JP2003050617A - 異常予知・寿命管理システム - Google Patents

異常予知・寿命管理システム

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JP2003050617A
JP2003050617A JP2001236347A JP2001236347A JP2003050617A JP 2003050617 A JP2003050617 A JP 2003050617A JP 2001236347 A JP2001236347 A JP 2001236347A JP 2001236347 A JP2001236347 A JP 2001236347A JP 2003050617 A JP2003050617 A JP 2003050617A
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monitoring system
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JP2001236347A
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Takamasa Hattori
貴應 服部
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NST Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リアルタイムで遠隔地に設置された設備の動
作状態を各部位に亘りチェックし、専門家の立場で異常
の発見と対策の内容を生産工場側に知らせ、メンテナン
スの時期と必要な時間を決定し、設備の稼働率を向上さ
せることができる異常予知・寿命管理システムの確立。 【解決手段】 設備2と、該設備2の部位の近傍にその
動作状況を検出するセンサーS1、S2、・・Snと、
センサー群3が出力する信号を入力する制御装置4と、
該制御装置4と遠隔地にある監視システム10をインタ
ーネット1で結び、その設備の動作状況を前記監視シス
テム10へ通信し、前記部位の寿命を予測情報に基づい
て予測し異常が発生する前にメンテナンスを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異常予知・寿命管
理システムに関し、特に遠隔地に設置された設備の動作
状態の診断データおよび判断情報をインターネットを含
む通信回線経由で入手し、専門家が監視することによっ
て設備の故障停止に至る前にメンテナンスするシステム
に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】一般的な例として、生産工場においては
設置された生産設備の稼働率を向上するために、作業者
を2直、ないし3直で交替し勤務させていることが多
い。休日などを利用して生産設備のメンテナンスを行な
い週日の稼動を順調に行なえるよう努力している。しか
し機械の突発的な故障は皆無にはできず、その都度ライ
ン停止を余儀なくされている。大手の生産工場では専門
の技術者を配置して停止時間を最小にするよう作業を実
施している。
【0003】また設備のメンテナンスを行なうための技
術者を教育し、経験を豊富にすることは大変な費用負担
を生じ、中小企業では殆ど不可能に近いことである。さ
らに設備の機能が高度化してメンテナンスに相当な知識
が要求され、簡単にはできない。設備納入したメーカの
専門家と電話などで連絡しながら故障修理を行なうこと
も可能な場合が有るが、不慣れなために時間がかかり、
ミスも多くなり不都合なことが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】生産設備の各部の動作
状況を監視して、常に順調に動作していることを確認
し、各部に異常の発生を予知できる方法を確立すること
が必要で、そのためには各部の故障に至るまでの状態の
変化が現れることを夫々掴んでおく必要がある。そして
故障に至る前にメンテナンスして定常状態を保つことが
稼働率を向上する最良の方法である。
【0005】例えば設備の稼働時間、生産数量、往復動
部の往復回数、部分的温度上昇、振動量の変化、摺動部
のクリアランス変化、液体流量の変化等と、生産品の精
度変化の関係を明確にし、動作状態を診断する必要があ
る。さらに設備の専門家であるメーカ側の技術者へ診断
データおよび判断情報の伝達を定常的に行なうことが重
要である。リアルタイムで診断データおよび判断情報を
受け、装置の動作状態を各部に亘りチェックし、専門家
の立場で異常の発見と対策の内容を設備工場側に知ら
せ、メンテナンスの時期と必要な時間を決定するような
