JP2003050499A - 現像装置・画像形成装置・現像剤の帯電方法 - Google Patents

現像装置・画像形成装置・現像剤の帯電方法

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JP2003050499A
JP2003050499A JP2001237472A JP2001237472A JP2003050499A JP 2003050499 A JP2003050499 A JP 2003050499A JP 2001237472 A JP2001237472 A JP 2001237472A JP 2001237472 A JP2001237472 A JP 2001237472A JP 2003050499 A JP2003050499 A JP 2003050499A
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toner
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JP2001237472A
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Inventor
Nobuaki Kondo
信昭 近藤
Yoichiro Miyaguchi
耀一郎 宮口
Nobuo Iwata
信夫 岩田
Takeshi Takemoto
武 竹本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小粒径トナーにおいても凝集を生じることな
く均一な帯電量を得ることができ、また、製造コストを
アップさせることなく構成のコンパクト化にも一層寄与
できるようにする。 【解決手段】 感光体ドラム8に対向した現像スリーブ
27の下方には、現像剤供給手段としての振動体29が
設けられている。振動体29は、振動板31と圧電素子
33を有しており、振動板31の現像スリーブ27と対
向する表面には帯電機能材料31aがコーティングされ
ている。振動板31上の現像剤は高周波振動によって帯
電機能材料31aと接触し、帯電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電潜像を顕在化
するための現像装置、該現像装置を備えた複写機、ファ
クシミリ、プリンタ等の画像形成装置、及び現像剤の帯
電方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置では、像担持体
(感光体)の表面を一様に帯電した後、該表面に画像情
報に基づいて静電潜像を形成し、該静電潜像を現像装置
によりトナー像として可視像化し、該トナー像を転写手
段により記録材に転写し、該記録材を定着装置に通して
定着することが行われている。現像装置は、像担持体上
に形成された静電潜像に現像剤を供給するための現像剤
担持体(現像スリーブ)と、該現像剤担持体に現像剤を
供給する現像剤供給手段と、現像容器内の現像剤を攪拌
する攪拌手段等を有している。電子写真方式における現
像方法には、大別して、二成分現像法と一成分現像法の
二種類がある。二成分現像法では、現像剤(トナー)と
キャリアを攪拌し、攪拌による摩擦によってトナーの帯
電量を得ている。一成分現像法では、キャリアを用いる
ことなく、例えば非磁性トナーを帯電ブラシ等により帯
電させて直接現像剤担持体に乗せている。
【0003】二成分現像法では、例えば非磁性のトナー
も磁性体であるキャリアと混合すると磁力により供給、
規制が可能になるため、現像剤担持体上に均一な厚さの
トナーコート層を容易に得ることができる。さらに、ト
ナーをキャリアとの攪拌で摩擦帯電(厳密には摩擦帯電
と接触帯電の複合)することで、均一で高いトナー帯電
量を得ることが可能である。しかしながら、二成分現像
法では、キャリアを装置内に保存するスペースが必要な
ため、装置の大型化、重量化を来たすとともに、キャリ
アとトナーを一定濃度に攪拌するための上記攪拌手段が
必要であるため装置のコストアップを避けられないとい
う問題点を有している。
【0004】一方、非磁性一成分現像法では、上記二成
分現像法における問題点がないため、これらの観点から
の低コスト化は可能である。しかしながら、非磁性一成
分現像法では、トナーを磁力により供給することができ
ないため、現像剤担持体上にトナーを供給するために、
別途、トナー供給ローラもしくは供給ブラシが必要であ
り、そのためのスペースと、それらを駆動する機構が必
要であり、結局二成分現像法の場合と同様に、装置の大
型化、製造コストの上昇を来たしていた。さらに、非磁
性一成分現像法では、現像剤担持体に担持されるトナー
の量を規制する現像剤規制部材(現像ブレード)と現像
剤担持体の接触領域における摩擦帯電によりトナーに電
荷を持たせるため、トナー帯電量が不均一で不安定とな
っていた。
【0005】近年、高画質化の観点から、現像剤(トナ
ー)の小粒径化が進められている。トナーの小粒径化は
高画質化に効果があるものの、トナー粒子の流動性を劣
化させる。例えば、非磁性一成分トナーの場合、供給ロ
ーラ等により現像スリーブに強く押し付けた場合凝集し
やすい。凝集が生じると、現像スリーブ上にムラがで
き、均一なトナーコート層の形成が困難となる。また、
小粒径トナーは同一体積におけるトナーの表面積増大を
招き、現像剤規制部材と現像スリーブのニップ内で十分
に摩擦接触できず、均一なトナー帯電量が得られないこ
とが指摘されている。このように、トナー粒径を小さく
することは、出力画像の画質向上においてメリットはあ
