JP2003098830A - 現像装置・現像方法・画像形成装置 - Google Patents

現像装置・現像方法・画像形成装置

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JP2003098830A
JP2003098830A JP2001289101A JP2001289101A JP2003098830A JP 2003098830 A JP2003098830 A JP 2003098830A JP 2001289101 A JP2001289101 A JP 2001289101A JP 2001289101 A JP2001289101 A JP 2001289101A JP 2003098830 A JP2003098830 A JP 2003098830A
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charging
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English (en)
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Yoichiro Miyaguchi
耀一郎 宮口
Yutaka Ebi
豊 海老
Takeshi Takemoto
武 竹本
Hiroyuki Okamoto
弘之 岡本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉体や現像剤の不要な滞留による現像機能の
劣化を防止できるようにする。 【解決手段】 複写機1の感光体ドラム2は、帯電ロー
ラ3により表面を一様に帯電され、露光ユニット4によ
り画像情報に基づいて潜像を形成される。形成された潜
像は現像装置5によりトナー像として可視像化される。
現像装置5は、潜像形成信号に追随して必要的量のみの
現像剤をクイック帯電させながら感光体ドラム2に供給
するオンデマンド帯電機構20Aを有している。濃度セ
ンサ21の検知情報に基づいてオンデマンド帯電機構2
0Aへのトナー供給量が調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体又は現像剤を
帯電させて供給し現像を行う現像装置、現像方法、該現
像装置を有する複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置では、潜像担持体としての感光体の表面を帯
電装置により一様に帯電させた後、光書き込み手段によ
り画像情報に基づいて潜像(静電潜像)を形成し、該潜
像を現像装置によりトナー像として可視像化し、該トナ
ー像を転写装置により記録材に転写した後、定着装置に
より画像を記録材に定着するようになっている。現像装
置は、感光体上に形成された潜像に現像剤(トナー)を
供給するための現像剤担持体(現像スリーブ)と、現像
容器内の現像剤を攪拌しながら該現像剤担持体へ供給す
る攪拌スクリュー等を有している。
【0003】粒径が4〜10μm程度のトナーは、攪拌
スクリューで循環搬送され、さらに攪拌滞留することに
より接触・摩擦帯電し、適正帯電量が確保されるように
なっている。現像スリーブに供給されたトナーはブレー
ドにより層厚みを規制されながら感光体に供給され、規
制された余分なトナーは現像容器内に落下し、再び攪拌
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の現像装置では、
ベタ画像のような大量消費画像に常時対応できるに、現
像容器内のトナーを全量的に帯電させて供給する構成と
なっている。このため、消費されずに常に現像容器内で
滞留し、攪拌されるトナーが存在する。しかしながら、
適正帯電量を得るためのトナーの攪拌時間は2〜30分
程度であり、それ以上の攪拌ではトナー劣化が発生す
る。その理由を以下に説明する。
【0005】トナーには、造粒やクラスター形成の問題
があるために、潤滑性、帯電効果の向上を図るべく、添
加剤としてTiO、SiO等の200〜400Åの
微粒子が添加されている。攪拌滞留時間が長くなると、
この添加剤のトナーへの埋没が発生し、帯電の劣化、造
粒やクラスターの再発生等が起き、トナー飛散等による
画質低下を招く。
【0006】そこで、本発明は、粉体や現像剤の不要な
滞留による現像機能の劣化を防止できる現像装置、現像
方法、該現像装置を有する画像形成装置の提供を、その
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、粉体又は現像剤を必要な時に必要な量だ
け短時間に帯電させ、帯電から供給までのタイムラグを
無くしてリアルタイムで現像するという概念を導入し
た。具体的には、請求項1記載の発明では、帯電した粉
体を供給して現像を行う現像装置において、その時点の
現像に対応した必要的量のみの粉体を帯電させながら供
給するオンデマンド帯電機構を有している、という構成
を採っている。
【0008】請求項2記載の発明では、画像情報に基づ
いて潜像が形成された潜像担持体に現像剤を供給して該
潜像を可視像化する現像装置において、潜像の可視像化
に対応した必要的量のみの現像剤を帯電させながら上記
潜像担持体に供給するオンデマンド帯電機構を有してい
る、という構成を採っている。
【0009】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
現像装置において、潜像形成信号に追随して必要的量の
みの現像剤を帯電させる、という構成を採っている。
【0010】請求項4記載の発明では、請求項2又は3
記載の現像装置において、現像剤供給部材と、該現像剤
供給部材から必要的量の現像剤を上記オンデマンド帯電
機構へ搬送する搬送手段を有している、という構成を採
っている。
【0011】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
現像装置において、上記潜像担持体の現像後の濃度を検
知する現像濃度検知手段を有し、該現像濃度検知手段の
検知情報に基づいて上記搬送手段を制御し、現像剤の必
要的量の調整を行う、という構成を採っている。
【0012】請求項6記載の発明では、請求項2又は3
記載の現像装置において、現像剤供給部材と、該現像剤
供給部材から必要的量の現像剤を静圧による流動性によ
って上記オンデマンド帯電機構へ搬送する静圧搬送手段
を有している、という構成を採っている。
【0013】請求項7記載の発明では、請求項6記載の
