JPH0974514A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH0974514A
JPH0974514A JP8167321A JP16732196A JPH0974514A JP H0974514 A JPH0974514 A JP H0974514A JP 8167321 A JP8167321 A JP 8167321A JP 16732196 A JP16732196 A JP 16732196A JP H0974514 A JPH0974514 A JP H0974514A
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JP
Japan
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image
optical system
focal length
subject
image pickup
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Pending
Application number
JP8167321A
Other languages
English (en)
Inventor
Nagaaki Ooyama
永昭 大山
Yasushi Hibi
靖 日比
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0974514A publication Critical patent/JPH0974514A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】撮影光学系の特性にかかわらず、撮像した劣化
画像を正確に元の画像に復元することができる撮像装置
を提供する。 【解決手段】撮影光学系7を介して入射される撮影被写
体の物体像を撮像するCCD9と、撮影光学系7と撮影
被写体との間の距離を検出する被写体位置検出装置13
と、撮影光学系7の焦点距離を検出するコントロール部
12と、撮影光学系7と撮影被写体との間の複数の距離
及び複数の焦点距離の組み合わせに対応した補正データ
が記憶された補正マトリクスメモリ17と、被写体位置
検出装置13及びコントロール部12によって検出され
た撮影光学系7と撮影被写体との間の距離、及び撮影光
学系7の焦点距離とに対応する補正データを補正マトリ
クスメモリ17から読み出し、この読み出した補正デー
タを用いてCCD9によって撮像された物体像に対し補
正処理を行う補正画像生成部18を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被写体の撮像装置においては、撮影光学
系の特性によって撮影時に被写体像が劣化するのを防ぐ
ために何らかの方法が用いられている。例えば、複数の
レンズを適宜組み合わせて配置することによってレンズ
の収差をできるだけ少なくし、撮影時の被写体像の劣化
を抑えることを意図したものがある。また、レンズの焦
点を合わせるためにオートフォーカス機構を用いた撮像
装置もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の撮像装置においては、安価なレンズを適宜組み
合わせた場合は、劣化した画像を正確に復元することが
できなかった。また、高価なレンズを組み合わせた場合
は、撮影光学系全体が大きなものになってしまう。ま
た、良好な合焦状態を得るためには高価なAF機構を使
用しなければならなかった。
【0004】本発明の撮像装置はこのような課題に着目
してなされたものであり、その目的とするところは、撮
影光学系の特性にかかわらず、撮像した劣化画像を正確
に元の画像に復元することができる撮像装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係る撮像装置は、撮影光学系と、こ
の撮影光学系を介して入射される撮影被写体の物体像を
撮像する撮像手段と、前記撮影光学系と撮影被写体との
間の距離を検出する被写体位置検出手段と、前記撮影光
学系の焦点距離を検出する焦点距離検出手段と、前記撮
影光学系と撮影被写体との間の複数の距離及び複数の焦
点距離の組み合わせに対応した補正データが記憶された
記憶手段と、前記被写体位置検出手段及び前記焦点距離
検出手段によって検出された前記撮影光学系と撮影被写
体との間の距離、及び撮影光学系の焦点距離とに対応す
る補正データを前記記憶手段から読み出し、この読み出
した補正データを用いて前記撮像手段によって撮像され
た物体像に対し補正処理を行う劣化画像補正手段とを具
備する。
【0006】また、第2の発明に係る撮像装置は、第1
の発明に係る撮像装置において、前記撮影光学系、撮影
被写体及び前記撮像手段の間の距離情報、前記撮影光学
系の焦点距離情報及び前記撮影光学系に関する設計上の
光学系情報とを用いて、同一の撮影被写体の空間周波数
情報から、計算により前記撮影光学系が合焦状態にある
ときに理論的に前記撮像手段に結像する理想画像情報
と、前記撮影光学系が非合焦状態にあるときに理論的に
前記撮像手段に結像する劣化画像情報とを得て、これら
理想画像情報と劣化画像情報とから計算により前記補正
データを求める。
【0007】また、第3の発明に係る撮像装置は、撮影
光学系と、この撮影光学系を介して入射される撮影被写
体の物体像を撮像する撮像手段と、前記撮影光学系の焦
点距離を検出する焦点距離検出手段と、前記撮影光学系
の焦点距離を変化させる焦点距離変化手段と、前記撮影
光学系と撮影被写体との間の距離を検出する被写体位置
検出手段と、前記焦点距離変化手段に与える焦点距離の
設定値を出力する焦点距離出力手段と、前記撮影光学系
と撮影被写体との間の複数の距離及び複数の焦点距離の
組み合わせに対応した補正データが記憶された記憶手段
と、前記被写体位置検出手段及び前記焦点距離検出手段
によって検出された前記撮影光学系と撮影被写体との間
の距離、及び撮影光学系の焦点距離とに対応する補正デ
ータを前記記憶手段から読み出し、この読み出した補正
データを用いて前記撮像手段によって撮像された物体像
に対し補正処理を行う劣化画像補正手段とを有し、同一
の撮影被写体を前記撮影光学系が合焦状態にあるときに
前記撮像手段に結像したときの像の理想画像情報と、前
記撮影光学系から撮影被写体迄の任意の距離Aのもとで
非合焦状態にあるときに前記撮像手段に結像したときの
像の劣化画像情報とを実際に得て、これら理想画像情報
と劣化画像情報とから計算により前記撮影光学系から撮
影被写体迄の任意の距離Aのもとでの前記補正データを
求める。
【0008】また、第4の発明に係る撮像装置は、第3
の発明に係る撮像装置において、前記記憶手段は、前記
撮影光学系と撮影被写体との間の複数の距離及び前記撮
影光学系の複数の焦点距離の組み合わせに対応した補正
データを持ち、前記劣化画像補正手段は、前記被写体位
置検出手段が求めた距離情報及び前記焦点距離出力手段
が出力した焦点距離情報に基づいて前記記憶手段から読
み出した補正データを用いて前記撮像手段で撮像された
物体像に対し補正処理を行う。
【0009】すなわち、第1の発明に係る撮像装置は、
撮影光学系を介して入射される撮影被写体の物体像を撮
像手段によって撮像するにあたって、前記撮影光学系と
撮影被写体との間の距離を被写体位置検出手段によって
検出するとともに、前記撮影光学系の焦点距離を焦点距
離検出手段によって検出する。また、前記撮影光学系と
撮影被写体との間の複数の距離及び複数の焦点距離の組
み合わせに対応した補正データを記憶手段に記憶してお
く。そして、前記被写体位置検出手段及び前記焦点距離
検出手段によって検出された前記撮影光学系と撮影被写
体との間の距離、及び撮影光学系の焦点距離とに対応す
る補正データを前記記憶手段から読み出し、この読み出
した補正データを用いて前記撮像手段によって撮像され
た物体像に対し劣化画像補正手段によって補正処理を行
なうようにする。
【0010】また、第2の発明に係る撮像装置は、第1
の発明に係る撮像装置において、前記撮影光学系、撮影
被写体及び前記撮像手段の間の距離情報、前記撮影光学
系の焦点距離情報及び前記撮影光学系に関する設計上の
光学系情報とを用いて、同一の撮影被写体の空間周波数
情報から、計算により前記撮影光学系が合焦状態にある
ときに理論的に前記撮像手段に結像する理想画像情報
と、前記撮影光学系が非合焦状態にあるときに理論的に
前記撮像手段に結像する劣化画像情報とを得て、これら
理想画像情報と劣化画像情報とから計算により前記補正
データを求めるようにする。
【0011】また、第3の発明に係る撮像装置は、撮影
光学系を介して入射される撮影被写体の物体像を撮像手
段によって撮像するにあたって、焦点距離検出手段によ
って前記撮影光学系の焦点距離を検出するとともに、被
写体位置検出手段によって前記撮影光学系と撮影被写体
との間の距離を検出する。このとき、焦点距離出力手段
によって出力された焦点距離の設定値を焦点距離変化手
段に与えて前記撮影光学系の焦点距離を変化させる。ま
た、前記撮影光学系と撮影被写体との間の複数の距離及
び複数の焦点距離の組み合わせに対応した補正データを
記憶手段に記憶しておく。そして、前記被写体位置検出
手段及び前記焦点距離検出手段によって検出された前記
撮影光学系と撮影被写体との間の距離、及び撮影光学系
の焦点距離とに対応する補正データを前記記憶手段から
読み出し、この読み出した補正データを用いて前記撮像
手段によって撮像された物体像に対し劣化画像補正手段
によって補正処理を行うようにする。このとき、同一の
撮影被写体を前記撮影光学系が合焦状態にあるときに前
記撮像手段に結像したときの像の理想画像情報と、前記
撮影光学系から撮影被写体迄の任意の距離Aのもとで非
合焦状態にあるときに前記撮像手段に結像したときの像
の劣化画像情報とを実際に得て、これら理想画像情報と
劣化画像情報とから計算により前記撮影光学系から撮影
被写体迄の任意の距離Aのもとでの前記補正データを求
めるようにする。
【0012】また、第4の発明に係る撮像装置は、第3
の発明に係る撮像装置において、前記記憶手段には、前
記撮影光学系と撮影被写体との間の複数の距離及び前記
撮影光学系の複数の焦点距離の組み合わせに対応した補
正データを記憶しておき、前記被写体位置検出手段が求
めた距離情報及び前記焦点距離出力手段が出力した焦点
距離情報に基づいて前記記憶手段から読み出した補正デ
ータを用いて前記撮像手段で撮像された物体像に対し前
記劣化画像補正手段によって補正処理を行なうようにす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態
に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。同図に
おいて、撮影光学系7は撮影被写体1を撮影できる所定
の位置に配置されている。この撮影光学系7は、撮影被
写体1からの光束を調節するための視野絞り2及びこの
視野絞り2を駆動する絞りドライバ3と、レンズ(可動
レンズ)4及びこのレンズ4を駆動して焦点距離を制御
するレンズドライバ5と、焦点距離を設定する焦点距離
設定回路6とから構成される。
【0014】また、撮影光学系7に隣接して、R
(赤)、G(緑)、B(青)の色フィルタからなる回転
色フィルタ8が配置され、この回転色フィルタ8には、
レンズ4を透過した光を検出するための撮像手段として
のCCD9と、プリアンプ14と、A/D変換器15
と、フレームメモリ16とが順に接続されている。フレ
ームメモリ16は補正画像を生成する劣化画像補正手段
としての補正画像生成部18の第1入力部に接続され、
この補正画像生成部18の出力部は生成された補正画像
を表示するための表示装置19に接続されている。
【0015】また、記憶手段としての補正マトリクスメ
モリ17は、R(赤)用補正マトリクスメモリ17a
と、G(緑)用補正マトリクスメモリ17bと、B
(青)用補正マトリクスメモリ17cとから構成され、
その第1入力部と第2入力部はコントロール部12に接
続されている。第1入力部は3つの補正マトリクスメモ
リ17a,17b,17cのうちから1つを選択するた
めのRGB選択信号を受け、第2入力部は焦点距離情報
fを受ける。また、補正マトリクスメモリ17の第3入
力部は被写体位置情報qを受けるべく被写体位置検出装
置13に接続され、その出力部は補正画像生成部18の
第2入力部に接続されている。被写体位置検出装置13
とコントロール部12とは、撮影光学系7の特性を決定
する光学パラメータ(被写体位置情報q及び焦点距離情
報f)を検出する検出手段を構成する。
【0016】さらに、コントロール部12は、上記絞り
ドライバ3とレンズドライバ5とに接続された焦点距離
設定回路6と、回転色フィルタ8を駆動するための色フ
ィルタドライバ10と、CCD9を駆動するためのCC
Dドライバ11に接続されている。
【0017】上記した補正マトリクスメモリ17のR
(赤)用補正マトリクスメモリ17aと、G(緑)用補
正マトリクスメモリ17bと、B(青)用補正マトリク
スメモリ17cにはそれぞれ、劣化した画像を補正する
ための補正データとしてのR用補正マトリクスとG用補
正マトリクスとB用補正マトリクスとがあらかじめ求め
られて記憶されているが、以下この補正マトリクスの算
出方法について説明する。
【0018】図2はこのような補正マトリクスを算出す
るための構成を示しており、学習データとしての劣化画
像と理想画像を受けて以下に述べる学習によって補正マ
トリクスを計算する補正マトリクス学習回路20と、求
めた補正マトリクスを記憶するための補正マトリクスメ
モリ21とを具備している。ここで、理想画像は図7
(a)〜(c)に一例として示したような、光軸と直交
する平面での空間周波数情報を表現できるようなパター
ン情報を用いる。用いる理想画像のパターン数を多くす
るほど、以下で詳述する補正マトリクスがより適正なも
のとなる。このパターン数を以下ではPとして表現して
いる。また、劣化画像は、被写体距離検出装置13が検
出した前記撮影光学系7と撮影被写体1との間の距離情
報、焦点距離設定回路6が設定した前記撮影光学系7の
焦点距離情報及び前記撮影光学系7に関する設計上の光
学的情報とを用いて理想画像情報である前記パターン情
報から計算によって求めた画像情報である。
【0019】一般に撮影光学系を介して撮像することに
よって元の画像が劣化した場合、劣化画像g(r)に所
定の補正マトリクスVを乗算して補正画像fc (r)を
得ることにより元の画像を復元できることが知られてい
る。
【0020】 fc (r)=V×g(r) …(1) 以下にこの補正マトリクスVを求める方法を説明する。
ここでは既知の撮影光学系についてあらかじめ得られた
設計上の光学データとして、複数の焦点距離データと、
撮像素子に対する被写体の位置データとを用意する。そ
して、これらのデータから特定の1組の焦点距離−被写
体位置データについて、劣化画像g(r)と、それに対
する理想画像f(r)についての各P個ずつのトレーニ
ングセット(学習セット)(i=1〜P)を学習データ
として用意する。
【0021】 劣化画像 g(i) (r) i−1〜P 理想画像 f(i) (r) i−1〜P 補正画像 fc (i) (r)i=1〜P とすると、 fc (i) (r)=V×g(i) (r) …(2) となる。ここで、評価関数Eを
【0022】
【数1】 と定義する。また、P個ずつの各トレーニングセットを
以下の行列表記で表す。
【0023】 F=(f(1) ,f(2) ,…,f(p) ) G=(g(1) ,g(2) ,…,g(p) ) Fc =(fc (1) ,fc (2) ,…,fc (p) ) Fc =VG そして、最適な補正マトリクスVを求めるために、補正
マトリクスVを更新するための式を V(k+1) =V(k) −γ(dE/dV(k) ) γ:定数 …(4) のように与えると、 V(k+1) =V(k) −γ(Fc −F)Gt =V(k) −γ(V(k) G−F)Gt =V(k) (I−γGGt )+γFGt …(5) (4)式において、Gt はGの転置行列であり、Iは単
位行列である。
【0024】ここで、GGt が正則で、かつその全ての
固有値λiに対してγが0<1−γλi<1を満たすと
きに補正マトリクスVは収束して以下の(6)式にな
る。
【0025】
【数2】
【0026】補正マトリクス学習回路20は入力された
劣化画像Gと理想画像Fに関する各P個の学習データを
用いて、(6)式に基づいて補正マトリクスVを求め、
これをR、G、Bそれぞれ3色について補正マトリクス
の学習を行って補正マトリクスメモリ21に逐次記憶す
る。
【0027】次に、焦点距離データとして同じものを用
い、被写体位置データとして別のデータを用いて、上記
した方法で補正マトリクスVを各色ごとに求める。この
ような操作をあらかじめ用意したすべての被写体位置デ
ータについて行って得られた補正マトリクスVを補正マ
トリクスメモリ21に記憶していく。
【0028】次に、今度は、1つの被写体位置データに
ついて、焦点距離データを交換しながら補正マトリクス
Vを各色ごとに求め、この操作をあらかじめ用意したす
べての焦点距離データについて行って得られた補正マト
リクスVを補正マトリクスメモリ21に記憶する。
【0029】補正マトリクスメモリ21に蓄えられたR
用、G用、B用の補正マトリクスデータは、本撮像装置
が市場に出荷される前に組み込まれた補正マトリクスメ
モリ17に書き込まれる。このとき例えばR用の補正マ
トリクスデータは、図3に示すように各被写体位置q
1 ,q2 ,…qn と各焦点距離f1 ,f2 ,…fn とが
対応づけられて書き込まれる。
【0030】以下に、上記した方法で求められた補正マ
トリクスVが記憶された補正マトリクスメモリ17を使
用して劣化画像を補正する補正動作について説明する。
まず、レンズ4の焦点距離をコントロール部12に入力
すると、焦点位置設定回路6はコントロール部12から
の指令で焦点距離を設定する。レンズドライバ5はこの
設定された焦点距離になるようにレンズ4を駆動してそ
の位置を調節する。ここで、第1実施形態では比較的安
価なレンズを用い、かつ撮像光学系を小形にするために
できるだけ簡易な構成にしているので、焦点位置の調節
を行ってもレンズの収差などにより良好な合焦状態が得
られず撮像時の被写体像が劣化してぼける場合がある。
しかしながら、この時点で画像が劣化しても後述する補
正マトリクスを使用した補正処理によって元の画像を復
元することができる。
【0031】次に色フィルタドライバ10によって回転
色フィルタ8をR側に設定した後、焦点距離の設定され
たレンズ4を通して撮影被写体1を撮影し、CCD9で
物体光を検出し電気信号として出力する。この電気信号
はプリアンプ14で増幅され、A/D変換器15でデジ
タル信号に変換される。変換されたデジタル信号はフレ
ームメモリ16に蓄えられ、R用画像信号(劣化画像g
(r))として補正画像生成部18に送られる。
【0032】補正画像生成部18に入力されたR用画像
信号は以下のようにして補正される。まず、補正マトリ
クスメモリ17において、コントロール部12からのR
GB選択信号によってR用補正マトリクスメモリ17a
が選択され、かつ被写体位置検出装置13からの被写体
位置情報qと、コントロール部12からの焦点距離情報
fに対応するR用補正マトリクスVがR用補正マトリク
スメモリ17aから読み出される。ここで、被写体位置
検出装置13からの被写体位置情報q及びコントロール
部12からの焦点距離情報fと同一の値がR用補正マト
リクスメモリ17aにないときには、それぞれの数値に
近い被写体位置情報、焦点距離情報を用いて、R用補正
マトリクスVを選択し、R用補正マトリクスメモリ17
aから読み出す。補正画像生成部18は図4に示すよう
な乗算部18aを具備しており、この乗算部18aでR
用補正マトリクスVとフレームメモリ16から入力され
るR用画像信号としての劣化画像g(r)とを乗算する
ことによってR用補正画像fc (r)を生成して表示装
置19へ出力する。
【0033】次に色フィルタドライバ10によって回転
色フィルム8をG(緑)に設定するとともに、RGB選
択信号によってG用補正マトリクスメモリ17bを選択
する。
【0034】G用画像を得るためのレンズの焦点距離は
変化させない。よって、コントロール部12から出力さ
れる焦点距離情報fはR用画像の時に用いたものと同じ
データである。
【0035】補正画像生成部18は撮影被写体1を撮影
して得られたG用画像データをフレームメモリ16から
読出してこれにG用補正マトリクスメモリ17bからの
G用補正マトリクスVを乗算してG用補正画像fc
(r)を求め、これを表示装置19へ出力する。以下、
同様にして得られたB(青)用画像データについても、
B用補正マトリクスメモリ17cからのB用補正マトリ
クスVを乗算してB用補正画像fc (r)を求めて表示
装置19へ出力する。
【0036】表示装置19はこのようにして得られたR
用、G用、B用補正画像fc (r)を合成して得られる
合成画像を表示する。以上、第1実施形態によれば、撮
影光学系の特性にかかわらず、撮像によって劣化した画
像を正確に元の画像に復元することができる。これによ
って撮影光学系の構成を安価な構成とすることができ
る。すなわち、安価なレンズや簡易な撮影光学系あるい
は精度の高くないAF機構を用いたことにより、あるい
は焦点を合わせるための機構を持たないために撮像時の
画像が劣化しても、本実施形態の補正マトリクスを用い
て補正することにより元の画像を正確に復元することが
できる。また、本実施形態はR、G、Bの3色それぞれ
について補正マトリクスを用意しているので、安価なレ
ンズを用いたために色収差が発生してもこれを補正して
元の画像を復元できる。なお、色収差の少ないレンズを
用いた場合は、RGBの3色について補正マトリクスを
求める必要はなく、輝度データのみでよい。
【0037】なお、補正マトリクスメモリ17として着
脱可能なメモリカードを用い、例えばレンズ4を他のレ
ンズと交換したときにこれに合わせて他のメモリカード
と交換するようにしてもよい。
【0038】以下に本発明の第2実施形態を説明する。
第2実施形態は実際に使用される撮影光学系を用いて被
写体の撮像を行い、得られた画像を学習データとして用
いる。ここでは、図5に示すような構成の撮影光学系を
用いるものとする。この構成は図1に示す第1実施形態
の構成において補正マトリクス学習回路20と学習デー
タメモリ21とからなる回路ブロックをさらに設けた点
が主として第1実施形態と異なる。この回路ブロックは
フレームメモリ16と補正画像生成部18との間に設け
られた学習切り替えスイッチ22と、コントロール部1
2と被写体位置検出装置13と、補正マトリクスメモリ
17に接続されている。他の構成は第1実施形態と同様
なのでここでは説明を省略する。
【0039】まず、学習切り替えスイッチ22をa側に
し、撮影被写体1の像がCCD9にピントがあって結像
するようなレンズ4の焦点距離をコントロール部12に
入力する。ここで、コントロール部12へのレンズ4の
焦点距離の入力は、撮影光学系7がAF機能を有してい
るときには図示しないAF制御部が行い、撮影光学系7
がAF機能を有していないときには操作者がマニュアル
で行う。レンズドライバ5はこの設定された焦点距離に
なるようにレンズ4を駆動してその位置を調節する。次
に、色フィルタドライバ10によって回転色フィルタ8
をR(赤)に設定した後、焦点距離の設定されたレンズ
4を通して撮影被写体1を撮影してCCD9で物体光を
検出し電気信号として出力する。ここで撮影被写体1と
しては第1実施形態で用いた図7に示すようなパターン
を用いる。ただし、第2実施形態では図7に示すような
パターンを有する実際のチャート紙を撮影被写体1とし
て用いる。CCD9から出力された電気信号はプリアン
プ14で増幅され、A/D変換器15でデジタル信号に
変換された後、画像データとしてフレームメモリ16に
蓄えられる。また、フレームメモリ16に書き込まれた
画像データは学習データとして学習データメモリ21に
も書き込まれる。同様にして回転色フィルタ8を切り替
えてG(緑)、B(青)についても上記の操作を行って
得られた画像データを学習データメモリ21に書き込
む。このとき、コントロール部12からの焦点距離情報
fと、被写体位置検出装置13からの被写体位置情報q
も検出されて学習データメモリ21に記憶される。
【0040】この学習データメモリ21に記憶した画像
データは、以下で詳述する理想画像f(i)として用い
られる。次に、劣化画像を取り込むために、焦点距離、
被写体位置及び色フィルタを変えて撮影被写体1を撮影
し上記に示した操作と同様に画像データを学習データメ
モリ21に蓄える。このとき、コントロール部12から
の焦点距離情報fと、被写体位置検出装置13で検出さ
れた被写体位置情報qも学習データメモリ21に記憶さ
れる。焦点距離情報f、被写体位置情報q及び色フィル
タ情報と、画像データは対応付けて学習データメモリ2
1に記憶される。
【0041】以下に、このようにして求められた学習デ
ータを用いて最適な補正マトリクスを求める方法を説明
する。ここでは、P枚の画像データがあるものとしてこ
れに対応する理想画像f(i) と劣化画像g(i) を用いて
補正マトリクスを決める。
【0042】ここでは理想画像f(i) 、劣化画像g
(i) 、補正画像fc (i) を第1実施形態と同様に行列表
記を用いて、 F=(f(1) ,f(2) ,…,f(P) ) G=(g(1) ,g(2) ,…,g(P) ) Fc =(fc (1) ,fc (2) ,…,fc (P) ) Fc =VG のように定義する。
【0043】そして、補正マトリクスVの初期行列V
(1) を与え、以下の(7)式及び(8)式に基づいて補
正マトリクスVを評価する。ここでは評価関数eとして
以下の式を用いる。
【0044】
【数3】
【0045】de/dVが0になったときに評価関数e
が最小と考えられるが、ここでは冗長性をもたせて最小
値よりも所定の値だけ大きい値ec を用い、eがec
りも小さくなったとき、すなわち、次の(8)式を満た
したときに評価を打ち切るものとする。
【0046】 e<ec …(8) まず、補正マトリクスが初期行列V(1) であるときの評
価関数eを求め、このeが(8)式を満たしているかど
うかを判断する。ここで満たしている場合は初期行列V
(1) を補正マトリクスとして採用するが、満たさない場
合は以下の(9)、(10)式に基づいて補正マトリク
スを更新する。
【0047】 V(k+1) =V(k) −γ(de/dV(k) ) …(9) のように与えると、 V(k+1) =V(k) −γ(Fc −F)Gt =V(k) −γ(V(k) G−F)Gt =V(k) (I−γGGt )+γFGt …(10) そして、(8)式を満たしたときの補正マトリクスの値
を最適な補正マトリクスVとして採用する。
【0048】以下に、図6のフローチャートを用いて上
記した補正マトリクスVを求める動作をさらに説明す
る。まず、撮影したP枚の学習データとしての劣化画像
を準備する(ステップS1)。次に、初期補正マトリク
スV(1) を用いて(7)式の評価関数eの計算を行う
(ステップS2)。初期補正マトリクスとして通常は単
位行列を用いるが、必要に応じて他の行列を用いても良
い。次に評価関数eが閾値以下かどうか、すなわち
(8)式を満たすかどうかを判断し、YESの場合は初
期補正マトリクスを正規の補正マトリクスとする(ステ
ップS9)。ここでNOの場合は、ステップS4に進ん
で(10)式に基づいて補正マトリクスの更新を行って
暫定補正マトリクスを決定する(ステップS4,S
5)。次にこの暫定補正マトリクスを用いて評価関数e
の計算を行い、これが(8)式を満たすかどうかを判断
する(ステップS6,S7)。ここでNOの場合はステ
ップS8に移行して(10)式に基づいて補正マトリク
スを更新した後、ステップS5に戻って次の暫定補正マ
トリクスVを決定して上記した処理を反復する。
【0049】上記した処理を評価関数eが(8)式を満
たすまで繰り返し、満たしたときの補正マトリクスの値
を正規の補正マトリクスVとする(ステップS9)。最
終的に得られた補正マトリクスは補正マトリクスメモリ
17のR用補正マトリクスメモリ17aに書き込まれ
る。上記の方法で補正マトリクスが求められない場合は
初期補正マトリクスを設定し直して学習を行う。
【0050】このようにしてR(赤)用の各焦点距離情
報f及び各被写体位置情報qに関する補正マトリクスを
求めた後、同様にしてG(緑)、B(青)用の各焦点距
離情報f及び各被写体位置情報qに関する補正マトリク
スを求めてG用補正マトリクスメモリ17b、B用補正
マトリクスメモリ17cにそれぞれに書き込む。この場
合も図3に示すように、各被写体位置q1 ,q2 ,…q
n と各焦点距離f1 ,f2 ,…fn とが対応づけられて
書き込まれる。
【0051】このようにして補正マトリクスVが補正マ
トリクスメモリ17に記憶された後は、学習切り替えス
イッチ22をb側に切り替えて、補正マトリクス20と
学習データメモリ21とからなる回路ブロックを本撮像
装置から取り外しても良い。この回路ブロックが取り外
された状態で本撮像装置を市場に出荷した方が装置全体
を安価に供給できる。
【0052】以下に、被写体の撮像によって劣化した画
像を補正マトリクスメモリ17に記憶された補正マトリ
クスを使用して劣化画像を補正する補正動作を説明す
る。まず、レンズ4の焦点距離をコントロール部12に
入力すると、焦点距離設定回路6はコントロール部12
からの指令によって焦点距離を設定する。レンズドライ
バ5はこの設定された焦点距離になるようレンズ4を駆
動してその位置を調節する。ここで、第2実施形態では
比較的安価なレンズを用い、かつ撮影光学系を小型にす
るためにできるだけ簡易な構成にしているので、焦点位
置の調節を行ってもレンズの収差などにより良好な合焦
状態が得られず撮像時の被写体像が劣化してぼける場合
がある。しかしながら、この時点で画像が劣化しても後
述する補正マトリマクスを使用した補正処理によって元
の画像を復元することができる。
【0053】次に、色フィルタドライバ10によって色
フィルタ9をR(赤)に設定して、焦点距離の設定され
たレンズ4を通して撮影被写体1を撮影し、CCD9で
物体光を検出して電気信号として出力する。この電気信
号はプリアンプ14で増幅され、A/D変換器15でデ
ジタル信号に変換される。このデジタル信号はフレーム
メモリ16に蓄えられた後、R用画像信号g(r)とし
て補正画像生成部18へ出力される。
【0054】このとき、補正マトリクスメモリ17に
は、コントロール部12からの焦点距離情報f及びRG
B選択信号と、被写体位置検出装置13からの被写体位
置情報qとが供給される。そしてRGB選択信号によっ
てR用補正マトリクスメモリ17aが選択され、焦点距
離情報fと被写体位置情報qによってR用補正マトリク
スメモリ17aから対応するR用補正マトリクスVが選
択されて補正画像生成部18に出力される。ここで、被
写体位置情報q及び焦点距離情報fと同一の値がR用補
正マトリクスメモリ17aにないときには、それぞれの
数値に近い被写体位置情報、焦点距離情報を用いて、R
用補正マトリクスVを選択し、R用補正マトリクスメモ
リ17aから読み出す。補正画像生成部18は、このR
用補正マトリクスVとフレームメモリ16からのR用画
像信号g(r)とを乗算することによってR用補正画像
fc (r)を生成して表示装置19へ出力する。
【0055】続いて色フィルタドライバ10によって回
転色フィルタ8をG(緑)に設定する。ここでG用画像
を得るためのレンズの焦点距離は変化させない。よっ
て、コントロール部12から出力される焦点距離情報f
はR用画像の時に用いたものと同じデータである。撮影
被写体1を撮像して得られた画像をG用画像信号g
(r) として補正画像生成部18に入力する。同様にし
て焦点距離情報fと、被写体位置情報qとRGB選択信
号に基づいて今度はG用補正マトリクスメモリ17bか
ら対応する補正マトリクスVを選択して補正画像生成部
18に入力する。補正画像生成部18はG用画像信号g
(r)と補正マトリクスVとを乗算してG用補正画像f
c (r)を生成して表示装置19へ出力する。同様にし
て、B用補正画像fc (r)を得て表示装置19へ出力
する。表示装置19は入力されたR用、G用、B用補正
画像fc (r)を合成して得られる補正画像を表示す
る。
【0056】上記した第2実施形態によれば、撮影光学
系の特性にかかわらず、撮像によって劣化した画像を正
確に元の画像に復元することができる。これによって撮
影光学系の構成を安価な構成とすることができる。すな
わち、安価なレンズや簡易な撮影光学系あるいは精度の
高くないAF機構を用いたことにより、あるいは焦点を
合わせるための機構を持たないために撮像時の画像が劣
化しても、補正マトリクスを用いて補正することにより
元の画像を正確に復元することができる。特に第2実施
形態では実際の撮影光学系を用いた学習によって補正マ
トリクスを求めているので、より精度の高い補正マトリ
クスを得ることができる。また、本実施形態はR、G、
Bの3色それぞれについて補正マトリクスを用意してい
るので、安価なレンズを用いたために色収差が発生して
もこれを補正して元の画像を復元できる。なお、色収差
の少ないレンズを用いた場合は、RGBの3色について
補正マトリクスを求める必要はなく、輝度データのみで
よい。
【0057】なお、上記した第1及び第2実施形態で
は、レンズ4の焦点距離情報をレンズ4の位置を移動さ
せることで得ているが、この他に例えば液晶レンズを使
用しても実現できる。すなわち、液晶レンズを固定配置
し、この液晶レンズに印加する電圧を変化させることに
より、液晶内部の屈折率を変化させて焦点距離を変化さ
せるようにしてもよい。またレンズ4を単レンズにして
固定配置した光学系を使用しても良い。光学系を固定配
置することにより光学系をさらに小型にすることができ
る。
【0058】また、補正マトリクスは被写体の撮影に先
だってあらかじめ求めているので、撮影後の補正処理を
高速に行える利点がある。しかしながら本発明はこれに
限定されず、実際の撮影を行いながら補正マトリクスを
求めるようにしてもよい。これによってより精度の高い
補正マトリクスを得ることができる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、撮影光学系の特性にか
かわらず、撮像によって劣化した画像を正確に元の画像
に復元することができる。これによって撮影光学系の構
成を簡易かつ安価な構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る撮像装置の構成を
示す図である。
【図2】補正マトリクス学習回路の学習動作を説明する
ための図である。
【図3】補正マトリクスメモリのデータ構成を示す図で
ある。
【図4】補正画像生成部の構成を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る撮像装置の構成を