システムの確立をする必要がある。
【0006】この他病院においての治療機器についても
同様のことが言え、継続的に数時間に亘り動作する装置
で、例えば外科手術時に使う心電計等も、使用中の不具
合の発生は最悪事態である。
【0007】本発明は遠隔地に設置された設備の動作状
況を把握し、設備の稼働率を向上させることができる異
常予知・寿命管理システムの確立を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の異常予
知・寿命管理システムは顧客が購入設置した設備と、遠
隔地にある前記設備納入者の監視システムとをインター
ネットを含む通信回線で結び、前記設備の動作状況の診
断データおよび判断情報を前記監視システムに通信し、
故障する前の適期に前記設備納入者の専門家がメンテナ
ンスの要否を判断し、通知し、メンテナンスすることに
よって、その設備の不測の事故による停止時間を最小に
することを特徴としている。
【0009】請求項2の発明は請求項1の発明において
前記設備は動作状況を検出するセンサを各部に持ち、そ
のセンサから得られる情報を制御装置に集約し、その中
の診断データおよび判断情報を前記監視システムに送る
ことを特徴としている。
【0010】請求項3の発明は請求項2の発明において
前記制御装置は前記診断データおよび判断情報を、前記
通信回線を通じて前記監視システムに送るインターフェ
ースを持つことを特徴としている。
【0011】請求項4の発明は請求項1の発明において
前記通信回線に接続された前記監視システムは高速のサ
ーバを備え、前記制御装置からの診断データおよび判断
情報を収納し、前記設備毎のデータを解析することによ
って設備故障を事前に検出して、メンテナンス情報を発
信することを特徴としている。
【0012】請求項5の発明の異常予知・寿命管理シス
テムは顧客が購入設置した設備と、遠隔地にある前記設
備納入者の監視システムとをインターネットを含む通信
回線で結び、前記設備の動作状況の診断データおよび判
断情報を前記監視システムに通信している状態で、前記
設備の原因不明による突然の停止の発生に対して、設備
に保存された停止に至るまでの履歴記憶を、監視システ
ムに保存された過去の異常時データファイルと比較の
上、異常原因を究明し、メンテナンスを実施することを
特徴としている。
【0013】請求項6の発明は請求項5の発明において
前記設備に保存された停止に至るまでの履歴記憶を、エ
キスパートシステムによって監視システムに保存された
過去の異常時データファイルと比較し、異常原因の究明
を行ない、メンテナンス情報を発信することを特徴とし
ている。
【0014】請求項7の発明の異常予知・寿命管理シス
テムは顧客が購入設置した設備と、遠隔地にある前記設
備納入者の監視システムとをインターネットを含む通信
回線で結び、前記設備の動作状況の診断データおよび判
断情報を前記監視システムに通信し、故障する前の適期
に前記設備納入者の専門家がメンテナンスの要否を判断
し、通知し、メンテナンスすると共に併せて前記設備の
各部の寿命時期を明確にし、同時にメンテナンスするこ
とによって無駄を省いて保守効率を向上し、その設備の
不測の事故による停止時間を最小にすることを特徴とし
ている。
【0015】請求項8の発明は請求項7の発明において
前記設備の各部の寿命時期は設備毎、使用された部品毎
にメーカが設定しており、設備の機械別、部品別使用頻
度、使用環境等を考慮に入れて作成したファイルとの比
較によって、設備納入者が交換やオーバーホール時期を
定期的に決定して、メンテナンスを実施することを特徴
としている。
【0016】請求項9の発明の異常予知・寿命管理シス
テムは、設備と、該設備から離れたところにある監視シ
ステムをインターネット通信回線で結び、該設備側より
該設備の動作に異常が発生したか否かを確認する為のデ
ータを該監視システムへ通信し、該監視システムで該デ
ータを処理し、設備のメンテナンスの要否を判断し、そ
のデータを設備側に送信することを特徴としている。
【0017】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて前記設備の部位の近傍にはその動作状況を検出する
センサーが設けられており、該センサーからの出力信号
が通常値か異常値を判断し、異常時のときに、そのデー
タを前記監視システムに送る制御装置を有していること
を特徴としている。
【0018】請求項11の発明は請求項10の発明にお
いて前記制御装置はインターフェイスを介して、センサ
ーからの信号を受け、デジタル信号に変換し、該デジタ
ル信号を前記監視システムに送ることを特徴としてい
る。
【0019】請求項12の発明は請求項9、10又は1
1の発明において前記監視システムはサーバを備えて前
