JP5597273B2 - 撮像装置及び画像処理方法 - Google Patents

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本発明は、撮像装置及び画像処理方法に関し、更に詳しくは、撮像素子から得られる画像信号に基づいて焦点調節制御を行う撮像装置及びその画像信号の画像処理方法に関する。
デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置には、撮像レンズのフォーカス制御を自動的に行うオートフォーカス機構を備え、被写体が自動的に合焦状態となるように構成されたものがある。このオートフォーカス機構は、合焦方式の原理から、測距方式とピント検出方式とに分類される。測距方式は、被写体までの距離を測定し、これに応じてレンズ位置を制御するものである。ピント検出方式は、撮像面でのピントを検出し、ピントの合った位置にレンズの位置を制御するものである。代表的なピント検出方式として、コントラスト検出方式、位相差検出方式等があるが、ピント検出方式については、その原理が、例えば、特許文献1等に開示されている。
ここで、図10〜図12を参照してピント検出方式について説明する。例えば、ピントが合った合焦時には、図10(a)に示すように、撮像レンズ1の各部を通過した光a0、b0、c0が撮像面mに収束し、図10(b)に示すように、撮像面mでピントの合った像Z0が得られる。
図10(a)及び図10(b)に示す合焦状態よりも後方に焦点位置がずれた、いわゆる後ピン状態が図11に示されている。図11(a)に示すように、撮像レンズ1の各部を通過した光a1、b1、c1が、撮像面mよりも後に収束し、図11(b)に示すように、撮像面mでは各光がそれぞれ別の像Za1、Zb1、Zc1となっている。
また、いわゆる前ピン状態が図12に示されている。図12(a)に示すように、撮像レンズ1の各部を通過した光a2、b2、c2が、撮像面mよりも前で収束し、図12(b)に示すように、撮像面mでは各光がそれぞれ別の像Za2、Zb2、Zc2となっている。
図11〜図12から分かるように、前ピン状態と後ピン状態とでは、像のずれる方向が逆になり、ずれる方向とずれ量を、いわゆるデフォーカス量と呼んでいる。デフォーカス量と、フォーカスレンズを合焦位置まで駆動する量との関係は光学系により決まっているため、フォーカスレンズを合焦位置まで移動させることによって、オートフォーカス制御を行うことができる。
位相差検出方式におけるデフォーカス量の演算処理については、特許文献2等に、公知の「MINアルゴリズム」として開示されている。図13は、MINアルゴリズムにより、位相差の相関を検出するための一般的なカメラ内部の構成である。レンズから入射した光は、45度傾けて取り付けられたメインミラーの後ろに取り付けられたサブミラーによって、カメラ下方に反射される。そして、二次結像レンズにより2つの像に分離されて、不図示のAFセンサに入射される。そして、これら2つのAFセンサからの出力データを取り込み、センサ出力の相関を取る。それぞれのセンサ出力を、センサ1、センサ2とし、センサ1のデータをA[1]〜A[n]、センサ2のデータをB[1]〜B[n]とすると、相関量U0は、以下の数式(1)で表される(図14(a))。
Figure 0005597273
(min(a,b)は、a,bの小さい値)
まず、U0を計算する。次いで、図14(b)のように、A像をAFセンサの1ビット分だけシフトさせたデータとB像のデータの相関量U1を計算する。U1は、以下の数式2で表される。
Figure 0005597273
(min(a,b)は、a,bの小さい値)
このように1ビットずつシフトした相関量を次々計算する。2像が一致していれば、この相関量は最大となるので(図14(c))、その最大値を取るシフト量と方向を求める。この値が、デフォーカス量となる。
ところで、特許文献3は、位相差検出方式を行う装置として、図15に示すようなフィルターカラー配列を有し、光学像を電気信号に変換する光電変換セルが2次元に配列された撮像素子を開示している。図15に示すように、一部の光電変換セルが第1の位相センサS1、第2の位相センサS2として、画像データを形成する目的以外の、位相差検出方式での焦点検出に使用されている。特許文献3によれば、図13で示したようなAFセンサへの結像レンズや、位相差を設けるための二次結像レンズ等が必要無くなり、撮像装置を小さくすることができ、コストを低減することができる。
また、特許文献4では、撮像素子の焦点検出画素の形状について開示されている。特許文献4では、図16に示すような、撮像素子の配列となっており、基本画素配列は、緑画素、赤画素、青画素のベイヤー配列となっている。また、撮像素子の左上から右下の対角線上の画素は、焦点検出用の画素となっている。その他の画素は、画像データを生成するための画素となっている。
図17は、図16に示した撮像素子の焦点検出画素の一部を切り出し、詳細に説明した図である。この図では、2つの焦点検出画素、1つの赤画素、1つの青画素で構成される4画素の拡大図を示し、開口部の形状について説明している。左上と右下の画素が焦点検出画素(緑色画素)、右上が赤画素、左下が青画素である。11は各開口部の上面に配置されるマイクロレンズである。37a、37bは隣り合う焦点検出画素におけるマイクロレンズ11の中心位置である。36は、隣接して1列に並んだ焦点検出画素のマイクロレンズの中心が通る直線である。38a、38bはそれぞれ焦点検出画素ではない通常の青画素及び赤画素の開口部である。39a、39bは焦点検出画素の開口部であり、通常の緑画素の開口部を縮小中心35a、35bを中心としてそれぞれ縮小した形状になっている。ここで縮小中心35a、35bは、緑画素の中心位置37a、37bを直線36上でそれぞれ逆向きに動かした点である。焦点検出画素の開口部39a、39bは、縮小中心35a、35bを中心として縮小した形状である。そのため、隣り合う画素同士で異なる向きに偏りをもったものとなる。また、直線36と垂直な線46に対して、線対称な形状となっている。
