JP2003050573A - 表示機能付き携帯機器 - Google Patents

表示機能付き携帯機器

Info

Publication number
JP2003050573A
JP2003050573A JP2001239446A JP2001239446A JP2003050573A JP 2003050573 A JP2003050573 A JP 2003050573A JP 2001239446 A JP2001239446 A JP 2001239446A JP 2001239446 A JP2001239446 A JP 2001239446A JP 2003050573 A JP2003050573 A JP 2003050573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
scroll
frame memory
image data
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001239446A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichiro Yajima
健一郎 矢島
Masasuke Konishi
正祐 小西
Mamoru Kobayashi
守 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2001239446A priority Critical patent/JP2003050573A/ja
Publication of JP2003050573A publication Critical patent/JP2003050573A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画面の表示内容の変更をシステム全体を高速
化せずに、高速処理することを可能にした表示機能付き
携帯機器を提供する。 【解決手段】 通常画面表示用の画像データが格納され
る通常画面用VRAM84と、スクロール面表示用の画
像データが格納されるスクロール面用VRAM85と、
通常画面用VRAM84及びスクロール面用VRAM8
5から画像データを表示制御データに基づいて読み出し
て表示装置側に出力し、通常画面上に静止状態のスクロ
ール面を表示させる画像制御部82とを備えたものであ
る。画像制御部82は表示制御用レジスタ104を備え
ており、静止状態のスクロール面を表示させる場合に
は、表示制御用レジスタ104にスクロール面を停止さ
せる旨の表示制御データを設定しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示機能付き携帯
機器に関し、特にその画像表示の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の表示機能付き携帯機器に
おいて例えばメニュー画面を表示する場合の画像処理の
フローチャートである。 (S41)まず、VRAM(フレームメモリ)にメニュ
ー画面の描画に必要なデータを書き込んでメニュー画面
を描画する。 (S42)有効なキーの操作があったかどうかを判断す
る。 (S43)有効なキーの操作があった場合には、VRA
M(フレームメモリ)のデータの内、現在選択されてい
る文字を通常の文字に書き換えるための処理をする。 (S44)次に、VRAM(フレームメモリ)のデータ
の内、選択された文字を選択状態の文字に書き換えるた
めの処理をする。
【0003】従来の表示機能付き携帯機器は、VRAM
(フレームメモリ)を上述のように書き換えて、その内
容を表示装置に表示させる。例えば、後述の図5(C)
に示されるようなメニュー画面においては、FM機能が
選択されている状態からTV機能が選択されると、FM
機能の文字を通常の文字に書き換え、TV機能の文字を
選択状態の文字に書き換える必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の表示機能付き携
帯機器においては、メニュー画面の選択項目が変わる度
に文字を書き換えていたので、高速の切替えには高速の
文字描画が必要であった。しかし、この種の表示機能付
き携帯機器において高速の文字描画をしようとすると、
システム全体の高速化が必要となり、システムが高価に
なり、また、消費電流も大きくなるという問題点があっ
た。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、画面の表示内容の変更をシス
テム全体の高速化をせずに、高速に行うことを可能にし
た表示機能付き携帯機器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の一つの態
様に係る表示機能付き携帯機器は、通常画面表示用の画
像データが格納される第1のフレームメモリと、スクロ
ール面表示用の画像データが格納される第2のフレーム
メモリと、第1のフレームメモリ及び第2のフレームメ
モリから画像データを読み出して表示装置側に出力し、
通常画面上に静止状態のスクロール面を表示させる画像
制御手段とを備えたものである。本発明において、画像
制御手段は、第1のフレームメモリ及び第2のフレーム
メモリから画像データを読み出して表示装置側に出力
し、通常画面上に静止状態のスクロール面を表示させる
ようにしたので、スクロール面は通常画面と同様に表示
される。しかも、スクロール面表示用の画像データは予
め第2のフレームメモリに格納されており、そこから該
当する画像データを読み出すだけであり、従来のように
フレームメモリ(第1のフレームメモリ)を書き換える
必要がないので、その表示処理が高速に行われる。
【0007】(2)本発明の他の態様に係る表示機能付
き携帯機器において、前記第2のフレームに格納される
スクロール面表示用の画像データは、スクロール面の表
示領域の大きさにそれぞれ対応した複数の画像データを
含む。本発明においては、第2のフレームに格納される
スクロール面表示用の画像データは、スクロール面の表
示領域の大きさにそれぞれ対応した複数の画像データを
含んでおり、その画像データが適宜選択されて、該当す
るスクロール面に表示される。
【0008】(3)本発明の他の態様に係る表示機能付
き携帯機器において、前記画像制御手段は、スクロール
面を表示をする際の表示制御データが格納される表示制
御用レジスタを含み、表示制御用レジスタの表示制御デ
ータに基づいて、第1のフレームメモリ及び前記第2の
フレームメモリから画像データを読み出して表示装置側
に出力する。本発明においては、表示制御用レジスタの
表示制御データに基づいて、第1のフレームメモリ又は
第2のフレームメモリから画像データを読み出して、通
常画面表示用の画像データ及びスクロール面表示用の画
像データをそれぞれ出力して、表示装置側に通常画面を
表示するとともに、静止状態のスクロール面を表示させ
る。
【0009】(4)本発明の他の態様に係る表示機能付
