JP3852105B2 - オーディオ・ビジュアル機器の表示制御回路 - Google Patents
オーディオ・ビジュアル機器の表示制御回路 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3852105B2 JP3852105B2 JP2001245600A JP2001245600A JP3852105B2 JP 3852105 B2 JP3852105 B2 JP 3852105B2 JP 2001245600 A JP2001245600 A JP 2001245600A JP 2001245600 A JP2001245600 A JP 2001245600A JP 3852105 B2 JP3852105 B2 JP 3852105B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- memory
- data
- image
- line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーディオ・ビジュアル機器の表示制御回路に係り、特に、文字・画像の一方あるいは双方からなるデジタル面、テレビジョン映像及びオン・スクリーン・ディスプレイ手法による表示ができる表示部を備えたオーディオ・ビジュアル機器における表示部の表示制御を行なう表示制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばテレビジョン(テレビ)受信機能とFMラジオ受信機能とを併せ持ったオーディオ・ビジュアル(AV)機器は、所定の大きさの筐体に、スピーカ、表示部、電源スイッチ、チャネル・選局や音量調整のための操作部、及び外部の機器と接続するためのジャック端子等が配置されているものが一般的である。
【0003】
このようなAV機器において、前記操作部からの操作指令は中央演算処理装置(CPU)に一旦取り込まれ、当該操作指令に基づく前記CPUからの指令により、テレビ受信機能あるいはFMラジオ機能の選択、チャネル・選局、あるいは、音量等調整の処理を行っている。そして、従来のオーディオ・ビジュアル機器では、文字・画像の少なくとも一つ以上からなるデジタル面、テレビジョン映像、あるいは、オン・スクリーン・ディスプレイを表示部に表示することができる。
【0004】
図9は、従来のオーディオ・ビジュアル機器における表示系統の一例を示すブロック図である。
この図9において、従来のオーディオ・ビジュアル機器の表示系統110は、各種制御を実行する処理装置112と、表示データを格納しあるいは表示データ作成時の作業領域を提供するビデオメモリ(VRAM)114と、所定の画素数のカラー液晶パネル(LCD)などからなる表示部116と、前記ビデオメモリ114から表示データを読み出して表示部116に与える表示制御回路118とから構成されている。そして、表示部116には、文字・画像の少なくとも一つ以上からなるデジタル面、または、テレビジョン映像を切り替えて表示できようになっている。また、表示部116には、オン・スクリーン・ディスプレイ手法による表示も可能となっている。
【0005】
オーディオ・ビジュアル機器の例えば操作部が操作されると、処理装置112は、デジタル表示データを形成して当該表示データをビデオメモリ114に書き込む。表示制御回路118は、ビデオメモリ114に書き込まれたデジタル表示データを読み出し、表示部116に与えて表示をする。このように表示制御回路118は、ビデオメモリ114内に書き込まれた表示データを表示部116へ表示させる制御を実行している。そして、このような表示制御回路118を携帯型オーディオ・ビジュアル機器に採用し、デジタルカメラ等から得られた画像を携帯型オーディオ・ビジュアル機器の表示部116に表示する場合、表示部116の画素数とデジタルカメラなどのデジタル画像データの画素数とを一対一に対応させて表示させることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように従来の表示制御回路118により、表示部116の画素数とデジタル画像データの画素数とを一対一に対応させて表示させる場合、携帯型オーディオ・ビジュアル機器の表示部116の画素数とデジタルカメラなどの画素数とが一致しないことも多く、表示部116の仕様によってはアスペクト比(縦横比)が乱れたり、表示範囲が極端に少なくなったりすることがある。
【0007】
そこで、従来の表示制御回路118では、表示部116の画素数が画像データの画素数より大きい場合に、画像データの不足している情報を、画像データの読出ラインとその読出ラインの次の読出ラインとで平均をとって補間する処理を行っていた。このため、従来の表示制御回路118では、一般に2本(系統)のラインメモリを使用し、ビデオメモリ(VRAM)114からの書き込みと読み出しとを交互に行い表示処理をしている。また、平均をとる補間データを作成するために2本のメモリが必要となり、2系統に各2本で計4本のラインメモリが必要となる。
【0008】
すなわち、従来の表示制御回路118では、補間計算を行なうために2本のラインメモリを設けるほか、表示部116への表示を行なうために、さらに2本の表示用ラインメモリを設け、合計4本のラインメモリを用意する必要があり、部品点数が多く回路構成が煩雑になるという欠点があった。
また、従来の表示制御回路118では、画像をスクロールして全体を表示させようとすると、その処理が複雑になって処理スピードが遅く表示ができないということがあった。
【0009】
