軸206を超えて反対側にまで延びてい
る。また、プーリー支持台218の中央部は、段ビス2
20によってガイド軸206に回動自在に固定されてい
る。プーリー支持台218の長手方向他端部には、引張
りコイルばね222の一端222aが取り付けられてい
る。この引張コイルばね222の他端222bは、ガイ
ド軸206に固定された固定板224に取り付けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿に記録された
画像(原稿画像)を読み取る平面走査装置及びこの平面
走査装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、原稿に記録された画像を読み
取り、この読み取った原稿画像を記録紙などの記録媒体
に形成する画像形成装置が使用されている。原稿画像を
読み取るものとしては、通常、平面走査装置が使用され
ている。
【0003】平面走査装置は、例えば、原稿台ガラスの
表面に原稿を載置しておき、原稿台ガラスの裏面に沿っ
てコンタクトイメージセンサ(CIS)を所定の走査方
向に走査させながら原稿画像を読み取るものである。こ
の平面走査装置について、図4を参照して説明する。
【0004】図4は、従来の平面走査装置の概略構成を
示す上視図である。
【0005】平面走査装置10は、CIS(図示せず)
を搭載して主走査方向(矢印B方向)に走査するキャリ
ッジ12と、キャリッジ12を主走査方向に案内するガ
イド軸14と、キャリッジ12が走査する走査範囲のう
ち主走査方向の両端部の近傍それぞれに配置されたアイ
ドラプーリー16及び駆動プーリー18と、これらプー
リー16,18に掛け渡されて主走査方向に移動するこ
とによりキャリッジ12を走査させる無端状のベルト2
0とを備えている。キャリッジ12は、ベルト20に固
定されると共に、ガイド軸14には移動自在に固定され
ている。
【0006】ベルト20は、駆動モータ22の回転力
(駆動力)によって矢印B方向及びその反対方向に移動
する。駆動モータ22の回転力はプーリーギア24、ア
イドラギア26を介して駆動プーリー18に伝達され
る。また、ベルト20には、駆動モータ22の回転力や
回転数が正確に伝わるために一定の張力が作用してい
る。このような張力を得るために、平面走査装置10を
組み立てる際には、アイドラプーリー16をアイドラプ
ーリー支持台28に固定しておき、このアイドラプーリ
ー支持台28を矢印B方向に所定の力で引っ張った状態
でガイド軸14に固定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ベルト20
が経年変化によって伸びて張力が緩くなることがある。
このようにベルト20の張力が緩んだ場合、ベルト20
が滑りや歯飛びを起こしたり、キャリッジ12の走査速
度にむらが生じたりする。この滑りや歯飛び又は走査速
度のむらに起因して、読み取った画像が歪むことがあ
る。
【0008】さらに、ベルト20に作用している張力に
よって、ガイド軸14が曲げモーメントを常に受けてい
る状態であり、このため、ガイド軸14が撓むことがあ
る。ガイド軸14が撓んだ場合、キャリッジ12が撓ん
だガイド軸14に案内されて矢印B方向に走査すること
となるので、読み取られた原稿画像の幾何精度が悪化
し、所望の幾何精度で原稿画像を読み取れないことがあ
る。
【0009】本発明は、上記事情に鑑み、ベルトの経年
変化に起因する画像の歪みを防止して原稿画像を精度良
く読み取れる平面走査装置及びこの平面走査装置を備え
た画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の平面走査装置は、所定の主走査方向に走査す
るキャリッジと、該キャリッジに搭載されて前記主走査
方向に走査しながら原稿の画像を読み取る読取手段と、
前記キャリッジを前記主走査方向に案内する、前記主走
査方向に延びるガイド軸と、該ガイド軸の長手方向の両
端部近傍それぞれに配置されたプーリーと、これらプー
リーに掛け渡されて前記主走査方向に移動することによ
り前記キャリッジを走査させる、前記キャリッジが固定
された無端状のベルトとを備えた平面走査装置におい
て、(1)その一端部に前記プーリーのうちのいずれか
一方のプーリーが回転自在に固定されると共にその中央
部が前記ガイド軸に回動自在に固定された、前記いずれ
か一方のプーリーの近傍から前記ガイド軸を超えると共
に前記主走査方向に交差する交差方向に延びるプーリー
支持部材と、(2)前記一方のプーリーが他方のプーリ
