JP2004069903A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】均一なトナーの薄層を形成できず、或いは小粒径トナーにおいても必要十分に均一な帯電量を得ることができない。
【解決手段】トナーTを現像スリーブ3に向けて静電力で搬送する搬送基板11の現像スリーブ3側先端部に、現像スリーブ3上の現像剤層の厚みを規制する現像剤層厚規制部材12を一体的に設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】トナーTを現像スリーブ3に向けて静電力で搬送する搬送基板11の現像スリーブ3側先端部に、現像スリーブ3上の現像剤層の厚みを規制する現像剤層厚規制部材12を一体的に設けた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は現像装置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写装置、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置として、電子写真プロセスを用いて、像担持体に静電潜像を形成し、この静電潜像に現像装置を用いて粉体である現像剤(以下「トナー」という。)を付着させて現像してトナー像として可視像化し、このトナー像を直接又は中間転写部材を介して記録媒体に転写することで画像を形成するものがある。
【0003】
このような画像形成装置において、潜像を現像する現像装置は、一般的に、像担持体上に形成された静電潜像に現像剤を供給するための現像担持体(現像スリーブ)と、この現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給手段と、現像容器内の現像剤を攪拌する攪拌手段とを有する。
【0004】
電子写真方式における現像方法は、大別して、二成分現像法と一成分現像法の二種類がある。二成分現像法では、現像剤(トナー)とキャリアを攪拌し、攪拌による摩擦によってトナーの帯電量を得ている。一成分現像法では、キャリアを用いることなく、例えば非磁性トナーを帯電ブラシ等により帯電させて直接現像剤担持体に載せている。
【0005】
二成分現像法では、例えば非磁性のトナーも磁性体であるキャリアと混合すると磁力により供給、規制が可能になるため現像剤担持体上に均一な厚さのトナーコート層を容易に得ることができる。また、トナーをキャリアとの攪拌で摩擦(接触)帯電することで、均一で高いトナー帯電量を得ることが可能である。
【0006】
しかしながら、二成分現像法では、キャリアを装置内に保存するスペースが必要なため、装置の大型化、重量化を来すとともに、キャリアとトナーを一定濃度に攪拌するための上記攪拌手段が必要であるため、装置のコストアップを避けられないという問題点を有している。
【0007】
一方、非磁性一成分現像法では、上記二成分現像法における問題点がないため、これらの観点から低コスト化は可能である。
【0008】
しかしながら、非磁性一成分現像法では、トナーを磁力により供給することができないため現像剤担持体上にトナーを供給するために、別途、トナー供給ローラー若しくは供給ブラシが必要であり、そのためのスペースと、それらを駆動する機構が必要であり、結局二成分現像法の場合と同様に、装置の大型化、製造コストの上昇を来していた。
【0009】
さらに、非磁性一成分現像法では、良好な画像を得るためには、現像剤担持体上のトナー層は一層から二層の均一な薄層状態を形成する必要があり、その帯電量は鮮鋭度を確保するために一成分トナーの1g当たりー15μC〜20μCが必要であることが実験結果より言われている。
【0010】
現像剤規制部材は樹脂及びカーボンを主成分とする非磁性トナーを摩擦帯電するため、シリコン等の絶縁性弾性部材で構成されているが、現像剤担持体(現像スリーブ)との面当て接触で上記の帯電量と均一な薄層状態を確保することは困難であった。
【0011】
それは、一成分トナーの帯電量はトナー層厚規制部材の一成分トナーへの単位面積当たりの押圧力に比例するということと、均一な一成分トナーの薄層を得るためには、現像剤担持体(現像スリーブ)とトナー層厚規制部材との押圧力を現像剤担持体(現像スリーブ)の長手方向に対して均一に、しかも経時変化によりトナー層厚規制部材が磨耗しても現像剤担持体(現像スリーブ)への押圧力をほぼ一定にする必要があるということに起因している。
【0012】
さらに、近年、高画質化の観点から、現像剤(トナー)の小粒径化が進められている。トナーの小粒径化は高画質化に効果があるものの、トナー粒子の流動性を劣化させる。例えば、非磁性一成分トナーの場合、供給ローラ等により現像剤担持体(現像スリーブ)に強く押しつけた場合凝集しやすい。凝集が生じると、現像スリーブ上にムラができ、均一なトナーコート層の形成が困難となる。
【0013】
また、小粒径トナーは同一体積におけるトナーの表面積増大を招き、現像剤規制部材と現像スリーブのニップ内で十分に摩擦帯電できず、均一なトナー帯電量が得られないことが指摘されている。
【0014】
このように、トナー粒径を小さくすることは出力画像の画質向上においてメリットはあるものの、不均一なトナーコート層と不均一なトナー帯電量により、トナー飛散による非画像部へのトナー付着(カブリ)や濃度ムラを生じやすく、現像装置の設計の煩雑化を招いている。
【0015】
このような問題に対処すべく、例えば特開平5ー53426号公報に開示されているように、摩擦帯電ブレードを使用する一成分現像剤用現像装置において、現像スリーブ周面に極めて均一な現像剤の薄層を形成させ、かつ現像剤を一様にしかも必要十分に帯電させる目的から、現像スリーブに対して押圧接触する摩擦帯電ブレードを押圧力加圧手段を係合できる作用部を設けて押圧力変動を緩和し、押圧力が一定になるようにすることが知られている。
【0016】
また、特開平10ー319699号公報には、現像担持体の下方に現像剤供給手段としての振動付与手段を設け、高周波振動によってトナー同士を摩擦帯電させる構成が開示されている。この構成によれば、小粒径のトナーにおいても凝集が生じず、現像剤担持体にトナーを均一に担持させることができ、装置の小型化も実現できるとされている。
【0017】