るものの、不均一なトナーコート層と不均一なトナー帯
電量により、トナー飛散による非画像部へのトナー付着
(いわゆるカブリ)や濃度ムラを生じやすく、現像装置
の設計の煩雑化を招いている。
【0006】このような問題に対処すべく、例えば特開
平10−319699号公報には、現像剤担持体の下方
に現像剤供給手段としての振動付与手段を設け、高周波
振動によってトナー同士を摩擦帯電させる構成が開示さ
れている。この構成によれば、小粒径のトナーにおいて
も凝集が生じず、現像剤担持体にトナーを均一に担持さ
せることができ、装置の小型化も実現できる。特開平1
0−319700号公報には、上記振動付与手段の上部
にフェライト粒子を配置して該フェライト粒子との振動
摩擦によりトナーを帯電させるとともに、トナーを一次
粒子まで解きほぐしてトナークラウドを発生させ、現像
剤担持体に供給する構成が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開平10−3196
99号公報に記載の技術では、高周波振動のみによって
トナー同士を摩擦させて帯電させるので、均一なトナー
帯電量を得ることは困難であった。特開平10−319
700号公報に記載の技術では、高周波振動に加えてト
ナーを帯電させる帯電材料としてのフェライト粒子を用
いるので、均一なトナー帯電量を得ることができるが、
フェライト粒子を収容する容器が必要であり、構成のコ
ンパクト化の観点から問題があった。
【0008】そこで、本発明は、小粒径トナーにおいて
も凝集を生じることなく均一な帯電量を得ることがで
き、また、製造コストをアップさせることなく構成のコ
ンパクト化にも一層寄与できる現像装置、該現像装置を
備えた画像形成装置、現像剤の帯電方法の提供を、その
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、像担持体上に形成された
静電潜像に現像剤を供給するための現像剤担持体と、該
現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給手段を有す
る現像装置において、上記現像剤供給手段が、上記現像
剤担持体との間に空間をおいて設けられ振動する振動体
を有し、該振動体の少なくとも上記現像剤担持体と対向
する表面が帯電機能材料で形成されている、という構成
を採っている。
【0010】請求項2記載の発明では、現像剤担持体
と、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給手段
と、該現像剤担持体に供給された現像剤を帯電量に基づ
いて選択的に搬送して像担持体へ供給する静電搬送手段
を有し、上記現像剤供給手段が、上記現像剤担持体との
間に空間をおいて設けられ振動する振動体を有し、該振
動体の少なくとも上記現像剤担持体と対向する表面が帯
電機能材料で形成されている、という構成を採ってい
る。
【0011】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の現像装置において、上記振動体が、上記現像剤担
持体に対向して設けられた振動板と、該振動板を振動さ
せる振動源を有している、という構成を採っている。
【0012】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
現像装置において、上記振動板が弾性体である、という
構成を採っている。
【0013】請求項5記載の発明では、請求項1乃至4
の何れかに記載の現像装置において、上記現像剤供給手
段が、上記振動体とは別に、該振動体よりも周波数の低
い低周波振動体を有している、という構成を採ってい
る。
【0014】請求項6載の発明では、請求項1乃至5の
何れかに記載の現像装置において、上記帯電機能材料に
よる表面が、粗面化処理されている、という構成を採っ
ている。
【0015】請求項7記載の発明では、請求項1乃至5
の何れかに記載の現像装置において、上記帯電機能材料
による表面が、半球形状の窪みを有している、という構
成を採っている。
【0016】請求項8記載の発明では、請求項1乃至7
の何れかに記載の現像装置において、上記現像剤担持体
の少なくとも表面が、帯電機能材料で形成されている、
という構成を採っている。
【0017】請求項9記載の発明では、請求項1乃至8
の何れかに記載の現像装置において、上記現像剤担持体
に供給された現像剤の量を規制する現像剤規制部材を有
し、該現像剤規制部材の少なくとも規制部位の表面が帯
電機能材料で形成されている、という構成を採ってい
る。
【0018】請求項10記載の発明では、請求項1又は
2記載の現像装置において、上記振動体が、上記現像剤
担持体に供給された現像剤の量を規制する現像剤規制部
材を兼ねる、という構成を採っている。
【0019】請求項11記載の発明では、請求項10記
載の現像装置において、上記帯電機能材料による表面
が、粗面化処理されている、という構成を採っている。
【0020】請求項12記載の発明では、請求項10又
は11記載の現像装置において、上記現像剤規制部材の
上記現像剤担持体と近接する部分が、帯電機能を有する
発泡性材料で形成されている、という構成を採ってい
る。
【0021】請求項13記載の発明では、請求項10乃
至12の何れかに記載の現像装置において、上記現像剤
担持体の少なくとも表面が、帯電機能材料で形成されて
いる、という構成を採っている。
【0022】請求項14記載の発明では、請求項1乃至
13の何れかに記載の現像装置において、上記帯電機能
材料が、現像剤との接触において帯電極性が現像剤に対
して逆極性となる材料である、という構成を採ってい