また、特許文献5では、1画素に対し、複数の光電変換部を有する撮像素子において、画像データを読み出す場合は、複数の光電変換部の電荷を加算して読み出す。そして、焦点検出処理を行う場合は、各光電変換部の電荷を独立に読み出し、読み出した電荷に対応するデータを、位相差検出方式の焦点検出処理に使用する。また、焦点検出処理時の画像補正処理を、加算読み出し時の画像補正処理と異なった処理を行うことで、精度の高い焦点検出を行っている。
特開平4−267211号公報 特開平9−43507号公報 特開2000−156823号公報 特開2005−303409号公報 特開2002−131623号公報 特開2000−041179号公報 特開2000−324505号公報
しかしながら、特許文献4では、撮像素子の焦点検出画素を、撮像素子の左上から右下の対角線上に配し、その形状及び開口は、マイクロレンズ11の中心から偏心した点を中心とした、通常画素より縮小したものとなる。そのため、通常画素とは開口率が異なり、更に、マイクロレンズ11の中心から偏心しているために、マイクロレンズ11から得られる光量が、通常画素とは異なる。
特許文献6では、光学レンズを通して入力される光量が、レンズの光軸から距離が離れるにつれて少なくなるというシェーディング特性を補正するシェーディング補正方法が開示されている。撮像レンズから撮像素子に入射する光束は、その撮像面に対し鉛直に入射する成分のほかに、斜め方向から結像する光の成分が多くある。撮像面に画素に対応して配置されたマイクロレンズによって集光される光の錯乱円は、撮像素子の各画素の中心部分に均一に形成されるとは限らず、各画素の位置に応じて画素中心からずれる。このため、撮像素子の撮像面の周辺部に配置された受光部では、均一照度の平面を撮影した場合でも、撮像レンズの光軸付近の撮像面中心部分における受光部よりも受光量が低下する。この結果、撮像素子から出力される撮像信号には、撮像面の位置によって明るさが均一とはならずに明暗のひずみを生ずる輝度シェーディングが発生し、画像品質が低下する。
例えば、特許文献7等に、シェーディング補正の補正方式として、次の方法が開示されている。先ず、輝度シェーディング補正を行うための、光学系の状態に応じたテーブル値として予め、撮像状況に応じた複数のシェーディング補正データを準備する。そして、画像データを生成する画像処理部において、適正に選択されたテーブル値を用いて補正する。しかしながら、撮像素子の全ての画素に対してシェーディング補正データを持つと、データサイズが大きくなり、フラッシュROMやメモリが大きくなるため、コストが増大する。そのため、特許第03824237号公報では、撮像素子の中心から各画素までの距離に応じたゲインを乗算することによって、演算によってシェーディング補正データを生成する方式が提案されている。このように、シェーディング補正データを部分的に持ち、各画素のシェーディング補正データを演算によって求める場合、焦点検出画素に対しては撮像素子のマイクロレンズの特性や開口の形状から、通常画素と同様の演算方式を適用できない。
更に、特許文献4では、焦点検出画素についての輝度シェーディング補正については述べられていない。通常画素に対して開口率が異なり、マイクロレンズ11の中心から偏心した開口形状の焦点検出画素に対し、通常画素に最適化されたシェーディング係数を用いてシェーディング補正を行うと、位相差検出のためのデフォーカス量算出の精度に影響を及しうる。
また、特許文献5では、通常画素の輝度シェーディングについては、ピークレベルの輝度シェーディングのみを施す。これに対し、焦点検出画素については、ピークレベルの輝度シェーディングと、ダークレベルの輝度シェーディングを施すことによって、通常画素と比較して、光量分布をより均一化させるための精度の高いシェーディング補正を行っている。しかしながら、上述したように通常画素と焦点検出画素とで、別々のシェーディング補正を行うと、画像データの生成と、デフォーカス量算出のための処理を同時に行うことができない。そのため、デフォーカス量算出までの時間を、比較的長く要するという問題点がある。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、マイクロレンズの光軸から偏心した開口部を通して瞳分割された光を受光する焦点検出画素を用いて、より精度の高い焦点検出を行えるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、光学系を通して入射した光を、複数のマイクロレンズを介して対応する画素に集光させるとともに、前記複数のマイクロレンズを介して異なる瞳位置の像を検出するための画素を含む撮像素子であって、記録用の撮影画像に用いる信号を構成する第1の画素信号と位相差AFに用いる像を構成する第2の画素信号とを逐次出力可能な撮像素子と、前記撮像素子を駆動するためのタイミング情報を出力するタイミング発生手段と、前記撮像素子から逐次出力された信号に対して前記タイミング発生手段が出力するタイミング情報に応じて逐次入力する信号が前記第1の画素信号か第2の画素信号かを逐次判断し、当該逐次入力する信号が前記タイミング発生手段の出力するタイミング情報に応じて第1の画素信号と判断された場合には第1の撮像画素用のシェーディング補正係数を用いて逐次シェーディング補正を行うとともに、当該逐次入力する信号が前記タイミング発生手段の出力するタイミング情報に応じて前記第2の画素信号と判断された場合には第2の撮像画素用のシェーディング補正係数を用いて逐次シェーディング補正を行う補正手段とを備える。
本発明によれば、マイクロレンズの光軸から偏心した開口部を通して瞳分割された光を受光する焦点検出画素からの画像信号を用いて焦点検出を行う場合でも、焦点検出画素に適したシェーディング補正を行うため、より精度の高い焦点検出を行うことができる。
