JP2003051321A - 低温焼結性固体電解質材料及びこれを用いた固体酸化物形燃料電池 - Google Patents

低温焼結性固体電解質材料及びこれを用いた固体酸化物形燃料電池

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電率や機械的強度の低下を招くことなく、
970℃〜1400℃の低温度領域での焼結性に優れた
固体電解質材料を提供し、また、SOFCの発電性能を
低下させることなく、SOFC製造コストの低廉化を図
る。 【解決手段】 xmol%Sc−ymol%Bi
−(100−x−y)mol%ZrO(但し、
5≦x≦15、0.5≦y≦3、x+y≧8)の組成式
よりなる固体電解質材料とする。また、この固体電解質
材料よりSOFCの固体電解質を構成する。これにより
燃料極材料、空気極材料とほぼ同じ焼結温度領域で固体
電解質材料を焼結することができ、固体電解質、燃料極
と空気極からなる電解質電極接合体を共焼結法により製
造することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低温焼結性固体電
解質材料に関し、更に詳しくは、固体酸化物形燃料電
池、酸素センサなどの固体電解質として好適に用いられ
る低温焼結性固体電解質材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、固体電解質としては、安定化ジル
コニアが知られている。この安定化ジルコニアは、単一
成分からなるジルコニア(ZrO)が1150℃付近
で単斜晶(M相)から正方晶(C相)へ結晶相が変化す
ることに伴い体積変化を生じることから、この体積変化
を防ぐ手段としてカルシウム(Ca)、イットリウム
(Y)などの金属酸化物を安定化剤としてジルコニア中
に固溶させ、結晶相の安定化を図ったものである。
【0003】この安定化ジルコニアにおいては、上記2
価または3価の金属酸化物が固溶されることにより、ジ
ルコニア中の4価のZr4+の位置が、低原子価を示す
Ca 2+、Y3+などで置換され、その結果、結晶中の
電気的中性条件を保つために酸素空孔が生成する。その
ため、この酸素空孔を介して酸素イオン(O2−)が安
定化ジルコニア内を移動することができるようになる。
【0004】それゆえ、安定化ジルコニアは、このよう
な酸素イオン導電性を利用して固体酸化物形燃料電池や
酸素センサなどの固体電解質として用いられており、中
でも固体酸化物形燃料電池(以下「SOFC」とい
う。)は、エネルギー変換効率が高く、有害物質をほと
んど出さないことから、クリーンかつ高効率な発電シス
テムを構築することができるということで近年特に注目
されているものである。
【0005】このSOFCの構造を分類すると、平板
形、円筒形及び一体形の3種類のものが知られている。
例えば、平板形SOFCの構造について説明すると、自
立膜式と支持膜式に大別される。自立膜式のSOFC
は、平板状の固体電解質の両面に、燃料極及び空気極を
接合して電解質電極接合体とし、更にその両側をセパレ
ータで挟んでなる単セルを多数段積層した構造を有して
いる。
【0006】これに対し、支持膜式のSOFCは、厚さ
の極めて薄い電解質薄膜を厚さの厚い燃料極で支持する
とともに、電解質薄膜の他方の面に厚さの薄い空気極を
接合して電解質電極接合体とし、更にその両側をセパレ
ータで挟んでなる単セルを多数段積層した構造を有して
いる。
【0007】一般に、SOFCの固体電解質には、ジル
コニア(ZrO)にイットリア(Y)を固溶し
たイットリア安定化ジルコニア(以下「YSZ」とい
う。)、ジルコニア(ZrO)にスカンジア(Sc
)を固溶したスカンジア安定化ジルコニア(以下
「ScSZ」という。)などの安定化ジルコニアが用い
られ、また、燃料極材料には、Ni−YSZ、Co−Y
SZなどのサーメットが用いられ、空気極材料には、L
aSrMnO、LaCaMnO、LaSrCo