さらに、特開平10ー319700号公報には、上記振動付与手段の上部にフェライト粒子を配置して該フェライト粒子との振動摩擦によりトナーを帯電させるとともに、トナーを一次粒子まで解きほぐしてトナークラウドを発生させ、現像剤担持体に供給する構成が開示されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の現像装置にあっては、高周波振動のみによってトナー同士を摩擦させて帯電させるので、均一なトナー帯電量を得ることが困難であるという課題がある。この点、高周波振動に加えてトナーを帯電させる帯電材料としてフェライト粒子を用いることで、トナー帯電量の均一化は改善することができるが、フェライト粒子を収容するための容器が必要になり、コンパクトな現像装置を得ることができないという課題が生じる。
【0019】
このように、従来の現像装置では、安定した現像剤担持体(現像スリーブ)上に一成分トナーの均一な薄層を得ることと、所定のトナー帯電量を得ることとは、相反する対策を施すこととなってしまうという課題がある。
【0020】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、現像剤担持体表面に極めて均一なトナーの薄層を形成でき、さらに、小粒径トナーにおいても必要十分に均一な帯電量を得ることができ、低コストでコンパクト化を図れる現像装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【0021】
本発明の実施形態では、ETH(イース:Electrostatic Transport& Hopping)現象を用いた高品質現像が可能な現像装置及びこの現像装置を用いて高い画像品質が得られる画像形成装置で説明する。
【0022】
ここで、ETH現象とは、粉体が移相電界のエネルギーを与えられ、そのエネルギーが機械的なエネルギーに変換されて、粉体自身が動的に変動する現象をいう。このETH現象は、静電気力による粉体の水平方向の移動(搬送)と垂直方向の移動(ホッピング)を含む現象であり、搬送基板の表面を、移相電界によって粉体が進行方向の成分を持って飛び跳ねる現象である。このETH現象を利用した現像をETH現像と称する。
【0023】
搬送基板上の粉体の振る舞いを区別して表現する場合、基板水平方向への移動については、「搬送」、「搬送」、「搬送速度」、「搬送方向」、「搬送距離」という表現を使用し、基板垂直方向への飛翔(移動)については、「ホッピング」、「ホッピング」、「ホッピング速度」、「ホッピング方向」、「ホッピング高さ(距離)」という表現を使用する。なお、静電搬送装置、搬送基板という用語に含まれる「搬送」は「移動」と同義である。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明に係る現像装置は、現像剤供給手段及び現像剤層厚規制手段を一体化した現像剤供給部材を備えている構成としたものである。
【0025】
ここで、現像剤供給部材は、一面に現像剤担持体側に現像剤を移送する搬送路部を有し、この搬送路部の先端部に現像剤担持体の現像剤の層厚を規制する現像剤層厚規制手段を有することが好ましい。また、現像剤供給部材の少なくても現像剤を移送する部分の表面には摩擦帯電付与部材が形成されていることが好ましい。
【0026】
さらに、現像剤供給部材は、前記現像剤を静電力で搬送、ホッピングさせるための電界を発生させる複数の電極を有する搬送基板と、現像剤担持体に近接して設けた摩擦帯電付与部材からなる現像剤層厚規制部とを有することが好ましい。この場合、2つの搬送基板をギャップをおいて対向配置し、各搬送基板の対向する表面に摩擦帯電付与部材が設けられていることが好ましい。
【0027】
また、搬送基板に所定のギャップをおいて対向するバイアス電極部材を有し、このバイアス電極部材には現像剤に対して同極性となるバイアス電圧が印加されることが好ましい。さらに、搬送基板に所定のギャップをおいて対向するバイアス電極部材を有し、このバイアス電極部材には現像剤を摩擦帯電するための摩擦帯電付与部材が設けられていることが好ましい。
【0028】
本発明に係る画像形成装置は、像担持体上にトナーを付着させて像担持体上の潜像を現像するための本発明に係る現像装置を備えている構成としたものである。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。先ず、本発明に係る現像装置を含む本発明に係る画像形成装置の第1実施形態について図1を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の現像装置部分の概略構成図である。
【0030】
この画像形成装置は、像担持体である感光体ドラム1に現像剤(トナー)を供給する現像装置2を備えている。感光体ドラム1は例えば矢印方向に回転し、周知のように、帯電装置によって帯電が行われ、書き込み装置によって画像に応じた静電潜像が形成され、この静電潜像が現像装置2でトナー付着によって可視像化されて、トナー像を記録媒体に転写した後クリ−ニング装置によってクリーニングされる。
【0031】
この現像装置2は、感光体ドラム1に対向する現像剤担持体である現像スリーブ3と、現像容器4内に収容された非磁性現像剤(トナー)Tを攪拌・搬送するアジテータ5と、攪拌・搬送されたトナーTを帯電させる帯電ローラ6及びこの帯電ローラ6の周面に接触させて配置したドクターブレード7と現像スリーブ3に帯電したトナーTを搬送し、現像スリーブ3上のトナー層厚を規制する現像剤供給部材としての現像剤搬送装置8とを備えている。
【0032】
この現像剤搬送装置8の第1例について図2ないし図4を参照して説明する。なお、図2は同現像剤搬送装置8の模式的断面説明図、図3は同搬送装置の平面説明図、図4は同搬送装置の全体構成の説明図である。
【0033】
この現像剤搬送装置8は、トナーTを現像スリーブ3に向けて静電力で搬送する搬送基板11の現像スリーブ3側先端部に、現像スリーブ3上の現像剤層の厚みを規制する現像剤層厚規制部材12を設けることで、現像剤供給手段と現像剤層厚規制手段とを一体的に設けたものである。現像剤層厚規制部材12は現像剤搬送基板11の先端部が現像スリーブ3の周面に近接して配置されることで現像スリーブ3と所定のギャップを置いて配置される。
【0034】
