JP2003050990A - 画像処理装置及びコンピュータを画像処理装置として機能させるためのプログラム - Google Patents

画像処理装置及びコンピュータを画像処理装置として機能させるためのプログラム

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JP2003050990A
JP2003050990A JP2001238885A JP2001238885A JP2003050990A JP 2003050990 A JP2003050990 A JP 2003050990A JP 2001238885 A JP2001238885 A JP 2001238885A JP 2001238885 A JP2001238885 A JP 2001238885A JP 2003050990 A JP2003050990 A JP 2003050990A
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JP2001238885A
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Hidekazu Ide
英一 井手
Mutsuhiro Yamanaka
睦裕 山中
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像処理装置で撮影レンズの光学特性等を管
理すると共に、不足する特性情報を取得することで、撮
影画像に対して撮像装置の光学特性や受光特性に起因す
る種々の補正を確実に行えるようにする。 【解決手段】 画像処理装置1は特性情報記憶部8に撮
像装置の特性情報(歪曲収差等)を撮像装置の識別コー
ドに対応付けて記憶している。データ入力部2から補正
処理すべき撮影画像が識別コードとともに入力される。
特性情報確認部52で特性情報記憶部8に識別コードに
対応する特性情報の存在が確認され、特性情報があれ
ば、画像処理部6でその特性情報を用いて補正処理が行
なわれ、特性情報がなければ、ディプレイ3にその情報
の入力要求が表示される。特性情報が入力されると、特
性情報記憶部8に追加記憶される共に、画像処理部6で
その特性情報を用いて補正処理が行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置で撮像さ
れた画像に対して当該撮像装置の特性情報を用いた所定
の画像処理(例えば歪曲収差補正や周辺光量補正などの
補正処理)を行なう画像処理装置及びコンピュータを画
像処理装置として機能させるためのプログラムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、撮像装置で撮像された画像に対し
て撮影レンズの光学特性に起因する画質劣化を補正する
機能を備えた撮像装置が提案されている。
【0003】例えば特開平11−161773号公報に
は、レンズに起因する倍率色収差を補正することのでき
る画像処理装置が示されている。この公報には、撮像画
像のデータに色成分毎の倍率色収差情報を添付して記録
媒体に記録しておき、画像処理装置で撮像画像の画像デ
ータに対して添付された倍率色収差情報を用いて色収差
補正を行なうことが記載されている。
【0004】また、特開2000−3437号公報に
は、レンズの収差に起因する色ずれを補正することので
きる画像処理システムが記載されている。具体的には、
この公報にはデジタルスチルカメラと画像処理装置とが
接続された画像処理システムにおいて、画像処理装置に
レンズの識別データに対応した収差情報を記憶して置く
一方、デジタルスチルカメラから撮像画像と識別データ
とを取り込み、識別データに対応する収差情報を用いて
撮像画像の収差補正を行なう画像処理システムが記載さ
れている。
【0005】また、特開2000−125175号公報
には、カメラにレンズの歪曲収差情報を記憶しておき、
この歪曲収差情報を用いて撮像画像の歪曲補正を行なう
ことのできる画像処理システムが記載されている。具体
的には、カメラに対して当該カメラの記録媒体にアクセ
ス可能に画像処理装置が接続された画像処理システムに
おいて、カメラで撮像画像を歪曲収差情報と共に記録媒
体に記録し、画像処理装置が画像ファイルから歪曲収差
情報と撮像画像のデータとを読み出し、この歪曲収差情
報を用いてこの画像データを補正する技術が記載されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】デジタルスチルカメラ
で撮影された画像に対して歪曲収差補正等の撮影レンズ
の光学特性に関係した補正処理を行なう場合、カメラ側
で補正処理を行なわせる構成とカメラとは別の画像処理
装置で補正処理を行なわせる構成とが考えられるが、前
者の構成は、その補正処理の負担が大きいため、カメラ
に種々の制約(例えば全てをソフトで処理すると、処理
時間が長くなり、本来の撮影処理などに悪影響を与え、
ハード処理とソフト処理とを組み合わせて処理の迅速化
を図ると、その分ハード構成が必要になるとともに、ソ
フト処理の自由度がなくなる等)が生じるという問題が
ある。特に撮影画像に対して歪曲補正、倍率色収差補
正、周辺光量補正等の複数の補正処理を選択的に行える
ようにしたい場合、全体的に補正処理の負担が非常に大
きくなるため、カメラ側でこれらの補正処理を行なわせ
る構成を実現することは極めて困難となる。
【0007】一方、後者の構成を採用した場合、撮影画
像に対する処理がその画像を撮影したカメラの光学特性
に起因する像歪みや色ずれなどの補正であるから、画像
処理装置では必ず撮影画像とその画像を撮影したカメラ
の光学特性(例えば歪曲収差、倍率色収差、周辺光量落
ち、像のボケ、OLPF(Optical Low Pass Filter)
等の特性)の情報とが必要になり、光学特性の情報がな
い場合は補正処理ができないことになる。
【0008】このため、従来の上記特開平11−161
773号公報や特開2000−125175号公報に
は、撮影画像毎に撮影したカメラの倍率色収差情報を添
付して記録媒体に記録する方法が記載されている。しか
し、この方法は、各撮影画像の画像ファイルにカメラの
光学特性の情報を添付するため、光学特性に倍率色収差
情報以外の複数の光学特性を含ませたり、撮影に使用さ
れたレンズの種類やレンズの固有値で分類された光学特
性を含ませるようにすると、光学特性の情報量が多くな
り、各画像ファイルの容量が増大し、記録媒体への記録
枚数が低下するという問題がある。すなわち、画像処理
装置側で複数の補正項目に対して補正処理を可能にする
とともに、撮影に供されたカメラの機種やカメラの固体
差などを考慮した木目細かい補正処理を可能にすると、
撮影画像毎にこれらの補正項目に対応し得るように種々
の光学特性の情報を添付しなければならず、各画像ファ
イルの容量が増大することになる。
【0009】また、従来の上記特開2000−3437
号公報には、画像処理装置側に複数のレンズに対する収
差情報を記憶しておき、カメラ側から送信された撮影レ
ンズの識別データに基づいて撮影画像の収差補正に必要
なレンズの収差情報を読み出す方法が記載されている。
この方法では、撮影画像毎に光学特性そのものを添付せ
ず、当該光学特性の情報を検索するための識別データを
添付するので、画像ファイルの容量が大きくなるという
問題は軽減される。しかし、画像処理装置側に記憶され
る光学特性の情報は識別データで検索可能なもの、例え
ばレンズの機種によって分類された歪曲収差などの光学
特性に限定されるため、補正処理にカメラ固有の光学特
性が必要な場合は、画像処理装置側にカメラ固有の光学
特性が記憶されておらず、画像処理装置で補正処理を行
なうことができないという問題が生じる。なお、上記説