、LaCaCoOなどの複合酸化物が用いられて
いる。
【0008】そしてこのような構成を備えた平板形SO
FCの燃料極及び空気極に、それぞれ水素、都市ガスな
どの燃料及び空気を供給すると、空気極側の酸素分圧と
燃料側の酸素分圧との間に差があることから、酸素は、
空気極においてイオンとなり、固体電解質を通って燃料
極に運ばれる。また、燃料極に達した酸素イオンは、燃
料と反応して電子を放出する。したがって燃料極及び空
気極に負荷を接続すれば、電池反応の自由エネルギーの
変化を、直接、電気エネルギーとして取り出すことがで
きる。
【0009】ところで、上述した自立膜式の平板形SO
FCの電解質電極接合体は、一般に次のように製造され
ている。先ず、ジルコニア粉末と安定化剤としてイット
リアやスカンジアなどの金属酸化物粉末とを混合し、こ
の混合粉末をプレス成形などにより平板状に成形する。
この成形手段としては他にも、ジルコニア粉末と金属酸
化物粉末とをスラリー状にし、ドクターブレード法など
により平板状に成形しても良い。その後、得られた成形
体を約1500〜1700℃の温度範囲で焼成すること
により緻密な焼結体である固体電解質が得られる。
【0010】次いで、スラリーコーティング法などによ
りこの固体電解質上に燃料極材料をコーティングし、約
1200〜1400℃の温度範囲で焼成することにより
固体電解質の片面に薄膜状の燃料極を形成する。その
後、再び、スラリーコーティング法などにより空気極材
料を燃料極とは反対側の面にコーティングし、約100
0〜1200℃の温度範囲で焼成する。これにより平板
状の固体電解質の両面に、燃料極及び空気極が接合され
た電解質電極接合体が得られる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来知
られるこのような電解質電極接合体の製造方法では、固
体電解質材料、燃料極材料及び空気極材料の焼結温度が
それぞれ異なるため、3段階に分けて焼結する必要があ
った。そのため、SOFCの製造工程が複雑になり、製
造コストも必然的に高くなるといった問題が生じてい
た。
【0012】ところで、SOFCの製造コストを削減す
るためには、固体電解質材料、燃料極材料及び空気極材
料を同時に焼成する、いわゆる共焼結法が有効であると
されている。なぜなら、生産時に必要なエネルギーが少
なくて済み、大量生産にも適しているからである。
【0013】しかしながら、この共焼結法を用いて上記
電解質電極接合体を製造しようとする場合、固体電解質
材料は、電極材料と同じ低温度領域で緻密に焼結するこ
とが可能であり、しかも、得られる焼結体は十分な酸素
イオン導電性、機械的強度を発現可能である必要があ
る。なぜなら、緻密な固体電解質を得るために高い製造
温度(1400℃以上)条件で共焼結を行った場合に
は、空気極材料と固体電解質材料との間で反応が生じ、
空気極と固体電解質との界面に絶縁性の生成物が生成
し、これによりSOFCの発電性能が大きく低下してし
まうからである。
【0014】そのため、従来一般に用いられているY
−ZrO系、Sc−ZrO系の固体電解
質材料などに焼結助剤としてアルミナ(Al)な
どを添加して焼結温度の低下を図ったり、固体電解質材
料を細粒化して焼結性を高めたり、焼結性に影響を及ぼ
す不純物を極力少なくするなどして高純度化を図ったり
するといったことが行われている。
【0015】しかしながら、例えば、Sc−Zr
系の固体電解質材料にAl を添加した場合で
あっても、最適な焼結温度は1400〜1500℃であ
り、電極材料の焼結温度である1200℃近辺といった
低温度領域においては、十分に緻密な固体電解質を得る
ことができず、固体電解質の導電率や機械的強度の低下
を招くといった問題が生じていた。
【0016】また、固体電解質材料を細粒化した場合に
は、一次粒径が細かすぎると固体電解質材料の成形時の
充填率が上がらないなどといった問題があり、固体電解
質材料の高純度化を図った場合には、極めてコストが高