記制御装置からのデジタル信号を該サーバに収納し、前
記設備に関するデータを解析することによって設備のメ
ンテナンスを行なうことを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】図1から図6は、インターネット
(IT)活用による本発明の異常予知及び寿命管理シス
テムの実施形態の概略図を示している。
【0021】図1は、生産工場12などに設置されてい
る設備及び遠隔地に設置されている監視システム10を
インターネット1を介して接続した全体構成図を示して
いる。
【0022】図2は、図1における監視システムの設備
の動作状況を表示するモニタ画面図及びメニュー画面
図、図3は、図1における監視システムの使用開始にあ
たってのログ画面図及びログ記録開始条件を指定する画
面図、図4は、図1における監視システムの遠隔操作画
面図、図5は、図1における監視システムの生産管理画
面図、図6は、図1における監視システムの異常診断画
面図である。
【0023】図1において、12は生産工場である。1
は生産工場12に設置されている顧客が購入し、設置し
た設備に関するデータと例えば遠隔地の設備納入者の装
置メーカに設置されている監視システム10からのデー
タを通信回線で送受信するインターネット、2は生産工
場12などに設置されている設備、3は設備2の各部位
に備えた検知手段であり、センサーS1、S2・・・S
nを有している。センサーS1、S2、・・・Snは設
備2の各部位に設置され、その部位の動作状態や異常発
生等を検出している。
【0024】4は検知手段3から受信した信号をデジタ
ル信号に変換して出力する制御装置である。
【0025】生産工場12に設置された設備2は動作状
況を検出する検知手段3を各部に持ち、その検知手段3
から得られる情報を制御装置4に集約している。制御装
置4は検知手段3からの信号より、設備の稼動状況を記
録ないし監視し、異常が発生したと判断したときは、必
要なデータを後述する監視システム10に送信する。5
は制御装置4に設けられた周辺機器との接続のためのイ
ンターフェイス、6は電話回線と接続のためのモデム、
7はインターネット接続業者、8は工場内や事務所内に
張り巡らされたLAN(イーサネット(登録商標))で
ある。9はLAN8を制御するルータである。監視シス
テム10はインターネット1を介して送られてくる診断
データや判断情報から設備2毎の動作状況のデータを解
析する。
【0026】監視システム10では設備納入者の専門家
が、インターネットを介して送られてくる診断データや
判断情報及び設備2の使用頻度、使用環境、動作状況等
を考慮してメンテナンスの要否を判断する。そして、そ
の結果をインターネット1を介して設備購入者に知らせ
ている。11は膨大な量のデータを処理するため高速の
サーバである。
【0027】図1において、生産工場12は複数あり、
各生産工場と、遠隔地にある装置メーカの監視システム
10とはインターネット1で結ばれている。そして、複
数の生産工場では設備2の動作状況に異常が発生したか
否かを問合せる為に必要なデータを監視システム10に
通信する。ここで、生産工場内の制御装置4は検知手段
3の各センサーS1、S2・・・Snからの信号が予め
設定した通常値と異なった異常値が検出されたときは、
設備2に異常が発生した可能性があると判断する。そう
すると制御装置4はインターネット1を介して設備納入
者側の専門家に設備2に関する問合せをする為に設備2
の動作状況に関する診断データや判断情報等を監視シス
テム10に送信する。
【0028】監視システム10では設備納入者の専門家
が、複数の生産工場からインターネットを介して送られ
てくる診断データや判断情報及び設備2の使用頻度、使
用環境、動作状況等を考慮してメンテナンスの要否を判
断する。そして、その結果をインターネット1を介して
生産工場の設備購入者に知らせている。このように監視
システム10は設備2の各部位の動作状態の良否を判断
し、適期にメンテナンスをすることを図り、その設備2
の不測の停止時間を最小にする。
【0029】本実施形態では検出手段3で得られるデー
タが通常値のときは監視システム10にはデータ4を送
信せず、設備2に異常が発生したと判断したときに、そ
れらに関するデータを監視システム10に送信し、設備
のメンテナンスを効率的に行っている。
【0030】次に本実施形態の各構成の詳細について詳
述する。
【0031】設備2の動作状況を測定するために、被測
定部位に設けられたセンサー(測定装置を含む)S1、
S2、・・・Snは、各設備2の制御装置(PC機能を
含む)4に接続され、ルータ9またはモデム6経由でイ
ンターネット1と接続し、装置メーカのルータ9経由で