明では、撮影レンズの光学特性を例に説明したが、撮像
素子の感度特性や画素欠落などに起因する画質劣化を補
正する場合も同様のことが言える。
【0010】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、画像処理装置側で補正処理に必要な撮像装置の撮影
レンズや撮像素子の特性を管理するとともに、不足する
場合はその特性を取得することで、撮影画像に対して当
該画像の撮影に使用された撮影レンズや撮像素子の特性
に起因する種々の補正を確実に行なうことのできる画像
処理装置及びコンピュータをその画像処理装置として機
能させるプログラムを提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
撮像装置で撮影された画像とこの撮像装置を特定するた
めの識別コードとを入力する入力手段と、撮像装置の特
性情報を入力する情報入力手段と、上記情報入力手段か
ら入力された撮像装置の特性情報を当該撮像装置の識別
コードに対応付けて記憶する情報記憶手段と、上記入力
手段から入力された上記撮影画像に対して上記撮像装置
の特性情報を用いて所定の画像処理を行なう画像処理手
段と、上記入力手段から入力された識別コードに対応す
る特性情報が上記情報記憶手段に記憶されているか否か
を確認する確認手段と、上記情報入力手段から当該識別
コードに対応する撮像装置の特性情報を入力することを
指示する情報入力指示手段とを備えたものである。
【0012】なお、上記情報入力手段から入力された特
性情報を上記撮像装置の識別コードに対応付けて上記情
報記憶手段に追加的に記憶させる記憶制御手段を更に備
えるとよい(請求項4)。
【0013】識別コードとしては、撮像装置の機種を識
別するための機種コードや各撮像装置自体を識別するた
めの製造シリアルナンバーが用いるとよい(請求項
6)。また、上記識別コードに対応した上記撮像装置の
特性情報は、少なくとも当該撮像装置の機種によって分
類された特性情報と当該撮像装置固有の特性情報とを含
むものである(請求項7)。また、特性情報には、撮影
レンズに関する少なくとも歪曲収差、倍率色収差、周辺
光量落ち、ボケ具合、OPLFを示す特性が含まれる。
撮影レンズがズームレンズの場合は、ズーム位置及びフ
ォーカス位置に応じたこれらの特性が含まれる。
【0014】上記構成によれば、入力手段から入力され
る当該撮像装置を特定するための識別コード(機種コー
ドや製造シリアルナンバー)に基づいて画像処理装置側
で管理している撮像装置の撮影レンズや撮像素子などに
関する特性情報の有無が確認される。例えば入力手段が
記録媒体の読取装置の場合は、記録媒体から撮影画像と
識別コードとが読み出され、この識別コードに基づいて
画像処理装置に撮影レンズや撮像素子等に関する特性情
報が存在するか否かが確認される。そして、記録媒体に
特性情報が記録されていないときは、操作者は不足する
撮像装置の特性情報を情報入力手段から画像処理装置に
入力することで、撮影画像の補正処理を行なわせること
ができる。
【0015】また、情報入力手段から入力された撮像装
置の特性情報は、情報記憶手段に追加記憶されるので、
画像処理装置で管理する撮像装置の特性情報が増加し、
撮影画像に対する補正処理機能が向上する。
【0016】請求項2記載の発明は、撮像装置が通信可
能に接続される接続手段と、上記撮像装置との通信によ
り当該撮像装置で撮影された画像とこの撮像装置を特定
するための識別コードとを入力する第1の入力手段と、
上記撮像装置の特性情報を当該撮像装置の識別コードに
対応付けて記憶する情報記憶手段と、上記第1の入力手
段から入力された識別コードに対応する特性情報が上記
情報記憶手段に記憶されているか否かを確認する確認手
段と、上記情報記憶手段に上記識別コードに対応する特
性情報が記憶されていないとき、上記撮像装置との通信
により当該特性情報を入力する第2の入力手段と、上記
第1の入力手段から入力された上記撮影画像に対して上
記情報記憶手段に記憶された当該撮影画像の撮像装置に
対応する特性情報若しくは上記第2の入力手段で入力さ
れた当該撮影画像の撮像装置に対応する特性情報を用い
て所定の画像処理を行なう画像処理手段とを備えたもの
である。
【0017】なお、上記第2の入力手段で入力された特
性情報を上記撮像装置の識別コードに対応付けて上記情
報記憶手段に追加的に記憶させる記憶制御手段を更に備
えるとよい(請求項4)。
【0018】上記構成によれば、外部接続された撮像装
置から通信によって取得した識別コードに基づいて画像
処理装置に撮像装置の特性情報が存在するか否かが確認
され、情報記憶手段に撮像装置の特性情報が記憶されて
いないときは、撮像装置と通信して当該識別コードに対
応する撮像装置の特性情報が取得される。これにより、
記録媒体に特性情報が記録されていないときは、不足す
る撮像装置の特性情報が撮像装置から自動的に取得され
るので、撮影画像の補正処理を確実に行なうことができ
る。
【0019】また、取得された撮像装置の特性情報は、
情報記憶手段に追加記憶されるので、画像処理装置で管
理する撮像装置の特性情報が増加し、撮影画像に対する
補正処理機能が向上する。
【0020】請求項3記載の発明は、撮像装置で撮影さ
れた画像とこの撮像装置を特定するための識別コードと
を入力する第1の入力手段と、上記識別コードに対応付
けて上記撮像装置の特性情報が記憶された記憶装置が通
信可能に接続される接続手段と、上記撮像装置の特性情
報を当該撮像装置の識別コードに対応付けて記憶する情
報記憶手段と、上記第1の入力手段から入力された識別
コードに対応する特性情報が上記情報記憶手段に記憶さ
れているか否かを確認する確認手段と、上記情報記憶手
段に上記識別コードに対応する特性情報が記憶されてい
ないとき、上記記憶装置との通信により当該特性情報を
入力する第2の入力手段と、上記第1の入力手段から入
力された上記撮影画像に対して上記情報記憶手段に記憶
された当該撮影画像の撮像装置に対応する特性情報若し
くは上記第2の入力手段で入力された当該撮影画像の撮
像装置に対応する特性情報を用いて所定の画像処理を行
なう画像処理手段とを備えたものである。
【0021】なお、上記第2の入力手段で入力された特
性情報を上記撮像装置の識別コードに対応付けて上記情
報記憶手段に追加的に記憶させる記憶制御手段を更に備
えるとよい(請求項4)。
【0022】上記構成によれば、入力された識別コード
に対応する撮像装置の特性情報が画像処理装置に存在し
ないとき、識別コードに対応する撮像装置の特性情報が
記録された記憶装置(例えば撮像装置の製造者や販売者
がインターネットのウェブ上のサーバーで当該撮像装置
の特性情報を管理している場合の当該サーバーなど(請
求項5))との通信によって当該記憶装置から不足する
撮像装置の特性情報が取得され、この特性情報を用いて
撮影画像の補正処理が行なわれる。
【0023】また、取得された撮像装置の特性情報は、
情報記憶手段に追加記憶されるので、画像処理装置で管
理する撮像装置の特性情報が増加し、撮影画像に対する
補正処理機能が向上する。
【0024】また、請求項8記載の発明は、コンピュー
タを、撮像装置で撮影された画像とこの撮像装置を特定
するための識別コードとを入力する入力手段、撮像装置
の特性情報を入力する情報入力手段、上記情報入力手段
から入力された撮像装置の特性情報を当該撮像装置の識
別コードに対応付けて記憶する情報記憶手段、上記入力
手段から入力された上記撮影画像に対して上記撮像装置
の特性情報を用いて所定の画像処理を行なう画像処理手
段、上記入力手段から入力された識別コードに対応する
特性情報が上記情報記憶手段に記憶されているか否かを
確認する確認手段、上記情報記憶手段に上記識別コード