くなってしまうといった問題があった。
【0017】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであり、本発明が解決しようとする課題
は、導電率や機械的強度の低下を招くことなく、970
℃〜1400℃の低温度領域での焼結性に優れた固体電
解質材料を提供することにある。また、この低温焼結性
固体電解質材料をSOFCの固体電解質に用いることに
よりSOFCの発電性能を低下させることなく、SOF
C製造コストの低廉化を図ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため本発明者らは、種々の材料特性について鋭意検討
を重ねた結果、従来のY−ZrO系の固体電解
質材料よりも酸素イオン導電性に優れているSc
−ZrO系の固体電解質材料の改良を図ったものであ
る。
【0019】すなわち、本発明に係る低温焼結性固体電
解質材料は、請求項1に記載のように、xmol%Sc
−ymol%Bi−(100−x−y)m
ol%ZrO(但し、5≦x≦15、0.5≦y≦
3、x+y≧8)の組成式よりなることを要旨とするも
のである。
【0020】上記低温焼結性固体電解質材料は、ZrO
中にScが5〜15mol%の範囲で固溶され
たSc−ZrO系の固体電解質材料中にBi
が0.5〜3mol%の範囲で固溶されているの
で、970℃〜1400℃という低温度領域であって
も、導電率や機械的強度を損なうことなく十分緻密に焼
結し、低温での焼結性に優れたものとなる。
【0021】また、上記低温度領域にて焼結して得られ
た固体電解質は、その結晶相が主に立方晶(C相)に安
定化され、菱面体晶(R相)をほとんど含まないので、
立方晶(C相)から菱面体晶(R相)への結晶相の相転
移に伴う体積変化などによって固体電解質中に歪みなど
を生じることがない。また、従来一般に用いられている
YSZと比較しても、導電率に優れ、機械的強度も遜色
ないものとなる。
【0022】この際、Biの添加量が、0.5m
ol%より少ない場合には、970℃〜1400℃の低
温度領域において緻密に焼結せず、菱面体晶(R相)の
生成を効果的に抑制することができなくなる傾向がある
ので好ましくない。また、3mol%より多い場合に
は、コストが高くなるので、好ましくなく。より好まし
くは、上記組成式中0.75≦y≦2の範囲にあること
が好ましい。
【0023】また、本発明に係る固体酸化物形燃料電池
(SOFC)は、請求項2に記載のように、固体電解質
の一方の面に燃料極を接合し、他方の面に空気極を接合
した電解質電極接合体を備えた固体酸化物形燃料電池に
おいて、前記固体電解質は、xmol%Sc−y
mol%Bi−(100−x−y)mol%Zr
(但し、5≦x≦15、0.5≦y≦3、x+y≧
8)の組成式よりなる材料より構成されていることを要
旨とするものである。
【0024】上記SOFCによれば、固体電解質が上述
した特徴を有する低温焼結性固体電解質材料より構成さ
れているので、燃料極材料及び空気極材料の焼結温度領
域で固体電解質材料を焼結することが可能となる。すな
わち、電解質電極接合体の製造時に、固体電解質材料、
燃料極材料及び空気極材料を同時に焼結する、いわゆる
共焼結法による電解質電極接合体の製造が可能となる。
【0025】そのため、SOFCの製造工程が簡素にな
り、また、生産時に必要なエネルギーが少なくて済むこ
とから、SOFC製造コストを低減させることが可能と
なる。また、従来のYSZ系固体電解質材料を用いたS
OFCに比べ、SOFCの発電性能も向上する。
【0026】
【実施例】以下に、本発明の好適な一実施例に係る低温
焼結性固体電解質材料(以下「ScBiSZ材料」とい
う。)及びこれを用いたSOFCについて表及び図面を
参照にして詳細に説明する。
【0027】初めに図1は、本実施例に係るScBiS
Z材料の製造プロセスを示したフローチャートである。
この製造プロセスは、いわゆる液相製造プロセスである