搬送基板11は、例えば、リジットな支持部材である支持基板21に、移相電界(進行波電界)を発生させるための複数本の駆動電極22を搬送方向と交差する方向に3本の駆動電極22を1セットとして所要の間隔で配置し、この支持基板21上の駆動電極22表面及び駆動電極22間を被覆する絶縁膜23を形成し、さらに絶縁膜23表面に摩擦帯電付与部材24である表面層をコーティングし現像剤搬送路面としたものである。
【0035】
ここで、支持基板21としては、ガラス基板、樹脂基板或いはセラミックス基板等の絶縁性材料からなる基板、或いは、SUSなどの導電性材料からなる基板にSiO2等の絶縁膜を成膜したもの、ポリイミドフィルムなどのフレキシブルに変形可能な材料からなる基板などを用いることができる。
【0036】
電極22は、例えば支持基板21上にAl、Ni−Cr等の導電性材料を所要の厚さ、例えば0.1〜0.2μmの厚さで成膜し、これをフォトリソ技術等を用いて所要の電極形状にパターン化して形成している。ここで、三相以上の駆動波形を与える場合、電極のライン/スペースは、電極幅Lが5〜100μm、好ましくは10〜30μmであり、その電極間隔Rは5〜100μm、好ましくは10〜40μmの範囲である。また、電極厚さtは0.1〜10μm、好ましくは0.3〜2μmの範囲である。さらに、トナー粒径との関係では、幅Lは移動させるトナーの平均粒径の1倍以上20倍以下とし、かつ、間隔Rも移動させるトナーの平均粒径の1倍以上20倍以下とすることが好ましい。これによって、低電圧でトナーの搬送及びホッピングを効率的に行うことができる。
【0037】
絶縁層23としては、例えばSiO2、TiO2、TiO4、SiON、BN、TiN、Ta2O5などを厚さ0.1〜50μm、好ましくは1μm以下の厚さで成膜して形成している。
【0038】
摩擦帯電付与部材(表面層)24は、絶縁材料であってトナーに接触して現像のために必要な電荷を付与する部材、若しくは補助的に付与できる機能を有する1〜10μmの摩擦帯電付与材料をコーティングして形成している。
【0039】
摩擦帯電付与部材となる材料は、トナーとの接触において帯電極性がトナーに対して逆極性となる材料から選ぶことが好ましく、正規の極性に良好に帯電させるもので、その帯電の大きさは材料を選択することで適正化することができる(摩擦帯電序列でトナーと隔たった材質から選択)。
【0040】
例えば、アクリル系、シリコーン系、フッ素樹脂系、ポリエステル系、ポリイミド系、ポリ塩化ビニル系、オレフィン系、ポリウレタン系、及びこれらの混合組成を挙げることができる。帯電の大きさは、接触材料の仕事関数で決まるが、帯電の容易さは接触材料の抵抗で決まる。
【0041】
次に、現像剤層厚規制部材12は、搬送基板11の先端におけるエッジ部に上述した摩擦帯電付与部材24と同様な摩擦帯電付与材料を成膜し、現像スリ−ブ3に近接した形で配置する。なお、別の構成として、搬送基板11の先端部に帯電ブレードなどを別途貼り合わせて接合する構成とすることもできる。
【0042】
この場合、配置においては、摩擦力を考慮して面積を稼ぐ場合は現像スリ−ブ3に対して直角に、狭いエリアのみ近接させる場合は、搬送基板21を現像スリ−ブ3に対して角度を持たせて設置すればよい。
【0043】
なお、図1に示すように、現像スリーブ3の外周面にも同様の摩擦帯電付与材料がコーティングした表面層13を形成している。
【0044】
このように構成した搬送基板11の電極22に対して、図4に示すように、駆動回路31からn相(ここでは3相とする。)の駆動波形Pvを印加することにより、複数の電極22によって移相電界(進行波電界)が発生し、搬送基板11上の帯電したトナーは反発力及び/又は吸引力を受けて進行方向にホッピングと搬送を含んで移動する。
【0045】
例えば、搬送基板11の複数の電極22に対して駆動回路31から図4に示すよにグランドGと正の電圧+との間で変化するパルス状駆動波形Va、Vb、Vcをタイミングをずらして印加する。このとき、搬送基板11上に負帯電トナーTがあり、搬送基板11の連続した複数(5本)の電極22に「G」、「G」、「+」、「G」、「G」が印加されたとすると、負帯電トナーTは「+」の電極22上に位置する。
【0046】
次のタイミングで複数の電極22にはそれぞれ「+」、「G」、「G」、「+」、「G」が印加されるので、負帯電トナーTには隣り合う「G」の電極22との間で反発力が、他方の隣り合う「+」の電極22との間で吸引力がそれぞれ作用するので、負帯電トナーTは「+」の電極22側に移動する。パルス状駆動波形Va、Vb、Vcが印加されることで、トナーは順次「+」の電極22側に移動して搬送される。
【0047】
ここで、駆動波形の駆動電圧20〜1000V、好ましくは40〜120Vの範囲であり、駆動周波数は0.5〜100KHz、好ましくは10〜30KHzの範囲である。帯電トナーは正負極性のどちらかで5〜60μC/g、好ましくは10〜30μC/gの範囲内である。
【0048】
このように複数の電極22に電圧の変化する複相の駆動波形を印加することで、搬送基板11上には進行波電界が発生し、この進行波電界の進行方向に負帯電トナーTは搬送及びホッピングを行いながら移動する。なお、正帯電トナーの場合には駆動波形の変化パターンを逆にすることで同様に移動する。
【0049】
そこで、このように構成した現像装置2の作用について説明すると、帯電ローラ6とブレード7で負帯電されたトナーTは、現像剤搬送装置8の搬送基板11に静電力で移送され、搬送基板11上のトナーTは、前述したように移相電界により摩擦帯電付与部材24がコーティングされた基板表面(搬送面)と接触(摩擦)し、接触帯電と摩擦帯電が混在した帯電メカニズムにより帯電しながら搬送される。
【0050】
このように現像剤搬送路面上を搬送されるトナーTは、搬送途中、接触(摩擦)帯電し、拡散され、現像スリーブ3の表面に付着し、膜状にトナー層を形成する。このとき、トナーTが小粒径であって凝集が生じても、搬送基板11上を搬送されるときに分散され、現像スリーブ3上には均一なトナーの層が形成される。
【0051】
なお、この実施形態では、トナーは負極性に帯電し、正極性に帯電した現像スリーブ3に付着する。この場合、現像スリーブ3の摩擦帯電付与部材13を設けなく、或いは正のバイアス電圧をかける方法でもよい。
【0052】