本発明は、上述した欠点を解消するためになされたものであって、簡単な回路構成で高速に動作させることができるようにすることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明に係るオーディオ・ビジュアル機器の表示制御回路は、文字・画像の少なくとも一つ以上からなるデジタル面またはテレビジョン映像を表示できる表示部を備えたオーディオ・ビジュアル機器におけるビデオメモリ内の表示データを表示部へ表示させる制御を実行する表示制御回路であって、通常ライン用の画像表示データを表示部の少なくとも水平方向1ライン分記憶できる第1の表示メモリと、補間ライン用の画像表示データを表示部の少なくとも水平方向1ライン分記憶できる第2の表示メモリと、通常ラインの処理タイミングに達する毎に、前記ビデオメモリの所定の読出番地から前記1ライン分の画像表示データを読み出し前記第1の表示メモリに格納するとともに前記ビデオメモリの読出番地を更新し、補間ラインの処理タイミングに達する毎に、前記ビデオメモリの前記所定の読出番地から前記1ライン分の画像表示データを読み出し前記第2の表示メモリに格納し、かつ、前記ビデオメモリにおける前記所定の読出番地の次の読出番地から前記1ライン分の画像表示データを読み出し、当該読み出した画像表示データと前記第2の表示メモリに格納されている画像表示データとの平均を計算し、その計算結果を当該第2の表示メモリに格納するビデオメモリ制御手段とを少なくとも備えたことを特徴とする。
【0011】
このように形成した本発明においては、ビデオメモリ制御手段は、補間計算を、第2の表示メモリのみを用いて行なうことができるほか、前記第2の表示メモリを補間表示に兼用させることにより、表示メモリ(ラインメモリ)2本で済ませることができ、部品点数が少なく回路構成を簡単にできる。また、通常ラインと補間ラインとで表示ができるので、画像の品質を落とすことなく表示できる。
【0012】
ビデオメモリ制御手段は、ビデオメモリ内の表示データの最初の一定ライン数の画像データを読み飛ばし、それ以降の所定ライン数の画像データを読み込み、通常ライン用の画像表示データを第1のラインメモリに格納し、補間ライン用の画像表示データを第2のラインメモリに格納し、残り一定ライン数の画像データを読み飛ばす処理をするように構成できる。
これにより、垂直方向における画像についてのデータの画素数と表示部の画素数とが異なっている場合であっても、画像の品質を落とすことなく表示することができる。
【0013】
また、ビデオメモリ制御手段は、ビデオメモリの1ライン分の画像データの内、最初の一定画素数の画像データを読み飛ばし、以後の所定画素数の画像データを前記ビデオメモリより読み込み、残り一定画素数の画像データを読み飛ばす処理をし、かつ読み込んだ所定画素数の画像データの1画素を第1の表示メモリまたは第2の表示メモリに書き込むときに複数ドットに対応させて書き込むように構成できる。
これにより、水平方向における画像データの画素数と表示部の画素数とが異なっていても、画像の品質を落とすことなく表示することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明に係るオーディオ・ビジュアル機器の表示制御回路の好ましい実施の形態を、添付図面に従って詳細に説明する。
図2は本発明の実施形態に係るオーディオ・ビジュアル機器(AV機器)10の斜視図である。このAV機器10の本体12は図3の回路を内蔵しており搭載した電池によって駆動可能な携帯用であって、テレビ受信機能、FM放送受信機能、蓄積した音楽データの再生機能、さらにはデジタルカメラ等で撮影した画像データを再生する画像再生機能を有している。
【0017】
本体12の正面側の右側部には、メインスイッチ20、メニュースイッチ24及びジョグスイッチからなる選択スイッチ22がそれぞれ取り付けられており、このメインスイッチ20をオンにすると、機器制御部(CPU)44は表示制御部52を介してビデオメモリ(VRAM)54にメニュー画面を作成し、液晶コントローラ36を介して表示部14に送り出されて、メニュー画面が表示される。メニュー(動作モード)として、例えば、テレビ受信モード(TVモード)、FMラジオ受信モード(FMモード)、蓄積した音楽データ(音響データ)を再生するオーディオモード、デジタルカメラ等により撮影した画像データなどを表示させる画像モード等があり、選択スイッチ22を上または下に動かすことによりモードが選択される。また、選択されたモードからメニュー画面に移行する場合はメニュースイッチ24を押すことにより移行する。
【0018】
なお、本体12の上部端面には図示しない音量ボタンが取り付けられている。また、本体12には音響出力部となるイヤホンジャックが設けてあり、このイヤホンジャックを介してヘッドホンやイヤホンによって音楽データ(音響データ)が出力されるようになっている。さらに、本体12の左側部には、図示しない外部記憶装置となるメモリカードを装着する挿入口が設けられており、蓄積した音楽データや、デジタルカメラ等により撮影された画像データ等を記録したメモリカードを装着することにより、メモリカードI/F46を介して音楽の再生や画像の再生が出来るようになっている。
【0019】
そして、その正面には蓋16が開閉自在に取り付けられており、この蓋16を開くと、カラー液晶パネル(LCD)等で構成された表示部14が現れる。
また、蓋16の基部には、蓋16の開閉に連動してパルス状の信号を出力する表示スイッチ18が設けてあり、蓋16が開いた状態にある時は表示部14がオンされて画像情報が表示され、蓋16を閉じて表示部を遮蔽すると表示部14がオフされて画像情報が消えるようになっており、消費電力の節約が図られるようになっている。
【0020】
図3は本発明のAV機器10の構成を示したブロック図である。このAV機器10は、アンテナ26、TVチューナ28、IF・クロマ処理部32、音声検波部38、表示切替え部34、液晶コントローラ36、表示部14、FMチューナ30、音声増幅部40、音声発生部42、機器制御部(CPU)44、メモリカードI/F46、音声・画像再生部50、表示制御部52、ビデオメモリ(VRAM)54を備えている。
【0021】
アンテナ26により受信された電波は、TVチューナ28によりチューニングされ、IF・クロマ処理部32によりテレビの画像信号(映像信号)が復調され、また、音声信号は音声検波部38により検波される。IF・クロマ処理部32により復調された画像信号(映像信号)は、表示切替え部34を介して液晶コントローラ36に送り出されて表示部14にテレビ画像が表示される。
【0022】