サーバ11やパソコンに接続されている。
【0032】設備2へのセンサー3の接続は測定する
(監視する)物理量によって測定器を次のようにする。
【0033】モータ : 電流、電圧、回転数、電流セ
ンサー、電圧計、積算回転計、速度、加減速時間、速度
センサー、加速度センサー シリンダ : 動作回数、動作積算距離、オートスイッ
チ、光電スイッチ 変位 : 主要な部分の相対的位置の寸法変化、デジタ
ルゲージ 傾き : コラム等の傾き、レベル計 振動 : 締結部や接続部の緩みによる振動の増加、振
動センサー、チャージ振動計 温度 : 局部の温度上昇、温度センサー、温度プロセ
スメータ 制御装置4は設備2に取り付けられた多数の検知手段3
から信号、診断データ、判断情報等を受け、デジタル信
号に変換し、インターネット1を通じて監視システム1
0に送るインターフェイス5を持っている。
【0034】監視システム10は膨大な量のデータを処
理する高速のサーバ11を備えてインターネット1に接
続され、制御装置4からのデジタル信号(診断データ、
判断情報)を収納し、設備毎の動作状況のデータを解析
することによって設備の動作状況を判断してメンテナン
ス情報を発信してメンテナンスを図っている。
【0035】又、監視システム10は設備2の原因不明
による突然の停止の発生に対しては、設備に保存された
停止に至るまでの履歴記憶(履歴情報)をエキスパート
システムによって監視システムに保存された過去の異常
時データファイルと比較の上、異常原因を究明し、メン
テナンス信号を発信して設備のメンテナンスを行ってい
る。
【0036】まず監視する設備2の状況を掴むために、 設備水平位置はXY方向の傾きを水準器で検知する。
【0037】データを出力する設備の稼働時間はON
時間とするかモーターなどの回転時間とする。
【0038】往復動部分は近接センサーで回数を検知
する。
【0039】部分的温度は温度センサーを取り付けて
測定する。
【0040】振動量は振動センサーを取り付けて測定
する。
【0041】摺動部は停止時に測定する等の方法でク
リアランスを測定する。 夫々のデータを設備2と連絡した制御装置4に入力す
る。制御装置4は通常と思ったデータのときは異常が発
生したか否かを確認する為に入力信号をデジタル信号に
変換し、インターネット1経由で監視システム10に伝
送する。このとき電話回線を利用することも可能であ
る。
【0042】伝送されたデータは装置メーカに設置され
たサーバ11に入力される。各センサーのデータを蓄
え、正常状態のデータを基準値として、その基準値から
インターネット1で伝送されてくる遠隔地にある生産工
場12の設備2の各被測定部に設けられているセンサー
3で得られる値を受け、これらの値を処理し異常とする
かを設定してメンテナンスの必要性を生産工場12に通
知する。この値は通常、生産工場12と装置メーカとで
打ち合わせをして決定される。
【0043】装置メーカは監視システム10に生産工場
12の制御装置4から伝送される膨大な量のデータを処
理するため高速のサーバ11を設置して全てのデータを
収納するようにしている。設備2に関するデータより、
設備の各部の動作状態や寿命時期等を把握し、部品の交
換やオーバーホール時期を定期的に決定して、故障する
前に交換する等して不測の事故による停止時間を最小に
している。装置毎のデータを整理、解析するにはパーソ
ナルコンピュータ(以下パソコンという)を利用するの
が便利である。
【0044】本実施形態によれば常に監視された設備で
あっても人為的なミスや、不測の事態が発生して急な故
障となった時は、故障した装置に保存された記録をもと
に、従来からの同様な症状による事故の記録ファイルと
の照合によって、装置の停止を最小にしている。
【0045】設備2は設備納入者が指定した使用環境下
で使用される。そして所定の期限内に動作している設備
を修復、交換する。使用環境が良いと設備納入者の指定
期間以上使用することができるので、指定期限の到来を
失念することがある。
【0046】そこで本実施形態では、監視システム10
において異常予知に対する対応と共に設備の寿命に対す
るメンテナンスを行っている。
【0047】又装置が完成し納入されたときに主要な部
品やユニットは、夫々メーカの保証期間(寿命)が設定さ
れているので、その寿命に至る前に交換する建前となっ
ているが、往々にして交換時期を逸してしまうことがあ
る。前記監視システムの稼動と同時にこの寿命管理も行
なえば、確実に実施が出来、さらに使用環境上の寿命短
縮も考慮に入れることが可能で都合が良い。
【0048】図2において、モニタ部をクリックするこ
とにより遠隔地の生産工場に設置された設備2の動作状
況をモニタする画面が表示され、設備2の運転中、停止