に対応する特性情報が記憶されていないとき、上記情報
入力手段から当該識別コードに対応する撮像装置の特性
情報を入力することを指示する情報入力指示手段として
機能させるためのプログラムである。
【0025】また、請求項9記載の発明は、コンピュー
タを、上記撮像装置との通信により当該撮像装置で撮影
された画像とこの撮像装置を特定するための識別コード
とを入力する第1の入力手段、上記撮像装置の特性情報
を当該撮像装置の識別コードに対応付けて記憶する情報
記憶手段、上記第1の入力手段から入力された識別コー
ドに対応する特性情報が上記情報記憶手段に記憶されて
いるか否かを確認する確認手段、上記情報記憶手段に上
記識別コードに対応する特性情報が記憶されていないと
き、上記撮像装置との通信により当該特性情報を入力す
る第2の入力手段、上記第1の入力手段から入力された
上記撮影画像に対して上記情報記憶手段に記憶された当
該撮影画像の撮像装置に対応する特性情報若しくは上記
第2の入力手段で入力された当該撮影画像の撮像装置に
対応する特性情報を用いて所定の画像処理を行なう画像
処理手段として機能させるためのプログラムである。
【0026】また、請求項10記載の発明は、コンピュ
ータを、撮像装置で撮影された画像とこの撮像装置を特
定するための識別コードとを入力する第1の入力手段、
上記識別コードに対応付けて上記撮像装置の特性情報が
記憶された記憶装置が通信可能に接続される接続手段、
上記撮像装置の特性情報を当該撮像装置の識別コードに
対応付けて記憶する情報記憶手段、上記第1の入力手段
から入力された識別コードに対応する特性情報が上記情
報記憶手段に記憶されているか否かを確認する確認手
段、上記情報記憶手段に上記識別コードに対応する特性
情報が記憶されていないとき、上記記憶装置との通信に
より当該特性情報を入力する第2の入力手段、上記第1
の入力手段から入力された上記撮影画像に対して上記情
報記憶手段に記憶された当該撮影画像の撮像装置に対応
する特性情報若しくは上記第2の入力手段で入力された
当該撮影画像の撮像装置に対応する特性情報を用いて所
定の画像処理を行なう画像処理手段として機能させるた
めのプログラムである。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る画像処理装
置の第1実施形態のブロック構成図である。
【0028】画像処理装置1は、パーソナルコンピュー
タに専用の画像処理ソフトをインストールすることで構
成されている。同図において、データ入力部2は、デジ
タルスチルカメラ等の撮像装置の撮影画像が記録された
記録媒体9から当該撮影画像のファイルを読み取るドラ
イバからなる。記録媒体9は撮影画像のファイルがコン
ピュータで読取可能なものであれば、任意のものを適用
することができ、データ入力部2は適用された記録媒体
9のドライバで構成される。記録媒体9としては、例え
ばデジタルスチルカメラやモバイル機器に適用されるフ
ラッシュメモリ系の記録媒体(コンパクトフラッシュ
(登録商標)、マルチメディアカード、スマートメディ
ア等)やリムーバブルHDD系の記録媒体(コンパクト
フラッシュのスロットに装着可能なマイクロHDD等)
が主として挙げられるが、パーソナルコンピュータで一
般的に適用されるフロッピー(登録商標)ディスク、光
磁気ディスクであってもよい。
【0029】ディスプレイ3は、CRT(cathode ray
tube)、LCD(Liquid Crystal Display)等の電子表
示装置からなる。ディスプレイ3には処理に必要な各種
の情報が表示される。操作部4は、キーボードやマウス
等からなる情報入力装置からなる。操作者は操作部4か
ら処理に必要な各種の情報を入力する。制御部5及び画
像処理部6は、中央演算処理装置(CPU)からなり、
制御部5は、CPUの装置全体を統括制御する機能を示
したものであり、画像処理部6は、CPUの撮影画像に
対して当該画像を撮影した撮像装置の特性情報に基づく
所定の補正処理を行なう機能を示したものである。
【0030】制御部5は、画像処理部6の補正処理に関
連して、後述する補正処理に必要な撮像装置の特性情報
が記憶された特性情報記憶部8の管理を行なうととも
に、画像処理部7での補正処理に対して特性情報記憶部
8に必要な撮像装置の特性情報が記憶されているか否か
を確認し、特性情報が存在しない場合には確認結果に応
じた所定のメッセージをディスプレイ3に表示させる機
能を有している。ディスプレイ3には、例えば特性情報
記憶部8に特性情報が記憶されていないため、画像処理
ができないという警告メッセージや特性情報記憶部8に
特性情報が記憶されていないため、操作者が操作部4か
らその特性情報を入力するように指示する指示メッセー
ジが表示される。特性情報管理部53は、特性情報記憶
部8の管理機能を示すブロックであり、特性情報確認部
52は、特性情報記憶部8の特性情報の確認機能を示す
ブロックであり、警告処理部51は、確認結果に応じた
所定のメッセージのディスプレイ3への表示機能を示す
ブロックである。制御部5及び画像処理部6の機能は、
所定の処理プログラムを実行することで実現される。
【0031】画像記録部7は、データ入力部2から読み
込まれた撮影画像のデータや画像処理部6で補正処理が
行なわれた画像データを記憶するものである。画像記録
部7は、例えばDRAM,SRAM等のRAM(Random
Access Memory)からなる。特性情報記憶部8は、撮像
装置の特性情報が当該撮像装置に付された識別コードに
対応付けて記憶するものである。特性情報記憶部8は、
EEROMなどのROM(Read Only Memory)からな
る。
【0032】識別コードは、撮像装置を他の撮像装置と
識別するためのコードで、具体的には撮像装置の機種を
示すコードナンバー(以下、機種コードという。)や撮
像装置の製造シリアルナンバー(以下、シリアルナンバ
ーと略称する。)である。本発明の係る画像処理装置1
は、後述するように撮影画像に対して当該画像を撮影し
た撮像装置の撮影レンズの光学特性や撮像素子の受光特
性等に基づく所定の補正処理を行なって当該撮像装置の
光学特性や受光特性に起因する種々の画質劣化を補正す
るものであるから、より正確には撮像装置の装置本体や
撮影レンズを他の撮像装置の装置本体や撮影レンズと識
別するためのコードが識別コードとなる。本実施形態で
は、撮影レンズと装置本体とが一体的に製造された撮像
装置を前提としているので、撮像装置の機種コードや撮
像装置のシリアルナンバーを用いるようにしているが、
装置本体に任意の撮影レンズが組み合わされる場合は、
撮影レンズに対する機種コードやシリアルナンバーの識
別コードと、装置本体に対する機種コードやシリアルナ
ンバーの識別コードとが用いられる。
【0033】特性情報は、補正処理に必要な撮影レンズ
の光学特性や撮像素子の受光特性等の情報である。画像
処理装置1では、撮影画像に対して撮影レンズの光学特
性や撮像素子の受光特性に起因する種々の画質劣化を補
正する機能を有している。具体的には、例えば歪曲修正
補正、倍率色収差補正、周辺光量落ち補正、ピンボケ補
正、γ補正、欠落画素データの補間等の補正処理が可能
となっている。従って、特性情報としては、例えば歪曲
収差特性、倍率色収差特性、周辺光量低下特性、ピンボ
ケ特性、OLPF、撮像素子の受光感度特性、受光素子
の画素欠落位置などの情報が含まれる。
【0034】特性情報が撮影装置の機種で分類されてい
る場合は、複数の撮像装置の特性が機種コードに対応し
て特性情報記憶部8に記憶され、特性情報が撮像装置の
固有値として分類されている場合は、複数の撮像装置の
特性がシリアルナンバーに対応して特性情報記憶部8に
記憶されている。また、撮影レンズがズームレンズの場