現像装置において、上記現像剤供給部材からの現像剤を
攪拌する攪拌手段と、上記潜像担持体の現像後の濃度を
検知する現像濃度検知手段を有し、該現像濃度検知手段
の検知情報に基づいて上記攪拌手段を制御し、現像剤の
必要的量の調整を行う、という構成を採っている。
【0014】請求項8記載の発明では、請求項1乃至7
の何れかに記載の現像装置において、上記オンデマンド
帯電機構が、帯電機能材料でコーティングされた磁性キ
ャリアと、該磁性キャリアによる磁気ブラシを形成する
磁気ブラシ形成手段と、該磁気ブラシを振動させる振動
源を有している、という構成を採っている。
【0015】請求項9記載の発明では、請求項8記載の
現像装置において、上記磁気ブラシ形成手段が、磁気ブ
ラシが対向状態に形成される構成を有している、という
構成を採っている。
【0016】請求項10記載の発明では、請求項1乃至
7の何れかに記載の現像装置において、上記オンデマン
ド帯電機構が、少なくとも表面が帯電機能材料で形成さ
れた帯電ブラシと、該帯電ブラシを振動させる振動源を
有している、という構成を採っている。
【0017】請求項11記載の発明では、請求項10記
載の現像装置において、上記帯電ブラシが対向状態に設
けられている、という構成を採っている。
【0018】請求項12記載の発明では、請求項1乃至
7の何れかに記載の現像装置において、上記オンデマン
ド帯電機構が、少なくとも表面が帯電機能材料で形成さ
れた帯電ブラシと、該帯電ブラシに対向して設けられ少
なくとも対向表面が帯電機能材料で形成された帯電ブレ
ードと、該帯電ブラシを振動させる振動源を有してい
る、という構成を採っている。
【0019】請求項13記載の発明では、請求項12記
載の現像装置において、上記帯電ブレードの対向表面に
凹凸が形成されている、という構成を採っている。
【0020】請求項14記載の発明では、請求項1乃至
7の何れかに記載の現像装置において、上記オンデマン
ド帯電機構が、少なくとも表面が帯電機能材料で形成さ
れた帯電ブラシと、該帯電ブラシに対向して設けられ少
なくとも表面が帯電機能材料で形成された帯電ローラ
と、該帯電ブラシを振動させる振動源を有している、と
いう構成を採っている。
【0021】請求項15記載の発明では、請求項14記
載の現像装置において、上記帯電ローラの表面に凹凸が
形成されている、という構成を採っている。
【0022】請求項16記載の発明では、請求項11記
載の現像装置において、上記振動源が超音波振動源であ
り、且つ、対向する帯電ブラシのぞれぞれに個別に設け
られ、これらの超音波振動源の周波数が異なる、という
構成を採っている。
【0023】請求項17記載の発明では、請求項11記
載の現像装置において、上記振動源が超音波振動源であ
り、且つ、対向する帯電ブラシのぞれぞれに個別に設け
られ、これらの超音波振動源が同じ周波数で且つ多段階
に制御される、という構成を採っている。
【0024】請求項18記載の発明では、請求項1乃至
17の何れかに記載の現像装置において、上記オンデマ
ンド帯電機構が、バイアス電圧を印加するバイアス電圧
印加手段を有している、という構成を採っている。
【0025】請求項19記載の発明では、請求項1乃至
18の何れかに記載の現像装置において、上記オンデマ
ンド帯電機構から出た粉体又は現像剤を静電搬送手段に
より搬送して現像する、という構成を採っている。
【0026】請求項20記載の発明では、請求項1乃至
17の何れかに記載の現像装置において、上記オンデマ
ンド帯電機構から出た粉体又は現像剤を静電搬送手段に
より搬送し、上記静電搬送手段とオンデマンド帯電機構
との間にバイアス電圧を印加する、という構成を採って
いる。
【0027】請求項21記載の発明では、請求項19又
は20記載の現像装置において、上記静電搬送手段とオ
ンデマンド帯電機構との間の間隙が調整可能に設けら
れ、該静電搬送手段へ飛翔する粉体又は現像剤を選別可
能である、という構成を採っている。
【0028】請求項22記載の発明では、請求項19乃
至21の何れかに記載の現像装置において、上記静電搬
送手段がループ状の静電搬送路を有している、という構
成を採っている。
【0029】請求項23記載の発明では、請求項1乃至
22の何れかに記載の現像装置において、落下した粉体
又は現像剤を回収して粉体又は現像剤の供給部上流側へ
戻すリサイクル機構を有している、という構成を採って
いる。
【0030】請求項24記載の発明では、画像情報に基
づいて潜像担持体上に潜像を形成し、該潜像を現像装置
により可視像化する画像形成装置において、上記現像装
置が、請求項1乃至23の何れかに記載のものである、
という構成を採っている。
【0031】請求項25記載の発明では、帯電した粉体
を供給して現像を行う現像方法において、その時点の現
像に対応した必要的量のみの粉体を帯電させながら供給
する、という手順を採っている。
【0032】請求項26記載の発明では、画像情報に基
づいて潜像が形成された潜像担持体に現像剤を供給して
該潜像を可視像化する現像方法において、潜像の可視像
化に対応した必要的量のみの現像剤を帯電させながら上
記潜像担持体に供給する、という手順を採っている。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図1及び図2に基づいて説明する。まず、図1に基づい
て本実施形態における画像形成装置としての複写機1の
全体構成の概要を説明する。複写機1は、図示しないス
キャナと、潜像担持体としての感光体ドラム2を有して
おり、感光体ドラム2の周りには、時計回り方向に順
に、帯電装置としての帯電ローラ3、露光ユニット4、
現像装置5、転写手段としての転写ローラ6、クリーニ
ングユニット7、除電ランプ8等が設けられている。感
光体ドラム2は矢印で示すように時計回り方向に回転駆
動される。感光体ドラム2の下方には給紙装置9が設け
られている。給紙装置9は、記録材としての用紙Pが積
載収容される給紙カセット10と、積載された用紙Pを
最上のものから順に1枚ずつ給紙する給紙コロ11と、
搬送ローラ対12と、レジストローラ対13等を有して
いる。転写ローラ6の下流側には、用紙搬送手段14、
定着装置15等が設けられている。
【0034】上記構成に係る複写機1のコピー動作を簡
単に説明する。まず、帯電装置3により感光体ドラム2
の表面が一様に帯電され、帯電された感光体ドラム2の
表面に図示しないスキャナからの画像情報に基づいて露
光ユニット4により露光光(レーザー光)Lbが照射さ
れ、潜像(静電潜像)が形成される。感光体ドラム2の
