JP2003051867A - 携帯端末 - Google Patents
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Abstract
情報を音声読上げすることができ、情報端末の画面を見
ることが出来ない場合や視力の低下した高齢者にとって
使い勝手に優れる携帯端末を提供する。 【解決手段】 テキスト文をダウンロードされた音声読
上げ用プログラムを用いてDSP3aが読上げる。キー
操作時のキー数字読上げについては、ADPCM機能を
内蔵した音源LSI9が登録されている語彙を用いて音
声出力する。DSP3aはまたダウンロードされた音声
コーデック用プログラムを用いて、通話時には音声コー
デックとして機能する。こうして、本発明の携帯電話機
によれば、DSPが音声読上げ機能と音声コーデック機
能とを有する兼用タイプとされる。
Description
のテキスト文等を読上げることができる携帯電話等の携
帯端末に関するものである。
発達しており、電話のみでなく、メールの通信やインタ
ーネットへの接続を可能としたものが数多く普及される
に至っている。
携帯電話機等の携帯端末には、メールやブラウザ等のテ
キスト文を音声読上げる機能が備えられておらず、視力
に優れないユーザや高齢者にとっては、使い勝手の悪い
ものであった。
になされたものであり、メールやブラウザ等のテキスト
文等、所定の情報を音声読上げすることができ、情報端
末の画面を見ることが出来ない場合や視力の低下した高
齢者にとって使い勝手に優れる携帯端末を提供すること
を目的とする。
ため、本発明における携帯端末は、第1の情報を読み上
げる第1音声読み上げ手段と、第2の情報を読み上げる
第2音声読み上げ手段と、前記第1音声読み上げ手段と
前記第2音声読み上げ手段とを読み上げる情報に基づい
て切り替える切替手段とを備えたことを特徴とする。本
発明の携帯端末としては、携帯電話機を一例とすること
ができ、実施の形態においては第1音声読み上げ手段は
DSPにより構成され、第2音声読み上げ手段は音源L
SIにより構成される。なお、DSPは予め備えられた
音声読み上げ辞書データ領域から音声信号をピックアッ
プし、音声データ(デジタルデータ)として出力する。
また、音源LSIにはADPCM音声出力機能が搭載さ
れ、この機能により符合化された音声を複合化し音声出
力する。このように各々異なる音声処理を行う音声読み
上げ手段を、読み上げる情報に応じて切り替えることで
読み上げの音質などの違和感を無くし、又は低減するこ
とができる。
み、前記第2の情報は、押下された数字キーの数字また
はメニュー項目を含むことを特徴とすることができる。
一例として第1音声読み上げ手段をDSP、第2音声読
み上げ手段を音源LSIとした場合は、テキスト文の読
上げをDSPが担当し、押下された数字キーの読上げま
たはメニューの読上げを音源LSIが担当するように切
り替えられる。このように、頻繁に使用されるメニュー
や数字キー等の音声出力を音源LSIが担当すること
で、読み上げ時のタイムラグを低減することができる。
さらにこの場合、音源LSIはADPCM機能を有し
て、所定の語彙を登録する記憶領域を備え、動作要求時
に登録された前記語彙を読上げるようにすることで、音
声フレーズ等の違和感を無くすることができる。
上げ手段は、音声読上げ用のプログラムをダウンロード
して用いることを特徴とし、実施の形態では、第1音声
読み上げ手段としてのDSPを通信時には、音声コーデ
ックとして機能する音声コーデック手段として用いると
共に、その音声コーデック用プログラムをもダウンロー
ドタイプとしている。このように、DSPをダウンロー
ドタイプとすることにより、DSPファームウェア設計
の高効率化、低価格化を図ることができる。なお、ダウ
ンロードプログラムはDSPチップの外部に格納され
る。
検出する電池残量検出手段を備え、DSPまたは音源L
SIは、前記電池残量検出手段により検出された電池残
量を読上げるようにしている。さらに、DSPは、音声
読上げにおける音声を変更する音声変更手段を備える。
また、実施の形態においては、自動着信応答モードを設
定することができる自動着信応答手段を備え、自動着信
応答モード時におけるテキスト文受信時には、前記DS
Pが受信されたテキスト文を読上げる。一方、電話着信
時の場合とテキスト文受信の場合とを判断し、電話着信