き携帯機器においては、前記表示制御用レジスタは、表
示制御データとして、スクロール面の表示領域を特定す
るためのデータ、及びスクロール面の第2のフレームメ
モリでの表示開始位置が格納される。本発明において
は、表示制御用レジスタにスクロール面の表示領域を特
定するためのデータ、及びスクロール面の第2のフレー
ムメモリでの表示開始位置が格納されているので、これ
らの表示制御データに基づいて、第1のフレームメモリ
又は第2のフレームメモリから画像データを読み出し、
表示装置側に通常画面を表示するとともに、静止状態の
スクロール面を表示させる。
【0010】(5)本発明の他の態様に係る表示機能付
き携帯機器において、前記表示制御用レジスタは、表示
制御データとして、スクロール面の表示領域においてス
クロール面の表示を許容するかどうかの設定データが格
納される。本発明においては、表示位置がスクロール面
の表示領域に該当する場合であっても、スクロール面の
表示をするかどうかを任意に設定することができる。
【0011】(6)本発明の他の態様に係る表示機能付
き携帯機器において、前記表示制御用レジスタは、表示
制御データとして、スクロール面を停止させるかどうか
の設定データが格納される。本発明においては、スクロ
ール面を停止させるかどうかを任意に設定することがで
き、例えばスクロール面を停止させるとした場合には静
止状態のスクロール面が得られる。また、スクロール面
を停止させないとした場合には所定のスクロールピッチ
で移動する従来と同様なスクロール面が得られる。
【0012】(7)本発明の他の態様に係る表示機能付
き携帯機器において、前記画像制御手段は、表示制御レ
ジスタの表示制御データを読み出し、表示装置における
表示位置が、スクロール面の表示領域に含まれない場
合、又はスクロール面の表示が許容されていない場合に
は、第1のフレームメモリから画像データを読み出して
表示装置側に出力し、通常画面を表示させる。
【0013】(8)本発明の他の態様に係る表示機能付
き携帯機器において、前記画像制御手段は、表示制御レ
ジスタの表示制御データを読み出し、表示装置における
表示位置が、スクロール面の表示領域に含まれており、
且つスクロール面を停止させる設定がなされている場合
には、第2のフレームメモリから画像データを読み出し
て、表示装置に静止状態のスクロール面を表示させる。
【0014】(9)本発明の他の態様に係る表示機能付
き携帯機器において、前記画像制御手段は、第2のフレ
ームメモリから画像データを読み出す際には、表示制御
レジスタに格納されている、スクロール面の第2のフレ
ームメモリでの表示開始位置に基づいて、第2のフレー
ムメモリから画像データを読み出す。本発明において
は、スクロール面の第2のフレームメモリでの表示開始
位置に基づいて画像データを読み出すようにしているの
で、この表示開始位置を任意に設定することにより、該
当するスクロール面に任意の画像データを表示させるこ
とができる。
【0015】(10)本発明の他の態様に係る表示機能
付き携帯機器は、所定の画面を表示させるための指令信
号を入力すると、所定の画面に対応した通常画面表示用
の画像データ、及び所定の画面のスクロール面に表示さ
れるスクロール面表示用の画像データを画像制御手段側
に出力し、第1のフレームメモリ及び第2のフレームメ
モリにそれぞれ格納させる演算手段を更に備えたもので
ある。本発明において、演算手段は、所定の画面を表示
させるための指令信号を入力すると、所定の画面に対応
した通常画面表示用の画像データ、及び所定の画面のス
クロール面に表示されるスクロール面表示用の画像デー
タを画像制御手段側に出力し、第1のフレームメモリ及
び第2のフレームメモリにそれぞれ格納させており、こ
の初期段階では、第1のフレームメモリ及び第2のフレ
ームメモリにそれぞれ画像データを格納しているが、表
示内容を変更する際には、変更箇所をスクロール面にす
ることで、変更部分の画像データを第2のフレームメモ
リから読み出して表示させるので、その表示処理が高速
になされる。
【0016】(11)本発明の他の態様に係る表示機能
付き携帯機器は、各種の操作がなされる操作部を備え、
演算手段は、表示装置に所定の画面が表示されている状
態において操作部による操作がなされると、その操作に
対応したスクロール面の表示領域を特定するためのデー
タを表示制御レジスタに格納する。本発明において、演
算手段は、操作部による操作に対応したスクロール面の
表示領域を特定するためのデータを表示制御レジスタに
格納し、画像制御手段は、表示制御レジスタに格納され
た表示制御データ(スクロール面の表示領域)に基づい
てスクロール面を表示するための処理を行う。演算手段
は、前述のように、操作部による操作に対応した表示制
御データを表示制御レジスタに格納するだけなので、シ
ステム全体の高速化の必要がなく、高速処理が可能にな
る。
【0017】(12)本発明の他の態様に係る表示機能
付き携帯機器において、前記演算手段は、操作部による
操作に対応した、第2のフレームメモリでの表示開始位
置を表示制御レジスタに格納する。本発明において、演
算手段は、操作部による操作に対応した、第2のフレー
ムメモリでの表示開始位置を表示制御レジスタに格納
し、画像制御手段は、表示制御レジスタに格納された表
示制御データ(第2のフレームメモリでの表示開始位
置)に基づいてスクロール面を表示するための処理を行
うので、操作内容に対応した画像を表示させることがで
きる。演算手段は、前述のように、操作部による操作に
対応した表示制御データを表示制御レジスタに格納する
だけなので、システム全体の高速化の必要がなく、高速
処理が可能になる。
【0018】(13)本発明の他の態様に係る表示機能
付き携帯機器において、前記演算手段は、所定の画面に
含まれる複数の項目の内、操作部による操作によって選
択された項目に対応した、スクロール面の表示領域及び
第2のフレームメモリでの表示開始位置を表示制御レジ
スタに格納する。本発明おいて、演算手段は、操作部に
よる操作によって選択された項目に対応した、スクロー
ル面の表示領域及び第2のフレームメモリでの表示開始
位置を表示制御レジスタに格納し、画像制御手段は、表
示制御レジスタに格納された表示制御データ(スクロー
ル面の表示領域及び第2のフレームメモリでの表示開始
位置)に基づいてスクロール面を表示するための処理を
行うので、選択された項目に対応した画像を高速に表示
させることができる。
【0019】(14)本発明の他の態様に係る表示機能
付き携帯機器は、表示装置に所定の画面が表示されてい
る状態において操作部による操作がなされると、その操
作内容を記憶する記憶手段を更に備え、演算手段は、所
定の画面表示を開始する際に、記憶手段に記憶された操
作内容に基づいて、スクロール面の表示領域及び第2の
フレームメモリでの表示開始位置を、表示制御レジスタ
に格納する。本発明において、記憶手段は操作部による
操作内容を記憶し、演算手段は、所定の画面表示を開始
する際に、記憶手段に記憶された操作内容に基づいて、