る。
【0023】請求項15記載の発明では、請求項1乃至
14の何れかに記載の現像装置において、上記現像剤供
給手段が、帯電電極が現像剤に対して同極性となるバイ
アス電極を有している、という構成を採っている。
【0024】請求項16記載の発明では、像担持体上に
形成された静電潜像を、現像装置により現像剤を供給し
て可視像化し、該可視像を記録材に転写して定着する画
像形成装置において、上記現像装置が、請求項1乃至1
5の何れかに記載のものである、という構成を採ってい
る。
【0025】請求項17記載の発明では、帯電機能材料
からなる表面を有する振動体上で現像剤を振動させ、該
帯電機能材料と現像剤を摩擦ないし接触させることによ
り帯電させる、という手順を採っている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図1乃至図4に基づいて説明する。まず、図4に基づい
て本実施形態における画像形成装置としてのプリンタ2
の概要構成を説明する。プリンタ2は、給紙装置4と、
レジストローラ対6と、像担持体としての感光体ドラム
8と、転写手段10と、定着装置50等を有している。
給紙装置4は、記録材としての用紙36が積載状態で収
容される給紙トレイ14と、給紙トレイ14に収容され
た用紙36を最上のものから順に給送する給紙コロ16
及び分離部材17等を有している。給紙コロ16によっ
て送り出された用紙36はレジストローラ対6で一旦停
止され、斜めずれを修正された後、感光体ドラム8の回
転に同期するタイミングで、すなわち、感光体ドラム8
上に形成されたトナー像の先端と用紙36の搬送方向先
端部の所定位置とが一致するタイミングでレジストロー
ラ対6により転写部位Nへ送られる。
【0027】感光体ドラム8の周りには、矢印で示す回
転方向順に、帯電手段としての帯電ローラ18と、図示
しない露光手段の一部を構成するミラー20と、現像剤
担持体としての現像スリーブ27等を備えた非磁性一成
分現像方式の現像装置22と、転写手段10と、クリー
ニングブレード24aを備えたクリーニング手段24等
が配置されている。帯電ローラ18と現像装置22の間
において、ミラー20を介して感光体ドラム8上の露光
部26に露光光Lbが照射され、走査されるようになっ
ている。
【0028】プリンタ2における画像形成動作は従来と
同様に行われる。すなわち、感光体ドラム8が回転を始
めると、感光体ドラム8の表面が帯電ローラ18により
均一に帯電され、画像情報に基づいて露光光Lbが露光
部26に照射、査されて作成すべき画像に対応した静電
潜像が形成される。この静電潜像は感光体ドラム8の回
転により現像装置22へ移動し、ここで現像スリーブ2
7によりトナーが供給されて可視像化され、トナー像が
形成される。感光体ドラム8上に形成されたトナー像
は、所定のタイミングで転写部位Nに進入してきた用紙
36上に転写手段10による転写バイアス印加により転
写される。
【0029】トナー像を担持した用紙36は定着装置5
0へ向けて搬送され、定着装置50で熱と圧力により定
着された後、図示しない排紙トレイへ排出・スタックさ
れる。転写部位Nで転写されずに感光体ドラム8上に残
った残留トナーは、感光体ドラム8の回転に伴ってクリ
ーニング手段24に至り、このクリーニング手段24を
通過する間にクリーニングブレード24aにより掻き落
とされて清掃される。その後、感光体ドラム8上の残留
電位が図示しない除電手段により除去され、次の作像工
程に備えられる。
【0030】現像装置22は、図1に示すように、感光
体ドラム8に対向する現像スリーブ27と、現像容器2
8内に収容された非磁性トナーTを攪拌・搬送するスク
リュー30と、現像スリーブ27の略真下に空間をおい
て設けられた現像剤供給手段としての振動体29と、現
像スリーブ27上のトナーの層厚みを規制する現像剤規
制部材としての現像ブレード34等を有している。振動
体29は、現像スリーブ27に対向して設けられた振動
板31と、該振動板31を振動させる振動源としての圧
電素子33と、振動板31を定位置に支持するとともに
現像容器28への振動伝播を防止する防振手段としての
防振ゴム32、32を有している。振動板31の現像ス
リーブ27と対向する表面には、トナーTを帯電させる
機能を有する帯電機能材料31aがコーティングされて
いる。このコート層は1〜30μmの厚みで極めて薄い
ものであるが、図面上は分かりやすいように誇張表示し
ている。
【0031】図2に示すように、現像スリーブ27の外
周表面にも同様の帯電機能材料27aがコーティングさ
れている。帯電機能材料31a、27aは、トナーTと
の接触において帯電極性がトナーTに対して逆極性とな
る材料である。トナーTを正規の極性(負極性)に良好
に帯電させるもので、その帯電の大きさは材料を選択す
ることで適正化することができる。具体的には、アクリ
ル系、シリコーン系、フッ素樹脂系、ポリエステル系、
ポリイミド系、ポリ塩化ビニル系、オレフィン系、ポリ
ウレタン系、さらにエチルセルロース系等、及びこれら
の混合組成を採用することができる。帯電の大きさは接
触材料の仕事関数で決まるが、帯電の容易さは接触材料
の抵抗で決まる。組成混合と導電性材料添加で決める
が、導電性は、10×E〜10×E10Ω/cm、望
ましくは、10×E〜10×EΩ/cmである。
【0032】振動板31に付与する振動周波数は、10
KHz以下であり、10KHz以下で振動する圧電素子
33を使用している。電磁素子による励振でも可能であ
る。振動によって発熱が起こることから、トナーTの保
護のため必要に応じて冷却を行うことが望ましい。本実