合は、予め設定された複数のズーム位置毎に予め設定さ
れた複数のフォーカス位置に対応した光学特性(例えば
歪曲収差の場合は、歪曲収差特性)が特性情報記憶部8
に記憶されている。なお、特性情報は、機種コードに対
応付けるか、シリアルナンバーに対応付けるかは、その
特性の個々の機器毎にどれだけバラツキが有るかに応じ
て決定される。すなわち、バラツキが大きい特性はシリ
アルナンバーに対応付けられ、バラツキが小さくて機種
単位の代表値で問題がない特性は機種コードに対応付け
られる。
【0035】特性情報記憶部8には予め設定された撮像
装置について特性情報が識別コードに対応付けて記憶さ
れているが、撮影画像の補正処理を行なう毎に制御部5
で当該撮影画像に対する特性情報が特性情報記憶部8に
記憶されているか否か確認され、特性情報がないとの確
認結果に対して操作者が操作部4から特性情報が入力さ
れると、その特性情報は識別コードに対応付けて特性情
報記憶部8に追加記憶される。
【0036】次に、画像処理装置1における補正処理に
ついて説明する。画像処理装置1では、ディスプレイ3
に補正処理に必要な情報の入力処理の手順が表示され、
操作者がその処理手順に従ってデータ入力部2に撮影画
像が記録された記録媒体9をセットすると共に、例えば
処理すべき画像ファイルや補正処理の内容等の所定の情
報を操作部4から入力すると、図2のフローチャートに
従って補正処理が開始される。
【0037】本実施形態に係る画像処理装置1では、撮
影画像に当該画像を撮影した撮像装置の識別コードを添
付した画像ファイルが記憶された記録媒体9が処理対象
となる。記録媒体9に記録された各画像ファイルは、図
3に示すようにタグ領域と画像領域とを有し、タグ領域
には識別コードや画像撮影時の撮影レンズの条件(ズー
ム位置とフォーカス位置)が記録され、撮影画像のデー
タは画像領域に記録されている。
【0038】データ入力部2に記録媒体9がセットされ
ると、まず、補正処理が指定された画像ファイルから画
像データが読み出され、画像記録部7に保存される(#
1)。続いて、同画像ファイルから識別コードが読み出
され(#3)、その識別コードに対応する特性情報が特
性情報記憶部8に記憶されているか否かの確認が行なわ
れる(#5)。
【0039】識別コードに対応する特性情報が特性情報
記憶部8に記憶されていなければ(#7でYES)、デ
ィスプレイ3にその旨と操作者に特性情報を要求するメ
ッセージが表示される(#9)。操作者が操作部4から
撮影画像に対する特性情報を入力すると(#11でYE
S)、当該特性情報が識別コードに対応付けて特性情報
記憶部8に追加的に記憶され(#13)、ステップ#1
5に移行して撮影画像の補正処理が行なわれる。一方、
識別コードに対応する特性情報が特性情報記憶部8に記
憶されていれば(#7でNO)、直ちにステップ#15
に移行して撮影画像の補正処理が行なわれる。
【0040】ステップ#15では、特性情報記憶部8か
ら識別コードに対応する特性情報が読み出され、この特
性情報を用いて撮影画像の補正処理が行なわれる(#1
7)。そして、その処理結果が画像記録部7に保存され
(#19)、補正処理は終了する。
【0041】歪曲収差補正を例に補正処理を説明する
と、歪曲収差特性は、図4に示すように撮影画面の対角
線上の各点における理想像高からの伸縮量(%)で表さ
れるが、特性情報記憶部8に記憶される歪曲収差特性
は、対角線上の複数個の離散した点P0,P1,…Pn
における理想像高からの伸縮量で構成されている。これ
は歪曲収差特性のデータ数を低減するため、複数のサン
プリング値により歪曲収差特性を構成するようにしたも
のである。
【0042】歪曲収差特性は、特性情報記憶部8のディ
フォルト値としては撮影レンズの機種別に分類されて記
憶されているが、補正処理の内容に応じて操作部4から
撮影レンズ固有の歪曲収差特性が入力されると、その特
性が特性情報記憶部8に追加的に記憶されるので、特性
情報記憶部8には歪曲収差特性が機種別若しくは個々の
撮影レンズ別に記憶されることになる。また、撮影レン
ズがズームレンズの場合は、ズーム位置によって撮影画
面の画角が変化し、歪曲収差特性も変化するから、特性
情報記憶部8には、予め設定された複数のズーム位置の
当該ズーム位置におけるフォーカス位置に対応して歪曲
収差特性が記憶される。この場合は、ズーム位置とフォ
ーカス位置とをパラメータとして点P0〜Pnの歪曲収
差のデータをテーブル化した歪曲収差特性が特性情報記
憶部8に記憶される。なお、図4に示す曲線を三次元曲
線で近似し、その近似曲線を表す関数の係数を歪曲収差
特性のデータとしてもよい。
【0043】撮影画像が単焦点レンズで撮影されている
場合、特性情報記憶部8から識別コードに対応する歪曲
収差特性のデータ(サンプリングデータ)が読み出さ
れ、このデータから撮影画像の各画素位置の歪曲値を補
間し、この歪曲値を用いて撮影画像の各画素位置のデー
タを座標変換することで歪曲収差に基づく像歪みが補正
される。撮影画像がズームレンズで撮影されている場
合、画像ファイルのタグ領域から画像を撮影したときの
撮影レンズのズーム位置とフォーカス位置の情報を読み
出し、特性情報記憶部8から識別コードに対応する歪曲
収差特性(ズーム位置に応じた複数の歪曲収差特性から
なる)のうち、ズーム位置及びフォーカス位置に対応す
る歪曲収差特性が読み出され、このデータから撮影画像
の各画素位置の歪曲値を補間し、この歪曲値を用いて撮
影画像の各画素位置のデータを座標変換することで歪曲
収差に基づく像歪みが補正される。
【0044】なお、この実施形態では、撮影レンズの光
学特性(特に歪曲収差特性)を例に画像の補間処理を説
明したが、撮像素子の特性についても同様の方法で補正
処理が行なわれる。例えば受光感度特性の場合、入力画
素値に対する出力画素値の関係を示すγ補正曲線の複数
点をγ補正特性として記憶しておき、補正時にこれらの
特性値から不足するγ補正の特性値が補間されて画像の
γ補正が行なわれる。また、撮像素子の画素の欠落に基
づく受光特性でも画像の補正時に当該欠落位置の画素デ
ータを周囲の画素データから補間し、その補間データを
用いて画像の補正処理が行なわれる。
【0045】上記のように、第1実施形態に係る画像処
理装置1(記録媒体9から画像ファイルが入力される画
像処理装置)では、画像ファイルのタグ領域から読み出
された識別コードに対応する特性情報が特性情報記録部
8に記録されていないとき、ディスプレイ3に当該特性
情報の入力要求の表示を行ない、操作者が操作部4から
特性情報を入力すると、この特性情報を用いて撮影画像
の補正処理を行なうようにしているので、画像処理装置
1が管理していない撮像装置の特性情報を用いた補正処
理であっても確実に補正処理を行なうことができる。ま
た、操作者によって操作部4から入力された特性情報を
特性情報記憶部8に追加的に記憶するようにしているの
で、その後その特性情報を用いた補正処理が指示された
場合、円滑且つ確実に補正処理を行なうことができ、画
像補正処理の処理能力が向上する。
【0046】図5は、本発明の係る画像処理装置の第2
実施形態のブロック構成図である。第2実施形態に係る
画像処理装置1'は、デジタルスチルカメラ11が接続
可能になされ、デジタルスチルカメラ11との通信によ
って当該デジタルスチルカメラ11から撮影画像の画像
ファイルが入力されるように構成したものである。ま
た、デジタルスチルカメラ11には当該デジタルスチル
カメラ11の特性情報が記憶され、画像処理装置1'から
の要求によりデジタルスチルカメラ11から当該カメラ
の特性情報が送信されるようになっている。従って、図
5における画像処理装置1'は、図1に示す画像処理装
置1のデータ入力部2を通信制御部10に置き換え、デ
ジタルスチルカメラ11の通信制御部115と通信可能