そして段替中など(生産ラインの切替中など)の運転状
況、リミットスイッチLS1、LS2、・・・、ソレノ
イドSOL1、SOL2、・・・、ラダー回路の動作状
況、駆動ユニットのON/OFF状態、システム変数、
実行プログラムなどがモニタできる。
【0049】図3において、ログ部をクリックすること
により、システム使用開始にあたってのログ画面及び閲
覧したいログファイル、ユニットのログ表示、ラダー回
路の動作状況のログ表示、入出力のログ表示であり、先
頭にトリガ開始時の全I/Oの初期状態が示され、続い
てイベント表示(変化したI/Oのみの表示)となる。
イベントには順序が分かるように番号が付けられてい
る。記録部をクリックすることにより、ウインドウが開
き、ログ記録開始条件を指定できる。
【0050】図4において、操作部をクリックすること
により、遠隔操作画面になり、出力設定、入力状態モニ
タ、システム変数設定、NCプログラム編集ができる。
出力設定では、モニタ上の下線部が現在の状態を示し、
切/入のどちらかをマウスでクリックして出力を設定す
る。入力状態モニタではモニタ画面と同様の機能を有
し、出力設定による入力の変化を確認できる。システム
変数設定では、エディタ形式でシステム変数を編集し、
保存や設備への転送をする。NCプログラム編集ではエ
ディタ形式でNCプログラムを編集し、保存や設備への
転送をする。また、指定したプログラムの範囲を実行さ
せることもできる。
【0051】図5において、管理部をクリックすること
により、生産管理画面になり、生産個数の統計、運転時
間の統計、サイクルタイムの計算ができる。生産個数の
統計では、ワーク別あるいは一覧として日報/月報を表
示する。グラフの表示や印字もできる。運転時間の統計
では、自動運転/停止/段替えの各時間を日報/月報と
して表示する。グラフの表示や印刷もできる。
【0052】図6において、診断部をクリックすること
により、異常診断画面になり、個々のデバイスについて
異常判定値の設定、異常判定値に達したデバイスの通
知、異常判定値に対して設定値に近づいた時点で通知す
るなどを行なう。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば遠隔地に設置された設備
の動作状況を把握し、設備の稼働率を向上させることが
できる異常予知・寿命管理システムを達成することがで
きる。この他本発明によれば、設備2の部位の動作状況
をリアルタイムに監視して、常に順調に動作しているこ
とを確認し、各部位の故障に至るまでの状態の変化を夫
々掴むことができるため、該設備2の専門家である装置
メーカの技術者へ各部位の動作状況の伝達を行なうこと
により、専門家の立場で異常の発見と対策の内容を生産
工場に知らせ、メンテナンスの時期と必要な時間を決定
することができる。そのため、故障に至る前にメンテナ
ンスを行なって定常状態を保ち、遠隔地に設置された設
備でも動作状況を把握し、設備の稼働率を向上させるこ
とができる。
【0054】また、生産工場では設備の機能が高度化し
てメンテナンスに相当な知識が要求されるが、本発明に
よれば設備のメンテナンスを行なうための技術者を教育
したり、専門の技術者を配置する必要もない等の効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインターネットを中心とした生産工
場に設置されている設備及び装置メーカの監視システム
を接続した構成図である。
【図2】 本発明に係る監視システムの設備の動作状況
を表示するモニタ画面図である。
【図3】 本発明に係る監視システムの使用開始にあた
ってのログ画面図である。
【図4】 本発明に係る監視システムの操作設定画面図
である。
【図5】 本発明に係る監視システムの生産管理画面図
である。
【図6】 本発明に係る監視システムの異常診断画面図
である。
【符号の説明】
1 インターネット 2 設備 3 センサー 4 制御装置 5 インターフェイス 6 モデム 7 インターネット接続業者 8 LAN(イーサネット(登録商標)) 9 ルータ 10 監視システム 11 サーバ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客が購入設置した設備と、遠隔地にあ
    る前記設備納入者の監視システムとをインターネットを
    含む通信回線で結び、前記設備の動作状況の診断データ
    および判断情報を前記監視システムに通信し、故障する
    前の適期に前記設備納入者の専門家がメンテナンスの要
    否を判断し、通知し、メンテナンスすることによって、
    その設備の不測の事故による停止時間を最小にすること
    を特徴とした異常予知・寿命管理システム。