共沈法によるものである。
【0028】先ず、所定量のスカンジア(Sc
と酸化ビスマス(Bi)とを硝酸に溶解し、スカ
ンジウムとビスマスの混合溶液とする。そしてこの混合
溶液に、オキシ塩化ジルコニウム(ZrOCl)水溶
液を加水分解して得られたジルコニアゾル(単斜晶ジル
コニア)を混合し、ジルコニアゾルとスカンジウムとビ
スマスの混合溶液とする。
【0029】そしてこの混合溶液に沈澱剤として尿素を
加え、80〜100℃の温度で加熱、撹拌することによ
り、Zrの水和物とScの水和物とBiの水和物とを含
有する均一な混合水和物を沈殿物として生成させる。
【0030】そしてこの沈澱物を遠心分離などにより分
離回収して、洗浄・乾燥し、500〜800℃の温度で
約1時間仮焼した後、ビーズミルなどを用いて粉砕する
ことにより、ジルコニア(ZrO)中にスカンジア
(Sc)と酸化ビスマス(Bi)とが所定
量固溶された粉末状のScBiSZ材料が得られる。
【0031】上記においては、ScBiSZ材料の製造
プロセスとして共沈法の例を説明したが、これ以外にも
従来から一般に行われているように、他の液相製造プロ
セスの例であるゾルゲル法を適用してScBiSZ材料
を調製しても良く、また、ジルコニアの粉末とスカンジ
アの粉末と酸化ビスマスの粉末とを所定比率で混合し、
ボールミルなどにより機械的に混合してScBiSZ材
料を調製しても良く、特に限定されるものではない。
【0032】上記製造プロセスにおいては、得られるS
cBiSZ材料の組成式が、xmol%Sc−y
mol%Bi−(100−x−y)mol%Zr
(5≦x≦15、0.5≦y≦3、x+y≧8)と
なるように調製されている。
【0033】次にこのようにして得られたScBiSZ
材料を用いてSOFCの電解質電極接合体を形成するに
際しては、先ず、ScBiSZ材料を静水圧プレス(C
IP)により加圧成形するか、あるいは、ドクターブレ
ード法やカレンダーロール法などを用いることにより板
状のScBiSZ成形体を成形する。静水圧プレスによ
る場合、ScBiSZ材料を板厚100〜300μm×
およそ20cm角の成形体に成形するのに、1ton/
cmの押圧力を加えるのが好ましい。
【0034】そしてこのScBiSZ成形体の一方の面
に燃料極を形成し、他方の面に空気極を形成するに当た
っては、これらの電極材料のセラミックス粉末をスラリ
ー状にして、いわゆるスラリーコーティング法によりこ
のScBiSZ成形体のそれぞれの面に塗布する。この
場合、燃料極材料については、例えば、Ni40重量%
−ScBiSZ60重量%のNi−ScBiSZサーメ
ットを50μm程度の厚さでScBiSZ成形体の一方
の面に塗布する。また、空気極材料については、例え
ば、LaSrMnOを50μm程度の厚さでScBi
SZ成形体の他方の面に塗布する。
【0035】そしてこの燃料極材料と空気極材料とが塗
布されたScBiSZ成形体を所定温度、好ましくは1
200℃前後の温度で共焼結することにより、ScBi
SZ固体電解質板の一方の面に薄膜状の燃料極が形成さ
れ、他方の面に薄膜状の空気極が形成された電解質電極
接合体が形成されることとなる。
【0036】尚、燃料極材料には、他にもNi−ScS
Z、Ni−YSZなどのサーメットを用いても良く、特
に限定されるものではないが、熱膨張率差を小さくする
ことができ、焼結温度をより低くすることができる観点
から、Niと、本発明に係るScBiSZ材料からなる
Ni−ScBiSZサーメットが特に好適である。ま
た、空気極材料の配合比率としては、ランタン90〜8
0mol%に対し、ストロンチウム10〜20mol%
程度とするのが適当である。
【0037】次にこのようにして作製されたScBiS
Z材料及びSOFCについて種々の実験を行ったのでこ
れらについて説明する。
【0038】初めに次の表1は、本発明の一実施例に係
るScBiSZ材料の導電率特性と曲げ強度のデータを
各種固体電解質材料と比較して示したものである。表1
中、「10Sc1BiSZ」は、10mol%Sc
−1mol%Bi−89mol%ZrOの組
成のものであり、「11ScSZ」は、11mol%S
−89mol%ZrOの組成のものであり、
「11ScSZ1A」は、(11mol%Sc
89mol%ZrO0.99(Al
0.01の組成のものであり、「8YSZ」は、8mo
l%Y−92mol%ZrOの組成のものであ
る。
【0039】この場合に上記供試材料はいずれも、静水
圧プレス(CIP)により1ton/cmの押圧力を
加えて成形したものを用いた。また、導電率については
1000℃と800℃の2つの条件のものを示してい
る。また、曲げ強度については、JIS R 1601
のセラミックスの曲げ試験方法によるものである。
【0040】
【表1】
【0041】この表1から分かるように、従来より広く
用いられている8YSZ材料に比べて10Sc1BiS
Z材料、11ScSZ材料、11ScSZ1A材料は、
いずれも導電率特性と曲げ強度ともに優れた結果となっ
ているが、10Sc1BiSZ材料、11ScSZ材
料、11ScSZ1A材料間において比較した場合、1
1ScSZ1A材料は、11ScSZ材料に比べて曲げ
強度特性が向上しているものの導電率特性は低下してい
ることが分かる。
【0042】これに対して本発明に係る10Sc1Bi
SZ材料は、導電率特性が1000℃と800℃のいず
れにおいても11ScSZ材料、11ScSZ1A材料
よりも優れており、曲げ強度については、11ScSZ
材料、11ScSZ1A材料より若干劣るものの、8Y
SZ材料より高い値を示している。
【0043】したがって、本発明に係る10Sc1Bi
SZ材料においては、導電率特性の低下はなく、むし
ろ、導電率特性が向上する傾向にあり、また、曲げ強度
は、従来より一般に用いられている8YSZ材料と遜色
ないという結果が得られ、SOFCの固体電解質材料と
しての特性を十分に具備していることが確認された。
【0044】次に、本発明に係るScBiSZ材料につ
いてX線回折試験を行った結果について図2から図6を
用いて説明する。尚、供試材料については、上述したS
cBiSZ材料を所定量秤量し、静水圧プレス(CI
P)により1t/cmの押圧力で成形を行い、次い
で、得られた成形体を1000、1100℃、1200
℃、1300℃、1400℃の焼結温度で2時間焼成し
たものであり、Bi固溶量としては、0mol
%、0.1mol%、0.5mol%、1mol%のも
のをそれぞれ供試材料として用いた。尚、X線回折は、
PHILIPS製PW1792型を用い、CuKα線で
測定を行い、内部標準としてはSi粉末を用いた。
【0045】図2は、10Sc1BiSZ材料の焼結温
度の違いによるXRDパターンを示したものである。図
2によれば、10Sc1BiSZ材料は、その結晶相が
1000℃〜1400℃の焼結温度にわたって立方晶
(C相)で満たされており、菱面体晶(R相)は見られ
ないことが分かる。また、焼結温度が1000℃〜11
00℃の場合には単斜晶(M相)を若干含むものの、1
200℃〜1400℃においては単斜晶(M相)は完全
に消失し、結晶相はすべて立方晶(C相)単相で満たさ
れていることが分かる。
【0046】一方、図3は、従来材料である11ScS
Z材料の焼結温度の違いによるXRDパターンを示した
ものであるが、この図3によれば、11ScSZ材料
は、1100℃、1400℃の焼成温度において、その
結晶相が菱面体晶(R相)で満たされていることが分か
る。
【0047】次に、図4〜6は、それぞれ1000℃、
1100℃、1200℃の焼結温度で焼成したScBi
SZ材料のBi固溶量の違いによるXRDパター
ンを示したものである。
【0048】図4及び図5によれば、Biが全く
固溶されていない10ScSZ材料と、Bi
0.1mol%固溶された10Sc0.1BiSZ材料
については、1100℃の焼結温度で結晶相がすでに菱
面体晶(R相)に相転移してしまっており、菱面体晶