本発明の好適な第1〜第4の実施形態に係るデジタルスチルカメラの機能構成の概略を示すブロック図である。 本発明の好適な第1、第2、第4の実施形態に係るデジタル信号処理部の詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の好適な第1の実施形態に係るROMのメモリ構成を示す説明図である。 本発明の好適な第1の実施形態に係るシェーディング補正処理を説明したフローチャートである。 本発明の好適な第2の実施形態に係るROMのメモリ構成を示す説明図である。 本発明の好適な第2の実施形態に係るシェーディング補正処理を説明したフローチャートである。 本発明の好適な第3の実施形態に係るデジタル信号処理部の詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の好適な第3の実施形態に係るシェーディング補正処理を説明したフローチャートである。 本発明の好適な第4の実施形態に係るシェーディング補正処理を説明したフローチャートである。 ピント検出方式について説明した図である。 ピント検出方式について説明した図である。 ピント検出方式について説明した図である。 位相差を検出するための一般的なカメラ内部の構成を示す図である。 相関計算を説明した図である。 位相差検出方式を行う撮像素子の構成を示す図である。 撮像素子の焦点検出画素の形状を示す図である。 図16に示した撮像素子の焦点検出画素の一部を切り出し、詳細に説明した図である。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の好適な第1の実施形態に係る一般的なデジタルスチルカメラの機能構成の一例を示すブロック図である。
100は、被写体像を撮像するための光学系であり、撮像レンズ、シャッター、絞り等で構成される。また、本実施形態での撮像レンズには、焦点距離が可変のズームレンズが搭載されている。101は、光学系100を介して入射する光を受光して光電変換する撮像素子であり、例えば、CCD(Charge Coupled Devices)やCMOSセンサ等によって構成される。また、本第1の実施形態では、撮像素子101は画像データを生成する目的である通常画素(撮像画素)と、焦点検出に使用する焦点検出画素とで構成されるものである。102は、光学系の駆動を行うアクチュエータにより構成される光学系駆動部であり、例えば、オートフォーカス時に光学系100を合焦位置まで移動させるなどのレンズ駆動等を行う。103は、撮像素子駆動部である。撮像素子101が、例えばCCDやCMOSセンサによって構成されている場合に、光電変換された電気信号を読み出すための水平および垂直転送駆動信号を生成する。
104は、アナログ処理部であり、入力される画像信号に含まれるリセットノイズを除去する不図示の相関二重サンプリングと、画像信号のレベルを利得を変えて増幅する利得可変増幅等を行う。105は、アナログ処理部104より出力されたアナログデータをデジタルデータに量子化するA/D変換部である。108は、A/D変換部105から出力されたデジタルデータを画像処理するデジタル信号処理部である。一般的には、ホワイトバランスの調整や、ゲイン調整、フィルタリング処理、補間処理等を行い、適切な画像サイズにリサイズし、圧縮処理を行い、メディア112に記録する。或いは、表示部111のLCD等に表示を行うための処理を行う。更に、本実施形態においては、シェーディング補正処理も行う。
106は、光学系駆動部102、撮像素子駆動部103、アナログ処理部104、A/D変換部105、デジタル信号処理部108へのタイミング信号を生成し送信するためのタイミングジェネレータである。107は、デジタル信号処理部108の処理過程において、中間データをバッファしておくための、外部メモリである。109は、カメラ全体を制御するCPUである。110は、ユーザが外部からカメラを制御するために操作されるスイッチ等の操作部である。113は、CPU109の命令等が格納されているROMである。本実施形態では、ROM113に、シェーディング補正を行うためのシェーディング補正データが格納されている。
図2は、図1における、デジタル信号処理部108の機能の一部を詳細にしたブロック図であり、シェーディング補正処理の動作について説明するための図である。
200は、シェーディング補正を行うシェーディング補正部である。A/D変換部105より入力された、撮像素子101上の通常画素から読み出された画像データ、或いは、焦点検出画素から読み出された焦点検出用の信号(焦点検出データ)について、シェーディング補正を行うための演算処理を行う。201は、シェーディング補正係数生成部であり、タイミングジェネレータ106からのタイミング信号から撮像素子101の画素位置を判定し、後述のROMアドレス生成部202に対してシェーディング補正データを読み出すためのリクエスト信号を生成する。本リクエスト信号は、ROM113から読み出すシェーディング補正データが、通常画素用(撮像画素用)か、焦点検出画素用かを判定可能な信号として送信される。シェーディング補正係数生成部201は、ROM113より読み出されたシェーディング補正データから、通常画素の場合は、各画素のシェーディング補正係数を算出し、シェーディング補正部200へ送信する。一方、焦点検出画素の場合は演算を行わず、読み出したシェーディング補正データをシェーディング補正係数としてそのままシェーディング補正部200へ送信する。202は、ROMアドレス生成部である。シェーディング補正係数生成部201が生成したリクエスト信号より、シェーディング補正部200に入力されるデータが、通常画素か、焦点検出画素かを判定し、ROM113より、適切なシェーディング補正データを読み出す。
203は、シェーディング補正処理を除いた、その他のデジタル信号処理を行う画像処理部である。画像処理部203で行う処理は、シェーディング補正が施された焦点検出用データに対し、瞳位置の異なる画素をA画素、B画素とすると、それぞれに対して「MINアルゴリズム」によって算出された相関量の最大値を求める処理である、位相差検出処理を含む。但し、位相差検出処理については、CPU109が行ってもよい。位相差検出処理によって求められたデフォーカス量は、CPU109によって光学系駆動部102に送信され、光学系100のオートフォーカス機能を有したズームレンズを駆動させる。