に接続したものである。デジタルスチルカメラ11との
通信方式は、USB、SCSI、RS232−C、IE
EE1394及びBlue、Tooth等の各種の通信
規格を採用することができる。
【0047】デジタルスチルカメラ11は、レンズ部1
11、撮像部112、画像処理部113、表示部11
4、通信制御部115、操作部116、メモリ117、
特性情報記憶部118、制御部119、レンズ駆動部1
20、ズーム位置検出部121、フォーカス位置検出部
122、測距部123及び測光部124を備えている。
【0048】レンズ部111、撮像部112及び画像処
理部113は撮像系を構成している。レンズ部111は
ズームレンズからなり、レンズ駆動部120によりズー
ム動作とフォーカス動作とが制御される。レンズ駆動部
120はレンズの駆動源としてステップモータ等の電動
モータを有し、この電動モータの回転方向及び回転量を
制御することでレンズ部111のズーム動作及びフォー
カス動作の制御を行なう。また、レンズ部111のズー
ム位置はズーム位置検出部121で検出され、レンズ部
111のフォーカス位置はフォーカス位置検出部122
で検出され、その検出値は制御部119に入力される。
ズーム位置検出部121はズームレンズを移動可能に保
持する鏡胴に設けられたエンコーダからなり、このエン
コーダでズームレンズのズーム位置を検出する。また、
フォーカス位置検出部122は電動モータの駆動パルス
をカウントすることによりフォーカス位置を検出する。
【0049】撮像部112はCCDカラーエリアセン
サ、アナログ信号処理回路及びA/D変換回路を有し、
被写体光像を電気信号からなる画像に光電変換して取り
込み、所定のアナログ信号処理をした後、デジタル信号
からなる画像に変換する機能を行なう。画像処理部11
3はWB回路、γ補正回路及び画像メモリを有し、撮像
部112から入力される画像にホワイトバランス、ガン
マ補正等の所定のデジタル信号処理をした後、画像メモ
リに一時保存する機能を行なう。なお、A/D変換され
た直後の画像信号を記憶しておき、ホワイトバランス、
ガンマ補正処理などのデジタル画像処理は、画像処理装
置1’で行なうようにしてもよい。
【0050】表示部114は、LCD(Liquid Crystal
Display)からなり、被写体のモニタ表示や撮影画像の
再生表示等を行なうものである。操作部116は、シャ
ッタボタンやレンズ部111のズーム操作等の撮影動作
に関係した種々の操作ボタンの操作情報を制御部119
に入力する機能を果たすものである。操作部116から
ズーム操作の情報が制御部119に入力されると、制御
部119はレンズ駆動部120を介してレンズ部111
をズーム操作に応じたズーム位置を変更する。メモリ1
17は、撮影画像を記録するもので、例えば内蔵メモリ
や着脱可能なメモリカード等のキャッシュメモリ系の記
録媒体からなる。メモリ117には撮影画像の画像デー
タと撮影画像に関する情報(識別コードを含む)とが図
3に示すファイル構造で記録される。特性情報記憶部1
18は、レンズ部111の歪曲収差、倍率色収差、周辺
光量落ち、ピンぼけ、撮像素子の受光感度特性等の特性
情報を記憶するものである。これらの特性情報は予め設
定された複数のズーム位置及びフォーカス位置に対応し
て記録されている。
【0051】測距部123は周知のAFセンサモジュー
ルからなり、被写体までの距離を検出するものである。
また、測光部124は周知のAEセンサモジュールから
なり、被写体の輝度を検出するものである。制御部11
9は、カメラの撮影、再生、通信等の各種動作を集中制
御するものである。制御部119はデジタルスチルカメ
ラ11を他のカメラと識別するための識別コードが記憶
された識別コード記憶部119aを有している。
【0052】制御部119は、操作部116からシャッ
タ操作の情報が制御部119に入力されると、測距部1
23で被写体距離を検出し、その検出データに基づいて
レンズ部111のAF(自動焦点調節)制御を行なう。
レンズ111のフォーカス位置はフォーカス位置検出部
122で検出され、その検出情報は制御部119に入力
される。また、制御部119は測光部124で被写体の
輝度を検出し、その検出データをに基づいて撮影時の露
出制御値(AE制御)を決定する。そして、撮像部11
2を露出制御値に基づき駆動して被写体の画像を取り込
み、画像処理部113で所定のデジタル信号処理をした
後、画像メモリに一時保存するとともに、撮影画像を表
示部114に表示させる。その後、制御部119は、画
像メモリから撮影画像のデータを読み出し、所定の圧縮
処理を行なって記録用の画像データを生成するととも
に、識別データ記憶部119aから識別データを読み出
し、ズーム位置及びフォーカス位置の検出データや露出
制御値等の撮影条件と合せてタグ情報を生成し、これら
の画像データとタグ情報とから画像ファイルを作成し、
メモリ117に記憶する。画像データは、図3に示すよ
うに画像ファイルの画像領域に格納され、識別データ、
ズーム位置及びフォーカス位置の検出データ、撮影条件
は画像ファイルのタグ領域に格納される。
【0053】次に、第2実施形態に係る画像処理装置
1’の補正処理について図6に示すフローチャートを用
いて説明する。
【0054】画像処理装置1’の操作部4からデジタル
スチルカメラ11のメモリ117に記録された画像ファ
イルに対して補正処理を行なうことを指示されると、ま
ず、デジタルスチルカメラ11に対して識別コードの要
求命令が出力され(#21)、この要求命令に対してデ
ジタルスチルカメラ11から識別コードが送信されると
(#23でYES)、その識別コードに対応する特性情
報が特性情報記憶部8の記憶されているか否かの確認が
行なわれる(#25)。
【0055】識別コードに対応する特性情報が特性情報
記憶部8に記憶されていなければ(#27でYES)、
デジタルスチルカメラ11に特性情報の要求命令が出力
され(#29)、この要求命令に対してデジタルスチル
カメラ11から特性情報が送信されると(#31でYE
S)、当該特性情報が識別コードに対応付けて特性情報
記憶部8に追加的に記憶され(#33)、ステップ#3
5に移行して撮影画像の補正処理が行なわれる。一方、
識別コードに対応する特性情報が特性情報記憶部8に記
憶されていれば(#27でNO)、直ちにステップ#3
5に移行して撮影画像の補正処理が行なわれる。
【0056】ステップ#35では、特性情報記憶部8か
ら識別コードに対応する特性情報が読み出され、この特
性情報を用いて撮影画像の補正処理が行なわれる(#3
7)。そして、その処理結果が画像記録部7に保存され
(#39)、補正処理は終了する。
【0057】上記のように、第2実施形態に係る画像処
理装置1’(デジタルスチルカメラ11から通信によっ
て画像ファイルが入力される画像処理装置)では、デジ
タルスチルカメラ11から通信によって入力された識別
コードに対応する特性情報が特性情報記録部8に記録さ
れていないとき、デジタルスチルカメラ11に当該特性
情報の入力要求を行ない、当該デジタルスチルカメラ1
1から通信によって特性情報が入力されると、この特性
情報を用いて撮影画像の補正処理を行なうようにしてい
るので、画像処理装置1が管理していない撮像装置の特
性情報を用いた補正処理であっても確実に特性情報を取
得して補正処理を行なうことができる。また、デジタル
スチルカメラ11から入力された特性情報を特性情報記
憶部8に追加的に記憶するようにしているので、その後
その特性情報を用いた補正処理が指示された場合も円滑
且つ確実に補正処理を行なうことができ、画像補正処理
の処理能力が向上する。
【0058】図7は、本発明の係る画像処理装置の第3
実施形態のブロック構成図である。第3実施形態に係る