示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態の補正マトリクスの決定
動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】理想画像の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…撮影被写体、2…視野絞り、3…絞りドライバ、4
…レンズ、5…レンズドライバ、6…焦点距離設定回
路、7…撮影光学系、8…回転色フィルタ、9…CC
D、10…色フィルタドライバ、11…CCD、12…
コントロール部、13…絞りドライバ、14…プリアン
プ、15…A/D、16…フレームメモリ、17…補正
マトリクスメモリ、17a…R用補正マトリクスメモ
リ、17b…G用補正マトリクスメモリ、17c…B用
補正マトリクスメモリ、18…補正画像生成部、19…
表示装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系と、 この撮影光学系を介して入射される撮影被写体の物体像
    を撮像する撮像手段と、 前記撮影光学系と撮影被写体との間の距離を検出する被
    写体位置検出手段と、 前記撮影光学系の焦点距離を検出する焦点距離検出手段
    と、 前記撮影光学系と撮影被写体との間の複数の距離及び複
    数の焦点距離の組み合わせに対応した補正データが記憶
    された記憶手段と、 前記被写体位置検出手段及び前記焦点距離検出手段によ
    って検出された前記撮影光学系と撮影被写体との間の距
    離、及び撮影光学系の焦点距離とに対応する補正データ
    を前記記憶手段から読み出し、この読み出した補正デー
    タを用いて前記撮像手段によって撮像された物体像に対
    し補正処理を行う劣化画像補正手段と、 を具備したことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記撮影光学系、撮影被写体及び前記撮
    像手段の間の距離情報、前記撮影光学系の焦点距離情報
    及び前記撮影光学系に関する設計上の光学系情報とを用
    いて、 同一の撮影被写体の空間周波数情報から、計算により前
    記撮影光学系が合焦状態にあるときに理論的に前記撮像
    手段に結像する理想画像情報と、前記撮影光学系が非合
    焦状態にあるときに理論的に前記撮像手段に結像する劣
    化画像情報とを得て、これら理想画像情報と劣化画像情
    報とから計算により前記補正データを求めることを特徴
    とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 撮影光学系と、 この撮影光学系を介して入射される撮影被写体の物体像
    を撮像する撮像手段と、 前記撮影光学系の焦点距離を検出する焦点距離検出手段
    と、 前記撮影光学系の焦点距離を変化させる焦点距離変化手
    段と、 前記撮影光学系と撮影被写体との間の距離を検出する被
    写体位置検出手段と、 前記焦点距離変化手段に与える焦点距離の設定値を出力
    する焦点距離出力手段と、 前記撮影光学系と撮影被写体との間の複数の距離及び複
    数の焦点距離の組み合わせに対応した補正データが記憶
    された記憶手段と、 前記被写体位置検出手段及び前記焦点距離検出手段によ
    って検出された前記撮影光学系と撮影被写体との間の距
    離、及び撮影光学系の焦点距離とに対応する補正データ
    を前記記憶手段から読み出し、この読み出した補正デー
    タを用いて前記撮像手段によって撮像された物体像に対
    し補正処理を行う劣化画像補正手段とを有し、 同一の撮影被写体を前記撮影光学系が合焦状態にあると
    きに前記撮像手段に結像したときの像の理想画像情報
    と、前記撮影光学系から撮影被写体迄の任意の距離Aの
    もとで非合焦状態にあるときに前記撮像手段に結像した
    ときの像の劣化画像情報とを実際に得て、これら理想画
    像情報と劣化画像情報とから計算により前記撮影光学系
    から撮影被写体迄の任意の距離Aのもとでの前記補正デ
    ータを求めることを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、前記撮影光学系と撮影
    被写体との間の複数の距離及び前記撮影光学系の複数の
    焦点距離の組み合わせに対応した補正データを持ち、 前記劣化画像補正手段は、前記被写体位置検出手段が求
    めた距離情報及び前記焦点距離出力手段が出力した焦点
    距離情報に基づいて前記記憶手段から読み出した補正デ
    ータを用いて前記撮像手段で撮像された物体像に対し補
    正処理を行うことを特徴とする請求項3記載の撮像装
    置。
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