そして、現像スリーブ3上のトナーの膜厚み(層厚)は現像剤層厚規制部材(現像ブレード)12により一定に規制され、感光体ドラム1上の静電潜像に対向したときに供給される。
【0053】
このように、この現像装置2においては、トナーTは現像剤搬送基板11の下面を搬送されることとなるが、帯電したトナーTは位相電界により静電力で搬送されるため、ほぼ、帯電分布がそろったトナーが空中と現像剤搬送路表面とに接触を繰り返しながら飛翔(ホッピング)状態で搬送方向に移送され、現像ブレード12にて薄層状態に現像スリーブ3に形成される。
【0054】
そして、現像剤搬送基板11の先端に一体的に現像剤層厚規制部(現像ブレード)12を設けて現像スリーブ3に近接する形で配置している。したがって、現像剤層厚規制部12を摩擦帯電付与部材で形成することにより現像ブレードとしての層厚み規制作用を行うとともにトナーを帯電させることができ、帯電効率をさらに高めることができる。
【0055】
次に、本発明に係る現像装置を含む本発明に係る画像形成装置の第2実施形態について図5を参照して説明する。
この実施形態の現像剤搬送装置8は、2つの搬送基板11、11を備え、各搬送基板11は搬送面を所定のギャップをおいて対向させて配置し、搬送方向と直交する方向の両端部を設けた図示しないスペーサ部材を介して接合し、2つの搬送基板11と搬送基板11とのギャップ空間をトナーが搬送される通路32としている。
【0056】
このように、2つの搬送基板を所定のギャップをおいて搬送面を対向させて一体化することにより、ギャップを維持することができる。なお、このときの2枚の搬送基板11、11間のギャップは、トナーの粒径、帯電量、駆動電圧、駆動周波数を考慮して決定すればよい。
【0057】
そして、2つの搬送基板を所定のギャップをおいて搬送面を対向させて配置することにより、トナー搬送時における摩擦(接触)帯電が増大し、帯電効率が一層向上する。
【0058】
次に、本発明に係る現像装置を含む本発明に係る画像形成装置の第3実施形態について図6を参照して説明する。
この実施形態の現像剤搬送装置8は、搬送基板11とこの搬送基板11の搬送面を所定のギャップをおいて対向する帯電電極としてのバイアス電極部材33とを有し、これらの搬送基板11とバイアス電極基板33とは搬送方向と直交する方向の両端部を設けた図示しないスペーサ部材を介して接合し、搬送基板11とバイアス電極部材33とのギャップ空間をトナーが搬送される通路32としている。
【0059】
そして、バイアス電極部材32にはトナーの帯電極性と同極性のバイアス電圧Vbを印加するバイアス電源34を接続している。
【0060】
このように、バイアス電極部材を設けてバイアス電圧を印加することで、搬送されるトナーの帯電が促進され、現像スリーブに供給されるトナーの帯電量のバラツキが低減し、静電潜像を可視像化するに寄与するトナー供給率が増加して、より現像効率が向上する。
【0061】
なお、バイアス電極部材34の表面(搬送基板11との対向面)にトナーとの接触において帯電極性がトナーに対して逆極性となる摩擦帯電付与部材をコートすることもでき、これらのバイアス電圧の印加と摩擦帯電付与部材のコートはいずれか一方でもよく、或いはバイアス電圧の印加と摩擦帯電付与部材のコートの両者を行ってもよい。
【0062】
このように、バイアス電極部材を設けてトナーとの接触において帯電極性がトナーに対して逆極性となる帯電付与部材を設けることによっても、搬送されるトナーの帯電が促進され、現像スリーブに供給されるトナーの帯電量のバラツキが低減し、静電潜像を可視像化するに寄与するトナー供給率が増加して、より現像効率が向上する。
【0063】
上述したように、いずれの実施形態にあっても、搬送基板の表面に摩擦帯電付与部材をコートした基板であって静電搬送を用いることにより、トナー収納部から潜像担持体との間のトナー供給手段における帯電効率を向上でき、装置のコンパクト化が図れる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る現像装置によれば、現像剤供給手段及び現像剤層厚規制手段を一体化した現像剤供給部材を備えている構成としたので、現像剤担持体表面に極めて均一なトナーの薄層を形成でき、小粒径トナーにおいても必要十分に均一な帯電量を得ることができて、低コストでコンパクト化を図れる。
【0065】
本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係る現像装置を備えているので、安定した高品質の画像を形成することができる低コストでコンパクトな装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現像装置を備えた本発明に係る画像形成装置の第1実施形態を説明する構成図
【図2】同画像形成装置の現像剤搬送装置の搬送基板の模式的断面説明図
【図3】同現像剤搬送装置の搬送基板の平面説明図
【図4】同現像剤搬送装置の全体構成を説明する説明図
【図5】駆動波形の一例を説明する説明図
【図6】本発明に係る現像装置を備えた本発明に係る画像形成装置の第2実施形態を説明する現像剤搬送装置の構成図
【図7】本発明に係る現像装置を備えた本発明に係る画像形成装置の第3実施形態を説明する現像剤搬送装置の構成図
【符号の説明】
1…感光体ドラム、2…現像装置、3…現像スリーブ、8…現像剤搬送装置、11…搬送基板、12…現像剤層厚規制部材、22…電極、24…現像剤帯電付与部材、31…駆動回路。
【産業上の利用分野】
本発明は現像装置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写装置、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置として、電子写真プロセスを用いて、像担持体に静電潜像を形成し、この静電潜像に現像装置を用いて粉体である現像剤(以下「トナー」という。)を付着させて現像してトナー像として可視像化し、このトナー像を直接又は中間転写部材を介して記録媒体に転写することで画像を形成するものがある。
【0003】
このような画像形成装置において、潜像を現像する現像装置は、一般的に、像担持体上に形成された静電潜像に現像剤を供給するための現像担持体(現像スリーブ)と、この現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給手段と、現像容器内の現像剤を攪拌する攪拌手段とを有する。