(R相)の生成を抑制することができていないことが分
かる。
【0049】一方、Biが0.5mol%固溶さ
れた10Sc0.5BiSZ材料については、1100
℃の焼結温度では回折線のベースライン近くにわずかに
菱面体晶(R相)のピークが見られ、立方晶(C相)単
相ではなく、立方晶(C相)と菱面体晶(R相)とが混
在する混相になっていることが分かる。また、1200
℃の焼結温度では回折線のベースライン近くにわずかに
立方晶(C相)のピークが見られ、菱面体晶(R相)単
相ではなく、立方晶(C相)と菱面体晶(R相)とが混
在する混相になっていることが分かる。
【0050】したがって、Bi固溶量を0.5m
ol%とした10Sc0.5BiSZ材料の場合、焼結
温度によって立方晶(C相)と菱面体晶(R相)の存在
比率に差異があるものの、10ScSZ材料、10Sc
0.1BiSZ材料と比較すると、菱面体晶(R相)の
生成はかなり抑制されており、若干ではあるが相転移の
抑制効果があると言える。
【0051】よってこれらの図から、Sc−Zr
系にBiを添加することにより、1000℃
〜1400℃という低温度領域において、立方晶(C
相)から菱面体晶(R相)への結晶相の転移を抑制する
ことができ、その添加量としては、結晶相の安定化を効
果的なものとする観点から、少なくとも0.5mol%
以上必要であるが、1mol%前後の添加量で十分に相
転移を抑制することができることが分かる。
【0052】次に、本発明に係るScBiSZ材料につ
いて嵩密度と見掛け気孔率の測定をを行ったのでその結
果について説明する。図7は、10Sc1BiSZ材料
における焼結温度と嵩密度との関係を10ScSZ材料
との比較において示したものであり、図8は、10Sc
1BiSZ材料における焼結温度と見掛け気孔率との関
係を10ScSZとの比較において示したものである。
【0053】図7及び図8によれば、10Sc1BiS
Z材料は970℃〜1000℃付近の低い焼結温度であ
っても、十分緻密に焼結できていることが分かる。しか
しながら、Biが全く固溶されていない10Sc
SZ材料においては、1000〜1300℃の焼結温度
では十分に焼結できておらず、10Sc1BiSZ材料
に比べて嵩密度が小さく、見掛け気孔率が大きいことが
分かる。これより、本発明に係るScBiSZ材料は、
970℃〜1400℃の低温度領域であっても十分緻密
に焼結可能であり、低温での焼結性に非常に優れている
と言える。
【0054】次に、本発明に係るScBiSZ材料にお
ける導電率特性の温度依存性について試験を行った結果
について説明する。試験方法としては、1050℃と1
200℃で焼結した10Sc1BiSZ材料を用い、交
流インピーダンス法により導電率の測定を行った。測定
温度としては、600℃、700℃、800℃、900
℃、1000℃の5点である。図9は、10Sc1Bi
SZ材料における温度と導電率との関係を示したもので
ある。
【0055】図9によれば、1050℃で焼結した10
Sc1BiSZ材料、1200℃で焼結した10Sc1
BiSZ材料とも温度が増加するにつれて導電率が連続
的に増加していき、その増加率は、1200℃で焼結し
た10Sc1BiSZ材料の方が、1050℃で焼成し
た10Sc1BiSZ材料よりも大きいことが分かる。
これは、10Sc1BiSZ材料は、その結晶相が導電
率の高い立方晶(C相)で安定化されており、導電率の
低い菱面体晶(R相)が生じていないからであり、この
結果からも従来より低い温度で焼結しても導電率に何ら
悪影響を及ぼすことがないことが分かる。
【0056】次に、本発明に係るScBiSZ材料を用
いて共焼結法により作製した電解質電極接合体を備えた
SOFC単セルについて発電特性試験を行った結果につ
いて説明する。ここで、供試したScBiSZ材料は、
10Sc1BiSZ材料であり、電解質電極接合体は、
1200℃で共焼結を行ったものである。尚、発電試験
条件は、電解質厚み:300μm、有効電極面積:0.