  2. 【請求項2】 前記設備は動作状況を検出するセンサを
    各部に持ち、そのセンサから得られる情報を制御装置に
    集約し、その中の診断データおよび判断情報を前記監視
    システムに送ることを特徴とした請求項1に記載の異常
    予知・寿命管理システム。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は前記診断データおよび判
    断情報を、前記通信回線を通じて前記監視システムに送
    るインターフェースを持つことを特徴とした請求項2に
    記載の異常予知・寿命管理システム。
  4. 【請求項4】 前記通信回線に接続された前記監視シス
    テムは高速のサーバを備え、前記制御装置からの診断デ
    ータおよび判断情報を収納し、前記設備毎のデータを解
    析することによって設備故障を事前に検出して、メンテ
    ナンス情報を発信することを特徴とした請求項1に記載
    の異常予知・寿命管理システム。
  5. 【請求項5】 顧客が購入設置した設備と、遠隔地にあ
    る前記設備納入者の監視システムとをインターネットを
    含む通信回線で結び、前記設備の動作状況の診断データ
    および判断情報を前記監視システムに通信している状態
    で、 前記設備の原因不明による突然の停止の発生に対して、
    設備に保存された停止に至るまでの履歴記憶を、監視シ
    ステムに保存された過去の異常時データファイルと比較
    の上、異常原因を究明し、迅速にメンテナンスを実施す
    ることを特徴とした異常予知・寿命管理システム。
  6. 【請求項6】 前記設備に保存された停止に至るまでの
    履歴記憶を、エキスパートシステムによって監視システ
    ムに保存された過去の異常時データファイルと比較し、
    異常原因の究明を行ない、メンテナンス情報を発信する
    ことを特徴とした請求項5に記載の異常予知・寿命管理
    システム。
  7. 【請求項7】 顧客が購入設置した設備と、遠隔地にあ
    る前記設備納入者の監視システムとをインターネットを
    含む通信回線で結び、前記設備の動作状況の診断データ
    および判断情報を前記監視システムに通信し、故障する
    前の適期に前記設備納入者の専門家がメンテナンスの要
    否を判断し、通知し、メンテナンスすると共に併せて前
    記設備の各部の寿命時期を明確にし、同時にメンテナン
    スすることによって無駄を省いて保守効率を向上し、そ
    の設備の不測の事故による停止時間を最小にすることを
    特徴とした異常予知・寿命管理システム。
  8. 【請求項8】 前記設備の各部の寿命時期は設備毎、使
    用された部品毎にメーカが設定しており、設備の機械
    別、部品別使用頻度、使用環境等を考慮に入れて作成し
    たファイルとの比較によって、設備納入者が交換やオー
    バーホール時期を定期的に決定して、メンテナンスを実
    施することを特徴とした請求項7に記載の異常予知・寿
    命管理システム。
  9. 【請求項9】 設備と、該設備から離れたところにある
    監視システムをインターネット通信回線で結び、該設備
    側より該設備の動作に異常が発生したか否かを確認する
    為のデータを該監視システムへ通信し、該監視システム
    で該データを処理し、設備のメンテナンスの要否を判断
    し、そのデータを設備側に送信することを特徴とする異
    常予知・寿命管理システム。
  10. 【請求項10】 前記設備の部位の近傍にはその動作状
    況を検出するセンサーが設けられており、該センサーか
    らの出力信号が通常値か異常値を判断し、異常時のとき
    に、そのデータを前記監視システムに送る制御装置を有
    していることを特徴とする請求項9記載の異常予知・寿
    命管理システム。
  11. 【請求項11】 前記制御装置はインターフェイスを介
    して、センサーからの信号を受け、デジタル信号に変換
    し、該デジタル信号を前記監視システムに送ることを特
    徴とする請求項10に記載の異常予知・寿命管理システ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記監視システムはサーバを備えて前
    記制御装置からのデジタル信号を該サーバに収納し、前
    記設備に関するデータを解析することによって設備のメ
    ンテナンスを行なうことを特徴とする請求項9、10又
    は11に記載の異常予知・寿命管理システム。
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