【0004】
電子写真方式における現像方法は、大別して、二成分現像法と一成分現像法の二種類がある。二成分現像法では、現像剤(トナー)とキャリアを攪拌し、攪拌による摩擦によってトナーの帯電量を得ている。一成分現像法では、キャリアを用いることなく、例えば非磁性トナーを帯電ブラシ等により帯電させて直接現像剤担持体に載せている。
【0005】
二成分現像法では、例えば非磁性のトナーも磁性体であるキャリアと混合すると磁力により供給、規制が可能になるため現像剤担持体上に均一な厚さのトナーコート層を容易に得ることができる。また、トナーをキャリアとの攪拌で摩擦(接触)帯電することで、均一で高いトナー帯電量を得ることが可能である。
【0006】
しかしながら、二成分現像法では、キャリアを装置内に保存するスペースが必要なため、装置の大型化、重量化を来すとともに、キャリアとトナーを一定濃度に攪拌するための上記攪拌手段が必要であるため、装置のコストアップを避けられないという問題点を有している。
【0007】
一方、非磁性一成分現像法では、上記二成分現像法における問題点がないため、これらの観点から低コスト化は可能である。
【0008】
しかしながら、非磁性一成分現像法では、トナーを磁力により供給することができないため現像剤担持体上にトナーを供給するために、別途、トナー供給ローラー若しくは供給ブラシが必要であり、そのためのスペースと、それらを駆動する機構が必要であり、結局二成分現像法の場合と同様に、装置の大型化、製造コストの上昇を来していた。
【0009】
さらに、非磁性一成分現像法では、良好な画像を得るためには、現像剤担持体上のトナー層は一層から二層の均一な薄層状態を形成する必要があり、その帯電量は鮮鋭度を確保するために一成分トナーの1g当たりー15μC〜20μCが必要であることが実験結果より言われている。
【0010】
現像剤規制部材は樹脂及びカーボンを主成分とする非磁性トナーを摩擦帯電するため、シリコン等の絶縁性弾性部材で構成されているが、現像剤担持体(現像スリーブ)との面当て接触で上記の帯電量と均一な薄層状態を確保することは困難であった。
【0011】
それは、一成分トナーの帯電量はトナー層厚規制部材の一成分トナーへの単位面積当たりの押圧力に比例するということと、均一な一成分トナーの薄層を得るためには、現像剤担持体(現像スリーブ)とトナー層厚規制部材との押圧力を現像剤担持体(現像スリーブ)の長手方向に対して均一に、しかも経時変化によりトナー層厚規制部材が磨耗しても現像剤担持体(現像スリーブ)への押圧力をほぼ一定にする必要があるということに起因している。
【0012】
さらに、近年、高画質化の観点から、現像剤(トナー)の小粒径化が進められている。トナーの小粒径化は高画質化に効果があるものの、トナー粒子の流動性を劣化させる。例えば、非磁性一成分トナーの場合、供給ローラ等により現像剤担持体(現像スリーブ)に強く押しつけた場合凝集しやすい。凝集が生じると、現像スリーブ上にムラができ、均一なトナーコート層の形成が困難となる。
【0013】
また、小粒径トナーは同一体積におけるトナーの表面積増大を招き、現像剤規制部材と現像スリーブのニップ内で十分に摩擦帯電できず、均一なトナー帯電量が得られないことが指摘されている。
【0014】
このように、トナー粒径を小さくすることは出力画像の画質向上においてメリットはあるものの、不均一なトナーコート層と不均一なトナー帯電量により、トナー飛散による非画像部へのトナー付着(カブリ)や濃度ムラを生じやすく、現像装置の設計の煩雑化を招いている。
【0015】
このような問題に対処すべく、例えば特開平5ー53426号公報に開示されているように、摩擦帯電ブレードを使用する一成分現像剤用現像装置において、現像スリーブ周面に極めて均一な現像剤の薄層を形成させ、かつ現像剤を一様にしかも必要十分に帯電させる目的から、現像スリーブに対して押圧接触する摩擦帯電ブレードを押圧力加圧手段を係合できる作用部を設けて押圧力変動を緩和し、押圧力が一定になるようにすることが知られている。
【0016】
また、特開平10ー319699号公報には、現像担持体の下方に現像剤供給手段としての振動付与手段を設け、高周波振動によってトナー同士を摩擦帯電させる構成が開示されている。この構成によれば、小粒径のトナーにおいても凝集が生じず、現像剤担持体にトナーを均一に担持させることができ、装置の小型化も実現できるとされている。
【0017】
さらに、特開平10ー319700号公報には、上記振動付与手段の上部にフェライト粒子を配置して該フェライト粒子との振動摩擦によりトナーを帯電させるとともに、トナーを一次粒子まで解きほぐしてトナークラウドを発生させ、現像剤担持体に供給する構成が開示されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の現像装置にあっては、高周波振動のみによってトナー同士を摩擦させて帯電させるので、均一なトナー帯電量を得ることが困難であるという課題がある。この点、高周波振動に加えてトナーを帯電させる帯電材料としてフェライト粒子を用いることで、トナー帯電量の均一化は改善することができるが、フェライト粒子を収容するための容器が必要になり、コンパクトな現像装置を得ることができないという課題が生じる。
【0019】
このように、従来の現像装置では、安定した現像剤担持体(現像スリーブ)上に一成分トナーの均一な薄層を得ることと、所定のトナー帯電量を得ることとは、相反する対策を施すこととなってしまうという課題がある。
【0020】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、現像剤担持体表面に極めて均一なトナーの薄層を形成でき、さらに、小粒径トナーにおいても必要十分に均一な帯電量を得ることができ、低コストでコンパクト化を図れる現像装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【0021】
本発明の実施形態では、ETH(イース:Electrostatic Transport& Hopping)現象を用いた高品質現像が可能な現像装置及びこの現像装置を用いて高い画像品質が得られる画像形成装置で説明する。
【0022】