画像処理装置1”は、ネットワーク13を介して撮像装
置の特性情報を管理しているサーバー14に接続可能に
なされ、サーバー14との通信によって画像処理装置
1”が有していない特性情報を取得できるようにしたも
のである。ネットワーク上でデジタルスチルカメラの特
性情報を管理するサーバー14としては、例えばデジタ
ルスチルカメラ11の製造者や販売者がネットワーク上
で当該製造者若しくは販売者のデジタルスチルカメラで
撮影した画像に対して、例えば撮影画像のプリント、ア
ルバム作成、画像補正等の種々のサービスを行なうウェ
ブサイトが考えられる。
【0059】なお、本実施形態に係るサーバー14は、
このようなウェブサイトに限るものではなく、各種のデ
ジタルスチルカメラや撮影レンズの特性情報(自社製
品、他社製品に限らない)を管理しており、ユーザの要
求によってネットワークを介して撮像装置の特性情報を
提供するサービスを行なっているものであればよい。ま
た、このようなサーバー14は、1局に集中した構成で
もよく、複数のサーバーに分散している構成でもよい。
【0060】従って、図7における画像処理装置1”
は、図1に示す画像処理装置1にネットワーク13に接
続された通信制御部12を追加し、この通信制御部12
をネットワーク13を介してサーバー14と通信可能に
接続したものである。なお、制御部5の特性情報管理部
53には識別コードに対応して特性情報を管理している
ウェブ上のサーバー14のアドレスリストが設けられて
いる。
【0061】次に、第3実施形態に係る画像処理装置
1”における補正処理について、図8のフローチャート
を用いて説明する。
【0062】第3実施形態に係る画像処理装置1”も第
1実施形態に係る画像処理装置1と同様、撮影画像に当
該画像を撮影した撮像装置の識別コードを添付した画像
ファイルが記憶された記録媒体9が処理対象となる。デ
ータ入力部2に記録媒体9がセットされると、まず、補
正処理が指定された画像ファイルから画像データが読み
出され、画像記録部7に保存される(#41)。続い
て、同画像ファイルから識別コードが読み出され(#4
3)、その識別コードに対応する特性情報が特性情報記
憶部8に記憶されているか否かの確認が行なわれる(#
45)。
【0063】識別コードに対応する特性情報が特性情報
記憶部8に記憶されていなければ(#47でYES)、
特性情報管理部53の有するアドレスリストから識別コ
ードに対応する特性情報を管理するサーバー14のアド
レスを検索し(#49)、通信制御部12によりネット
ワーク13を介して当該アドレスにアクセスした後、サ
ーバー14に識別コードに対応する特性情報の要求が行
なわれる(#51)。この要求に対してサーバー14か
ら識別コードに対応する特性情報が送信されると(#5
3でYES)、当該特性情報が識別コードに対応付けて
特性情報記憶部8に追加的に記憶され(#55)、ステ
ップ#57に移行して撮影画像の補正処理が行なわれ
る。一方、識別コードに対応する特性情報が特性情報記
憶部8に記憶されていれば(#47でNO)、直ちにス
テップ#57に移行して撮影画像の補正処理が行なわれ
る。
【0064】ステップ#57では、特性情報記憶部8か
ら識別コードに対応する特性情報が読み出され、この特
性情報を用いて撮影画像の補正処理が行なわれる(#5
9)。そして、その処理結果が画像記録部7に保存され
(#61)、補正処理は終了する。
【0065】上記のように、第3実施形態に係る画像処
理装置1”(ネットワーク13上のサーバー14から通
信によって識別コードに対応する特性情報を取得する画
像処理装置)では、画像ファイルのタグ領域から読み出
された識別コードに対応する特性情報が特性情報記録部
8に記録されていないとき、ネットワーク13上で撮像
装置の特性情報を管理しているサーバー14にアクセス
し、当該サーバー14からから通信によって特性情報を
取得すると、この特性情報を用いて撮影画像の補正処理
を行なうようにしているので、画像処理装置1が管理し
ていない撮像装置の特性情報を用いた補正処理であって
も確実に特性情報を取得して補正処理を行なうことがで
きる。また、デジタルスチルカメラ11から入力された
特性情報を特性情報記憶部8に追加的に記憶するように
しているので、その後その特性情報を用いた補正処理が
指示された場合も円滑且つ確実に補正処理を行なうこと
ができ、画像補正処理の処理能力が向上する。
【0066】上記実施形態では、デジタルスチルカメラ
11が通信可能に接続される画像処理装置1’とサーバ
ー14がネットワーク13を介して通信可能に接続され
る画像処理装置1”とについて説明したが、デジタルス
チルカメラ11及びサーバー14が通信可能に接続され
る構成であってもよい。この構成の画像処理装置を第4
実施形態とすると、この場合は、デジタルスチルカメラ
11が識別コードだけを有し、撮像装置の特性情報を有
していないとき、第4実施形態に係る画像処理装置から
デジタルスチルカメラ11に特性情報を要求すると、デ
ジタルスチルカメラ11から特性情報無しの応答がある
ので、その後、サーバー14にアクセスし、識別コード
に対応する特性情報を取得するようにすればよい。
【0067】あるいは、この構成では、第4実施形態に
係る画像処理装置では特性情報の取得方法として、操
作者が操作部4から入力する方法、デジタルスチルカ
メラ11から通信によって取得する方法、サーバー1
4から通信によって取得する方法の3種類の方法が可能
であるから、操作者にこれらの方法のいずかを選択でき
るようにしてもよい。この場合は、特性情報記憶部8に
識別コードに対応する特性情報がないとき、ディスプレ
イ3に特性情報の不足を表示すると共に、操作者に特性
情報の取得方法を選択させる要求を表示すればよい。操
作者がこの要求に応じて上記の方法を選択すれば、図
2のフローチャートにおけるステップ#11以降の処理
を行えば良く、上記の方法を選択すれば、図6のフロ
ーチャートにおけるステップ#29以降の処理を行えば
良く、上記の方法を選択すれば、図8のフローチャー
トにおけるステップ#49以降の処理を行えばよい。
【0068】また、上記実施形態では、特性情報に基づ
く像歪みなどの補正処理について説明したが、画像処理
装置で行なう処理は補正処理に限定されるものではな
く、特性情報を用いて撮影時の画像データに変更を加え
る各種の画像処理に適用することができるものである。
例えばピントが合った状態でも撮影レンズの性能限界や
OLPFによって撮影画像に多少のボケが生じる。この
ボケは、絞り位置やズームレンズの場合はズーム位置に
よって変化し、そのボケ方もカメラ本体や撮影レンズの
機種によって異なる。本発明では、ズーム位置、絞り位
置に対するボケ方を予め測定してこれらをパラメータと
した2次元テーブルのボケ特性を用意しておき、撮影画
像に添付される識別コードで特定されるボケ特性を用い
て撮影画像のボケ補正が行なわれる。
【0069】また、ボケの原因としてピンぼけによる場
合は、そのボケはズーム位置、絞り位置、フォーカスレ
ンズ位置、撮影距離によって変化し、そのボケ方もカメ
ラ本体や撮影レンズの機種によって異なる。この場合は
ズーム位置、絞り位置、フォーカスレンズ位置及び撮影
距離に対するボケ方を予め測定してこれらをパラメータ
とした4次元テーブルのボケ特性を用意しておき、撮影
画像に添付される識別コードで特定されるボケ特性を用
いて撮影画像のボケ補正が行なわれる。
【0070】なお、像のボケは、フィルタとして表現す
ることができ、例えばある1つの画素(i,j)に結像
するはずの光がボケて周囲4画素(i+1,j),
(i,j+1),(i−1,j),(i,j−1)に広
がった場合、その像のボケ量は、例えば(i,j)=1/
3,(i+1,j)=(i-1,j)=(i,j+1)=(i,j-1)