施形態ではトナーTの粒径が5〜15μm程度であり、
振動振幅が0.5〜10μmでは比重にもよるが、共振
が良く、振動と拡散が大きい。
【0033】振動板31上のトナーTは、高周波振動に
より帯電機能材料31aと接触し、接触帯電と摩擦帯電
が混在した帯電メカニズムにより帯電する。この帯電作
用は現像スリーブ27の帯電機能材料27a側でも同様
に発現し、帯電効率が高められる。現像スリーブ27の
帯電機能材料27aは設けなくてもよい。トナーTは負
極性に帯電し、正極性に帯電した現像スリーブ27に付
着する。振動板31上のトナーTは帯電し、拡散される
が、現像スリーブ27の表面に付着したトナーTは、振
動の影響を受けずに膜状に形成される。トナーTが小粒
径であって凝集が生じても、現像スリーブ27と振動板
31の対向空間内において振動波で分散され、現像スリ
ーブ27上には均一なトナーTの層が形成される。現像
スリーブ27上のトナーTの膜厚みは現像ブレード34
により一定に規制され、感光体ドラム8上の静電潜像に
対向したときに供給される。現像ブレード34の表面を
帯電機能材料で形成してもよい。このようにすれば、現
像ブレード34の層厚み規制作用においてトナーTを帯
電させることができ、帯電効率をさらに高めることがで
きる。
【0034】振動板31の表面(帯電機能材料31a)
は、図3に示すように、粗面化処理されており、窪み3
1bが多数形成されている。窪み31bの形成により、
帯電機能材料31aの表面面積が増大し、トナーTの接
触帯電の効率が高まる。小粒径トナーの場合にも接触が
良好となり、良好な接触帯電を図ることができる。窪み
31bの大きさは、トナーTの粒径の2〜10倍の大き
さである。
【0035】次に、図5に基づいて第2の実施形態を説
明する。上記実施形態と同一部分は同一符号で示し、特
に必要がない限り既にした構成上及び機能上の説明は省
略する。また、要部のみ説明する(以下の他の実施形態
において同じ)。本実施形態における振動体29Aは、
高弾性材料からなる振動板35を有しており、振動板3
5の現像スリーブ27と対向する表面には、上記実施形
態と同様に、トナーTを帯電させる機能を有する帯電機
能材料35aがコーティングされている。本実施形態に
よれば、振動板35の大きさと弾性(剛性)による共振
が重畳するため、トナーTの振動、拡散が促進され、帯
電効率が高められる。
【0036】次に、図6及び図7に基づいて第3の実施
形態を説明する。本実施形態では、振動体29の両側
に、振動体29よりも周波数の低い電磁励起方式の低周
波振動体37を有している。低周波振動体37の周波数
は1KHzで、振幅は1〜3mmである。上述のよう
に、トナーTの粒径は5〜15μm程度であるが、高周
波振動のみで攪拌接触させていると、凝集、造粒(クラ
スター形成)が起きる場合がある。図6に示すように、
クラスター38が振動板31の表面に集まる。一部は同
一極性のために凝集破壊で再分散するが、振動が部分的
に弱いところでは拡散がスムーズではない。低周波振動
体37により振幅の大きい振動が重畳されると、図7に
示すように、粗面化処理された振動板31の表面におけ
る振幅の大きい振動によりクラスター38は細かく分散
される。分散した小さな塊38aは、振動板31による
高周波振動により一次粒径に分散される。低周波振動
は、図8に示すように、カム39による機械的振動構成
でもよい(第4の実施形態)。
【0037】次に、図9及び図10に基づいて第5の実
施形態を説明する。本実施形態における現像装置40
は、図9に示すように、感光体ドラム8に対向する現像
スリーブ41と、現像容器42内に収容された非磁性ト
ナーTを攪拌・搬送するスクリュー43と、現像スリー
ブ41の下方に空間をおいて設けられた現像剤供給手段
であって現像剤規制部材を兼ねる振動体44等を有して
いる。振動体44は、現像容器42に固定された防振性
を有する保持板45と、該保持板45に固定されたブレ
ード46と、保持板45のブレード46の反対側に固定
された圧電素子47を有している。ブレード46は、接
触面積を増大させるための複数のスリット状の溝46a
を有しており(粗面化の一態様)、図示しないが、その
表面には第1の実施形態と同様に帯電機能材料がコーテ
ィングされている。ブレード46は、振動による劣化防
止のために適正な硬度を有している。本実施形態では、
ブレード46の高周波振動によるトナーTの帯電と、ブ
レード46によって現像スリーブ41上のトナー層の厚
みが規制される作用における帯電が得られる。
【0038】次に、図11に基づいて第6の実施形態を
説明する。構成は第1の実施形態と同様であるが、本実
施形態では、帯電機能材料31aの下面に、帯電電極が
現像剤(トナーT)に対して同極性となるバイアス電極
48を有している。本実施形態によれば、帯電機能材料
31aによる帯電と、バイアス電極48による帯電が重
畳した帯電機能が得られる。帯電機能材料31aの内部
に抵抗金属を組み込んでバイアス電極48を形成しても
よい。図9で示した構成においてバイアス電極を設ける
場合、図12に示すように、保持板45に絶縁体49を
設け、該絶縁体49とブレード46の間にバイアス電極
48を設ける(第7の実施形態)。
【0039】図13に示すように、図9で示した構成に
おいて、ブレード46の現像スリーブ41と近接する部
分が、帯電機能を有する発泡性材料55で形成されてい
る構成としてもよい(第8の実施形態)。ブレード46
による層厚み規制作用において、高い摩擦力によって現
像剤の表面が劣化することがあるが、本実施形態ではこ
れを抑制することを目的としている。発泡性材料55を
設けることにより、振動周波数を減衰させることなし