また、音声検波部38により検波された音声信号、FMチューナ30によりチューニングされた音声信号、および音声・画像再生部50により再生された音声信号は、音声増幅部40に入力されて増幅され、音声発生部42により音声が得られる。なお、音声増幅部40は、機器制御部(CPU)44からの制御信号により、入力された音声信号の何れか1つを選択してその音声信号を増幅する。例えば、動作モードがTVモードに設定されている場合には音声検波部38により検波された音声信号が選択され、動作モードがFMモードに設定されている場合にはFMチューナ30によりチューニングされた音声信号が選択され、動作モードがオーディオモードまたは画像モードに設定されている場合には音声・画像再生部50により再生された音声信号が選択される。
【0023】
次に、動作モードとしてTVモードが設定された場合の動作について説明する。アンテナ26により受信された電波は、TVチューナ28で所定のチャネルにチューニングされる。IF・クロマ処理部32はそのチューニングされた信号から画像信号(映像信号)を得て、その画像信号(映像信号)の輝度信号及び色信号を3原色(R、G、B)の画像信号に復調して、表示切替え部34に送出する。動作モードがTVモードに設定されているときには、表示切替え部34はIF・クロマ処理部32からの画像信号を液晶コントローラ36に出力する。液晶コントローラ36はその画像信号に基づいて表示部14にテレビ画像を表示させる。また、音声検波部38は、TVチューナ28で所定のチャネルにチューニングされた信号から音声信号を検波して音声増幅部40に出力する。音声増幅部40はその音声信号を増幅して音声発生部42に出力し、音声発生部42から上記の表示部14のテレビ画像に対応した音声が出力される。
【0024】
また、動作モードがFMモードに設定された場合については、アンテナ26により受信された電波は、FMチューナ30で所定の周波数にチューニングされ、その音声信号は音声増幅部40に出力される。音声増幅部40はその音声信号を増幅して音声発生部42に出力し、音声発生部42からチューニングされた放送局の音声が出力される。
【0025】
また、動作モードが画像モードに設定されている場合については、デジタルカメラ等で撮影した画像をメモリカードに格納しておいて、メモリカードをメモリカード挿入口に挿入して装着する。機器制御部(CPU)44はメモリカードI/F46を介してメモリカードに格納されている音声データ(メモリカードに音声データも格納されている場合)および画像データを取り込んで、音声・画像再生部50に出力する。音声・画像再生部50は音声データおよび画像データをそれぞれ再生し、音声信号を音声増幅部40に出力し、画像データを表示制御部52に出力する。音声増幅部40は入力された音声信号を増幅して音声発生部42に出力し、音声発生部42からメモリカードに格納されている音声が出力される。また、表示制御部52は画像データをビデオメモリ54に格納して表示画像を展開した後に表示切替え部34に出力する。動作モードが画像モードに設定されている場合には、表示切替え部34は表示制御部52からの画像信号を液晶コントローラ36に出力する。液晶コントローラ36はその画像信号に基づいて表示部14にデジタルカメラの画像を表示させる。
【0026】
図1は表示系統90の構成を示したブロック図であり、表示制御部52は表示系統90の一部を構成している。前記表示系統90は、各種制御を実行する処理装置としての機器制御部44と、表示データを格納しあるいは表示データ作成時の作業領域を提供するビデオメモリ(VRAM)54と表示データを画像にするカラー液晶パネル(LCD)からなる表示部14と、前記機器制御部44による書き込み・読み出しが可能とされかつ前記ビデオメモリ54から表示データを読み出して表示部14に与える表示制御部52と、表示制御部52と表示部14との間に介在させた表示切替え部34(図3参照)、液晶コントローラ36(図3参照)並びにメモリカードに記録されたデータを再生する音声・画像再生部50とから構成されている。
【0027】
また、上述した表示制御部52は、大別するとバッファ92と、ビデオメモリ制御手段94と、第1の表示メモリ96aと、第2の表示メモリ96bと、オン・スクリーン・ディスプレイ(OSD)回路98と、OSDメモリ99とから構成されている。このような構成要素からなる表示制御部52によれば、表示部14に文字・画像の少なくとも一つ以上からなるデジタル面と、テレビジョン映像と、オン・スクリーン・ディスプレイ手法による表示とを表示させることができる。この場合、デジタル面と、テレビジョン映像とは、切換えて表示させることができる。
上述したAV機器10の表示制御部52は、後述するように、文字・画像の一方あるいは双方からなるデジタル面、テレビジョン映像及びオン・スクリーン・ディスプレイ手法による表示を表示部14に表示する。
【0028】
機器制御部44は、CPU(中央演算処理装置)で構成されており、図示しない主メモリに格納されたプログラムを処理することにより、AV機器10の操作部からの操作指令に基づいてAV機器10の各種機能、制御を実行する。
さらに、各構成要素の詳細を説明すると、前記機器制御部44は、CPU(中央演算処理装置)で構成されており、図示しない主メモリに格納されたプログラムを処理することにより、AV機器10の操作部からの操作指令に基づいてAV機器10の各種制御を実行する。
【0029】
前記ビデオメモリ(VRAM)54は、所定の記憶容量を有するランダムアクセスメモリである。そして、表示部14は、所定の画面寸法で例えば93.3画素×220画素の画素数(横280ドット×縦220ドット)をもったカラー液晶ディスプレイから構成されている。
【0030】
次に、表示制御部52を構成する要素の詳細を説明すると、前記バッファ92は文字で1行分の記憶容量を有しており、例えば横16ドット×縦16ドット×17.5文字分に、カラー表示用に1ドット当たりのデータは2ビットであるので、合計1120バイトの記憶容量に設定している。このバッファ92は前記機器制御部44により書き込みあるいは読み出しができるようになっている。また、上記バッファ92は、ビデオメモリ制御手段94により書き込みあるいは読み出しができるようになっている。
【0031】