図3は、ROM113のシェーディング補正データのみを記したメモリマップを示した図である。本第1の実施形態では、ROM113の物理アドレスに対して、通常画素用のシェーディング補正データが、0x1000000番地から、0x1FFFFFF番地のアドレスに、記憶されている。また、焦点検出画素用のシェーディング補正データが、0x2000000番地から、0x200FFFF番地のアドレスに記憶されている。また、アドレスに対して読み出されるシェーディング補正データは、通常画素については、撮像素子101の一部分のデータとし、各画素のシェーディング補正係数は、シェーディング補正係数生成部で算出される。一方、焦点検出画素については、各画素毎に、シェーディング補正係数としてデータを持つ。
ROMアドレス生成部202は、シェーディング補正係数生成部201が生成したリクエスト信号により、通常画素と判定した場合、0x1000000番地のアドレスを、ROM113に対して発行する。ROM113より読み出された通常画素用のシェーディング補正データを用いて、シェーディング補正係数生成部201において、シェーディング補正係数が算出される。その後、シェーディング補正係数はシェーディング補正部200へ送信され、A/D変換部105より入力される通常画素の画像データに対してシェーディング補正がなされる。
タイミングジェネレータ106が、次のタイミング信号をデジタル信号処理部108に送信すると、シェーディング補正係数生成部201は、次の撮像素子位置のアドレスからリクエスト信号を生成し、ROMアドレス生成部202へ送信する。ROMアドレス生成部202は、このリクエスト信号が、焦点検出画素と判定すると、前回の通常画素のアドレス値を保存して、焦点検出画素用のアドレス値0x2000000番地を、ROM113に対して発行する。ROM113より読み出された焦点検出画素用のシェーディング補正データは、シェーディング補正係数生成部201より、シェーディング補正係数として、そのままシェーディング補正部200へ送信される。そして、A/D変換部105より入力される焦点検出画素の焦点検出データにシェーディング補正がなされる。
一方、次のタイミング信号での撮像素子位置のアドレス値が、通常画素のものであれば、ROMアドレス生成部202は、前回の焦点検出画素のアドレス値を保存する。そして、通常画素のアドレス値として、保存されていたアドレス値に1を加算して、次の通常画素のアドレス値である0x1000001番地のアドレスを、ROM113に対して発行する。同様に、次のタイミング信号で、焦点検出画素と判断された場合は、前回の通常画素のアドレス値0x1000001番地を保存して、前回の焦点検出画素のアドレス値に、1を加算したアドレス値である0x2000001番地を、ROM113へ発行する。
次に、図4のフローチャートを用いて、本第1の実施形態におけるシェーディング補正処理について説明する。なお、図4において、NORM_ADDRは、デジタル信号処理部108のシェーディング補正部200で次に処理を行う通常画素用のシェーディング補正データが格納されているROM113のアドレス値である。AF_ADDRは、デジタル信号処理部108のシェーディング補正部200で次に処理を行う焦点検出画素のシェーディング補正データが格納されているROM113のアドレス値である。ROM_ADDRは、ROM113へ出力される実際のアドレス値である。
ステップS400では、NORM_ADDR、AF_ADDRに、初期値を代入する。図3のROM113のメモリマップの例では、NORM_ADDRに、0x1000000番地、AF_ADDRに、0x2000000番地が代入される。
ステップS401では、画像データ(1画素分)が入力されたかどうかを判定する。ステップS401で画像データが入力されたと判定されると(ステップS401で「YES」)、ステップS402へ遷移する。
ステップS402では、入力された画像データが、通常画素の画像データか、焦点検出画素の焦点検出データか否かを判定する。この判定の結果、ステップS402で通常画素と判定されると(ステップS402で「YES」)、ステップS403においてシェーディング補正データをROM113から読み出すか否かを判定する。
ステップS403でROM113から読み出すと判定されると、ステップS404に遷移する。ステップS404では、通常画素アドレスNORM_ADDRを1増やすと共に、ROM_ADDRに、この通常画素アドレスNORM_ADDRを1増やしたアドレス値を設定する。そして、ROM_ADDRに基づいてROM113より通常画素用のシェーディング補正データを読み出す。
一方、ステップS403でROM113から読み出さないと判定されると、ROM113からシェーディング補正データを読み出さずに、直接ステップS405に進む。
ステップS405では、ステップS404でROM113より通常画素用のシェーディング補正データが読み出されている場合、読み出された通常画素用のシェーディング補正データからシェーディング補正係数を算出する。また、ROM113からシェーディング補正データを読み出さなかった場合、それまでに読み出した通常画素用のシェーディング補正データと、通常画素の位置とに基づいて、シェーディング補正係数を算出する。
一方、ステップS402で焦点検出画素と判定された場合(ステップS402で「NO」)、ステップS406に遷移する。ステップS406では、焦点検出画素アドレスAF_ADDRを1増やすと共に、ROM_ADDRに、この焦点検出画素アドレスAF_ADDRを1増やしたアドレス値を設定する。そして、ROM_ADDRに基づいてROM113より焦点検出画素のシェーディング補正データを読み出し、ステップS407へ進む。