に、且つ、現像剤表面を摩擦劣化させないで薄膜層状に
規制することができる。また、発泡性材料55により振
動を部分的に吸収し、薄膜層状に規制するため、振動に
よる厚さのバラツキが小さいという利点を有している。
発泡性材料55は、振動伝達性の低減防止のために適度
の硬さが必要であるが、間隙の精度は厚さのバラツキを
小さくするため、振動の波状揺れを小さくするのが望ま
しい。
【0040】図14に示すように、帯電機能材料で形成
される振動板31の表面やブレード46の表面に半球形
状の窪み46bを形成してもよい(第9の実施形態)。
窪み46bの大きさは、現像剤サイズの5〜20倍であ
る。トナーTは微小空間である窪み46b内に閉じ込め
られて接触帯電し、さらに振動により窪み46bから放
出される。このような挙動が繰り返され、トナーTの帯
電電位が高められていく。窪み46bの存在は粗面化に
も対応するので、上述した接触面積の増大による帯電効
率の向上が得られるのはもちろんである。窪み46bに
よる振動減衰が生じないように、ブレード46は適度の
硬度を有しているのが望ましい。
【0041】次に、図15乃至図21に基づいて第10
の実施形態を説明する。現像スリーブに担持されたトナ
ーの帯電量にバラツキがあった場合には、静電潜像を可
視像化するに寄与するトナー供給率が低減するが、本実
施形態ではこのトナー供給率を向上させることを目的と
している。本実施形態における現像装置56は、現像ス
リーブ41と、現像剤規制部材を兼ねる振動体44と、
静電搬送手段57を有している。概要を説明すると、現
像スリーブ41と振動体44からなる帯電機構で大きく
帯電したトナーTのみが現像スリーブ41上から静電搬
送手段57に導かれ、搬送され、後述するポンピング動
作により感光体ドラム8の静電潜像に供給される。すな
わち、静電潜像の可視像化において良好な状態にあるト
ナーTのみを選択的に供給しようというものである。未
帯電や帯電量の小さいトナーTは帯電機構内に留まり、
帯電量が所定値になったときに静電搬送手段57により
搬送される。図示しないが、感光体ドラム8の静電潜像
の可視像化に寄与しなかったトナーTは、リサイクル機
構により帯電機構に戻される。
【0042】以下に静電搬送手段57の構成及び静電搬
送機能を詳細に説明する。静電搬送手段57は、図15
に示すように、帯電したトナーを搬送面に沿って静電力
で一端部側へ搬送するとともに、感光体ドラム8の近傍
でトナーを静電力でポンピングさせる搬送基板58と、
搬送基板58の一部に対向するように設けられた共通電
極板59と、該共通電極板59にトナーの帯電極性と同
極性の電圧を印加する電源60と、搬送基板58の電極
に対してトナー搬送及びトナーポンピングのための駆動
波形(5〜100V程度)を印加する第1駆動回路6
1、第2駆動回路62等を有している。感光体ドラム8
と搬送基板58との間にはDC電源63より、現像バイ
アス電圧であるDCバイアス(100〜200V程度)
が印加される。
【0043】搬送基板58は、図16に示すように、感
光体ドラム1の軸方向で該感光体ドラム1と略同じ幅を
有する支持基板64と、該支持基板64の上に設けられ
た多数の電極65と、該電極65の表面を覆う薄肉の絶
縁層66と、該絶縁層66の表面に設けられた表面コー
ト層67を有している。各電極65は、図17に示すよ
うに、感光体ドラム8の軸方向に延びており、感光体ド
ラム8の軸方向と直交する搬送方向において所定の間隔
で配設されている。表面コート層67はトナーとの接触
を低減するために設けられている。支持基板64として
は、ガラス基板、樹脂基板あるいはセラミック基板等の
絶縁性材料からなる基板、あるいは、SUSなどの導電
性材料からなる基板にSiO等の絶縁膜を成膜したも
のを用いることができる。電極65は、支持基板64上
にAl、Ni−Cr等の導電性材料を0.1〜0.2μ
m厚で成膜し、これをフォトリソ技術等の半導体技術を
用いて電極形状にパターン化している。各電極65の間
隔はトナー径の2〜10倍であることが良好な搬送速度
と搬送量を確保するために好ましい。また、搬送方向に
おける電極65の幅はトナー径の1〜3倍であることが
良好な搬送速度と搬送量を確保するために好ましい。
【0044】絶縁層66としては、例えばSiO、S
iON、TiN、Taなどを厚さ0.1μm以下
で成膜して形成している。絶縁層66として比誘電率の
大きな材料を用いることによって、駆動電圧の低電圧化
を図ることができるとともに、粒子(トナー)の駆動反
跳と搬送速度が大きくなる。表面コート層67は、搬送
面と帯電トナー界面との接触抵抗の低減を図る機能を有
する膜であり、例えばPTFE、PFAなどのフッ素系
樹脂材料を0.1〜0.3μm厚でコートして形成して
いる。
【0045】駆動電源としての第1駆動回路61は、図
18に示すように、搬送基板58の主としてトナー搬送
を行う領域68の3本の電極65,65,65を1セッ
トとして、各電極65に複相(ここでは3相)のパルス
状駆動電圧(駆動波形)Va1、Vb1、Vc1をそれ
ぞれ印加する。同じく駆動電源としての第2駆動回路6
2は、搬送基板58の主としてトナーポンピングを行う
領域69の3本の電極65,65,65を1セットとし
て、各電極65に複相(ここでは3相)のパルス状駆動
電圧(駆動波形)Va2、Vb2、Vc2をそれぞれ印
加する。第1駆動回路61、第2駆動回路62によるパ
ルス状駆動電圧は、例えば6相としてもよい。
【0046】第1駆動回路61は、パルス状駆動電圧
(駆動波形)Va1、Vb1、Vc1を第1駆動周波数
f1で出力し、第2駆動回路62はパルス状駆動電圧