第1の表示メモリ96aは、前記表示部14の少なくとも水平方向1ライン分の記憶容量を備えたラインメモリであり、デジタル面の画像を処理する場合には通常ライン用の表示メモリとして使用される。
第2の表示メモリ96bは、前記表示部14の少なくとも水平方向1ライン分の記憶容量を備えたラインメモリであり、デジタル面の画像を処理する場合には補間ラインを計算するメモリに使用されるとともに補間ライン用の表示メモリとしても使用される。
なお、図示されていない表示メモリがあり、デジタル面のうち文字のデータ用に使用される。
【0032】
前記ビデオメモリ制御手段94は、機器制御部44によりバッファ92に書き込まれたデジタル面データを表示データに変換しビデオメモリ54に書き込むことができるようになっている。デジタル面のうち、主に文字に関してはこの方法でビデオメモリ54に書き込まれる。また、このビデオメモリ制御手段94は、ビデオメモリ54に書き込まれた表示データを読み出してデジタル面データにしバッファ92に書き込むことができるようになっている。そして、ビデオメモリ制御手段94は、音声・画像再生部50からのデジタル画像データを受け取り、表示データにしてビデオメモリ54に格納することができる。デジタル面のうち、画像に関しては主にこの方法でビデオメモリ54にデータが書き込まれる。その上、このビデオメモリ制御手段94は、ビデオメモリ54に書き込まれた表示データを読み出し、上記第1の表示メモリ96aあるいは第2の表示メモリ96bに交互に書き込むことができるようになっている。
【0033】
次に、ビデオメモリ54に書き込まれたデータを表示部14に表示する動作について述べる。ビデオメモリ制御手段94は、デジタル面の画像を処理するときには、通常ラインの処理タイミングに達する毎に、ビデオメモリ54の所定の読出開始番地から前記1ライン分の表示データを順次読み出し、前記第1の表示メモリ96aに格納した後、前記ビデオメモリ54の読出開始番地を更新(インクリメント)するようになっている。
【0034】
さらに、ビデオメモリ制御手段94は、デジタル面の画像を処理するときには、補間ラインの処理タイミングに達する毎に、前記ビデオメモリ54の前記所定の読出開始番地から前記1ライン分の表示データを読み出し前記第2の表示メモリ96bに格納し、かつ、前記ビデオメモリ54における前記所定の読出開始番地の次の読出開始番地から前記1ライン分の表示データを読み出し、当該読み出した画像表示データと前記第2の表示メモリ96bに格納されている画像表示データとの平均を計算し、その計算結果を当該第2の表示メモリ96bに上書きして格納するようになっている。
【0035】
図7は、表示制御部52における通常ラインのビデオメモリと表示メモリとの関係を説明するための図であり、(1)が通常ラインのビデオメモリと第1の表示メモリとの関係を、(2)が補間ラインのビデオメモリと第2の表示メモリとの関係を示す図である。
【0036】
ビデオメモリ制御手段94は、デジタル画面の画像処理において、通常ラインの処理タイミングが来ると、図7(1)に示したように、ビデオメモリ54の所定の読出開始番地(例えば、第6ライン目)から1ライン分の画像データ200を読み出し、前記第1の表示メモリ96aに表示データ202として格納した後、前記ビデオメモリ54の読出開始番地を更新(インクリメント)して通常ラインの処理を行なう。
【0037】
また、ビデオメモリ制御手段94は、デジタル画面の画像処理において、補間ラインの処理タイミングが来ると、第6ライン目について通常ラインの表示処理に並行して、まず前記ビデオメモリ54の前記所定の読出開始番地(第6ライン目)から前記1ライン分の画像データ200(n)を読み出し、前記第2の表示メモリ96bに表示データ202(n)として格納する。次に、ビデオメモリ制御手段94は、前記ビデオメモリ54における前記所定の読出開始番地の次の読出開始番地(第7ライン目)における1ライン分の画像表示データ200(n+1)について、最初の画素データを読み出す。このとき、ビデオメモリ制御手段94は、前記第2の表示メモリ96bに格納されている第6ライン目の画素データ202(n)の、第7ライン目のデータ200(n+1)の読み出した画素データと同じ水平位置にあたる画素データも合わせて読み出す。そして、ビデオメモリ制御手段94は、ビデオメモリ54から読み出した第7ライン目の1画素分のデータ200(n+1)と、第2の表示メモリ96bから読み出した第6ライン目の1画素分のデータ200(n)との平均値を計算し、求めた平均値を読み出した第2の表示メモリ96bのアドレスに上書きする。
【0038】
ビデオメモリ制御手段94は、最初の画素について平均値を求め、それを第2の表示メモリ96bに上書きすると、ビデオメモリ54からデータ200(n+1)の次の画素についてのデータを読み出すとともに、第2の表示メモリ96bに格納してあるデータ202(n)の、ビデオメモリ54から読み出した画素と同じ水平位置にある画素のデータを読み出し、これらの平均を求めて第2の表示メモリ96bの読み出したデータのアドレスに上書きする。
【0039】
ビデオメモリ制御手段94は、以下同様にして前記所定の読出開始番地(第6ライン目)の画像表示データと、この所定の読出開始番地の次の読出開始番地(第7ライン目)の画像データとの平均値を求め、これを補間データとして第2の表示メモリ96bに上書きする。なお、この実施形態においては、1画素についての画像表示データは、2ワードによって構成してある。
【0040】
さらに、ビデオメモリ制御手段94は、次の通常ラインの処理タイミングが来ると、補間ラインの表示処理と並行してビデオメモリ54の前記所定の読出開始番地の次の読出開始番地(第7ライン目)から1ライン分の画像表示データを読み出し、前記と同様に第1の表示メモリ96bに書き込み、ビデオメモリ54の読出開始番地を更新(インクリメント)するとともに、通常ラインの処理を行なう。また、ビデオメモリ制御手段は、次の補間ラインの処理タイミングが来ると、先ほど第1の表示メモリ96aに書き込んだのと同じ読出開始番地(第7ライン目)から1ライン分の画像表示データをビデオメモリ54から読み出して第2の表示メモリ96bに書き込み、その後、第2の表示メモリ96bに書き込んだ次の読出開始番地(第8ライン目)における1ライン分の画像表示データについて、最初の1画素分のデータを読み出すとともに、第2の表示メモリ96bに格納した第7ライン目の1ライン分のデータから、第8ライン目について読み出した画素データと同じ水平位置にある画素のデータを読み出し、両者の平均を求めて第2の表示メモリ96bの読み出したアドレスに上書きする。