回転により潜像は現像装置5の位置に達し、ここでトナ
ー像として可視像化される。給紙装置9から用紙Pが給
紙され、給紙された用紙Pレジストローラ対13で一旦
停止され、斜めずれを修正された後、感光体ドラム2上
のトナー像の先端と所定位置とが一致するタイミングで
レジストローラ対13により転写部位へ送られる。転写
部位では図示しない電源により転写ローラ6に転写バイ
アスが印加され、用紙Pにトナー像が静電転写される。
トナー画像を転写された用紙Pは用紙搬送手段14によ
り搬送され、定着装置15へ送られる。定着装置15で
は熱と圧力によりトナーが溶融定着される。定着を終え
た用紙Pは図示しない排紙トレイに排出・スタックされ
る。
【0035】現像装置5は、現像ケーシング16と、該
現像ケーシング16に一体的に設けられた現像剤(以
下、トナーという)供給用のホッパ17(現像剤供給部
材)と、現像ケーシング16内において該ホッパ17の
下方に設けられ、画像信号に対応した量のトナーを感光
体ドラム2方向へ送り出す搬送羽18と、現像ケーシン
グ16の感光体ドラム2方向先端部に設けられ、潜像の
可視像化に対応した必要的量のみのトナーを帯電させな
がら感光体ドラム2に供給するオンデマンド帯電機構2
0Aと、搬送羽18から送られたトナーのオンデマンド
帯電機構20Aへの供給量を調整するための調整用搬送
羽19等を有している。
【0036】感光体ドラム2の回転方向におけるオンデ
マンド帯電機構20Aの下流側には、現像されたトナー
像の濃度を検知する現像濃度検知手段としての光学式の
濃度センサ21が設けられている。図示しないスキャナ
から画像情報(画像信号)が制御手段(複写機1のメイ
ンコントローラ)22に入力され、制御手段22は該画
像信号(潜像形成信号)に追随した量のトナーをオンデ
マンド帯電機構20Aへ供給すべく搬送羽18を制御す
る。また、制御手段22は、濃度センサ21からの検知
情報に基づいて濃度の過不足を判断し、判断結果に基づ
いて調整用搬送羽19を制御する。
【0037】図2に示すように、帯電機能材料でコーテ
ィングされた磁性キャリア23と、該磁性キャリア23
による磁気ブラシを形成する磁気ブラシ形成手段として
の磁石24、25と、該磁気ブラシを水平方向(又は上
下方向)に振動させる振動源26を有している。磁石2
4、25は感光体ドラム2の軸方向に延びる長さを有し
ており、上下に対向配置されている。現像ケーシング1
6の先端部には、振動源26の振動伝播を良好にすべ
く、挟み込む形状にブラケット27が固定されており、
剛性化が図られている。磁石24、25該ブラケット2
7に固定されており、振動源26は振動付与可能にブラ
ケット27に係合している。図示しないが、振動源26
は偏心カム等によるメカニカル振動構成を有している。
また、感光体ドラム2とオンデマンド帯電機構20Aと
の間には、現像バイアス電圧であるDCバイアスを印加
するためのDC電源28が設けられている。
【0038】現像ケーシング16内で搬送羽18等によ
り供給されたトナーTは、磁気ブラシが振動している中
に入り込むことにより、磁性キャリア23との接触、摩
擦により負帯電する。上述のように磁性キャリア23は
帯電機能材料でコーティングされているので、トナーT
の帯電はオンデマンド帯電機構20Aで相乗的に急速に
なされる(クイック帯電)。帯電機能材料としては、ト
ナーTとの接触において帯電極性がトナーTに対して逆
極性となる材料である。トナーTを正規の極性(負極
性)に良好に帯電させるもので、その帯電の大きさは材
料を選択することで適正化することができる。具体的に
は、アクリル系、シリコーン系、フッ素樹脂系、ポリエ
ステル系、ポリイミド系、ポリ塩化ビニル系、オレフィ
ン系、ポリウレタン系、さらにエチルセルロース系等、
及びこれらの混合組成を採用することができる。帯電の
大きさは接触材料の仕事関数で決まるが、帯電の容易さ
は接触材料の抵抗で決まる。組成混合と導電性材料添加
で決めるが、導電性は、10×E〜10×E10Ω/
cm、望ましくは、10×E〜10×EΩ/cmで
ある(以下の他の実施形態における帯電機能材料におい
て同じ)。
【0039】極性が揃ったトナーT間には反発力が発生
するため、トナーTは磁気ブラシ領域から分離しやすい
状態となり、また、現像バイアス電圧の電界も作用する
ことにより、感光体ドラム2の画像部2aに付着する。
本実施形態における磁性キャリア23(磁鉄粒子)の粒
径は30〜500μmの範囲である。振動源26は画像
信号によって振動周波数と振幅を制御される。周波数は
10〜10Hzであり、振幅は10〜1000μmで
ある。現像ケーシング16の先端部はブラケット27に
よりが剛性が高められているので、すなわち、ヤング率
の向上(E=5000〜3000Kg/mm)がなさ
れているので、振動源26による振動は吸収されにく
く、磁気ブラシの振動が効率的に行われる。
【0040】図3に第2の実施形態を示す。なお、以下
の各実施形態では、上記実施形態と同一部分は同一符号
で示し、特に必要がない限り既にした構成上及び機能上
の説明は省略する。また、要部のみ説明する。本実施形
態におけるオンデマンド帯電機構20Bでは、磁気ブラ
シ形成手段が、磁気ブラシが対向状態に形成される構成
を有していることを特徴としている。すなわち、上側に
は磁石29(S)、30(N)、31(N)、32
(S)が配置され、これに対向して下側には磁石33
(N)、34(S)、35(S)、36(N)が配置さ
れている。この磁力構成により、磁性キャリア23によ
る磁気ブラシが対向状態に形成される。振動源26によ
って各磁石は短尺方向に機械的に振動される。振動量
は、磁性キャリア23の径の1/3〜5倍の大きさで、
周波数は10〜10Hzの範囲である。図3におい
て、磁気ブラシの奥行き部分は省略している。本実施形
態においても第1の実施形態と同様のクイック帯電機能
を得ることができる。電磁石の極性切り換えにより磁極
を振る構成としてもよい。
【0041】図4に第3の実施形態を示す。本実施形態
におけるオンデマンド帯電機構20Cでは、帯電機能材
料で形成された帯電ブラシ37と帯電ブラシ38が上下
対向状態に且つ互いの毛先が接触する状態に設けられて
いる。各帯電ブラシ37、38はそれぞれ支持体39を
介してブラケット27に固定されている。各帯電ブラシ
37、38は表面のみを帯電機能材料でコーティングし
た構成でもよい。また、下側だけでなく上側にも振動源
26が設けられており、各帯電ブラシ37、38は相互
に振動する。現像ケーシング16内で搬送羽18等によ