(駆動波形)Va2、Vb2、Vc2を第1駆動周波数
f1よりも高いトナーがポンピングを生じる第2駆動周
波数f2(f2>F1)で出力する。具体的には、第1
駆動周波数f1は1KHz〜20KHzの範囲内で、第
2駆動周波数f2は18KHz〜45KHzの範囲内
で、使用するトナー径の範囲、求める搬送速度、ポンピ
ングの程度などに応じて選択することが好ましい。
【0047】共通電極板59は、図18に示すように、
搬送基板58の主としてトナー搬送を行う領域68を覆
うように設けられており、図示しないが、搬送基板58
と同様の支持基板と、該支持基板の搬送基板58との対
向面全体に設けられた電極を有している。
【0048】次に、図19乃至図21に基づいて、静電
搬送手段57によるトナーの搬送及びポンピング動作を
説明する。まず、図19に示すように、グランドGと正
の電圧+との間で変化するパルス状駆動波形Va、V
b、Vcをタイミングをずらして印加する。このとき、
図20に示すように、搬送基板58上に負帯電したトナ
ーTがあり、搬送基板58の連続した複数の電極65に
で示すようにそれぞれ「G」、「G」、「+」、
「G」、「G」が印加されたとすると、トナーTは
「+」の電極65上に位置する。
【0049】次のタイミングで複数の電極65にはに
示すようにそれぞれ「+」、「G」、「G」、「+」、
「G」が印加され、トナーTには図中左側の「G」の電
極65との間で反発力が、右側の「+」の電極65との
間で吸引力がそれぞれ作用する。このため、トナーTは
「+」の電極65側に移動する。さらに次のタイミング
で複数の電極65にはに示すようにそれぞれ「G」、
「+」、「G」、「G」、「+」が印加され、トナーT
には同様に反発力吸引力が作用するので、トナーTはさ
らに「+」の電極65側に移動する。
【0050】このように電極65に印加する駆動波形の
電位を変化させて見かけ上駆動波形を移動させることに
よって、トナーTは「+」の電極65側に引かれながら
移動するので、搬送基板58の搬送面に沿ってトナーT
が搬送される。なお、正帯電トナーの場合には駆動波形
の変化パターンを逆にすることで搬送できる。
【0051】搬送基板58の電極65に印加するパルス
状駆動波形の駆動周波数を高くするに従って、トナーの
移動速度(搬送速度)も速くなるが、トナーTが「+」
の電極65に移動しようとするときにその電極65が
「G」に変化すると、トナーTはその電極65のさらに
次の電極65に移動しようとして飛び跳ねるポンピング
現象が発生する。実験によると、パルス状駆動波形の駆
動周波数が1KHz〜20KHzの範囲内ではトナーT
は主として搬送され、18KHz〜45KHzの範囲内
では、トナーTのポンピング現象が大きくなった。この
場合、駆動周波数の一部が重複しているのは、ポンピン
グ現象の発生がトナー粒径、駆動電圧などにも影響され
るためである。
【0052】本実施形態では、第1駆動回路61から搬
送基板58の主としてトナー搬送を行う領域68の電極
65,65,65・・・に対しては1KHz〜20KH
zの第1駆動周波数f1のパルス状駆動電圧(駆動波
形)Va1、Vb1、Vc1をそれぞれ印加することに
より、トナーTを搬送基板58の搬送面に沿って感光体
ドラム8の近傍に搬送する。第2駆動回路62から搬送
基板58の感光体ドラム1の近傍の領域69(現像部)
の電極65,65,65・・・に対しては18KHz〜
45KHzの第2駆動周波数f2のパルス状駆動電圧
(駆動波形)Va2、Vb2、Vc2をそれぞれ印加す
ることで、図21に示すように、感光体ドラム8の近傍
でトナーTをポンピングさせる。
【0053】ポンピングするトナーTの中には、トナー
Tの進行方向に対して逆反跳するトナーTもあるが、全
体として搬送方向にゆっくりと搬送される。実験による
と、ポンピングしているトナーは、50μm〜300μ
m程搬送基板58上でポンピング現象しているが、さら
に感光体ドラム8と搬送基板58との間のDCバイアス
により、ポンピングしているトナーが加速されて500
μm〜1mmまでポンピングが拡散することを確認して
いる。なお、図21では共通電極板59を省略してい
る。
【0054】
【発明の効果】請求項1、3、16又は17記載の発明
によれば、現像剤供給手段が、現像剤担持体との間に空
間をおいて設けられ振動する振動体を有し、該振動体の
少なくとも上記現像剤担持体と対向する表面が帯電機能
材料で形成されている構成としたので、簡単な構成によ
り、均一で高い現像剤帯電量を得ることができるととも
に、小粒径の現像剤であっても現像剤担持体上に凝集の
ない均一な現像剤層を形成することができる。
【0055】請求項2、3又は16記載の発明によれ
ば、現像剤担持体と、該現像剤担持体に現像剤を供給す
る現像剤供給手段と、該現像剤担持体に供給された現像
剤を帯電量に基づいて選択的に搬送して像担持体へ供給
する静電搬送手段を有し、上記現像剤供給手段が、上記
現像剤担持体との間に空間をおいて設けられ振動する振
動体を有し、該振動体の少なくとも上記現像剤担持体と
対向する表面が帯電機能材料で形成されている構成とし
たので、帯電量の均一な現像剤を供給でき、現像効率を
向上させることができる。
【0056】請求項4又は16記載の発明によれば、請
求項3記載の現像装置において、上記振動板が弾性体で
ある構成としたので、弾性体振動の重畳により帯電効率
を向上させることができる。
【0057】請求項5又は16記載の発明によれば、請
求項1乃至4の何れかに記載の現像装置において、上記
現像剤供給手段が、上記振動体とは別に、該振動体より
も周波数の低い低周波振動体を有している構成としたの