ーから遠ざかるように該プーリー支持部材を付勢して回
動させることにより前記ベルトに張力を付与する、該プ
ーリー支持部材のうち前記一端部とは反対側の他端部に
その一端が固定された付勢部材とを備えたことを特徴と
するものである。
【0011】ここで、上記の平面走査装置は、(3)前
記付勢部材の前記一端とは反対側の他端が取付けられ
た、前記ガイド軸に固定された固定板を備えてもよい。
【0012】また、前記付勢部材は、(4)前記一方の
プーリーが他方のプーリーから遠ざかるように前記プー
リー支持部材を回動させる引張りコイルばねであっても
よい。
【0013】さらに、(5)前記ベルトに付与される張
力の方向と、前記付勢部材が前記プーリー支持部材を付
勢する方向とが互いに反対方向であって、且つ略平行で
あってもよい。
【0014】また、上記目的を達成するための本発明の
画像形成装置は、(6)上記の平面走査装置を備え、
(7)原稿の画像を前記平面走査装置で読み取り、この
読み取った画像を記録媒体に形成することを特徴とする
ものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1を参照して本発明の実施形態
を説明する。
【0016】図1は、本発明の平面走査装置を備えた画
像形成装置の内部構造を示す模式図である。
【0017】デジタル複写機50(本発明にいう画像形
成装置の一例である)は、原稿に記録された画像を読み
取るための複数の部品が組み込まれた第1筐体60と、
画像を記録媒体に形成するための複数の部品が組み込ま
れた第2筐体100とを有する。第2筐体100は、図
に示すように、第1筐体60の下に配置されている。従
って、第1筐体60は第2筐体100に載置されている
こととなる。
【0018】複写機50の頂面には開閉自在な直方体状
の原稿圧着板62が配置されている。原稿圧着板62の
下には、平面走査装置200(図2参照)が組み込まれ
た光学用筐体64が配置されている。平面走査装置20
0には光源LED(図示せず)などが備えられている。
光学用筐体64の上面(上壁)は、原稿が載置される原
稿台ガラス61(本発明にいう載置板の一例である)で
ある。原稿圧着板62と光学用筐体64によって、第1
筐体60が構成されている。
【0019】原稿台ガラス61のうち感光ドラム112
を挟んで定着器126とは反対の側の一端部には、原稿
の画像が読み取られる画像読取領域82が形成されてい
る。また、画像読取領域82よりもやや矢印B方向下流
側には、画像読取領域82に搬送されてきた原稿を排紙
トレイ86に案内する搬送ガイド台95が形成されてい
る。搬送ガイド台95は、矢印A,B方向に直交する方
向に延びる細長いものである。一方、原稿台ガラス61
のうち、搬送ガイド台95が形成された一端部とは反対
側の他端部には、原稿台ガラス61に載置される原稿が
突き当てられる突当板67が形成されている。この突当
板67は、矢印A,B方向に直交する方向に延びる細長
いものである。
【0020】原稿圧着板62には、原稿を自動的に給紙
する原稿自動搬送装置80が組み込まれている。この原
稿自動搬送装置80については後述する。
【0021】第2筐体100のうち、第1筐体60より
も手前側(正面側)には、複写枚数などが入力される操
作パネル(図示せず)が配置されている。第2筐体10
0の下部には、複数枚のカット紙が収容されるカセット
104が第2筐体100に出し入れ自在に備えられてい
る。第2筐体100の右側壁には、葉書などの小サイズ
の記録紙を給紙できる矩形状の手差しトレイ106が備
えられている。この手差しトレイ106は、下辺部10
6aを中心にして矢印C方向に回動し、記録媒体を載置
できる位置まで開く。また、第2筐体100の左側部分
には空間が形成されており、排出された記録紙が積載さ
れる排紙トレイ108が形成されている。
【0022】複写機50では、原稿に記録された画像を
記録媒体に形成するに当り、原稿固定走査モード及び画
像流し読み走査モードを選択できる。原稿固定走査モー
ドとは、原稿台ガラス61に原稿を載置しておき、CI
S210(本発明にいう読取手段の一例である)等を原
稿台ガラス61の下方で矢印B方向(走査方向)に走査
させながら原稿の画像を読み取るモードである。一方、
画像流し読み走査モードとは、画像読取領域82の下方
にCIS210を静止させておき、原稿自動搬送装置8
0で画像読取領域82に原稿を搬送しながらこの原稿の
画像をCIS210を用いて画像読取領域82で読み取
るモードである。
【0023】原稿固定走査モードを選択した場合は、先
ず原稿圧着板62を開き、原稿台ガラス61の上面に原
稿を載置して突当板67に突き当てることにより位置決
めし、この原稿を原稿圧着板62で押さえて固定する。
次に、所定の操作ボタン等を押すことにより、LED光
源から導光体(図示せず)によって導かれた光が原稿を
照射すると共に、光学用筐体64に組み込まれたCIS
210が二点鎖線で示す位置から矢印B方向に走査す
る。このCIS210によって、原稿に記録された画像
が読み取られる。読み取られた画像はデジタル信号に変
換され、このデジタル信号はレーザスキャナ110に送
信される。なお、原稿台ガラス61は、光学用筐体64
に形成された矩形状の原稿台フレーム63に固定されて
いる。
【0024】原稿自動搬送装置80には、原稿が載置さ
れる原稿載置トレイ84、画像読取領域82を通過した
原稿が載置される原稿排紙トレイ86が形成されてい
る。また、原稿自動搬送装置80には、原稿載置トレイ
84に載置された原稿を、画像読取領域82を通過させ
て原稿排紙トレイ86まで搬送する複数のローラ(給紙
ローラ90やレジストローラ対92など)が組み込まれ
ている。
【0025】原稿載置トレイ84に載置された原稿は給
紙口90aからピックアップローラ90によって分離ロ
ーラ91に搬送され、さらに、レジストローラ対92に
搬送されて斜行を矯正される。斜行を矯正された原稿
は、レジストローラ対92によってプラテンローラ94
まで搬送されて画像読取領域82を通過する。
【0026】画像読取領域82の下方にはCIS210
が静止しており、画像読取領域82を通過する原稿は、
LED(図示せず)に照明されてCIS210に読み取
られる。読み取られた画像はデジタル信号に変換され、
このデジタル信号はレーザスキャナ110に送信され
る。
【0027】画像読取領域82を通過した原稿は搬送ガ
イド台95によって搬送ローラ96に案内される。搬送
ローラ96は原稿を反転させながら排紙ローラ98まで
搬送する。排紙ローラ98に搬送された原稿は、この排
紙ローラ98によって原稿排紙トレイ86に排出され
る。
【0028】上述したように複写機50では、画像流し
読み走査モード及び原稿固定走査モードのいずれであっ
ても、読み取られた原稿の画像はデジタル信号に変換さ
れ、このデジタル信号はレーザスキャナ110に送信さ
れる。レーザスキャナ110に送信された信号はレーザ
光に変換されて、このレーザ光は、高速で回転するスキ
ャナミラー110a、折り返しミラー110bを経由し
て感光ドラム112に照射される。感光ドラム112は
帯電器111によって一様に帯電されており、レーザ光
が照射された感光ドラム112には静電潜像が形成され
る。この静電潜像は現像ローラ114から供給された現
像剤で現像されて現像像が形成される。
【0029】一方、カセット104からは記録紙などの
記録媒体が給紙ローラ116によって矢印D方向(給紙
方向)に給紙され、搬送ローラ118とレジストローラ
120によって転写器122に搬送される。転写器12
2では、搬送されてきた記録媒体に感光ドラム112の
現像像が転写される。現像像が転写された記録媒体は搬
送装置124によって定着器126に搬送される。定着
器126には加熱ローラ126aと加圧ローラ126b
が配置されており、これら2つのローラ126a,12
6bに記録媒体が挟まれながら搬送されて、現像像が記
録媒体に定着される。このようにして現像像が定着され
た記録媒体は排紙ローラ128によって排出されて排紙
トレイ108に積載される。
【0030】なお、手差しトレイ106から記録媒体を
給紙することもでき、手差しトレイ106から給紙され
た記録媒体に画像が形成される手順も上記と同じであ
る。また、複写機50には、各種部品を駆動するための
電源及び電気部品が装着された電装基板129も内蔵さ
れている。
【0031】上述したように複写機50には種々の部品
や部材が組み込まれている。これらの部品のうち、帯電
器111、感光ドラム112、及び現像ローラ114な
どはプロセスカートリッジ130に組み込まれている。
このプロセスカートリッジ130は複写機50に着脱自
在に装着されている。
【0032】図2と図3を参照して、光学用筐体64に
組み込まれた平面走査装置200について説明する。
【0033】図2は、平面走査装置を示す上視図であ
る。図3は、図2の平面走査装置を拡大して示す上視図
である。
【0034】平面走査装置200は、上記したCIS2
10が搭載されたキャリッジ250を備えている。キャ
リッジ250は、後述するように矢印A,B方向に移動