【0041】
ビデオメモリ制御手段94は、以下同様にして第7ライン目の画像表示データと第8ライン目の画像表示データとの平均として求めた補間データを第2の表示メモリ96bに書き込む。そして、ビデオ制御手段94は、表示部14への表示が終了するまで上記の動作を繰り返す。
【0042】
前記オン・スクリーン・ディスプレイ回路186は、機器制御部44から制御信号を受けてOSDメモリ99に格納してある音量の表示データ、画面の明るさを表示するデータを読み出し、前記第1の表示メモリ96aまはた第2の表示メモリ96bから読み出された表示データに対して、必要に応じてオン・スクリーン・ディスプレイデータを重畳し、表示切替え部34、液晶コントローラ36を介して表示部14に供給できるようになっている。
【0043】
なお、上述した「デジタル面」は、文字と画像とを重ね合わせて表示が可能となっている。また、「デジタル面」は、「通常文字面」と「スクロール文字」との組み合わせで表示されるものである。また、「通常文字面」と「スクロール文字」とは、ビデオメモリ54上の別なエリアに格納されているが、表示の際に重ね合わせることが可能である。
また、「デジタル面における画像」は、例えば元ファイルのサイズが横160画素×縦120画素からなるものとして説明する。
【0044】
次に、AV機器10の表示制御部52の動作を、図1を基に図4ないし図8を参照しながら説明する。
(水平方向の処理動作)
図4は、本発明の実施形態に係るAV機器10の表示制御部52による水平方向の処理動作を説明するための図である。図5は、AV機器10の表示制御部52による水平方向の処理動作を説明するためのタイミングチャートである。
【0045】
ビデオメモリ54に書き込まれた画像は、上述したように160×120画素のデータである。また、ビデオメモリ54上の1ライン分の画像のデータは、図4に示すように、水平方向が160画素からなる。また、表示部14は、上述したように93.3×220画素で構成されている。さらに、第1の表示メモリ96a及び第2の表示メモリ96bは、表示部14の画素数ではなく、表示ドットを基準に280バイト分で構成されているものとする。なお、1画素は16ビット(2バイト)のデータから構成されているものとする。
【0046】
ここで、ビデオメモリ制御手段94は、ビデオメモリ54に書き込まれている1ライン分の画像データ200を読み出すときに、次のような水平方向の処理を実行する。すなわち、ビデオメモリ制御手段94は、図5に示す水平クロックに同期し、かつ水平同期信号の“1”を開始時点t1として10画素分(アドレス0〜9まで)を読み飛ばす。そして、ビデオメモリ制御手段94は、t2で11画素目のアドレス10を指定し、この時点以後、水平クロックに同期させてアドレスを一つずつ増加(インクリメント)させながら150画素目のアドレス149まで順次指定し(図5に示すt2〜t4の間)、表示メモリ書込期間(図5に示すt3〜t5の間)にビデオメモリ54から画像のデータを読み出しては第1の表示メモリ96aまたは第2の表示メモリ96bに書き込んだ後、残り10画素分を読み飛ばす処理を行なう。
【0047】
ここで、ビデオメモリ制御手段94は、表示メモリ書込期間(図5に示すt3〜t5の間)中、ビデオメモリ54から読み出した画像データの1画素分を、第1の表示メモリ96aまたは第2の表示メモリ96bに書き込むときに、ビデオメモリ54の画像データの1画素分を第1の表示メモリ96aまたは第2の表示メモリ96bの2ドット分に割り当てて書き込む処理を行なう。
【0048】
これにより、実際には、表示メモリ書込期間(図5に示すt3〜t5の間)において、ビデオメモリ54から140画素分が読み出されることになるが、140画素×2ドット=280ドットとなって、第1の表示メモリ96aまたは第2の表示メモリ96bに1ライン分の表示データ202として格納されることになる(図7参照)。
【0049】
ここで、通常ラインと補間ラインとの違いについて述べる。図7は、表示制御部52における通常ラインのビデオメモリと表示メモリとの関係を説明するための図であり、(1)が通常ラインのビデオメモリと第1の表示メモリとの関係を、(2)が補間ラインのビデオメモリと第2の表示メモリとの関係を示す図である。
【0050】
通常ラインにおいて、ビデオメモリ54に書き込まれたデータを表示メモリ96aに書き込む動作について述べる。ビデオメモリ制御手段94は、デジタル面の画像を処理するとき、所定の開始タイミングが来ると、ビデオメモリ54の所定の読出開始番地から前記1ライン分の表示データを順次読み出し、前記第1の表示メモリ96aに格納した後、前記ビデオメモリ54の読出開始番地を更新(インクリメント)するようになっている。これにより、ビデオメモリ54の所定の1ライン分のデータがそのまま表示メモリ96aに書き写されることになる。
【0051】
一方、補間ラインにおいては、ビデオメモリ制御手段94は、デジタル面の画像を処理するときに、所定の開始タイミングが来ると、まず前記ビデオメモリ54の前記所定の読出開始番地から前記1ライン分の表示データを読み出し前記第2の表示メモリ96bに格納する。次に、前記ビデオメモリ54における前記所定の読出開始番地の次の読出開始番地から前記1ライン分の表示データを順次読み出す。このとき、当該読み出した画像表示データと同じ水平位置にあたる前記第2の表示メモリ96bに格納されている画像表示データのデータも合わせて読み出す。そして、ビデオメモリ制御手段94は、それら前記ビデオメモリ54から読み出された画像表示データと前記第2の表示メモリ96bから読み出された画像表示データとの平均を計算して、当該第2の表示メモリ96bのデータのアドレス上に上書きする。したがって、平均をとる時のビデオメモリ54からの読み出しは間欠的になる。なお、この実施例では1画素のデータは2バイトで構成されており、平均は2バイト分のデータがそろわないと計算できないため、平均値を計算して書き込む際のビデオメモリ54および第2の表示メモリ96bへのアクセスは2バイトを1単位に行われる。ただし、1画素のデータが1ワードで構成されていれば1ワード単位のアクセスでもかまわない。