=1/6,(i+1,j+1)=(i+1,j-1)=(i-1,j-
1)=(i-1,j+1)=0のようなフィルタで表すこと
ができる。従って、本発明では、ボケ特性がフィルタ特
性で表されており、ボケ特性を逆変換することにより撮
影画像のボケ補正が行なわれる。
【0071】なお、このボケ特性におけるフィルタのサ
イズは、撮像素子の結像面における光の広がり量(ボケ
量)が同じであっても当該撮像素子の画素ピッチが異な
ると、相対的にボケの影響を受ける周辺画素の画素数が
変化するから、撮像素子の画素ピッチによって決定され
る。従って、カメラ本体と撮影レンズとが交換可能に結
合されるタイプでは、撮影レンズ側のボケ特性とカメラ
本体側の撮像素子の画素ピッチとから画像補正用のボケ
特性が決定されるから、カメ本体の識別コードと撮影レ
ンズの識別コードとからカメラ本体側の撮像素子の画素
ピッチ特性と撮影レンズのボケ特性が取得され、両特性
を用いて画像補正用のボケ特性を算出し、このボケ特性
を用いて画像のボケ補正処理が行なわれる。
【0072】上記実施形態では、識別コードとして機種
データ若しくはシリアルナンバーを用いるようにしてい
るが、両方を用いるようにしてもよい。補正処理の項目
によって機種別の特性情報を用いて補正処理を行なうも
のと、カメラ固有の特性情報を用いて補正処理を行なう
ものとがあるから、いずれも画像処理装置で処理可能に
する場合は、機種データ及びシリアルナンバーを取得
し、補正処理項目によっていずれを識別コードとして使
うか区別するようにすればよい。
【0073】上記実施形態では、パーソナルコンピュー
タで構築した画像処理装置について説明したが、専用の
画像処理システムとして構成されたものでもよい。ま
た、PDA(Personal Digital Assistant)、ネットワ
ーク上のサーバー及び専用の画像処理装置からなるシス
テムで構成してもよい。このシステムでは、PDAで撮
影された撮影画像は、撮影終了後直ちに識別コードと共
に画像処理装置に無線によって転送され、当該画像装置
処理装置で一時保存される。画像処理装置は識別コード
に対応する特性情報をネットワーク上の所定のサーバー
から取得し、この特性情報を用いて撮影画像に対して所
定の補正処理を行ない、その補正後の画像をPDAに返
送する。撮影画像転送時に補正後の画像の返送先(例え
ば個人の自宅のパーソナルコンピュータなど)が指定さ
れている場合は、その返送先に補正後の画像が返送され
る。この構成では、システム内の画像処理装置自身が識
別コードに対応付けて特性情報を管理する必要がなく、
識別コードに対応する特性情報の存在するサーバーだけ
を管理すればよいので、特性情報記憶部8が不要となる
利点がある。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像処理装置に識別コードに対応して撮像装置の特性情
報(歪曲収差、倍率色収差、周辺光量落ち、ボケ具合、
OPLF、撮像素子の受光感度特性、欠落画素位置、画
素ピッチ等を示す特性の情報)を機種別の情報若しくは
撮像装置固有の情報として記憶しておき、撮影画像とと
もに入力された識別コードに対応する特性情報が画像処
理装置にないとき、操作者に情報入力手段から当該識別
コードに対応する特性情報を入力することを指示するよ
うにしたので、操作者は不足する撮影レンズの特性情報
を情報入力手段から画像処理装置に入力することで、撮
影画像の補正処理を行なわせることができる(請求項
1)。
【0075】また、撮像装置から通信によって撮影画像
及び識別コードが入力される構成では、入力された識別
コードに対応する特性情報がないとき、撮像装置との通
信によって当該特性情報を取得するようにしたので、撮
影画像の補正処理を確実に行なうことができる(請求項
2)。
【0076】また、識別コードに対応付けて撮像装置の
特性情報が記憶された記憶装置が通信可能に接続される
構成では、入力された識別コードに対応する特性情報が
ないとき、記憶装置との通信によって当該特性情報を取
得するようにしたので、この構成でも撮影画像の補正処
理を確実に行なうことができる(請求項3)。
【0077】特に記憶装置をネットワーク上に配置され
たサーバーで構成したので、新機種の撮像装置が商品化
され、撮像装置の特性情報が追加された場合にもサーバ
ーから新規の特性情報を取得することで、画像処理装置
で確実に当該特性情報に基づく補正処理を行なうことが
できる(請求項5)。
【0078】更に、撮像装置若しくは記憶装置から新た
に特性情報を取得したとき、その特性情報を識別コード
に対応付けて記憶手段に追加記憶させるようにしたの
で、画像処理装置で管理する撮影レンズの特性情報が増
加し、撮影画像に対する補正処理機能が向上する(請求
項4)。
【0079】識別コードとして、機種コード又は製造シ
リアルナンバーを用いるとともに、特性情報として少な
くとも撮像装置の機種によって分類された特性情報と撮
像装置固有の特性情報とを含むようにしたので、撮影画
像の特性情報に基づく補正処理を高い精度で行なうこと
ができる(請求項6,7)。
【0080】また、請求項8〜10記載のプログラムを
コンピュータに読み取らせることで、請求項1〜3記載
の画像処理装置を簡単に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像処理装置の第1実施形態の
ブロック構成図である。
【図2】 第1実施形態に係る画像処理装置の補正処理
の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】 画像ファイルの構成を示す図である。
【図4】 歪曲収差特性の一例を示す図である。
【図5】 本発明に係る画像処理装置の第2実施形態の
ブロック構成図である。
【図6】 第2実施形態に係る画像処理装置の補正処理
の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】 本発明に係る画像処理装置の第3実施形態の
ブロック構成図である。
【図8】 第3実施形態に係る画像処理装置の補正処理
の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像処理装置 2 データ入力部(入力手段) 3 ディスプレイ 4 操作部 5 制御部 51 警告処理部(情報入力指示手段) 52 特性情報確認部(確認手段) 53 特性情報管理部(記憶制御手段) 6 画像処理部(画像処理手段) 7 画像記録部 8 特性情報記憶部(情報記憶手段) 9 記録媒体 10,12 通信制御部(接続手段,第1,第2の入力
手段) 11 デジタルスチルカメラ(撮像装置) 111 レンズ部 112 撮像部 113 画像処理部 114 表示部 115 通信制御部 116 操作部 117 メモリ 118 特性情報記憶部 119 制御部 119a 識別コード記憶部 120 レンズ駆動部 121 ズーム位置検出部 122 フォーカス位置検出部 123 測距部 124 測光部 13 ネットワーク 14 サーバー(記憶装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA20 BA02 BA26 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CD12 CE17 5C022 AA13 AC54 AC69 CA00 5C065 AA03 BB48 EE12 GG30 GG32 HH04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像装置で撮影された画像とこの撮像装
    置を特定するための識別コードとを入力する入力手段
    と、撮像装置の特性情報を入力する情報入力手段と、上
    記情報入力手段から入力された撮像装置の特性情報を当
    該撮像装置の識別コードに対応付けて記憶する情報記憶
    手段と、上記入力手段から入力された上記撮影画像に対
    して上記撮像装置の特性情報を用いて所定の画像処理を
    行なう画像処理手段と、上記入力手段から入力された識
    別コードに対応する特性情報が上記情報記憶手段に記憶
    されているか否かを確認する確認手段と、上記情報記憶
    手段に上記識別コードに対応する特性情報が記憶されて
    いないとき、上記情報入力手段から当該識別コードに対
    応する撮像装置の特性情報を入力することを指示する情
    報入力指示手段とを備えたことを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 撮像装置が通信可能に接続される接続手
    段と、上記撮像装置との通信により当該撮像装置で撮影
    された画像とこの撮像装置を特定するための識別コード
    とを入力する第1の入力手段と、上記撮像装置の特性情
    報を当該撮像装置の識別コードに対応付けて記憶する情
    報記憶手段と、上記第1の入力手段から入力された識別
    コードに対応する特性情報が上記情報記憶手段に記憶さ
    れているか否かを確認する確認手段と、上記情報記憶手
    段に上記識別コードに対応する特性情報が記憶されてい
    ないとき、上記撮像装置との通信により当該特性情報を
    入力する第2の入力手段と、上記第1の入力手段から入
    力された上記撮影画像に対して上記情報記憶手段に記憶
    された当該撮影画像の撮像装置に対応する特性情報若し
    くは上記第2の入力手段で入力された当該撮影画像の撮
    像装置に対応する特性情報を用いて所定の画像処理を行
    なう画像処理手段とを備えたことを特徴とする画像処理
    装置。
  3. 【請求項3】 撮像装置で撮影された画像とこの撮像装
    置を特定するための識別コードとを入力する第1の入力
    手段と、上記識別コードに対応付けて上記撮像装置の特
    性情報が記憶された記憶装置が通信可能に接続される接
    続手段と、上記撮像装置の特性情報を当該撮像装置の識
    別コードに対応付けて記憶する情報記憶手段と、上記第
    1の入力手段から入力された識別コードに対応する特性
    情報が上記情報記憶手段に記憶されているか否かを確認
    する確認手段と、上記情報記憶手段に上記識別コードに
    対応する特性情報が記憶されていないとき、上記記憶装
    置との通信により当該特性情報を入力する第2の入力手
    段と、上記第1の入力手段から入力された上記撮影画像
    に対して上記情報記憶手段に記憶された当該撮影画像の
    撮像装置に対応する特性情報若しくは上記第2の入力手
    段で入力された当該撮影画像の撮像装置に対応する特性
    情報を用いて所定の画像処理を行なう画像処理手段とを
    備えたことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の画像処理装置にお
    いて、入力された特性情報を上記撮像装置の識別コード
    に対応付けて上記情報記憶手段に追加的に記憶させる記
    憶制御手段を更に備えたことを特徴とする画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の画像処理装置にお
    いて、上記記憶装置は、ネットワーク上に配置されたサ
    ーバからなり、当該ネットワークを介して上記接続手段
    に通信可能に接続されるものであることを特徴とする画
    像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の画像処
    理装置において、上記識別コードは、機種コード又は製
    造シリアルナンバーであることを特徴とする画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに記載の画像処
    理装置において、上記識別コードに対応した上記撮像装
    置の特性情報は、少なくとも当該撮像装置の機種によっ
    て分類された特性情報と当該撮像装置固有の特性情報と
    を含むことを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 コンピュータを、撮像装置で撮影された
    画像とこの撮像装置を特定するための識別コードとを入
    力する入力手段、撮像装置の特性情報を入力する情報入
    力手段、上記情報入力手段から入力された撮像装置の特
    性情報を当該撮像装置の識別コードに対応付けて記憶す
    る情報記憶手段、上記入力手段から入力された上記撮影
    画像に対して上記撮像装置の特性情報を用いて所定の画
    像処理を行なう画像処理手段、上記入力手段から入力さ
    れた識別コードに対応する特性情報が上記情報記憶手段
    に記憶されているか否かを確認する確認手段、上記情報
    記憶手段に上記識別コードに対応する特性情報が記憶さ
    れていないとき、上記情報入力手段から当該識別コード
    に対応する撮像装置の特性情報を入力することを指示す
    る情報入力指示手段として機能させるためのプログラ
    ム。
  9. 【請求項9】 コンピュータを、上記撮像装置との通信
    により当該撮像装置で撮影された画像とこの撮像装置を
    特定するための識別コードとを入力する第1の入力手
    段、上記撮像装置の特性情報を当該撮像装置の識別コー
    ドに対応付けて記憶する情報記憶手段、上記第1の入力
    手段から入力された識別コードに対応する特性情報が上
    記情報記憶手段に記憶されているか否かを確認する確認
    手段、上記情報記憶手段に上記識別コードに対応する特
    性情報が記憶されていないとき、上記撮像装置との通信
    により当該特性情報を入力する第2の入力手段、上記第
    1の入力手段から入力された上記撮影画像に対して上記
    情報記憶手段に記憶された当該撮影画像の撮像装置に対
    応する特性情報若しくは上記第2の入力手段で入力され
    た当該撮影画像の撮像装置に対応する特性情報を用いて
    所定の画像処理を行なう画像処理手段として機能させる
    ためのプログラム。
  10. 【請求項10】 コンピュータを、撮像装置で撮影され
    た画像とこの撮像装置を特定するための識別コードとを
    入力する第1の入力手段、上記識別コードに対応付けて
    上記撮像装置の特性情報が記憶された記憶装置が通信可
    能に接続される接続手段、上記撮像装置の特性情報を当
    該撮像装置の識別コードに対応付けて記憶する情報記憶
    手段、上記第1の入力手段から入力された識別コードに
    対応する特性情報が上記情報記憶手段に記憶されている
    か否かを確認する確認手段、上記情報記憶手段に上記識
    別コードに対応する特性情報が記憶されていないとき、
    上記記憶装置との通信により当該特性情報を入力する第
    2の入力手段、上記第1の入力手段から入力された上記
    撮影画像に対して上記情報記憶手段に記憶された当該撮
    影画像の撮像装置に対応する特性情報若しくは上記第2
    の入力手段で入力された当該撮影画像の撮像装置に対応
    する特性情報を用いて所定の画像処理を行なう画像処理
    手段として機能させるためのプログラム。
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