する。キャリッジ250が矢印B方向(主走査方向)に
移動(走査)する際に、CIS210が原稿画像を読み
取る。なお、CIS210が読み取った画像を担持する
信号はフレキシブルケーブル211を経由して本体に送
信される。
【0035】また、平面走査装置200には、キャリッ
ジ250を主走査方向に案内するガイド軸206が配置
されている。このガイド軸206は主走査方向に延びて
おり、その長手方向両端部近傍には、それぞれ、駆動プ
ーリー212とアイドラプーリー(従動プーリー)21
4が配置されている。これら2つのプーリー212,2
14には、キャリッジ250が固定された無端状のベル
ト216が掛け渡されている。ベルト216が矢印A,
B方向に移動する(往復動)ことにより、キャリッジ2
50と共にCIS210も矢印A,B方向に移動する。
【0036】駆動プーリー212は駆動モータ240の
回転力(駆動力)によって回転し、この回転に伴ってベ
ルト216が矢印A,B方向に移動する。駆動モータ2
40の回転力は、モータベルト241、プーリーギア2
42、及びアイドラギア244を介して駆動プーリー2
12に伝達される。
【0037】アイドラプーリー214は、プーリー支持
台218(本発明にいうプーリー支持部材の一例であ
る)の一端部に回転自在に固定されている。プーリー支
持台218は、走査方向にほぼ直交する方向に延びたも
のであり、アイドラプーリー214が固定された位置か
らガイド軸206を超えて反対側にまで延びている。な
お、アイドラプーリー214は、プーリー支持台218
の長手方向一端部に固定されている。
【0038】また、プーリー支持台218の中央部は、
図3の紙面の裏面側から段ビス220によってガイド軸
206に回動自在に固定されている。プーリー支持台2
18の長手方向他端部には、引張りコイルばね222
(本発明にいう付勢部材の一例である)の一端222a
が取り付けられている。この引張コイルばね222の他
端222bは、ガイド軸206に固定された固定板22
4に取り付けられている。従って、引張りコイルばね2
22の引張力(付勢力)がプーリー支持台板218の他
端部を矢印A方向に引っ張り、これにより、プーリー支
持台218が回動軸220を中心にして、図3における
時計方向に回動し、従って、アイドラプーリー214が
駆動プーリー212から遠ざかるように付勢される。こ
の結果、ベルト216には、引張りコイルばね222の
引張力に応じた張力が作用する。
【0039】ところで、例えば、多数のベルト216を
製造する際にその長さがばらついていたり、経年変化に
よってベルト216の長さが変動したりしていることが
ある。しかし、ベルト216に作用する張力と引張りコ
イルばね222の引張力とは釣り合っているので、この
釣り合う位置でプーリー支持台218が安定して位置決
めされる。従って、ベルト216には、一定の張力が常
に作用していることとなる。このため、ベルト216が
滑り又は歯飛び起こしたり、キャリッジの走査速度にむ
らが生じたりすることが無い。また、ベルト216の張
力不足に起因する駆動時の振動なども回避できる。この
結果、ベルト216の経年変化に起因する画像の歪を防
止でき、原稿画像を精度良く読み取れる。
【0040】また、ベルト216に付与される張力の方
向と、引張りコイルばね222がプーリー支持台218
を付勢する方向とが互いに反対方向であって、且つ略平
行であるので、ガイド軸206に撓みが生じにくい。こ
のため、キャリッジ250は走査方向に確実に走査され
ることとなり、読み取られた原稿画像の幾何精度が悪化
しない。
【0041】また、付勢部材である引張コイルばね22
2がガイド軸206の近傍に略平行に配置されるので、
ガイド軸206の軸方向あるいは軸と垂直方向の省スペ
ース化が図られる。
【0042】さらに、ガイド軸206、駆動プーリー2
12、アイドラプーリー214、ベルト216、駆動モ
ータ240、モータベルト241、プーリーギア24
2、アイドラギア244、プーリー支持台218、引張
りコイルばね222、及び固定板224が一つのユニッ
トとして作製されているので、平面走査装置200の組
立性や生産性が向上する。また、万一の故障の際など
に、これらを交換する作業も容易になる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明の平面走査装
置によれば、ベルトが経年変化によって多少伸びたとし
ても、一方のプーリーが他方のプーリーから遠ざかるよ
うに付勢部材がプーリー支持部材を付勢して回動させる
ので、ベルトに付与される張力が弱まることはない。従