2cm、発電試験温度:1000℃、燃料ガス:3%
加湿水素、酸化剤:酸素とした。
【0057】図10は、SOFC単セルの発電特性を示
した図である。この結果によれば、1200℃という従
来に比べて低い温度領域において共焼結した電解質電極
接合体を用いても、何ら発電性能に影響を及ぼすことな
く、発電可能であることが分かる。すなわち、本発明に
係るScBiSZ材料を用いることにより、SOFCの
性能を低下させることなく、SOFC製造コストを低減
させることができると言える。
【0058】本発明は上記実施の形態に何ら限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の
改変が可能であることは勿論である。例えば、上記実施
例では、SOFCの構造として固体電解質が平板状の自
立膜式の平板形SOFCのものについて説明したが、勿
論、支持膜式の平板形SOFC、或いは円筒形、一体形
のSOFCにも適用できるものであり、特に限定される
ものではない。
【0059】また、本発明に係る低温焼結性固体電解質
材料の用途としてSOFCへの適用例を示したが、SO
FC以外にも、酸素センサなどの酸素イオン導電性を利
用した各種デバイスに適用すれば、デバイスの高性能化
を図ることができるものである。
【0060】
【発明の効果】本発明に係る低温焼結性固体電解質材料
によれば、ZrO中にScが5〜15mol%
の範囲で固溶されたSc−ZrO系の固体電解
質材料中にBiが0.5〜3mol%の範囲で固
溶されているので、970℃〜1400℃という低温度
領域であっても、導電率や機械的強度を損なうことなく
十分緻密に焼結し、低温での焼結性に優れたものとな
る。
【0061】また、上記低温度領域にて焼結して得られ
た固体電解質は、その結晶相が主に立方晶(C相)に安
定化され、菱面体晶(R相)をほとんど含まないので、
立方晶(C相)から菱面体晶(R相)への結晶相の相転
移に伴う体積変化などによって固体電解質中に歪みなど
を生じることがない。また、従来一般に用いられている
YSZと比較しても、導電率に優れ、機械的強度も遜色
ないものとなる。
【0062】また、本発明に係る固体酸化物形燃料電池
によれば、固体電解質が上述した特徴を有する低温焼結
性固体電解質材料より構成されているので、燃料極材料
及び空気極材料の焼結温度領域で固体電解質材料を焼結
することが可能となる。すなわち、電解質電極接合体の
製造時に、固体電解質材料、燃料極材料及び空気極材料
を同時に焼結する、いわゆる共焼結法による電解質電極
接合体の製造が可能となる。
【0063】そのため、SOFCの製造工程が簡素にな
り、また、生産時に必要なエネルギーが少なくて済むこ
とから、SOFC製造コストを低減させることが可能と
なる。また、従来のYSZ系固体電解質材料を用いたS
OFCに比べ、SOFCの発電性能も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る10Sc1BiSZ
材料の製造プロセスを示したフローチャートである。
【図2】 本発明の一実施例に係る10Sc1BiSZ
材料の焼結温度の違いによるXRDパターンを示した図
である。
【図3】 従来材料である11ScSZ材料の焼結温度
の違いによるXRDパターンを示した図である。
【図4】 1000℃の焼結温度で焼成したScBiS
Z材料のBi固溶量の違いによるXRDパターン
を示した図である。
【図5】 1100℃の焼結温度で焼成したScBiS
Z材料のBi固溶量の違いによるXRDパターン
を示した図である。
【図6】 1200℃の焼結温度で焼成したScBiS
Z材料のBi固溶量の違いによるXRDパターン
を示した図である。
【図7】 本発明の一実施例に係る10Sc1BiSZ
材料における焼結温度と嵩密度との関係を従来材料であ
る10ScSZとの比較において示した図である。
【図8】 本発明の一実施例に係る10Sc1BiSZ
材料における焼結温度と見掛け気孔率との関係を従来材
料である10ScSZとの比較において示した図であ
る。
【図9】 本発明の一実施例に係る10Sc1BiSZ
材料における導電率の温度依存性を示した図である
【図10】 本発明の一実施例に係るSOFC単セルの
発電特性を示した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久田 浩二 愛知県東海市新宝町507−2 東邦瓦斯株 式会社総合技術研究所内 (72)発明者 平野 正典 愛知県豊田市八草町八千草1247 愛知工業 大学内 Fターム(参考) 5H026 AA06 CV02 EE13

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 xmol%Sc−ymol%Bi
    −(100−x−y)mol%ZrO(但し、
    5≦x≦15、0.5≦y≦3、x+y≧8)の組成式
    よりなることを特徴とする低温焼結性固体電解質材料。
  2. 【請求項2】 固体電解質の一方の面に燃料極を接合
    し、他方の面に空気極を接合した電解質電極接合体を備
    えた固体酸化物形燃料電池において、前記固体電解質
    は、xmol%Sc−ymol%Bi
    (100−x−y)mol%ZrO(但し、5≦x≦
    15、0.5≦y≦3、x+y≧8)の組成式よりなる
    材料より構成されていることを特徴とする固体酸化物形
    燃料電池。
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