スクロール面の表示領域及び第2のフレームメモリでの
表示開始位置を、表示制御レジスタに格納するので、所
定の画面を表示する際には過去の操作内容に対応したス
クロール面が表示される。
【0020】(15)本発明の他の態様に係る表示機能
付き携帯機器は、各種の操作がなされる操作部と、第1
のフレームメモリと、第2のフレームメモリと、操作部
の操作により、所定の画面を表示させるための指令信号
を入力すると、所定の画面に対応した通常画面表示用の
画像データ、及び所定の画面に対応したスクロール面表
示用の画像データを出力するとともに、所定の画面に対
応した表示制御データを出力する演算手段と、通常画面
表示用の画像データを第1のフレームメモリに格納し、
スクロール面表示用の画像データを第2のフレームメモ
リに格納し、表示制御データに基づいて第1のフレーム
メモリ及び第2のフレームメモリから画像データをそれ
ぞれ読み出して表示装置側に出力し、通常画面上に静止
状態のスクロール面を表示させる画像制御手段とを備え
たものである。
【0021】本発明において、演算手段及び画像制御手
段は上記の処理をそれぞれ行い、第1のフレームメモリ
及び第2のフレームメモリから画像データをそれぞれ読
み出して表示装置側に出力し、通常画面上に静止状態の
スクロール面を表示させる。このように、スクロール面
は通常画面と同様に静止した状態で表示され、しかも、
スクロール面表示用の画像データを第2のフレームメモ
リから読み出すだけであり、従来のようにフレームメモ
リ(第1のフレームメモリ)を書き換える必要がないの
で、その表示処理が高速に行われる。
【0022】(16)本発明の他の態様に係る表示機能
付き携帯機器において、前記演算手段は、所定の画面に
含まれる複数の項目についてのスクロール面表示用の画
像データを出力して第2のフレームメモリに格納させ、
操作部による操作によって項目が選択されると、その選
択された項目に対応した、スクロール面の表示領域及び
第2のフレームメモリでの表示開始位置を画像制御手段
に出力する。本発明において、演算手段は上記の処理を
行い、画像制御手段は、選択された項目に対応した、ス
クロール面の表示領域及び第2のフレームメモリでの表
示開始位置に基づいて、第2のフレームメモリから選択
された項目に対応した画像データを読み出し、スクロー
ル面の表示領域に表示させる。このように選択された項
目に応じて表示内容を変更する場合においても、第2の
フレームメモリから画像データを読み出すだけなので、
その表示処理が高速に行われる。
【0023】
【発明の実施の形態】実施形態1.図8は本発明の実施
形態1に係る表示機能付き携帯機器の斜視図である。図
8において、表示機能付き携帯機器40は、テレビ受信
機能、FM放送受信機能、媒体に記録された音響の再生
機能、さらにはディジタルカメラ等で撮影した画像など
を再生可能な画像再生機能等各種の機能(動作モード)
を有しており、これらの機能(動作モード)は後述のよ
うに任意に選択できるように構成されている。そして、
表示機能付き携帯機器40は、本体42の前面上部に表
示部44を備えている。表示部44は、大きさ数インチ
の液晶パネルから形成されており、本体42の前面上端
部に開閉自在に設けられた蓋46によって遮蔽又は露出
できるように構成されている。
【0024】本体42の側部には、メインスイッチ50
が設けられており、このメインスイッチ50を操作する
ことにより、表示機能付き携帯機器40をオン、オフで
きるようにしてある。また、メインスイッチ50の下方
には、ジョグスイッチからなる選択スイッチ52が設け
られており、この選択スイッチ52を操作することによ
り、テレビ受信モード(TV機能)、FMラジオ受信モー
ド(FM機能)、媒体に記録された音響(音楽)を再生する
オーディオモード(オーディオ機能)、ディジタルカメ
ラ等により撮影した画像などを表示させるディジタルカ
メラモード(デジタルカメラ機能)等からなる動作モー
ド(機能)の選択や、テレビ受信モードやFMラジオ受
信モードにおける選局、オーディオモードにおける選曲
ができると共に、テレビ受信モードやFMラジオ受信モ
ードでの選局方法や、オーディオモードでの音響再生の
リピート方法などの各種設定を行えるようになってい
る。そして、メインスイッチ50と選択スイッチ52と
の間には、メニュースイッチ54が配設されており、こ
のメニュースイッチ54を操作することにより、メニュ
ー画面を表示できるようにしてある。
【0025】なお、本体42の上端側面には、図示しな
い音量調節スイッチ86(図9参照)が設けられてい
る。また、本体42には、音響出力部となるイヤーホー
ンジャックが設けてあり、このイヤーホーンジャックを
介してヘッドホーンやイヤーホーンによって音響(音声)
を出力できるようにしてある。さらに、本体42には、
外部記憶装置となるメモリカードを装着する図示しない
挿入口が設けられており、音楽を録音したメモリカード
や、画像を記録したメモリカードを装着することによ
り、メモリカードインターフェイス(メモリカードI/
F)(図9参照))を介して音楽の再生や画像の再生が
できるようにしてある。
【0026】図9は表示機能付き携帯機器40の回路構
成を示した図である。表示機能付き携帯機器40はテレ
ビやFMラジオ放送を受信するためのアンテナ56を内
蔵している。このアンテナ56には、テレビ放送を受信
するためのテレビジョン受信部であるTVチューナ58
と、FMラジオ放送(FM放送)を受信するためのラジオ
受信部であるFMチューナ60とが接続されている。そ
して、TVチューナ58の出力側にはIF・クロマ処理
部62が接続されており、RGBの三原色に対応したT
V映像信号を取り出せるようになっている。このIF・
クロマ処理部62により取り出された映像信号は、IF
・クロマ処理部62の出力側に接続されている表示切替
部64に与えられる。
【0027】一方、TVチューナ58により受信された
音声信号は、IF・クロマ処理部62に接続されている
音声検波部68によって検波される。この音声検波部6
8の出力側には、音声増幅部70が接続されており、音
声検波部68により取り出された音声信号が音声増幅部
70に与えられる。そして、音声増幅部70には、その
他に、FMチューナ60が受信した音声信号も入力され
るようになっている。
【0028】機器制御部(CPU)74には、TVチュ
ーナ58とFMチューナ60とが接続されており、これ
らの選局を制御する。また、機器制御部74はメモリカ
ードインターフェイス(メモリカードI/F)76を介し
てメモリカードに記録されている音響(音楽)データや
画像データを読み出すことができる。
【0029】さらに、機器制御部74には、音声・画像
再生部80が接続されている。この音声・画像再生部8
0は、機器制御部74によって制御され、メモリカード
I/F76を介してメモリカードに記録された音響デー
タ(音楽データ)や画像データ、またはメモリ(フラッシ
ュメモリ)78に格納してある画像データを読み出し、