って、ベルトが滑り又は歯飛び起こしたり、キャリッジ
の走査速度にむらが生じたりすることが無い。この結
果、ベルトの経年変化に起因する画像の歪を防止でき、
原稿画像を精度良く読み取れる。
【0044】ここで、前記付勢部材の前記一端とは反対
側の他端が取付けられた、前記ガイド軸に固定された固
定板を備えた場合は、レール軸、付勢部材、及びプーリ
ー支持部材などをユニット化できるので、平面走査装置
の組立性や生産性が向上する。また、これらを交換する
際の作業も容易になる。
【0045】また、前記付勢部材は、前記一方のプーリ
ーが他方のプーリーから遠ざかるように前記プーリー支
持部材を回動させる引張りコイルばねである場合は、簡
易な構成の付勢部材が得られる。
【0046】さらに、前記ベルトに付与される張力の方
向と、前記付勢部材が前記プーリー支持部材を付勢する
方向とが互いに反対方向であって、且つ略平行である場
合は、ガイド軸に撓みが生じにくいので、キャリッジは
所定の走査方向に走査されることとなり、読み取られた
原稿画像の幾何精度が悪化しない。
【0047】また、本発明の画像形成装置によれば、歪
の無い高品質な原稿画像が読み取られるので、記録媒体
には高品質の画像が形成されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平面走査装置を備えた画像形成装置の
内部構造を示す模式図である。
【図2】平面走査装置を示す上視図である。
【図3】図2の平面走査装置を拡大して示す上視図であ
る。
【図4】従来の平面走査装置の概略構成を示す上視図で
ある。
【符号の説明】
50 デジタル複写機 200 平面走査装置 206 ガイド軸 212 駆動プーリー 214 アイドラプーリー 216 ベルト 218 プーリー支持台 222 引張りコイルばね 224 固定板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の主走査方向に走査するキャリッジ
    と、 該キャリッジに搭載されて前記主走査方向に走査しなが
    ら原稿の画像を読み取る読取手段と、 前記キャリッジを前記主走査方向に案内する、前記主走
    査方向に延びるガイド軸と、 該ガイド軸の長手方向の両端部近傍それぞれに配置され
    たプーリーと、 これらプーリーに掛け渡されて前記主走査方向に移動す
    ることにより前記キャリッジを走査させる、前記キャリ
    ッジが固定された無端状のベルトとを備えた平面走査装
    置において、 その一端部に前記プーリーのうちのいずれか一方のプー
    リーが回転自在に固定されると共にその中央部が前記ガ
    イド軸に回動自在に固定された、前記いずれか一方のプ
    ーリーの近傍から前記ガイド軸を超えると共に前記主走
    査方向に交差する交差方向に延びるプーリー支持部材
    と、 前記一方のプーリーが他方のプーリーから遠ざかるよう
    に該プーリー支持部材を付勢して回動させることにより
    前記ベルトに張力を付与する、該プーリー支持部材のう
    ち前記一端部とは反対側の他端部にその一端が固定され
    た付勢部材とを備えたことを特徴とする平面走査装置。
  2. 【請求項2】 前記付勢部材の前記一端とは反対側の他
    端が取付けられた、前記ガイド軸に固定された固定板を
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の平面走査装
    置。
  3. 【請求項3】 前記付勢部材は、 前記一方のプーリーが他方のプーリーから遠ざかるよう
    に前記プーリー支持部材を回動させる引張りコイルばね
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載の平面走
    査装置。
  4. 【請求項4】 前記ベルトに付与される張力の方向と、
    前記付勢部材が前記プーリー支持部材を付勢する方向と
    が互いに反対方向であって、且つ略平行であることを特
    徴とする請求項1,2,又は3に記載の平面走査装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのうちのいずれか一
    項に記載された平面走査装置を備え、 原稿の画像を前記平面走査装置で読み取り、この読み取
    った画像を記録媒体に形成することを特徴とする画像形
    成装置。
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