ここで、ETH現象とは、粉体が移相電界のエネルギーを与えられ、そのエネルギーが機械的なエネルギーに変換されて、粉体自身が動的に変動する現象をいう。このETH現象は、静電気力による粉体の水平方向の移動(搬送)と垂直方向の移動(ホッピング)を含む現象であり、搬送基板の表面を、移相電界によって粉体が進行方向の成分を持って飛び跳ねる現象である。このETH現象を利用した現像をETH現像と称する。
【0023】
搬送基板上の粉体の振る舞いを区別して表現する場合、基板水平方向への移動については、「搬送」、「搬送」、「搬送速度」、「搬送方向」、「搬送距離」という表現を使用し、基板垂直方向への飛翔(移動)については、「ホッピング」、「ホッピング」、「ホッピング速度」、「ホッピング方向」、「ホッピング高さ(距離)」という表現を使用する。なお、静電搬送装置、搬送基板という用語に含まれる「搬送」は「移動」と同義である。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明に係る現像装置は、現像剤供給手段及び現像剤層厚規制手段を一体化した現像剤供給部材を備えている構成としたものである。
【0025】
ここで、現像剤供給部材は、一面に現像剤担持体側に現像剤を移送する搬送路部を有し、この搬送路部の先端部に現像剤担持体の現像剤の層厚を規制する現像剤層厚規制手段を有することが好ましい。また、現像剤供給部材の少なくても現像剤を移送する部分の表面には摩擦帯電付与部材が形成されていることが好ましい。
【0026】
さらに、現像剤供給部材は、前記現像剤を静電力で搬送、ホッピングさせるための電界を発生させる複数の電極を有する搬送基板と、現像剤担持体に近接して設けた摩擦帯電付与部材からなる現像剤層厚規制部とを有することが好ましい。この場合、2つの搬送基板をギャップをおいて対向配置し、各搬送基板の対向する表面に摩擦帯電付与部材が設けられていることが好ましい。
【0027】
また、搬送基板に所定のギャップをおいて対向するバイアス電極部材を有し、このバイアス電極部材には現像剤に対して同極性となるバイアス電圧が印加されることが好ましい。さらに、搬送基板に所定のギャップをおいて対向するバイアス電極部材を有し、このバイアス電極部材には現像剤を摩擦帯電するための摩擦帯電付与部材が設けられていることが好ましい。
【0028】
本発明に係る画像形成装置は、像担持体上にトナーを付着させて像担持体上の潜像を現像するための本発明に係る現像装置を備えている構成としたものである。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。先ず、本発明に係る現像装置を含む本発明に係る画像形成装置の第1実施形態について図1を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の現像装置部分の概略構成図である。
【0030】
この画像形成装置は、像担持体である感光体ドラム1に現像剤(トナー)を供給する現像装置2を備えている。感光体ドラム1は例えば矢印方向に回転し、周知のように、帯電装置によって帯電が行われ、書き込み装置によって画像に応じた静電潜像が形成され、この静電潜像が現像装置2でトナー付着によって可視像化されて、トナー像を記録媒体に転写した後クリ−ニング装置によってクリーニングされる。
【0031】
この現像装置2は、感光体ドラム1に対向する現像剤担持体である現像スリーブ3と、現像容器4内に収容された非磁性現像剤(トナー)Tを攪拌・搬送するアジテータ5と、攪拌・搬送されたトナーTを帯電させる帯電ローラ6及びこの帯電ローラ6の周面に接触させて配置したドクターブレード7と現像スリーブ3に帯電したトナーTを搬送し、現像スリーブ3上のトナー層厚を規制する現像剤供給部材としての現像剤搬送装置8とを備えている。
【0032】
この現像剤搬送装置8の第1例について図2ないし図4を参照して説明する。なお、図2は同現像剤搬送装置8の模式的断面説明図、図3は同搬送装置の平面説明図、図4は同搬送装置の全体構成の説明図である。
【0033】
この現像剤搬送装置8は、トナーTを現像スリーブ3に向けて静電力で搬送する搬送基板11の現像スリーブ3側先端部に、現像スリーブ3上の現像剤層の厚みを規制する現像剤層厚規制部材12を設けることで、現像剤供給手段と現像剤層厚規制手段とを一体的に設けたものである。現像剤層厚規制部材12は現像剤搬送基板11の先端部が現像スリーブ3の周面に近接して配置されることで現像スリーブ3と所定のギャップを置いて配置される。
【0034】
搬送基板11は、例えば、リジットな支持部材である支持基板21に、移相電界(進行波電界)を発生させるための複数本の駆動電極22を搬送方向と交差する方向に3本の駆動電極22を1セットとして所要の間隔で配置し、この支持基板21上の駆動電極22表面及び駆動電極22間を被覆する絶縁膜23を形成し、さらに絶縁膜23表面に摩擦帯電付与部材24である表面層をコーティングし現像剤搬送路面としたものである。
【0035】
ここで、支持基板21としては、ガラス基板、樹脂基板或いはセラミックス基板等の絶縁性材料からなる基板、或いは、SUSなどの導電性材料からなる基板にSiO2等の絶縁膜を成膜したもの、ポリイミドフィルムなどのフレキシブルに変形可能な材料からなる基板などを用いることができる。
【0036】
電極22は、例えば支持基板21上にAl、Ni−Cr等の導電性材料を所要の厚さ、例えば0.1〜0.2μmの厚さで成膜し、これをフォトリソ技術等を用いて所要の電極形状にパターン化して形成している。ここで、三相以上の駆動波形を与える場合、電極のライン/スペースは、電極幅Lが5〜100μm、好ましくは10〜30μmであり、その電極間隔Rは5〜100μm、好ましくは10〜40μmの範囲である。また、電極厚さtは0.1〜10μm、好ましくは0.3〜2μmの範囲である。さらに、トナー粒径との関係では、幅Lは移動させるトナーの平均粒径の1倍以上20倍以下とし、かつ、間隔Rも移動させるトナーの平均粒径の1倍以上20倍以下とすることが好ましい。これによって、低電圧でトナーの搬送及びホッピングを効率的に行うことができる。
【0037】
絶縁層23としては、例えばSiO2、TiO2、TiO4、SiON、BN、TiN、Ta2O5などを厚さ0.1〜50μm、好ましくは1μm以下の厚さで成膜して形成している。