ディジタル音響データをアナログ信号にして音声増幅部
70に出力するとともに、ディジタル画像データを画像
制御部82に出力する。
【0030】画像制御部82には、通常画面用VRAM
84及びスクロール面用VRAM85が接続されてお
り、再生されたディジタル画像データをこれらのVRA
M84,85に書き込むと共に、表示の際にはVRAM
84,85からこれらの画像データを読み出し、表示切
替部64に出力する。表示切替部64に入力されたテレ
ビ画像及びディジタル画像データは、機器制御部74か
らの制御信号によって選択されて、画像表示制御部66
に出力される。画像表示制御部66は表示部44を形成
する液晶パネルを駆動し、画像を表示させる。なお、機
器制御部74には、前記したメインスイッチ50、メニ
ュースイッチ54、選択スイッチ52及び音量調節スイ
ッチ86からなる操作部55が図示しないインターフェ
イス回路を介して接続されている。
【0031】音声増幅部70は、機器制御部74からの
制御信号によって、入力されたテレビの音声信号、FM
ラジオの音声信号及びアナログ信号に変換されたディジ
タル音響データから、出力する信号を選択してその信号
を増幅し、増幅された信号はヘッドホーンなどの音声発
生部(音響出力部)72に送られて音声として出力され
る。
【0032】本実施形態1に係る表示機能付き携帯機器
40は、初期状態ではメインスイッチ50をオンする
と、後述の図5(C)に示されるメニュー画面が表示部
44に表示される。また、この表示機能付き携帯機器4
0は、メインスイッチ50によって電源をオフしたとき
に選択されていた動作モード等の動作状態を記憶するよ
うになっており、再度メインスイッチ50をオンする
と、メインスイッチ50をオフしたときに選択されてい
た動作状態が自動的に起動する。すなわち、表示機能付
き携帯機器40によってテレビ受信モードでテレビ映像
を受信している状態でメインスイッチ50をオフする
と、そのときの動作状態がメモリ(フラッシュメモリ)
78に書き込まれて記憶される。そして、次にメインス
イッチ50をオンしたときに、メモリ(フラッシュメモ
リ)78に記憶された動作状態を読み出すことにより、
そのメインスイッチ50をオフしたときのチャンネルの
テレビ放送が受信され、表示部44に受信チャンネルの
映像が表示される。また、メニュースイッチ54を操作
すると、図5(C)に示されるメニュー画面が表示部4
4に表示される。
【0033】メニュー画面は、この表示機能付き携帯機
器40の各動作モード(各態様)を選択する画面であっ
て、選択可能な機能が文字によって表示される。そし
て、例えばFMラジオ受信モードでFM放送の受信中に
メニュー画面を表示させると、図5(C)に示されるよ
うに、現在選択されている動作モード(機能)である
「FM機能」の項目にカーソルが表示される(後述のよ
うに網掛け文字として表示されることになる。)。ここ
で、動作モード(機能)の選択は、本体42に設けたジ
ョグスイッチからなる選択スイッチ52を操作してカー
ソルを上下方向に移動させることにより行う。
【0034】また、テレビ受信モードでテレビ映像の受
信中に選択スイッチ52によって受信チャンネルを切り
替えたり、チャンネルサーチを行うと、機器制御部74
は、TVチューナ58にチャンネル切替え信号を出力す
る。なお、選択スイッチ52を操作して表示部44の明
るさの調節や、音量調節スイッチ86を操作して音量の
調節を行うことができる。
【0035】また、テレビ受信モード(TV機能)から
他の動作モード(機能)、例えばメモリカードが装着さ
れ、メモリカードI/F76を介して記録された音楽を
再生するオーディオモード(オーディオ機能)に切り替
えられると、機器制御部74は、表示切替部64に切り
替え信号を出力し、画像制御部82からの信号を画像表
示制御部66に出力させる。そして、音声・画像再生部
80は、メモリカードに記録されているディジタル音楽
データを読み出してアナログ信号にデコードし、アナロ
グの音響信号を音声増幅部70に出力する。さらに、メ
モリカードに記録されているアーティスト名や曲名など
のデータは、機器制御部74によって読み出され、画像
制御部82に与えられる。画像制御部82は、機器制御
部74から入力する画像データに基づいて表示部44に
表示するフレームデータを作成し、表示切替部64に出
力する。これにより、後述の図7に示されるような、ア
ーティスト名や曲名(タイトル)、トラック番号などの再
生している曲に関する情報が画像として表示部44に表
示される。
【0036】なお、機器制御部74は、FMラジオ受信
モード(FM機能)が選択されて選択スイッチ52によ
り選局操作がされると、FMチューナ60に選局信号を
出力する。そして、機器制御部74は、FMラジオ受信
モード(FM機能)が選択されたことを示す信号や受信
周波数などのデータを作成した後、FMラジオ受信モー
ド(FM機能)が選択されたことを示す内容や受信周波
数などに関する情報を含む画像データを作成し、画像制
御部82に与える。画像制御部82では表示部44に表
示するフレームデータを作成し、表示切替部64に出力
する。これにより、FMラジオ受信モード(FM機能)
が選択されたことを示す内容や受信周波数などに関する
情報が画像として表示部44に表示される。
【0037】一方、デジタルカメラ等で撮影した画像な
どを表示させるデジタルカメラモード(デジタルカメラ
機能)が選択された場合は、メモリカードに記録されて
いる画像データが、音声・画像再生部80によって読み
出され、圧縮の解凍などが行われて画像制御部82に出
力される。画像制御部82は、音声・画像再生部80か
らの画像データに基づいて表示部44に表示するフレー
ムデータを作成し、表示切替部64に出力する。これに
より、デジタルカメラ等により撮影された画像などが表
示部44に表示される。
【0038】ところで、蓋46の基部には、蓋46の開
閉に連動してパルス状の信号を出力する表示スイッチ4
8が設けられており、この表示スイッチ48は機器制御
部74に図示しないインターフェイス回路を介して接続
されている。機器制御部74はこのパルス状の信号によ
って蓋46の開閉状態を判断し、画像表示制御部66に
蓋46の開閉状態を通知する。画像表示制御部66はそ
の通知に基づいて、蓋46が解放されて表示部44が露
出されているときには表示部44がオンされてテレビ映
像や画像が表示され、蓋46が閉じられて表示部44が
遮蔽されたときは表示部44がオフされて画像が消える
ように表示部44の駆動を切り替える。
【0039】画像表示制御部66が表示部44をオフす
るときには、表示部44の液晶パネルに対して画像信号
や駆動信号の出力を停止し、併せて表示部44への電源
供給も停止させる。これにより、蓋46を閉じて表示部
44が遮蔽された状態、すなわちユーザーから表示部4
4が見えない状態では、表示部44をオフにすること
で、消費電力の削減が可能になる。
【0040】図1は画像制御部82の回路構成を示した
ブロック図である。画像制御部82は、VRAM制御部