の場合には、DSPを音声コーデックとして機能させ
る。
を用いて説明する。図1は本発明の携帯端末としての携
帯電話機を示すブロック図である。この携帯電話機は、
電波を受信するアンテナ1と、アンテナ1に接続され搬
送波信号を用いて変復調処理を行うRF部2と、RF部
2に接続されて信号処理を行い、受信信号に基づいて必
要な出力音声信号やテキスト文等の表示信号を得、また
は入力音声信号やキー入力信号から必要な送信信号を得
る信号処理部3と、信号処理部3に接続され、信号処理
部3によって得られたデジタル音声信号をアナログ変換
し、あるいはアナログ音声信号をデジタル音声信号に変
換するアナログ回路4と、アナログ回路4に接続され、
音声出力をするスピーカ5と、音声入力するためのマイ
ク6と、これらの処理に必要なデータを記憶した記憶部
7と、またこれらの処理に必要な制御を行うための制御
部であるCPU8と、必要な表示を音声で行うための音
源LSI(音声合成LSI)9と、キー入力を行うため
のキー操作部10とを備えている。
SP(Digital Signal Processor)として、ダウンロー
ドタイプのDSPが用いられており、ハード部を構成す
るDSPチップ3aと、その制御プログラムであって、
ダウンロードされた制御プログラムを格納するダウンロ
ードプログラム記憶部(RAM)3bを備えている。こ
のダウンロードプログラムには、通話時にDSPを音声
コーデックとして用いるための音声コーデック用プログ
ラムと、待ち受け時にメールなどのテキスト文を音声で
読上げる音声読上げ機能として用いるための音声読上げ
用プログラムとがあり、それぞれの格納領域3b−1,
3b−2に格納されている。
AM7bとを含み、FLASHメモリ7aは、図2に示
すように、DSP用領域71、CPU用領域72、DS
P及びCPU共用領域73、及びその他の領域74から
なる記憶領域を備えている。DSP用領域71は、音声
コーデック用ファームウェア領域71aと、音声読上げ
用ファームウェア領域71bとに分かれている。DSP
及びCPU共用領域73は、イコライザ音声波形データ
として、メール音声、ブラウザ音声、アラーム音声など
適宜音声を変更して出力できるように、各種音声データ
が記憶されている。これら音声において、さらに例えば
メール音声やブラウザ音声などには、適宜男性用、女性
用の音声が選択できるように、それらの音声用データが
備えられている。
72には、CPUの制御用プログラムが記憶され、その
他の領域74には、ユーザの使用するユーザ領域とし
て、固定音声、ゲーム、着メロ、画像、電話帳等のデー
タが記憶されている。
tive Differential Pulse Code Modulation)機能を備
え、キー操作部10の数字キー操作時やメニューの読上
げ処理時に頻繁に使用される語彙が登録されており、そ
れらの処理時に読み出されて音声出力される。なお、具
体的には、音源LSI9は、着メロ等を出力するための
MIDI等の音源と、上記ADPCM機能を実行するた
めのADPCMデコーダと、それらに接続されMIDI
等の音源及びADPCMデコーダによるオーディオ信号
を増幅するアンプと、MIDI等の音源及びADPCM
デコーダが使用するオーディオデータ(上記数字キー操
作時やメニューの読上げ処理時に頻繁に使用される語彙
を含む)が登録されたメモリから構成される。また、ア
ナログ回路4は、D/A変換器4aと、A/D変換器4
bと、DTMF(Dial Tone Multi Frequency )を出力
するためのDTMF部4c等を備えている。
携帯電話機では、アンテナ1とRF部2が本発明の受信
部と送信部を構成している。また、信号処理部3のDS
Pチップ(DSPコア)3aとRAM3bに記憶された
音声読上げ用プログラム(以下「音声読上げDSP」と
いう)及び音源LSI9が音声読上げ手段を構成してい
る。また、本発明の実施の形態においては、音声読上げ
DSPと音源LSI9とは、読上げ情報の種別に基づい
て、図3(a)(b)に示すように、CPU8により切
替えて使用され、音声読上げDSPは、主としてテキス
ト文の読上げを担当し(a)、音源LSI9は主として
押下された数字キーの読上げまたはメニューの読上げを
担当する(b)。
との基本動作を示すフローチャートである。まず、テキ
スト文を読上げる場合、読上げ機能の動作を開始させる
と(S41)、音声読上げDSPは終了キーの操作があ
るまで、あるいはテキスト文の終了まで、テキスト文の
読上げ動作を行う(S42,S43)。終了キーの操作
があった場合、あるいはテキスト文の読上げが終了する
と(S43,Y)、音声読上げDSPはスタンバイ状態
となる(S44)。そして、キー操作があった場合(S
45)において、それが数字キー操作であった場合(S
45,Y)は、音源LSI9のADPCMが出力オン状
態となって(S46)、音声合成出力により操作された
数字キーを音声で読上げる(S47)。一方、キー操作
がファンクションキーの操作であった場合(S45,
N)は、音声読上げDSPが動作状態となり(S4
8)、ステップS42に戻ってテキスト文の音声読上げ
が行われる。このように、テキスト文の読上げを音声読
上げDSPが担当し、一方数字キーの読上げを音源LS
I9が担当することにより、読上げ音質の違和感を軽減
させることができる。さらに、音源LSI9はADPC
M機能において、登録された所定の語彙を動作要求時に
読上げるように構成され、音声フレーズ等の違和感が軽
減される。
は、RAM3bに記憶された音声コーデック用プログラ
ムを用いて音声コーデックDSPとして機能する。ま
た、従来より携帯電話機に通常備えられている図示しな
い電池残量検出器による電池残量検出値を音声読上げD
SPが音声により出力することもできる。この場合、電
池残量が所定値よりも低くなった場合にのみ自動的に音
声出力するようにしても良いし、さらにこの音声は、D
SP及びCPU共用領域73に格納されたイコライザ音
声波形データとして格納されているアラーム音声とし
て、電池を充電するよう注意を促すようにしても良い。
この音声の変更は、メールを読上げる場合、ブラウザを
読上げる場合等においても適宜それぞれ専用の音声がイ
コライザ音声波形データの中から選択されて変更され得
る。
を簡略的に示すフローチャートである。音声読上げDS
Pの機能によりテキスト読上げの指示があると(S5
1)、それがメールの時はメール用音声が選択され(S
52,Y)、さらに適宜設定された男性または女性用の
音声が選択されて音声読上げが行われる(S53〜S5
5)。なお、メール送信者の登録された性別によって、
適宜男性または女性用の音声が自動的に選択されて音声
読上げが行われるようにしてもよい。また、ブラウザの
読上げ時においても、同様に男性または女性用の音声が
選択されて音声読上げが行われる(S56〜S59)。
電池残量通知の場合は、上述した一例のように、残量が
所定値以下となった場合にアラーム音声により読上げら
れる(S60,S61)。なお、アラーム音声による読
上げは、音源LSI9のメモリに所定の語彙を登録して
おき、この語彙を読みだして発声するようにしてもよ
い。
話機は、自動着信応答モードを設定することができる自
動着信応答手段を備えており、自動着信応答モード時に
おけるテキスト文受信時には、音声読上げDSPが受信
されたテキスト文を読上げることにより、メール文を読
む手間が省かれる。一方、電話着信時には、音声コーデ
ックDSPが動作状態とされ、通常の通話が行われる。
即ち、音声読上げDSPと音声コーデックDSPとは、
メール着信と電話着信のいずれかに応じて自動的に切り
替えられる。
きに着信があった場合の動作を示すフローチャートであ
り、自動着信モード設定(S71)後、電話着信または
メール着信があると、スピーカホンをオンとし(S7
2)、メール着信の場合は(S73,Y)、DSPを音
声読上げDSPとして機能させ、メールを音声出力して
読上げる(S74)、読上げ後、着信前の状態に復帰す
る(S75)。一方、電話着信の場合(S73,N)
は、DSPを音声コーデックDSPとして機能させハン
ズフリー通話を可能として(S76)、通話終了後に着
信前の状態に復帰させる。なお、メール着信があった場
合はメール着信の報知を行い、電話着信があった場合は
電話着信があったことの報知を予め音声で行うようにし
ても良い。
帯電話機に例をとって説明したが、本発明は、携帯電話
機に限定されることはなく、PDA等、受信機能または
送信機能を有する種々の携帯情報端末に適用できること
は言うまでもない。
声読み上げ手段と、第2の情報を読み上げる第2音声読
み上げ手段と、前記第1音声読み上げ手段と前記第2音
声読み上げ手段とを読み上げる情報に基づいて切り替え
る切替手段とを備えたことを特徴とする携帯端末。 (付記2)付記1に記載の携帯端末において、前記第1
の情報は、テキスト文を含み、前記第2の情報は、押下
された数字キーの数字またはメニュー項目を含むことを
特徴とする携帯端末。 (付記3)付記1または付記2に記載の携帯端末におい
て、前記第2音声読み上げ手段は、ADPCM機能を有
し、所定の語彙を登録する記憶領域を備え、動作要求時
に登録された前記語彙を読上げることを特徴とする携帯
端末。 (付記4)付記1乃至付記3のいずれかに記載の携帯端
末において、前記第1音声読み上げ手段は、通信時には
音声コーデックとして機能する音声コーデック手段を備
えていることを特徴とする携帯端末。 (付記5)付記1乃至付記4のいずれかに記載の携帯端
末において、前記第1音声読み上げ手段は、音声読上げ
用のプログラムをダウンロードして用いることを特徴と
する携帯端末。 (付記6)付記4に記載の携帯端末において、前記第1
音声読み上げ手段は、通話時に使用する音声コーデック
用のプログラムをダウンロードして用いることを特徴と
する携帯端末。 (付記7)付記5または付記6に記載の携帯端末におい
て、前記ダウンロードされたプログラムは前記第1音声
読み上げ手段の外部に設けられるメモリに格納されるこ
とを特徴とする携帯端末。 (付記8)付記1乃至付記7のいずれかに記載の携帯端
末において、自動着信応答モードを設定することができ
る自動着信応答手段を備え、自動着信応答モード時にお
けるテキスト文受信時には、前記第1音声読上げ手段が
受信されたテキスト文を読上げることを特徴とする携帯
端末。 (付記9)付記8に記載の携帯端末において、前記自動
着信応答モード時において、電話着信時の場合とテキス
ト文受信の場合とを判断する判断手段を備え、電話着信
の場合は、前記第1音声読み上げ手段を音声コーデック
として機能させることを特徴とする携帯端末。 (付記10)付記1乃至付記9のいずれかに記載の携帯
端末において、電池残量を検出する電池残量検出手段を
備え、前記第1音声読上げ手段または前記第2音声読み
上げ手段は、前記電池残量検出手段により検出された電
池残量を読上げることを特徴とする携帯端末。 (付記11)付記1乃至付記10のいずれかに記載の携
帯端末において、前記第1音声読上げ手段は、音声読上
げにおける音声を変更する音声変更手段を備えることを
特徴とする携帯端末。 (付記12)付記1乃至付記11のいずれかに記載の携
帯端末において、電話もしくはメールが着信した場合、
前記第1音声読上げ手段は、電話着信またはメール着信
のいずれが着信したかを音声により報知することを特徴
とする携帯端末。
ば、メールやブラウザ等のテキスト文等、所定の情報を
音声読上げすることができ、視力に優れないユーザや視
力の低下した高齢者にとって使い勝手に優れる携帯端末
を提供することができるという効果を奏する。
ロック図である。
ローチャートである。
る。
る。
SPコア(チップ)、3b ダウンロードプログラム記
憶領域(RAM)、3b−1 音声コーデック用プログ
ラム記憶領域、3b−2 音声読上げ用プログラム記憶
領域、4 アナログ回路、5 スピーカ、7 記憶部、
7a FLASHメモリ、8 CPU、9 音源LS
I、71 DSP用領域、71a 音声コーデック用フ
ァームウェア領域、71b 音声読上げ用ファームウェ
ア領域、72 CPU用領域、73DSP及びCPU共
用領域。
Claims (3)
- 【請求項1】 第1の情報を読み上げる第1音声読み上
げ手段と、 第2の情報を読み上げる第2音声読み上げ手段と、 前記第1音声読み上げ手段と前記第2音声読み上げ手段
とを読み上げる情報に基づいて切り替える切替手段とを
備えたことを特徴とする携帯端末。 - 【請求項2】 請求項1に記載の携帯端末において、 前記第1の情報は、テキスト文を含み、 前記第2の情報は、押下された数字キーの数字またはメ
ニュー項目を含むことを特徴とする携帯端末。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の携帯端
末において、 前記第1音声読み上げ手段は、音声読上げ用のプログラ
ムをダウンロードして用いることを特徴とする携帯端
末。
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