で、クラスターによる弊害を防止することができる。
【0058】請求項6又は16記載の発明によれば、請
求項1乃至5の何れかに記載の現像装置において、上記
帯電機能材料による表面が、粗面化処理されている構成
としたので、接触面積を増大させることができ、帯電効
率を向上させることができる。
【0059】請求項7又は16記載の発明によれば、請
求項1乃至5の何れかに記載の現像装置において、上記
帯電機能材料による表面が、半球形状の窪みを有してい
る構成としたので、接触面積を増大させることができる
とともに現像剤の挙動に変化を与えることができ、帯電
効率を向上させることができる。
【0060】請求項8又は16記載の発明によれば、請
求項1乃至7の何れかに記載の現像装置において、上記
現像剤担持体の少なくとも表面が、帯電機能材料で形成
されている構成としたので、現像剤担持体側でも帯電化
機能を得ることができ、帯電効率を一層向上させること
ができる。
【0061】請求項9又は16記載の発明によれば、請
求項1乃至8の何れかに記載の現像装置において、上記
現像剤担持体に供給された現像剤の量を規制する現像剤
規制部材を有し、該現像剤規制部材の少なくとも規制部
位の表面が帯電機能材料で形成されている構成としたの
で、現像剤担持体上における現像剤の層厚み規制時にも
帯電化機能を得ることができ、帯電効率を一層向上させ
ることができる。
【0062】請求項10又は16記載の発明によれば、
請求項1又は2記載の現像装置において、上記振動体
が、上記現像剤担持体に供給された現像剤の量を規制す
る現像剤規制部材を兼ねる構成としたので、構成の簡易
化を一層促進させることができる。
【0063】請求項11又は16記載の発明によれば、
請求項10記載の現像装置において、上記帯電機能材料
による表面が、粗面化処理されている構成としたので、
接触面積を増大させることができ、帯電効率を向上させ
ることができる。
【0064】請求項12又は16記載の発明によれば、
請求項10又は11記載の現像装置において、上記現像
剤規制部材の上記現像剤担持体と近接する部分が、帯電
機能を有する発泡性材料で形成されている構成としたの
で、振動周波数を減衰させることなしに、且つ、現像剤
表面を摩擦劣化させないで薄膜層状に規制することがで
きる。
【0065】請求項13又は16記載の発明によれば、
請求項10乃至12の何れかに記載の現像装置におい
て、上記現像剤担持体の少なくとも表面が、帯電機能材
料で形成されている構成としたので、現像剤担持体側で
も帯電化機能を得ることができ、帯電効率を一層向上さ
せることができる。
【0066】請求項14又は16記載の発明によれば、
請求項1乃至13の何れかに記載の現像装置において、
上記帯電機能材料が、現像剤との接触において帯電極性
が現像剤に対して逆極性となる材料である構成としたの
で、材料の選択によって帯電量を調整することができ
る。
【0067】請求項15又は16記載の発明によれば、
請求項1乃至14の何れかに記載の現像装置において、
上記現像剤供給手段が、帯電電極が現像剤に対して同極
性となるバイアス電極を有している構成としたので、帯
電機能材料による帯電化機能とバイアス電極による帯電
化機能を同時に得ることができ、帯電効率を高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における現像装置の概
要断面図である。
【図2】現像スリーブの概要断面図である。
【図3】振動板の表面の粗面化状態を示す概要断面図で
ある。
【図4】画像形成装置としてのプリンタの概要正面図で
ある。
【図5】第2の実施形態における振動体の概要断面図で
ある。
【図6】第3の実施形態における振動体の概要断面図で
ある。
【図7】クラスターの分散化機能を示す概要断面図であ
る。
【図8】第4の実施形態における振動体の概要断面図で
ある。
【図9】第5の実施形態における現像装置の概要断面図
である。
【図10】ブレードの斜視図である。
【図11】第6の実施形態における振動体の概要断面図
である。
【図12】第7の実施形態における振動体の概要断面図
である。
【図13】第8の実施形態における振動体の要部の概要
断面図である。
【図14】第9の実施形態における振動体の要部の概要
断面図である。
【図15】第10の実施形態における現像装置の概要断
面図である。
【図16】搬送基板の概要断面図である。
【図17】搬送基板の概要平面図である。
【図18】搬送基板の電気的接続関係を示す図である。
【図19】駆動波形の印加に係るタイミングチャートで
ある。
【図20】トナーの静電搬送原理を示す図である。
【図21】トナーの静電搬送及びポンピング状態を示す
図である。
【符号の説明】
8 像担持体としての感光体ドラム 27 現像剤担持体としての現像スリーブ 29 現像剤供給手段としての振動体 31 振動板 31a 帯電機能材料 33 振動源としての圧電素子 57 静電搬送手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/08 G03G 15/08 504Z 507 507E (72)発明者 岩田 信夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 竹本 武 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H077 AB06 AB14 AB15 AC13 AD04 AD06 AD12 AD13 AD18 AD23 AD37 AE02 AE03 AE04 AE10 CA02 CA04 EA14 EA20 FA01 FA13 FA21 FA25