【0052】
(垂直方向の処理動作)
図6は、本発明の実施形態に係るAV機器10の表示制御部52による垂直方向の処理動作をした際の、ビデオメモリと画面表示との関係を説明するための図であり、(1)はビデオメモリの格納状態を、(2)は画面表示の状態を説明する図である。
図7は、表示制御部52における通常ラインのビデオメモリと表示メモリとの関係を説明するための図であり、(1)が通常ラインのビデオメモリと第1の表示メモリとの関係を、(2)が補間ラインのビデオメモリと第2の表示メモリとの関係を示す図である。
図8は、AV機器10の表示制御部52による垂直方向の処理動作を説明するためのタイミングチャートである。
【0053】
まず、ビデオメモリ制御手段94は、図6(1)に示すビデオメモリ(VRAM)54から画像のデータを読み出すときに、図8に示すように、垂直クロックに同期しながら、垂直同期信号が“1”になった後所定の期間を経てから、ライン数を「1」から1つずつ増加させて「120」までインクリメントし、次の垂直同期信号が“1”で再びライン数を「1」から開始するという動作を、表示部14に表示している間繰り返して処理をしている。そして、ビデオメモリ制御手段94は、1つの垂直同期の周期において、ライン数が5ラインに達するまでビデオメモリ54の画像のデータを読み飛ばし、ビデオメモリ54の6ライン目から115ライン目まで画像のデータを読み出し、116ラインから120ラインの5ラインを読み飛ばす。なお、ビデオメモリ制御手段94は、補間処理を行なうために、ビデオメモリ54の116ライン目も読み出す。
【0054】
また、表示部14の表示は、図6(2)及び図8の表示メモリの読出(=表示)の欄のように、垂直クロックに同期して、t13から通常ライン(6)、補間ライン(6/7の平均)、通常ライン(7)、補間ライン(7/8の平均)、……、t18における補間ライン(115/116の平均)というように、第1の表示メモリ96aまたは第2の表示メモリ96bに書き込まれたデータが交互に読み出されては表示される。
【0055】
ここで、ビデオメモリ制御手段94は、垂直クロックに同期し、補間ラインの表示がされている期間(あるいはその期間に相当する期間(例えばt12〜t13))に、通常ラインの処理をする。同様に、ビデオメモリ制御手段94は、垂直クロックに同期し、通常ラインの表示がされている期間(例えばt13〜t14)に、補間ラインの処理をする。
【0056】
ここで、ビデオメモリ制御手段94は、垂直クロックに同期し、例えば図8のt12〜t13の期間に、図7(1)に示すように、ビデオメモリ54の6ライン目の1ライン分の画像のデータを読み出し、上述の水平方向の処理動作により、第1の表示メモリ96aに表示データ202(図7(1)では「6」と表示されている)として書き込み、通常ラインの処理を行なう。
【0057】
つぎに、ビデオメモリ制御手段94は、垂直クロックに同期し、例えば図8のt13〜t14の期間(通常ラインの表示期間)に、図7(2)に示すように、ビデオメモリ54の6ライン目の1ライン分の画像のデータ200(n)を読み出し、上述の水平方向の処理動作により、第2の表示メモリ96bに表示データ202(n)(図7(2)では「6」と表示されている)として書き込み、ついでビデオメモリ54の7ライン目の1ライン分の画像のデータ200(n+1)を読み出して上述の水平方向の処理動作により、当該読み出した水平方向の処理がされた7ライン目の画像表示データと前記第2の表示メモリ96bに格納されている6ライン目の画像表示データとの平均を計算し、その計算結果を当該第2の表示メモリ96bの、6ライン目のデータが書き込まれている同一アドレスに上書きして格納し、補間ラインの処理を行なう。
【0058】
続いて、ビデオメモリ制御手段94は、垂直クロックに同期し、例えば図8のt14〜t15の期間(補間ラインの表示期間)に、図7(1)に示すように、ビデオメモリ54の7ライン目の1ライン分の画像のデータを読み出し、上述の水平方向の処理動作により、第1の表示メモリ96aに表示データ202(図8では「7」と表示されている)として書き込み、通常ラインの処理を行なう。
【0059】
つぎに、ビデオメモリ制御手段94は、垂直クロックに同期し、例えば図8のt15〜t16の期間(通常ラインの表示期間)に、図7(2)に示すように、ビデオメモリ54の7ライン目の1ライン分の画像のデータ200(n)を読み出し、上記水平方向の処理動作で説明したように処理して、第2の表示メモリ96bに表示データ202(n)として書き込み、ついでビデオメモリ54の8ライン目の1ライン分の画像データ200(n+1)を読み出し、上記水平方向の処理を施した後、当該読み出し水平方向の処理がされた8ライン目の画像表示データと前記第2の表示メモリ96bに格納されている7ライン目の画像表示データとの平均を計算し、その計算結果を当該第2の表示メモリ96bの、7ライン目のデータが記録されている同一アドレスに格納して、補間ラインの処理を行なう。ビデオメモリ制御手段94は、このような処理を順次繰り返し、t18まで処理したところで、再び、t11以降の処理を繰り返すことになる。
【0060】
上述の動作をまとめると、ビデオメモリ制御手段94は、通常ラインの処理タイミング(図8のVRAMからの読出欄のt12、t14、t16、………の一つ前のタイミングまで)に達する毎に、ビデオメモリ54の所定の読出開始番地から前記1ライン分の画像表示データを読み出して前記第1の表示メモリ96aに格納するとともに、前記ビデオメモリの読出開始番地を更新することになる。
【0061】