100、VRAM読み書き用バッファ102、表示制御
用レジスタ104及び表示用ラインメモリ106から構
成されている。VRAM読み書き用バッファ102は、
通常画面用VRAM84又はスクロール面用VRAM8
5にデータを書き込む際にそのデータが一時的に格納さ
れたり、或いは通常画面用VRAM84又はスクロール
面用VRAM85のデータを読み出す際にそのデータが
一時的に格納される。表示制御用レジスタ104は、機
器制御部74により表示部44に画像を表示する際の各
種の表示制御データが格納される。VRAM制御部10
0は、例えばVRAM読み書き用バッファ102に格納
された画像データを、通常画面用VRAM84及びスク
ロール面用VRAM85の何れかを選択して書き込んで
画像を描画したり、その画像データを1ラインずつ読み
出して表示用ラインメモリ106に書き写すという処理
を行う。
【0041】図2はスクロール面用VRAM85のデー
タを表示画面に表示(スクロール表示)する際の両者の
関係を示した説明図である。スクロール表示をする際に
は次のパラメータ(表示制御データ)が表示制御用レジ
スタ104に設定される。 (a)水平表示開始位置、水平表示終了位置、垂直表示
開始位置、(b)有効表示文字数、VRAM上での表示
開始位置、スクロール周期、スクロールピッチ、スクロ
ール(動き)の有無、スクロール表示の有無(スクロー
ルの許可)
【0042】なお、上記(a)のパラメータは表示部4
4の表示画面のスクロール表示領域を特定するためのパ
ラメータであり、ここでは垂直方向の表示終了位置が設
定されていないが、本実施形態においては、垂直方向の
表示幅は予め設定されているものとする。また、上記
(b)のパラメータはVRAM85からデータを読み出
す際のパラメータであり、スクロール周期はスクロール
の動きを表示と同期させて表示の乱れをなくするための
に設定されるものであり、画面の垂直同期の整数倍が設
定される。スクロールピッチは、スクロール周期の時間
毎に表示位置を動かす際の移動量である。スクロール
(動き)の有無は、このスクロールの動きの有無を規定
するパラメータであり、このスクロールの動きが「無
し」に設定されていると、スクロール面の表示は移動せ
ず、通常画面の表示と同様に静止した状態で表示される
ことになる(この詳細は後述する)。本実施形態は、こ
のスクロール(動き)の有無のパラメータ(表示制御デ
ータ)を設けたことに特徴がある。
【0043】図3は表示部44にメニュー画面を表示す
る際の機器制御部74の動作を示したフローチャートで
ある。
【0044】(S11)機器制御部74は、メインスイ
ッチ50又はメニュースイッチ54が操作されると、メ
ニュー面の画像を通常画面用VRAM84に描画するた
めの処理を行う。即ち、機器制御部74はメニュー面を
構成するための画像データをフラッシュメモリ78から
読み出して、VRAM読み書き用バッファ102に書き
込む。VRAM制御部100は、VRAM読み書き用バ
ッファ102に画像データが書き込まれると、その画像
データを読み出して通常画面用VRAM84に書き込
み、メニュー面の画像を描画する。このメニュー面の画
像は例えば図5(A)に示されるように描画される。
【0045】(S12)機器制御部74は、スクロール
面の画像をスクロール面用VRAM85に描画するため
の処理を行う。即ち、機器制御部74はスクロール面を
構成するための画像データをフラッシュメモリ78から
読み出して、VRAM読み書き用バッファ102に書き
込む。VRAM制御部100は、VRAM読み書き用バ
ッファ102に画像データが書き込まれると、その画像
データを読み出してスクロール面用VRAM85に書き
込み、スクロール面の画像を描画する。このメニュー面
の画像は例えば図5(B)に示されるように、メニュー
面のメニュー(項目)の反転文字、即ち、オーディオ機
能、TV機能、FM機能、デジタルカメラ機能の各文字
列に網が掛かった状態の文字(網掛け文字)がそれぞれ
描画される。このとき、各文字列は、図2のスクロール
表示領域の水平方向の長さと対応するように、その長さ
が調整されて描画される。即ち、図5(B)の例では、
各機能の部分の長さL(又はその間隔)が図2のスクロ
ール表示領域の水平方向の長さと対応するように、文字
列間にスペースを設ける等の処理をして画像を展開する
ようにしている。
【0046】(S13)機器制御部74は、スクロール
面の領域を特定するためのデータを表示制御用レジスタ
104に設定する。この表示機能付き携帯機器40にお
いては、既に選択されたメニュー面のメニュー(項目)
をフラッシュメモリ78に記憶しており、メニュー面を
表示するための操作がなされると、そのメニュー(項
目)を読み出して、そのメニュー(項目)に対応した表
示領域を特定するためのデータを表示制御用レジスタ1
04に設定する。例えば図5(A)のメニュー面に示さ
れるように、オーディオ機能、TV機能、FM機能及び
デジタルカメラ機能の表示位置はそれぞれ図示のような
位置に表示されており、スクロール面の表示位置もその
位置に対応した位置になる。ここでは、例えばFM機能
が選択されていたものとすると、それに対応した表示領
域を特定するためのデータが表示制御用レジスタ104
に設定されることになる。
【0047】(S14)機器制御部74は、上記のスク
ロール面を停止するための設定(スクロール(動き)の
無し)を表示制御用レジスタ104に設定する。 (S15)機器制御部74は、スクロール面用VRAM
85での表示開始位置を表示制御用レジスタ104に設
定する。例えばFM機能の網掛け文字を表示する場合に
は図5(B)に示される位置がスクロール面用VRAM
85での表示開始位置として設定される。 (S16)機器制御部74は、スクロール面の表示を許
可する設定を表示制御用レジスタ104にする。
【0048】(S17)機器制御部74は、有効キー
(選択スイッチ52)の操作があったかどうかを判断す
る。 (S18)機器制御部74は、有効キー(選択スイッチ
52)の操作があったと判断した場合には、そのキー操
作に対応してスクロール面の表示領域を特定するための
データ(表示位置)を表示制御用レジスタ104に設定
する。ここで、例えばTV機能が選択された場合には、
TV機能に対応したスクロール面の表示位置を特定する
めのデータを設定する。
【0049】(S19)機器制御部74は、上記のキー
操作に対応した、VRAM85での表示開始位置を表示
制御用レジスタ104に設定する。ここで、例えばTV
機能が選択された場合には、TV機能に対応したVRA
M85での表示開始位置を設定することになる。
【0050】機器制御部74は、上述のように、メニユ
ー画面のメニュー(項目)をスクロール面を用いて表示
する際の処理としては、キー操作により例えばTV機能
を選択した場合には、その選択されたメニュー(項目)
に対応したスクロール面の表示領域を特定するためのデ
ータ、及びVRAM85での表示開始位置を、表示制御
用レジスタ104に設定するだけであり、メニュー面の
表示を高速に切り替えるために、機器制御部74が高速
に動作する必要はない。
【0051】図4はVRAM制御部100の動作を示し
たフローチャートである。
【0052】(S21)VRAM制御部100は、画面
上での読み出しドットの座標の計算をする。この座標の
計算は画面の全ドットについて行われるが、その計算は
1ドットずつ行われる。 (S22)VRAM制御部100は、そのドットの座標
がスクロール面の表示領域内であるかどうかを、表示制
御用レジスタ104の設定値に基づいて判断する。
【0053】(S23)VRAM制御部100は、その
座標がスクロール面の表示領域内であると判断した場合
には、そのスクロール面の表示が許可されているかどう
かを表示制御用レジスタ104の設定値に基づいて判断
する。 (S24)VRAM制御部100は、その座標がスクロ
ール面の表示領域内でないと判断した場合、及び、その
スクロール面の表示が許可されていない場合には、VR
AM84からデータを読み出して、表示用ラインメモリ
106に書き写す(コピーする)。即ち、通常画面の画
像を表示するための処理が行われる。
【0054】(S25)VRAM制御部100は、上記
の判断(S23)で、スクロール面の表示が許可されて
いると判断した場合には、VRAM上での表示開始位置
にカレント位置を加算した座標からデータを読み出して
表示用ラインメモリ106に書き写す(コピーする)。
なお、カレント位置は初期の段階では「0」になってい
る。 (S26)VRAM制御部100は、スクロールの動き
の有無を表示制御用レジスタ104の設定値に基づいて
判断する。上述のメニュー面のメニュー(項目)に対応
したスクロール面では、スクロール面の動きが無しに設
定されているので、スクロールの動きが無いという判断
がなされる。
【0055】(S27)VRAM制御部100は、スク
ロールの動きが無いという判断したときには、読み取り
カレント位置を変化させずに、上記の処理(S21)に
戻る。 (S28)VRAM制御部100は、上記の判断(S2
6)においてスクロールの動きが有るという判断したと
きに、即ち、通常のスクロール面(スクロールの動き有
り)を生成するために、まず、スクロール周期タイマー
(初期値1)から「1」を減算する。なお、このスクロ
ール周期タイマーは、VRAM制御部100に内蔵させ
たり、或いは表示制御用レジスタ104を利用して構成
してもよい。
【0056】(S29)VRAM制御部100は、スク
ロール周期タイマーが「0」であるかどうかを判断す
る。 (S30)VRAM制御部100は、スクロール周期タ
イマーが「0」である場合には、スクロール周期タイマ
ーにスクロール周期設定レジスタの値を書き込む(コピ
ーする)。最初の段階ではこの処理(S30)が行われ
る。
【0057】(S31)VRAM制御部100は、読み
取りカレント位置にスクロールピッチを加算する。 (S32)VRAM制御部100は、スクロールピッチ
が加算された読み取り位置が有効表示文字数を越えてい
るかどうかを判断する。 (S32)VRAM制御部100は、スクロールピッチ
が加算された読み取り位置が有効表示文字数を越えてい
る場合には、読み取りカレント位置を0にセットする。
この処理によりスクロール面用VRAM85の読み取り
位置は、表示制御用レジスタ104に設定されている、
スクロール面用VRAM85での読み取り開始位置に戻
る。
【0058】VRAM制御部100は、上記の判断(S
26),(S32)において否定的な判断がなされた場
合、及び上記の処理(S33)が終わると、処理(S2
1)に戻って、次の表示画面の上で読み出しドット座標
を計算し、上述の処理を繰り返し、画面全体のドットに
ついての処理が繰り返し行われる。
【0059】以上の処理によりメニュー画面の場合につ
いては、通常画面の表示部分は、処理(S21)乃至
(S24)の処理が繰り返し行われ、例えばメニューと
してFM機能が選択されている場合には、図5(A)の
通常画面用VRAM84の描画データの内、波線部分B
のデータを除いた描画データが読み出される。また、図
5(B)のスクロール面用VRAM85の描画データの
内、FM機能の部分のデータが読み出される。これらの
データは、上述のように、表示用ラインメモリ106に
書き込まれた後に、表示切替部64を介して画像表示制
御部66により読み出されて表示部44に表示される。
このときの表示の態様は図5(C)に示されるようにな
り、スクロール面にはFM機能の網掛け文字が表示され
る。
【0060】なお、通常のスクロール表示(スクロール
面の動き有り)は、上記の処理(S21)乃至(S2
3)、(S25)乃至(S33)が繰り返して行われ
る。
【0061】図6は通常のスクロール表示(スクロール
面の動き有り)をする場合の通常画面用VRAM84と
スクロール面用VRAM85との関係を示した説明図で
ある。通常画面用VRAM84の描画データの内、スク
ロール面に相当する領域のデータが読み出されないのは
上述の例と同じである。図6の例においては、領域Bの
部分にデータは読み出されない。その領域Bに相当する
部分のデータはスクロール面用VRAM85の描画デー
タから読み出される。図6の例において読み出し位置C
からのデータが読み出されている例を示しているが、例
えば読み出し位置A(n回目)からスクロールピッチず
つずらして、位置B(n+1)、位置C(n+2)と読
み出されて表示される。
【0062】図7はオーディオ機能を選択して音楽を再
生しているときの表示部の44の表示内容を示す説明図
である。図7に示されるように、アーティスト及びタイ
トルがスクロール表示される。
【0063】実施形態2.なお、上述の実施形態1にお
いては、メニュー面において選択されたメニュー(項
目)をスクロール面で表示する例について説明したが、
本発明においてはその例に限定されるものではなく、各
種の画面おいてその一部の表示を変更するような場合で
あれば同様に適用される。
【0064】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
第1のフレームメモリから通常画面表示用の画像データ
を読み出し、第2のフレームメモリからスクロール面表
示用の画像データを読み出して、表示装置側に出力し、
通常画面上に静止状態のスクロール面を表示させるよう
にしたので、スクロール面は通常画面と同様に表示さ
れ、しかも、その表示内容を変更する場合においても、
スクロール面表示用の画像データを予め第2のフレーム
メモリに格納しておいてそれを読み出すだけであり、従
来のようにフレームメモリを書き換える必要がないの
で、その表示処理を高速に行うことができる。このよう
にシステムを高速化する必要がないので、消費電流が多
くなるようなことも避けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る表示機能付き携帯機
器の画像制御部の回路構成を示したブロック図である。
【図2】図1のスクロール面用VRAMのデータを表示
(スクロール表示)する際の表示画面とスクロール面と
の関係を示した説明図である。
【図3】図1の表示機能付き携帯機器においてメニュー
画面を表示する際の機器制御部の動作を示したフローチ
ャートである。
【図4】図1の表示機能付き携帯機器の画像制御部の動
作を示したフローチャートである。
【図5】図1の表示部にメニュー画面を表示する際の通
常画面用VRAM、スクロール面用VRAM及び表示画
面の相互に関係を示した説明図である。
【図6】通常画面用VRAM4とスクロール面用VRA
Mとの関係を示した説明図である。
【図7】オーディオ機能を選択して音楽を再生している
ときの表示部のスクロール面のスクロールの動作説明図
である。
【図8】本発明の実施形態1に係る表示機能付き携帯機
器の斜視図である。
【図9】図8の表示機能付き携帯機器の回路構成を示し
た図である。
【図10】従来の表示機能付き携帯機器においてメニュ
ー画面を表示する場合の画像処理のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
40:表示機能付き携帯機器、44:表示部、50:メ
インスイッチ、52:選択スイッチ、58:TVチュー
ナ、60:FMチューナ、62:IF・クロマ処理部、
64:表示切替部、66:画像表示制御部、68:音声
検波部、70:音声増幅部、74:機器制御部、76:
メモリカードインターフェイス、80:音声・画像再生
部、82:画像制御部。100:VRAM制御部、10
2:VRAM読み書き用バッファ、104: 表示制御
用レジスタ、106: 表示用ラインメモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 守 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 5C025 AA30 BA27 BA30 CA03 CA09 CA10 CB10 DA05 DA10 5C082 AA02 BA02 BA12 BA41 BB22 BB25 BB26 CA72 DA61 MM07 5E501 AB03 BA01 CA04 CB02 CB04 EB05 FA05 FB27 FB28 FB32

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常画面表示用の画像データが格納され
    る第1のフレームメモリと、 スクロール面表示用の画像データが格納される第2のフ
    レームメモリと、 前記第1のフレームメモリ及び前記第2のフレームメモ
    リから画像データを読み出して表示装置側に出力し、通
    常画面上に静止状態のスクロール面を表示させる画像制
    御手段と、を備えたことを特徴とする表示機能付き携帯
    機器。
  2. 【請求項2】 前記第2のフレームに格納されるスクロ
    ール面表示用の画像データは、前記スクロール面の表示
    領域の大きさにそれぞれ対応した複数の画像データを含
    むことを特徴とする請求項1記載の表示機能付き携帯機
    器。
  3. 【請求項3】 前記画像制御手段は、スクロール面を表
    示をする際の表示制御データが格納される表示制御用レ
    ジスタを含み、前記表示制御用レジスタの表示制御デー
    タに基づいて、前記第1のフレームメモリ及び前記第2
    のフレームメモリから画像データを読み出して表示装置
    側に出力することを特徴とする請求項1又は2記載の表
    示機能付き携帯機器。
  4. 【請求項4】 前記表示制御用レジスタは、前記表示制
    御データとして、スクロール面の表示領域を特定するた
    めのデータ、及びスクロール面の第2のフレームメモリ
    での表示開始位置が格納されることを特徴とする請求項
    3記載の表示機能付き携帯機器。
  5. 【請求項5】 前記表示制御用レジスタは、前記表示制
    御データとして、スクロール面の表示領域においてスク
    ロール面の表示を許容するかどうかの設定データが格納
    されることを特徴とする請求項4記載の表示機能付き携
    帯機器。
  6. 【請求項6】 前記表示制御用レジスタは、前記表示制
    御データとして、スクロール面を停止させるかどうかの
    設定データが格納されることを特徴とする請求項4又は
    5記載の表示機能付き携帯機器。
  7. 【請求項7】 前記画像制御手段は、前記表示制御レジ
    スタの表示制御データを読み出し、表示装置における表
    示位置が、前記スクロール面の表示領域に含まれない場
    合、又は前記スクロール面の表示が許容されていない場
    合には、前記第1のフレームメモリから画像データを読
    み出して表示装置側に出力し、通常画面を表示させるこ
    とを特徴とする請求項5又は6記載の表示機能付き携帯
    機器。
  8. 【請求項8】 前記画像制御手段は、前記表示制御レジ
    スタの表示制御データを読み出し、表示装置における表
    示位置が、前記スクロール面の表示領域に含まれてお
    り、且つスクロール面を停止させる設定がなされている
    場合には、前記第2のフレームメモリから画像データを
    読み出して、静止状態のスクロール面を表示させる請求
    項6記載の表示機能付き携帯機器。
  9. 【請求項9】 前記画像制御手段は、前記スクロール面
    の第2のフレームメモリでの表示開始位置に基づいて、
    前記第2のフレームメモリから画像データを読み出すこ
    とを特徴とする請求項8記載の表示機能付き携帯機器。
  10. 【請求項10】 所定の画面を表示させるための指令信
    号を入力すると、該所定の画面に対応した通常画面表示
    用の画像データ、及び該所定の画面に対応したスクロー
    ル面表示用の画像データを前記画像制御手段側に出力
    し、前記第1のフレームメモリ及び前記第2のフレーム
    メモリにそれぞれ格納させる演算手段を、更に備えたこ
    とを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の表示機
    能付き携帯機器。
  11. 【請求項11】 各種の操作がなされる操作部を備え、
    前記演算手段は、表示装置に前記所定の画面が表示され
    ている状態において前記操作部による操作がなされる
    と、その操作に対応した、スクロール面の表示領域を特
    定するためのデータを前記表示制御レジスタに格納する
    ことを特徴とする請求項10記載の表示機能付き携帯機
    器。
  12. 【請求項12】 前記演算手段は、前記操作部による操
    作に対応した、前記第2のフレームメモリでの表示開始
    位置を前記表示制御レジスタに格納することを特徴とす
    る請求項11記載の表示機能付き携帯機器。
  13. 【請求項13】 前記演算手段は、前記所定の画面に含
    まれる複数の項目の内、前記操作部による操作によって
    選択された項目に対応した、スクロール面の表示領域及
    び前記第2のフレームメモリでの表示開始位置を前記表
    示制御レジスタに格納することを特徴とする請求項12
    記載の表示機能付き携帯機器。
  14. 【請求項14】 表示装置に前記所定の画面が表示され
    ている状態において前記操作部による操作がなされる
    と、前操作内容を記憶する記憶手段を更に備え、前記演
    算手段は、前記所定の画面表示を開始する際に、前記記
    憶手段に記憶された操作内容に基づいて、スクロール面
    の表示領域及び前記第2のフレームメモリでの表示開始
    位置を、前記表示制御レジスタに格納することを特徴と
    する請求項11乃至13の何れかに記載の表示機能付き
    携帯機器。
  15. 【請求項15】 各種の操作がなされる操作部と、 第1のフレームメモリと、 第2のフレームメモリと、 前記操作部の操作により、所定の画面を表示させるため
    の指令信号を入力すると、該所定の画面に対応した通常
    画面表示用の画像データ、及び該所定の画面のスクロー
    ル面に表示されるスクロール面表示用の画像データを出
    力するとともに、前記所定の画面に対応した表示制御デ
    ータを出力する演算手段と、 前記通常画面表示用の画像データを前記第1のフレーム
    メモリに格納し、前記スクロール面表示用の画像データ
    を前記第2のフレームメモリに格納し、前記表示制御デ
    ータに基づいて前記第1のフレームメモリ及び前記第2
    のフレームメモリから画像データをそれぞれ読み出して
    表示装置側に出力し、通常画面上に静止状態のスクロー
    ル面を表示させる画像制御手段と、を備えたことを特徴
    とする表示機能付き携帯機器。
  16. 【請求項16】 前記演算手段は、前記所定の画面に含
    まれる複数の項目についてのスクロール面表示用の画像
    データを出力して前記第2のフレームメモリに格納さ
    せ、前記操作部による操作によって項目が選択される
    と、その選択された項目に対応した、スクロール面の表
    示領域及び前記第2のフレームメモリでの表示開始位置
    を前記表示制御レジスタに格納することを特徴とする請
    求項15記載の表示機能付き携帯機器。
JP2001239446A 2001-08-07 2001-08-07 表示機能付き携帯機器 Withdrawn JP2003050573A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001239446A JP2003050573A (ja) 2001-08-07 2001-08-07 表示機能付き携帯機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001239446A JP2003050573A (ja) 2001-08-07 2001-08-07 表示機能付き携帯機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003050573A true JP2003050573A (ja) 2003-02-21

Family

ID=19070199

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001239446A Withdrawn JP2003050573A (ja) 2001-08-07 2001-08-07 表示機能付き携帯機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003050573A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007140215A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Sharp Corp 携帯情報端末

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007140215A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Sharp Corp 携帯情報端末

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102373510B1 (ko) 디스플레이를 회전함에 따라 컨텐츠를 시각화 하는 디스플레이 장치 및 이의 제어 방법
JP5398719B2 (ja) ユーザ命令の入力方法及びこれを適用した映像機器と入力機器
KR20090029138A (ko) 동작에 의한 사용자 명령 입력 방법 및 이를 적용한멀티미디어 기기
US20110035703A1 (en) Electronic device, control method and storage medium
JP5158595B2 (ja) 字幕付映像再生端末装置、プログラム
JP2005017559A (ja) 画像表示装置
JP2005221816A (ja) 電子装置
JP4359720B2 (ja) 映像音声再生装置
JP2009128782A (ja) 表示制御装置及びそれを用いた画像形成装置
JP3901085B2 (ja) 携帯機器
JP2003050573A (ja) 表示機能付き携帯機器
CN101437117A (zh) 数字图像处理设备
KR20120015007A (ko) 프로젝터 모듈을 구비하는 휴대 단말기의 영상 출력 방법 및 장치
KR100718385B1 (ko) 복수의 동영상 파일을 재생할 수 있는 휴대용 재생 장치 및그 방법
JP3900079B2 (ja) 携帯機器
JP3948008B2 (ja) オーディオ・ビジュアル機器の表示制御回路およびオーディオ・ビジュアル機器
JP3852105B2 (ja) オーディオ・ビジュアル機器の表示制御回路
JP2002247477A (ja) オーディオ・ビジュアル機器
KR101276807B1 (ko) 이동통신 단말기의 영상 디스플레이 방법
JP3132432U (ja) 動画分割表示装置
JP2006135609A (ja) テレビ放送記録再生装置
JP2003202946A (ja) コンテンツ提供装置、コンテンツ提供方法、コンテンツ提供方法のプログラム及びコンテンツ提供方法のプログラムを記録した記録媒体
KR100832474B1 (ko) 에이브이 기기 및 그 컨텐트 표시 방법
JP2005223895A (ja) 表示装置
CN1269351C (zh) 由电视显示的vcd、dvd遥控器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050303

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060215