り供給されたトナーTは、帯電ブラシ37、38が振動
している中に入り込むことにより、帯電ブラシ37、3
8との接触、摩擦により急速に負帯電する。
【0042】図5に示すように、下側の帯電ブラシ38
に代えて、帯電機能材料で形成された帯電ブレード40
を対向状態に設けてもよい(第4の実施形態)。この場
合、オンデマンド帯電機構20Dの帯電ブレード40の
対向表面は平坦でもよいが、図5に示すように、接触表
面積が増大するように、凹凸加工を施せば帯電のクイッ
ク性を向上させることができる。本実施形態において
も、帯電ブレード40は対向表面のみを帯電機能材料で
コーティングした構成でもよい。また、図6に示すよう
に、下側の帯電ブラシ38に代えて、帯電機能材料で形
成された帯電ローラ41を設けてもよい(第5の実施形
態)。この場合、オンデマンド帯電機構20Eの帯電ロ
ーラ41の表面は平坦でもよいが、図6に示すように、
接触表面積が増大するように、凹凸加工を施せば帯電の
クイック性を向上させることができる。凹凸はローラ周
面全体に亘って形成されるが、同図では一部のみ表示し
ている。本実施形態においても、帯電ローラ41は表面
のみを帯電機能材料でコーティングした構成でもよい。
【0043】図7に第6の実施形態を示す。本実施形態
におけるオンデマンド帯電機構20Fは、図4で示した
オンデマンド帯電機構20Cと同様の構成であるが、メ
カニカル振動源26に代えて超音波振動源としての圧電
素子42A、42Bを上下に有し、且つ、DC電源28
を有している点が異なる。圧電素子42A、42Bの周
波数は任意に決められ、10〜10Hzである。実際
には10〜10Hzが望ましい。圧電素子42A、4
2Bの周波数を同一して帯電ブラシ37、38を相互に
振動させてもよいが、本実施形態では、振動を複雑にし
て帯電効率を高めるべく、各圧電素子42A、42Bの
周波数を異ならせている。例えば、圧電素子42Aの周
波数を500Hz、圧電素子42Bの周波数を1KHz
とする。このようにすれば、振動が重畳して帯電効率が
高められる。また、本実施形態では、DC電源28によ
るバイアス電圧の印加により、適正帯電したトナーTの
みが選択的に現像に供される。
【0044】圧電素子42A、42Bの周波数を同じに
し、段階的に変化させるようにしてもよい(第7の実施
形態)。例えば、最初圧電素子42A、42Bの周波数
を共に500Hzとし、その後、共に1KHzに変える
制御を行う。周波数を多段階に制御するようにしても帯
電効率を高めることができる。また、本実施形態では、
DC電源28によるバイアス電圧の印加により、適正帯
電したトナーTのみが選択的に現像に供され、逆極性に
帯電したトナーTの感光体ドラム2への付着が防止され
る。
【0045】図8乃至図14に第8の実施形態を示す。
図8に示すように、本実施形態では、オンデマンド帯電
機構20(A乃至Fの何れか)と感光体ドラム2との間
に静電搬送手段43が設けられており、該静電搬送手段
43は逆U字形状の搬送基板58を有している。オンデ
マンド帯電機構20から出たトナーTは、搬送基板58
の電界で引き寄せられ、図中右側の直線部及び湾曲部で
搬送される。左側の直線部では後述するトナーポンピン
グ現象が生じて感光体ドラム2の潜像に供給される。現
像ケーシング16と静電搬送手段43は外部ケーシング
44で覆われており、トナーリサイクルが行えるように
なっている。オンデマンド帯電機構20と静電搬送手段
43との間で落下したトナーやトナーポンピング領域で
感光体ドラム2に供給されずに落下したトナーは外部ケ
ーシング44の下面に溜り、図示しないリサイクル機構
によって戻される。
【0046】静電搬送は、後述するように、帯電したト
ナーを搬送基板58の静電力でジャンピングさせながら
搬送するので、帯電量の整ったトナーを現像剤供給ロー
ラから受け取る段階で選別する機能を有し、すなわち、
異物や逆帯電トナー、未帯電トナーを分離除去できる機
能を有し、現像機能を高めることができる。トナーのポ
ンピング高さには電圧依存性があり、ポンピング高さの
調整によって低い電圧(30〜200V)で現像を行う
ことができる。
【0047】以下に静電搬送の構成及び機能を詳細に説
明する。但し、搬送基板58は直線的に表示して説明す
る。図8では示さなかったが、搬送基板58の一部に対
向するように共通電極板59が設けられ(図11)、該
共通電極板59にトナーの帯電極性と同極性の電圧を印
加する電源60と、搬送基板58の電極に対してトナー
搬送及びトナーポンピングのための駆動波形(5〜10
0V程度)を印加する第1駆動回路61、第2駆動回路
62等を有している。感光体ドラム2と搬送基板58と
の間にはDC電源63より、現像バイアス電圧であるD
Cバイアス(100〜200V程度)が印加される(図
14)。
【0048】搬送基板58は、図9に示すように、感光
体ドラム2の軸方向で該感光体ドラム1と略同じ幅を有
する支持基板64と、該支持基板64の上に設けられた
多数の電極65と、該電極65の表面を覆う薄肉の絶縁
層66と、該絶縁層66の表面に設けられた表面コート
層67を有している。各電極65は、図10に示すよう
に、感光体ドラム2の軸方向に延びており、感光体ドラ
ム2の軸方向と直交する搬送方向において所定の間隔で
配設されている。表面コート層67はトナーとの接触を
低減するために設けられている。支持基板64として
は、ガラス基板、樹脂基板あるいはセラミック基板等の
絶縁性材料からなる基板、あるいは、SUSなどの導電
性材料からなる基板にSiO等の絶縁膜を成膜したも
のを用いることができる。電極65は、支持基板64上
にAl、Ni−Cr等の導電性材料を0.1〜0.2μ
m厚で成膜し、これをフォトリソ技術等の半導体技術を
用いて電極形状にパターン化している。各電極65の間
隔はトナー径の2〜10倍であることが良好な搬送速度
と搬送量を確保するために好ましい。また、搬送方向に
おける電極65の幅はトナー径の1〜3倍であることが
良好な搬送速度と搬送量を確保するために好ましい。
【0049】絶縁層66としては、例えばSiO、S
iON、TiN、Taなどを厚さ0.1μm以下
で成膜して形成している。絶縁層66として比誘電率の
大きな材料を用いることによって、駆動電圧の低電圧化
を図ることができるとともに、粒子(トナー)の駆動反
跳と搬送速度が大きくなる。表面コート層67は、搬送
面と帯電トナー界面との接触抵抗の低減を図る機能を有
する膜であり、例えばPTFE、PFAなどのフッ素系
樹脂材料を0.1〜0.3μm厚でコートして形成して
いる。
【0050】駆動電源としての第1駆動回路61は、図
12に示すように、搬送基板58の主としてトナー搬送
を行う領域68の3本の電極65,65,65を1セッ
トとして、各電極65に複相(ここでは3相)のパルス
状駆動電圧(駆動波形)Va1、Vb1、Vc1をそれ
ぞれ印加する。同じく駆動電源としての第2駆動回路6
2は、搬送基板58の主としてトナーポンピングを行う
領域69の3本の電極65,65,65を1セットとし
て、各電極65に複相(ここでは3相)のパルス状駆動
電圧(駆動波形)Va2、Vb2、Vc2をそれぞれ印
加する。第1駆動回路61、第2駆動回路62によるパ
ルス状駆動電圧は、例えば6相としてもよい。
【0051】第1駆動回路61は、パルス状駆動電圧
(駆動波形)Va1、Vb1、Vc1を第1駆動周波数
f1で出力し、第2駆動回路62はパルス状駆動電圧
(駆動波形)Va2、Vb2、Vc2を第1駆動周波数
f1よりも高いトナーがポンピングを生じる第2駆動周
波数f2(f2>F1)で出力する。具体的には、第1
駆動周波数f1は1KHz〜20KHzの範囲内で、第
2駆動周波数f2は18KHz〜45KHzの範囲内
で、使用するトナー径の範囲、求める搬送速度、ポンピ
ングの程度などに応じて選択することが好ましい。
【0052】共通電極板59は、図11に示すように、
搬送基板58の主としてトナー搬送を行う領域68を覆
うように設けられており、図示しないが、搬送基板58
と同様の支持基板と、該支持基板の搬送基板58との対
向面全体に設けられた電極を有している。
【0053】次に、図12乃至図14に基づいて、静電
搬送によるトナーの搬送及びポンピング動作を説明す
る。まず、図12に示すように、グランドGと正の電圧
+との間で変化するパルス状駆動波形Va、Vb、Vc
をタイミングをずらして印加する。このとき、図13に
示すように、搬送基板58上に負帯電したトナーTがあ
り、搬送基板58の連続した複数の電極65にで示す
ようにそれぞれ「G」、「G」、「+」、「G」、
「G」が印加されたとすると、トナーTは「+」の電極
65上に位置する。
【0054】次のタイミングで複数の電極65にはに
示すようにそれぞれ「+」、「G」、「G」、「+」、
「G」が印加され、トナーTには図中左側の「G」の電
極65との間で反発力が、右側の「+」の電極65との
間で吸引力がそれぞれ作用する。このため、トナーTは
「+」の電極65側に移動する。さらに次のタイミング
で複数の電極65にはに示すようにそれぞれ「G」、
「+」、「G」、「G」、「+」が印加され、トナーT
には同様に反発力吸引力が作用するので、トナーTはさ
らに「+」の電極65側に移動する。
【0055】このように電極65に印加する駆動波形の
電位を変化させて見かけ上駆動波形を移動させることに
よって、トナーTは「+」の電極65側に引かれながら
移動するので、搬送基板58の搬送面に沿ってトナーT
が搬送される。なお、正帯電トナーの場合には駆動波形
の変化パターンを逆にすることで搬送できる。
【0056】搬送基板58の電極65に印加するパルス
状駆動波形の駆動周波数を高くするに従って、トナーの
移動速度(搬送速度)も速くなるが、トナーTが「+」
の電極65に移動しようとするときにその電極65が
「G」に変化すると、トナーTはその電極65のさらに
次の電極65に移動しようとして飛び跳ねるポンピング
現象が発生する。実験によると、パルス状駆動波形の駆
動周波数が1KHz〜20KHzの範囲内ではトナーT
は主として搬送され、18KHz〜45KHzの範囲内
では、トナーTのポンピング現象が大きくなった。この
場合、駆動周波数の一部が重複しているのは、ポンピン
グ現象の発生がトナー粒径、駆動電圧などにも影響され
るためである。
【0057】本実施形態では、第1駆動回路61から搬
送基板58の主としてトナー搬送を行う領域68の電極
65,65,65・・・に対しては1KHz〜20KH
zの第1駆動周波数f1のパルス状駆動電圧(駆動波
形)Va1、Vb1、Vc1をそれぞれ印加することに
より、トナーTを搬送基板58の搬送面に沿って感光体
ドラム8の近傍に搬送する。第2駆動回路62から搬送
基板58の感光体ドラム1の近傍の領域69(現像部)
の電極65,65,65・・・に対しては18KHz〜
45KHzの第2駆動周波数f2のパルス状駆動電圧
(駆動波形)Va2、Vb2、Vc2をそれぞれ印加す
ることで、図30に示すように、感光体ドラム8の近傍
でトナーTをポンピングさせる。
【0058】ポンピングするトナーTの中には、トナー
Tの進行方向に対して逆反跳するトナーTもあるが、全
体として搬送方向にゆっくりと搬送される。実験による
と、ポンピングしているトナーは、50μm〜300μ
m程搬送基板58上でポンピング現象しているが、さら
に感光体ドラム8と搬送基板58との間のDCバイアス
により、ポンピングしているトナーが加速されて500
μm〜1mmまでポンピングが拡散することを確認して
いる。なお、図14では共通電極板59を省略してい
る。図15に示すように、搬送基板58の位相搬送電界
に重畳して、位相電極のGに対してDC電源70により
負のバイアス電圧を印加する構成としてもよい(第9の
実施形態)。このようにすれば、オンデマンド帯電機構
20で帯電したトナーTの搬送基板58への飛翔を良好
にすることができる。すなわち、静電搬送手段43によ
る搬送効率を高めることができる。
【0059】図16に第10の実施形態を示す。本実施
形態では、搬送基板58に対してオンデマンド帯電機構
20側が間隙Rを調整可能に設けられている。間隙の電
界はE/Rに比例するので、Eを一定にし、Rを調整す
ることで帯電量が小さいトナーや質量の大きいトナーは
間隙の下方に落下する。これにより、適正な帯電量を有
するトナーのみを選別して静電搬送することができる。
図17に示すように、静電搬送手段43がループ型の搬
送基板71を有する構成としてもよい(第11の実施形
態)。符号72はトナーリサイクル機構におけるリサイ
クル羽を示す。
【0060】上記各実施形態では、図1に示すように、
現像ケーシング16内においてホッパ17から供給され
たトナーを搬送羽18、調整用搬送羽19でオンデマン
ド帯電機構20に送る構成としたが、搬送羽18を設け
ずにトナーの流動性を利用して搬送する構成としてもよ
い。また、搬送羽18や調整用搬送羽19をスクリュー
としてもよい。また、図18に示すように、必要的量の
現像剤を静圧による流動性によってオンデマンド帯電機
構20へ搬送する静圧搬送手段73を有する構成として
もよい(第12の実施形態)。図示しない光センサや圧
力センサ、あるいは濃度センサ21による検知情報に基
づいて攪拌手段としての羽74が駆動され、高さhがほ
ぼ一定に保たれるようになっている。トナーが消費され
ると、静圧により自動的に補給される。
【0061】上記各実施形態ではトナーによる現像例を
示したが、その他の粉体による現像においても同様に実
施することができる。また、粉体の分級や、帯電の容易
さが粒子間にある場合には粉体の帯電分布試験機として
実施することができる。
【0062】
【発明の効果】請求項1又は24記載の発明によれば、
帯電した粉体を供給して現像を行う現像装置において、
その時点の現像に対応した必要的量のみの粉体を帯電さ
せながら供給するオンデマンド帯電機構を有している構
成としたので、必要量のみのクイック帯電ができ、粉体
の不要な滞留による帯電劣化を防止できる。
【0063】請求項2又は24記載の発明によれば、画
像情報に基づいて潜像が形成された潜像担持体に現像剤
を供給して該潜像を可視像化する現像装置において、潜
像の可視像化に対応した必要的量のみの現像剤を帯電さ
せながら上記潜像担持体に供給するオンデマンド帯電機
構を有している構成としたので、必要的量のみのクイッ
ク帯電ができ、現像剤の不要な滞留による帯電劣化、現
像機能の低下を防止できる。
【0064】請求項3又は24記載の発明によれば、請
求項2記載の現像装置において、潜像形成信号に追随し
て必要的量のみの現像剤を帯電させる構成としたので、
刻々と変化する潜像の可視像化に必要的な量の現像剤を
クイック帯電させることができ、現像剤の不要な滞留に
よる帯電劣化、現像機能の低下を防止できる。
【0065】請求項4又は24記載の発明によれば、請
求項2又は3記載の現像装置において、現像剤供給部材
と、該現像剤供給部材から必要的量の現像剤を上記オン
デマンド帯電機構へ搬送する搬送手段を有している構成
としたので、現像剤の必要的量の調整をすることができ
る。
【0066】請求項5又は24記載の発明によれば、請
求項4記載の現像装置において、上記潜像担持体の現像
後の濃度を検知する現像濃度検知手段を有し、該現像濃
度検知手段の検知情報に基づいて上記搬送手段を制御
し、現像剤の必要的量の調整を行う構成としたので、現
像剤の必要的量の調整をすることができ、帯電劣化、現
像機能の低下を高精度に防止することができる。
【0067】請求項6又は24記載の発明によれば、請
求項2又は3記載の現像装置において、現像剤供給部材
と、該現像剤供給部材から必要的量の現像剤を静圧によ
る流動性によって上記オンデマンド帯電機構へ搬送する
静圧搬送手段を有している構成としたので、オンデマン
ド帯電機構への現像剤供給構成を簡易にすることができ
る。
【0068】請求項7又は24記載の発明によれば、請
求項6記載の現像装置において、上記現像剤供給部材か
らの現像剤を攪拌する攪拌手段と、上記潜像担持体の現
像後の濃度を検知する現像濃度検知手段を有し、該現像
濃度検知手段の検知情報に基づいて上記攪拌手段を制御
し、現像剤の必要的量の調整を行う構成としたので、現
像剤の必要的量の調整をすることができ、帯電劣化、現
像機能の低下を高精度に防止することができる。
【0069】請求項8又は24記載の発明によれば、請
求項1乃至7の何れかに記載の現像装置において、上記
オンデマンド帯電機構が、帯電機能材料でコーティング
された磁性キャリアと、該磁性キャリアによる磁気ブラ
シを形成する磁気ブラシ形成手段と、該磁気ブラシを振
動させる振動源を有している構成としたので、必要的量
の粉体又は現像剤を短時間に帯電させることができる。
【0070】請求項9又は24記載の発明によれば、請
求項8記載の現像装置において、上記磁気ブラシ形成手
段が、磁気ブラシが対向状態に形成される構成を有して
いる構成としたので、帯電のクイック性を向上させるこ
とができる。
【0071】請求項10又は24記載の発明によれば、
請求項1乃至7の何れかに記載の現像装置において、上
記オンデマンド帯電機構が、少なくとも表面が帯電機能
材料で形成された帯電ブラシと、該帯電ブラシを振動さ
せる振動源を有している構成としたので、必要的量の粉
体又は現像剤を短時間に帯電させることができる。
【0072】請求項11又は24記載の発明によれば、
請求項10記載の現像装置において、上記帯電ブラシが
対向状態に設けられている構成としたので、帯電のクイ
ック性を向上させることができる。
【0073】請求項12又は24記載の発明によれば、
請求項1乃至7の何れかに記載の現像装置において、上
記オンデマンド帯電機構が、少なくとも表面が帯電機能
材料で形成された帯電ブラシと、該帯電ブラシに対向し
て設けられ少なくとも対向表面が帯電機能材料で形成さ
れた帯電ブレードと、該帯電ブラシを振動させる振動源
を有している構成としたので、必要的量の粉体又は現像
剤を短時間に帯電させることができる。
【0074】請求項13又は24記載の発明によれば、
請求項12記載の現像装置において、上記帯電ブレード
の対向表面に凹凸が形成されている構成としたので、接
触面積の増大によって帯電のクイック性を向上させるこ
とができる。
【0075】請求項14又は24記載の発明によれば、
請求項1乃至7の何れかに記載の現像装置において、上
記オンデマンド帯電機構が、少なくとも表面が帯電機能
材料で形成された帯電ブラシと、該帯電ブラシに対向し
て設けられ少なくとも表面が帯電機能材料で形成された
帯電ローラと、該帯電ブラシを振動させる振動源を有し
ている構成としたので、必要的量の粉体又は現像剤を短
時間に帯電させることができる。
【0076】請求項15又は24記載の発明によれば、
請求項14記載の現像装置において、上記帯電ローラの
表面に凹凸が形成されている構成としたので、接触面積
の増大によって帯電のクイック性を向上させることがで
きる。
【0077】請求項16又は24記載の発明によれば、
請求項11記載の現像装置において、上記振動源が超音
波振動源であり、且つ、対向する帯電ブラシのぞれぞれ
に個別に設けられ、これらの超音波振動源の周波数が異
なる構成としたので、周波数の重畳によって複雑な振動
を得ることができ、帯電のクイック性を向上させること
ができる。
【0078】請求項17又は24記載の発明によれば、
請求項11記載の現像装置において、上記振動源が超音
波振動源であり、且つ、対向する帯電ブラシのぞれぞれ
に個別に設けられ、これらの超音波振動源が同じ周波数
で且つ多段階に制御される構成としたので、振動の非単
調性によって帯電のクイック性を向上させることができ
る。
【0079】請求項18又は24記載の発明によれば、
請求項1乃至17の何れかに記載の現像装置において、
上記オンデマンド帯電機構が、バイアス電圧を印加する
バイアス電圧印加手段を有している構成としたので、適
正な極性に帯電した粉体又はトナーを選択的に潜像担持
体へ供給することができる。
【0080】請求項19又は24記載の発明によれば、
請求項1乃至18の何れかに記載の現像装置において、
上記オンデマンド帯電機構から出た粉体又は現像剤を静
電搬送手段により搬送して現像する構成としたので、低
電圧で現像することができ、電力コストの低減を図るこ
とができる。
【0081】請求項20又は24記載の発明によれば、
請求項1乃至17の何れかに記載の現像装置において、
上記オンデマンド帯電機構から出た粉体又は現像剤を静
電搬送手段により搬送し、上記静電搬送手段とオンデマ
ンド帯電機構との間にバイアス電圧を印加する構成とし
たので、オンデマンド帯電機構から静電搬送手段への粉
体又は現像剤の供給率を高めることができる。
【0082】請求項21又は24記載の発明によれば、
請求項19又は20記載の現像装置において、上記静電
搬送手段とオンデマンド帯電機構との間の間隙が調整可
能に設けられ、該静電搬送手段へ飛翔する粉体又は現像
剤を選別可能である構成としたので、現像機能を高める
ことができる。
【0083】請求項22又は24記載の発明によれば、
請求項19乃至21の何れかに記載の現像装置におい
て、上記静電搬送手段がループ状の静電搬送路を有して
いる構成としたので、粉体又は現像剤のリサイクルを容
易に行うことができる。
【0084】請求項23又は24記載の発明によれば、
請求項1乃至22の何れかに記載の現像装置において、
落下した粉体又は現像剤を回収して粉体又は現像剤の供
給部上流側へ戻すリサイクル機構を有している構成とし
たので、粉体又は現像剤の無駄を防止することができ
る。
【0085】請求項25記載の発明によれば、帯電した
粉体を供給して現像を行う現像方法において、その時点
の現像に対応した必要的量のみの粉体を帯電させながら
供給することとしたので、必要量のみのクイック帯電が
でき、粉体の不要な滞留による帯電劣化を防止できる。
【0086】請求項26記載の発明によれば、画像情報
に基づいて潜像が形成された潜像担持体に現像剤を供給
して該潜像を可視像化する現像方法において、潜像の可
視像化に対応した必要的量のみの現像剤を帯電させなが
ら上記潜像担持体に供給することとしたので、必要的量
のみのクイック帯電ができ、現像剤の不要な滞留による
帯電劣化、現像機能の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における画像形成装置
としての複写機の概要正面図である。
【図2】オンデマンド帯電機構周辺の概要断面図であ
る。
【図3】第2の実施形態におけるオンデマンド帯電機構
の斜視図である。
【図4】第3の実施形態におけるオンデマンド帯電機構
周辺の概要断面図である。
【図5】第4の実施形態におけるオンデマンド帯電機構
周辺の概要断面図である。
【図6】第5の実施形態におけるオンデマンド帯電機構
周辺の概要断面図である。
【図7】第6の実施形態におけるオンデマンド帯電機構
周辺の概要断面図である。
【図8】第8の実施形態におけるオンデマンド帯電機構
周辺の概要断面図である。
【図9】搬送基板の概要断面図である。
【図10】搬送基板の概要平面図である。
【図11】搬送基板の電気的接続関係を示す図である。
【図12】駆動波形の印加に係るタイミングチャートで
ある。
【図13】トナーの静電搬送原理を示す図である。
【図14】トナーの静電搬送及びポンピング状態を示す
図である。
【図15】第9の実施形態におけるオンデマンド帯電機
構周辺の概要断面図である。
【図16】第10の実施形態におけるオンデマンド帯電
機構周辺の概要断面図である。
【図17】第11の実施形態におけるオンデマンド帯電
機構周辺の概要断面図である。
【図18】第12の実施形態におけるオンデマンド帯電
機構周辺の概要断面図である。
【符号の説明】
2 潜像担持体としての感光体ドラム 17 現像剤供給部材としてのホッパ 20 オンデマンド帯電機構 21 現像濃度検知手段としての濃度センサ 23 磁性キャリア 24,25 磁気ブラシ形成手段としての磁石 26 振動源 28 バイアス電圧印加手段としてのDC電源 73 静圧搬送手段 74 攪拌手段としての羽 40 帯電ブレード 41 帯電ローラ 42 超音波振動源としての圧電素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹本 武 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 岡本 弘之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H077 AA37 AC02 AC03 AC13 AC16 AD36 AD37 AE02 AE10 DA02 DA47 DA62 DB25 EA03 EA16

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯電した粉体を供給して現像を行う現像装
    置において、 その時点の現像に対応した必要的量のみの粉体を帯電さ
    せながら供給するオンデマンド帯電機構を有しているこ
    とを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】画像情報に基づいて潜像が形成された潜像
    担持体に現像剤を供給して該潜像を可視像化する現像装
    置において、 潜像の可視像化に対応した必要的量のみの現像剤を帯電
    させながら上記潜像担持体に供給するオンデマンド帯電
    機構を有していることを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の現像装置において、 潜像形成信号に追随して必要的量のみの現像剤を帯電さ
    せることを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3記載の現像装置において、 現像剤供給部材と、該現像剤供給部材から必要的量の現
    像剤を上記オンデマンド帯電機構へ搬送する搬送手段を
    有していることを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の現像装置において、 上記潜像担持体の現像後の濃度を検知する現像濃度検知
    手段を有し、該現像濃度検知手段の検知情報に基づいて
    上記搬送手段を制御し、現像剤の必要的量の調整を行う
    ことを特徴とする現像装置。
  6. 【請求項6】請求項2又は3記載の現像装置において、 現像剤供給部材と、該現像剤供給部材から必要的量の現
    像剤を静圧による流動性によって上記オンデマンド帯電
    機構へ搬送する静圧搬送手段を有していることを特徴と
    する現像装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の現像装置において、 上記現像剤供給部材からの現像剤を攪拌する攪拌手段
    と、上記潜像担持体の現像後の濃度を検知する現像濃度
    検知手段を有し、該現像濃度検知手段の検知情報に基づ
    いて上記攪拌手段を制御し、現像剤の必要的量の調整を
    行うことを特徴とする現像装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7の何れかに記載の現像装置
    において、 上記オンデマンド帯電機構が、帯電機能材料でコーティ
    ングされた磁性キャリアと、該磁性キャリアによる磁気
    ブラシを形成する磁気ブラシ形成手段と、該磁気ブラシ
    を振動させる振動源を有していることを特徴とする現像
    装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の現像装置において、 上記磁気ブラシ形成手段が、磁気ブラシが対向状態に形
    成される構成を有していることを特徴とする現像装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至7の何れかに記載の現像装
    置において、 上記オンデマンド帯電機構が、少なくとも表面が帯電機
    能材料で形成された帯電ブラシと、該帯電ブラシを振動
    させる振動源を有していることを特徴とする現像装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の現像装置において、 上記帯電ブラシが対向状態に設けられていることを特徴
    とする現像装置。
  12. 【請求項12】請求項1乃至7の何れかに記載の現像装
    置において、 上記オンデマンド帯電機構が、少なくとも表面が帯電機
    能材料で形成された帯電ブラシと、該帯電ブラシに対向
    して設けられ少なくとも対向表面が帯電機能材料で形成
    された帯電ブレードと、該帯電ブラシを振動させる振動
    源を有していることを特徴とする現像装置。
  13. 【請求項13】請求項12記載の現像装置において、 上記帯電ブレードの対向表面に凹凸が形成されているこ
    とを特徴とする現像装置。
  14. 【請求項14】請求項1乃至7の何れかに記載の現像装
    置において、 上記オンデマンド帯電機構が、少なくとも表面が帯電機
    能材料で形成された帯電ブラシと、該帯電ブラシに対向
    して設けられ少なくとも表面が帯電機能材料で形成され
    た帯電ローラと、該帯電ブラシを振動させる振動源を有
    していることを特徴とする現像装置。
  15. 【請求項15】請求項14記載の現像装置において、 上記帯電ローラの表面に凹凸が形成されていることを特
    徴とする現像装置。
  16. 【請求項16】請求項11記載の現像装置において、 上記振動源が超音波振動源であり、且つ、対向する帯電
    ブラシのぞれぞれに個別に設けられ、これらの超音波振
    動源の周波数が異なることを特徴とする現像装置。
  17. 【請求項17】請求項11記載の現像装置において、 上記振動源が超音波振動源であり、且つ、対向する帯電
    ブラシのぞれぞれに個別に設けられ、これらの超音波振
    動源が同じ周波数で且つ多段階に制御されることを特徴
    とする現像装置。
  18. 【請求項18】請求項1乃至17の何れかに記載の現像
    装置において、 上記オンデマンド帯電機構が、バイアス電圧を印加する
    バイアス電圧印加手段を有していることを特徴とする現
    像装置。
  19. 【請求項19】請求項1乃至18の何れかに記載の現像
    装置において、 上記オンデマンド帯電機構から出た粉体又は現像剤を静
    電搬送手段により搬送して現像することを特徴とする現
    像装置。
  20. 【請求項20】 請求項1乃至17の何れかに記載の現像装置において、
    上記オンデマンド帯電機構から出た粉体又は現像剤を静
    電搬送手段により搬送し、上記静電搬送手段とオンデマ
    ンド帯電機構との間にバイアス電圧を印加することを特
    徴とする現像装置。
  21. 【請求項21】請求項19又は20記載の現像装置にお
    いて、 上記静電搬送手段とオンデマンド帯電機構との間の間隙
    が調整可能に設けられ、該静電搬送手段へ飛翔する粉体
    又は現像剤を選別可能であることを特徴とする現像装
    置。
  22. 【請求項22】請求項19乃至21の何れかに記載の現
    像装置において、 上記静電搬送手段がループ状の静電搬送路を有している
    ことを特徴とする現像装置。
  23. 【請求項23】請求項1乃至22の何れかに記載の現像
    装置において、 落下した粉体又は現像剤を回収して粉体又は現像剤の供
    給部上流側へ戻すリサイクル機構を有していることを特
    徴とする現像装置。
  24. 【請求項24】画像情報に基づいて潜像担持体上に潜像
    を形成し、該潜像を現像装置により可視像化する画像形
    成装置において、 上記現像装置が、請求項1乃至23の何れかに記載のも
    のであることを特徴とする画像形成装置。
  25. 【請求項25】帯電した粉体を供給して現像を行う現像
    方法において、 その時点の現像に対応した必要的量のみの粉体を帯電さ
    せながら供給することを特徴とする現像装置。
  26. 【請求項26】画像情報に基づいて潜像が形成された潜
    像担持体に現像剤を供給して該潜像を可視像化する現像
    方法において、 潜像の可視像化に対応した必要的量のみの現像剤を帯電
    させながら上記潜像担持体に供給することを特徴とする
    現像方法。
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