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上に形成された静電潜像に現像剤
    を供給するための現像剤担持体と、該現像剤担持体に現
    像剤を供給する現像剤供給手段を有する現像装置におい
    て、 上記現像剤供給手段が、上記現像剤担持体との間に空間
    をおいて設けられ振動する振動体を有し、該振動体の少
    なくとも上記現像剤担持体と対向する表面が帯電機能材
    料で形成されていることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】現像剤担持体と、該現像剤担持体に現像剤
    を供給する現像剤供給手段と、該現像剤担持体に供給さ
    れた現像剤を帯電量に基づいて選択的に搬送して像担持
    体へ供給する静電搬送手段を有し、上記現像剤供給手段
    が、上記現像剤担持体との間に空間をおいて設けられ振
    動する振動体を有し、該振動体の少なくとも上記現像剤
    担持体と対向する表面が帯電機能材料で形成されている
    ことを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の現像装置において、 上記振動体が、上記現像剤担持体に対向して設けられた
    振動板と、該振動板を振動させる振動源を有しているこ
    とを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の現像装置において、 上記振動板が弾性体であることを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4の何れかに記載の現像装置
    において、 上記現像剤供給手段が、上記振動体とは別に、該振動体
    よりも周波数の低い低周波振動体を有していることを特
    徴とする現像装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5の何れかに記載の現像装置
    において、 上記帯電機能材料による表面が、粗面化処理されている
    ことを特徴とする現像装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至5の何れかに記載の現像装置
    において、 上記帯電機能材料による表面が、半球形状の窪みを有し
    ていることを特徴とする現像装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7の何れかに記載の現像装置
    において、 上記現像剤担持体の少なくとも表面が、帯電機能材料で
    形成されていることを特徴とする現像装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8の何れかに記載の現像装置
    において、 上記現像剤担持体に供給された現像剤の量を規制する現
    像剤規制部材を有し、該現像剤規制部材の少なくとも規
    制部位の表面が帯電機能材料で形成されていることを特
    徴とする現像装置。
  10. 【請求項10】請求項1又は2記載の現像装置におい
    て、 上記振動体が、上記現像剤担持体に供給された現像剤の
    量を規制する現像剤規制部材を兼ねることを特徴とする
    現像装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の現像装置において、 上記帯電機能材料による表面が、粗面化処理されている
    ことを特徴とする現像装置。
  12. 【請求項12】請求項10又は11記載の現像装置にお
    いて、 上記現像剤規制部材の上記現像剤担持体と近接する部分
    が、帯電機能を有する発泡性材料で形成されていること
    を特徴とする現像装置。
  13. 【請求項13】請求項10乃至12の何れかに記載の現
    像装置において、 上記現像剤担持体の少なくとも表面が、帯電機能材料で
    形成されていることを特徴とする現像装置。
  14. 【請求項14】請求項1乃至13の何れかに記載の現像
    装置において、 上記帯電機能材料が、現像剤との接触において帯電極性
    が現像剤に対して逆極性となる材料であることを特徴と
    する現像装置。
  15. 【請求項15】請求項1乃至14の何れかに記載の現像
    装置において、 上記現像剤供給手段が、帯電電極が現像剤に対して同極
    性となるバイアス電極を有していることを特徴とする現
    像装置。
  16. 【請求項16】像担持体上に形成された静電潜像を、現
    像装置により現像剤を供給して可視像化し、該可視像を
    記録材に転写して定着する画像形成装置において、 上記現像装置が、請求項1乃至15の何れかに記載のも
    のであることを特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】帯電機能材料からなる表面を有する振動
    体上で現像剤を振動させ、該帯電機能材料と現像剤を摩
    擦ないし接触させることにより帯電させることを特徴と
    する現像剤の帯電方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006301468A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
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