また、ビデオメモリ制御手段94は、補間ラインの処理タイミング(図8のVRAMからの読出欄のt13、t15、………、t17)に達する毎に、前記ビデオメモリ54の前記所定の読出開始番地から前記1ライン分の画像表示データを読み出し前記第2の表示メモリ96bに格納し、かつ、前記ビデオメモリ54における前記所定の読出開始番地の次の読出開始番地から前記1ライン分の画像表示データを読み出し、当該読み出した画像表示データと前記第2の表示メモリ96bに格納されている画像表示データとの平均を計算し、その計算結果を当該第2の表示メモリ96bの同一番地に格納する。
【0062】
このように、補間ライン(第2の表示メモリ96b)に2つのラインの平均値が書き込まれ、これに基づいた表示が行われるので、画像の品質を落とすことなく表示することができる。また、2本の表示メモリ96a、96bにより実現できるため、簡単な回路構成で部品点数を少なくできる。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、補間計算を、第2の表示メモリ一つを用いて行なうことができるほか、前記第2の表示メモリを補間ラインの表示に兼用させることにより、部品点数を表示メモリ(ラインメモリ)2本で済ませることができ、回路構成を簡単にできる。
【0064】
また、本発明では、補間ラインは表示部の上下の通常ラインの平均値を表示できるようにしたので、画像の品質を落とすことなく表示ができる。
さらに、本発明では、水平方向も1画素当たり2ドットで第1の表示メモリまたは第2の表示メモリに書き込まれるため、画像の品質を落とすことなく表示ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るオーディオ・ビジュアル機器の表示制御部を含む表示系統を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るオーディオ・ビジュアル機器の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るオーディオ・ビジュアル機器のブロック図である。
【図4】実施の形態に係るオーディオ・ビジュアル機器の表示制御部による水平方向の処理動作を説明するための図である。
【図5】実施の形態に係るオーディオ・ビジュアル機器の表示制御部による水平方向の処理動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】本発明の実施形態に係るオーディオ・ビジュアル機器の表示制御部による垂直方向の処理動作をした際のビデオメモリと画面表示の関係を説明するための図であり、(1)はビデオメモリの格納状態を、(2)は画面表示の状態を説明する図である。
【図7】本発明の実施形態に係るオーディオ・ビジュアル機器の表示制御部における通常ラインのビデオメモリと表示メモリとの関係を説明するための図であり、(1)が通常ラインのビデオメモリと第1の表示メモリとの関係を、(2)が補間ラインのビデオメモリと第2の表示メモリとの関係を示す図である。
【図8】実施の形態に係るオーディオ・ビジュアル機器の表示制御部による垂直方向の処理動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図9】従来の表示制御回路を含む表示系統を示すブロック図である。
【符号の説明】
10………オーディオ・ビジュアル機器、14………表示部、28………TVチューナ、30………FMチューナ、44………処理装置(機器制御部)、50………音声・画像再生部、52………表示制御回路(表示制御部)、54………ビデオメモリ、90………表示系統、92………バッファ、94………表示メモリ制御手段、96a………第1の表示メモリ、96b………第2の表示メモリ。
Claims (3)
- 文字・画像の少なくとも一つ以上からなるデジタル面またはテレビジョン映像を表示する表示部を備えたオーディオ・ビジュアル機器におけるビデオメモリ内の表示データを表示部へ表示させる制御を実行する表示制御回路であって、
通常ライン用の画像表示データを前記表示部の少なくとも水平方向1ライン分記憶できる第1の表示メモリと、
補間ライン用の画像表示データを前記表示部の少なくとも水平方向1ライン分記憶できる第2の表示メモリと、
通常ラインの処理タイミングに達する毎に、ビデオメモリの所定の読出番地から前記1ライン分の画像表示データを読み出し前記第1の表示メモリに格納するとともに前記ビデオメモリの読出番地を更新し、
補間ラインの処理タイミングに達する毎に、前記ビデオメモリの前記所定の読出番地から前記1ライン分の画像表示データを読み出し前記第2の表示メモリに格納し、かつ、前記ビデオメモリにおける前記所定の読出番地の次の読出番地から前記1ライン分の画像表示データを読み出し、当該読み出した画像表示データと前記第2の表示メモリに格納されている画像表示データとの平均を計算し、その計算結果を当該第2の表示メモリに格納するビデオメモリ制御手段とを少なくとも備えたことを特徴とするオーディオ・ビジュアル機器の表示制御回路。 - 前記ビデオメモリ制御手段は、前記ビデオメモリ内の表示データの最初の一定ライン数の画像データを読み飛ばし、
それ以降の所定ライン数の画像データを読み込み、通常ライン用の画像表示データを前記第1のラインメモリに格納し、補間ライン用の画像表示データを前記第2のラインメモリに格納し、
残り一定ライン数の画像データを読み飛ばす処理をすることを特徴とする請求項1に記載のオーディオ・ビジュアル機器の表示制御回路。 - 前記ビデオメモリ制御手段は、前記ビデオメモリの1ライン分の画像データの内、最初の一定画素数の画像データを読み飛ばし、以後の所定画素数の画像データを前記ビデオメモリより読み込み、残り一定画素数の画像データを読み飛ばす処理をし、かつ前記読み込んだ所定画素数の画像データの1画素を第1の表示メモリまたは第2の表示メモリに書き込むときに複数ドットに対応させて書き込むことを特徴とする請求項1または2に記載のオーディオ・ビジュアル機器の表示制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001245600A JP3852105B2 (ja) | 2001-08-13 | 2001-08-13 | オーディオ・ビジュアル機器の表示制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001245600A JP3852105B2 (ja) | 2001-08-13 | 2001-08-13 | オーディオ・ビジュアル機器の表示制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003061005A JP2003061005A (ja) | 2003-02-28 |