【0038】
摩擦帯電付与部材(表面層)24は、絶縁材料であってトナーに接触して現像のために必要な電荷を付与する部材、若しくは補助的に付与できる機能を有する1〜10μmの摩擦帯電付与材料をコーティングして形成している。
【0039】
摩擦帯電付与部材となる材料は、トナーとの接触において帯電極性がトナーに対して逆極性となる材料から選ぶことが好ましく、正規の極性に良好に帯電させるもので、その帯電の大きさは材料を選択することで適正化することができる(摩擦帯電序列でトナーと隔たった材質から選択)。
【0040】
例えば、アクリル系、シリコーン系、フッ素樹脂系、ポリエステル系、ポリイミド系、ポリ塩化ビニル系、オレフィン系、ポリウレタン系、及びこれらの混合組成を挙げることができる。帯電の大きさは、接触材料の仕事関数で決まるが、帯電の容易さは接触材料の抵抗で決まる。
【0041】
次に、現像剤層厚規制部材12は、搬送基板11の先端におけるエッジ部に上述した摩擦帯電付与部材24と同様な摩擦帯電付与材料を成膜し、現像スリ−ブ3に近接した形で配置する。なお、別の構成として、搬送基板11の先端部に帯電ブレードなどを別途貼り合わせて接合する構成とすることもできる。
【0042】
この場合、配置においては、摩擦力を考慮して面積を稼ぐ場合は現像スリ−ブ3に対して直角に、狭いエリアのみ近接させる場合は、搬送基板21を現像スリ−ブ3に対して角度を持たせて設置すればよい。
【0043】
なお、図1に示すように、現像スリーブ3の外周面にも同様の摩擦帯電付与材料がコーティングした表面層13を形成している。
【0044】
このように構成した搬送基板11の電極22に対して、図4に示すように、駆動回路31からn相(ここでは3相とする。)の駆動波形Pvを印加することにより、複数の電極22によって移相電界(進行波電界)が発生し、搬送基板11上の帯電したトナーは反発力及び/又は吸引力を受けて進行方向にホッピングと搬送を含んで移動する。
【0045】
例えば、搬送基板11の複数の電極22に対して駆動回路31から図4に示すよにグランドGと正の電圧+との間で変化するパルス状駆動波形Va、Vb、Vcをタイミングをずらして印加する。このとき、搬送基板11上に負帯電トナーTがあり、搬送基板11の連続した複数(5本)の電極22に「G」、「G」、「+」、「G」、「G」が印加されたとすると、負帯電トナーTは「+」の電極22上に位置する。
【0046】
次のタイミングで複数の電極22にはそれぞれ「+」、「G」、「G」、「+」、「G」が印加されるので、負帯電トナーTには隣り合う「G」の電極22との間で反発力が、他方の隣り合う「+」の電極22との間で吸引力がそれぞれ作用するので、負帯電トナーTは「+」の電極22側に移動する。パルス状駆動波形Va、Vb、Vcが印加されることで、トナーは順次「+」の電極22側に移動して搬送される。
【0047】
ここで、駆動波形の駆動電圧20〜1000V、好ましくは40〜120Vの範囲であり、駆動周波数は0.5〜100KHz、好ましくは10〜30KHzの範囲である。帯電トナーは正負極性のどちらかで5〜60μC/g、好ましくは10〜30μC/gの範囲内である。
【0048】
このように複数の電極22に電圧の変化する複相の駆動波形を印加することで、搬送基板11上には進行波電界が発生し、この進行波電界の進行方向に負帯電トナーTは搬送及びホッピングを行いながら移動する。なお、正帯電トナーの場合には駆動波形の変化パターンを逆にすることで同様に移動する。
【0049】
そこで、このように構成した現像装置2の作用について説明すると、帯電ローラ6とブレード7で負帯電されたトナーTは、現像剤搬送装置8の搬送基板11に静電力で移送され、搬送基板11上のトナーTは、前述したように移相電界により摩擦帯電付与部材24がコーティングされた基板表面(搬送面)と接触(摩擦)し、接触帯電と摩擦帯電が混在した帯電メカニズムにより帯電しながら搬送される。
【0050】
このように現像剤搬送路面上を搬送されるトナーTは、搬送途中、接触(摩擦)帯電し、拡散され、現像スリーブ3の表面に付着し、膜状にトナー層を形成する。このとき、トナーTが小粒径であって凝集が生じても、搬送基板11上を搬送されるときに分散され、現像スリーブ3上には均一なトナーの層が形成される。
【0051】
なお、この実施形態では、トナーは負極性に帯電し、正極性に帯電した現像スリーブ3に付着する。この場合、現像スリーブ3の摩擦帯電付与部材13を設けなく、或いは正のバイアス電圧をかける方法でもよい。
【0052】
そして、現像スリーブ3上のトナーの膜厚み(層厚)は現像剤層厚規制部材(現像ブレード)12により一定に規制され、感光体ドラム1上の静電潜像に対向したときに供給される。
【0053】
このように、この現像装置2においては、トナーTは現像剤搬送基板11の下面を搬送されることとなるが、帯電したトナーTは位相電界により静電力で搬送されるため、ほぼ、帯電分布がそろったトナーが空中と現像剤搬送路表面とに接触を繰り返しながら飛翔(ホッピング)状態で搬送方向に移送され、現像ブレード12にて薄層状態に現像スリーブ3に形成される。
【0054】
そして、現像剤搬送基板11の先端に一体的に現像剤層厚規制部(現像ブレード)12を設けて現像スリーブ3に近接する形で配置している。したがって、現像剤層厚規制部12を摩擦帯電付与部材で形成することにより現像ブレードとしての層厚み規制作用を行うとともにトナーを帯電させることができ、帯電効率をさらに高めることができる。
【0055】
次に、本発明に係る現像装置を含む本発明に係る画像形成装置の第2実施形態について図5を参照して説明する。
この実施形態の現像剤搬送装置8は、2つの搬送基板11、11を備え、各搬送基板11は搬送面を所定のギャップをおいて対向させて配置し、搬送方向と直交する方向の両端部を設けた図示しないスペーサ部材を介して接合し、2つの搬送基板11と搬送基板11とのギャップ空間をトナーが搬送される通路32としている。
【0056】
このように、2つの搬送基板を所定のギャップをおいて搬送面を対向させて一体化することにより、ギャップを維持することができる。なお、このときの2枚の搬送基板11、11間のギャップは、トナーの粒径、帯電量、駆動電圧、駆動周波数を考慮して決定すればよい。
【0057】
そして、2つの搬送基板を所定のギャップをおいて搬送面を対向させて配置することにより、トナー搬送時における摩擦(接触)帯電が増大し、帯電効率が一層向上する。
【0058】
次に、本発明に係る現像装置を含む本発明に係る画像形成装置の第3実施形態について図6を参照して説明する。
この実施形態の現像剤搬送装置8は、搬送基板11とこの搬送基板11の搬送面を所定のギャップをおいて対向する帯電電極としてのバイアス電極部材33とを有し、これらの搬送基板11とバイアス電極基板33とは搬送方向と直交する方向の両端部を設けた図示しないスペーサ部材を介して接合し、搬送基板11とバイアス電極部材33とのギャップ空間をトナーが搬送される通路32としている。
【0059】
そして、バイアス電極部材32にはトナーの帯電極性と同極性のバイアス電圧Vbを印加するバイアス電源34を接続している。
【0060】
このように、バイアス電極部材を設けてバイアス電圧を印加することで、搬送されるトナーの帯電が促進され、現像スリーブに供給されるトナーの帯電量のバラツキが低減し、静電潜像を可視像化するに寄与するトナー供給率が増加して、より現像効率が向上する。
【0061】
なお、バイアス電極部材34の表面(搬送基板11との対向面)にトナーとの接触において帯電極性がトナーに対して逆極性となる摩擦帯電付与部材をコートすることもでき、これらのバイアス電圧の印加と摩擦帯電付与部材のコートはいずれか一方でもよく、或いはバイアス電圧の印加と摩擦帯電付与部材のコートの両者を行ってもよい。
【0062】
このように、バイアス電極部材を設けてトナーとの接触において帯電極性がトナーに対して逆極性となる帯電付与部材を設けることによっても、搬送されるトナーの帯電が促進され、現像スリーブに供給されるトナーの帯電量のバラツキが低減し、静電潜像を可視像化するに寄与するトナー供給率が増加して、より現像効率が向上する。
【0063】
上述したように、いずれの実施形態にあっても、搬送基板の表面に摩擦帯電付与部材をコートした基板であって静電搬送を用いることにより、トナー収納部から潜像担持体との間のトナー供給手段における帯電効率を向上でき、装置のコンパクト化が図れる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る現像装置によれば、現像剤供給手段及び現像剤層厚規制手段を一体化した現像剤供給部材を備えている構成としたので、現像剤担持体表面に極めて均一なトナーの薄層を形成でき、小粒径トナーにおいても必要十分に均一な帯電量を得ることができて、低コストでコンパクト化を図れる。
【0065】
本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係る現像装置を備えているので、安定した高品質の画像を形成することができる低コストでコンパクトな装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現像装置を備えた本発明に係る画像形成装置の第1実施形態を説明する構成図
【図2】同画像形成装置の現像剤搬送装置の搬送基板の模式的断面説明図
【図3】同現像剤搬送装置の搬送基板の平面説明図
【図4】同現像剤搬送装置の全体構成を説明する説明図
【図5】駆動波形の一例を説明する説明図
【図6】本発明に係る現像装置を備えた本発明に係る画像形成装置の第2実施形態を説明する現像剤搬送装置の構成図
【図7】本発明に係る現像装置を備えた本発明に係る画像形成装置の第3実施形態を説明する現像剤搬送装置の構成図
【符号の説明】
1…感光体ドラム、2…現像装置、3…現像スリーブ、8…現像剤搬送装置、11…搬送基板、12…現像剤層厚規制部材、22…電極、24…現像剤帯電付与部材、31…駆動回路。
Claims (8)
- 帯電済み一成分現像剤を像担持体上に形成された静電潜像に供給するための現像剤担持体と、この現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給手段と、前記現像剤担持体上の現像剤の層厚を規制する現像剤層厚規制手段とを有する現像装置において、前記現像剤供給手段及び現像剤層厚規制手段を一体化した現像剤供給部材を備えていることを特徴とする現像装置。
- 請求項1に記載の現像装置において、前記現像剤供給部材は、一面に現像剤担持体側に現像剤を移送する搬送路部を有し、この搬送路部の先端部に前記現像剤担持体の現像剤の層厚を規制する現像剤層厚規制手段を有することを特徴とする現像装置。
- 請求項1又は2に記載の現像装置において、前記現像剤供給部材の少なくても現像剤を移送する部分の表面には摩擦帯電付与部材が形成されていることを特徴とする現像装置。
- 請求項2又は3に記載の現像装置において、前記現像剤供給部材は、前記現像剤を静電力で搬送、ホッピングさせるための電界を発生させる複数の電極を有する搬送基板と、前記現像剤担持体に近接して設けた摩擦帯電付与部材からなる現像剤層厚規制部とを有することを特徴とする現像装置。
- 請求項4に記載の現像装置において、2つの搬送基板をギャップをおいて対向配置し、各搬送基板の対向する表面に摩擦帯電付与部材が設けられていることを特徴とする現像装置。
- 請求項1ないし4のいずれかに記載の現像装置において、前記搬送基板に所定のギャップをおいて対向するバイアス電極部材を有し、このバイアス電極部材には現像剤に対して同極性となるバイアス電圧が印加されることを特徴とする現像装置。
- 請求項1ないし4のいずれかに記載の現像装置において、前記搬送基板に所定のギャップをおいて対向するバイアス電極部材を有し、このバイアス電極部材には現像剤を摩擦帯電するための摩擦帯電付与部材が設けられていることを特徴とする現像装置。
- 像担持体上に形成された静電潜像に帯電済み一成分現像剤を供給して静電潜像を現像する現像装置を備えた画像形成装置において、前記現像装置が前記請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
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2002
- 2002-08-05 JP JP2002227279A patent/JP2004069903A/ja active Pending
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