ステップS407では、通常画素の場合は、ステップS405で算出されたシェーディング補正係数によって、シェーディング補正が行われる。また、焦点検出画素の場合は、ROM113より読み出された焦点検出画素用のシェーディング補正データ(シェーディング補正係数)によって、シェーディング補正が行われる。
ステップS408では、ステップS407でシェーディング補正処理を行った画像データが、撮像素子101からの読み出しの最終画素か否かを判定する。最終画素であれば(ステップS408で「YES」)、処理を終了する。そうでなければ(ステップS408で「NO」)、ステップS401へ戻り、次の画像データの入力があるか否かの判定に再び遷移する。
本第1の実施形態では、焦点検出画素に対して、適正なシェーディング補正を行うことにより、精度の高い焦点検出を行うことが可能である。また、通常の画像データの生成と、焦点検出用のデータの生成を1回の撮像素子読み出し期間で処理することができるため、焦点検出を高速化することが可能である。
なお、本第1の実施形態では、通常画素の場合、ステップS405でシェーディング補正データからシェーディング補正係数を算出している。しかしながら、シェーディング補正係数を全ての通常画素について、ROM113に保持できるシステムであれば、シェーディング補正係数を演算せずに、そのまま使用してもよい。
(第2の実施形態)
図16は、第2の実施形態における通常画素と焦点検出画素の撮像素子の配列を示している。これの一部を拡大した図が、図17に示されている。図17の左上と、右下の画素は、焦点検出画素である。光学系100を通して入射した光を集光するマイクロレンズ11の中心と、通常画素の開口部の中心位置とは一致しているが、左上の画素の開口部(第1の開口部)の中心位置は、第1の方向としての右下へ偏心している。また、右下の画素の開口部(第2の開口部)の中心位置は、第2の方向としての左上に偏心している。それぞれは、光学系から見ると、瞳分割された、瞳位置の異なる焦点検出画素であり、左上の焦点検出画素をA画素(第1の焦点検出画素)、右下の焦点検出画素をB画素(第2の焦点検出画素)とする。これら焦点検出画素、A画素、B画素に対するシェーディング補正データを、別々に持たせる。
本第2の実施形態のカメラの構成は、上述した第1の実施形態の図1と図2で示すものと同様である。第1の実施形態と異なるのは、ROM113に格納する焦点検出画素用のシェーディング補正データを、A画素とB画素で別々に持つ点である。
図5は、ROM113のシェーディング補正データのみを記したメモリマップを示した図である。本第2の実施形態では、ROM113の物理アドレスに対し、通常画素用のシェーディング補正データは、0x1000000番地から0x1FFFFFF番地のアドレスに配置されている。焦点検出画素であるA画素についてのシェーディング補正データ(第1の焦点検出画素用補正データ)は、0x2000000番地から0x2000FFF番地のアドレス(第1の記憶領域)に配置されている。焦点検出画素であるB画素についてのシェーディング補正データ(第2の焦点検出画素用補正データ)は、0x2001000番地から0x2001FFF番地のアドレス(第2の記憶領域)に配置されている。
次に、図6のフローチャートを用いて、本第2の実施形態におけるシェーディング補正処理について説明する。なお、図6において、NORM_ADDRは、デジタル信号処理部108のシェーディング補正部200で次に処理を行う通常画素用のシェーディング補正データが格納されているROM113のアドレス値である。AF_A_ADDRは、デジタル信号処理部108のシェーディング補正部200で次に処理を行う焦点検出画素であるA画素のシェーディング補正データが格納されているROM113のアドレス値である。AF_B_ADDRは、デジタル信号処理部108のシェーディング補正部200で次に処理を行う焦点検出画素であるB画素のシェーディング補正データが格納されているROM113のアドレス値である。ROM_ADDRは、ROM113へ出力される実際のアドレス値である。
ステップS500では、NORM_ADDR、AF_A_ADDR、AF_B_ADDRに、初期値を設定する。図5のROM113のメモリマップの例では、NORM_ADDRに、0x1000000番地、AF_A_ADDRに、0x2000000番地、AF_B_ADDRに、0x2001000番地が代入される。
ステップS501では、画像データが入力されたかどうかを判定し、画像データ(1画素)が入力されたことが判定されると(ステップS501で「YES」)、ステップS502へ遷移する。
ステップS502では、入力された画像データが、通常画素の画像データか、焦点検出画素の画素データかを判定する。
ステップS502で通常画素と判定されると(ステップS502で「YES」)、ステップS503においてROM113からシェーディング補正データを読み出すか否かを判定する。
ステップS503でシェーディング補正データをROM113から読み出すと判定されると(ステップS503で「YES」)、ステップS504に遷移する。ステップS504では、通常画素アドレスNORM_ADDRを1増やすと共に、ROM_ADDRに、この通常画素アドレスNORM_ADDRを1増やしたアドレス値を設定する。そして、ROM_ADDRに基づいてROM113より通常画素用のシェーディング補正データを読み出す。
ステップS505では、ROM113より読み出された通常画素用のシェーディング補正データから各画素に対するシェーディング補正係数を算出する。
一方、ステップS502で焦点検出画素と判定された場合、ステップS506に遷移し、焦点検出画素がA画素かどうかの判定を行う。A画素と判定された場合、ステップS507に進み、A画素アドレスAF_A_ADDRを1増やすと共に、ROM_ADDRに、このA画素アドレスAF_A_ADDRを1増やしたアドレス値を設定する。一方、ステップS506にて、B画素と判定された場合、ステップS508に進み、B画素アドレスAF_B_ADDRを1増やすと共に、ROM_ADDRに、このB画素アドレスAF_B_ADDRを1増やしたアドレス値を設定する。そして、ステップS507またはS508では、ROM_ADDRに基づいてROM113よりA画素またはB画素用のシェーディング補正データを読み出す。
ステップS509では、通常画素の場合は、ステップS505で算出されたシェーディング補正係数によって、シェーディング補正が行われる。また焦点検出画素であるA画素又はB画素の場合は、ROM113より読み出された焦点検出画素用のシェーディング補正データによって、シェーディング補正が行われる。
ステップS510では、ステップS509でシェーディング補正処理を行った画像データが、撮像素子101からの読み出しの最終画素か否かを判定する。最終画素であれば(ステップS510で「YES」)、処理を終了する。そうでなければ(ステップS510で「NO」)、ステップS501へ戻り、次の画像データの入力があるか否かの判定に再び遷移する。
(第3の実施形態)
本第3の実施形態は、第1の実施形態に対して、焦点検出画素用のシェーディング補正データを、通常画素用のシェーディング補正データから算出する方式である。本第3の実施形態のカメラの構成は、第1の実施形態の図1と同様である。
図7は、本第3の実施形態におけるデジタル信号処理部108の機能の一部を詳細に示したブロック図である。以下、図7を参照して、通常画素用のシェーディング補正データから、焦点検出画素用のシェーディング補正係数を算出する処理について説明する。
300は、シェーディング補正を行うシェーディング補正部である。A/D変換部105より入力された、撮像素子101上の通常画素から読み出された画像データ、或いは、焦点検出画素から読み出された焦点検出用の信号(焦点検出データ)について、シェーディング補正を行うための演算処理を行う。301は、シェーディング補正係数生成部であり、タイミングジェネレータ106からのタイミング信号から、撮像素子101の画素位置を判定する。そして、後述のROMアドレス生成部302に対して、シェーディング補正データを読みだすためのリクエスト信号を生成する。本リクエスト信号は、ROM113から読み出すシェーディング補正データが、全て通常画素用とした信号として送信される。
302は、ROMアドレス生成部である。ROMアドレス生成部302は、シェーディング補正係数生成部301が生成したリクエスト信号に基づいて、ROM113からシェーディング補正データを読み出す。このときに読み出されるアドレスに対するシェーディング補正データは、撮像素子101の一部分の画素に対するデータのみである。また、読み出されるシェーディング補正データは、通常画素用のシェーディング補正データである。従って、A/D変換部105より入力される画像データが、焦点検出画素からのデータであったとしても、通常画素用に最適化されたシェーディング補正データがROM113から読み出されることになる。
シェーディング補正係数生成部301は、ROM113より読み出されたシェーディング補正データから、通常画素用のシェーディング補正係数S_normを算出し、焦点検出画素シェーディング補正係数生成部303及びセレクタ304へ送信する。そして、各画素のシェーディング補正係数は、シェーディング補正係数生成部301及び焦点検出画素シェーディング補正係数生成部303で算出される。
303は、ROM113から読み出され、演算処理された、通常画素用のシェーディング補正係数であるS_normから、焦点検出画素に適応したシェーディング補正係数を生成する、焦点検出画素シェーディング補正係数生成部である。焦点検出画素シェーディング補正係数生成部303では、S_a_up、S_a_low、S_b_up、S_b_lowの4種類のシェーディング補正データを生成することができる。304は、S_norm、S_a_up、S_a_low、S_b_up、S_b_lowの5種類のシェーディング補正係数から、シェーディング補正係数生成部301によって出力されるアドレス値を選択信号とするセレクタである。305は、シェーディング補正処理を除いた、その他のデジタル信号処理を行う画像処理部である。
本第3の実施形態における、焦点検出画素シェーディング補正係数生成部303により行われる、通常画素用のシェーディング補正係数から、焦点検出画素用のシェーディング補正係数を算出する方法について説明する。本第3の実施形態では、実施形態2と同様に、図16の撮像素子を使用し、また、その一部の拡大は、図17のようになる。図17では、左上の画素をA画素、右下の画素をB画素としているが、詳細については、第2の実施形態で説明しているので、省略する。一般的なデジタルカメラにおける輝度シェーディングでは、撮像レンズの光軸から距離が離れるにつれて光量が暗くなるというシェーディング特性がある。A画素については、図16の撮像素子101の中心から左上に配される画素については、開口部が撮像レンズの光軸方向に偏っている。一方、右下に配されるA画素については、開口部が撮像レンズの光軸から離れている。また、B画素については、図16の撮像素子の中心から左上に配される画素については、開口部が撮像レンズの光軸から離れている。一方、右下に配されるB画素については、開口部が撮像レンズの光軸に偏っている。
従って、本第3の実施形態では、焦点検出画素用のシェーディング補正係数を求めるとき、撮像レンズの中心に偏っている画素と、離れている画素とで、焦点検出画素用のシェーディング補正係数の算出方式を変えている。
また、通常画素と、A画素、B画素である焦点検出画素では、撮像素子101の開口部の開口率が異なる。焦点検出画素の開口率は、通常画素の開口率に対して小さい。よって、本第3の実施形態では、焦点検出画素用のシェーディング補正係数の算出では、通常画素の開口率と焦点検出画素の開口率の比を通常画素用のシェーディング補正係数に乗算している。
以上から、通常画素の開口率をα、焦点検出画素(A画素、B画素両方)の開口率をβとする。また、撮像レンズの光軸に偏っている焦点検出画素に施す係数値をm、撮像レンズの光軸から遠ざかっている焦点検出画素に施す係数値をnとする。また、撮像レンズの光軸に対して、左上のA画素のシェーディング補正係数をS_a_up、レンズの中心に対して、左上のB画素のシェーディング補正係数をS_b_upとする。また、レンズの中心に対して、右下のA画素のシェーディング補正係数をS_a_low、レンズの中心に対して、右下のB画素のシェーディング補正係数をS_b_low、とする。すると以下の式で表される。
S_a_up=S_norm×(α/β)×m
S_a_low=S_norm×(α/β)×n
S_b_up=S_norm×(α/β)×n
S_b_low=S_norm×(α/β)×m
本第3の実施形態では、A画素とB画素の開口率は同じとしたが、A画素と、B画素の開口率が異なる形状であれば、焦点検出画素の開口率βを、A画素とB画素それぞれ、独立に持ってもよい。同様に、m、nの係数についても、A画素、B画素で、別々に持ってもよい。
また、本第3の実施形態では、焦点検出画素シェーディング補正係数生成部303より、焦点検出画素用のシェーディング補正係数を求めたが、図7のCPU109によって算出してもよい。
次に、図8のフローチャートを用いて、本第3の実施形態におけるシェーディング補正処理について説明する。
ステップS600では、A/D変換部105から、画像データ(1画素)入力されたかどうかを判定している。
画素データが入力されると(ステップS600で「YES」)、ステップS601では、入力された画素に対応するシェーディング補正データをROM113から、読み出すか否かを判定する。
ステップS601でシェーディング補正データを読み出すと判定された場合(ステップS601で「YES」)、ステップS602においてROM113からシェーディング補正データを読み出す。ここでのシェーディング補正データは、撮像素子101の全画素について、通常画素用に最適化されたシェーディング補正データである。
ステップS603では、現在シェーディング補正しようとしている画素が、A画素か否かを判定する。
ステップS603でA画素と判定された場合(ステップS603で「YES」)、ステップS604では、撮像レンズの光軸に対して、左上に位置している画素か否かを判定する。
ステップS605では、撮像レンズの光軸に対して左上に位置しているA画素のためのシェーディング補正係数S_a_upを、ROM113から読み出した通常画素用のシェーディング補正データから算出する。ここでは、上述したように、シェーディング補正係数生成部301及び焦点検出画素シェーディング補正係数生成部303により算出される。
ステップS606では、撮像レンズの光軸に対して右下に位置しているA画素のためのシェーディング補正係数S_a_lowを、ROM113から読み出した通常画素用のシェーディング補正データから上述したようにして算出する。
また、A画素でない場合にはステップS607において、現在シェーディング補正しようとしている画素が、B画素か否かを判定する。
ステップS607でB画素と判定された場合(ステップS607で「YES」)、ステップS608では、撮像レンズの光軸に対して、左上に位置している画素か否かを判定する。
ステップS609では、撮像レンズの光軸に対して左上に位置しているB画素のためのシェーディング補正係数S_b_upをROM113から読み出した通常画素用のシェーディング補正データから上述したようにして算出する。
ステップS610では、撮像レンズに対して右下に位置しているB画素のためのシェーディング補正係数S_b_lowを、ROM113から読み出した通常画素用のシェーディング補正データから上述したようにして算出する。
一方、ステップS611では、現在シェーディング補正しようとしている画素が、通常画素であるため、通常画素用のシェーディング補正係数S_normを、ROM113から読み出したシェーディング補正データから算出する。ここでは、シェーディング補正係数生成部301により算出される。
このように、入力した画像データの画素の種類及び位置に応じて、ステップS605、ステップS606、ステップS609、ステップS610又はステップS611のいずれかのステップが実行される。そして、焦点検出画素及び通常画素それぞれに適切なシェーディング補正データが算出される。
ステップS612では、シェーディング補正係数生成部301又は焦点検出画素シェーディング補正係数生成部303より生成されたシェーディング補正係数を用いて、ステップS600にて入力された画像データに対して、シェーディング補正処理が行われる。
ステップS613では、ステップS612でシェーディング補正処理を行った画像データが、撮像素子101からの読み出しの最終画素か否かを判定する。最終画素であれば(ステップS613で「YES」)、処理を終了する。そうでなければ(ステップS613で「NO」)、ステップS600へ戻り、次の画像データの入力があるか否かの判定に再び遷移する。
(第4の実施形態)
本第4の実施形態では、第1の実施形態との相違点について説明する。図9は、本第4の実施形態のフローチャートを示す図である。図9の各処理は図4のフローチャートとほぼ同じあるため、同様の処理には同じ参照番号を付して各処理の詳細は省略する。本第4の実施形態では、ステップS406において焦点検出画素用のシェーディング補正データをROM113から読み出した後、ステップS405で通常画素と同様にシェーディング補正係数の算出を行う点が異なる。第1の実施形態では、焦点検出画素用のシェーディング補正データとしては、シェーディング補正係数がROM113に格納されている。そのため、ROM113から読み出したデータを加工することなくシェーディング補正係数として使用する。これに対し、本第4の実施形態では、焦点検出画素に対しても、シェーディング補正データからシェーディング補正係数を算出する必要のある形態でデータを格納しているため、シェーディング補正係数を算出する。焦点検出画素用のシェーディング補正係数の算出は、通常画素と同様の演算によって算出してもよいし、異なった演算方法によって算出してもよい。

Claims (10)

  1. 光学系を通して入射した光を、複数のマイクロレンズを介して対応する画素に集光させるとともに、前記複数のマイクロレンズを介して異なる瞳位置の像を検出するための画素を含む撮像素子であって、記録用の撮影画像に用いる信号を構成する第1の画素信号と位相差AFに用いる像を構成する第2の画素信号とを逐次出力可能な撮像素子と、
    前記撮像素子を駆動するためのタイミング情報を出力するタイミング発生手段と、
    前記撮像素子から逐次出力された信号に対して前記タイミング発生手段が出力するタイミング情報に応じて逐次入力する信号が前記第1の画素信号か第2の画素信号かを逐次判断し、当該逐次入力する信号が前記タイミング発生手段の出力するタイミング情報に応じて第1の画素信号と判断された場合には第1の撮像画素用のシェーディング補正係数を用いて逐次シェーディング補正を行うとともに、当該逐次入力する信号が前記タイミング発生手段の出力するタイミング情報に応じて前記第2の画素信号と判断された場合には第2の撮像画素用のシェーディング補正係数を用いて逐次シェーディング補正を行う補正手段と
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. シェーディング補正を行うための補正データを記憶する記憶手段を更に有し、
    前記補正手段は、前記撮像素子から出力され、前記逐次入力する信号が、前記第1の画素信号及び前記第2の画素信号の何れかに応じて、前記記憶手段に記憶された補正データから、前記第1の撮像画素用のシェーディング補正係数と、前記第2の撮像画素用のシェーディング補正係数のいずれかを逐次生成して補正することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. シェーディング補正を行うための補正データとして、前記第1の撮像画素用の補正データと、前記第2の撮像画素用の補正データとを記憶する記憶手段を更に有し、
    前記補正手段は、前記第1の撮像画素用のシェーディング補正係数を前記第1の撮像画素用の補正データから算出し、前記第2の撮像画素用のシェーディング補正係数として前記第2の撮像画素用の補正データを用いることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. シェーディング補正を行うための補正データを記憶する記憶手段と、
    前記タイミング発生手段の出力するタイミング情報に応じて前記シェーディング補正を行う画素の前記撮像素子における位置を判定する判定手段を更に有し、
    前記補正手段は、前記第1の撮像画素用のシェーディング補正係数、前記第2の撮像画素用のシェーディング補正係数のうち、前記判定手段により判定された前記シェーディング補正を行う画素の種類に対応するいずれかのシェーディング補正係数を前記補正データから算出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. シェーディング補正を行うための補正データとして、前記第1の撮像画素用の補正データと、前記第2の撮像画素用の補正データとを記憶する記憶手段を更に有し、
    前記補正手段は、前記第1の撮像画素用のシェーディング補正係数を前記第1の撮像画素用の補正データから算出し、前記第2の撮像画素用のシェーディング補正係数を前記第2の撮像画素用の補正データから算出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記位相差AFにより、合焦位置からのずれ量を算出する算出手段と、
    前記ずれ量に応じて前記撮像装置の光学系を前記合焦位置に移動させる移動手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記補正手段は、前記タイミング発生手段が出力するタイミング情報に応じて前記逐次入力する信号の画素位置を判定して当該逐次入力する信号が前記第1の画素信号か第2の画素信号かを判断することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記第1の撮像画素用のシェーディング補正係数は前記撮像素子の一部分の画素に対応するデータであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記第2の撮像画素用のシェーディング補正係数は画像データごとにあることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 光学系を通して入射した光を、複数のマイクロレンズを介して対応する画素に集光させるとともに、前記複数のマイクロレンズを介して異なる瞳位置の像を検出するための画素を含む撮像素子であって、記録用の撮影画像に用いる信号を構成する第1の画素信号と位相差AFに用いる像を構成する第2の画素信号とを逐次出力可能な撮像素子から出力される信号の画像処理方法において、
    取得手段が、タイミング発生手段から前記撮像素子を駆動するためのタイミング情報を取得する工程と、
    補正手段が、前記撮像素子から逐次出力された信号に対して前記タイミング発生手段から取得したタイミング情報に応じて逐次入力する信号が前記第1の画素信号か第2の画素信号かを逐次判断する工程と
    前記補正手段が、前記逐次入力する信号が前記タイミング情報に応じて第1の画素信号と判断された場合には第1の撮像画素用のシェーディング補正係数を用いて逐次シェーディング補正を行とともに、当該逐次入力する信号が前記タイミング発生手段の出力するタイミング情報に応じて前記第2の画素信号と判断されたの場合には第2の撮像画素用のシェーディング補正係数を用いて逐次シェーディング補正を行う工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
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