JP3852105B2 true JP3852105B2 (ja) | 2006-11-29 |
Family
ID=19075317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001245600A Expired - Fee Related JP3852105B2 (ja) | 2001-08-13 | 2001-08-13 | オーディオ・ビジュアル機器の表示制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3852105B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3909596B2 (ja) * | 2003-05-15 | 2007-04-25 | ソニー株式会社 | 画像処理装置および方法、並びに、撮像装置 |
KR100771299B1 (ko) * | 2003-06-26 | 2007-10-29 | 삼성전기주식회사 | 색 보간용 라인 버퍼 및 라인 데이터 제공 방법 |
-
2001
- 2001-08-13 JP JP2001245600A patent/JP3852105B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003061005A (ja) | 2003-02-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6636271B1 (en) | Apparatus and method for playing back a recorded video signal in a time compressed manner | |
JP2005032432A (ja) | 放送信号の記録及び再生装置とその制御方法 | |
WO1998049833A1 (fr) | Recepteur t.v. dote de fonctions enregistrement/reproduction et procede d'enregistrement/reproduction de signaux t.v. | |
US5392069A (en) | Image processing apparatus which can process a plurality of kinds of images having different aspect ratios | |
US7385649B2 (en) | Video display apparatus and method | |
JP3852105B2 (ja) | オーディオ・ビジュアル機器の表示制御回路 | |
US6380948B1 (en) | Apparatus for controlling on screen display | |
JP2002232798A (ja) | 放送受信装置とその制御方法 | |
JP3041147B2 (ja) | マルチ画面テレビジョン受信機 | |
JP3948008B2 (ja) | オーディオ・ビジュアル機器の表示制御回路およびオーディオ・ビジュアル機器 | |
JP3632847B2 (ja) | オーディオ・ビジュアル機器の表示制御回路およびオーディオ・ビジュアル機器 | |
JPS633267Y2 (ja) | ||
JP2004198639A (ja) | 携帯機器 | |
JPH11143440A (ja) | 画像処理方法、記録媒体 | |
JP4271698B2 (ja) | 受像装置,チューナー,テレビ受像機および再生装置 | |
JP3900079B2 (ja) | 携帯機器 | |
JPH11225296A (ja) | 映像表示制御装置 | |
JPH08180661A (ja) | ラジオ一体型vtr | |
JP2004236074A (ja) | 録画再生装置及び録画再生方法 | |
JP2005136688A (ja) | テレビジョン受像機 | |
JP2001333370A (ja) | 画像音処理装置 | |
JPS6017001Y2 (ja) | 電子機器 | |
JP2002091460A (ja) | カラオケ付きテレビ受像機 | |
KR950008119B1 (ko) | 텔레비젼 수상기에 있어서 영상가요 반주데이타 수신방법 및 회로 | |
JP4332523B2 (ja) | 受像装置,チューナー,テレビ受像機,再生装置およびプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050328 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060512 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060524 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060724 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060814 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060827 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090915 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100915 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |